JP3211780U - シート状食品 - Google Patents

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俊泰 高山
俊泰 高山
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株式会社八尾工業所
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Abstract

【課題】増粘材の使用を控え、ぱりっとした食感を与えると共に、カラフルなシート状食品を提供する。【解決手段】シート状食品は、植物の有彩色を有する部位から得られた繊維成分と、前記繊維成分同士を接着させるための米粉からなる成形材と、必要に応じて香味成分を含む原料ペーストをシート状に成形する。【選択図】図1

Description

本考案は、シート状に成形されたシート状食品に関する。
従来、シート状に成形された食品としては、例えば、板海苔があげられる。板海苔は、原料となる海苔を細かく粉砕して液体と混合し、漉いてシート状にしたものを乾燥して作られる。細かく粉砕された海苔は乾燥して繊維が互いに絡み合うことでシート状の形状を保っている。
また、シート状に成形された食品の他の例としては、米粉を主原料としたライスペーパーなどが知られている。ライスペーパーは、米粉に含まれるでんぷんを糊状とし、シート状に成形した後、乾燥させたものである。
ところで、海苔やライスペーパーなどのように、シート状に成形した食品としては、例えば、特許文献1や特許文献2などに開示されている。
例えば、特許文献1(特開2013−126407号公報)では、果実およびアルコール、酢、砂糖、塩と共に使用された果実の果肉のペクチンとタマネギの食特繊維を粉砕して混ぜペーストを作り薄く板状にして乾燥させて、シート状およびフィルム状に成形した食品が開示されている。また、特許文献2(特開2015−213490号公報)では、酸性基含有多糖類およびカードランを含む可食シートが開示されている。
このように、シート状に成形された食品としては、板海苔のように食品の繊維同士をからませることにより形状を保っているものと、ライスペーパーのように糊状の多糖類などを成形材として利用するものがあった。
特開2013−126407号公報 特開2015−213490号公報
しかし、増粘多糖類などの成形材を用いて成形したものは、食したときにぱりっとした食感が得られにくく、柔らかな触感になるという問題があった。また、薄く成形することが難しいという問題があった。
また、材料の繊維をからませて成形する場合には、増粘材の柔らかな食感は軽減することができ、ぱりっとした食感を得やすい一方、繊維状の食材であればどのような素材でも成形できるものではなく、成形に適さない材料もあった。また、板海苔は材料自体に増粘材を含むため成形に適し、薄くシート状に成形することができるが、食材自体の色は黒に限定され、食材としての用途がある程度狭められているという問題があった。
したがって、本考案が解決しようとする技術的課題は、増粘材の使用を控え、ぱりっとした食感を与えると共に、カラフルなシート状食品を提供することである。
本考案は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のシート状食品を提供する。
本考案の第1態様によれば、植物の有彩色を有する部位から得られた繊維成分と、前記繊維成分同士を接着させるための米粉からなる成形材とを含むことを特徴とする、シート状食品を提供する。また、繊維成分としては、赤シソ、大豆、エゴマ、クマササなどの葉の繊維であることが好ましい。
本考案によれば、赤シソ、大豆、エゴマ、クマササなど、有彩色を有する部位から得られた繊維成分を原料に用いるため、触感が柔らかくなりにくく、また、薄く整形することが可能である。また、繊維成分の有彩色によりカラフルな食材を得ることができる。
本考案のシート状食品の製造工程を示す図である。
以下、本考案の実施形態に係るシート状食品について、図面を参照しながら説明する。
本考案の実施形態に係るシート状食品は、植物の有彩色を有する部位から得られた繊維成分と、前記繊維成分同士を接着させるための米粉からなる成形材とを含むことを特徴とする。
本考案において、繊維成分は、植物の有彩色を有する部分から得られた繊維成分であり、赤、黄、緑色などの有彩色を有する。繊維成分は、赤シソ、大豆、エゴマ、クマササ等の葉に含まれる繊維成分を分離することにより得られる。これらの植物の葉を用いて繊維成分のみを分離し、裁断することにより得られる。これらの植物由来の繊維は、植物が有する色味をそのまま残しており、有彩色の繊維成分となる。
成形材の役割は、繊維成分同士のつなぎである。米粉は、図1に示すように、所定の濃度で水を添加して加熱することにより糊状となる。水の添加量は、用いる繊維成分に応じて適宜調整することができ、シート状形状を維持することができるように適宜決定することができる。
上記のようにして得られた繊維成分と成形材を混ぜ合わせる。両者の比率は、繊維成分に対して成形材は10〜20%程度であることが好ましく、繊維成分の表面に成形材が十分に付着すればよい。
また、繊維成分と成形材との混合時に香味成分を必要に応じて添加してもよい。
香味成分としては、シートに好ましい香りや味を添加できるものであれば特に制限されない。例えば、オレンジ果汁、レモン果汁、リンゴ果汁、ブドウ果汁、モモ果汁、メロン果汁、ユズ果汁、スダチ果汁、カボス果汁などの果汁;前記果汁の濃縮液;ガーリック、サフラン、スペアミント、ジンジャー、セージ、ペパーミント、コショウ、ローレル、ワサビ、ハッカ、ニッキなどのスパイス類;ごま、いりごま、すりごま、ごまペーストなどのごま類;果実などの乾燥粉末、砂糖、塩などの調味料などを挙げることができる。香味成分の配合量は特に限定されるものではないが、その種類と香味などの濃さに応じて適宜決定することができる。
このようにして得られた原料ペーストをシート状に成形する。シート状ペーストの厚みは、特に限定されるものではないが、薄く構成されることが好ましい。
この段階では、水分を含み、ペースト状となっており形状を維持することができない。一方、このシート状ペーストを乾燥させることで、成形材により繊維成分同士が固着され、シート状を維持することができる。
このようにして得られたシート状食品は、繊維成分の色味が残っており、カラフルな食材とすることができる。したがって、料理の盛りつけなどに用いることにより、料理の見た目を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態にかかるシート状食品によれば、有彩色を有する植物由来の繊維成分を成形材で互いに固着することによりシート状に成形しているため、カラフルでぱりっとした食感のシート状食品とすることができる。
なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。

Claims (2)

  1. 植物の有彩色を有する部位から得られた繊維成分と、前記繊維成分同士を接着させるための米粉からなる成形材とを含むことを特徴とする、シート状食品。
  2. 前記繊維成分は、赤シソ、大豆、エゴマ、クマササのいずれかの葉の繊維成分であることを特徴とする、請求項1に記載のシート状食品。
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