JP3210714B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP3210714B2
JP3210714B2 JP03509392A JP3509392A JP3210714B2 JP 3210714 B2 JP3210714 B2 JP 3210714B2 JP 03509392 A JP03509392 A JP 03509392A JP 3509392 A JP3509392 A JP 3509392A JP 3210714 B2 JP3210714 B2 JP 3210714B2
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雅夫 吉川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体に関
し、さらに詳しくは、光を照射したとき電荷担体を発生
する物質(電荷発生物質)として特定の顔料を含有する
感光層を設けた電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真用の感光体として、無機物質系
のものではセレン及びその合金を用いたもの、あるいは
色素増感した酸化亜鉛を結着樹脂中に分散した感光体な
どが、また有機系のものでは2,4,7−トリニトロ−
9−フルオレノン(以下「TNF」という)とポリ−N
−ビニルカルバゾール(以下「PVK」という)との電
荷移動錯体を用いたものなどが代表的なものとして知ら
れている。
【0003】しかし、これらの感光体は多くの長所を持
っていると同時に、様々な欠点を持っている。例えば、
現在広く用いられているセレン感光体は製造する条件が
難しく、製造コストが高かったり、可撓性がないために
ベルト状に加工することが難しく、また熱や機械的な衝
撃に鋭敏なため取扱に注意を要する。酸化亜鉛感光体は
安価な酸化亜鉛を用いて支持体への塗布で製造すること
ができるためコストは低いが、一般に感度が低かった
り、表面の平滑性、硬度、引っ張り強度、耐摩擦性など
の機械的な欠点があり、通常反復して使用する普通紙複
写機用の感光体としては耐久性などに問題が多い。ま
た、TNFとPVKとの電荷移動錯体を用いた感光体は
感度が低く、高速複写機用の感光体としては不適当であ
る。
【0004】近年、これらの感光体の欠点を排除するた
めに広範な研究が進められ、特に有機系の様々な感光体
が提案されている。中でも、有機系の顔料の薄膜を導電
性支持体上に形成し(電荷発生層)、この上に電荷輸送
物質を主体とする層(電荷輸送層)を形成した積層型感
光体が従来の有機物系に比べ、一般の感度が高く帯電性
が安定していることなどの点から普通紙複写機用の感光
体として注目されており、一部実用に供されているもの
がある。
【0005】この種の感光体に用いられる電荷発生物質
としては、ペリレン系顔料を用いたもの(USP 38
71882参照)、フタロシアニン系顔料をもちいたも
の(特公昭49−4338号、特開昭58−18263
9号、特開昭60−19151号参照)、アゾ顔料を用
いたもの(特公昭55−42380、特開昭55−84
943参照)、スクアリウム系染料、多環キノン系顔料
等を用いたものなどが報告されている。これらの電荷発
生物質のうちペリレン系顔料は、高速の複写機用として
は感度が低く、また顔料の吸収が600nmより短波長
側に限られているため赤色光には感度がなくカラー複写
機用感光体としては不適当である。一方フタロシアニン
系顔料を用いたものは500nm付近の光に対して感度
が低く、また様々な結晶型をもちそれが温度、湿度など
の環境変動、帯電、露光などの使用サイクルにより変化
するため帯電性及び感度が使用中に大きく変化してしま
う等の欠点がある。又他の電荷発生材料を用いた感光体
も未だ十分な感度が得られていないのが実情である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、導電
性支持体上に電荷発生物質を有効成分として含有する層
を形成してなる電子写真感光体において、従来の欠点を
克服した高感度な電子写真感光体を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
鋭意検討した結果、電荷発生材料として特許請求の範囲
に記載した特定な一群の顔料を用いることにより目的が
達成されることを見出した。
【0008】まず、第一群の顔料は下記Aである。
【0009】
【化5】 (式中、R1はハロゲン原子、置換又は無置換のアルキ
ル基、置換又は無置換のアミノ基、ヒドロキシル基、ア
ルコキシ基、アセチル基、カルボキシル基、ニトロ基、
シアノ基を表わし、mは0〜3の整数を表わす。X1
2は置換又は無置換のアリール環を示す。)
【0010】上記一般式Aで示されるアントラキノンア
クリドン顔料は公知の方法により製造される。例えば、
1−アリルアミノアントラキノン−2−カルボン酸また
は1−アリルアミノアントラキノン−2’−カルボン酸
を濃硫酸、弱発煙硫酸、クロルスルホン酸を用い60〜
100℃で脱水閉環して製造される。
【0011】本発明において電荷発生材料として使用さ
れるアントラキノンアクリドン顔料の具体例を下記に示
すがこれらの化合物に限定されるものではない。
【0012】
【化6】
【0013】
【化7】
【0014】
【化8】
【0015】
【化9】
【0016】
【化10】
【0017】第二群の顔料は下記B−〜B−8並び
、B−3とB−4とB−5との混合物、B−6とB−
7とB−8との混合物である。
【0018】
【化11】 (式中、X3〜X8は置換又は無置換のベンゼン環、置換
又は無置換の縮合多環、置換又は無置換のヘテロ環を表
わす。また、X3とX4、X5とX6、X7とX8は同一であ
っても異なってもよい。)
【0019】
【化12】 (式中、X9〜X14は置換又は無置換のベンゼン環、置
換又は無置換の縮合多環、置換又は無置換のヘテロ環を
表わす。また、X9とX10、X11とX12、X13とX14
同一であっても異なってもよい。)
【0020】上記一般式B−〜B−8で示されるビス
イミダゾール顔料は公知の方法により製造される。
【0021】一般式B−3、B−4、B−5は例えば下
記構造式IIIで示されるビフェニルテトラカルボン酸無
水物と、
【0022】
【化13】 下記一般式IVで示されるアリールジアミンを反応させる
ことにより合成される。
【0023】
【化14】 (式中X17はX3〜X8に準ずる。)
【0024】この反応において生成物が一般式B−3、
B−4、B−5の混合物として得られる場合があるが、
この場合分離しても又は混合物のままでも使用できる。
【0025】一般式B−6、B−7、B−8は例えば下
記構造式Vで示されるジアミノベンジジンと
【0026】
【化15】 下記一般式VIで示されるアリールジカルボン酸無水物を
反応させることにより合成される。
【0027】
【化16】 (式中X18はX9〜X14に準ずる。)
【0028】この反応において生成物が一般式B−6、
B−7、B−8の混合物として得られる場合があるが、
この場合分離しても又は混合物のままでも使用できる。
【0029】本発明において電荷発生材料として使用さ
れるビスイミダゾール顔料の具体例を以下に示すが、こ
れらの化合物に限定されるものではない。
【0030】一般式B−3、B−4、B−5については
下記表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】一般式B−6、B−7、B−8については
下記表2に示す。
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】
【表6】
【0038】
【表7】
【0039】
【表8】
【0040】第三群の顔料は下記C−1で示される化合
物である。
【0041】
【化17】 (式中、R6、R7は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、置換又は無置換のアルキル基、置換又は
無置換のフェニル基、置換又は無置換の縮合多環類、置
換又は無置換のヘテロ環類を示し、同一であっても異な
ってもよい。X15、X16は置換又は無置換のベンゼン
環、置換又は無置換の縮合多環、置換又は無置換のヘテ
ロ環を形成している。)
【0042】上記一般式C−1で示されるインジゴアセ
チルエステル顔料は公知の方法により製造される。例え
ば 一般式VII
【0043】
【化18】 (式中、X19、X20は一般式C−1のX15、X16と同じ
である。)で表わされるインジゴ化合物と一般式VIII
【0044】
【化19】 (式中、Rは一般式C−1のR6、R7と同じである。)
で表わされる置換アセチルクロライドを反応させること
によって製造される。
【0045】本発明において電荷発生材料として使用さ
れるインジゴアセチルエステル顔料の具体例を下記に示
すがこれらの化合物に限定されるものではない。
【0046】
【化20】
【0047】
【化21】
【0048】
【化22】
【0049】
【化23】
【0050】
【化24】
【0051】
【化25】
【0052】
【化26】
【0053】
【化27】
【0054】本発明は電子写真感光体において、導電性
支持体上に電荷発生物質として前述の特定顔料を有効成
分として含有する層を形成するものであるが、かかる電
子写真感光体は例えば以下の図1、図2、図3の形態で
使用される。
【0055】本発明の電子写真感光体の1つの態様は図
1に示すとおりである。図1の感光体は、導電性支持体
1上に主として本発明に係る顔料2、電荷輸送物質およ
び結着剤からなる感光層3を設けたものである。
【0056】図2の感光体は、導電性支持体1上に本発
明に係る顔料2を主体とする電荷発生層4と電荷輸送物
質を主体とする電荷輸送層5とからなる積層型感光層6
を設けたものである。また導電性支持体1と電荷発生層
4との中間に電位保持のためのバリア層を設けてもよ
い。
【0057】図2の感光体では、像露光された光は電荷
輸送層5を透過し、電荷発生層4に到達し、その部分の
顔料2で電荷生成が起こり、一方、電荷輸送層5は電荷
の注入を受けその搬送を行うもので、光減衰に必要な電
荷の生成は顔料2で行われ、また電荷の搬送は電荷輸送
層5でというメカニズムである。
【0058】図3の感光体は、図2の感光体の電荷発生
層4と電荷輸送層5を逆にした構成である。この構成に
おいて電荷発生層4の上部に電荷発生層の保護するため
に表面保護層を設けてもよい。
【0059】本発明においては、これらの感光体の電荷
発生物質として、特定の顔料が特に有効であることを見
いだしたものであるが、その理由については、特定の顔
料の量子効率が高い、顔料の移動度が大きい、発生した
電荷がエネルギー障壁なく電荷輸送層へ注入されるなど
の要因が考えられるが未だ明らかになっていない。
【0060】次に感光体の各層の厚み、量比について説
明する。図1の感光体は、感光層3の厚さは3〜50μ
m、さらに好ましくは5〜20μmである。また、感光
層3中の顔料2の割合は好ましくは50重量%以下、さ
らに好ましくは20重量%以下であり、また電荷輸送物
質の割合は好ましくは10〜95重量%、さらに好まし
くは30〜90重量%である。感光層中の顔料の割合が
50重量%を超えると帯電量が不十分であり、かつ機械
的強度が悪く実用に供しえない。
【0061】図2の感光体は、電荷発生層4の厚みは好
ましくは、0.01〜5μmさらに好ましくは0.05
〜2μmである。この厚みが0.01μm未満であると
電荷の発生は十分でなく、又、5μmを超えると残留電
位が高く実用に耐えない。電荷輸送層5の厚さは好まし
くは3〜50μm、さらに好ましくは3〜20μmであ
る。この厚さが3μm未満であると帯電量が不十分であ
り、50μmを超えると残留電位が高く実用的ではな
い。
【0062】電荷発生層4は前記一般式で示される本発
明に係る顔料を主体とし、さらに結着剤、可塑剤、電荷
移動材料などを含有することができる。また、電荷発生
層中の顔料の割合は、30重量%以上、さらに好ましく
は50重量%以上である。
【0063】電荷輸送層5は電荷輸送物質と結着剤を主
体とし、さらに可塑剤、酸化防止剤、紫外線劣化防止剤
などを含有することができる。電荷輸送層中電荷輸送物
質の割合は、10〜95重量%、好ましくは30〜90
重量%である。電荷輸送物質の占める割合が10重量%
未満であると、電荷の搬送はほとんど行われず、また9
5重量%を超えると感光体皮膜の機械的強度がきわめて
悪く実用に供しえない。
【0064】図3の感光体は、図2の感光体の電荷発生
層4と電荷輸送層5を逆にした構成であり、図2の感光
体と同様な厚さ、量比で製造可能である。
【0065】本発明は、電子写真感光体における電荷発
生物質として、前記一般式で表わされる特定の顔料を用
いることを骨子とするものであり、導電性支持体電荷輸
送物質、結着剤などの他の構成要素としては従来知られ
ていたもののいずれもが使用できるが、それらについて
以下に具体的に説明する。
【0066】本発明において使用される導電性支持体と
しては、アルミニウム、ニッケル、銅、亜鉛等の金属
板、金属ドラムまたは金属箔、アルミニウム、銅、金、
酸化錫、酸化インジウム等の導電性材料を蒸着或いは塗
布したプラスチックフィルム、導電処理した紙等が使用
される。
【0067】結着剤としては、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリアミド、アクリル樹脂、メタクリル
樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹
脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル
樹脂、アルキッド樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコ
ン樹脂、メラミン樹脂等の付加重合型樹脂、重付加型樹
脂、重縮合型樹脂、並びにこれらの樹脂の繰り返し単位
のうち2つ以上を含む共重合体樹脂、例えば塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水
マレイン酸共重合体樹脂等の絶縁性樹脂のほか、ポリ−
N−ビニルカルバゾール等の高分子有機半導体が挙げら
れる。
【0068】可塑剤としては、ハロゲン化パラフィン、
ポリ塩化ビフェニル、ジメチルナフタレン、ジブチルフ
タレートなどが挙げられる。
【0069】そのほか、酸化防止剤としては、ヒンダン
トフェノール、ヒンダントアミンなどのフノールまた
はアミン類があげられ、紫外線劣化防止剤としては、ベ
ンゾフェノンなどのケトン類、トリアゾールなどの複素
環類が挙げられる。また感光体の表面性を向上させるた
めにシリコンオイル等を加えてもよい。
【0070】電荷輸送物質には正孔輸送物質と電子輸送
物質がある。正孔輸送物質としては、9−エチルカルバ
ゾール−3−アルデヒド1−メチル−1−フェニルヒド
ラゾン、9−エチルカルバゾール−3−アルデヒド1,
1−ジフェニルヒドラゾン、4−ジエチルアミノスチレ
ン−β−アルデヒド1−メチル−1−フェニルヒドラゾ
ン、4−メトキシナフタレン−1−アルデヒド−1−ベ
ンジル−1−フェニルヒドラゾン、4−メトキシベンズ
アルデヒド−1−メチル−1−フェニルヒドラゾン、
2,4−ジメトキシベンズアルデヒド−1−ベンジル−
1−フェニルヒドラゾン、4−ジエチルアミノベンズア
ルデヒド1,1−ジフェニルヒドラゾン、4−メトキシ
ベンズアルデヒド−1−ベンジル−1−(4−メトキシ
フェニル)ヒドラゾン、4−ジフェニルアミノベンズア
ルデヒド−1−ベンジル−1−フェニルヒドラゾン、4
−ジベンジルアミノベンズアルデヒド1,1−ジフェニ
ルヒドラゾン等のヒドラゾン化合物、1,1−ビス(4
−ジベンジルアミノフェニル)プロパン、トリス(4−
ジエチルアミノフェニル)メタン、2,2’−ジメチル
−4,4’−ビス(ジエチルアミノ)−トリフェニルメ
タン等のトリフェニルメタン化合物、又はジフェニルメ
タン化合物、9−(4−ジエチルアミノスチリル)アン
トラセン、9−ブロム−10−(4−ジエチルアミノス
チリル)アントラセン、9−(4−ジメチルアミノスチ
リル)フルオレン、3−(9−フルオレニリデン)−9
−エチルカルバゾール、1,2−ビス(2,4−ジエチ
ルアミノスチリル)ベンゼン、1,2−ビス(2,4−
ジメトキシスチリル)ベンゼン、3−スチリル−9−エ
チルカルバゾール、3−(4−メトキシスチリル)−9
−エチルカルバゾール、4−ジフェニルアミノスチルベ
ン、4−ジベンジルアミノスチルベン、4−ジトリルア
ミノスチルベン、1−(4−ジフェニルアミノスチリ
ル)ナフタレン、1−(4−ジエチルアミノスチリル)
ナフタレン、4’−ジフェニルアミノ−α−フェニルス
チルベン、4’−メチルフェニルアミノ−α−フェニル
スチルベン等のスチルベン化合物、またはアリールビニ
ル化合物、1−フェニル−3−(4−ジエチルアミノス
チリル)−5−(4−ジエチルアミノフェニル)ピラゾ
リン、1−フェニル−3−(4−ジメチルアミノスチリ
ル)−5−(4−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン
等のピラゾリン化合物、2,5−ビス(4−ジエチルア
ミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール、2,
5−ビス{4−(4−ジエチルアミノスチリル)フェニ
ル}−1,3,4−オキサジアゾール、2−(9−エチ
ルカルバゾリル−3−)−5−(4−ジエチルアミノフ
ェニル)−1,3,4−オキサジアゾール、2−ビニル
−4−(2−クロロフェニル)−5−(4−ジエチルア
ミノフェニル)オキサゾール、2−(4−ジエチルアミ
ノフェニル)−4−フェニルオキサゾール等の複素環化
合物、トリフェニルアミン、トリ−p−トリルアミン、
4,4’−ジメトキシトリフェニルアミン、N,N’−
ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニルベ
ンジジン、1,1−ビス(4−ジ−p−トリフェニルア
ミノフェニル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’−
テトラ(p−トリル)ベンジジン、N,N,N’,N’
−テトラ(p−トリル)−o−フェニレンジアミン、
N,N’−ビス(4−メトキシフェニル)−1−アミノ
ピレン等のトリフェニルアミン化合物、またはトリアリ
ールアミン化合物、などの低分子化合物がある。また、
ポリ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化ポリ−N−
ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルア
ントラセン、ピレンホルムアルデヒド樹脂、エチルカル
バソールホルムアルデヒド樹脂などの高分子化合物も使
用できる。
【0071】電子輸送物質としては、例えばクロルアニ
ル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシア
ノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオ
レノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレ
ノン、ジフェノキノン、2,4,5,7−テトラニトロ
キサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、
2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ{1,2−
b}チオフェン−4−オン、1,3,7−トリニトロジ
ベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイド、無水コハク
酸、無水マレイン酸、フタル酸、テトラクロル無水フタ
ル酸、テトラブロム無水フタル酸、4−ニトロ無水フタ
ル酸、3−ニトロ無水フタル酸、無水ピロメリット酸、
ピクリン酸、o−ニトロ安息化酸、3,5−ジニトロ安
息香酸、ペンタフルオロ安息香酸、5−ニトロサリチル
酸、3,5−ジニトロサリチル酸、o−ジニトロベンゼ
ン、m−ジニトロベンゼン、1,3,5−トリニトロベ
ンゼン、p−ニトロベンゾニトリル、ピクリルクロライ
ド、ジクロロジシアノ−p−ベンゾキノン、アントラキ
ノン、クロロアントラキノン、ジクロロアントラキノ
ン、ジニトロアントラキノン、9−フルオレニリデン
{ジシアノメチレンマロノジニトリル}等、電子親和力
が大きい化合物が挙げられる。これらの電荷輸送物質
は、単独または2種以上混合して用いられる。
【0072】また、図2の感光体において導電性支持体
と電荷発生層の中間に必要に応じて設けられるバリア層
の材料としては、ポリアミド、ポリビニルアルコール、
エチルセルロース、ニトロセルロース、酸化アルミニウ
ムなどが適当で、膜厚は1μm以下が好ましい。
【0073】本発明は、図1、2、3で示されるような
電子写真感光体の電荷発生層の主成分として特定の顔料
を用いるものであるが、より広範囲波長の光に対して感
度を向上させるため等の理由で他の電荷発生材料と混合
または積層して用いることができる。この時用いられる
電荷発生材料としては、無定形セレン、三方晶系セレ
ン、セレン−ヒ素合金、セレン−テルル金属、硫化カド
ミウム、セレン化カドミウム、硫化水銀、酸化鉛、硫化
鉛、アモルファスシリコン等の無機物質、あるいはビス
アゾ系色素、ポリアゾ系色素、トリアリールメタン系色
素、チアジン系色素、オキサジン系色素、キサンテン系
色素、シアニン系色素、スチリル系色素、ピリリウム系
色素、キナクリドン系色素、インジゴ系色素、ペリレン
系色素、多環キノン系色素、ビスベンズイミダゾール系
色素、インダンスロン系色素、スクアリュウム系色素、
アントラキノン系色素、及びフタロシアニン系色素等の
有機物質が挙げられる。
【0074】次に感光体の製造方法について説明する。
図1の感光体を作成するには電荷発生顔料の微粉末を電
荷輸送物質及び結着剤を溶解した溶液中に分散せしめ、
これを導電性支持体上に塗布乾燥すればよい。図2の感
光体は以下のようにして作成される。まず、電荷発生層
は、導電性支持体上に電荷発生物質を真空蒸着法により
作成するか、あるいは、電荷発生物質の微粒子を必要と
あれば結着剤を溶解した適当な溶剤中に分散し、これを
導電性支持体上に塗布乾燥し、さらに必要とあれば、特
開昭51−90827号公報に示されているようなバフ
研磨等の方法により表面仕上げをするか、膜厚を調整す
ることによって作成される。次に、この電荷発生層上に
電荷輸送層を電荷輸送物質及び結着剤を含む溶液を塗布
乾燥して形成する。
【0075】図3の感光体は、上記図2の感光体の電荷
発生層−電荷輸送層の製造工程を逆にし、同様に作成さ
れる。
【0076】いずれの場合も本発明に使用される電荷発
生材料はボールミル等により粒径5μm以下好ましくは
2μm以下に粉砕して用いられる。塗布方法は通常の手
段、例えばドクターブレード、ディッピング、ワイヤー
バー、スプレーなどで行う。
【0077】本発明の感光体を用いて複写を行うには、
感光層面に帯電、露光を施した後、現像を行い、必要に
応じて紙などに転写を行うことにより達成される。
【0078】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明する
が、これにより本発明が限定されるものではない。
【0079】実施例1 アントラキノンアクリドン顔料AのNo.1を7.5重量
部、及びポリエステル樹脂(東洋紡績社製バイロン20
0)のテトラヒドロフラン溶液(固形分濃度0.5%)
500重量部をボールミル中で粉砕混合し、得られた分
散液をアルミニウムを蒸着したポリエステルベース(導
電性支持体)のアルミニウム面上にドクターブレードを
用い塗布し、乾燥して厚さ約0.15μmの電荷発生層
を形成した。
【0080】この電荷発生層上に、電荷輸送物質として
9−エチルカルバゾール−3−アルデヒド−1−メチル
ヒドラゾン2重量部およびテトラヒドロフラン16重量
部を混合溶解した溶液をドクターブレードを用いて塗布
し、80℃で2分間、ついで105℃で5分間乾燥して
厚さ約20μmの電荷輸送層を形成して図2に示した積
層型感光体No.1を作成した。
【0081】実施例2〜5 実施例1で用いたアントラキノン顔料AのNo.1の代わ
りに表3に示すアントラキノンアクリドン顔料を用いた
以外は実施例1と同様にして感光体No.2〜5を作成し
た。
【0082】
【表9】
【0083】実施例6〜10 電荷輸送物質としてα−フェニル−4’−{N,N−ビ
ス(4−メチルフェニル)アミノ}スチルベンを用い表
4に示すアントラキノンアクリドン顔料を用いた以外は
実施例1と同様にして感光体No.6〜10を作成した。
【0084】
【表10】
【0085】実施例11 実施例1で用いたものと同じ導電性支持体上にアントラ
キノンアクリドン顔料AのNo.1を約1500Åの膜厚
に真空蒸着し、この上に電荷輸送物質としてα−フェニ
ル−4’−{N,N−ビス(4−メチルフェニル)アミ
ノ}スチルベンを実施例1と同様にして塗布し乾燥して
感光体No.11を作成した。結果を表5に示す。
【0086】実施例12 実施例1で用いたものと同じ導電性支持体上に電荷輸送
物質としてα−フェニル−4’−{N,N−ビス(4−
メチルフェニル)アミノ}スチルベンを実施例1と同様
にして塗布し乾燥し、この上に電荷発生層としてアント
ラキノンアクリドン顔料AのNo.2を約1500Åの膜
厚に真空蒸着して図3に示した積層型感光体No.12を
作成した。結果を表5に示す。
【0087】
【表11】
【0088】実施例13 ビスイミダゾール顔料B−3のNo.6を7.5重量部、
及びポリエステル樹脂(東洋紡績社製バイロン200)
のテトラヒドロフラン溶液(固形分濃度0.5%)50
0重量部をボールミル中で粉砕混合し、得られた分散液
をアルミニウムを蒸着したポリエステルベース(導電性
支持体)のアルミ面上にドクターブレードを用い塗布
し、乾燥して厚さ約0.15μmの電荷発生層を形成し
た。
【0089】この電荷発生層上に、電荷輸送物質として
9−エチルカルバゾール−3−アルデヒド−1−メチル
ヒドラゾン2重量部およびテトラヒドロフラン16重量
部を混合溶解した溶液をドクターブレードを用いて塗布
し、80℃で2分間、ついで105℃で5分間乾燥して
厚さ約20μmの電荷輸送層を形成して図2に示した積
層型感光体No.13を作成した。
【0090】実施例14〜17 実施例13で用いたビスイミダゾール顔料B−3のNo.
の代わりに表6に示すビスイミダゾール顔料を用いた
以外は実施例13と同様にして感光体No.14〜17
作成した。
【0091】
【表12】
【0092】実施例18〜22 電荷輸送物質としてα−フェニル−4’−{N,N−ビ
ス(4−メチルフェニル)アミノ}スチルベンを用い、
後記表7に示すビスイミダゾール顔料を用いた以外は実
施例13と同様にして感光体No.18〜22を作成し
た。
【0093】
【表13】
【0094】実施例23 インジゴアセチルエステル顔料C−1のNo.1を7.5
重量部、及びポリエステル樹脂(東洋紡績社製バイロン
200)のテトラヒドロフラン溶液(固形分濃度0.5
%)500重量部をボールミル中で粉砕混合し、得られ
た分散液をアルミニウムを蒸着したポリエステルベース
(導電性支持体)のアルミ面上にドクターブレードを用
い塗布し、乾燥して厚さ約0.15μmの電荷発生層を
形成した。
【0095】この電荷発生層上に、電荷輸送物質として
9−エチルカルバゾール−3−アルデヒド−1−メチル
ヒドラゾン2重量部およびテトラヒドロフラン16重量
部を混合溶解した溶液をドクターブレードを用いて塗布
し、80℃で2分間、ついで105℃で5分間乾燥して
厚さ約20μmの電荷輸送層を形成して図2に示した積
層型感光体No.23を作成した。
【0096】実施例24〜30 実施例23で用いたインジゴアセチルエステル顔料C−
1のNo.1の代わりに後記表に示すインジゴアセチル
エステル顔料を用いた以外は実施例23と同様にして感
光体No.24〜30を作成した。
【0097】
【表14】
【0098】実施例31〜38 電荷輸送物質としてα−フェニル−4’−{N,N−ビ
ス(4−メチルフェニル)アミノ}スチルベンを用い後
記表に示すインジゴアセチルエステル顔料を用いた以
外は実施例23と同様にして感光体No.31〜38を作
成した。
【0099】
【表15】
【0100】実施例39 実施例23で用いたものと同じ導電性支持体上にインジ
ゴアセチルエステル顔料C−1のNo.1を約1500Å
の膜厚に真空蒸着し、この上に電荷輸送物質としてα−
フェニル−4’−{N,N−ビス(4−メチルフェニ
ル)アミノ}スチルベンを実施例23と同様にして塗布
し乾燥して感光体No.39を作成した。結果を表10
示す。
【0101】実施例40 実施例23で用いたものと同じ導電性支持体上に電荷輸
送物質としてα−フェニル−4’−{N,N−ビス(4
−メチルフェニル)アミノ}スチルベンを実施例23
同様にして塗布し乾燥し、この上に電荷発生層としてイ
ンジゴアセチルエステル顔料C−1のNo.1を約150
0Åの膜厚に真空蒸着して図3に示した積層型感光体N
o.40を作成した。結果を表10に示す。
【0102】
【表16】
【0103】これらの感光体No.1〜11、No.13〜
22、No.23〜39について、−6kV、感光体No.
12、No.40について+6kVのコロナ放電を行い感
光体表面を帯電させ、その後暗所にて表面電位を−80
0Vまたは+800Vまで減衰させる。ここで520n
mの単色光を照射し感光体の表面電位を光減衰させる。
この時、感光体の表面電位が±800Vから±400V
まで減衰させるのに要した光のエネルギー半減露光エネ
ルギーE1/2(μJ/cm2)を測定した。この結果を上
記表3〜10に示す。
【0104】さらに本発明の感光体No.6、No.31
リコー社製複写機リコピーFT−4700型に装着して
画像出しを10,000回繰り返したが、その結果、複
写プロセスの繰り返しにより変化することなく鮮明な画
像が得られた。これにより、本発明の感光体が耐久性に
おいても優れたものであることが確認できた。
【0105】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体の効果を要約す
ると以下の通りである。
【0106】1.電子写真感光体の電荷発生物質として
特定の顔料を有効成分として含有する層を設けることに
より、高感度でしかも反復使用に対して帯電性、感度等
の特性が安定しているなど優れた特性が得られた。
【0107】2.電荷発生層の作成にあたり、特定の顔
料を電荷発生物質として使用した場合分散塗布または真
空蒸着などの多様な方法が可能で感光体の設計上有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の層構成の説明図である。
【図2】本発明の実施例の層構成の説明図である。
【図3】本発明の実施例の層構成の説明図である。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2 顔料 3 感光層 4 電荷発生層 5 電荷輸送層 6 積層型感光層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 所司 正幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 谷内 將浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 下田 昌克 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭63−180955(JP,A) 特開 昭47−18543(JP,A) 特開 昭61−190341(JP,A) 特開 昭62−27747(JP,A) 特開 平2−216160(JP,A) 特開 昭61−173257(JP,A) 特開 昭61−189550(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に電荷発生物質として、
    下記一般式のアントラキノンアクリドン顔料のA、ビス
    イミダゾール顔料のB−3、B−4、B−5、B−6、
    B−7、B−8、並びにB−3とB−4とB−5の混合
    物、B−6とB−7とB−8の混合物、インジゴアセチ
    ルエステル顔料のC−1のいずれかを有効成分として含
    有する層を形成せしめたことを特徴とする電子写真感光
    体。 【化1】 (式中、R1はハロゲン原子、置換又は無置換のアルキ
    ル基、置換又は無置換のアミノ基、ヒドロキシル基、ア
    ルコキシ基、アセチル基、カルボキシル基、ニトロ基、
    シアノ基を表わし、mは0〜3の整数を表わす。X1
    2は置換又は無置換のアリール環を示す。) 【化2】 (式中、X3〜X8は置換又は無置換のベンゼン環、置換
    又は無置換の縮合多環、置換又は無置換のヘテロ環を表
    わす。また、X3とX4、X5とX6、X7とX8は同一であ
    っても異なってもよい。) 【化3】 (式中、X9〜X14は置換又は無置換のベンゼン環、置
    換又は無置換の縮合多環、置換又は無置換のヘテロ環を
    表わす。また、X9とX10、X11とX12、X13とX14
    同一であっても異なってもよい。) 【化4】 (式中、R6、R7は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ
    基、シアノ基、置換又は無置換のアルキル基、置換又は
    無置換のフェニル基、置換又は無置換の縮合多環類、置
    換又は無置換のヘテロ環類を示し、同一であっても異な
    ってもよい。X15、X16は置換又は無置換のベンゼン
    環、置換又は無置換の縮合多環、置換又は無置換のヘテ
    ロ環を形成している。)
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