JP5357455B2 - 被塗装体洗浄システムおよび被塗装体の洗浄方法 - Google Patents
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例えば、ブツの発生原因である金属粉を被塗装体から除去する目的で、塗装前の金属成型物(被塗装体)を洗浄液中に浸漬し、その洗浄液中に気泡を発生させ、気泡を金属粉に付着させることが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、自動車ボデーでは、電着塗膜、中塗塗膜および上塗塗膜が順に積層されることにより塗装されるが、塗装後にボデーに残存する塗料の固形分の固化により2次タレを生じる場合がある。
しかしながら、洗浄水の増量供給や乾燥装置の設置をすると、洗浄設備に要するコストの上昇が不可避となる。
本発明の目的は、気泡が混入された洗浄水により、低コストで効率よく塗装不具合の発生を抑制できる被塗装体洗浄システムおよび被塗装体の洗浄方法を提供することにある。
これらの結果、気泡が混入された洗浄水により、低コストで効率よく塗装不具合の発生を抑制することができる。
また、本発明の被塗装体洗浄方法は、電着塗装された被塗装体を洗浄するための洗浄方法であって、気泡密度向上剤として電着塗料の溶剤が添加された水中に気泡を発生させることにより、気泡が混入された洗浄水を調製する調製工程と、前記被塗装体に対して前記洗浄水を供給することにより、前記被塗装体を洗浄する洗浄工程とを備えることを特徴としている。
これらの結果、気泡が混入された洗浄水により、低コストで効率よく塗装不具合の発生を抑制することができる。
また、前記調製工程では、前記洗浄水に対して前記気泡密度向上剤を2重量%以下の割合で添加することが好適である。
さらに、本発明の被塗装体の洗浄方法では、前記被塗装体が、自動車ボデーであり、前記洗浄工程では、自動車ボデーの袋構造部に前記洗浄水を供給することが好適である。
この方法では、気泡が高密度で混入された洗浄水が、自動車ボデーの袋構造部に供給されるので、袋構造部に残存した水に含まれる固形分に対して気泡をたくさん接触させることができる。そのため、固形分を洗浄水とともに良好に洗い落とすことができる。その結果、2次タレなどの塗装不具合を抑制することができる。
これらの結果、気泡が混入された洗浄水により、低コストで効率よく塗装不具合の発生を抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る洗浄システムを備える塗装システムの要部概略図である。
この塗装システムは、自動車ボデーを塗装から乾燥まで一貫して処理する塗装システム(装置)であって、各処理を行なうための複数のシステムにわたって設けられるハンガーレール2を備えている。ハンガーレール2には、ハンガー3が吊り下げられている。
図1では、複数のシステムのうち、電着システム(装置)4と、電着システム4よりも自動車ボデー1の移送方向(以下、単に「移送方向」とする。)下流側に設けられた洗浄システム(装置)5とが示されている。
電着槽6は、自動車ボデー1を浸漬(ディップ)塗装するための槽であって、電着塗料が貯留されている。貯留される電着塗料としては、例えば、公知のカチオン電着塗料、アニオン電着塗料が挙げられる。これらの電着塗料は、例えば、その塗膜形成成分として、水溶性または水分散性の樹脂成分と、硬化剤とを含有している。
硬化剤としては、特に制限されず、例えば、メラミン樹脂、ブロックポリイソシアネートなどが挙げられる。具体的には、メラミン樹脂として、例えば、親水性メラミンが挙げられ、ブロックポリイソシアネートとして、例えば、ポリイソシアネートのイソシアネート基を、例えば、オキシム、フェノール、アルコール、ラクタム、メルカプタンなどのブロック剤でブロックしたものが挙げられる。これらは単独使用または2種以上併用することができる。
そして、電着塗料は、上記の各成分が揮発分(水および有機溶剤)とともに公知の方法によって配合され、樹脂成分が水溶化または水分散化することにより調製される。
なお、電着槽6の底部には、電着槽6内の電着塗料を洗浄システム5へ送るための送液管10が接続されている。送液管10には、ポンプ11が介在されている。また、図示が省略されているが、電着システム4には、電着槽6へ電着塗料を供給する塗料供給装置、電着槽6内の電着塗料に電圧を印加するための極板などが設けられている。
洗浄システム5は、処理セクションとして、回収水洗セクション12と、工水水洗セクション13と、純水水洗セクション14と、気泡水洗セクション15とに区画される。
回収水洗セクション12は、ろ過部16と、自動車ボデー1をスプレー洗浄する第1洗浄部17と、自動車ボデー1を浸漬洗浄する第2洗浄部18とを備えている。
UF装置19の内部には、UF膜(Ultrafiltlation Membrane:限外ろ過膜)が設けられている。
第1洗浄部17は、自動車ボデー1に洗浄液を吹きつけるための洗浄ノズル21と、洗浄液を貯留するための洗浄液貯留槽22と、洗浄液貯留槽22内の洗浄液を洗浄ノズル21に供給するための供給管23と、洗浄液を洗浄液貯留槽22に回収するための回収部24とを備えている。
供給管23には、ポンプ25が設けられており、このポンプ25の駆動により、洗浄液貯留槽22内の洗浄液が洗浄ノズル21に供給される。
回収部24は、ハンガーレール2の下方に離間して設けられ、ハンガーレール2と回収部24との間には、ハンガー3の高さよりも大きい間隔が設けられている。また、回収部24の底部には、回収される洗浄液を自重落下により洗浄液貯留槽22へ戻すための回収管26が接続されている。回収管26の下流側端部は、洗浄液貯留槽22の頂部に接続されている。
そして、電着システム4の電着槽6とろ液貯留槽20との間、ろ液貯留槽20と浸漬洗浄槽27との間、浸漬洗浄槽27と洗浄液貯留槽22との間および洗浄液貯留槽22とオーバーフロー槽7との間が、それぞれ送液管10、供給管28、オーバーフロー管29およびオーバーフロー管30で繋げられることにより、電着槽6、ろ過部16、第2洗浄部18、第1洗浄部17およびオーバーフロー槽7を連結するクローズドラインが形成されている。
供給管28は、ろ液貯留槽20と浸漬洗浄槽27の底部とを接続している。供給管28には、ポンプ31が設けられており、このポンプ31の駆動により、ろ液貯留槽20内の洗浄液が洗浄液貯留槽22に供給される。
オーバーフロー管30は、洗浄液貯留槽22の上部とオーバーフロー槽7の下部とを接続している。これにより、洗浄液貯留槽22からオーバーフローする電着塗料は、オーバーフロー槽へ流れ込む。
工水水洗セクション13には、自動車ボデー1に洗浄水を吹きつけるための洗浄ノズル32と、洗浄水を貯留するための洗浄水貯留槽33と、洗浄水貯留槽33内の洗浄水を洗浄ノズル32に供給するための供給管34と、洗浄水を洗浄水貯留槽33に回収するための回収部35とを備えている。
洗浄水貯留槽33の頂部には、洗浄水貯留槽33に工業用水を供給するための給水管36が接続されている。また、洗浄水貯留槽33の下部には、洗浄水貯留槽33内の洗浄水を排出するための排水管37が接続されている。
回収部35は、ハンガーレール2の下方に離間して設けられ、ハンガーレール2と回収部35との間には、ハンガー3の高さよりも大きい間隔が設けられている。また、回収部35の底部には、回収される洗浄水を自重落下により洗浄水貯留槽33へ戻すための回収管39が接続されている。回収管39の下流側端部は、洗浄水貯留槽33の頂部に接続されている。
純水水洗セクション14には、自動車ボデー1に純水(洗浄水)を吹きつけるための洗浄ノズル40と、洗浄水を貯留するための洗浄水貯留槽41と、洗浄水貯留槽41内の洗浄水を洗浄ノズル40に供給するための供給管42と、洗浄水を洗浄水貯留槽41に回収するための回収部43とを備えている。
洗浄水貯留槽41の頂部には、洗浄水貯留槽41に純水を供給するための給水管44が接続されている。また、洗浄水貯留槽41の下部には、洗浄水貯留槽41内の洗浄水を排出するための排水管45が接続されている。
回収部43は、ハンガーレール2の下方に離間して設けられ、ハンガーレール2と回収部43との間には、ハンガー3の高さよりも大きい間隔が設けられている。また、回収部43の底部には、回収される洗浄水を自重落下により洗浄水貯留槽33へ戻すための回収管47が接続されている。回収管47の下流側端部は、洗浄水貯留槽41の頂部に接続されている。
気泡水洗セクション15は、自動車ボデー1を、気泡を含む洗浄水で洗浄するためのセクションである。
洗浄水調製ユニット48は、水中に発生する気泡密度を高くするための気泡密度向上剤が添加された水(添加水)を調製するための添加水調製部50と、添加水中に気泡を発生させて洗浄水を調製するための洗浄水調製部51とを備えている。
向上剤貯留槽52に貯留される気泡密度向上剤としては、上記した電着塗料の有機溶剤が挙げられ、好ましくは、エーテルアルコール系溶剤が挙げられ、具体的に好ましくは、エチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセロソルブ)が挙げられる。
混合槽53の頂部には、混合槽53に水を供給するための給水管58が接続されている。供給される水としては、特に制限されないが、例えば、工業用水、イオン交換水などが挙げられ、好ましくは、イオン交換水が挙げられる。
攪拌機54は、モータ61と、モータ61に連動して回転する攪拌羽根62と、モータ61の回転力を攪拌羽根62に伝達するための伝達軸63とを備えている。
洗浄水貯留槽64は、ハンガーレール2の上方に配置されている。各洗浄水調製部51に備えられる洗浄水貯留槽64は、ハンガーレール2を横切る方向に互いに対向している。
循環管66は、その上流側端部が洗浄水貯留槽64の下部に接続され、その下流側端部(先端)が洗浄水貯留槽64の頂部から洗浄水貯留槽64の上下方向中ほどまで延びている。循環管66には、循環ポンプ67が設けられている。
発生器本体69としては、例えば、旋回流式、加圧式など公知の方式のマイクロバブル発生器が用いられる。このような発生器本体69の具体的な市販品としては、例えば、有限会社バブルタンク社製のBT−50などが挙げられる。
洗浄ノズル70は、洗浄水貯留槽64よりも下方(ハンガーレール2とほぼ同じ高さ)に配置され、ハンガーレール2に沿って移動自在に設けられている。また、各洗浄水供給ユニット49に備えられる洗浄ノズル70は、ハンガーレール2を横切る方向に互いに対向しており、対向する洗浄ノズル70間には、ハンガー3の幅(自動車ボデー1の幅)と同じ程度の間隔が設けられている。洗浄ノズル70は、ハンガーレール2を始点とする鉛直線をハンガーレール2に沿って移動させたときに形成される鉛直面に対して傾斜する方向に開放している。
<塗装システムにおける塗装工程>
上記のような塗装システムでは、まず、前処理システム(図示せず)において、自動車ボデー1を前処理(例えば、表面研磨処理など)する。前処理後、自動車ボデー1を、電着システム4に移送する。
自動車ボデー1の浸漬から所定時間経過後、自動車ボデー1を電着槽6から引き上げ、洗浄システム5の回収水洗セクション12に移送する。
工水水洗セクション13では、自動車ボデー1をスプレー洗浄する。具体的には、ポンプ38を駆動させることにより洗浄水貯留槽33内の洗浄水(工業用水)を洗浄ノズル32に供給する。そして、自動車ボデー1の移動に同期させて洗浄ノズル32を移動させながら、洗浄水を噴霧する。これにより、洗浄水を自動車ボデー1のフードパネルおよびルーフパネルへ吹きつける。
純水水洗セクション14では、自動車ボデー1をスプレー洗浄する。具体的には、ポンプ46を駆動させることにより洗浄水貯留槽41内の洗浄水(純水)を洗浄ノズル40に供給する。そして、自動車ボデー1の移動に同期させて洗浄ノズル40を移動させながら、洗浄水を噴霧する。これにより、洗浄水を自動車ボデー1のフードパネルおよびルーフパネルへ吹きつける。
気泡水洗セクション15では、まず、添加水調製部50において、混合槽53内に給水するとともに、供給用バルブ57を開き、ポンプ56を駆動させる。これにより、混合槽53に貯められる水に対して、向上剤貯留槽52から気泡密度向上剤を添加する。気泡密度向上剤の添加量は、洗浄水(後述)に対して2重量%以下であることが好ましく、1重量%以下であることがさらに好ましい。気泡密度向上剤の添加量を上記のような範囲であれば、気泡密度向上剤の使用量を抑えることができるので、自動車ボデー1の洗浄に要するコストを低減することができる。
次いで、ポンプ60を駆動させて、添加水を洗浄水調製部51に供給する。
そして、洗浄水調製部51では、まず、循環ポンプ67を、添加水(洗浄水)の循環水量が、例えば、洗浄水貯留槽64の容量30〜50Lに対して、20〜40L/minとなるように駆動させる。これにより、洗浄水貯留槽64内の添加水が、エアホース68からエアを自吸しながら循環管66を流れ、発生器本体69に流入する。発生器本体69では、添加水が本体内を旋回することにより旋回流が発生し、その旋回流により添加水中のエアが発生器本体69から微細な気泡(マイクロバブル)として、添加水とともに洗浄水貯留槽64内の添加水(外部液体)に放出される。これにより、添加水にマイクロバブルが混入された洗浄水が調製される。なお、洗浄水に混入されるマイクロバブルとは、気泡径が、例えば、100μm以下の気泡のことであり、この洗浄水には、例えば、気泡径が1〜50μmのマイクロバブルが、1,000,000〜2,000,000個/ccの密度で混入されることが好ましい。
そして、気泡水洗セクション15での洗浄後、自動車ボデー1を乾燥システム(図示せず)に移送し、乾燥システムの乾燥炉内で電着塗料の揮発分を蒸発させることにより、自動車ボデー1に塗膜を形成する。
<作用および効果>
以上のように、この塗装システムでは、電着システム4での電着塗装後、回収水洗セクション12、工水水洗セクション13、純水水洗セクション14および気泡水洗セクション15において段階的に自動車ボデー1が洗浄される。
しかも、気泡水洗セクション15では、気泡密度向上剤の添加された添加水にマイクロバブルを発生させることにより洗浄水を調製するので、洗浄水中にマイクロバブルを高密度で混入させることができる。そして、この洗浄水を用いて、自動車ボデー1を洗浄するので、残存する固形分に対して、マイクロバブルを単位体積あたりたくさん接触させることができる。その結果、洗浄水中のマイクロバブルにより固形分を効率よく除去することができる。したがって、回収水洗セクション12、工水水洗セクション13および純水水洗セクション14での洗浄だけでは、落としきれない固形分も効率よく洗い落とすことができる。
そのため、後の乾燥工程で自動車ボデー1が熱せられても、袋構造部内の水の突沸および突沸により噴き出す固形分の固化を抑制できる。その結果、2次タレなどの塗装不具合を抑制することができる。
また、気泡密度向上剤が電着塗料に含有される有機溶剤であるため、マイクロバブルによる固形分の除去に際して、自動車ボデー1に、気泡密度向上剤に起因する影響を低減することができる。
本発明は、以上の記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲において、種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明の洗浄システムは、電着塗装された被塗装体全般に適用することができ、とりわけ、上記実施形態で示した自動車ボデーのように、塗膜品質の向上およびその塗装コスト(塗装後の塗料の洗浄に要する洗浄コストを含む。)の低減が要求される被塗装体を洗浄するのに効果的に利用することができる。
また、自動車ボデー1の袋構造部としては、図3に示したドア部分76における袋状部分75の他、例えば、サイドシル部分において、アウタパネルとインナパネルとの重ね合わせにより形成される袋状部分、ピラー部分において、アウタパネルとインナパネルとの重ね合わせにより形成される袋状部分などが挙げられる。
試験例1
イオン交換水40,000ccに対してブチルセロソルブ(気泡密度向上剤)を40g添加し、40.040gの添加水を調製した。次いで、この添加水を、マイクロバブル発生器(有限会社バブルタンク社製 EOXMICRO(登録商標))が設置された水槽に貯めた。次いで、マイクロバブル発生器のポンプを駆動させ、添加水を循環させることにより、水槽内の添加水にマイクロバブルを発生させて、マイクロバブルが混入した水を調製した。
試験例2
ブチルセロソルブを添加せず、イオン交換水にマイクロバブルを発生させた以外は、試験例1と同様の操作により、マイクロバブルが混入した水を調製した。
<測定>
試験例1および2で調製したマイクロバブル混入水を、デジタルマイクロスコープ(Dino−Lite社製)を用いて観察し、観察された画像により平均気泡径を測定した。測定された平均気泡径は、いずれも約15μmであった。この平均気泡径からマイクロバブル1個あたりの平均気泡体積を計算すると、1.76625×10−15m3(=4/3×3.14×(15×10−6)3)であった。
イオン交換水の重量(117.94g)と各マイクロバブル混入水の重量との差をそれぞれ計算することにより、各マイクロバブル混入水に含まれるマイクロバブルの総容積を算出した。各マイクロバブル混入水117.94ccに含まれるマイクロバブルの総容積は、それぞれ0.376cc(試験例1)および0.113cc(試験例2)であった。これらの値から、各マイクロバブル混入水1ccに含まれるマイクロバブルの総容積を算出すると、0.0031cc(試験例1)および0.001cc(試験例2)であった。
その結果、ブチルセロソルブが添加された混入水(試験例1)の気泡密度は、1755130個であった。これに対し、ブチルセロソルブが添加されていない混入水(試験例2)の気泡密度は、566171個であった。つまり、ブチルセロソルブが添加されている試験例1の気泡密度が、試験例2の気泡密度の約3倍であることが確認された。
5 洗浄システム
48 洗浄水調製ユニット
49 洗浄水供給ユニット
64 洗浄水貯留槽
65 気泡発生器
75 袋状部分
Claims (4)
- 電着塗装された被塗装体を洗浄するための洗浄システムであって、
洗浄水を貯留するための貯留槽と、前記貯留槽内において気泡を発生させるための気泡発生器とを有する洗浄水調製ユニットと、
前記洗浄水調製ユニットから前記被塗装体に対して、前記洗浄水を供給する洗浄水供給ユニットとを備え、
前記洗浄水には、前記気泡発生器により発生した気泡が混入されているとともに、気泡密度向上剤として電着塗料の溶剤が添加されていることを特徴とする、被塗装体洗浄システム。 - 電着塗装された被塗装体を洗浄するための洗浄方法であって、
気泡密度向上剤として電着塗料の溶剤が添加された水中に気泡を発生させることにより、気泡が混入された洗浄水を調製する調製工程と、
前記被塗装体に対して前記洗浄水を供給することにより、前記被塗装体を洗浄する洗浄工程とを備えることを特徴とする、被塗装体の洗浄方法。 - 前記調製工程では、前記洗浄水に対して前記気泡密度向上剤を2重量%以下の割合で添加することを特徴とする、請求項2に記載の被塗装体の洗浄方法。
- 前記被塗装体が、自動車ボデーであり、
前記洗浄工程では、自動車ボデーの袋構造部に前記洗浄水を供給することを特徴とする、請求項2または3に記載の被塗装体の洗浄方法。
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