JP3210455B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
を有する半導体装置の製造方法に関する。
drain:低濃度ドープドレイン)トランジスタは、
一般に次の工程によって作成されている。 (1)ゲート電極を形成する。 (2)イオン注入により低濃度の、浅いソース・ドレイ
ン領域を形成する。 (3)CVDによって酸化膜デポジッションを行う。 (4)異方性エッチングを行い、ゲート電極側壁にサイ
ドウォールを形成する。このサイドウォールにより、次
の工程でイオン注入された領域の横方向拡散の先端部は
ポリシリコンの位置とサイドウォールの幅によって決ま
る。 (5)イオン注入によって高濃度のソース・ドレイン領
域を形成する。このとき、ゲートは高濃度にドープされ
たソース・ドレイン領域とオーバーラップせず、ドレイ
ン−チャンネル界面における低い不純物勾配を実現する
ことができる。
ン注入工程が2回となるほか、サイドウォール形成工程
などプロセスが複雑でコストがかかる。またサイドウォ
ール形成の際のSiO2エッチングによってSi基板の
掘れ込みが生じ、これが欠陥層のもとになり、接合リー
クが発生するという問題があった。
に、優れたLDDトランジスタを形成する方法を提供す
ることを目的とする。
料の下層をポリシリコン、上層をアモルファスシリコン
とし、ノンドープのまま異方性エッチングを行うことに
よって、上層のアモルファスシリコン層の側壁は垂直
に、下層のポリシリコン層の側壁はテーパ形状にエッチ
ングされることを利用している。この際、エッチング条
件はマルチステップにする必要はなくアモルファスシリ
コン層を垂直にエッチングできる条件の1工程のみでよ
い。
ャネル側にはP+ あるいはAs+ を、Pチャネル側には
B+ あるいはBF2 +をイオン注入する。これによりソー
ス・ドレイン形成と同時にゲート電極にも高濃度に不純
物を注入することがででき、また、ゲート電極のポリシ
リコン層がテーパ形状となっているため、このソース・
ドレインへの高濃度イオン注入を1回だけ行うことによ
って、LDD構造を形成することが可能となる。
膜、(2)不純物注入及びアニール、(3)ゲート加
工、(4)低濃度イオン注入、(5)サイドウォール形
成、(6)高濃度イオン注入と6工程必要であったが、
本発明方法によれば、(a)ゲート(ポリ/アモルファ
ス)シリコン成膜、(b)ゲート加工、(c)高濃度イ
オン注入、(d)ゲートエッチング(等方エッチ)と4
工程に省略することができる。
成膜は減圧CVD装置により、成膜温度を600℃以
上、570℃以下にそれぞれ設定し、成膜途中で変更す
ることにより同一工程において成膜することができる。
また、サイドウォール形成におけるSiO2 エッチング
を省略することができるので、基板の掘れ込みが生じな
い。従って、接合リーク欠陥を防ぐことができる。
シリコン及びアモルファスシリコン膜を成膜する。この
シーケンスを図7に示した。ポリシリコン膜を620℃
で1500Å成膜し、ポリシリコン成膜後、炉の温度を
550℃に下げることによって、アモルファスシリコン
を成膜する。アモルファスシリコンの膜厚は3000Å
とする。図1にこれを示すもので、シリコン基板1、ゲ
ートSiO2 膜2の上に620℃でポリシリコン3を1
500Å、その上にアモルファスシリコン4を3000
Å形成し、フォトレジスト5を載せたものである。
ッチングする。 使用ガス :CCl4 /He/O2 =(90〜100)/350/20(sccm) 圧力 :290〜360(mTorr) RFパワー:120〜150(W) 電極温度 :45〜55(℃) 図2に示すように、異方性エッチング6を受けたアモル
ファスシリコン4の層の側面7は垂直に、ポリシリコン
3の層の側面8はテーパ形状となる。図3に示すように
ポリシリコン3のテーパ形状となる幅は0.15μm程
度である。
イオン注入を行う。Nチャネル側にはAsを40Ke
V、5×1015/cm2 でイオン注入し、Pチャネル側
にはBF2 を40KeV、5×1015/cm2 でイオン
注入する。ゲート電極12にも高濃度に不純物注入を行
うことができ、次いでアニールすると、図5に示すよう
にNチャンネル側ではN- ソース・ドレイン10、N+
ソース・ドレイン11が形成される。
12をケミカルドライエッチにより等方エッチングし、
ゲート下端の長さをソース・ドレインの低濃度側に合う
ようにする。エッチング部13のエッチング量は100
0Åである。このようにして形成されたトランジスタ
は、従来のサイドウォール長0.15μmのLDDトラ
ンジスタと同等の性能をもっている。
層、上層にはアモルファスシリコン層を形成し、これを
ノンドープのままドライエッチングすることによって、
アモルファス層の側面は鉛直に、ポリシリコン層の側面
はテーパ状となる。従って、1回のイオン注入によっ
て、優れたLDD構造をもつドレイン領域を形成するこ
とが可能となった。
O2 膜 3 ポリシリコン 4 アモルファ
スシリコン 5 フォトレジスト 6 エッチング 7,8 側面 9 領域 10 N- ソース・ドレイン 11 N+ ソー
ス・ドレイン 12 ゲートシリコン膜 13 エッチン
グ部
Claims (4)
- 【請求項1】 LDDトランジスタ構造の形成におい
て、最初にポリシリコンを成膜し、引き続きアモルファ
スシリコンを成膜し、このポリシリコンおよびアモルフ
ァスシリコンが積層された膜をノンドープのまま、アモ
ルファスシリコン層の側壁は垂直になり、ポリシリコン
層の側壁はテーパ形状になるようにドライエッチング
し、ゲート電極を形成した後、該ゲート電極及び該ゲー
ト電極の両側のソース、ドレイン領域に同時に不純物イ
オン注入を行うことを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項2】 前記ポリシリコンおよびアモルファスシ
リコンが積層された膜のドライエッチングを、アモルフ
ァスシリコン層を垂直にエッチングできる条件の1工程
で行うことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項3】 前記ポリシリコンおよびアモルファスシ
リコンの成膜を、成膜途中で成膜温度を変更することに
より同一工程において行うことを特徴とする請求項1又
は2記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記不純物イオン注入の後にさらに、前
記ゲート電極を等方エッチングすることを特徴とする請
求項1ないし3記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP34248892A JP3210455B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34248892A JP3210455B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 半導体装置の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06196494A JPH06196494A (ja) | 1994-07-15 |
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ID=18354136
Family Applications (1)
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JP34248892A Expired - Fee Related JP3210455B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 半導体装置の製造方法 |
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-
1992
- 1992-12-22 JP JP34248892A patent/JP3210455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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