JP3213669B2 - チェックアウトシステム - Google Patents

チェックアウトシステム

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JP3213669B2
JP3213669B2 JP11684194A JP11684194A JP3213669B2 JP 3213669 B2 JP3213669 B2 JP 3213669B2 JP 11684194 A JP11684194 A JP 11684194A JP 11684194 A JP11684194 A JP 11684194A JP 3213669 B2 JP3213669 B2 JP 3213669B2
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    • A47F9/00—Shop, bar, bank or like counters
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    • A47F9/046—Arrangement of recording means in or on check-out counters
    • A47F9/047—Arrangement of recording means in or on check-out counters for recording self-service articles without cashier or assistant
    • A47F9/048—Arrangement of recording means in or on check-out counters for recording self-service articles without cashier or assistant automatically
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • G07—CHECKING-DEVICES
    • G07G—REGISTERING THE RECEIPT OF CASH, VALUABLES, OR TOKENS
    • G07G1/00—Cash registers
    • G07G1/0036—Checkout procedures
    • G07G1/0045—Checkout procedures with a code reader for reading of an identifying code of the article to be registered, e.g. barcode reader or radio-frequency identity [RFID] reader
    • G07G1/0054—Checkout procedures with a code reader for reading of an identifying code of the article to be registered, e.g. barcode reader or radio-frequency identity [RFID] reader with control of supplementary check-parameters, e.g. weight or number of articles

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスパーマッケッ
ト等の大形店舗に設置されるＰＯＳシステムにおいて販
売商品の登録に使用されるチェックアウトシステムに関
する。
【０００２】
【従来の技術】この種のチェックアウトシステムは、例
えば特開平４−６７２９１号公報に見られるものが知ら
れている。これは図１６に示すように、チェックアウト
レーンにおいて、バーコードスキャナ１を間にして上流
側に隣接して搬入用ベルトコンベア２を配置し、下流側
に隣接して搬出用ベルトコンベア３を配置している。
【０００３】搬出用ベルトコンベア３の上流側の側方に
ＰＯＳ（ポイント・オブ・セールス）端末機４を設けて
いる。搬入用ベルトコンベア２の下流側端部に商品の位
置検出を行う位置センサ５を設けている。
【０００４】また、バーコードスキャナ１のオペレータ
６側の側面にコントロールスイッチ７を配置し、これに
より搬入用ベルトコンベア２の搬送速度を可変できるよ
うになっている。
【０００５】また、搬出用ベルトコンベア３のキャッシ
ャ８側の側面にコントロールスイッチ９を配置し、これ
により搬出用ベルトコンベア３の搬送速度を可変できる
ようになっている。
【０００６】バーコードスキャナ１にはキーボード１ａ
及び表示器１ｂを設けている。
【０００７】この従来装置で商品のチェックアウトを行
う場合、顧客１０は買い物用カート１１に収納した未登
録商品を搬入用ベルトコンベア２の上流側（Ａ部）に載
せ、さらにその商品の上流側に仕切棒１２を載せ、自分
の商品と次の客の商品とを区別する。
【０００８】未登録商品は搬入用ベルトコンベア２によ
り搬送され、バーコードスキャナ１の手前にて位置セン
サ５により検出される。これにより搬入用ベルトコンベ
ア２が停止され、オペレータ６は商品をバーコードスキ
ャナ１やキーボード１ａを使用してＰＯＳ端末４に登録
する。
【０００９】位置センサ５の検出範囲内の商品が取り上
げられると、搬入用ベルトコンベア２は再び商品の搬送
を開始する。
【００１０】登録の済んだ商品は搬出用ベルトコンベア
３の上流側（Ｃ部）に順次置き、最後にオペレータ６は
仕切棒１３を載せて次の顧客との区切りを行う。顧客１
０は登録作業の間、搬出用ベルトコンベア３の近傍で待
機し、登録作業終了時にキャッシャ８に対して支払いを
済ませた後、登録済み商品を再び自分のカート１１に載
せる。
【００１１】オペレータ６とキャッシャ８は顧客の載せ
る商品の量やタイミングによりコントロールスイッチ
７，９を操作してベルトコンベア２，３の搬送速度を可
変する。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置で
は、１レーンにオペレータとキャッシャの２名の人員を
配置する必要があり、１人の当たりの作業能率が低く、
また人件費も上昇するという問題があった。
【００１３】また、仕切棒を使用して各顧客間の区分を
行うため、搬出用ベルトコンベア側の仕切棒を搬入用ベ
ルトコンベア側に戻す作業が必要となり面倒であった。
【００１４】そこで本発明は、チェックアウトレーンに
オペレータやキャッシャを配置すること無く商品の登録
作業ができ、従って人員を大幅に減らすことができ、し
かも仕切棒を使用するような面倒な作業を不要にできる
チェックアウトシステムを提供する。
【００１５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
複数のチェックアウトレーンと、この各チェックアウト
レーンを遠隔管理する遠隔端末装置からなり、各チェッ
クアウトレーンは、商品を一端側から他端側へ搬送する
商品搬送装置と、一端側に設けられ、商品搬送装置の動
作を開始させると共に商品の載せ始めを指示する開始指
示手段と、通過する商品の高さを計測する高さ計測手段
と、通過する商品の画像を入力する画像入力手段と、こ
の画像入力手段からの画像を処理して商品の位置及び大
きさ、形状等の特徴を判定する画像処理手段と、高さ計
測手段あるいは画像入力手段の情報に基づいて通過する
商品を計数する第１の計数手段と、高さ計測手段及び画
像入力手段の情報に基づいて読取り領域と焦点距離を可
変し通過する商品に付されたコード情報を読取ってデコ
ードするコード情報読取手段と、このコード情報読取手
段からのデコード情報に基づいて商品の自動登録処理を
行う自動登録処理手段と、この自動登録処理手段による
登録処理済みの商品数を計数する第２の計数手段と、商
品搬送装置の一端側に設けられ、商品の載せ終りを指示
する終了指示手段と、この終了指示手段による指示の
後、第１の計数手段の計数値と第２の計数手段の計数値
が一致したとき商品登録の完了を判断して顧客が支払う
べき合計金額を表示器に表示する登録完了判断手段と、
コード情報読取手段から正確なデコード情報が出力され
ない場合に遠隔端末装置に該当する商品の画像データを
転送する手段と、登録完了判断手段が登録完了を判断し
た後、合計金額に基づいて支払い処理を行う自動支払い
処理を行う自動支払い手段とを設け、遠隔端末装置は、
各チェックアウトレーンからの未登録商品の画像データ
を表示出力するモニタと、このモニタに表示出力された
未登録商品を対応するチェックアウトレーンに登録させ
るために商品コードあるいは商品名を入力する手段とを
設けたものである。
【００１６】請求項２記載の発明は、請求項１記載のチ
ェックアウトシステムにおいて、さらに、自動支払い手
段による支払い処理が完了すると開放して顧客を通過さ
せるゲートを設けたものである。
【００１７】請求項３記載の発明は、複数のチェックア
ウトレーンと、この各チェックアウトレーンを遠隔管理
する遠隔端末装置と、支払いカウンタからなり、各チェ
ックアウトレーンは、商品を一端側から他端側へ搬送す
る商品搬送装置と、一端側に設けられ、商品搬送装置の
動作を開始させると共に商品の載せ始めを指示する開始
指示手段と、通過する商品の高さを計測する高さ計測手
段と、通過する商品の画像を入力する画像入力手段と、
この画像入力手段からの画像を処理して商品の位置及び
大きさ、形状等の特徴を判定する画像処理手段と、高さ
計測手段あるいは画像入力手段の情報に基づいて通過す
る商品を計数する第１の計数手段と、高さ計測手段及び
画像入力手段の情報に基づいて読取り領域と焦点距離を
可変し通過する商品に付されたコード情報を読取ってデ
コードするコード情報読取手段と、このコード情報読取
手段からのデコード情報に基づいて商品の自動登録処理
を行う自動登録処理手段と、この自動登録処理手段によ
る登録処理済みの商品数を計数する第２の計数手段と、
商品搬送装置の一端側に設けられ、商品の載せ終りを指
示する終了指示手段と、この終了指示手段による指示の
後、第１の計数手段の計数値と第２の計数手段の計数値
が一致したとき商品登録の完了を判断して顧客が支払う
べき合計金額を表示器に表示する登録完了判断手段と、
コード情報読取手段から正確なデコード情報が出力され
ない場合に遠隔端末装置に該当する商品の画像データを
転送する手段と、登録完了判断手段が登録完了を判断す
ると、一連番号情報を記録すると共に顧客が支払うべき
合計金額情報を記録したナンバーレシート又はナンバー
カードを発行する手段とを設け、遠隔端末装置は、各チ
ェックアウトレーンからの未登録商品の画像データを表
示出力するモニタと、このモニタに表示出力された未登
録商品を対応するチェックアウトレーンに登録させるた
めに商品コードあるいは商品名を入力する手段を設け、
支払いカウンタは、ナンバーレシート又はナンバーカー
ドから一連番号情報及び合計金額情報を読取り、この合
計金額に基づいて支払い処理を行う自動支払い手段を設
けたものである。請求項４記載の発明は、請求項１記載
のチェックアウトシステムにおいて、さらに、コード情
報読取手段から正確なデコード情報が出力されない場合
に前記商 品搬送装置による商品搬送を一時停止させる手
段とを設け、遠隔端末装置にて商品コードあるいは商品
名の入力があると前記商品搬送装置の商品搬送の一時停
止を解除することにある。
【００１８】
【作用】本発明においては、商品は商品搬送装置により
搬送されつつ高さ計測手段により高さが測定され、画像
入力手段により商品の画像が読み取られる。そして画像
入力手段からの画像は画像処理手段により処理されて商
品の位置及び大きさ、形状等の特徴が判定される。ま
た、第１の計数手段が通過する商品の数を計数する。
【００１９】そして通過する商品に付されたコード情報
がコード情報読取手段により読み取られてデコードさ
れ、自動登録処理手段がこのデコード情報により商品の
登録処理を行う。そして登録を終了した商品の数を第２
の計数手段が計数する。
【００２０】商品搬送装置への商品の載置が終了する
と、終了指示手段により商品の載せ終りを指示する。こ
れにより第２の計数手段が最後の商品の登録済みを計数
し、第１と第２の計数手段の計数値が一致すると、商品
の登録処理が完了し、表示器に合計金額が表示される。
そこで顧客は合計金額に基づいて自動支払い手段により
支払いを行う。
【００２１】
【００２２】また、上記の一連の登録作業中に、商品に
コード情報が付されていなかったり、コード情報が付さ
れていても読取りができなくてコード情報読取手段から
正確なデコード情報が出力されない場合が発生すると、
遠隔端末装置に該当する商品の画像データが転送され
る。
【００２３】これにより、オペレータはモニタで読取り
ができなかった商品を確認し、該当する商品コードある
いは商品名を入力する。これにより該当するチェックア
ウトレーンではその商品の登録を行う。こうしてコード
情報の読取りができなかった商品についても登録ができ
る。
【００２４】また、本発明においては、チェックアウト
レーンでは支払いをせずに、登録が完了した時点で顧客
は、ナンバーレシート又はナンバーカードを受取り登録
済みの商品を例えば買い物籠に入れて支払いカウンタへ
行く。
【００２５】そして支払いカウンタで自動支払い手段に
ナンバーレシート又はナンバーカードの情報を読取らせ
る。そして合計金額に基づいて支払いを行う。
【００２６】
【００２７】さらに、本発明においては、コード情報読
取手段から正確なデコード情報が出力されない場合が発
生すると、商品搬送装置による商品の搬送が一時停止す
ると共に遠隔端末装置に該当する商品の画像データが転
送される。
【００２８】そしてオペレータがモニタで商品を確認し
た後、該当する商品コードあるいは商品名を入力する
と、該当するチェックアウトレーンではその商品の登録
を行うと共に商品搬送装置による商品搬送の一時停止を
解除する。
【００２９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【００３０】図１において、２１1 ，２１2 ，２１3 ，
…はチェックアウトレーンである。この各チェックアウ
トレーン２１1 ，２１2 ，２１3 ，…の一端側、すなわ
ち上流側に買い物籠２２を載せる籠載置台２３を配置し
ている。
【００３１】前記各チェックアウトレーン２１1 ，２１
2 ，２１3 ，…の中央部に商品搬送装置としてベルトコ
ンベア２４を配置している。前記ベルトコンベア２４は
その上流側に顧客２５が商品２６を買い物籠２２から取
り出して載せるための商品載せエリア２７を形成してい
る。
【００３２】前記ベルトコンベア２４の中間部にトンネ
ル部２８を配置している。前記トンネル部２８内には、
図３に示すように、高さ計測手段である高さ計測装置２
９、画像入力手段である撮像カメラ３０、コード情報読
取手段である可変走査光学系バーコードスキャナ３１を
それぞれ配置している。
【００３３】前記撮像カメラ３０は、ベルトコンベア２
４上の画像入力エリア１００全体を監視するように真上
に配置している。
【００３４】前記高さ計測装置２９は、図２に示すよう
に、商品２６の搬送路を間にして２本の支柱１０１，１
０２を対向配置し、一方の支柱１０１にＬＥＤ等からな
る複数の投光素子１０３，…を所定ピッチで配置すると
共に他方の支柱１０２にホトトランジスタやホトダイオ
ード等からなる複数の受光素子１０４，…を前記各投光
素子１０３，…に対向して所定ピッチで配置し、投光素
子１０３からの光が商品２６で遮光されるのはどの高さ
の投光素子１０３までかにより高さを計測するようにな
っている。
【００３５】前記撮像カメラ３０は、画像入力エリア１
００を通過する商品２６を撮像し、その画像から商品の
位置、大きさ、形、色等、商品の特徴を画像処理によっ
て抽出し、商品の上面にバーコードが認識された場合は
その位置と傾きを把握するようになっている。
【００３６】前記バーコードスキャナ３１は、ベルトコ
ンベア２４のスキャニングエリア１０５を通過する商品
からバーコードを読取るもので、このスキャニングエリ
ア１０５の側方及び上方にそれぞれレーザチューブや半
導体レーザ等を光源とする可変走査光学系１０６，１０
７，１０８を配置している。
【００３７】前記各可変走査光学系１０６，１０７，１
０８は、光路長や焦点距離、走査パターンを可変でき、
前記高さ計測装置２９による高さ測定値と前記撮像カメ
ラ３０による画像入力結果に基づいて商品の所望位置付
近に選択的にかつ集中的に走査線を集めてより高速で確
実なバーコード読取りを行ってデコードするようになっ
ている。
【００３８】前記各チェックアウトレーン２１1 ，２１
2 ，２１3 ，…には前記バーコードスキャナ３１からの
デコードされた商品コード情報に基づいて商品の売上点
数や売上金額等を累計する、すなわち登録するメモリを
設けたＰＯＳ（販売時点情報管理）端末（図示せず）が
内蔵されている。このＰＯＳ端末は例えば店内の事務所
に設置されているホストコンピュータに接続され、その
ホストコンピュータで店内の全ての販売情報を管理する
ようになっている。
【００３９】前記各チェックアウトレーン２１1 ，２１
2 ，２１3 ，…の下流側に登録済み商品２６ａを溜める
登録済み商品スタッカ３２を配置している。
【００４０】前記各チェックアウトレーン２１1 ，２１
2 ，２１3 ，…の籠載置台２３の一角部には商品の載せ
始めを指示する開始指示手段としてのスタートボタン３
３及び商品の載せ終りを指示する終了指示手段としての
終了ボタン３４を設けている。また、籠載置台２３の顧
客２５と対峙する側には作業指示手段である案内表示用
ディスプレイ３５を配置している。なお、図示はしない
が案内を音声で知らせるスピーカも配置している。
【００４１】前記各チェックアウトレーン２１1 ，２１
2 ，２１3 ，…のベルトコンベア２４の下流側における
顧客２５が通過する側には顧客の合計金額を表示する小
計表示器３６、プリペイドカード、クレジットカード及
び現金を挿入する挿入口を設け、自動支払い処理を行う
と共に現金の場合には釣銭があれば釣銭排出口から釣銭
を排出する自動支払機３７及び登録した商品の商品名や
金額、点数及び合計金額等を用紙に印字してレシートを
発行するレシート発行機３８を一体化した精算装置３９
を配置している。
【００４２】前記各チェックアウトレーン２１1 ，２１
2 ，２１3 ，…のベルトコンベア２４の下流側端と前記
登録済み商品スタッカ３２との境界部の顧客２５が通過
する部位にはゲート４０を配置している。このゲート４
０は、常時は閉塞状態にあり顧客２５が自動支払機３７
で支払いを済ませ、レシート発行機３８がレシートを発
行したとき開放可能状態となり、この状態で顧客２５が
通過すると再び閉塞状態に戻るようになっている。
【００４３】前記各チェックアウトレーン２１1 ，２１
2 ，２１3 ，…とは、所定の距離隔てた位置に遠隔端末
装置４１を配置している。この遠隔端末装置４１と前記
各チェックアウトレーン２１1 ，２１2 ，２１3 ，…と
は回線４２を介して信号及び画像データの転送を行うよ
うになっている。
【００４４】前記遠隔端末装置４１は、前記各チェック
アウトレーン２１1 ，２１2 ，２１3 ，…のＰＯＳ端末
から未登録商品の画像データを受信して表示するモニタ
４３、このモニタ４３に表示された商品の商品コードや
商品名を入力するキーボード４４及び前記各チェックア
ウトレーン２１1 ，２１2 ，２１3 ，…のＰＯＳ端末か
ら警告信号を受信して警告動作を行う警告装置を備え、
オペレータ４５にて操作するようになっている。警告装
置としては、例えばスピーカを設けた音発生装置やラン
プ表示器、あるいは前記モニタ４３への警告表示を行う
ものを使用している。
【００４５】前記各チェックアウトレーン２１1 ，２１
2 ，２１3 ，…のＰＯＳ端末は、それぞれ第１のカウン
タ（第１の計数手段）と第２のカウンタ（第２の計数手
段）を設け、前記高さ計測装置２９あるいは前記撮像カ
メラ３０が商品を検出したときには第１のカウンタをイ
ンクリメントするようになっている。
【００４６】そして前記各可変走査光学系１０６，１０
７，１０８はデコードした商品データをＰＯＳ端末に転
送するようしている。
【００４７】ＰＯＳ端末は前記バーコードスキャナ３１
からのデコードされた商品データを内部のデータベース
と照合し、一致が検出されるとその商品データを内部メ
モリに登録処理するようにしている。
【００４８】前記各チェックアウトレーン２１1 ，２１
2 ，２１3 ，…のＰＯＳ端末は、図４に示すように、前
記スタートボタン３３がオンされると、Ｓ1 にて案内表
示用ディスプレイ３５にスタート表示を行うと共にベル
トコンベア２４の作動を開始させ、かつ第１のカウンタ
をクリアする。
【００４９】続いて商品載せエリア２７に載せられた商
品２６がベルトコンベア２４で搬送され、前記高さ計測
装置２９あるいは撮像カメラ３０により検出されると、
Ｓ2にて第１のカウンタをインクリメントする。
【００５０】続いてＳ3 にてバーコードの読取り動作を
行う。すなわち、前記高さ計測装置２９及び撮像カメラ
３０からの情報により商品の高さ、大きさ、位置を認識
し、前記バーコードスキャナ３１にて商品の有効エリア
（バーコードのある位置）をスキャンする。そして前記
バーコードスキャナ３１でバーコードを読取ってデコー
ドし、そのデコードした商品データをデータベースと照
合し、一致が検出されると、さらにデータベースを使用
して形状、色ラベルによる商品の認識を行う。
【００５１】そしてデコードした商品データに該当する
商品がデータベースにあればＳ4 にてその商品データを
登録する（自動登録処理手段）し、続いてＳ5 にて第２
のカウンタをインクリメントし、さらにＳ6 にてその登
録した商品を登録済み商品２６ａとして登録済み商品ス
タッカ３２へ搬送する。
【００５２】また、商品からのバーコードの読取りが不
能でデコードが失敗したときにはＳ7 にて警告信号を回
線４２を介して遠隔端末装置４１に転送する。また、ベ
ルトコンベア２４の動作を一時停止させる。このとき遠
隔端末装置４１は警告信号を受信してブザーを鳴らした
り、ランプ表示したり、モニタ４３に警告表示を行って
オペレータ４５にどのチェックアウトレーンにて未登録
商品が発生したかを知らせる。
【００５３】続いてＳ8 にて未登録商品の画像データを
回線４２を介して遠隔端末装置４１に転送する。このと
き遠隔端末装置４１は画像データを受信してモニタ４３
に表示させる。
【００５４】続いてＳ9 にてオペレータ４５がキーボー
ド４４を操作してモニタ４３に表示されている商品のコ
ードあるいは商品名を入力すると、その情報が回線４２
を介して該当するチェックアウトレーンのＰＯＳ端末に
転送される。これによりＰＯＳ端末は内部メモリに未登
録商品の登録処理を行う。
【００５５】そして未登録商品の登録を行うとＳ5 にて
第２のカウンタをインクリメントし、ベルトコンベア２
４を再び動作させる。こうして登録した商品はＳ6 にて
登録済み商品２６ａとして登録済み商品スタッカ３２へ
搬送される。
【００５６】そして上記したＳ2 〜Ｓ9 の処理は顧客２
５により終了ボタン３４が操作されるまで繰返えされ、
終了ボタン３４が操作されると、第１のカウンタの値を
内部メモリにホールドした後、そのホールドした値と第
２のカウンタの値を比較し、一致すると全商品の登録が
完了したと判断してＳ10にて前記小計表示器３６に顧客
の合計金額を表示する。また、第２のカウンタをクリア
する。（登録完了判断手段） 続いてＳ11にて精算、すなわち金銭登録処理を行う。こ
れは顧客２５がプリペイドカード、クレジットカード又
は現金を自動支払機３７に挿入するのに待機し、これら
の挿入があると合計金額に基づいて支払い処理を行う。
現金の場合には釣銭計算を行い、もし釣銭があれば釣銭
を排出する。
【００５７】そして支払い処理を完了するとＳ12にてレ
シート発行機３８を駆動して登録した商品の商品名、金
額、点数等を印字すると共に合計金額を印字したレシー
トを発行する。続いてＳ13にてゲート４０を開放する。
【００５８】そして顧客２５がゲート４０を通過するの
を例えば光センサ等で検出し、顧客が通過すると、Ｓ14
にてゲート４０を閉塞状態に戻して一連の登録制御を終
了する。
【００５９】次に、上述した一連の処理のうちデータベ
ースによる照合を詳しく述べる。データベースは予め作
成されるもので、顧客が商品２６をベルトコンベア２４
に載せた場合の状況（方向性、傾き等）を考慮し、取扱
う全ての商品（生鮮品等、一部を除く場合もある。）に
ついてその大きさ（投影面積）、形状、色等の特徴量を
画像処理によって多数抽出して登録し作成する。なお、
色情報としては、モノクロ情報、Ｒ，Ｇ，Ｂで構成され
るカラー情報、又は色相、明度、彩度で構成される色彩
情報等がある。
【００６０】データベースによる照合処理は、図５に示
すように、ベルトコンベア２４上の商品２６を前記高さ
計測装置２９で高さ測定し、かつ前記撮像カメラ３０で
撮像して画像処理することにより、Ｓ21にてその商品に
ついて各項目毎に特徴量を抽出する。
【００６１】そして対象商品のバーコードがすでにバー
コードスキャナ３１によりデコードされている場合に
は、Ｓ22にてデータベースから該当商品の特徴量情報を
呼出して今画像処理した商品の特徴量と照合を行い、も
し合致あるいは近似した特徴量が無ければＳ23にてその
特徴量をデータベースの該当商品の特徴量に追加登録す
る。また、データベース内に合致あるいは近似した特徴
量があればこの処理を終了する。
【００６２】また、対象商品のバーコードがデコードさ
れていない場合には、Ｓ24にて画像処理にて得た対象商
品の特徴量をデータベースの全商品の特徴量と順次照合
し、もしデータベースにその対象商品の特徴量と高い精
度で一致する商品があれば、Ｓ25にてデータベースから
その一致した商品の商品コードを読出し、Ｓ26にてその
商品コードに基づいて内部メモリに登録する。また、一
致する商品が無ければこの処理を終了する。この場合
は、未登録商品として遠隔端末装置４１に警告信号及び
その商品の画像データが転送される。
【００６３】このような構成の実施例においては、顧客
２５は図６に示すような作業手順に従って一連の登録の
ための作業を行う。先ず、顧客２５は買い物籠２２に商
品２６を入れた状態で、１つのチェックアウトレーン、
例えばチェックアウトレーン２１1 の一端側へ行く。
【００６４】そして、籠載置台２３に買い物籠２２を載
せる。このとき案内表示用ディスプレイ３５はスタート
ボタン３３を操作してチェックアウト作業を始めるよう
指示している。また、別途音声によっても指示する。
【００６５】この指示に従って顧客２５がスタートボタ
ン３３を操作すると、ベルトコンベア２４が作動を開始
する。このとき第１のカウンタがクリアされる。
【００６６】続いて顧客２５は案内表示用ディスプレイ
３５と音声により、商品２６をバーコードを上又は側方
に向けて商品載せエリア２７に載せるよう指示を受け、
買い物籠２２から商品２６を１つずつ取出し、バーコー
ドの位置を確認してから商品載せエリア２７に載せる。
【００６７】このとき顧客２５は、案内表示用ディスプ
レイ３３と音声により、全ての商品２６を載せ終わった
ら終了ボタン３４を操作する指示を受ける。
【００６８】ベルトコンベア２４に載せられた商品２６
は先ずトンネル部２８に搬送される。トンネル部２８で
は先ず高さ計測装置２９により商品２６の高さが測定さ
れる。続いて撮像カメラ３０により商品の画像が取り込
まれる。
【００６９】そして高さ計測装置２９が商品を検出する
か撮像カメラ３０が商品を検出すると第１のカウンタが
インクリメントされる。
【００７０】高さ計測装置２９と撮像カメラ３０からの
情報により、搬送される商品２６の高さ、大きさ、位置
を認識し、バーコードスキャナ３１の焦点距離や走査パ
ターン、方向性等を決定し、このバーコードスキャナ３
１により商品２６に付されているバーコードを読み取
る。また、高さ計測装置２９と撮像カメラ３０からの情
報により、商品の形状、色等の特徴量も認識する。
【００７１】そしてバーコードスキャナ３１からデコー
ドされた商品コードが出力されると、ＰＯＳ端末ではそ
の商品コードをデータベースの商品コードと比較する。
そして該当する商品コードがデータベースにあればその
データベースから商品コードに対応した商品の特徴量を
読出し、今回の画像処理により認識した商品の特徴量と
比較する。そして特徴量が一致するか近似していればそ
の商品データに基づいて登録処理を行い、第２のカウン
タをカウントアップさせる。
【００７２】また、特徴量が一致しなければ今回の画像
処理により認識した商品の特徴量をデータベースに追加
登録してから商品データに基づいて登録処理を行い、第
２のカウンタをカウントアップさせる。
【００７３】また、バーコードスキャナ３１におけデコ
ードが失敗すると、このときは画像処理により認識した
商品の特徴量をデータベースの全ての商品の特徴量と比
較する。そして特徴量が一致するか近似している商品が
あればその商品の商品コードをデータベースから読出
し、その商品コードに基づいて登録処理を行い、第２の
カウンタをカウントアップさせる。
【００７４】またもし、特徴量が不一致であればそのと
きの商品を未登録商品とし、遠隔端末装置４１に回線４
２を介して警告信号とその商品の画像データを転送す
る。このときＰＯＳ端末はベルトコンベア２４の動作を
一時停止させる。
【００７５】遠隔端末装置４１では警告信号によりチェ
ックアウトレーン２１1 で未登録商品が発生したことを
音や表示でオペレータ４５に知らせると共にモニタ４３
にその未登録商品の画像を表示させる。
【００７６】オペレータ４５はモニタ４３により未登録
商品を確認し、キーボード４４からその商品の商品コー
ド又は商品名をキー入力する。
【００７７】これによりチェックアウトレーン２１1 の
ＰＯＳ端末は未登録商品の登録処理を行い、第２のカウ
ンタをカウントアップさせる。そして停止しているベル
トコンベア２４を再び動作させる。
【００７８】こうして登録が行われた商品２６は登録済
みの商品２６ａとしてベルトコンベア２４により登録済
み商品スタッカ３２に搬送される。
【００７９】そして顧客２５が全ての商品２６を商品載
せエリア２７に載せ終わると、終了ボタン３４を操作す
る。これにより案内表示用ディスプレイ３５と音声は顧
客２５に買い物籠２２を持って前に進むことを指示す
る。
【００８０】そして最後の商品２６が高さ計測装置２９
で高さ測定され、撮像カメラ３０で撮像されると、第１
のカウンタのカウント値がメモリにホールドされる。続
いてホールドした第１のカウンタのカウント値と第２の
カウンタのカウント値が比較され、両カウント値が一致
すると顧客の合計金額を小計表示器３６に表示させる。
【００８１】顧客２５は前方、すなわちチェックアウト
レーン２１1 の下流側へ進み、小計表示器３６により支
払うべき金額を確認し、例えばプリペイドカードを自動
支払機３７に挿入する。自動支払機３７はプリペイドカ
ードの残金額が合計金額以上であれば支払い処理を終了
させる。また、もしプリペイドカードの残金額が合計金
額より少なければ小計表示器３６に不足金額を表示す
る。これにより顧客２５は不足金額を現金で自動支払機
３７に支払うことになる。そしてもし釣銭があれば釣銭
が排出される。
【００８２】こうして自動支払いを終了すると、レシー
ト発行機３８はレシートを発行する。また、ゲート４０
が開く。顧客２５はレシートを受取りゲート４０を通過
して登録済み商品スタッカ３２の位置へ進む。顧客２５
がゲート４０を通過するとゲート４０は再び閉じる。
【００８３】顧客２５は登録済み商品スタッカ３２の商
品２６ａを袋詰めして退店する。
【００８４】以上は、チェックアウトレーン２１1 を使
用しての商品のチェックアウト作業について述べたが、
このような作業は他のチェックアウトレーン２１2 ，…
についても同様である。
【００８５】なお、登録済み商品スタッカ３２に自動袋
詰め装置を配置すれば袋詰めを顧客の手を煩わすこと無
く自動的にできることになる。
【００８６】このように各チェックアウトレーン２１1
，２１2 ，…においては全て顧客２５の操作で登録が
自動的に行われ、商品を登録操作するキャッシャや金銭
の授受操作を行うオペレータは全く不要となる。そして
各チェックアウトレーン２１1，２１2 ，…において未
登録商品が発生したときには遠隔端末装置４１にいるオ
ペレータ４５がその未登録商品の登録を行う。
【００８７】従って、一人のオペレータで複数のチェッ
クアウトレーンを管理することができ、人員の大幅な削
減ができ、しかも未登録商品を出すこと無く、確実な登
録ができる。また、顧客と顧客との仕切りに仕切棒を使
用するような面倒な作業を不要にできる。
【００８８】次に本発明の他の実施例を図面を参照して
説明する。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【００８９】図７に示すものは、各チェックアウトレー
ン２１1 ，２１2 ，２１3 ，…に配置されている精算装
置３９に代えて、小計表示器３６とナンバーレシート又
はナンバーカード、例えばナンバーカードを発行する発
券機５１を一体化した装置５２を配置し、かつ各チェッ
クアウトレーン２１1 ，２１2 ，２１3 ，…のゲート４
０を無くしている。前記発券機５１が発行するナンバー
カードにはチェックアウトレーンの番号、顧客番号等が
例えば磁気記録されるようになっている。
【００９０】また、複数の自動支払いカウンタ５３1 ，
５３2 ，…及び１台の有人支払いカウンタ５４を各チェ
ックアウトレーン２１1 ，２１2 ，２１3 ，…とは離れ
た位置に配置している。
【００９１】前記各自動支払いカウンタ５３1 ，５３2
，…にはそれぞれ精算装置５５が配置されている。こ
の精算装置５５は、ナンバーカードを挿入する挿入口及
びプリペイドカード、クレジットカード及び現金を挿入
する挿入口を設け、自動支払い処理を行うと共に現金の
場合には釣銭があれば釣銭排出口から釣銭を排出する自
動支払機５６、登録した商品の商品名や金額、点数及び
合計金額等をプリンタで用紙に印字してレシートを発行
するレシート発行機５７及び表示器５８を一体化したも
のである。
【００９２】また、前記各自動支払いカウンタ５３1 ，
５３2 ，…にはゲート５９が配置されている。このゲー
ト５９は、常時は閉塞状態にあり顧客２５が自動支払機
５６で支払いを済ませ、レシート発行機５７がレシート
を発行したとき開放可能状態となり、この状態で顧客２
５が通過すると再び閉塞状態に戻るようになっている。
【００９３】前記有人支払いカウンタ５４の側部には別
のオペレータ６５が操作する金銭登録器６０が配置さ
れ、この金銭登録器６０にはキーボード６１、表示器６
２，６３、プリンタを内蔵したレシート発行機６４等が
設けられている。また、金銭登録器６０にはナンバーカ
ードを挿入する挿入口が設けられている。
【００９４】前記各精算装置５５及び金銭登録器６０は
回線４２を介して前記各チェックアウトレーン２１1 ，
２１2 ，２１3 ，…に接続している。
【００９５】前記各チェックアウトレーン２１1 ，２１
2 ，２１3 ，…のＰＯＳ端末によるチェックアウト処理
は、図８に示すように、基本的には図４に示した前記実
施例の場合と同様であり、異なる点は終了ボタン３４が
オン操作され、Ｓ10にて小計表示器３６に顧客の合計を
表示した後、Ｓ15にて発券機５１がチェックアウトレー
ンの番号、顧客番号等を磁気記録したナンバーカードを
発行する。
【００９６】前記各自動支払いカウンタ５３1 ，５３2
，…は、図９に示すように、精算装置５５にナンバー
カードの挿入があると、Ｓ31にてそのナンバーカードに
記録されている情報を読取り、該当するチェックアウト
レーンのＰＯＳ端末に問合わせて情報の正否をチェック
する。そしてナンバーカードの情報が正しければ該当す
るチェックアウトレーンのＰＯＳ端末から該当する顧客
の合計金額を受信し表示器５８に表示する。
【００９７】続いてＳ32にて精算、すなわち金銭登録処
理を行う。これは顧客２５がプリペイドカード、クレジ
ットカード又は現金を自動支払機５６に挿入するのに待
機し、これらの挿入があると合計金額に基づいて支払い
処理を行う。現金の場合には釣銭計算を行い、もし釣銭
があれば釣銭を排出する。
【００９８】そして支払い処理を完了するとＳ33にてレ
シート発行機５７を駆動して登録した商品の商品名、金
額、点数等を印字すると共に合計金額を印字したレシー
トを発行する。続いてＳ34にてゲート５９を開放する。
【００９９】そして顧客２５がゲート５９を通過するの
を例えば光センサ等で検出し、顧客が通過すると、Ｓ35
にてゲート５９を閉塞状態に戻して一連の登録制御を終
了する。
【０１００】また、前記有人支払いカウンタ５４の金銭
登録器６０は、図１０に示すように、ナンバーカードの
挿入があると、Ｓ41にてそのナンバーカードに記録され
ている情報を読取り、該当するチェックアウトレーンの
ＰＯＳ端末に問合わせて情報の正否をチェックする。そ
してナンバーカードの情報が正しければ該当するチェッ
クアウトレーンのＰＯＳ端末から該当する顧客の合計金
額を受信し表示器６２，６３に表示する。
【０１０１】続いてＳ42にて精算、すなわち金銭登録処
理を行う。この処理は顧客２５が合計金額を確認してオ
ペレータ６５に現金を支払い、オペレータ６５はその現
金の金額をキーボード６１により入力することによって
行われる。
【０１０２】そしてこの支払い処理が終了すると金銭登
録器６０はＳ43にてレシート発行機６４を駆動して登録
した商品の商品名、金額、点数等を印字すると共に合計
金額を印字したレシートを発行する。
【０１０３】このレシートはオペレータ６５から顧客２
５に手渡される。
【０１０４】この実施例においては、顧客２５は図１１
に示すような作業手順に従って一連の登録のための作業
を行う。
【０１０５】この作業手順は顧客２５が商品載せエリア
２７に全ての商品２６をのせ終わって終了ボタン３４を
操作し、小計表示器３６で合計金額を確認するまでは、
前記実施例と同様である。
【０１０６】顧客２５は小計表示器３６で合計金額を確
認すると発券機５１が発行するナンバーカードを受取
る。そして登録済み商品スタッカ３２に搬送された登録
済み商品２６ａを買い物籠２２に再度入れて支払いカウ
ンタへ移動する。
【０１０７】このとき顧客２５が自動支払いカウンタ５
３1 ，５３2 ，…へ行った時には持参したナンバーカー
ドを挿入口へ挿入する。これにより表示器５８に合計金
額が表示されるので、顧客は表示器５８により支払うべ
き金額を再度確認し、例えばプリペイドカードを自動支
払機５６に挿入する。自動支払機５６はプリペイドカー
ドの残金額が合計金額以上であれば支払い処理を終了さ
せる。また、もしプリペイドカードの残金額が合計金額
より少なければ表示器５８に不足金額を表示する。これ
により顧客２５は不足金額を現金で自動支払機５６に支
払うことになる。そしてもし釣銭があれば釣銭が排出さ
れる。
【０１０８】こうして自動支払いを終了すると、レシー
ト発行機５７はレシートを発行する。また、ゲート５９
が開く。顧客２５はレシートを受取りゲート５９を通過
する。顧客２５がゲート５９を通過するとゲート５９は
再び閉じる。顧客２５は買い物籠２２内の商品を袋詰め
して退店する。
【０１０９】また、顧客２５が有人支払いカウンタ５４
へ行った時には持参したナンバーカードをオペレータ６
５に渡す。オペレータ６５は受取ったナンバーカードを
挿入口へ挿入する。これにより表示器６２，６３に合計
金額が表示されるので、顧客は表示器６２により支払う
べき金額を再度確認し、オペレータ６５に現金を支払
う。
【０１１０】オペレータ６５は受取った金額をキーボー
ド６１によりキー入力する。このとき釣銭があれば表示
器６２，６３に釣り金額が表示される。また、レシート
発行機６４からレシートが発行される。
【０１１１】オペレータ６５は釣銭とレシートを顧客２
５へ手渡す。顧客２５は釣銭とレシートを受取ると、買
い物籠２２内の商品を袋詰めして退店する。
【０１１２】このようなシステムでは、チェックアウト
レーンの数と支払いカウンタの数を必ずしも一致させる
必要が無く、チェックアウトレーンでの商品登録作業に
要する時間と支払いカウンタでの支払いに要する時間の
関係から、適切な数のチェックアウトレーンと支払いカ
ウンタを配置すればよく、作業効率をより向上させるこ
とができる。
【０１１３】なお、本実施例においても前記実施例と同
様の効果が得られるのは勿論である。
【０１１４】なお、前記各実施例では高さ計測手段とし
て、２本の支柱１０１，１０２の一方１０１にＬＥＤ等
からなる複数の投光素子１０３，…を所定ピッチで配置
すると共に他方１０２にホトトランジスタやホトダイオ
ード等からなる複数の受光素子１０４，…を各投光素子
１０３，…に対向して所定ピッチで配置して商品２６の
高さを計測する高さ計測装置を使用したものについて述
べたが必ずしもこれに限定するものではなく、図１２に
示すように、スリット光７０を商品２６に対して斜めに
照射する光源７１を設け、この光源７１と撮像カメラ３
０とで光切断法による高さ計測手段を構成してもよい。
【０１１５】すなわち、図１３に示すように光源７１か
らのスリット光７０が撮像カメラ３０の撮像方向に対し
て角度θ傾いているとすると、商品２６の上面に発生す
るスリット光７０の軌跡とベルトコンベア２４上のスリ
ット光７０の軌跡との間隔ｗは商品２６の高さに応じて
変化する。すなわち、商品２６の高さｈは、ｈ＝ｗ／ta
nθとなり、間隔ｗは図１４に示すように撮像カメラ３
０が撮像した２次元画像から得ることができ、従って商
品２６の高さｈを２次元画像から得ることができる。
【０１１６】このようにすれば、商品２６の高さの計測
と、位置、形状の検出が同時にできる。そして商品２６
の高さとしては前記各実施例に比べてさらに緻密なデー
タとして得ることができ、従ってバーコードスキャナ３
１の各可変走査光学系１０６，１０７，１０８の可変制
御も緻密にでき、バーコードの読取りがさらに確実とな
る。また、スリット光７０により搬送商品の立体イメー
ジも把握することが可能となり、データベースを使用し
た商品の特定の確実性を増すことができる。
【０１１７】また、高さ計測手段としてはその他、例え
ば図１５に示すように超音波センサヘッド７３を使用
し、超音波センサヘッド７３からベルトコンベア２４に
超音波７４を発射し、発射した超音波７４と商品２６の
上面からの反射超音波との位相差から商品２６の高さを
計測する装置を使用してもよい。
【０１１８】さらに各実施例において、２本の支柱の一
方に複数の投光素子と複数の受光素子を並べて配置し、
他方に反射板を対向配置し、投光素子からの光が反射板
で反射して受光素子で受光される状態の変化から通過す
る商品の高さを計測してもよく、さらにまた、通過する
商品からの反射光を受光素子で受光して通過する商品の
高さを計測してもよい。
【０１１９】さらに、前記各実施例では、第１のカウン
タと第２のカウンタを設け、第１のカウンタをスタート
ボタン３３の操作でクリアし、終了ボタン３４の操作後
高さ計測装置２９や撮像カメラ３０が最後の商品を検出
したとき第１のカウンタの値をメモリにホールドし、第
２のカウンタを前の顧客の商品登録が終了したときクリ
アして次の顧客の登録商品をカウントするようにした
が、例えば前の顧客の商品登録が終了しないうちに次の
顧客の商品の登録が開始される場合が考えられ、このよ
うな場合は、第２のカウンタが使用できなくなるので、
別途第３のカウンタを設け、第２のカウンタが使用でき
なくなったとき代わって第３のカウンタが登録した商品
数をカウントすることにより対処することができる。
【０１２０】また、第１、第２のカウンタを１つのアッ
プダウンカウンタで構成することもできる。すなわち、
高さ計測装置２９及び撮像カメラ３０による商品通過の
検出によりアップダウンカウンタをアップカウントさ
せ、商品の登録終了によりアップダウンカウンタをダウ
ンカウントさせ、終了ボタン３４の操作後、アップダウ
ンカウンタの値が「０」になったとき顧客の商品登録が
終了したと判断することができる。そしてこの場合には
もう一つアップダウンカウンタを使用することにより、
前の顧客の登録が終了しない状態で次の顧客の登録が開
始される場合に対処することができる。
【０１２１】さらに前記各実施例では物品搬送装置とし
てベルトコンベアを使用したものについて述べたが必ず
しもこれに限定するものではなく、パレット式の搬送装
置やローラコンベア式の搬送装置を使用したものであっ
てもよい。
【０１２２】
【発明の効果】以上、本発明によれば、チェックアウト
レーンにオペレータやキャッシャを配置すること無く商
品の登録作業ができ、従って人員を大幅に減らすことが
でき、しかも仕切棒を使用するような面倒な作業を不要
にできるチェックアウトシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す全体構成図。
【図２】同実施例の高さ計測装置の構成を示す図。
【図３】同実施例の高さ計測装置、撮像カメラ及びバー
コードスキャナの配置関係を示す斜視図。
【図４】同実施例のチェックアウトレーンのＰＯＳ端末
による要部制御を示す流れ図。
【図５】同実施例のチェックアウトレーンのＰＯＳ端末
によるデータベース照合処理を示す流れ図。
【図６】同実施例の作業手順を示す流れ図。
【図７】本発明の他の実施例を示す全体構成図。
【図８】同実施例のチェックアウトレーンのＰＯＳ端末
による要部制御を示す流れ図。
【図９】同実施例の自動支払いカウンタの動作を示す流
れ図。
【図１０】同実施例の有人支払いカウンタの動作を示す
流れ図。
【図１１】同実施例の作業手順を示す流れ図。
【図１２】本発明の高さ計測装置の他の実施例を示す斜
視図。
【図１３】図１２の高さ計測装置の側面図。
【図１４】図１２の高さ計測装置を使用した場合の撮像
カメラの２次元画像を示す図。
【図１５】本発明の高さ計測装置の別の他の実施例を示
す側面図。
【図１６】従来例を示す構成図。
【符号の説明】
２１1 ，２１2 ，２１3 …チェックアウトレーン ２４…ベルトコンベア（商品搬送装置） ２６…商品 ２９…高さ計測装置 ３０…撮像カメラ（画像入力手段） ３１…可変走査光学系バーコードスキャナ（コード情報
読取手段） ３２…登録済み商品スタッカ ３３…スタートボタン（開始指示手段） ３４…終了ボタン（終了指示手段） ３５…案内表示用ディスプレイ（作業指示手段） ３６…小計表示器 ３７…自動支払機 ３８…レシート発行機 ４０…ゲート ４１…遠隔端末装置 ４３…モニタ ４４…キーボード
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−346185（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−257687（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−140287（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−141553（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−204393（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−6484（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−303660（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−348961（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−273395（ＪＰ，Ａ) 特表 平３−502618（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G07G 1/00 - 5/00 G06F 17/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数のチェックアウトレーンと、この各
    チェックアウトレーンを遠隔管理する遠隔端末装置から
    なり、 前記各チェックアウトレーンは、商品を一端側から他端
    側へ搬送する商品搬送装置と、一端側に設けられ、前記
    商品搬送装置の動作を開始させると共に商品の載せ始め
    を指示する開始指示手段と、通過する商品の高さを計測
    する高さ計測手段と、通過する商品の画像を入力する画
    像入力手段と、この画像入力手段からの画像を処理して
    商品の位置及び大きさ、形状等の特徴を判定する画像処
    理手段と、前記高さ計測手段あるいは画像入力手段の情
    報に基づいて通過する商品を計数する第１の計数手段
    と、前記高さ計測手段及び画像入力手段の情報に基づい
    て読取り領域と焦点距離を可変し通過する商品に付され
    たコード情報を読取ってデコードするコード情報読取手
    段と、このコード情報読取手段からのデコード情報に基
    づいて商品の自動登録処理を行う自動登録処理手段と、
    この自動登録処理手段による登録処理済みの商品数を計
    数する第２の計数手段と、前記商品搬送装置の一端側に
    設けられ、商品の載せ終りを指示する終了指示手段と、
    この終了指示手段による指示の後、前記第１の計数手段
    の計数値と前記第２の計数手段の計数値が一致したとき
    商品登録の完了を判断して顧客が支払うべき合計金額を
    表示器に表示する登録完了判断手段と、前記コード情報
    読取手段から正確なデコード情報が出力されない場合に
    前記遠隔端末装置に該当する商品の画像データを転送す
    る手段と、前記登録完了判断手段が登録完了を判断した
    後、前記合計金額に基づいて支払い処理を行う自動支払
    い処理を行う自動支払い手段とを設け、 前記遠隔端末装置は、前記各チェックアウトレーンから
    の未登録商品の画像データを表示出力するモニタと、こ
    のモニタに表示出力された未登録商品を対応するチェッ
    クアウトレーンに登録させるために商品コードあるいは
    商品名を入力する手段とを設けたことを特徴とするチェ
    ックアウトシステム。
  2. 【請求項２】 請求項１記載のチェックアウトシステム
    において、さらに、自動支払い手段による支払い処理が
    完了すると開放して顧客を通過させるゲートを設けたこ
    とを特徴とするチェックアウトシステム。
  3. 【請求項３】 複数のチェックアウトレーンと、この各
    チェックアウトレーンを遠隔管理する遠隔端末装置と、
    支払いカウンタからなり、 前記各チェックアウトレーンは、商品を一端側から他端
    側へ搬送する商品搬送装置と、一端側に設けられ、前記
    商品搬送装置の動作を開始させると共に商品の載せ始め
    を指示する開始指示手段と、通過する商品の高さを計測
    する高さ計測手段と、通過する商品の画像を入力する画
    像入力手段と、この画像入力手段からの画像を処理して
    商品の位置及び大きさ、形状等の特徴を判定する画像処
    理手段と、前記高さ計測手段あるいは画像入力手段の情
    報に基づいて通過する商品を計数する第１の計数手段
    と、前記高さ計測手段及び画像入力手段の情報に基づい
    て読取り領域と焦点距離を可変し通過する商品に付され
    たコード情報を読取ってデコードするコード情報読取手
    段と、このコード情報読取手段からのデコード情報に基
    づいて商品の自動登録処理を行う自動登録処理手段と、
    この自動登録処理手段による登録処理済みの商品数を計
    数する第２の計数手段と、前記商品搬送装置の一端側に
    設けられ、商品の載せ終りを指示する終了指示手段と、
    この終了指示手段による指示の後、前記第１の計数手段
    の計数値と前記第２の計数手段の計数値が一致したとき
    商品登録の完了を判断して顧客が支払うべき合計金額を
    表示器に表示する登録完了判断手段と、前記コード情報
    読取手段から正確なデコード情報が出力されない場合に
    前記遠隔端末装置に該当する商品の画像データを転送す
    る手段と、前記登録完了判断手段が登録完了を判断する
    と、一連番号情報を記録すると共に顧客が支払うべき合
    計金額情報を記録したナンバーレシート又はナンバーカ
    ードを発行する手段とを設け、 前記遠隔端末装置は、前記各チェックアウトレーンから
    の未登録商品の画像データを表示出力するモニタと、こ
    のモニタに表示出力された未登録商品を対応するチェッ
    クアウトレーンに登録させるために商品コードあるいは
    商品名を入力する手段を設け前記支払いカウンタは、前
    記ナンバーレシート又はナンバーカードから一連番号情
    報及び合計金額情報を読取り、この合計金額に基づいて
    支払処理を行う自動支払い手段を設けたことを特徴とす
    るチェックアウトシステム。
  4. 【請求項４】 請求項１記載のチェックアウトシステム
    において、さらに、コード情報読取手段から正確なデコ
    ード情報が出力されない場合に前記商品搬送 装置による
    商品搬送を一時停止させる手段とを設け、遠隔端末装置
    にて商品コードあるいは商品名の入力があると前記商品
    搬送装置の商品搬送の一時停止を解除することを特徴と
    するチェックアウトシステム。
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