JP3219371B2 - 金属成型物の塗装方法 - Google Patents

金属成型物の塗装方法

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    • C25D13/22Servicing or operating apparatus or multistep processes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車車体等の金
属成型物を、工場規模で、コンベアにより連続的に移動
させながら前処理及び電着塗装を行う金属成型物の塗装
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車車体、家電製品等は、鋼板、亜鉛
メッキ鋼板等の金属材料を金属成型物とした後、塗装
し、組立て等を行うことにより製品化されている。この
ような金属成型物の塗装は、脱脂、表面調整、化成処
理、電着塗装等の各種工程を経ることにより行われてい
る。
【0003】金属成型物の塗装工程において、被処理物
は、まず、脱脂工程で、脱脂洗浄が施され、ついで、表
面調整工程で被処理物に付着した脱脂洗浄液が除去され
た後、化成処理工程を経て電着塗装工程に移される。
【0004】これらの各工程は、一般に浸漬方式、循環
スプレー方式、ミストスプレー方式等を組み合わせて行
われている。浸漬方式は、浸漬槽に溜められた処理液に
被処理物を浸漬するものである。この方式は、例えば、
被処理物が内部に袋構造を有するものである場合、この
袋構造部分に付着した金属粉を効果的に除去することが
できる等の利点を有する。しかし、被処理物が大型のも
のである場合には、装置が大規模になり、設備費用が嵩
むうえ、それぞれの処理液の使用量が多くなり、使用液
量の増加や廃棄液量の増加に伴う廃液処理作業の負担が
大きくなる等の問題がある。
【0005】循環スプレー方式は、被処理物に、例え
ば、被処理物1m2 当たり3L以上、通常5L程度の大
容量の処理液を噴射して洗浄する方法である。この循環
スプレー方式は、処理後液を再度系内に循環させて処理
前液として繰り返し使用して行われるものであり、上述
の浸漬方式に比べて、使用液量及び廃棄液量を減少する
ことができる等の特徴を有するものである。しかしなが
ら、被処理物の表面を充分に処理することはできるが、
袋構造部分を充分に処理することはできない等の問題を
有するものである。
【0006】ミストスプレー方式は、被処理物に、例え
ば、被処理物1m2 当たり3L以下、通常2Lの処理液
を噴射して処理する方法である。このミストスプレー処
理は、使用液量及び廃棄液量を減少させることができ、
また、装置の大規模化を避けることができるものである
が、上述の循環スプレー方式と同様、被処理物の表面を
処理することはできるが、袋構造部分を充分に処理する
ことができない等の欠点を有するものである。
【0007】これらの方式を組み合わせた従来の金属成
型物の塗装工程は、図4に示すように、湯洗スプレー槽
51及び/又は湯洗浸漬槽52において湯洗された後、
脱脂スプレー槽53及び/又は脱脂浸漬槽54において
脱脂処理がなされ、次いで水洗スプレー槽55及び/又
は水洗浸漬槽56においてリンス処理がなされる。次に
表面調整槽57において浸漬し、表面調整がなされた
後、化成処理槽58で浸漬し、化成処理が施される。次
に水洗スプレー槽59及び/又は水洗浸漬槽60により
リンス工程が施された後、純水洗スプレー槽61で水洗
され、電着塗料槽62中に浸漬されて電着塗装がなされ
るものであった。
【0008】このような一連の工程においては、金属粉
の各工程での除去割合は、湯洗工程で全体の約35%程
度、脱脂工程までで全体の約65%程度、更に電着塗料
槽62の前の水洗工程までの間で全体の約90%程度で
あった。従って、電着塗料槽62までの間で約90%程
度の金属粉が除去され、電着塗料槽62に持ち込まれる
金属粉は約10%程度であった。電着塗料槽62に持ち
込まれる金属粉は比較的粒径の大きな80〜200μm
の金属粉であり、80μm未満の比較的粒径の小さな金
属粉は、電着塗料槽62までの間の浸漬処理等の際に、
金属成型物の表面から脱離し、除去されていた。
【0009】しかし、比較的粒径の大きな80〜200
μmの金属粉は、このような浸漬処理によっては完全に
は除去されず、金属成型物の内部に残留し、比較的比重
の高い液組成である電着塗料槽62内に金属成型物が浸
漬された際に金属成型物の表面から脱離して電着塗料液
中を浮遊し、これが電着塗膜の表面に付着することによ
って塗膜ブツの原因になる。従って、電着塗装における
塗膜ブツの発生を防止するためには、比較的大きな粒径
の80〜200μmの金属粉を電着塗料槽62までの工
程において除去する必要がある。
【0010】特開平6−23332号公報には、表面を
処理した金属成型物を無圧水サージシャワーで洗浄し、
更に槽内洗浄液に気泡を吹き込んで洗浄する装置が開示
されている。特開平5−339766号公報には、洗浄
容器内に気泡装置により微細な気泡を発生させて洗浄す
る装置が開示されている。特開平5−110232号公
報には、金属成型物を洗浄水中の気泡で洗浄する方法が
開示されている。特開平6−179987号公報には、
洗浄水に過剰に酸素を曝気して、微泡状の気相酸素で金
属成型物の表面を洗浄する装置が開示されている。しか
しながら、これらの技術では、洗浄槽内洗浄液中に生じ
た気泡により金属成型物の洗浄を行うので、金属成型物
内部や袋構造部分に付着している金属粉を充分に脱離さ
せることは困難である。
【0011】特公平6−71544号公報には、超振動
装置を使用して金属成型物の表面処理、洗浄等を行う装
置が開示されている。しかしながら、この技術では、超
振動装置を使用しているだけなので、表面処理装置及び
洗浄装置のいずれにしても、金属成型物の内部に残留す
る金属粉の脱離が不充分であり、また、洗浄槽から出槽
するときに金属成型物内部から金属粉の除去が困難とな
る。このため、金属成型物内部に残留する金属粉、特
に、80〜200μmの金属粉が電着塗料槽入槽時に浮
上し、電着塗膜表面に共析し、塗膜ブツの原因となる。
【0012】上述した技術のほかに、洗浄槽等の処理槽
への入出槽角度を制御する方法も提案されている。しか
しながら、入出槽角度を制御するだけでは入槽する際に
内部の金属粉が金属成型物から脱離されるが、再び金属
成型物内部で沈降し、そのため、出槽時には内部から金
属粉の除去が困難となるので、電着塗料槽入槽時に浮上
した金属粉が電着塗膜表面に共析してしまう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、金属成型物を電着塗装する際に、前処理工程にお
いて金属成型物表面、内部及び袋構造部分に付着した金
属粉を効果的に脱離、除去することができ、外観に優れ
た電着塗膜表面を得ることができ、かつ、塗装前処理工
程を短縮することができる金属成型物の塗装方法を提供
することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の金属成型物の塗装方法は、金属成型物をコ
ンベアにより連続的に移動させながら、金属表面を脱脂
する脱脂工程(1)、その後の水洗工程(2)、表面調
整工程(3)、化成処理工程(4)、その後の水洗工程
(5)、及び、電着塗装工程(6)よりなる各工程を通
過させることからなる金属成型物の塗装方法において、
上記脱脂工程(1)、上記水洗工程(2)、上記表面調
整工程(3)、上記化成処理工程(4)、及び、上記水
洗工程(5)の各工程のうち少なくとも一つは、浸漬型
処理槽に浸漬することにより構成されており、上記浸漬
型処理槽のうち少なくとも一つは、振動攪拌手段を備
え、かつ、上記金属成型物の入槽角度及び出槽角度が2
5°以上である。以下に本発明を詳述する。
【0015】上記脱脂工程(1)、上記水洗工程
(2)、上記表面調整工程(3)、上記化成処理工程
(4)、及び、上記水洗工程(5)の各工程のうち少な
くとも一つは、浸漬型処理槽に浸漬することにより構成
されている。上記浸漬型処理槽に浸漬することにより構
成される工程は、上記(1)〜(5)の工程のうちいず
れか一つであっても、金属成型物表面、内部及び袋構造
部分に付着した金属粉を効果的に脱離、除去することが
できる。また、より効果的に金属粉を脱離、除去するた
めには、例えば、脱脂工程(1)と化成処理工程
(4);脱脂工程(1)と表面調整工程(3)と化成処
理工程(4)のように二つ以上の工程が浸漬型処理槽に
浸漬することにより構成されるものであることが好まし
い。上記(1)〜(5)のすべての工程が浸漬型処理槽
に浸漬することにより構成されるものであれば、更に好
ましい。
【0016】上記浸漬型処理槽のうち、少なくとも一つ
は、振動攪拌手段を備えている。上記振動攪拌手段は、
超振動攪拌装置を用いるものである。上記超振動攪拌装
置を用いることにより、金属成型物に付着している金属
粉を効率的に脱離させることができる。また、脱離した
金属粉を金属成型物内部で沈降させることなく、浮遊さ
せることができるので、上記金属成型物に再付着するこ
とがない。上記超振動攪拌装置としては、振動発生源で
ある振動モーターと、水中に位置する振動板と、上記振
動モーターで発生した振動を水中の振動板に伝える振動
部材とが存在し、これらが有機的に連結された構成であ
るものであれば、特に限定されない。通常、市販されて
いる超振動洗浄装置等を挙げることができる。
【0017】本発明において、上記浸漬型処理槽として
は特に限定されないが、典型的には、舟型処理槽が挙げ
られる。以下、舟型処理槽を用いて説明する。上記振動
攪拌手段を備えた上記舟型処理槽への被処理物の入槽角
度及び出槽角度が、25°以上である。従来の塗装前処
理装置は、舟型処理槽への被処理物の入槽角度及び出槽
角度が20〜22°であるため、槽全長が長くなり、塗
装前処理装置が大規模になってしまう問題点があった
が、本発明の舟型処理槽は、被処理物の入槽角度及び出
槽角度が25°以上であるので、槽全長が短くなり、塗
装前処理工程を短縮することができる。
【0018】また、上記従来の舟型処理槽は、金属粉の
除去を目的として振動攪拌手段を設けていたとしても、
被処理物の入槽角度及び出槽角度が20〜22°である
ため、例えば、自動車車体を処理する場合、上記振動攪
拌手段により脱離されるのは、80μm未満の比較的粒
径の小さい金属粉であり、80μm以上の金属粉は、自
動車車体内の袋構造部分等に残留する問題点があった。
しかし、本発明で使用される舟型処理槽は、上記振動攪
拌手段を備え、かつ、被処理物の入槽角度及び出槽角度
を25°以上としているので、入槽時に自動車車体内
部、特にフロアー面に接液する処理液の流圧が強くな
り、塗膜ブツの原因となる80〜200μmの金属粉の
脱離効果を高め、上記振動攪拌手段により上記金属粉を
効果的に脱離することができ、脱離した上記金属粉は自
動車車体内で再沈降することなく浮遊し、出槽時に脱離
された上記金属粉を自動車車体外に効果的に出すことが
でき、自動車車体内部に沈降、残留させることがない。
このため、80μm未満の比較的粒径の小さい金属粉だ
けではなく、80〜200μmの金属粉も電着塗装工程
に持ち込まれることがなく、電着塗膜における金属粉の
共析を防ぐことができる。上記脱離された金属粉は、上
記舟型処理槽内に浮遊しているので、適宜濾過装置等を
用いて除去することができる。
【0019】上記電着塗装工程(6)は、浸漬型処理
槽、例えば、舟型処理槽に浸漬することにより構成され
ており、かつ、上記舟型処理槽では、上記金属成型物の
入槽角度が25°未満が好ましい。上記電着塗装工程
(6)における舟型処理槽の上記入槽角度を25°未満
にすると、金属成型物をゆっくりと舟型処理槽に浸漬す
ることができるので、200μmを超える比較的粒径の
大きい金属粉が金属成型物内部に残留していても、電着
塗料槽入槽時に浮き上がることはなく、得られる電着塗
膜に塗膜ブツが生じない。
【0020】本発明において、上記(1)〜(5)の工
程と上記電着塗装工程(6)とを組み合わせることによ
って、電着塗料槽入槽時に浮上して塗膜ブツを生じる可
能性を有する金属粉のすべてを塗装前処理工程において
効果的に脱離、除去することができ、また、200μm
を超える粒径の大きい金属粉が金属成型物に残留しても
電着塗料槽では浮上することがないので、得られる電着
塗膜は、金属粉の共析がなく、従来の塗装方法において
生じていた塗膜のブツクレームを解消することができ
る。
【0021】本発明の金属成型物の塗装方法に適用する
金属成型物としては特に限定されず、例えば、鋼板、亜
鉛メッキ鋼板等の金属材料を成型して作製された自動車
車体、家電製品等を挙げることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面を参照して詳
述する。図1は、本発明の金属成型物の塗装方法の一例
を示す説明図である。金属成型物、例えば、自動車車体
等は、コンベヤにより搬送され、脱脂工程(1)、水洗
工程(2)、表面調整工程(3)、化成処理工程
(4)、水洗工程(5)及び電着塗装工程(6)を順次
通過することにより塗装される。
【0023】上記脱脂工程(1)は、舟型の脱脂処理槽
14の脱脂洗浄液に浸漬することにより行われる。上記
脱脂洗浄液としては特に限定されず、例えば、アルカリ
脱脂洗浄液、無リン・無窒素脱脂洗浄液等を挙げること
ができる。
【0024】上記水洗工程(2)は、ミストスプレー装
置1,2及び循環スプレー装置3からなる。図1では、
上記水洗工程(2)には、浸漬処理工程を設けていない
が、本発明においては、浸漬処理工程を設けたものであ
ってもよい。上記ミストスプレー装置1は、脱脂処理槽
14出槽部の上方で行われる。上記ミストスプレー装置
1で使用される処理液(処理前液)としては、処理液回
収槽16から供給される上記循環スプレー装置3の処理
後液が使用され、ミストスプレー装置1から噴射された
後、処理後液は、脱脂処理槽14に排出される。本明細
書中、「処理前液」は、各工程において処理に使用され
る前の処理液を表し、「処理後液」は、各工程において
処理に使用された後の処理液を表す。
【0025】上述したように、上記ミストスプレー装置
1の処理後液は、全量が上記脱脂工程(1)に排出され
るので、系外への廃棄液量を削減することができる。
【0026】上記ミストスプレー装置1で使用される処
理前液量は、上記ミストスプレー装置2で使用される処
理前液量に比較して極微量である。上記ミストスプレー
装置2で使用される処理前液量に対する上記ミストスプ
レー装置1で使用される処理前液量の比率は特に限定さ
れるものではないが、例えば、上記ミストスプレー装置
2で使用される処理前液1L/m2 に対して、上記ミス
トスプレー装置1で使用される処理前液0.01〜0.
05L/m2 が好ましい。上記ミストスプレー装置1と
しては空気と処理前液の二流体スプレーノズル、例え
ば、塗装用ガン等を挙げることができる。
【0027】上記ミストスプレー装置2は、処理前液と
して、処理液回収槽16から供給される上記循環スプレ
ー装置3の処理後液を使用し、処理後液を系外に廃棄す
るものである。ミストスプレー装置2から噴射される処
理前液は、1L/m2 で充分な処理効果をあげることが
できる。
【0028】本発明においては、金属成型物表面を少量
の処理液により置換し、脱脂洗浄液の表面調整工程
(3)への持ち込み量を抑制する上記ミストスプレー装
置1、及び、少量の処理液をポンプ加圧して噴射するこ
とにより優れた処理効果を得ることができる上記ミスト
スプレー装置2からなる多段式ミストスプレー工程によ
る処理が行われるので、金属成型物表面が効果的に処理
される。
【0029】上記循環スプレー装置3は、処理液回収槽
16に貯留している処理液を循環させて処理前液として
使用し、処理後液を上記処理液回収槽16に排出するも
のである。循環スプレー装置3から噴射される処理前液
は、4L/m2 で充分な処理効果をあげることができ
る。本発明においては、上記循環スプレー装置3の前工
程として上記多段式ミストスプレー工程が配置されるの
で、上記循環スプレー装置3は一台で充分であり、大規
模な循環スプレー装置を複数設置する必要がある従来の
塗装方法に比べて塗装前処理工程を短縮することができ
る。
【0030】上記表面調整工程(3)は、ミストスプレ
ー装置4、表面調整処理槽17及びミストスプレー装置
5からなる。上記ミストスプレー装置4は、処理前液と
して、上記表面調整処理槽17の処理後液と清浄水とを
混合して使用するものである。処理後液は、処理液回収
槽16に回収される。ミストスプレー装置4から噴射さ
れる処理前液は、0.5L/m2 で充分な処理効果をあ
げることができる。本明細書中、「清浄水」は、例え
ば、金属イオン等、金属形成物の塗装工程で混入が好ま
れない物質を含有しない水を表し、例えば、水道水にイ
オン交換等の処理を施して得られるイオン交換水等を挙
げることができる。上記ミストスプレー装置4により、
金属成型物表面が少量の処理液により置換され、脱脂洗
浄液の表面調整処理槽17への持ち込み量が抑制され
る。
【0031】上記表面調整処理槽17における処理は、
表面調整処理液に浸漬して処理を行うフルディップ式表
面調整処理であり、特に、金属成型物の袋構造部分が効
果的に処理される。上記表面調整処理液は、0.5L/
2 で充分な処理効果をあげることができる。本発明に
おいては、上記表面調整処理槽17における処理の前工
程として、上記水洗工程(2)及び上記ミストスプレー
装置4が設けられているため、金属成型物表面は充分に
処理され、複数の浸漬工程を設ける必要がないので、大
規模な浸漬槽が複数設置される従来の塗装方法に比べて
塗装前処理工程を短縮することができ、更に、塗装前処
理工程に要する時間が短縮される。
【0032】上記表面調整処理槽17における処理で
は、前工程の多段洗浄により表面調整処理槽17に持ち
込まれる脱脂洗浄液量が少ないので、表面調整処理槽1
7内の表面調整処理液の機能劣化が起きにくい。このた
め、金属成型物の袋構造部分は、従来の塗装方法におけ
る表面調整処理方法に比べて効果的に処理される。
【0033】上記ミストスプレー装置5は、処理前液と
して、清浄水と表面調整剤とが混合されてなる新鮮処理
液を使用するものである。上記新鮮処理液は、調整剤槽
18からミストスプレー装置5に供給される。上記新鮮
処理液は、0.5L/m2 で充分な処理効果をあげるこ
とができる。上記ミストスプレー装置5は、表面調整処
理槽17出槽部の上方で行われるので、処理後液は、全
量が表面調整処理槽17に回収される。上記表面調整剤
としては特に限定されないが、優れた耐脱脂洗浄液汚染
性を得ることができ、化成処理工程(4)における金属
成型物表面に対する化成処理性能及び袋構造部分に対す
る化成処理性能を向上させるため、高耐久性表面調整剤
が好ましい。
【0034】上記ミストスプレー装置5は、化成処理工
程の(4)の直前に金属成型物に対して行われる上記新
鮮処理液の最終ミストスプレーであり、金属成型物の乾
燥が効果的に防止される。従来の塗装方法における金属
成型物の乾燥防止策としては、循環スプレー方式により
処理液を噴射する方法が採られていたが、本発明におい
ては、上記新鮮処理液がミストスプレー方式により噴射
され金属成型物表面の全体が上記新鮮処理液により覆わ
れるので、一連の工程から得られる処理効果が化成処理
工程(4)に入る直前まで効果的に維持される。
【0035】上記化成処理工程(4)は、舟型の化成処
理槽19の化成処理液に浸漬することにより行われる。
上記化成処理工程(4)は、フルディップ式であり、金
属成型物表面だけでなく、内部や袋構造部分も効果的に
処理される。上記化成処理液としては特に限定されず、
例えば、リン酸亜鉛処理液等を挙げることができる。
【0036】上記水洗工程(5)は、ミストスプレー装
置6,7、循環スプレー装置8、ミストスプレー装置
9、浸漬水洗槽21、ミストスプレー装置10及び洗浄
水ミストスプレー装置11からなる。上記ミストスプレ
ー装置6は、化成処理槽19出槽部の上方で行われる。
上記ミストスプレー装置6で使用される処理前液として
は、処理液回収槽20から供給される上記循環スプレー
装置8の処理後液が使用され、ミストスプレー装置6か
ら噴出された後、処理後液は、化成処理槽19に排出さ
れる。上述したように、上記ミストスプレー装置6の処
理後液は、全量が上記化成処理工程(4)に排出される
ので、系外への廃棄液量を削減することができる。
【0037】上記ミストスプレー装置6で使用される処
理前液量は、上記ミストスプレー装置7で使用される処
理前液量に比較して極微量である。上記ミストスプレー
装置7で使用される処理前液量に対する上記ミストスプ
レー装置6で使用される処理前液量の比率は、特に限定
されるものではないが、例えば、上記ミストスプレー装
置7で使用される処理前液量2L/m2 に対して、上記
ミストスプレー装置6で使用される処理前液量0.01
L/m2 が好ましい。
【0038】上記ミストスプレー装置7は、処理前液と
して、処理液回収槽20からポンプを介して供給される
上記循環スプレー装置8の処理後液を使用し、処理後液
を系外へ廃棄するものである。ミストスプレー装置7か
ら噴射される処理前液は、2L/m2 で充分な処理効果
をあげることができる。
【0039】上記循環スプレー装置8は、処理液回収槽
20に貯留している処理液を循環させて処理前液として
使用し、処理後液を上記処理液回収槽20に排出するも
のである。循環スプレー装置8から噴射される処理前液
は、2L/m2 で充分な処理効果をあげることができ
る。本発明においては、上記循環スプレー装置8の前工
程として上記ミストスプレー装置6及び7からなる多段
式ミストスプレー工程が設けられるので、上記循環スプ
レー装置8は一台で充分であり、大規模な循環スプレー
装置を複数設置する必要がある従来の塗装方法に比べて
塗装前処理工程を短縮することができる。
【0040】上記ミストスプレー装置9は、処理前液と
して、ポンプを介して供給される上記浸漬水洗槽21の
処理後液を使用し、処理後液を処理液回収槽20に回収
するものである。ミストスプレー装置9から噴射される
処理前液は、2L/m2 で充分な処理効果をあげること
ができる。
【0041】本発明においては、上記ミストスプレー装
置6における処理により、金属成型物表面が少量の処理
液により水置換されて化成処理液の持ち込み量が抑制さ
れ、上記ミストスプレー装置7における加圧ミスト水に
よる処理により、金属成型物表面が効果的に洗浄され、
上記循環スプレー装置8及び上記ミストスプレー装置9
における処理により、再び金属成型物表面が水置換され
て上記浸漬水洗槽21への化成処理液の持ち込み量が抑
制されるので、金属成型物表面を効果的に処理すること
ができ、同時に化成処理液の持ち込み量を抑制すること
ができる。
【0042】上記浸漬水洗槽21における処理は、処理
前液として、上記ミストスプレー装置10の処理後液を
使用する。上記浸漬水洗槽21における処理は、フルデ
ィップ式洗浄処理であり、金属成型物の内部及び袋構造
部分が効果的に処理される。
【0043】上記ミストスプレー装置10は、処理前液
として、処理液回収槽22からポンプを介して供給され
る上記ミストスプレー装置11の処理後液を使用する。
上記ミストスプレー装置10は、上記浸漬水洗槽21出
槽部の上方で行われるので、処理後液は、全量が上記浸
漬水洗槽21に供給される。ミストスプレー装置10か
ら噴射される処理前液は、2L/m2 で充分な処理効果
をあげることができる。上記ミストスプレー装置11で
は、処理前液として、清浄水を使用する。上記処理前液
は、2L/m2 で充分な処理効果をあげることができ
る。
【0044】本発明において、上記ミストスプレー装置
10における処理により、金属成型物表面が水置換さ
れ、上記ミストスプレー装置11における処理により、
金属成型物表面を清浄水で置換することができるので、
上記ミストスプレー装置10及び13からなる多段式ミ
ストスプレー処理により金属成型物表面を効果的に洗浄
することができる。
【0045】本発明においては、上記水洗工程(5)が
閉鎖系であり、上記ミストスプレー工程9で系外へ廃棄
される処理後液量は、上記ミストスプレー工程13で系
内に投入された清浄水と同量であり、また、上記ミスト
スプレー工程8で上記化成処理槽19に排出される処理
後液量は、極微量であるので、全使用水量が削減され、
廃棄水量を低減することができる。
【0046】上記電着塗装工程(6)において、電着処
理槽23は、入槽角度が20°である。このため、金属
成型物は、電着塗装液と充分に接触され、表面の美観に
優れた塗装を行うことができる。上記電着塗装液として
は、金属材料の電着塗装に好適に用いられるものであれ
ば特に限定されない。
【0047】本発明の金属成型物の塗装方法において
は、上記工程(1)〜(6)のほか、脱脂工程(1)の
前に、予備脱脂工程を設けていてもよい。上記予備脱脂
工程は、湯洗が好ましい。
【0048】図2は、本発明における脱脂工程(1)、
水洗工程(2)、表面調整工程(3)、化成処理工程
(4)、及び、水洗工程(5)の各工程で使用される舟
型処理槽のうち、振動攪拌手段を備えた舟型処理槽の横
断面図である。本発明において、脱脂工程(1)、水洗
工程(2)、表面調整工程(3)、化成処理工程
(4)、及び、水洗工程(5)の各工程で使用される舟
型処理槽31のうち少なくとも一つは、超振動攪拌装置
40を備えている。上記超振動攪拌装置40は、振動発
生源である振動モーター41と、水中に位置する振動板
42と、上記振動モーター41で発生した振動を水中の
振動板42に伝える振動部材とが存在し、これらが有機
的に連結された構成である。
【0049】本発明において、上記超振動攪拌装置40
を備えた舟型処理槽31の入槽角度及び出槽角度θは、
図3に示すように、25°以上である。このため、金属
成型物33の入槽時に、金属成型物33に付着した20
0μm以下の金属粉が脱離され、上記超振動攪拌装置4
0により脱離された金属粉を金属成型物33内部に再沈
降させることなく浮遊させ、出槽時に、浮遊している金
属粉を金属成型物33外部に出すことができる。また、
通常の塗装前処理装置の入槽角度及び出槽角度(20〜
22°)と比較して塗装前処理工程を短縮することがで
きる。上記舟型処理槽31を適用した金属成型物の塗装
における塗装工程は、工程長約104mで行うことがで
きる。
【0050】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0051】実施例1 入出槽角度が、30°であり、超振動攪拌装置を備えた
舟型浸漬槽を脱脂及び化成処理両工程で使用し、電着塗
装工程における舟型浸漬槽への入槽角度を20°として
自動車車体を塗装し、金属粉の除去性及び電着塗膜外観
を評価した。結果を表1に示した。
【0052】金属粉除去性 80μm未満の金属粉、及び、80〜200μmの金属
粉のそれぞれについて、除去性を評価した。評価基準は
以下のとおりである。 ◎:被処理物の内外部に、評価対象の金属粉の残留を認
めない ○:被処理物の内外部に、評価対象の金属粉の残留をほ
とんど認めない △:被処理物の内外部に、評価対象の金属粉の残留を認
める ×:被処理物の内外部に、評価対象の金属粉の残留が目
立つ電着塗膜外観 得られた電着塗膜の塗膜ブツの有無を目視で評価した。
評価基準は以下のとおりである。 ○:フード面に金属粉に由来するブツを10点以下しか
認めない ×:フード面に金属粉に由来するブツを10点以上認め
る ××:フード面に金属粉に由来するブツを50点以上認
める
【0053】比較例1 脱脂及び化成処理両工程の舟型浸漬槽への入出槽角度を
20°とし、超振動攪拌装置の代わりに従来の攪拌装置
を備えたこと以外は実施例1と同様にして自動車車体を
塗装した。実施例1と同様に金属粉の除去性及び電着塗
膜外観を評価した。結果を表1に示した。 比較例2 脱脂及び化成処理両工程の舟型浸漬槽に超振動攪拌装置
の代わりに従来の攪拌装置を備えたこと以外は実施例1
と同様にして自動車車体を塗装した。実施例1と同様に
金属粉の除去性及び電着塗膜外観を評価した。結果を表
1に示した。 比較例3 脱脂及び化成処理両工程の舟型浸漬槽に超振動攪拌装置
の代わりに従来の攪拌装置を備え、電着塗装工程の舟型
浸漬槽への入槽角度を30°にしたこと以外は実施例1
と同様にして自動車車体を塗装した。実施例1と同様に
金属粉の除去性及び電着塗膜外観を評価した。結果を表
1に示した。 比較例4 脱脂及び化成処理両工程の舟型浸漬槽への入出槽角度を
20°としたこと以外は実施例1と同様にして自動車車
体を塗装した。実施例1と同様に金属粉の除去性及び電
着塗膜外観を評価した。結果を表1に示した。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明の金属成型物の塗装方法は上述の
とおりであるので、塗装前処理工程を短縮することがで
き、金属成型物に付着している金属粉を効果的に脱離、
除去して優れた電着塗膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属成型物の塗装方法に使用される塗
装工程の一実施形態を表す説明図である。
【図2】振動攪拌手段を備えた舟型処理槽の横断面図で
ある。
【図3】振動攪拌手段を備えた舟型処理槽の縦断面図で
ある。
【図4】従来の金属成型物の塗装方法に使用される塗装
工程の概略図である。
【符号の説明】
1,2,4,5,6,7,9,10,11 ミストスプ
レー装置 3,8 循環スプレー装置 14 脱脂処理槽 15,16,20,22 処理液回収槽 17 表面調整処理槽 18 表面調整剤槽 19 化成処理槽 21 浸漬水洗槽 23 電着処理槽 31 舟型処理槽 32 コンベヤ 33 金属成型物 40 超振動装置 41 振動モーター 42 振動板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−287471(JP,A) 特開 昭61−582(JP,A) 特開 昭56−141883(JP,A) 特開 昭62−7470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 7/14 B05C 3/05 B05D 1/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属成型物をコンベアにより連続的に移
    動させながら、金属表面を脱脂する脱脂工程(1)、そ
    の後の水洗工程(2)、表面調整工程(3)、化成処理
    工程(4)、その後の水洗工程(5)、及び、電着塗装
    工程(6)よりなる各工程を通過させることからなる金
    属成型物の塗装方法において、 前記脱脂工程(1)、前記水洗工程(2)、前記表面調
    整工程(3)、前記化成処理工程(4)、及び、前記水
    洗工程(5)の各工程のうち少なくとも一つは、浸漬型
    処理槽に浸漬することにより構成されており、 前記浸漬型処理槽のうち少なくとも一つは、振動攪拌手
    段を備え、かつ、前記金属成型物の入槽角度及び出槽角
    度が25°以上であり、 前記振動攪拌手段は、振動発生源である振動モーター
    と、水中に位置する振動板と、前記振動モーターで発生
    した振動を水中の振動板に伝える振動部材とが存在し、
    これらが有機的に連結された構成を有する超振動攪拌装
    置を用いるものであり、 金属成型物に付着している金属粉を効率的に脱離させる
    ことができる ことを特徴とする金属成型物の塗装方法。
  2. 【請求項2】 前記電着塗装工程(6)は、浸漬型処理
    槽に浸漬することにより構成されており、かつ、前記浸
    漬型処理槽は、前記金属成型物の入槽角度が25°未満
    である請求項1記載の金属成型物の塗装方法。
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