JP3219924B2 - 織物の捺染方法 - Google Patents
織物の捺染方法Info
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08B—POLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
- C08B11/00—Preparation of cellulose ethers
- C08B11/193—Mixed ethers, i.e. ethers with two or more different etherifying groups
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06P—DYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
- D06P1/00—General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed
- D06P1/44—General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed using insoluble pigments or auxiliary substances, e.g. binders
- D06P1/46—General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed using insoluble pigments or auxiliary substances, e.g. binders using compositions containing natural macromolecular substances or derivatives thereof
- D06P1/48—Derivatives of carbohydrates
- D06P1/50—Derivatives of cellulose
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Description
【0001】[産業上の利用分野] 本発明は一定の高度に置換されたカルボキシメチルスル
フォエチルセルロースエーテル(CMSEC)の捺染に
おける糊剤としての利用に関する。
フォエチルセルロースエーテル(CMSEC)の捺染に
おける糊剤としての利用に関する。
【0002】本発明に関連して、「高度に置換された」
の表現は平均総置換度が少なくとも1.0、特に1.4好
ましくは少なくとも1.6であるが、しかし総置換度が
2.2以下であるがごときこれら製品全てに当てはま
る。スルフォエチル基による置換度は0.6以下、特に
0.4以下である。
の表現は平均総置換度が少なくとも1.0、特に1.4好
ましくは少なくとも1.6であるが、しかし総置換度が
2.2以下であるがごときこれら製品全てに当てはま
る。スルフォエチル基による置換度は0.6以下、特に
0.4以下である。
【0003】〔従来技術〕セルロース誘導体、より具体
的には、カルボキシメチルセルロース(CMC)は、各
種分野で増粘剤、分散剤として、そして医薬品、食品、
化粧品の製造ではキャリヤー材料および親水コロイドと
して用いられる。(例えば、K.Balserin:U
llmanns Encyclopadie der
Technischen Chemie第4版第9巻,
Verlag Chemie,Weinheim,19
75,2208頁;K.Balser,K.Szabl
ikowski:Papier〔Darmstadt〕
35〔1981〕578;W.Burchardt:P
olysaccharide,Springer Ve
rlag,BerlinーHeidelberg 19
85 126以下参照、171以下参照)一般にCMC
は0.4乃至1.2の置換度を有する。(例えば、G.
I.Steler,E.D.Klug:R.L.Dav
idson 社、Handbookof Water
Soluble Gums and Resins,第
4章3頁、McGraw Hill,New Yor
k,1980 参照) しかし特に高い溶解度をもつ極
端に高度に置換した製品は特別な用途に需要がある。か
かる用途の1例はCMCの繊維の反応性染料による捺染
における印刷インキ用増粘剤としての利用である。ドイ
ツ特許第32 08 432号明細書によれば、少なく
とも2.2、好ましくは,少なくとも2.5の置換度を有
するカルボキシメチルセルロースのみが繊維の例えば反
応性染料による捺染に用いられる。捺染部分の洗浄によ
る不十分な除去と硬化とは本法により回避されるといわ
れている。しかし、アルカリ化とエーテル化工程はかよ
うな製品にたいして数回繰り返へされねばならず、複雑
で、費用の掛かる工程を必要とし数段階を超えるものと
みられる、その結果置換収率は非常にひくい。(ドイツ
特許出願公開第3303153号明細書;M.Rina
udo,G.HudryーClergeon,J.Ch
im.Phys.64,1746〔1967〕;J.
W.Green,R.L.Whistler,Meth
ods in Charbohydrate Chem
istry,3巻、セルロース 324頁、Akade
mic Press,NewYork/Londo
n,)半乾式工程が経済的理由からしばしば採用され
る。しかし、極端に高度にエーテル化された製品を用い
ても、相当する反応ではやはり貧弱な品質の溶液を与え
る。(例えば、R.R.McLaughlin,J.
H.E.Herbst,Can.J.Res.,28
B,731以下参照、737以下参照〔1950〕) 〔発明が解決しようとする課題〕本発明の提示する課題
は優れた溶液特性が特徴である高度に置換されたスルフ
ォアルキルセルロース誘導体の経済的かつ工業的に作業
し易い製造法を提供することである。より具体的には、
本発明は置換度が2.2以下であっても、捺染で糊剤と
して使用できる製品を提供することを目的とする。置換
度が2.2以下の使用されているカルボキシメチルセル
ロースの欠点、特に基材(織物)の硬化は回避されよ
う。
的には、カルボキシメチルセルロース(CMC)は、各
種分野で増粘剤、分散剤として、そして医薬品、食品、
化粧品の製造ではキャリヤー材料および親水コロイドと
して用いられる。(例えば、K.Balserin:U
llmanns Encyclopadie der
Technischen Chemie第4版第9巻,
Verlag Chemie,Weinheim,19
75,2208頁;K.Balser,K.Szabl
ikowski:Papier〔Darmstadt〕
35〔1981〕578;W.Burchardt:P
olysaccharide,Springer Ve
rlag,BerlinーHeidelberg 19
85 126以下参照、171以下参照)一般にCMC
は0.4乃至1.2の置換度を有する。(例えば、G.
I.Steler,E.D.Klug:R.L.Dav
idson 社、Handbookof Water
Soluble Gums and Resins,第
4章3頁、McGraw Hill,New Yor
k,1980 参照) しかし特に高い溶解度をもつ極
端に高度に置換した製品は特別な用途に需要がある。か
かる用途の1例はCMCの繊維の反応性染料による捺染
における印刷インキ用増粘剤としての利用である。ドイ
ツ特許第32 08 432号明細書によれば、少なく
とも2.2、好ましくは,少なくとも2.5の置換度を有
するカルボキシメチルセルロースのみが繊維の例えば反
応性染料による捺染に用いられる。捺染部分の洗浄によ
る不十分な除去と硬化とは本法により回避されるといわ
れている。しかし、アルカリ化とエーテル化工程はかよ
うな製品にたいして数回繰り返へされねばならず、複雑
で、費用の掛かる工程を必要とし数段階を超えるものと
みられる、その結果置換収率は非常にひくい。(ドイツ
特許出願公開第3303153号明細書;M.Rina
udo,G.HudryーClergeon,J.Ch
im.Phys.64,1746〔1967〕;J.
W.Green,R.L.Whistler,Meth
ods in Charbohydrate Chem
istry,3巻、セルロース 324頁、Akade
mic Press,NewYork/Londo
n,)半乾式工程が経済的理由からしばしば採用され
る。しかし、極端に高度にエーテル化された製品を用い
ても、相当する反応ではやはり貧弱な品質の溶液を与え
る。(例えば、R.R.McLaughlin,J.
H.E.Herbst,Can.J.Res.,28
B,731以下参照、737以下参照〔1950〕) 〔発明が解決しようとする課題〕本発明の提示する課題
は優れた溶液特性が特徴である高度に置換されたスルフ
ォアルキルセルロース誘導体の経済的かつ工業的に作業
し易い製造法を提供することである。より具体的には、
本発明は置換度が2.2以下であっても、捺染で糊剤と
して使用できる製品を提供することを目的とする。置換
度が2.2以下の使用されているカルボキシメチルセル
ロースの欠点、特に基材(織物)の硬化は回避されよ
う。
【0004】〔課題を解決するための手段〕いまや驚く
べきことにスルフォアルキルセルロース誘導体、より具
体的には、平均総置換度が1.0以上、好ましくは1.4
以上、より好ましくは1.6以上で、かつ2.2以下であ
り、そしてスルフォエチル置換度が0.6以下、特に0.
4以下のカルボキシメチルスルフォエチルセルロースエ
ーテル(CMSEC)は従来技術の欠点を克服すること
が見出されたのである。
べきことにスルフォアルキルセルロース誘導体、より具
体的には、平均総置換度が1.0以上、好ましくは1.4
以上、より好ましくは1.6以上で、かつ2.2以下であ
り、そしてスルフォエチル置換度が0.6以下、特に0.
4以下のカルボキシメチルスルフォエチルセルロースエ
ーテル(CMSEC)は従来技術の欠点を克服すること
が見出されたのである。
【0005】簡便かつ経済的製造法の特徴は次のとうり
である。
である。
【0006】a) 総置換度が約0.7乃至約0.95に
なるまで、スラリー法によりスルフォエチルおよび/あ
るいはカルボキシメチル基の導入剤とアルカリセルロー
スとの反応。エーテル化試剤は同時に反応させるが、好
ましくは交互に、反応させる。より具体的には、スルフ
ォエチル基導入剤との反応を最後に行い、その試剤はス
ラリー媒体に、特にアルカリより前に添加される。
なるまで、スラリー法によりスルフォエチルおよび/あ
るいはカルボキシメチル基の導入剤とアルカリセルロー
スとの反応。エーテル化試剤は同時に反応させるが、好
ましくは交互に、反応させる。より具体的には、スルフ
ォエチル基導入剤との反応を最後に行い、その試剤はス
ラリー媒体に、特にアルカリより前に添加される。
【0007】b) スラリー媒体の量は随意削減され
る,そして第一反応段階で作成されるカルボキシメチ
ル、スルフォエチルまたはカルボキシメチルスルフォエ
チルセルロースはさらに予備精製または予備粉砕せずに
行なわれる第2反応段階でエーテル化剤を加えて総置換
度1.0以上、好ましくは1.4以上、より好ましくは
1.6以上であるが、しかし2.2以下になるまでエーテ
ル化する。
る,そして第一反応段階で作成されるカルボキシメチ
ル、スルフォエチルまたはカルボキシメチルスルフォエ
チルセルロースはさらに予備精製または予備粉砕せずに
行なわれる第2反応段階でエーテル化剤を加えて総置換
度1.0以上、好ましくは1.4以上、より好ましくは
1.6以上であるが、しかし2.2以下になるまでエーテ
ル化する。
【0008】スルフォエチル基による置換度は0.6以
上、より好ましくは0.4以上である。
上、より好ましくは0.4以上である。
【0009】c) 得られるスルフォエチルセルロース
誘導体の分離と好ましくは水性溶剤あるいは有機溶剤に
よる副生物の随意的完全乃至部分的除去、乾燥、粉砕、
加工は常法に従って行なわれる。
誘導体の分離と好ましくは水性溶剤あるいは有機溶剤に
よる副生物の随意的完全乃至部分的除去、乾燥、粉砕、
加工は常法に従って行なわれる。
【0010】上記製法によるカルボキシメチルスルフォ
エチルセルロースは捺染インク用糊剤として使用できる
し、また印刷インキ中に存在する反応性染料にたいして
非常に不活性で、捺染基質の感触は決してかたくはな
い。
エチルセルロースは捺染インク用糊剤として使用できる
し、また印刷インキ中に存在する反応性染料にたいして
非常に不活性で、捺染基質の感触は決してかたくはな
い。
【0011】スルフォアルキル基、特にスルフォエチル
基をもつイオン性セルロース混合エーテル、より具体的
にはカルボキシメチルスルフォエチルセルロースは特許
文献に記載されている。
基をもつイオン性セルロース混合エーテル、より具体的
にはカルボキシメチルスルフォエチルセルロースは特許
文献に記載されている。
【0012】米国特許第2,132,181号明細書は多
糖複合体の製造法を記載している。イオン性セルロース
混合エーテルは数段階で作られるがアルカリ化は最初の
反応工程で行なわれる(マッシュアルカリ化)。
糖複合体の製造法を記載している。イオン性セルロース
混合エーテルは数段階で作られるがアルカリ化は最初の
反応工程で行なわれる(マッシュアルカリ化)。
【0013】ビニルスルフォン酸ナトリウムと塩化メチ
ル、塩化エチル、酸化エチレン、またはクロロ酢酸によ
る次のエーテル化は1または2段階で行なわれる。ビニ
ルスルフォン酸ナトリウムとの反応は好ましくはニーダ
で行なわれる。本法では大過剰のアルカリが使用され
て、一方ではかなりの副反応をおこし,他方この製品の
生産をきわめて不経済にしている。その上、上述のとう
り実験室的ニーダによる反応は常に劣悪な溶液特性、即
ち繊維とゲル含有率の高い製品を製造する。
ル、塩化エチル、酸化エチレン、またはクロロ酢酸によ
る次のエーテル化は1または2段階で行なわれる。ビニ
ルスルフォン酸ナトリウムとの反応は好ましくはニーダ
で行なわれる。本法では大過剰のアルカリが使用され
て、一方ではかなりの副反応をおこし,他方この製品の
生産をきわめて不経済にしている。その上、上述のとう
り実験室的ニーダによる反応は常に劣悪な溶液特性、即
ち繊維とゲル含有率の高い製品を製造する。
【0014】ドイツ特許出願公開第3147434号、
同第3306621号、同第3316124号および同
第3417952号明細書記載の水溶性セルロース混合
エーテルはとりわけメチル、カルボキシアルキルおよび
スルフォノアルキル基をもつイオン性セルロース混合エ
ーテルである。課題の製品は、それらの粘度、置換度、
収率、あるいは溶液特性等に関し何等詳細な記述はない
が、ジメチルエーテルかジメトキシエタンかいずれか単
独溶媒中またはアルカノール、アルカンジオールおよび
/またはアルコキシアルカノールとの混合溶媒中で製造
される。総置換度<2.8(スルフォエチルの置換度=
0.15乃至0.3;カルボキシメチルの置換度=0.2
5乃至2.5)を有するカルボキシメチルスルフォエチ
ルセルロースエーテル(CMSEC)の製造法が米国特
許第2,811,519号明細書で特許請求されている。
同第3306621号、同第3316124号および同
第3417952号明細書記載の水溶性セルロース混合
エーテルはとりわけメチル、カルボキシアルキルおよび
スルフォノアルキル基をもつイオン性セルロース混合エ
ーテルである。課題の製品は、それらの粘度、置換度、
収率、あるいは溶液特性等に関し何等詳細な記述はない
が、ジメチルエーテルかジメトキシエタンかいずれか単
独溶媒中またはアルカノール、アルカンジオールおよび
/またはアルコキシアルカノールとの混合溶媒中で製造
される。総置換度<2.8(スルフォエチルの置換度=
0.15乃至0.3;カルボキシメチルの置換度=0.2
5乃至2.5)を有するカルボキシメチルスルフォエチ
ルセルロースエーテル(CMSEC)の製造法が米国特
許第2,811,519号明細書で特許請求されている。
【0015】エーテル化反応は好ましくはカルボキシメ
チル基導入剤とスルフォエチル基導入剤とを同時に添加
して行なわれる。本発明の目的は安価な方法による非常
に良好な塩および酸安定性に特徴のある製品を提供する
ことである。CMSECは、この方法のせいで極端に低
い粘度を示すが非常に良好な溶液、塩および酸安定性を
持つ。実施例として挙げた製品は低い置換度を持ち、従
って捺染には使用できないが、充分な1.0以下の置換
度を持っている、これはカルボキシメチル化反応では僅
か約1.0までの置換度は一般に一段階エーテル化工程
で得られるという文献既知の事実と一致している(例え
ばK.Engelskirchen:Houben W
eyl “Makromolekulare Stof
fe”,第E20/8巻 2074頁、A.Bart
h,J.Falbe編集、GeorgーTiemeーV
erlag,Stuttgart/New York,
1987)。
チル基導入剤とスルフォエチル基導入剤とを同時に添加
して行なわれる。本発明の目的は安価な方法による非常
に良好な塩および酸安定性に特徴のある製品を提供する
ことである。CMSECは、この方法のせいで極端に低
い粘度を示すが非常に良好な溶液、塩および酸安定性を
持つ。実施例として挙げた製品は低い置換度を持ち、従
って捺染には使用できないが、充分な1.0以下の置換
度を持っている、これはカルボキシメチル化反応では僅
か約1.0までの置換度は一般に一段階エーテル化工程
で得られるという文献既知の事実と一致している(例え
ばK.Engelskirchen:Houben W
eyl “Makromolekulare Stof
fe”,第E20/8巻 2074頁、A.Bart
h,J.Falbe編集、GeorgーTiemeーV
erlag,Stuttgart/New York,
1987)。
【0016】CMSECのアセテートまたはビスコース
繊維、天然または合成ポリアミド繊維の捺染用印刷イン
キの糊剤としての利用はロシヤ特許第794098号明
細書に記載されている。この文書で請求されているCM
SECはスルフォエチル基による置換度は0.1乃至0.
25、カルボキシメチル基による置換度は0.4乃至0.
55で米国特許第2,811,519号明細書の実施例に
あるCMSECに類似の置換様式を示している。かよう
に低い置換度のCMSECを捺染に使用する目的は色の
強さと粘度を増し、捺染織物の均一性を改良するためで
ある。しかし捺染織物の感触の改良はセルロースのC6
位にある一級OH基が主にブロックされている製品の場
合に出来るに過ぎず、上記CMSECの場合にはそれら
の低い総置換度のゆえに当てはまらない(ドイツ特許第
3,208,430号明細書と下記比較例も参照のこ
と)。その上、上記CMSECは貧弱な溶液特性を示
す。0.5%水溶液の透過度は89.5%に過ぎず、溶液
の繊維含有量が非常に高いことを示す。捺染において
は、かような製品は急速にスクリーン、ガーゼまたは回
転式スクリーンに目詰りを来たす。不完全捺染は当然の
結果である。従って上記CMSECは当該技術分野では
何ら改良をもたらすものでもない。非常に良好な溶液特
性を特徴とするCMSECはドイツ特許出願公開第37
42 106号明細書に従って製造できる。平均総置換
度は次式を満足する:0.5<DSスルフォエチル+D
S カルボキシメチル<1.6,ここでスルフォエチル
基による置換度(DS)は0.1乃至1.0で、カルボキ
シメチル基による置換度は0.3乃至1.2である。製品
は石油および建築材料の分野では増粘剤または水分保持
剤として、また洗剤、化粧品の増粘剤、安定剤として用
いられる。さらに、CMSECは分散、懸濁媒として、
また水系の助剤、増粘剤として例えば乳化および懸濁重
合の安定剤、分散、懸濁媒に適する。
繊維、天然または合成ポリアミド繊維の捺染用印刷イン
キの糊剤としての利用はロシヤ特許第794098号明
細書に記載されている。この文書で請求されているCM
SECはスルフォエチル基による置換度は0.1乃至0.
25、カルボキシメチル基による置換度は0.4乃至0.
55で米国特許第2,811,519号明細書の実施例に
あるCMSECに類似の置換様式を示している。かよう
に低い置換度のCMSECを捺染に使用する目的は色の
強さと粘度を増し、捺染織物の均一性を改良するためで
ある。しかし捺染織物の感触の改良はセルロースのC6
位にある一級OH基が主にブロックされている製品の場
合に出来るに過ぎず、上記CMSECの場合にはそれら
の低い総置換度のゆえに当てはまらない(ドイツ特許第
3,208,430号明細書と下記比較例も参照のこ
と)。その上、上記CMSECは貧弱な溶液特性を示
す。0.5%水溶液の透過度は89.5%に過ぎず、溶液
の繊維含有量が非常に高いことを示す。捺染において
は、かような製品は急速にスクリーン、ガーゼまたは回
転式スクリーンに目詰りを来たす。不完全捺染は当然の
結果である。従って上記CMSECは当該技術分野では
何ら改良をもたらすものでもない。非常に良好な溶液特
性を特徴とするCMSECはドイツ特許出願公開第37
42 106号明細書に従って製造できる。平均総置換
度は次式を満足する:0.5<DSスルフォエチル+D
S カルボキシメチル<1.6,ここでスルフォエチル
基による置換度(DS)は0.1乃至1.0で、カルボキ
シメチル基による置換度は0.3乃至1.2である。製品
は石油および建築材料の分野では増粘剤または水分保持
剤として、また洗剤、化粧品の増粘剤、安定剤として用
いられる。さらに、CMSECは分散、懸濁媒として、
また水系の助剤、増粘剤として例えば乳化および懸濁重
合の安定剤、分散、懸濁媒に適する。
【0017】本発明によるCMSEC製造のための簡便
かつ安価な方法は当該既知技術に比し非常に低い置換度
にもかかわらず普通使用されている製品(アルギン酸
塩、CMC)に比べ改良された捺染成績を示す製品を与
える。
かつ安価な方法は当該既知技術に比し非常に低い置換度
にもかかわらず普通使用されている製品(アルギン酸
塩、CMC)に比べ改良された捺染成績を示す製品を与
える。
【0018】本発明による方法で製造され、以下記載の
試験で特徴が認められるCMSECは優れた溶液特性を
持ち、繊維工業、特に捺染において分散剤、結合剤また
は増粘剤または流れ促進剤として利用することができ
る。
試験で特徴が認められるCMSECは優れた溶液特性を
持ち、繊維工業、特に捺染において分散剤、結合剤また
は増粘剤または流れ促進剤として利用することができ
る。
【0019】CMSECは精製した形、半精製の形およ
び未精製の形で、即ち工業製品として使われる。それは
水中ゲル化物のないまた繊維のない溶液を形成し、粘度
(精製後)は10乃至50000mPa(2重量%水溶
液、ずり速度D2.5s-1、温度20℃で測定〔回転粘
度計〕)である。
び未精製の形で、即ち工業製品として使われる。それは
水中ゲル化物のないまた繊維のない溶液を形成し、粘度
(精製後)は10乃至50000mPa(2重量%水溶
液、ずり速度D2.5s-1、温度20℃で測定〔回転粘
度計〕)である。
【0020】スクリーン、ガーゼ、または回転スクリー
ンの機能妨害によって引き起こされる不完全捺染を避け
るため、捺染に使用されるセルロース誘導体は実用化の
前に其の透過度またはむしろその水に対する溶解性を試
験する。実施例で記述されるCMSECとCMCは96
%を超える透過度をもつ(日立モデル101スペクトロ
フォトメータ、日立製作所、東京、日本);光路長10
mmの硝子セル(λ=550nm;2重量%水溶液)。
その水に対する溶解度は>99.9%である。本発明に
よって製造されるカルボキシメチルスルフォエチルセル
ロースは捺染で印刷インキベースとして用いられる。そ
れらは捺染で代表的に、用いられる他の天然または半合
成印刷インキベース例えばアルギン酸ナトリウム、澱
粉、変性澱粉、ぐあ、いなごまめ粉、アラビヤゴム、糊
精、トラガカントゴム、タマリンドおよび/またはセル
ロースエーテル特に既知のカルボキシメチルセルロース
エーテルと混合して、あるい合成糊剤、例えば重合糊
剤、この場合本発明により製造されるCMSECの混合
物中の量は本発明のメリット(塩安定性、プリント特
性)を生かすため、10%以下にならぬように混合して
使用することもできるが好ましくは単独で使用する。合
成繊維、天然繊維、混合繊維または再生繊維は織物とし
て使用できる。
ンの機能妨害によって引き起こされる不完全捺染を避け
るため、捺染に使用されるセルロース誘導体は実用化の
前に其の透過度またはむしろその水に対する溶解性を試
験する。実施例で記述されるCMSECとCMCは96
%を超える透過度をもつ(日立モデル101スペクトロ
フォトメータ、日立製作所、東京、日本);光路長10
mmの硝子セル(λ=550nm;2重量%水溶液)。
その水に対する溶解度は>99.9%である。本発明に
よって製造されるカルボキシメチルスルフォエチルセル
ロースは捺染で印刷インキベースとして用いられる。そ
れらは捺染で代表的に、用いられる他の天然または半合
成印刷インキベース例えばアルギン酸ナトリウム、澱
粉、変性澱粉、ぐあ、いなごまめ粉、アラビヤゴム、糊
精、トラガカントゴム、タマリンドおよび/またはセル
ロースエーテル特に既知のカルボキシメチルセルロース
エーテルと混合して、あるい合成糊剤、例えば重合糊
剤、この場合本発明により製造されるCMSECの混合
物中の量は本発明のメリット(塩安定性、プリント特
性)を生かすため、10%以下にならぬように混合して
使用することもできるが好ましくは単独で使用する。合
成繊維、天然繊維、混合繊維または再生繊維は織物とし
て使用できる。
【0021】使用される染料は例えば酸化染料、硫化染
料、顕色染料、羊毛用染料、クロム染料、直接染料、酸
性染料、分散染料、ナフトール染料、建染染料、金属錯
体染料、顔料または顕色染料のカップリング成分とジア
ゾアミノ化合物の混合物である商品特に反応性染料を含
む。
料、顕色染料、羊毛用染料、クロム染料、直接染料、酸
性染料、分散染料、ナフトール染料、建染染料、金属錯
体染料、顔料または顕色染料のカップリング成分とジア
ゾアミノ化合物の混合物である商品特に反応性染料を含
む。
【0022】カルボキシメチル基による置換度はAST
M−D、1439−83a、B法に因り測定される。ス
ルフォエチル基による置換度はソリンを指示薬に過塩素
酸バリウムによるエーレンベルゲル/ゴールバッハ滴定
法で定量する(Ehrenberger/Gorbac
h:Methoden der organische
n Elementar‐und Spurenana
lyse,Verlag Chemie,Weinhe
im,1973,223頁)。必要な熟成はシェーニン
ガー法で行なう(Heraeus マニュアル EW−
F1.6.1.〔メソッド 1〕)。
M−D、1439−83a、B法に因り測定される。ス
ルフォエチル基による置換度はソリンを指示薬に過塩素
酸バリウムによるエーレンベルゲル/ゴールバッハ滴定
法で定量する(Ehrenberger/Gorbac
h:Methoden der organische
n Elementar‐und Spurenana
lyse,Verlag Chemie,Weinhe
im,1973,223頁)。必要な熟成はシェーニン
ガー法で行なう(Heraeus マニュアル EW−
F1.6.1.〔メソッド 1〕)。
【0023】
実施例1 適当な撹拌装置を備えた温度調節器つき反応器ーに微細
に砕き、晒した精製リンターセルロース(固体含有量:
94.8%)137部を窒素気流中イソプロパノール2
193部、30.5%ビニル スルフォン酸ナトリウム
水溶液136.5部および水108部を分散させ、この
分散液を15分間撹拌した。それから水酸化ナトリウム
89.6部を加えて混合物を80分間25乃至30℃で
アルカリ性とした。温度をその後30分かけて75℃に
上げ、この温度に150分間保った。79.6%モノク
ロロ酢酸水溶液133部を同温度で滴下した。75℃に
さらに150分間保持したのち、混合物を25−30℃
に冷却し、水酸化ナトリウムペレット76.8部を加
え、混合物を30分間25−30℃でアルカリ性とし
た。79.6%モノクロろ酢酸水溶液114部をその後
25−30℃で加えた。温度を30分かけて75℃にあ
げ、その温度で150分間エーテル化を行なった。生成
物を分離、副生物を70%メタノールで除去し、乾燥、
粉砕した(粒度:100%<0.8mm)。かくして得
たるCMSECの全置換度は1.82である。スルフォ
エチル基による置換度は0.26、カルボキシメチル基
による置換度は1.56である。精製した製品は750
0mPaの粘度(2重量%水溶液)を持つ。
に砕き、晒した精製リンターセルロース(固体含有量:
94.8%)137部を窒素気流中イソプロパノール2
193部、30.5%ビニル スルフォン酸ナトリウム
水溶液136.5部および水108部を分散させ、この
分散液を15分間撹拌した。それから水酸化ナトリウム
89.6部を加えて混合物を80分間25乃至30℃で
アルカリ性とした。温度をその後30分かけて75℃に
上げ、この温度に150分間保った。79.6%モノク
ロロ酢酸水溶液133部を同温度で滴下した。75℃に
さらに150分間保持したのち、混合物を25−30℃
に冷却し、水酸化ナトリウムペレット76.8部を加
え、混合物を30分間25−30℃でアルカリ性とし
た。79.6%モノクロろ酢酸水溶液114部をその後
25−30℃で加えた。温度を30分かけて75℃にあ
げ、その温度で150分間エーテル化を行なった。生成
物を分離、副生物を70%メタノールで除去し、乾燥、
粉砕した(粒度:100%<0.8mm)。かくして得
たるCMSECの全置換度は1.82である。スルフォ
エチル基による置換度は0.26、カルボキシメチル基
による置換度は1.56である。精製した製品は750
0mPaの粘度(2重量%水溶液)を持つ。
【0024】実施例2(比較例1) 適当な撹拌装置を備えた温度調節器つき反応器に微細に
砕き、晒した精製リンターセルロース(固体含有量:9
5.2%)127部を窒素気流中イソプロパノール21
93部、水210部に分散した。水酸化ナトリウムペレ
ット88部添加後混合物を80分間25−30℃でアル
カリ性とした。その後80%モノクロロ酢酸水溶液13
0部加えた。温度を30分かけて70℃に上げた、その
温度で120分間エーテル化を行なった。その温度でそ
の後さらに水酸化ナトリウムペレット88部加え、モノ
クロロ酢酸(80%)130部を20分間連続して加え
た。70℃に120分間保持したのち、混合物を25−
30℃に冷却した。生成物を分離し、70%メタノール
を用いて精製、空乾、粉砕した(粒度分布:100%<
0.8mm)。CMCは1.73の置換度をもつ。精製品
は19000mPaの粘度を持つ。
砕き、晒した精製リンターセルロース(固体含有量:9
5.2%)127部を窒素気流中イソプロパノール21
93部、水210部に分散した。水酸化ナトリウムペレ
ット88部添加後混合物を80分間25−30℃でアル
カリ性とした。その後80%モノクロロ酢酸水溶液13
0部加えた。温度を30分かけて70℃に上げた、その
温度で120分間エーテル化を行なった。その温度でそ
の後さらに水酸化ナトリウムペレット88部加え、モノ
クロロ酢酸(80%)130部を20分間連続して加え
た。70℃に120分間保持したのち、混合物を25−
30℃に冷却した。生成物を分離し、70%メタノール
を用いて精製、空乾、粉砕した(粒度分布:100%<
0.8mm)。CMCは1.73の置換度をもつ。精製品
は19000mPaの粘度を持つ。
【0025】実施例3 (比較例2〔ロシヤ特許第7
94098号明細書〕) 適当な撹拌装置を備えた温度調節器つき反応器―に微細
に砕き、晒した精製リグノセルロース(固体含有量:9
5.2%)134部を窒素気流中30.5%ビニル スル
フォン酸ナトリウム水溶液2193部に分散させ、この
分散液を15分間撹拌した。それから水酸化ナトリウム
78.6部を加えて混合物を80分間25乃至30℃で
アルカリ性とした。温度をその後30分かけて75℃に
上げ、この温度に120分間保った。79.6%モノク
ロロ酢酸水溶液56部をその後同温度で滴下した。75
℃にさらに120分間保持したのち、混合物を酢酸6
1.4部で中和し、その後25−30℃に冷却した。生
成物を分離、70%メタノールで精製し,乾燥,粉砕し
た(粒度:100%<0.8mm)。CMSECの全置
換度は0.61である。スルフォエチル基による置換度
は0.18一方カルボキシメチル基による置換度は0.4
3である。2重量%溶液は13500mPaの粘度を持
つ。CMSEC(参照ロシヤ特許第794098号明細
書)は95.8%の透過度と99.2%の溶解度を持つこ
とが見出された。生成物は非常に高い繊維およびゲル含
有率を持ち、従って捺染では印刷インキ用糊剤として用
いられない、生成物はスクリーン、ガーゼ、ロータリス
クリーンを塞ぐからである。織物の捺染の糊剤の溶解度
を改良するため、生成物を使用前に粉砕し、100%の
粒度曲線<2.0好ましくは<1.0、より好ましくは<
0.5mmを確立することが得策である。必要な粒度減
少工程は乾式または湿式粉砕によって行なわれる。適当
な粉砕器はローラミル、ボールミル、ビーターミル、お
よび遠心ミル、ジェットミルまたは振動ミルである。次
の諸例において本発明によって捺染で、糊剤として使用
されるカルボキシメチルスルフォエチルセルロースの効
果を商業的に得られるアルギン酸ナトリウム(Lami
tex M 5、Protanの製品、ノルウエー)お
よび一段法で製造されるカルボキシメチルセルロース
(CMC)と比較した。約30000mPa(Broo
kfield RVF、スピンドル4、20r.p,
m,)の粘度(水溶液)をもつ等粘性溶液を比較した。
94098号明細書〕) 適当な撹拌装置を備えた温度調節器つき反応器―に微細
に砕き、晒した精製リグノセルロース(固体含有量:9
5.2%)134部を窒素気流中30.5%ビニル スル
フォン酸ナトリウム水溶液2193部に分散させ、この
分散液を15分間撹拌した。それから水酸化ナトリウム
78.6部を加えて混合物を80分間25乃至30℃で
アルカリ性とした。温度をその後30分かけて75℃に
上げ、この温度に120分間保った。79.6%モノク
ロロ酢酸水溶液56部をその後同温度で滴下した。75
℃にさらに120分間保持したのち、混合物を酢酸6
1.4部で中和し、その後25−30℃に冷却した。生
成物を分離、70%メタノールで精製し,乾燥,粉砕し
た(粒度:100%<0.8mm)。CMSECの全置
換度は0.61である。スルフォエチル基による置換度
は0.18一方カルボキシメチル基による置換度は0.4
3である。2重量%溶液は13500mPaの粘度を持
つ。CMSEC(参照ロシヤ特許第794098号明細
書)は95.8%の透過度と99.2%の溶解度を持つこ
とが見出された。生成物は非常に高い繊維およびゲル含
有率を持ち、従って捺染では印刷インキ用糊剤として用
いられない、生成物はスクリーン、ガーゼ、ロータリス
クリーンを塞ぐからである。織物の捺染の糊剤の溶解度
を改良するため、生成物を使用前に粉砕し、100%の
粒度曲線<2.0好ましくは<1.0、より好ましくは<
0.5mmを確立することが得策である。必要な粒度減
少工程は乾式または湿式粉砕によって行なわれる。適当
な粉砕器はローラミル、ボールミル、ビーターミル、お
よび遠心ミル、ジェットミルまたは振動ミルである。次
の諸例において本発明によって捺染で、糊剤として使用
されるカルボキシメチルスルフォエチルセルロースの効
果を商業的に得られるアルギン酸ナトリウム(Lami
tex M 5、Protanの製品、ノルウエー)お
よび一段法で製造されるカルボキシメチルセルロース
(CMC)と比較した。約30000mPa(Broo
kfield RVF、スピンドル4、20r.p,
m,)の粘度(水溶液)をもつ等粘性溶液を比較した。
【0026】アルギン酸塩,CMSECおよびCMCを
用いて作成したストック糊剤の組成を表1に示す。印刷
インキは定義した量の特殊ストック糊剤(90部)を定
義した部数の染料(10部)および蒸留水と混合して得
た。商業用反応性染料(Cibacron Turki
s PG3R〔40%〕)を染料に用いた。
用いて作成したストック糊剤の組成を表1に示す。印刷
インキは定義した量の特殊ストック糊剤(90部)を定
義した部数の染料(10部)および蒸留水と混合して得
た。商業用反応性染料(Cibacron Turki
s PG3R〔40%〕)を染料に用いた。
【0027】
【表1】 表 1: ストック糊剤の組成 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 濃厚化成分 ストック 糊剤1) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― A B C D 発明 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― Lamitex M52) 550 ― ― 275 CMSEC ― 550 ― ― CMC ― ― 700 350 Lyoprint APR3) 3 3 3 3 Lyoprint RGR4) 10 10 10 10 尿素 100 100 100 100 炭酸ソーダ溶液(1:4) 75 75 75 75 パームチット 水 262 312 112 187 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 全 量 1000 g ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 1)重量部 2)Lamitex M5はヘキサメタリン酸ナトリウ
ム5g/kg(Calgon T)とフォルマリン(3
7%)5g/kgを含有する。
ム5g/kg(Calgon T)とフォルマリン(3
7%)5g/kgを含有する。
【0028】3)消泡剤、BASF/Ludwigsh
afenの製品 4)酸化剤、BASF/Ludwigshafenの製
品 捺染テストは基質としての綿横糸サテン(マーセル化、
晒し)に対して印刷インキを用いて行なった。織物は約
10分間102乃至105℃(飽和蒸気〔Mathis
ドライヤー〕で固定)で乾燥し、乾熱(熱風)(1
分、200℃Mathisドライヤー)で固定した。洗
い出しは3段階で行なった: a)完全低温りんす b)沸点近くでの処理(10分) c)低温りんす 64−Tースクリーン(長方形)と直径8mmのコーチ
ングナイフ(マグネットステージ3、スピード3)を強
度、浸透、色調、感触および平滑性を(Zimmerシ
ートフィルム捺染)評価するために用いた。68ーTー
テストスクリーンと直径8mmコーチングナイフ(マグ
ネットステージ3、スピード3)を鮮明さを評価するた
めに用いた。捺染テストの結果を表2に示した。
afenの製品 4)酸化剤、BASF/Ludwigshafenの製
品 捺染テストは基質としての綿横糸サテン(マーセル化、
晒し)に対して印刷インキを用いて行なった。織物は約
10分間102乃至105℃(飽和蒸気〔Mathis
ドライヤー〕で固定)で乾燥し、乾熱(熱風)(1
分、200℃Mathisドライヤー)で固定した。洗
い出しは3段階で行なった: a)完全低温りんす b)沸点近くでの処理(10分) c)低温りんす 64−Tースクリーン(長方形)と直径8mmのコーチ
ングナイフ(マグネットステージ3、スピード3)を強
度、浸透、色調、感触および平滑性を(Zimmerシ
ートフィルム捺染)評価するために用いた。68ーTー
テストスクリーンと直径8mmコーチングナイフ(マグ
ネットステージ3、スピード3)を鮮明さを評価するた
めに用いた。捺染テストの結果を表2に示した。
【0029】
【表2】
【0030】表に用いた専門用語はセルロースおよび捺
染の専門家には知られていて、説明は何等必要ない、U
llmanns Encyclopadie derT
echnischen Chemie、22巻、565
頁以下および635頁以下の捺染および繊維染色と題す
る章(Verlag Chemie,Weinhei
m,1982)を参照せよ。
染の専門家には知られていて、説明は何等必要ない、U
llmanns Encyclopadie derT
echnischen Chemie、22巻、565
頁以下および635頁以下の捺染および繊維染色と題す
る章(Verlag Chemie,Weinhei
m,1982)を参照せよ。
【0031】捺染に使用する本発明のスルフォエチルセ
ルロース誘導体(特にCMSEC)の優位性は次表から
明らかである。
ルロース誘導体(特にCMSEC)の優位性は次表から
明らかである。
【0032】文献既知の電解質およびpH安定性(例え
ば米国特許出願公開第A2,811,519号、ヨーロッ
パ公開特許第0 319865 A2号およびJ第631
82ー301A号を見よ)の他に本発明によるセルロー
ス誘導体は表3に示す利点を有する。
ば米国特許出願公開第A2,811,519号、ヨーロッ
パ公開特許第0 319865 A2号およびJ第631
82ー301A号を見よ)の他に本発明によるセルロー
ス誘導体は表3に示す利点を有する。
【0033】
【表3】 表3: 捺染に使用される従来の糊剤と本発明による セルロースエーテルの典型的な比較 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― パラメータ アルギン酸塩 CMSEC CMC (Protan) (本発明) (比較例) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 1.防腐 必須 不要 不要 (フォルムアルデヒド) 2.ずり安定性 良 良 良 3.染色の平滑性 良 良 良 4.染色の鮮明性 良 非常に良い 非常に良い 5.捺染基質の 非常に良い 秀 貧弱 手触り(洗濯による除去) 6.基質の浸透性 良 良 良 7.色調 良 良 良 8.再現性 貧弱 良 良 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 本発明の主な特徴および態様は以下のとおりである。
【0034】1.総置換度1.0以上、好ましくは1.4
以上、より好ましくは1.6以上であるが、しかし2.2
以下であり、そしてスルフォエチル基による置換度0.
6以下より好ましくは0.4以下を有するカルボキシメ
チルスルフォエチルセルロース(CMSEC)。
以上、より好ましくは1.6以上であるが、しかし2.2
以下であり、そしてスルフォエチル基による置換度0.
6以下より好ましくは0.4以下を有するカルボキシメ
チルスルフォエチルセルロース(CMSEC)。
【0035】2.精製品が10乃至50000mPaの
粘度(2重量%水溶液、2.5sのずり速度D、20℃
〔回転粘度計〕で測定)、95%以上、特に96%以上
の透過値(550nm波長の光を用い、2重量%水溶液
を10mm光路長のセルにとり測定)および98%を超
え、特に99.9%を超える水に対する溶解度を持つこ
とを特徴とする上記1のカルボキシメチルスルフォエチ
ルセルロース。
粘度(2重量%水溶液、2.5sのずり速度D、20℃
〔回転粘度計〕で測定)、95%以上、特に96%以上
の透過値(550nm波長の光を用い、2重量%水溶液
を10mm光路長のセルにとり測定)および98%を超
え、特に99.9%を超える水に対する溶解度を持つこ
とを特徴とする上記1のカルボキシメチルスルフォエチ
ルセルロース。
【0036】3.アルカリセルロースをスラリー法でス
ルフォエチル基およびカルボキシメチル基の導入剤と反
応させる方法であって、エーテル化試剤は一緒にあるい
は交互に反応させ、そしてスルフォエチル基の導入剤を
アルカリより前にスラリー媒体に導入することを特徴と
する上記1のカルボキシメチルスルフォエチルセルロー
スの製造方法。
ルフォエチル基およびカルボキシメチル基の導入剤と反
応させる方法であって、エーテル化試剤は一緒にあるい
は交互に反応させ、そしてスルフォエチル基の導入剤を
アルカリより前にスラリー媒体に導入することを特徴と
する上記1のカルボキシメチルスルフォエチルセルロー
スの製造方法。
【0037】4.スラリー媒体を第2段階でへらして第
一反応段階で製造したカルボキシメチル、スルフォエチ
ルまたはカルボキシメチルスルフォエチルセルロースを
未精製のままより多くのエーテル化試剤を加えて上記1
に従って総置換度に調節することを特徴とする上記3の
製造方法。
一反応段階で製造したカルボキシメチル、スルフォエチ
ルまたはカルボキシメチルスルフォエチルセルロースを
未精製のままより多くのエーテル化試剤を加えて上記1
に従って総置換度に調節することを特徴とする上記3の
製造方法。
【0038】5.上記1または2のカルボキシメチルス
ルフォエチルセルロースの捺染、特に反応性捺染の糊剤
としての利用。
ルフォエチルセルロースの捺染、特に反応性捺染の糊剤
としての利用。
【0039】6.アルギン酸ナトリウム、澱粉、変性澱
粉、グア、カロブ豆粉、アラビヤゴム、糊精、トラガカ
ントゴム、タマリンドおよび/またはセルロースエーテ
ル、特にカルボキシメチルセルロースエーテルと混合し
て、捺染での上記5の利用。 7.合成繊維、天然繊維、混合繊維または再生セルロー
スを織物として使用することを特徴とする上記5または
6の利用。
粉、グア、カロブ豆粉、アラビヤゴム、糊精、トラガカ
ントゴム、タマリンドおよび/またはセルロースエーテ
ル、特にカルボキシメチルセルロースエーテルと混合し
て、捺染での上記5の利用。 7.合成繊維、天然繊維、混合繊維または再生セルロー
スを織物として使用することを特徴とする上記5または
6の利用。
【0040】8.使用染料は酸化染料、硫化染料、顕色
染料、羊毛用染料、クロム染料、直接染料、酸性染料、
分散染料、ナフトール染料、建染染料、金属錯体染料、
アニオン染料、顔料または顕色染料のカップリング成分
とジアゾアミノ化合物との混合物であるが、特に反応性
染料であることを特徴とする上記5乃至7の利用。
染料、羊毛用染料、クロム染料、直接染料、酸性染料、
分散染料、ナフトール染料、建染染料、金属錯体染料、
アニオン染料、顔料または顕色染料のカップリング成分
とジアゾアミノ化合物との混合物であるが、特に反応性
染料であることを特徴とする上記5乃至7の利用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オイゲン・ラインハルト ドイツ連邦共和国デー29664ヴアルスロ デ・ガイベルシユトラーセ57 (72)発明者 クラウス・スツアブリコウスキ ドイツ連邦共和国デー29664ヴアルスロ デ・クラウデイウスシユトラーセ5 (56)参考文献 特開 平1−95101(JP,A) 特開 平1−149801(JP,A) 特開 昭48−27985(JP,A) 米国特許4972007(US,A) 米国特許5001232(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06P 1/50 C08B 11/10 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】 総置換度が1.0以上であるが2.2以
下であり、そしてスルフォエチル基による置換度が0.
6以下であるカルボキシメチルスルフォエチルセルロー
スを糊剤として使用することを特徴とする織物の捺染方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4241289A DE4241289A1 (de) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | Hochsubstituierte Carboxymethyl-sulfoethylcelluloseether (CMSEC), Verfahren zu deren Herstellung und Verwendung im Textildruck |
DE4241289.7 | 1992-12-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06211901A JPH06211901A (ja) | 1994-08-02 |
JP3219924B2 true JP3219924B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=6474687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33962293A Expired - Fee Related JP3219924B2 (ja) | 1992-12-08 | 1993-12-03 | 織物の捺染方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5455341A (ja) |
EP (1) | EP0601404B1 (ja) |
JP (1) | JP3219924B2 (ja) |
CN (1) | CN1040004C (ja) |
AT (1) | ATE159535T1 (ja) |
DE (2) | DE4241289A1 (ja) |
FI (1) | FI104726B (ja) |
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---|---|---|---|---|
DE19842962A1 (de) * | 1998-09-19 | 2000-03-23 | Wolff Walsrode Ag | Wäßrige Formulierung für die Oberflächenpräparation von Papier und Karton |
JP2002541270A (ja) * | 1999-04-01 | 2002-12-03 | ザ ダウ ケミカル カンパニー | 向上したゲル強度のメチルセルロース |
AT502676B1 (de) * | 2005-10-11 | 2007-05-15 | Tulln Zuckerforschung Gmbh | Verdicker für farbsysteme |
CN100365209C (zh) * | 2005-12-30 | 2008-01-30 | 湖北达雅化工技术发展有限公司 | 一种涂布纸涂料保水剂及其制备方法 |
CN115873135B (zh) * | 2021-09-28 | 2024-06-28 | 中石化南京化工研究院有限公司 | 聚阴离子纤维素及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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