JP3209200U - 前輪駆動の三輪車 - Google Patents

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一弘 宇賀神
一弘 宇賀神
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有限会社宇賀神溶接工業所
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Abstract

【課題】下肢の不自由な利用者の移動手段である車椅子の不便さを解消すると同時に、下肢の不自由な利用者や手の握力が弱い四肢麻痺患者、そして今後の高齢化社会を迎えるにあたり、高齢者の行動範囲を拡げ、社会への参加意欲向上の一助となるべく、一人で簡単に移乗出来てしかも長距離を移動出来る前輪駆動の三輪車を提供する。【解決手段】背もたれ付きシートを備えた、後2輪で前1輪の前輪駆動の三輪車において背もたれ付きシートを後2輪の幅内に設け、駆動チェーンを前輪車軸に設けたコースターブレーキハブとハンドル軸に設けたクランクに傾斜して備えると共に、クランク高さ位置をシートの背もたれの高さの範囲内に設定した。【選択図】図5

Description

本考案は、背もたれ付きシートを備えた後2輪で前1輪の前輪駆動の三輪車で、駆動チェーンを前輪車軸に設けたコースターブレーキハブとハンドル軸に設けたクランクに張設すると共に、前記クランク高さ位置を前記シートの背もたれの高さの範囲内に設定したことを特徴とする前輪駆動の三輪車に関する。
現在、下肢の不自由な利用者にとっての移動手段は「車いす」が主流であるが、車いすはたった数センチの段差があっただけで動けなくなったり、砂利道では一切自力で動くことが出来ない。また坂道が多い日本国内においては、車いすに乗って坂道を1人で移動する事は非常に困難な乗り物である。
従来例として、利用者がハンドルポストを上肢によって前後方向に揺動させて前進する人力三輪自転車は、例えば特許文献1に示されているが、前後方向への揺動運動では長時間の移動は難しく、坂道の走行も非常に困難である。
特開2004−106687号広報
手漕ぎ式人力三輪自転車自体は1980年代から主に欧州で開発されてきたが、従来の手漕ぎ式人力三輪自転車は、車いすに前輪だけを取り付ける「アダプター式」と、フレームと3輪タイヤが一体となった「完成車式」の2種類だけだった。
アダプター式は変速機がギアしか無いので、車椅子同様1人で坂道を上れなかったり、完成車式はレース用に特化している為、パラリンピックに出場するようなアスリートしか乗れなかったので、ほとんどの車椅子ユーザー、特に、怪我や病気などで中途下肢障害になった方にとっては、従来の手漕ぎ式人力三輪自転車に乗ることができなかった。
また、いずれの手漕ぎ式人力三輪自転車もブレーキレバー方式なので、ブレーキをかける時はブレーキを握る動作が必要である。
そして前記の完成車式は、空力の関係でシートの位置が地面すれすれに設置されているが、車椅子からの移乗には約400mmほどの高低差を克服する必要があるため、特に下肢の不自由な利用者にとっては、乗り降りする事が大変困難である。
前記の手漕ぎ式人力三輪自転車は、例えば特許文献1に示されているが、シート位置が固定されているので、身長・体重などによっては、最適な乗車姿勢をとる事が困難である。
前記、従来の手漕ぎ式人力三輪自転車は動力が人力の為、坂道の走行が非常に困難であった。
請求項1の考案は、背もたれ付きシートを備えた、後2輪で前1輪の前輪駆動車で、駆動チェーンを前輪車軸に設けたコースターブレーキハブとハンドル軸に設けたクランクを傾斜して備えると共に、前記クランク高さ位置を前記シートの背もたれの高さの範囲内に設定したことを特徴とする前輪駆動の三輪車にある。
請求項2の考案は、前記シートの座面を後2輪の高さ及び幅内に設置したことを特徴とする請求項1記載の前輪駆動の三輪車にある。
請求項3の考案は、前記シートの背もたれを傾斜させたことを特徴とする請求項1記載の前輪駆動の三輪車にある。
請求項4の考案は、前記シートを前後に移動可能とした請求項1または請求項2記載の前輪駆動の三輪車にある。
請求項5の考案は、前記前輪駆動をクランクに設けた電動モーター及び前記チェーンの離間幅内に設けた電動バッテリーを介して駆動させるようにした請求項1記載の前輪駆動の三輪車。
請求項6の考案は、前記電動モーターを前記コースターブレーキを作動させた時に駆動停止させた請求項5記載の前輪駆動の三輪車にある。
請求項1の考案は、車椅子から移乗しやすいようにシート高を地面よりも約400mm高い位置に設置することで車椅子の座面と同じ高さにする事で車椅子などから移乗がしやすくする。
請求項1の考案は、ブレーキレバーを握らず止めることができる「コースターブレーキ」を採用する事で、握力がない四肢麻痺患者の方でも乗れるようになる。コースターブレーキとは、クランク(ペダルの回転部分)を前に回せば前に進み、後ろに回すとブレーキがかかるシステムになっているので、止まるときにブレーキレバーを握る動作は不要である。
請求項1の考案は、前記クランク高さ位置を前記シートの背もたれの高さの範囲内に設定したことによって、回転運動の効率を良くし、長時間・長距離の移動も可能にするものである。
請求項2の考案は、前記シートの座面を後2輪の高さ及び幅内に設置した事で、横からの衝撃から体を守る事ができ、さらに乗り降りをしやすくした事に特徴がある。
請求項3の考案は、前記シートの背もたれを傾斜させたことにより、長距離を移動した際に身体的特に腰の負担を減らす事が出来る。
請求項4の考案は、前記シートを前後に移動可能する事によって、年齢・性別・身長・体重の違う人でも最適なポジションで操作出来るようになる。
請求項5の考案は、前記前輪駆動をクランクに設けた電動モーター及び前記チェーンの離間幅内に設けた電動バッテリーを介して駆動させるようにした為、坂道での走行も楽に可能になる。
請求項6の考案は、前記電動モーターが前記コースターブレーキを作動させた時に駆動停止する為、安心かつ安全に操作する事ができる。
本考案に係る前輪駆動の三輪車の正面斜視図である。 本考案に係る前輪駆動の三輪車の後面斜視図である。 本考案に係る前輪駆動の三輪車の正面図である。 本考案に係る前輪駆動の三輪車の電動モーター詳細図である。 本考案に係る実施形態を示す前輪駆動の三輪車の側面図である。 本考案に係るコースターブレーキの操作方法を示す前輪駆動の三輪車の側面図である。
以下本考案の形態を示す図面に基づき説明する。
図1に示すように、メインフレーム12前方に、上フォーク5と下フォーク10とフロントタイヤ9を固定する。メインフレーム12前方にある上フォーク5と下フォーク10はステム4で固定されている。
コースターハブ7と前リム6はスポーク8で固定されていて、フロントタイヤ9として構成されている。
運転者が座るシート14は座面・背もたれが一体式となっており、同様に座面・背もたれが一体式のクッション13が接着されており、メインフレーム12上部に設置しているプレートにボルトによって取り付ける。
クランク1はボトムブラケット24で上フォーク5と固定されている。
運転者は操作する際、ハンドル2についているグリップ23を握って前方向に回転運動させる事によって、フロントタイヤ9が前方に回転する。
クランク1とコースターハブ7はチェーン3で傾斜して張設されており、クランク1を前に回すことで前進し、後ろに回すことでブレーキがかかる。
下フォーク10にはシート14に着座した利用者が脚を乗せるフットレスト11が設けられている。
図2に示すように、メインフレーム12の後方には、後ハブ21と後リム20がスポーク18で固定し、右リアタイヤ19及び左リアタイヤ22として一対で構成されている。
右リアタイヤ19にはディスクブレーキ台座25が取り付けてあるので、後ろブレーキを取り付けることも可能にした。
なお、図示されてないが、メインフレーム12の上面にはシート取り付け用プレートが設置されており、取り付けプレート及びシート下部には取り付けボルト用の穴あけ加工が施されている。
この取り付けプレートには12箇所ボルト用の穴あけが施されており、シートを設置する際は、この12個の穴の内任意の6個を使用する事で、設置位置を前後に移動可能にした。
図3に示すように、シート14は後2輪のリアタイヤ19・22の高さ内に設置する事で乗降の容易さと重心を低く保つ事で運転時の安定性をもたらす。
図4に示すように、クランク1の高さ位置をシート14の背もたれの高さの範囲内に設定する事で、クランク1の回転運動の効率化を高めた。
図4に示すように、前記シートの背もたれを傾斜させたことを特徴とし、利用者はシート14に腰掛け背もたれにもたれるような乗車姿勢をとる。
図4に示すように、利用者はシート14に腰掛け、グリップ23に手を添え、脚はフットレスト11に乗せる。
図4に示すように、シート14は後2輪のリアタイヤ19・22の幅内に設置する事で、横方向からの衝撃に耐えられる構造になっている。
図4に示すように、クランク1に設けた電動モーター及び前記チェーン3の離間幅内に電動バッテリーを設置した。
図4に示すように、クランク1を前回転することにより電動モーター内に設置してあるセンサーが作動し、フロントタイヤ9が前方向に駆動する。
図4に示すように、クランク1を後回転することにより電動モーター内に設置してあるセンサーが作動し、フロントタイヤ9が止まる構造になる。
図5に示すように、コースターブレーキとはクランクを前に回すと前進し、後ろに回すとブレーキがかかる構造になっている。
上記工程により完成した前輪駆動の三輪車を下肢の不自由な利用者のリハビリや日常生活で活用する事で、また高齢者の日常生活の移動ツールとして利用してもらう事で、彼らの行動範囲を拡げ、彼らの自立支援に貢献できると考える。
1 クランク
2 ハンドル
3 チェーン
4 ステム
5 上フォーク
6 前リム
7 コースターハブ
8 スポーク
9 フロントタイヤ
10 下フォーク
11 フットレスト
12 メインフレーム
13 クッション
14 シート
15 バッテリー
16 電動モーター
17 キャリアバック取り付け用アタッチメント
18 スポーク
19 右リアタイヤ
20 後リム
21 後ハブ
22 左リアタイヤ
23 グリップ
24 ボトムブラケット
25 ディスクブレーキ台座
26 スイッチコントローラー
27 クランクカバー

Claims (6)

  1. 背もたれ付きシートを備えた、後2輪で前1輪の前輪駆動車で、駆動チェーンを前輪車軸に設けたコースターブレーキハブとハンドル軸に設けたクランクを傾斜して備えると共に、前記クランク高さ位置を前記シートの背もたれの高さの範囲内に設定したことを特徴とする前輪駆動の三輪車。
  2. 前記シートの座面を後2輪の高さ及び幅内に設置したことを特徴とする請求項1記載の前輪駆動の三輪車。
  3. 前記シートの背もたれを傾斜させたことを特徴とする請求項1記載の前輪駆動の三輪車。
  4. 前記シートを前後に移動可能とした請求項1または請求項2記載の前輪駆動の三輪車。
  5. 前記前輪駆動をクランクに設けた電動モーター及び前記チェーンの離間幅内に設けた電動バッテリーを介して駆動させるようにした請求項1記載の前輪駆動の三輪車。
  6. 前記電動モーターを前記コースターブレーキを作動させた時に駆動停止させた請求項5記載の前輪駆動の三輪車。
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