JPS61190098A - カチオン電着塗装方法 - Google Patents

カチオン電着塗装方法

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JPS61190098A
JPS61190098A JP2986785A JP2986785A JPS61190098A JP S61190098 A JPS61190098 A JP S61190098A JP 2986785 A JP2986785 A JP 2986785A JP 2986785 A JP2986785 A JP 2986785A JP S61190098 A JPS61190098 A JP S61190098A
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Japan
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electrodeposition painting
electrodeposition coating
painting
chemical conversion
treatment
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Shigeru Kito
紀藤 茂
Yoshio Sato
良雄 佐藤
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Shinto Paint Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Shinto Paint Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カチオン型電着塗料を使用して電着塗装する
方法に係り、特に凸状塗膜や汚染痕跡等の発生を抑え、
塗装不良を防止するのに有用なカチオン電着塗装方法に
関する。
(従来の技術) 電着塗装方法は、電圧の印加により電気泳動等の過程を
経て塗膜を被塗装物の表面に析出形成する方法であるが
、電圧の印加方法や使用塗料の種類によって一般にカチ
オン系電着塗装方法と7ニオン系電着塗装方法に大別さ
れる。自動車車体の塗装には主にカチオン系電着塗装方
法が利用されている。また、車体の電着塗装ラインは通
常、脱脂、水洗、表面調整、化成処理、水洗、乾燥、電
着塗装、水洗、および焼付の順序よりなる諸工程で構成
されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、従来のカチオン電着塗装方法では、凸状塗膜、
所謂プツや汚染痕跡等の塗膜欠陥が発生することがあっ
た。自動車車体の塗装は一般に電着塗装による下塗りの
後、中塗りおよび上塗りを行なって完了するが、プツ等
の塗膜欠陥が電着塗装の段階で発生したとき、これを放
置して全塗装1稈を終了すると、塗膜欠陥がそのまま残
#)%塗装不良の自動車車体が完成することになる。そ
こで、従来、塗膜欠陥が発生したときには、電着診装後
窒研ぎによって凸状塗膜を平滑にする必要があった。従
って、塗膜欠陥が全く生じない電着塗装法の出現が強く
求められていた。
上記の塗装不良を防止するため、従来より各種の提案が
なされている。例えば、最近の提案として、特開昭56
−47595号等に記載されるように、化成処理後の被
塗装物をpH2〜7の蟻酸等の酸水溶液で処理し、次い
で脱イオン水で洗浄し、その後乾燥する方法が挙げられ
る。しかし、この方法は、化成処理液等の汚染痕跡の除
去には有効であるが、脱イオン水洗浄によって酸成分が
完全に被塗装物の表面より除去されず、この残留酸の作
用によって被塗装物の錆びや腐食が後の電着塗装工程等
において発生することがあるという問題点を有していた
また、電着塗装における塗膜欠陥の主な生成原因は、化
成処理皮膜と抵抗の異なる異物が被塗装物の表面に付着
したまま塗料中で電圧を印加すると、異物付着個所の導
電性が他の個所のそれと大きく異なるため、その付着個
所にて過剰の電気分解が進行し大量の塗料が析出して、
凸状塗膜が形成されることによると考えられている0本
発明者等は、自動車車体の電着塗装ラインにおいて車体
に付着する異物の多くが化成処理で使用するリン酸亜鉛
の結晶粉末であることを電着塗装中途の車体表面の分析
により確閣している。そして、このリン酸亜鉛の付着は
、例えば、化成処理後の水洗・乾燥工程におい1化成処
理液(リン酸亜鉛を含む。)が下方に落下し、その後の
乾燥によってリン酸亜鉛等の結晶粉末となって乾燥炉の
床などの上に積もり、しかる後この粉末が自動車車体の
運搬及び乾燥炉内の熱風等によって舞い上げられて電着
塗装置前の車体表面に付くという過程を経て進むものと
思われる。従って、自動車車体の塗装において電着塗装
の直前工程として適当な処理を行なうことが付着異物の
除去、即ち塗膜欠陥の防止の上で効果的であると考えら
れる。
本発明の目的は、ブツ及び汚染痕跡等の塗膜欠陥の発生
を抑え、良好な塗装外−を得ることができるカチオン電
着塗装方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、上記のカチオン電着塗装における塗膜欠
陥の発生を抑止するべく鋭意研究を重ねた結果、化成処
理後の水洗及び乾燥処理を経九後に、pH5,8〜8.
2及び比伝導度10μU/cWI以下の脱イオン水を被
塗装物にスプレーガン等を用いて噴霧し、その後カチオ
ン電着塗装に供すると、凸状塗膜等の欠陥が全く無く、
優れた塗装外観が得られることを見い出し、本発明を完
成させた。
すなわち、本発明のカチオン電着塗装方法は。
脱脂処理、化成処理、およびその後の水洗、乾燥処理の
塗装前工程を経た後、pH5,8〜8.2および比伝導
度10μU/cN以下の脱イオン水を被塗装物に噴霧し
、続いてカチオン電着塗装を行なうことを特徴とするも
のである。
pH5,8〜8゜2及び比伝導度10μU/cm以下の
脱イオン水を、所定の塗装前工程を終えた被塗装物に噴
霧し、続いてカチオン電着塗装を行−危うと、凸状塗膜
(ブッ)や汚染痕跡等が全く無い塗装物が得られ、塗装
不良の発生を効果的に抑止することができる。これに対
して、pH18未満若しくはpH8,2を越える脱イオ
ン水または比伝導度10μU/clf&を越える脱イオ
ン水を使用して前記と同様に前工程終了後の被塗装物を
噴霧し、その後カチオン電着塗装に供すると、凸状塗膜
等が僅かながらも時々塗装物表面に現われ、塗膜欠陥の
発生防止が不完全なものとなる。
したがって、本発明の方法を応用した自動車車体の電着
塗装ラインは、通常の化成処理工程を経た後、脱イオン
水による車体の洗浄処理を実施し、その後カチオン電着
塗装を行なう構成のものとなる。これは、例えば次の頴
序よりなる諸工租で構成される。湯洗処理→噴霧脱脂処
理→浸漬脱脂処理→第1水洗処理→第2水洗処理→表面
調整処理→浸漬化成処理→第3水洗処理→浸漬水洗(第
4水洗)処理→第5水洗゛処理→水切乾燥処理→脱イオ
ン水噴霧処理→カチオン電着塗装→水洗処理→焼付処理
なお、本発明において凸状塗膜等の発生を完全に防止す
ることができるのは、所定の脱イオン水で塗装前の被塗
装物を噴霧すると、被塗装物表面上に残る異物、とりわ
けリン酸亜鉛の粉末が脱イオン水に溶解あるいは洗い落
とされ。
異物が全て除去された被塗装物をカチオン電着塗装に供
することができることによると思われる。
(実施例) 以下、本発明の詳細な説明するが、本発明の塗装方法は
、この実施例のみに限定されるものでなく本発明の要旨
を逸脱しない範囲において種々なる変更及び修正を加え
得ることは勿論である。
まず、実施例及び比較例で使用するテストピースを製作
した。 150mX 80wX 0.8m(D軟鋼板の
表面に次の工程順序に従ってリン酸亜鉛系の化成処理皮
膜を形成し、テストピースを製作した。
(1)脱脂→(2)水洗→(3)化成処理→(4)水洗
→(5)乾燥 化成処理剤は市販品の日本ペイント(株)製グラノジン
5D−2000を使用した。
実施例1 脱イオン水(pH5,8〜8−2 、比伝導度10μU
/am )を上記のテストピースに市販のスプレーガン
(ワイダ70型:岩田塗装機工業(株)製)を用いて噴
霧する。噴霧量は100m/m”Jした。
その後、電着塗膜をテストピースの表面に次のカチオン
電着塗装の条件に従って形成する。
(1)  カチオン電着塗装の条件 (a)電着塗料:カチオン型電着塗料(ニスビアCED
九〇Mグレー神東塗料 (株)製。その他日本ペイント(拗 製品や関西ペイント(株)製品で もよい、)。
(b)塗装条件 塗料温度;29℃。
陽極ニステンレス板、陰極:軟鋼板 極間距離;250■、極間電圧; 00v 入槽速度;3cWI/秒、全没時間;3分(e)析出膜
厚;20〜25μ (d)その他の条件は常法に従う。
しかる後、脱イオン水を用いて塗装テストピースを水洗
し、続いてその焼付けを常用の熱風乾燥炉(炉内温度;
170℃)内にて20分間行ない、塗装物として完成さ
せる。
比較例1 予備工程で製作した上記のテストピースを脱イオン水噴
霧せずにその!まカチオン電着塗装に供し、電着塗膜を
テストピース表面に形成し、その後水洗及び焼付処理を
テストピースに施す。
電着塗装、水洗及び焼付処理の各条件は実施例1と同一
に保つ。
比較例2ないし4 pH5,8未満の酸性水、pH8,2を越えるアルカリ
水、および比伝導度10μU/cNを越える脱イオン水
を夫々使用して、予備工程で製作したテストピースを噴
霧し、続いてカチオン電着塗装、水洗及び焼付処理を各
テストピースに実施例1と同様に施す。
上記の実施例1及び比較例1〜4で得られた塗装テスト
ピースの塗装外観を白色電球の下で目視によ抄調べ九〇
その結果を第1表に示す。
SiF2表 実施例2 本発明の方法を実際の自動車車体の電着塗装ラインに利
用した。通常の塗装前工程、即ち湯洗処理→噴霧脱脂処
理→浸漬脱脂処理→第1水洗処理→第2水洗処理→表面
調整処理→浸漬化成処理→第3水洗処理→浸漬水洗処理
→第5水洗処理→水切乾燥処理よりなる諸工程を経た後
に、第1図に示すように、pH5,8〜8.2及び比伝
導度10μU/、以下の脱イオン水1・・・を自動車車
体2にスプレーガン3a〜3Cを使用して車体2の被塗
装表面に噴霧する。スプレーガン3a〜3e(ワイダー
スプレーガン岩田塗装機工業(株)製)は、夫々その先
端にドライフオーグノズル4(アキジェット(株)いけ
うチ製)を備えてなり、スプレーガン3aけ車体2の上
面中央部用、スプレーガン3bは車体2の上面端部用及
びスプレーガン3Cは車体2の側面用のものである。脱
イオン水の噴霧量け100−レ′m!とし九。
しかる徒、電着塗料(ニスビアCED”50Mグレー神
東塗料(株)製)を用いて車体2のカチオン電着塗装を
行ない、その後肢車体2に水洗及び焼付処理を施す。電
着塗装、水洗及び焼付処理の各条件は実施例1と同一に
した。
比較例5 実際の車体の塗装ラインにおいて、塗装置前の脱イオン
水噴霧処理を実施せずに、脱脂、化成処理及びカチオン
電着塗装等の他の処理の条件を実施例2と同一にして、
電着塗膜を自動車車体の表面に形成する。
而して、実施例2及び比較例5で得られた塗装車体の塗
装外観を上記と同様な方法により調べた0その結果を第
2表に示す。
第  2  表 第1表及び第2表より、実施例1及び実施例2の方法に
よって凸状塗膜等の発生が抑止されていることがわかる
(発明の効果) 以上説明しましたように、本発明のカチオン電着塗装方
法は、所定の前工程後電着塗装の直前に特定の脱イオン
水を用いて噴霧処理すみ方法としたことにより、凸状塗
膜(プッ)、塗膜の盛上り及び汚染痕跡等の欠陥が全く
無く、極めて優れた塗装外曽を有する塗装物が得られ、
しかも酸溶液を使用して異物除去を行なう方法でないた
め、不十分な酸除去に起因する塗装物の錆びや腐食等が
全く発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例2の方法に従う脱イオン水噴霧
工程を示す図である。 図中、 1・・・・・・脱イオン水 第1図 1・・・脱イ才′ノ水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 脱脂処理、化成処理、およびその後の水洗、乾燥処理の
    塗装前工程を経た後、pH5.8〜8.2および比伝導
    度10μ■/cm以下の脱イオン水を被塗装物に噴霧し
    、続いてカチオン電着塗装を行なうことを特徴とするカ
    チオン電着塗装方法。
JP2986785A 1985-02-18 1985-02-18 カチオン電着塗装方法 Granted JPS61190098A (ja)

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