JP3214582B2 - 移動体検知器及び監視装置 - Google Patents

移動体検知器及び監視装置

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JP3214582B2 JP16514393A JP16514393A JP3214582B2 JP 3214582 B2 JP3214582 B2 JP 3214582B2 JP 16514393 A JP16514393 A JP 16514393A JP 16514393 A JP16514393 A JP 16514393A JP 3214582 B2 JP3214582 B2 JP 3214582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体検知器及び監視
装置に関し、更に詳しくは、移動体検知器が自己の各部
位の異常を通常では発生し得ない移動体「有」の路面占
有率の擬似の移動体検知信号として出力することによ
り、自己の異常部位を通知し、保守効率を向上させ得る
技術に係る。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体検知器は、移動体検知信号
がリレー接点出力となっている。リレー接点出力は、通
常、フェールセーフ性を考慮して、リレーが無通電とな
ったときに導通する接点を移動体「有」とする。即ち、
移動体検知器が異常を判定したときは、路面占有率が1
00%となる移動体検知信号を出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
移動体検知器は、路面占有率が100%となる移動体検
知信号により異常であることを通知することは可能であ
るが、電源が遮断されてリレーが無通電であるか、制御
信号によりリレーが無通電であるかを特定できないた
め、リレー、信号処理回路等の故障箇所を特定できず、
現地に一度点検に行ってどこが故障したかを調べ、送受
器が故障しているときはタワー車等の車両で出なおす必
要があった。そのため、修理に多大な時間と労力を費や
している。
【0004】本発明の第1の課題は、上述した問題点を
解決し、自己の異常部位を通知し、保守効率を向上させ
得る移動体検知器を提供することである。
【0005】本発明の第2の課題は、移動体検知信号か
ら移動体検知器の異常部位を解明し、保守効率を向上し
得る監視装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、送受器と、信号処理回路とを含む移動体
検知であって、前記送受器は、移動体の走行路の上方に
設けられ、前記走行路に向けて超音波を放射し、前記走
行路側からの反射波を受信し、受信信号を出力するもの
であり、前記信号処理回路は、信号判定部と、異常判定
部とを含み、前記信号判定部が測定周期毎に前記受信信
号の到来時間により前記移動体の有無を判定し、移動体
有無の移動体検知信号を出力し、前記異常判定部が前記
受信信号の到来時間に基づき前記送受器または前記信号
判定部の異常を判定し、異常モードによって一定時間内
の移動体「有」の路面占有率が通常の前記移動体検知信
号では発生し得ない占有率となる擬似の移動体検知信号
を出力する。
【0007】更に、移動体検知器と、中央装置とを含む
監視装置であって、前記移動体検知器は、上記記載のも
のでなり、前記中央装置は、前記擬似の移動体検知信号
の移動体「有」の路面占有率から前記異常モ−ドを識別
する。
【0008】
【作用】送受器は、移動体の走行路の上方に設けられ、
走行路に向けて超音波を放射し、走行路側からの反射波
を受信し、受信信号を出力するものであり、信号処理回
路は、信号判定部が測定周期毎に受信信号の到来時間に
より移動体の有無を判定し、移動体有無の移動体検知信
号を出力するから、移動体検知信号を受信した中央装置
は、移動体「有」から移動体「無」に変化する回数によ
り通過移動体台数が分かり、移動体検知ができる。ま
た、移動体「有」を検知した測定回数と総測定回数との
比から路面占有率が分かる。
【0009】信号処理回路は、異常判定部が受信信号の
到来時間に基づき送受器または信号判定部の異常を判定
し、異常モードによって一定時間内の移動体「有」の路
面占有率が通常の移動体検知信号では発生し得ない占有
率となる擬似の移動体検知信号を出力するから、自己の
異常部位を通知し、保守効率を向上させ得る移動体検知
器が得られる。
【0010】中央装置は、擬似の移動体検知信号の移動
体「有」の路面占有率から異常モ−ドを識別するから、
異常検知信号から移動体検知器の異常部位を解明し、保
守効率を向上し得る監視装置が得られる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る移動体検知器の実施例の
構成を示すブロック図、図2は移動体検知器の動作を示
すタイムチャートである。図において、1は送受器、2
は信号処理回路、3は移動体、4は走行路である。移動
体3は車両である。
【0012】送受器1は、移動体3の走行路4の上方に
設けられ、走行路4に向けて超音波W1を放射し、走行
路4側からの反射波W2を受信し、受信信号S2を出力
する。
【0013】信号処理回路2は、信号判定部21と、異
常判定部22とを含んでいる。信号判定部21は、測定
周期T毎に受信信号S2の到来時間Txにより移動体3
の有無を判定し、移動体有無の移動体検知信号S3を出
力する。測定周期Tは、例えば50msecに設定される。
【0014】信号判定部21は、送信信号発生部211
と、受信信号処理部212とを有している。送信信号発
生部211は、測定周期T毎に送信信号S1を発生し、
送信信号S1を送受器1に供給する。受信信号処理部2
12は、第1ゲート時間GT1と、第2ゲート時間GT
2とを有している。第1ゲート時間GT1は、地上高さ
Hrからの反射波到来時間Trと地上高さHnからの反
射波到来時間Tnとの時間間隔に設定されている。第2
ゲート時間GT2は、地上高さHnからの反射波到来時
間Tnと走行路4からの反射波到来時間Thとの時間間
隔に設定されている。受信信号処理部212は、送信信
号S1の送信から受信信号S2の受信までの実際の反射
波到来時間Txを求め、反射波到来時間Txが第1ゲー
ト時間GT1内にあるときに移動体「有」の移動体検知
信号S3を出力し、反射波到来時間Txが第2ゲート時
間GT2内にあるときに移動体「無」の移動体検知信号
S3を出力する。移動体検知信号S3の出力は、第2の
ゲート時間GT2の経過後に行なわれ、次の測定周期T
2まで維持される。異常判定部22は、受信信号S2の
到来時間Txに基づき送受器1または信号判定部21の
異常を判定し、異常モードによって一定時間内の移動体
「有」の路面占有率が通常の移動体検知信号S3では発
生し得ない占有率となる擬似の移動体検知信号S4を出
力する。通常発生し得ない路面占有率とは、例えば90
〜99%の占有率である。なお、図1の図示から、地上
高さHnは移動体3の高さ内にあり、地上高さHrは移
動体3の高さよりも高く、かつ、地上高さHhよりも低
い位置にあることは自明である。
【0015】異常判定部22は、第3ゲート時間GT3
と、第4ゲート時間GT4とを有している。第3ゲート
時間GT3は、当該測定周期T1の送信信号S1を送信
(To)してから地上高さHrからの反射波到来時間T
rまでの時間間隔に設定されている。第4ゲート時間G
T4は、走行路4からの反射波到来時間Thから次の測
定周期T2の送信信号S1が送信(To)されるまでの
時間間隔に設定されている。異常判定部22は、反射波
到来時間Txが第3ゲート時間GT3内にあるときまた
は第4ゲート時間GT4内にあるときに、送受器1また
は信号判定部21の異常を判定する。反射波到来時間T
xが第3ゲート時間GT3内にあったときは、例えば5
分間の路面占有率が96%の擬似の移動体検知信号S4
を移動体検知信号S3に優先させて出力する。同様に、
反射波到来時間Txが第4ゲート時間GT4内にあった
ときは、路面占有率が97%の擬似の移動体検知信号S
4を移動体検知信号S3に優先させて出力する。擬似の
移動体検知信号S4の出力は、異常判定と同時に行なっ
てもよいし、移動体検知信号S3と同様、第2のゲート
時間GT2の経過後に行なってもよい。
【0016】上述したように、送受器1は、移動体3の
走行路4の上方に設けられ、走行路4に向けて送信信号
S1に基づく超音波W1を放射し、走行路4側からの反
射波W2を受信し、受信信号S2を出力するものであ
り、信号処理回路2は、信号判定部21が測定周期T毎
に受信信号S2の到来時間Txにより移動体3の有無を
判定し、移動体有無の移動体検知信号S3を出力するか
ら、移動体検知信号S3を受信した図示しない中央装置
は、移動体「有」から移動体「無」に変化する回数によ
り通過移動体数が分かり、移動体検知ができる。また、
移動体「有」を検知した測定回数と総測定回数との比か
ら路面占有率が分かる。
【0017】信号処理回路2は、異常判定部22が受信
信号S2の到来時間Txに基づき送受器1または信号判
定部21の異常を判定し、異常モードによって一定時間
内の移動体「有」の路面占有率が通常の移動体検知信号
S3では発生し得ない占有率となる擬似の移動体検知信
号S4を出力するから、例えば、路面占有率が96%の
擬似の移動体検知信号S4が出力されたときは送受器1
の近傍に障害物となる反射体があることが分かり、路面
占有率が97%の擬似の移動体検知信号S4を出力した
ときは送受器1の取り付け方向がズレていることが分か
る。このため、自己の異常部位を通知し、保守効率を向
上させ得る移動体検知器が得られる。
【0018】また、図1の実施例の異常判定部22は、
一定時間内では検知できない移動体検知数として移動体
「有」の路面占有率を定めた擬似の移動体検知信号S4
を出力する。例えば、5分間に240台の移動体を検知
したようにして路面占有率が96%となるように設定す
る。このため、図示しない中央装置は、50msecの周期
で擬似の移動体検知信号S4をサンプリングし、移動体
検知数が240台、路面占有率が96%となる擬似の移
動体検知信号S4を受信した場合に、移動体検知数と路
面占有率の両者で判定できるので、送受器1の近傍に障
害物となる反射体がある異常が発生していると確実に判
定できる。また、信号処理回路2が240台以上の移動
体数を検知した移動体検知信号S3を出力しているか否
かを判断することにより、信号処理回路2が誤動作して
いるか否かを正確に判定できるようになる。
【0019】図3〜図5は図1の実施例の異常判定部の
動作を説明するタイムチャートである。図において、図
2と同一参照符合は同一性ある構成部分を示している。
【0020】図1を参照しながら図3について説明す
る。図3は移動体3を検知中に送受器1が送信故障した
場合を想定している。送受器1は超音波W1を放射した
後に残響W11を発生する。異常判定部22は、送受器
1が超音波W1を放射した後の第3ゲート時間GT3内
に残響W11を受信できないときに送受器1の異常と判
定する。測定周期T1では、第3ゲート時間GT3内に
残響W11が得られ、第1ゲート時間GT1内に受信信
号S2が得られ、時刻Ts1において、移動体「有」の
移動体検知信号S3を出力する。測定周期T2では、送
受器1が送信故障したため、第3ゲート時間GT3内に
残響W11が得られず、時刻Ts2において、移動体検
知数が240台、路面占有率が96%の擬似の移動体検
知信号S4を出力する。移動体「有」の移動体検知信号
S3と、疑似の移動体検知信号S4とは、一周期Tに対
するオフ時間TOFまたはオン時間TONの時間的比率
の違いによって、容易に区別することができる。例え
ば、移動体検知信号S4において、その一周期Tに対す
るオフ時間TOF4の比率 (TOF4/T)×100(%)=96(%) となるように、TOF4を定める。この96(%)とい
う比率は、移動体「有」の移動体検知信号S3において
は発生することのない時間的比率として選ばれたもので
ある。よって、移動体「有」の移動体検知信号S3と、
疑似の移動体検知信号S4とは区別できる。
【0021】図1を参照しながら図4について説明す
る。図4は送受器1が超音波の伝播経路を含めた受信故
障を生じた場合を想定している。異常判定部22は、第
2ゲート時間GT2内に受信信号S2を受信できない場
合において、第4ゲート時間GT4内に受信信号S2を
受信した場合または第4ゲート時間GT4内に受信信号
S2を受信できない場合に、路面検出の異常と判定す
る。路面検出の異常には、送受器1の取付方向がズレて
反射波W2を受信できない場合、路面の反射率が低下し
て反射波W2を受信できない場合等が含まれる。測定周
期T1は、図3と同様である。測定周期T2では、第3
ゲート時間GT3内に残響W11を受信することによ
り、送受器1の送信故障がないことが確認される。受信
信号S2が第2ゲート時間GT2内に受信されず、第4
ゲート時間GT4内に受信されたことにより伝播経路が
長くなった故障であると判定する。また、第4ゲート時
間GT4内に受信されない場合は、送受器1の取付方向
がズレて余所を向いていると判定する。時刻Ts2にお
いて、移動体検知数が180台、路面占有率が97%の
擬似の移動体検知信号S4を出力する。
【0022】図1を参照しながら図5について説明す
る。図5は移動体3を連続検知する故障を想定してい
る。異常判定部22は、信号判定部21が一定時間、例
えば30分間継続して移動体「有」の移動体検知信号S
3を出力したときは移動体3の連続検知の異常と判定す
る。一定時間は、渋滞等を考慮して、移動体3が必ず1
台は通過するように設定される。測定周期T1におい
て、受信信号処理部212が移動体3を検知し、時刻T
s1に移動体「有」の移動体検知信号S3を継続して出
力する。測定周期T2において、受信信号処理部212
が移動体3を検知する。時刻Ts2において、30分間
継続して移動体3を連続検知しているときは、移動体3
の連続検知の異常と判定し、移動体検知数が120台、
路面占有率が98%の擬似の移動体検知信号S4を出力
する。連続検知の異常には、走行路4上に障害物がある
場合等が含まれる。また、異常判定部22が受信信号S
2も併せて監視すると、信号判定部21の第1ゲート時
間GT1がシフトして第2ゲート時間GT2と重なって
走行路4を移動体3として検知するような故障を生じて
いる場合も連続検知の異常として判定できる。
【0023】異常判定部22が異常状態を複数の擬似の
移動体検知信号S4として出力するから、路面占有率1
00%の移動体検知信号S3を受信した図示しない中央
装置は、移動体検知器または電源が異常であると判定で
きる。
【0024】図6は本発明に係る監視装置の構成を示す
ブロック図である。図において、51〜5nは移動体検
知器、6は中央装置、71、72は中継装置である。
【0025】移動体検知器51〜5nは、上述の移動体
検知器(図1参照)で構成されている。移動体検知器5
1〜5nは、中継装置71、72に移動体検知信号S3
または擬似の移動体検知信号S4を送信する。中継装置
71、72は、中央装置6からの定期的な送信要求に応
じて移動体検知器51〜5nの移動体検知信号S3を送
信する。中継装置71、72は、移動体検知器51〜5
nが擬似の移動体検知信号S4を出力したときは、即座
に擬似の移動体検知信号S4を中央装置6に送信する。
中央装置6は、擬似の移動体検知信号S4の移動体
「有」の占有率から異常モ−ドを識別する。移動体検知
器51〜5nは、中継装置71、72を介さずに、擬似
の移動体検知信号S4を中央装置6に直接送信するよう
に構成することもできる。
【0026】上述したように、中央装置6は、擬似の移
動体検知信号S4の移動体「有」の占有率から異常モ−
ドを識別するから、擬似の移動体検知信号S4から移動
体検知器51〜5nの異常部位を解明し、保守効率を向
上させることができる。例えば、路面占有率が96%の
擬似の移動体検知信号S4を受信した場合は、送受器1
が送信故障を生じていることが分る。また、どの移動体
検知器が擬似の移動体検知信号S4を出力したかは当然
分るので、どの移動体検知器のどの部位が故障している
かを容易に解明し、保守効率を向上させることができ
る。
【0027】また、移動体検知器51〜5nは、一定時
間内では検知できない移動体検知数として路面占有率を
定める。このため、中央装置6は、移動体検知数と路面
占有率の両者で判定できるので、ノイズ等の影響を受け
ることなく、異常部位を確実に判定できる。また、設定
された移動体検知数を越えた移動体検知信号S3を受信
したときは、移動体検知器51〜5nの信号判定部21
が故障していることが分る。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (a)自己の異常部位を通知し、保守効率を向上させ得
る移動体検知器を提供できる。 (b)異常検知信号から移動体検知器の異常部位を解明
し、保守効率を向上し得る監視装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動体検知器の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明に係る移動体検知器の動作を示すタイム
チャートである。
【図3】送受器が送信故障した場合の異常判定部の動作
を説明するタイムチャートである。
【図4】超音波の伝播経路を含めた受信故障が生じた場
合の異常判定部の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図5】移動体を連続検知する故障が生じた場合の異常
判定部の動作を説明するタイムチャートである。
【図6】本発明に係る監視装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 送受器 2 信号処理回路 21 信号判定部 22 異常判定部 3 移動体 4 走行路 51〜5n 移動体検知器 6 中央装置 W1 超音波(放射波) W2 反射波 S1 送信信号 S2 受信信号 S3 移動体検知信号 S4 擬似の移動体検知信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/04 G01S 15/88

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受器と、信号処理回路とを含む移動体
    検知器であって、 前記送受器は、移動体の走行路の上方の高さHhの位置
    に設けられ、前記走行路に向けて超音波を放射し、前記
    走行路側からの反射波を受信し、受信信号を出力するも
    のであり、 前記信号処理回路は、信号判定部と、異常判定部とを含
    んでおり、 前記信号判定部は、測定周期毎に前記受信信号の到来時
    間により前記移動体の有無を判定し、移動体有無の移動
    体検知信号を出力するものであって、第1ゲート時間
    と、第2ゲート時間とを有しており、 前記第1ゲート時間は、地上高さHrからの反射波到来
    時間Trと地上高さHnからの反射波到来時間Tnとの
    時間間隔に設定されており、 前記第2ゲート時間は、地上高さHnからの反射波到来
    時間Tnと前記走行路からの反射波到来時間Thとの時
    間間隔に設定されており、 前記地上高さHnは前記移動体の高さ内にあり、前記地
    上高さHrは前記移動体の高さよりも高く、かつ、前記
    地上高さHhよりも低い位置にあり、 前記異常判定部は、第3ゲート時間と、第4ゲート時間
    とを有しており、 前記第3ゲート時間は、送信信号の送信時(T0)を基
    準にして、地上高さHrからの反射波到来時間Trに設
    定されており、 前記第4ゲート時間は、前記走行路で反射して受信され
    る反射波到来時間Thから、次の測定周期における送信
    信号の送信時までの時間間隔に設定されており、 前記異常判定部は、反射波到来時間が前記第3ゲート時
    間内または第4ゲート時間内にあるときに、異常である
    と判定し、異常と判定した場合は、 一定時間内の移動体
    「有」の路面占有率が、通常の前記移動体検知信号では
    発生し得ない占有率となる擬似の移動体検知信号を、前
    記第3ゲート時間内における判定と前記第4のゲート時
    間内における判定とで、異なる占有率として出力する
    動体検知器。
  2. 【請求項2】 前記異常判定部は、一定時間内では検知
    できない移動体検知数として前記移動体「有」の路面占
    有率を定めた前記擬似の移動体検知信号を出力する請求
    項1に記載の移動体検知器。
  3. 【請求項3】 前記異常判定部は、前記送受器が前記超
    音波を放射した後の残響を受信できないときに前記送受
    器の異常と判定する請求項1または2に記載の移動体検
    知器。
  4. 【請求項4】 前記異常判定部は、前記走行路面からの
    反射波到来時間内に前記受信信号を受信できないときに
    路面検出の異常と判定する請求項1または2に記載の移
    動体検知器。
  5. 【請求項5】 前記異常判定部は、前記信号判定部が一
    定時間継続して移動体「有」の移動体検知信号を出力し
    たときは連続検知の異常と判定する請求項1または2に
    記載の移動体検知器。
  6. 【請求項6】 移動体検知器と、中央装置とを含む監視
    装置であって、 前記移動体検知器は、請求項1乃至5に記載の何れかで
    なり、 前記中央装置は、前記擬似の移動体検知信号の移動体
    「有」の路面占有率から前記異常モ−ドを識別する監視
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8243415B2 (en) 2008-12-26 2012-08-14 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Ignition plug and ignition system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8243415B2 (en) 2008-12-26 2012-08-14 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Ignition plug and ignition system

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