JP3215868B2 - 浸漬ノズルの交換装置 - Google Patents

浸漬ノズルの交換装置

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JP3215868B2
JP3215868B2 JP52507995A JP52507995A JP3215868B2 JP 3215868 B2 JP3215868 B2 JP 3215868B2 JP 52507995 A JP52507995 A JP 52507995A JP 52507995 A JP52507995 A JP 52507995A JP 3215868 B2 JP3215868 B2 JP 3215868B2
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immersion nozzle
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immersion
replacement
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堅二 山本
忠夫 谷口
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/10Supplying or treating molten metal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/50Pouring-nozzles
    • B22D41/56Means for supporting, manipulating or changing a pouring-nozzle
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、溶融金属容器から溶融金属を流出させるに
用いられる浸漬ノズルの交換装置に関する。
背景技術 タンディッシュや取鍋等の溶融金属容器には、第11図
にその一例を示すように、溶融金属容器としてのタンデ
ィッシュ1の底部2のノズル受け煉瓦3に出鋼口4が開
口されてその内部にインサートノズル5が挿入され、タ
ンディッシュ1の下面に装着されるスライドバルブ装置
6のボトムプレート7の孔8の周囲上面にインサートノ
ズル5の下部が支持され、上記スライドバルブ装置6の
下部には浸漬ノズル9の上部がノズルケース10を介して
浸漬ノズル支持装置11に懸吊保持されるようになされた
ものがある。
連続鋳造設備の場合には、第12図のように浸漬ノズル
9の下部が水冷構造のモールド12内に浸漬しておかれ、
その浸漬ノズル9の下部周囲に開口する流出口9aから溶
融金属をモールド12内に連続的に流出させ、このモール
ド12内において周面が冷却された溶融金属13が下部から
排出されて次工程へ導かれるようになる。
前記スライドバルブ装置6は、油圧シリンダ14のピス
トンロッド15に連結されて水平方向にスライドするスラ
イドプレート16が油圧シリンダ14の作動によりスライド
してそのスライドプレート16の孔17と前記ボトムプレー
ト7の孔8との合致、非合致により溶融金属の流出量が
制御される。
また浸漬ノズル9は、上端がやや大径とされてその部
分にノズルケース10が嵌着され、浸漬ノズル9の上端面
は図示省略のシールパッキンを介してシュートノズル18
の下端面に密接され、ノズルケース10の外面にはその直
径線上対称位置に支持ピン19,19が突設されている。
この浸漬ノズル9の下方部は前記のように溶融金属中
に常に浸漬され、溶融金属に洗われる状態におかれるの
で損耗し、適時に新たな浸漬ノズル9と交換する必要が
ある。
そこで従来から上記浸漬ノズル9の交換が可及的速や
かに行なえるようにしたノズル支持装置11が用いられて
いる。第11図の従来例においては、スライドバルブ装置
6の下面にピストンロッド20を下向きとしてエアシリン
ダ21を設け、このエアシリンダ21のピストンロッド20に
支持アーム22を固着し、この支持アーム22の先端側に前
記ノズルケース10の前記支持ピン19,19により懸吊状態
に保持する凹部23が設けられており、この凹部23に浸漬
ノズル9の支持ピン19,19を嵌合したのちエアシリンダ2
1を短縮して浸漬ノズル9の上端面をスライドバルブ装
置6のスライドプレート16の孔17の周辺下面、またはス
ライドバルブ装置6にシュートノズル18が設けられてい
る場合はその下面にシールパッキンを介在させて圧接さ
せ、固定するようにしている。なお、この固定手段とし
ては、他にレバー、トグル機構等を用いたものもある。
しかしながら上記の装置では、浸漬ノズル9を交換す
るとき、まずスライドバルブ装置6のスライドプレート
16をスライドさせて閉状態とし、タンディッシュ1を上
昇させたのちエアシリンダ21を伸長作動して支持アーム
22を下降させ、浸漬ノズル9を人手により取外し、シュ
ートノズル18の下面をクリーニングしたのち新たな浸漬
ノズル9およびシールパッキンをセットし、ついでエア
シリンダ21を短縮作動して浸漬ノズル9を上昇させると
ともにタンディッシュ1を下降させ、スライドバルブ装
置6を開とする手順を要するので、その交換作業には早
くても60〜90秒を要する。
その結果、浸漬ノズル9を交換している間にモールド
12内の溶融金属13の表面が固化し、溶融金属13の継手部
分がスクラップ化する率が高くなり、歩留りが低下する
という大きな問題点がある。
また溶融金属13の流出を中断する時間を短くしようと
しても、使用済の浸漬ノズル9を抜き外して新たな浸漬
ノズル9を挿入しなければならないので、時間を短縮す
るにも限度があり、さりとてタンディッシュ1を上下動
させないでそれに要する時間を省略するようにしても、
スライドバルブ装置6の存在によりその下方のスペース
が狭く、その狭いスペース内で交換作業を行うには非常
に手間どることになり、やはり迅速な交換を行うことは
難しい。
さらに上記交換作業は人手により行われるが、浸漬ノ
ズル自体が煉瓦製であるため重量が大であり、その着脱
作業は容易でないばかりでなく、スライドバルブ装置6
の周辺はきわめて高温であるため熱間での作業となり、
作業環境が悪く、この面からも容易な作業ではなかっ
た。
一方、上記浸漬ノズルの交換作業の容易化を図ろうと
するものとしてUSP4,669,528号明細書に記載の技術があ
る。このものは固定プレートの下部にスライド機構を設
け、上部にプレート煉瓦を組込んで薄い鉄板製のケーシ
ングにより一体とした特殊な浸漬ノズルを用い、このケ
ーシング部分の下面の前後部を下から支え、バネによる
付勢によって上方へ偏倚させ、ガイドレール上を滑動さ
せてそのガイドレール形状により固定プレートの仮面に
浸漬ノズルのプレート煉瓦の上面を圧接させるようにな
されたものである。
したがって連続鋳造時における浸漬ノズルの交換に
は、新たな浸漬ノズルをスライド機構にセットするとと
もに浸漬ノズル押込みシリンダをセットし、ついでイン
サートノズルをストッパにより閉止したのち浸漬ノズル
を前記シリンダにより押込み、その後ストッパを開に戻
し、使用済みの浸漬ノズルを取出すという手順を採る。
この間に要する時間は10〜15秒程度であり、前述の従来
技術に比し迅速な交換が可能である。
しかしながら上記の装置では、浸漬ノズルの上部にプ
レート煉瓦を組込んでケーシングと一体化させた特殊の
浸漬ノズルを用いなければならないので、浸漬ノズルの
コストが嵩み、従来品に較べ約1.5倍程度の価格とな
り、ランニングコストの上昇を招くという問題点がある
うえ、浸漬ノズルのケーシングを下面から前後2箇所で
押圧することになるので、内部のプレート煉瓦が湾曲状
に変形しやすく、そのため固定プレートとの接合面間に
隙間が生じ、そこから吸気現象が発生して異常溶損や鋼
品質の低下をきたすなどの問題をもたらす。またプレー
ト煉瓦に亀裂が入ると、その亀裂に溶融金属が浸入す
る、いわゆる地金差しが生じ、さらには漏鋼というトラ
ブルの発生をもきたすことになる。さらに溶融金属の流
出をストッパにより制御するため、ストッパヘッド部に
Al2O3が付着しやすく、流量制御が難しくなるという問
題がある。
本発明は、浸漬ノズルの交換のための鋳造中断時間を
極限にまで短縮することができ、溶融金属のスクラップ
化を減少し得て歩留りを高め、かつ悪影響下での人的作
業を少なくすることが可能な浸漬ノズルの交換装置を提
供することを目的とする。
また本発明は、浸漬ノズルに特殊な構造を持たせる必
要がなく、シンプルで安価な浸漬ノズルの使用を可能と
することであり、さらに本発明は、浸漬ノズルの上部を
ノズルケースにより全周で支持し、浸漬ノズルの変形が
なく、シール性の向上を図り、さらにはスライドバルブ
装置による流出量制御機構を採用するものであっても浸
漬ノズルの迅速な交換を可能とするものである。
また浸漬ノズルの交換時に新たな浸漬ノズルをノズル
装着位置に正確に位置付けして取付けることができるこ
と、および浸漬ノズルの交換時の取扱いを容易とするこ
とができる交換装置を提供することにある。
さらに浸漬ノズルとノズルケースとの間に相互の回り
止めおよび流出口の向きを定める位置決めが確実になさ
れる浸漬ノズルを有する交換装置を提供することにあ
る。
発明の開示 本発明は、溶融金属容器から流出する溶融金属の流出
量を制御するスライドバルブ装置と、このスライドバル
ブ装置の下部に垂直姿勢に支持された浸漬ノズルの保持
用シリンダと、このシリンダのピストンロッドに水平姿
勢に支持されたガイドアームとを備え、このガイドアー
ムは互いに平行する一対のガイドレール部を有し、この
ガイドレール部の対向面には水平方向に延び少くとも3
個以上の浸漬ノズルの上端のノズルケースを嵌合保持し
得る長さを有し両端が開放されたガイド溝を持ち、この
ガイド溝に嵌合保持された新規の浸漬ノズルをノズル装
着位置まで押送する交換用シリンダを付設したことを特
徴とする。
また本発明は、前記浸漬ノズルのノズルケースの前記
ガイド溝に嵌合する嵌合部の下面に位置決め用突部を設
け、前記ガイドレールのガイド溝に前記突部が係合して
ノズル装着位置を定める位置決め用凹部を設けたことに
ある。
さらに本発明は、前記交換用シリンダを浸漬ノズル押
送位置から交換ノズル供給の妨げとならない位置に退避
可能、または離脱可能としたことにある。
さらに本発明は、前記ガイドレール部の使用済ノズル
取出し側の端部にノズル脱落防止用ストッパを設けたこ
とにある。
また本発明は、前記ガイドレール部へ浸漬ノズルを誘
導してガイド溝へ嵌合させるノズル誘導ガイドを着脱可
能に有することにある。
図面の簡単な説明 第1図は本発明による浸漬ノズル交換装置の一実施例
を示す斜視図、第2図は同断面図、第3図は第1図にお
けるガイドアーム部の部分断面拡大図、第4図は第3図
のA−A相当の断面図、第5図は浸漬ノズルの一部切欠
斜視図、第6図はノズルケースを嵌着した浸漬ノズルの
一部切欠断面図、第7図はノズルケースの他の形状例を
示す斜視図、第8図はノズル誘導ガイドの一実施例を取
付けた状態を示す一部を断面表示した正面図、第9図は
第8図のノズル誘導ガイドに用いるハンドリング治具の
使用状態を示す第8図の側方からみた図、第10図は第9
図のハンドリング治具の側面図、第11図は従来技術を示
す断面図、第12図は連続鋳造設備と浸漬ノズルとの関係
を示す説明図である。
発明を実施するための最良の形態 本発明をより詳細に説明するため、添付図面を参照し
て説明する。
第1図は本発明の要部を斜視図で示し、第2図はその
断面を示している。これらの図において符号30は溶融金
属容器の一例としてのタンディッシュを示し、その底部
31下面にはスライドバルブ装置32が装着されている。
このスライドバルブ装置32は、前記第11図で説明した
と同様な構成のものを示しており、タンディッシュ30の
底部31のノズル受け煉瓦33の出鋼口34にインサートノズ
ル35が挿入され、スライドバルブ装置32のボトムプレー
ト36の孔37の周囲上面でインサートノズル35の下部が維
持されており、油圧シリンダ38によりスライドするスラ
イドプレート39の孔40と前記ボトムプレート36の孔37と
の合致、非合致により溶融金属の流出量が制御される。
またスライドプレート39の孔40の下方にはシュートノズ
ル41がスライドバルブ装置32にケース41aに収めて支持
して設けられている。
前記スライドバルブ装置32の下部に垂直姿勢に取付け
られた保持用シリンダ42(エアまたは油圧)の下方に向
けて突出するピストンロッド43には金属材からなるガイ
ドアーム44の一端が固着され、水平姿勢に支持されてい
る。
このガイドアーム44は、互いに平行する一対のガイド
レール部45,45を有し、このガイドレール部45,45の互い
に対向する面には、水平方向に延びかつ両端が開放され
た断面コ字状のガイド溝46,46が形成されている。この
ガイド溝46,46は、少くとも3個以上の浸漬ノズル47,47
…の上端のノズルケース48を嵌合保持し得る長さを有し
ている。
上記ノズルケース48は、浸漬ノズル47の上端の大径部
47aを包含するように嵌着された金属製(例えば鋼製)
のもので、第5図に浸漬ノズル47を、第6図にノズルケ
ース48を嵌着した状態の断面を示すように、浸漬ノズル
47の大径部47aの上側からと下側からと嵌合する上下の
リング状の部片48a,48bで構成され、上側部片48aの上部
内周には浸漬ノズル47の上端縁に係合する係合縁48c
が、下側部片48bの下部内周には前記大径部47aを受ける
係合縁48dが形成されており、両部片48a,48bは固定手段
の一例として略示するボルト49,49により締結される。
また浸漬ノズル47の大径部47aの下方部外周には縦方
向の溝50が形成され、前記下側部片48bを貫通する位置
決めピン51の先端が前記溝50に嵌入することによりノズ
ルケース48と浸漬ノズル47の流出口47bとの位置関係、
すなわちノズルケース48の外周直径方向に突設されセッ
ト時や取出し時に保持するための支持ピン52,52の突出
方向に対し流出口47bの向きが90゜異なる位置関係をも
って固定されるようになっており、これにより位置決め
手段を構成している。第1図に例示するノズルケース48
では平面形状が六角状に形成され、前記支持ピン52,52
が突出する相対応する2辺で該支持ピン52,52より上部
位置に前記ガイド溝46,46に可及的密にスライド可能に
嵌合する嵌合部53,53が突設されている。なお前記ガイ
ド溝46,46の浸漬ノズル47の嵌込み側の上縁46aは嵌合部
53を嵌込みやすくするためアール状に切除されている。
また前記ノズルケース48の平面形状は六角形に限らず、
第7図のように八角形とするなど任意の形状をとること
ができる。
前記ノズルケース48の嵌合部53,53の下面には位置決
め用の突部54,54が突設されており、前記ガイド溝46,46
の下縁の浸漬ノズル装着位置には第3図に示すように前
記突部54,54が嵌入して位置決めするための凹部55,55が
形成されている。
前記ガイドアーム44の浸漬ノズル嵌込み側には、新た
な浸漬ノズル47を所定の位置に押送するための交換シリ
ンダ56が設けられている。第2図の実施例では、タンデ
ィッシュ30の底部31に固着のブラケット57に交換シリン
ダ支持アーム58の基部が軸59により揺動可能に取付けら
れ、この支持アーム58の先端部に交換シリンダ50が水平
姿勢に取付けられており、この交換シリンダ56を回動下
降させて所定位置(第2図示位置)にセットしたときそ
のピストンロッドの先端の押圧部60がガイドアーム44の
ガイドレール部45,45間に供給された浸漬ノズル47のノ
ズルケース48を押送し得る位置に整合するようになり、
またタンディッシュ30の底部31にそう位置に退避させた
とき新たな浸漬ノズル47の嵌込みに支障をきたさぬよう
になっている。なおこの交換シリンダ56は、不要なとき
に軸59を抜いて取外すようにしてもよい。
前記ガイドレール部45,45のガイド溝46,46の取出し側
(第1図において左端)には、使用済みの浸漬ノズル47
のノズルケース48に当接してその脱落を防止するための
ストッパ61が突設されている。このストッパ61は、使用
済みの浸漬ノズル47をガイド溝46,46の取出し側から抜
き外すときは退没するよう出没自在とするか、あるいは
着脱可能とされる。
新たな浸漬ノズル47をガイドアーム44のガイドレール
部45,45間に供給する手段としては、第8図に示すよう
なノズル誘導ガイド70が用いられる。このノズル誘導ガ
イド70は、タンディッシュ30の側壁部外面(またはスラ
イドバルブ装置32であってもよい。)に固着された取付
板71に対し脱着できるようになされている。この取付板
71は、その上端に上端が開放された取付孔72と、下方部
に側部が開放され下方に屈曲して延びる取付孔73とを有
し、ノズル誘導ガイド70の支持杆74の側面に突設された
頭付きのピン75,76(例えばボルト)が前記各取付孔72,
73に嵌合することにより取外し可能に取付けられるよう
になっている。
前記支持杆74の下方位置に鉄板等からなる載置板77が
一体的に設けられており、この載置板77の上部一側には
アングル材からなるレール78が固着されている。このレ
ール78の末端78aは、前記ガイドアーム44の浸漬ノズル
供給側の端部へ臨むよう若干下り傾斜に形成されてい
る。
上記ノズル誘導ガイド70に付帯して浸漬ノズル47の取
扱いを容易にするためのハンドリング治具80を備えてい
る。このハンドリング治具80は、第10図に側面図を示す
ように、パイプ等からなるロッド部81の先端に浸漬ノズ
ル47のノズルケース48の下顎(首下)部分を両側から挟
むように係合する二又状の支持アーム82の基部の軸部が
嵌合固着され、ロッド部81の先端はノズルケース48の支
持ピン52に嵌合自在とされている。前記支持アーム82の
基部に近い位置にはフランジ付きの車輪83が回転自由に
取付けられており、この車輪83は前記レール78に係合し
て転動自在とされている。また前記ロッド部81の基端に
は、ロッド部81を回す操作を容易にするためT字状をな
すようハンドル84が固着されている。
したがって新たな浸漬ノズルをセットする際には、前
記交換シリンダ56を退避または取外し、ノズル誘導ガイ
ド70をその支持杆74のピン75,76を取付板71の取付孔72,
73に係合させることによりタンディッシュ30の下部側方
に取付け、ついで新たな浸漬ノズル47を第8図に符号A
で示すように載置板77上に立てて置き、次にBのように
倒すときハンドリング治具80の支持アーム82の浸漬ノズ
ル47の首下に係合させ、同時にハンドリング治具80のロ
ッド部81の先端をノズルケース48のピン52に嵌合させ、
その車輪83をレール78上に係合させる(第9図示)。
こうしたのちハンドリング治具80のロッド部81とハン
ドル84を持ってB位置からC,D位置へ移動させ、レール7
8の末端に至り、モールド12内に入る位置になったとき
浸漬ノズル47をEのように徐々に立てるようにし、その
ノズルケース48の嵌合部53,53をガイドアーム44のガイ
ドレール部45,45のガイド溝46,46に合わせて滑り込ませ
るようにしてセットすることができる。
なお、ガイドアーム44の他端の使用済みの浸漬ノズル
47の取出し側についても、上記と同様な誘導ガイドを設
けるようにすれば、使用済み浸漬ノズルの取外しを容易
化することができる。
次に浸漬ノズル47の交換手順について説明する。
予め浸漬ノズル47にノズルケース48を一体に組付けて
おき、浸漬ノズル47を予熱しておく。ついでその浸漬ノ
ズル47をノズル誘導ガイド70を通じ、または手動でガイ
ドアーム44のガイドレール45,45のガイド溝46,46に浸漬
ノズル47のノズルケース48の嵌合部53,53を嵌込む(第
2図の鎖線図示の状態)。続いて交換シリンダ56を第2
図のように回動させて定位置へ下降、あるいは取付ける
ことによって位置を定め、スライドバルブ装置32の油圧
シリンダ38を作動してスライドプレート39をスライドさ
せ、ボトムプレート36とスライドプレート39の孔37,40
を非合致として閉じる。
こうしたのち保持シリンダ42を伸長作動してガイドア
ーム44を下降させ、新たな浸漬ノズル47の上面にシール
用パッキンを載せ、ついで交換シリンダ56を伸長作動さ
せて新たな浸漬ノズル47を浸漬ノズル装着位置まで押送
する。このとき使用済みの浸漬ノズル47は新たな浸漬ノ
ズル47により押されてガイドレール部45,45上を図にお
いて左方へスライドし、ストッパ61に当って脱落するこ
となく停止する。これと同時に新たな浸漬ノズル47のノ
ズルケース48の突部54がガイド溝46の凹部55に係合して
浸漬ノズル装着位置に正しく停止する。
その後保持シリンダ42を短縮作動してガイドアーム44
を上昇させ、新たな浸漬ノズル47の上面をシールパッキ
ンを介してシュートノズル41の下面に押しつけて密着さ
せる。油圧シリンダ38を伸長作動させてスライドプレー
ト39の孔40をボトムプレート36の孔37に合致させ、溶融
金属の流出を再開させる。そして前記ストッパ61を外
し、使用済みの浸漬ノズル47を取出す。上記のようにス
ライドバルブ装置32を閉じてから開に至るまでに要する
時間は、おおよそ10〜15秒である。
上記の実施例において、ガイドアーム44に新たな浸漬
ノズル47をセットしたのちスライドバルブ装置32のスラ
イドプレート39をスライドさせて閉じ、ガイドアーム44
を下降させて新たな浸漬ノズル47を交換シリンダ56で押
送することにより新たな浸漬ノズル47が装着位置へセッ
トされると同時に使用済みの浸漬ノズル47が取出し側へ
押し出される。ついでガイドアーム44を上昇させれば使
用可能な状態にすることができるので、浸漬ノズル47の
交換に要する時間、特に溶融金属の流出を中断する時間
がきわめて短くてすみ、溶融金属の継目において生じる
スクラップ化も最小限に留め、歩留りを高めることがで
きる。
また新たな浸漬ノズル47の供給や取出しを必ずしも人
手によらず自動化することが可能であり、そうすること
により高温な悪環境下での人的作業を減ずることができ
る。
さらに浸漬ノズル47のノズルケース48の嵌合部53の突
部54を、ガイドアーム44のガイドレール部45,45のガイ
ド溝46,46に前記突部54が係合する位置決め用凹部55を
設けることにより、新たな浸漬ノズル47を適正な位置に
容易に停止させて位置決めを確実になさしめることがで
きる。
またノズルケース48は浸漬ノズル47の上部に一体化さ
れる単純な構造のものとすることができるので、低コス
トで得られ、ランニングコストの低減を図ることがで
き、しかもガイドレール部45,45間に両側の嵌合部53,53
が支持されて浸漬ノズル47の上部を押しつけても浸漬ノ
ズル47の上端面が変形することがなく、シール性を向上
させ、異常溶損の発生がなく、鋼品質の劣化を防ぐこと
ができる。さらに支持ピン52,52に対し流出口47aの位置
が位置決め手段により定められているので、モールドへ
の挿入時に流出口47aの向きがずれてしまうことがな
く、またモールド内へ挿入する際に浮力が生じてもノズ
ルケース48に対し浸漬ノズル47が動くことがない。
さらに交換シリンダ56を押送位置から退避または取外
すようにすることにより、新たな浸漬ノズル47のセット
時の障害にならず、新たな浸漬ノズル47のセットを容易
に行なわせることができる。またガイドアーム44のガイ
ドレール部45,45の取出し側のガイド溝46内にストッパ6
1を設けることにより、浸漬ノズル47の交換作業時に使
用済みの浸漬ノズル47が落下する危険がなく、安全性が
高められる。
一方、ノズル誘導ガイド70を付設し、ハンドリング治
具80を用いれば、新たな浸漬ノズル47のガイドアーム44
へのセット時に浸漬ノズル47を直接手で持ってセットす
る必要がなく、離れた位置でしかも少い力で作業するこ
とができ、セット作業を容易とすることができる。さら
に上記ノズル誘導ガイド70は、使用済み浸漬ノズルの取
出し側に取付けるようにすれば、使用済みの浸漬ノズル
の取外し作業も容易に行なえるようにすることができ
る。
産業上の利用可能性 連続鋳造設備の溶融金属容器から溶融金属を流出させ
る際のモールドへの浸漬ノズルの交換に利用するに適す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−251641(JP,A) 特開 平4−33771(JP,A) 特開 平6−292955(JP,A) 特開 平2−59154(JP,A) 実開 昭55−103050(JP,U) 特表 平5−508348(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/10 330 B22D 41/56

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融金属容器から流出する溶融金属の流出
    量を制御するスライドバルブ装置と、このスライドバル
    ブ装置の下部に垂直姿勢に支持された浸漬ノズルの保持
    用シリンダと、このシリンダのピストンロッドに水平姿
    勢に支持されたガイドアームとを備え、このガイドアー
    ムは互いに平行する一対のガイドレール部を有し、この
    ガイドレール部の相対向する面には水平方向に延び少く
    とも3個以上の浸漬ノズルの上端のノズルケースを嵌合
    保持し得る長さを有し両端が開放されたガイド溝を持
    ち、このガイド溝に嵌合保持された新規の浸漬ノズルを
    ノズル装着位置まで押送する交換用シリンダを付設した
    ことを特徴とする浸漬ノズルの交換装置。
  2. 【請求項2】前記浸漬ノズルのノズルケースの前記ガイ
    ド溝に嵌合する嵌合部に位置決め用突部を設け、前記ガ
    イドレール部のガイド溝に前記突部が係合してノズル装
    着位置を定める位置決め用凹部を設けた請求の範囲第1
    項記載の浸漬ノズルの交換装置。
  3. 【請求項3】前記交換用シリンダを浸漬ノズル押送位置
    から交換ノズル供給の妨げとならない位置に退避可能と
    した請求の範囲第1項記載の浸漬ノズルの交換装置。
  4. 【請求項4】前記交換用シリンダを脱着自在とした請求
    の範囲第1項記載の浸漬ノズルの交換装置。
  5. 【請求項5】前記ガイドアームのガイドレール部の使用
    済みノズル取出し側にノズル脱落防止用ストッパを設け
    た請求の範囲第1項記載の浸漬ノズルの交換装置。
  6. 【請求項6】溶融金属容器またはスライドバルブ装置に
    着脱自在とされ、浸漬ノズルを溶融金属容器の側方で載
    置し得る載置板を有し、その載置位置から前記ガイドア
    ームへのセット位置へ浸漬ノズルを誘導するノズル誘導
    ガイドを付設した請求の範囲第1項記載の浸漬ノズルの
    交換装置。
  7. 【請求項7】前記ノズル誘導ガイドにレールを敷設し、
    ロッド部先端に浸漬ノズルのノズルケースの下に係合す
    るU字形の支持アームと、その支持アームの基部に近い
    位置に前記レールに係合する車輪とを有するハンドリン
    グ治具を付帯した請求の範囲第6項記載の浸漬ノズルの
    交換装置。
  8. 【請求項8】浸漬ノズルとノズルケースとを相互に固定
    する固定手段および浸漬ノズルの流出口の位置を定める
    位置決め手段を有する請求の範囲第1項記載の浸漬ノズ
    ルの交換装置。
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