JP3054798B2 - 超音波センサ - Google Patents

超音波センサ

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JP3054798B2
JP3054798B2 JP10104195A JP10104195A JP3054798B2 JP 3054798 B2 JP3054798 B2 JP 3054798B2 JP 10104195 A JP10104195 A JP 10104195A JP 10104195 A JP10104195 A JP 10104195A JP 3054798 B2 JP3054798 B2 JP 3054798B2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波パルスを発射
し、超音波パルスの反射波を受波することによって、監
視空間内での車両の有無を検知するようにした超音波セ
ンサに関する。
【従来の技術】一般に、車両検知用超音波センサは、超
音波振動子を使用して、所定周波数の超音波パルスを監
視空間内に送波し、車両などの物体からの反射波を超音
波振動子で受波することによって、車両などの存在を検
知するものである。
【0002】この車両検知用超音波センサを用いた車両
検知システムとして、従来、例えば、図10のブロック
図に示すような基本構成のものがある。
【0003】この車両検知システムは、送波指示制御部
a、発振器b、送波回路cからなる超音波送波制御部
と、この超音波送波制御部に接続され、超音波振動子
(図示略)を内蔵した超音波送受波器dと、この超音波
送受波器dに接続され増幅回路e、検波回路fからなる
超音波受波制御部と、この超音波受波制御部に接続され
た車両有無判断回路gからなる判別処理部とで構成され
ている。
【0004】このシステムでは、超音波送波制御部の送
波回路cで超音波送受波器dが駆動されて超音波パルス
を監視空間内に送波し、その反射波を超音波送受波器d
で受波して、その信号を超音波受波制御部の増幅回路で
増幅し、検波回路fで検波した後、判別処理部の車両有
無判断回路gで車両などの物体の有無を判別するように
なっている。
【0005】このシステムは、例えば、図11に示すよ
うに、駐車場における車両Cを駐車する駐車位置の真上
に、超音波センサ(超音波送受波器d)を取付け、その
超音波センサから真下の駐車場の路面Rに向けて任意の
タイミングで所定周波数の超音波パルスを送波し、車両
などの物体が存在しないときに、送波された超音波パル
スが路面Rで反射され、その反射波が超音波センサで受
波されるタイミング即ち路面反射波受波時間と、車両C
が超音波センサの真下に存在しているときに、超音波セ
ンサから送波された超音波パルスが車両Cで反射され、
その反射波が超音波センサで受波されるタイミング即ち
車両反射波受波時間とを検出し、送波開始時間と路面反
射波受波時間との時間差と、送波開始時間と車両反射波
受波時間との時間差との相違を利用して車両の有無を判
別するようにしたものである。
【0006】尚、図12は、車両Cが監視空間内に存在
するときのタイムチャートである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
システムでは、図13、図14に示すように、車両監視
空間内に車両C以外の物体、例えば、人間Mが存在する
場合、図15のタイムチャートに示すように、その人間
Mからの反射を車両反射として検出してしまうという問
題がある。
【0008】また、超音波センサは、送波された超音波
パルスが車両Cや路面Rで反射し、その反射波が受波さ
れ、この受波された信号を増幅回路eで増幅した出力が
検波回路fにおいて予め設定された検波しきい値を越え
たときに車両からの反射波や路面からの反射波が有ると
判別するようになっている。
【0009】しかし、風などの影響で、車両Cや路面R
からの反射波が正常に受波されず、増幅回路eで増幅し
た出力が、上記の検波しきい値の付近で変動したり、あ
るいは、図16に示すように、車両監視空間内の車両C
のフロントガラスFGや荷物などの影響で、上記の検波
しきい値を越えたり、越えなかったりする場合があり、
正確に車両Cの有無を判別することができないという問
題がある。
【0010】そこで、これらの問題を解決するために、
車両Cからの反射波と路面Rからの反射波を組み合わせ
て処理する超音波センサが提案されている。
【0011】この種の超音波センサでは、例えば、車両
監視空間内に人間Mが存在する場合には、図15に示す
ように、車両Cからの反射波と路面Rからの反射波が共
に有りとなることによって、車両Cが存在しないことを
判別している。
【0012】また、車両監視空間内に車両Cが存在して
いても、風などの影響や車両CのフロントガラスFGや
荷物など影響がある場合には、図17に示すように、車
両Cからの反射波と路面Rからの反射波が共に無しにな
るが、この場合、車両Cからの反射波が有りで、路面R
からの反射波が無しの状態から、車両Cからの反射波と
路面Rからの反射波が共に無しの状態となるので、一
旦、車両Cからの反射波が有りで路面Rからの反射波が
無しで検知し、車両Cからの反射波と路面Rからの反射
波が共に無しの状態を保持することで、これらの影響を
なくして車両Cが存在することを判別している。
【0013】ところが、車庫の幅が広い場合や、車両C
が超音波センサの直下に存在しない場合では、車両Cか
らの反射と路面Rからの反射波を検波するしきい値を同
じレベルとしたときには、車両Cが存在しても、路面R
からの反射波が消えないために、車両Cの存在を認識す
ることができないという問題がある。
【0014】また、図18に示すように、初期環境設定
時に路面Rからの反射を特定する際、車両監視空間内に
壁KBからの突出部TBなどの障害物があるため、路面
Rからの反射波以外に複数の反射波が生じた場合に、正
確に路面Rからの反射波を特定することができないとい
う問題がある。尚、図19は、図18に示す路面検知時
のタイムチャートである。
【0015】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たものであって、車両監視空間内の車両の有無を精度良
く判別することができる超音波センサを提供することを
目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、請求項1の超音
波センサは、超音波送受波器を所定間隔で駆動して、監
視空間に向けて超音波パルスを発射する超音波送波制御
部と、超音波パルスの反射波を超音波送受波器で受波
し、受波出力を増幅する増幅回路を有した超音波受波制
御部と、予めレベルの異なる2つの検波しきい値を持
ち、上記増幅回路の出力が、それぞれの検波しきい値を
越えたときに、第1、第2の検波信号(第1の検波しき
い値が第2の検波しきい値よりも小さく設定されてい
る)を出力する検波回路と、超音波送受波器から発射さ
れた超音波パルスに対する車両、路面からの反射波の受
波伝幡時間に応じて、車両検知ゲート信号と、路面検知
ゲート信号とを生成し出力する検知ゲート信号生成回路
と、上記検波回路によって検波された第1、第2の検波
信号と、上記検知ゲート信号生成回路から出力される車
両検知ゲート信号、路面検知ゲート信号との組合せ論理
によって、車両の有無を検知する車両検知判別回路とを
備えたものである。
【0017】請求項2の超音波センサは、請求項1にお
いて、車両検知判別回路は、路面検知ゲート信号の出力
期間中に、上記検波回路が第1、第2の検波信号を出力
し、かつ車両検知ゲート信号の出力期間中に、上記検波
回路が第1、第2の検波信号のいずれをも出力しないと
きには、監視空間内に車両なしと判断する一方、路面検
知ゲート信号の出力期間中に、上記検波回路が第2の検
波信号を出力せず、かつ車両検知ゲート信号の出力期間
中に、上記検波回路が第1の検波信号のみを出力すると
きには、監視空間内に車両ありと判断する機能を備えた
ものである。請求項3の超音波センサは、請求項1にお
いて、電源投入時などの初期環境設定時において、路面
検知ゲート信号の出力期間中に、上記検波回路が第1、
第2の検波信号を出力し、かつ車両検知ゲート信号の出
力期間中に、上記検波回路が第1、第2の検波信号のい
ずれをも出力しないときには、車両なしと判別する機能
を備えたものである。
【0018】請求項4の超音波センサは、請求項1にお
いて、車両検知判別回路は、路面検知ゲート信号の出力
期間中に、上記検波回路が第1、第2のいずれの検波信
号を出力せず、かつ車両検知ゲート信号の出力期間中
に、上記検波回路が第1、第2の検波信号のいずれをも
出力しないときには、ホーンの向きが適正でないと判断
する機能を備えたものである。
【0019】
【作用】請求項1の超音波センサによれば、超音波送波
制御部によって、超音波送受波器を所定間隔で駆動し、
監視空間に向けて超音波パルスを発射し、この超音波パ
ルスの反射波を超音波送受波器で受波し、超音波受波制
御部の増幅回路で受波出力を増幅する。
【0020】そして、予めレベルの異なる2つの検波し
きい値を持つ検波回路で、上記増幅回路の出力が、それ
ぞれの検波しきい値を越えたときに、第1、第2の検波
信号を出力する。
【0021】ここで、車両検知ゲート信号と路面検知ゲ
ート信号は、超音波送受波器から発射された超音波パル
スに対する車両、路面からの反射波の受波伝幡時間に応
じて出力されるので、検波回路によって検波された第
1、第2の検波信号と、上記検知ゲート信号生成回路か
ら出力される車両検知ゲート信号、路面検知ゲート信号
との組合せ論理によって、車両の有無を検知するように
している。
【0022】即ち、次のような判断をしている。
【0023】路面検知ゲート信号の出力期間中に、検波
回路が第1、第2の検波信号を出力すれば、監視空間内
には車両なしと判断する一方、車両検知ゲート信号の出
力期間中に、検波回路が第1の検波信号を出力するが第
2の検波信号を出力しないときには、監視空間内に車両
有りと判別している。
【0024】このような本発明の超音波センサでは、路
面からの反射波に対しては、超音波センサの直下から反
射されるレベルの大きい反射波のみが検知できるため、
路面監視エリアは超音波センサの直下の幅狭いエリアに
設定されるが、車両監視エリアは、車両の端部に当って
反射されるものや、超音波センサの直下に限られずに比
較的広い範囲から反射されるものも検知できるため、実
質的な路面監視エリアは中心を含んで外方に広がる広い
範囲に設定される。
【0025】請求項2の超音波センサによれば、車両検
知判別回路は、路面検知ゲート信号の出力期間中に、上
記検波回路が第1、第2の検波信号を出力し、かつ車両
検知ゲート信号の出力期間中に、上記検波回路が第1、
第2の検波信号のいずれをも出力しないときには、監視
空間内に車両なしと判断する一方、路面検知ゲート信号
の出力期間中に、上記検波回路が第2の検波信号を出力
せず、かつ車両検知ゲート信号の出力期間中に、上記検
波回路が第1の検波信号のみを出力するときには、監視
空間内に車両ありと判断する。そのため、監視空間の途
中に障害物があったり、反射波が風などで減衰しても車
両の有無を正確に判別することができる。
【0026】請求項3の超音波センサによれば、電源投
入時などの初期環境設定時において、路面検知ゲート信
号の出力期間中に、上記検波回路が第1、第2の検波信
号を出力し、かつ車両検知ゲート信号の出力期間中に、
上記検波回路が第1、第2の検波信号のいずれをも出力
しないときには、車両なしと判別する。そのため、路面
の他に壁の突出部などを検知したとしても、これも路面
検知の範囲内に含むことができ、超音波センサによる路
面検知を正確に行うことができる。
【0027】請求項4の超音波センサによれば、車両検
知判別回路は、路面検知ゲート信号の出力期間中に、上
記検波回路が第1、第2のいずれの検波信号を出力せ
ず、かつ車両検知ゲート信号の出力期間中に、上記検波
回路が第1、第2の検波信号のいずれをも出力しないと
きには、ホーンの向きが適正でないと判断する。そのた
め、警報を出力するなどしてホーンの向きが正常か異常
かを正確に判断させることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明に係る超音波センサの実施例に
ついて、図面を参照しつつ説明する。
【0029】図1は実施例の超音波センサ1の基本構造
を示すものであり、送波指示制御部2と発振器3と送波
回路11とを有し、超音波送受波器4を所定間隔で駆動
して、監視空間に向けて超音波パルスを発射する超音波
送波制御部5と、超音波パルスの反射波を超音波送受波
器5で受波し、受波出力を増幅する増幅回路6を有した
超音波受波制御部7と、予めレベルの異なる2つの検波
しきい値を持ち、上記増幅回路6の出力が、それぞれの
検波しきい値を越えたときに、第1、第2の検波信号
(第1の検波しきい値が第2の検波しきい値よりも小さ
く設定されている)を出力する検波回路8と、超音波送
受波器5から発射された超音波パルスに対する車両、路
面からの反射波の受波伝幡時間に応じて、車両検知ゲー
ト信号と、路面検知ゲート信号とを生成し出力する検知
ゲート信号生成回路9と、検波回路8によって検波され
た第1、第2の検波信号と、検知ゲート信号生成回路9
から出力される車両検知ゲート信号、路面検知ゲート信
号との組合せ論理によって、車両の有無を検知する車両
検知判別回路10とが設けられている。
【0030】ここに、車両検知判別回路10は、路面検
知ゲート信号の出力期間中に、検波回路8が第1、第2
の検波信号を出力するときには、監視空間内に車両なし
と判断し、車両検知ゲート信号の出力期間中に、検波回
路8が第1の検波信号を出力し、かつ第2の検波信号を
出力しないときには、監視空間内に車両有りと判別する
ようになっており、また、電源投入時などの初期環境設
定時において、路面検知ゲート信号の出力期間中に、検
波回路8が第1、第2の検波信号を出力したときには、
車両なしと判別するようになっている。
【0031】更に、車両検知判別回路10は、路面検知
ゲート信号の出力期間中に、検波回路8から第1、第2
の検波信号を出力されないときには、ホーンの向きが適
正でないと判断するようになっている。
【0032】次に、本実施例の超音波センサ1による車
両、路面などの検知動作について説明する。
【0033】図1に示す超音波送波制御部5によって、
超音波送受波器4を所定間隔で駆動し、図2,図4,図
6,図8に示すように、監視空間Kに向けて超音波パル
スを発射し、この超音波パルスの反射波を超音波送受波
器4で受波し、図1に示す超音波受波制御部7の増幅回
路6で受波出力を増幅する。
【0034】そして、予めレベルの異なる2つの検波し
きい値Vth1,Vth2を持つ検波回路8で、増幅回
路6の出力が、それぞれの検波しきい値Vth1,Vt
h2を越えたときに、第1、第2の検波信号K1,K2
を出力する(図3,図5,図7,図9のタイムチャート
参照)。
【0035】ここで、車両検知ゲート信号CGと路面検
知ゲート信号RGは、超音波送受波器から発射された超
音波パルスに対する車両C、路面Rからの反射波の受波
伝幡時間に応じて出力されるので、検波回路8によって
検波された第1、第2の検波信号K1,K2と、検知ゲ
ート信号生成回路9から出力される車両検知ゲート信号
CG、路面検知ゲート信号RGとの組合せ論理によっ
て、車両の有無を検知するようにしている。
【0036】即ち、次のような判断をしている。
【0037】図6,図7に示すように、路面検知ゲート
信号RGの出力期間中に、検波回路8が第1、第2の検
波信号K1(例えば、図6に示す路面近傍箇所にある壁
KBの突起部TB等からの反射波による検波信号),K
2(路面Rからの反射波による検波信号)を出力すれ
ば、監視空間内には車両なしと判断する。
【0038】一方、図2,図3に示すように、車両検知
ゲート信号CGの出力期間中に、検波回路8が第1の検
波信号K1(車両Cからの反射波に検波信号)を出力す
るが第2の検波信号K2を出力しないときには、監視空
間内に車両有りと判別する。本発明では、図4,図5に
示すように、路面Rからの反射波に対しては、検波しき
い値を大きくして超音波センサ2の直下から反射される
レベルの大きい反射波のみを検知するようにしているの
で、路面監視エリアREは超音波センサの直下の幅狭い
エリアに設定され、また、車両監視エリアCEに対して
は、検波しきい値を小さくしているので、車両Cの端部
C1(図2参照)に当って反射されるものや、超音波セ
ンサの直下に限られずに比較的広い範囲から反射される
ものも検知できるようにしており、このため、路面監視
エリアREは中心を含んで外方に広がる実質的に広い範
囲に設定される。
【0039】車両検知判別回路10は、図6,図7に示
すように、路面検知ゲート信号RGの出力期間中に、検
波回路8が第1、第2の検波信号K1,K2を出力する
ときには、監視空間内に車両なしと判断し、図2,図3
に示すように、車両検知ゲート信号CGの出力期間中
に、検波回路8が第1の検波信号K1を出力し、かつ第
2の検波信号K2を出力しないときには、監視空間内に
車両有りと判別できる。また、電源投入時などの初期環
境設定時において、路面検知ゲート信号RGの出力期間
中に、図6,図7に示すように、検波回路8が第1、第
2の検波信号K1,K2を出力したときには、車両なし
と判別するようにしているので、路面Rの他に壁KBの
突出部TBなどを検知したとしても、これも路面検知の
範囲内に含むことができ、超音波センサ1による路面検
知を正確に行うことができる。
【0040】更に、図8,図9に示すように、車両検知
判別回路10は、路面検知ゲート信号RGの出力期間中
に、検波回路8から第1、第2の検波信号K1,K2を
出力されないときには、発射された超音波パルスに対す
る反射波が検出できないため、ホーンHの向きが異常と
判断でき、警報を出力させて、ホーンの向きが正常か異
常かを正確に判断することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波セ
ンサでは、車両監視空間内の車両の有無を精度良く判別
することができる。
【0042】特に、請求項2の超音波センサでは、車両
検知ゲートの条件と、路面検知ゲートの条件を組合わせ
るだけで、路面以外の障害物や風による反射波の減衰な
ども考慮に入れ、監視空間内の車両の存在、不存在を正
確に判別することができる。
【0043】また、請求項3の超音波センサでは、電源
投入時などの初期環境設定時において、路面の他に壁の
突出部などを検知したとしても、これも路面検知の範囲
内に含むことができ、超音波センサによる路面検知を正
確に行うことができる。
【0044】更に、請求項4の超音波センサでは、ホー
ンの向きが不適正な場合も判別でき、その場合に異常を
判断して、警報が出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波センサの実施例の基本構造
を示すブロック図である。
【図2】実施例の超音波センサによって、車両の側面部
を検知している状態を示す説明図である。
【図3】図2に示す車両検知時のタイムチャートであ
る。
【図4】実施例の超音波センサによって、直下の路面を
検出している状態を示す説明図である。
【図5】図に示す路面検知時のタイムチャートである。
【図6】実施例の超音波センサによって、路面と路面に
近接した位置にある壁の突出物を検出している状態を示
す説明図である。
【図7】図6の路面検知時のタイムチャートである。
【図8】実施例の超音波センサのホーンが異常な向きで
あるときの路面検知時の説明図である。
【図9】図8の路面検知時のタイムチャートである。
【図10】従来の超音波センサの基本構造を示すブロッ
ク図である。
【図11】従来の超音波センサで車両を検知している状
態を示す説明図である。
【図12】図11の車両検知時のタイムチャートであ
る。
【図13】従来の超音波センサで人体を検知したいる状
態を示す説明図である。
【図14】図13の人体検知時の平面から見た説明図で
ある。
【図15】図13の人体検知時のタイムチャートであ
る。
【図16】従来の超音波センサによる車両検知時の車両
移動時における問題点を示す説明図である。
【図17】図15の車両検知時のタイムチャートであ
る。
【図18】従来の超音波センサによって路面に近接する
位置にある壁の突出物を検知している状態を示す説明図
である。
【図19】図18の路面検知時のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 超音波センサ 5 超音波送波制御部 6 増幅回路 7 超音波受波制御部 8 検波回路 9 検知ゲート信号生成回路 10 車両検知判別回路 K1 第1の検波信号 K2 第2の検波信号 Vth1 第1の検波しきい値 Vth2 第2の検波しきい値 CG 車両検知ゲート信号 RG 路面検知ゲート信号 C 車両 R 路面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 悟朗 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−152471(JP,A) 特開 平3−46584(JP,A) 特開 平3−276086(JP,A) 特開 昭54−106269(JP,A) 特開 昭53−107862(JP,A) 特開 昭52−135298(JP,A) 特許2913086(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波送受波器を所定間隔で駆動して、監
    視空間に向けて超音波パルスを発射する超音波送波制御
    部と、 超音波パルスの反射波を超音波送受波器で受波し、受波
    出力を増幅する増幅回路を有した超音波受波制御部と、 予めレベルの異なる2つの検波しきい値を持ち、上記増
    幅回路の出力が、それぞれの検波しきい値を越えたとき
    に、第1、第2の検波信号(第1の検波しきい値が第2
    の検波しきい値よりも小さく設定されている)を出力す
    る検波回路と、 超音波送受波器から発射された超音波パルスに対する車
    両、路面からの反射波の受波伝幡時間に応じて、車両検
    知ゲート信号と、路面検知ゲート信号とを生成し出力す
    る検知ゲート信号生成回路と、 上記検波回路によって検波された第1、第2の検波信号
    と、上記検知ゲート信号生成回路から出力される車両検
    知ゲート信号、路面検知ゲート信号との組合せ論理によ
    って、車両の有無を検知する車両検知判別回路とを備え
    たことを特徴とする超音波センサ。
  2. 【請求項2】上記車両検知判別回路は、 路面検知ゲート信号の出力期間中に、上記検波回路が第
    1、第2の検波信号を出力し、かつ車両検知ゲート信号
    の出力期間中に、上記検波回路が第1、第2の検波信号
    のいずれをも出力しないときには、監視空間内に車両な
    しと判断する一方、路面検知ゲート信号の出力期間中
    に、上記検波回路が第2の検波信号を出力せず、かつ車
    両検知ゲート信号の出力期間中に、上記検波回路が第1
    の検波信号のみを出力するときには、監視空間内に車両
    ありと判断するようにした請求項1に記載の超音波セン
    サ。
  3. 【請求項3】電源投入時などの初期環境設定時におい
    て、路面検知ゲート信号の出力期間中に、上記検波回路
    が第1、第2の検波信号を出力し、かつ車両検知ゲート
    信号の出力期間中に、上記検波回路が第1、第2の検波
    信号のいずれをも出力しないときには、車両なしと判別
    するようにした請求項1に記載の超音波センサ。
  4. 【請求項4】上記車両検知判別回路は、路面検知ゲート
    信号の出力期間中に、上記検波回路が第1、第2のいず
    れの検波信号も出力せず、かつ車両検知ゲート信号の出
    力期間中に、上記検波回路が第1、第2の検波信号のい
    ずれをも出力しないときには、ホーンの向きが適正でな
    いと判断する請求項1に記載の超音波センサ。
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