JP3208002B2 - 信号処理装置及びレベル変換回路 - Google Patents

信号処理装置及びレベル変換回路

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JP3208002B2
JP3208002B2 JP08488294A JP8488294A JP3208002B2 JP 3208002 B2 JP3208002 B2 JP 3208002B2 JP 08488294 A JP08488294 A JP 08488294A JP 8488294 A JP8488294 A JP 8488294A JP 3208002 B2 JP3208002 B2 JP 3208002B2
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transistor
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は信号処理装置に関し、
特に入力信号や出力信号のレベルと異なるレベルで信号
を処理するものに関する。また、当該処理に先立って入
力信号のレベルをレベル変換し、また当該処理によって
得られた信号のレベルをレベル変換して出力するレベル
変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】広域ISDNにおいてATMスイッチと
光通信網との間に設けられるユーザネットワークインタ
フェース(UNI)において適用されるLSIは、一般
にECLレベルとTTLレベルとが混在して使用される
ことが多い。そして処理すべき信号の周波数は、19M
Hz,78MHz,156MHz,622MHzという
高い周波数にまで到っている。
【0003】かかる信号を処理する場合、消費電力を低
下させるためにはCMOSトランジスタで構成された処
理回路を用いる必要がある。しかし、現状ではCMOS
トランジスタで構成された処理回路のみで200MHz
を超える周波数の信号を処理するのは困難である。
【0004】このため、200MHzを超えるような高
い周波数の信号が入力される場合にはこれをECLレベ
ルの回路で受け、その後シリアル/パラレル変換を行っ
て周波数の低い中間信号を生成し、この中間信号をCM
OSトランジスタで構成された処理回路で所定の信号処
理を行う技術が提案されている。
【0005】ところがECLレベルの論理の電位はGN
Dレベルよりも低く、TTLレベルの論理はGNDレベ
ルよりも高い。従って、何れの信号をもCMOSレベル
で信号処理するためには論理レベルを変換するレベル変
換回路が必要となる。
【0006】図12は比較的低い周波数、例えば19M
Hzの入力信号Sin1 と、比較的高い周波数、例えば6
22MHzの入力信号Sin2 とを処理する信号処理装置
101の構成を示すブロック図である。
【0007】信号処理回路101fはCMOSレベルで
の信号処理を行う。入力信号Sin1は周波数が低いので
シリアル/パラレル変換することなく、信号処理回路1
01fにおいて信号処理が可能である。従って、入力信
号Sin1 はTTLレベルからCMOSレベルへと変換す
るレベル変換回路101aを介するのみで信号処理回路
101fに与えられる。そして所定の信号処理が行われ
た後、CMOSレベルからTTLレベルへと変換するレ
ベル変換回路101bを介して、出力信号Sout1として
外部に出力される。
【0008】入力信号Sin2 は周波数が高いので、EC
Lレベルでこれを受ける必要がある。そのためECL入
力バッファ101cが入力信号Sin2 を入力する。その
後、シリアル/パラレル変換回路101dにおいてEC
Lレベルでシリアル/パラレル変換される。これによっ
て、信号処理回路101fが処理可能な周波数の信号が
得られる。更に信号処理回路101fにおいて処理可能
なレベルの信号に変換するために、ECLレベルからC
MOSレベルへと変換するレベル変換回路101eが設
けられている。
【0009】信号処理回路101fで処理された信号は
CMOSレベルからECLレベルへと変換するレベル変
換回路101gによってレベル変換され、更にパラレル
/シリアル変換回路101hにおいてECLレベルでパ
ラレル/シリアル変換され、元の周波数に戻される。そ
してECL出力バッファ101iを介して出力信号S
out2が得られる。
【0010】図13は入力信号Sin1 ,Sin2 を処理す
る他の信号処理装置102の構成を示すブロック図であ
る。信号処理装置102では信号処理は擬CMOSレベ
ルにおいて行われる。ここで擬CMOSレベル(PCM
OSレベル)とは、GNDレベルよりも低い電位におい
てCMOSレベルと同じ電位差で論理の識別を行う論理
レベルを指している。
【0011】TTLレベルの入力信号Sin1 はレベル変
換回路102aによってPCMOSレベルに変換されて
から信号処理回路102fに与えられ、所定の信号処理
を受けた後、レベル変換回路102bによってTTLレ
ベルに変換され、出力信号Sout1が得られる。
【0012】一方、ECL入力バッファ102cが入力
信号Sin2 を入力する。その後、シリアル/パラレル変
換回路102dにおいてECLレベルでシリアル/パラ
レル変換される。ECL入力バッファ102c及びシリ
アル/パラレル変換回路102dは、それぞれ図12で
示された信号処理装置101の有するECL入力バッフ
ァ101c及びシリアル/パラレル変換回路101dと
同一に構成する事ができる。
【0013】更に、信号処理回路102fにおいて処理
可能なレベルの信号に変換するために、ECLレベルか
らPCMOSレベルへと変換するレベル変換回路102
eが設けられている。信号処理回路102fで処理され
た信号はPCMOSレベルからECLレベルへと変換す
るレベル変換回路102gによってレベル変換され、更
にパラレル/シリアル変換回路102hにおいてECL
レベルでパラレル/シリアル変換され、元の周波数に戻
される。そしてECL出力バッファ102iを介して出
力信号Sout2が得られる。
【0014】上記信号処理装置101,102の構成に
関しては、例えば1994年電子情報通信学会春季大会
予稿集に開示されている(C−625,藤原他)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の信号処
理装置101,102においてはレベル変換において消
費される電力が大きいという問題点があった。
【0016】信号処理装置101でシリアル/パラレル
変換回路101dによって得られた信号はパラレル信号
である。従ってレベル変換回路101eは複数の信号の
レベル変換を行わなければならない。その上論理レベル
の幅(電位差)が小さく、論理レベルが負の電位である
ECLレベルから、論理レベルの幅が大きく、論理レベ
ルが正の電位であるCMOSレベルへと変換しなければ
ならない。このため、レベル変換回路101eにおける
電力消費が大きくなる。
【0017】信号処理装置102においては変換すべき
論理レベルの幅が異なる点においては信号処理装置10
1と同様であるものの、ECLレベル及びPCMOSレ
ベルのいずれも負の電位であるので、レベル変換回路1
02eにおける電力消費は、レベル変換回路101eの
それよりも減少する。
【0018】しかし、信号処理装置102においては、
論理レベルの幅が大きく、論理レベルが正の電位である
TTLレベルから、論理レベルの幅が大きく、論理レベ
ルが負の電位であるPCMOSレベルへと変換しなけれ
ばならない。一方、信号処理装置101においてはTT
LレベルからCMOSレベルへ変換するレベル変換回路
101aはCMOS回路で構成されるので殆ど電力を消
費しない。
【0019】従って、レベル変換回路102aにおける
電力消費は、レベル変換回路101aのそれよりも大き
い。通常、ISDNにおいて用いられる入力信号Sin1
を受けるために必要なポート数が多いため、信号処理装
置102の方が信号処理装置101よりも却って電力消
費が大きくなってしまう。
【0020】この発明は上記の問題を解決するためにな
されたもので、CMOS信号処理回路で処理可能な周波
数よりも高い周波数の信号に対して信号処理を行うこと
ができ、しかも電力消費を低減することのできる信号処
理装置を呈示することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項に
かかるものは、TTLレベルを有する第1入力信号と、
ECLレベルを有する第2入力信号とを受け、CMOS
レベルでの信号処理を行って、TTLレベルを有する第
1出力信号と、ECLレベルを有する第2出力信号とを
出力する信号処理装置である。そして(a)前記第1入
力信号をCMOSレベルの第1中間信号にレベル変換す
る第1レベル変換回路と、(b)前記第2入力信号を擬
ECLレベルの第2中間信号にレベル変換する第2レベ
ル変換回路と、(c)前記第2中間信号にシリアル/パ
ラレル変換をして擬ECLレベルの第3中間信号を生成
する前処理回路と、(d)前記第3中間信号をCMOS
レベルの第4中間信号にレベル変換する第3レベル変換
回路と、(e)前記第1中間信号及び前記第4中間信号
に対して所定の信号処理を行い、それぞれに対応してい
ずれもCMOSレベルの第5中間信号及び第6中間信号
を生成する信号処理回路と、(f)前記第5中間信号を
前記第1出力信号にレベル変換する第4レベル変換回路
と、(g)前記第6中間信号を擬ECLレベルの第7中
間信号にレベル変換する第5レベル変換回路と、(h)
前記第7中間信号にパラレル/シリアル変換をして擬E
CLレベルの第8中間信号を生成する後処理回路と、
(i)前記第8中間信号を前記第2出力信号にレベル変
換する第6レベル変換回路とを備える。
【0022】この発明のうち請求項2にかかるものは、
ECLレベルの第1信号を擬ECLレベルの第2信号に
変換するレベル変換回路である。そして(a)第1電
位、前記第1電位よりも低い第2電位、及び前記第2電
位よりも低い第3電位をそれぞれ与える第1、第2、及
び第3電源と、(b)前記第2電源と前記第3電源との
間に設けられ、前記第1信号の電位を受け、前記第1信
号の電位の変化に応じて変化する変換電流を生成する電
圧電流変換部と、(c)前記第1の電源に接続され、前
記変換電流の変化を所定範囲内において変化する第1中
間電位に変換する電流電圧変換部と、(d)前記第1中
間電位を入力し、第2中間電位を出力する第1ボルテー
ジフォロワ回路と、(e)前記第2中間電位を入力し、
第3中間電位を出力する電流スイッチと、(f)前記第
3中間電位を入力し、前記第2信号を出力する第2ボル
テージフォロワ回路とを備える。
【0023】この発明のうち請求項3にかかるものは、
請求項2記載のレベル変換回路であって、前記電圧電流
変換部は(b−1)前記第1信号を受けるベース、前記
第3電源に接続されたエミッタ、及びコレクタを含む入
力トランジスタと、(b−2)前記第2電源に接続され
たベース、前記入力トランジスタの前記コレクタに接続
されたエミッタ、及び前記変換電流を流すコレクタとを
含む変換トランジスタとを有する。
【0024】この発明のうち請求項4にかかるものは、
請求項2記載のレベル変換回路であって、前記電圧電流
変換部は(b−1)コレクタ、エミッタ、及び前記第1
信号が与えられるベースを含む第1トランジスタと、
(b−2)基準電位が与えられるベース、前記第1トラ
ンジスタの前記エミッタに接続されるエミッタ、及びコ
レクタを含む第2トランジスタと、(b−3)前記第2
トランジスタの前記コレクタと、前記第2電源との間に
接続された抵抗と、(b−4)前記第1トランジスタの
前記エミッタと、前記第2トランジスタの前記エミッタ
と共通に接続された定電流源と、(b−5)前記第1ト
ランジスタの前記コレクタに接続されたエミッタ、前記
第2電源に接続されたベース、及び前記変換電流が流れ
るコレクタを含む変換トランジスタと、(b−)前記
変換トランジスタの前記ベースに接続されたソース、前
記変換トランジスタの前記エミッタに接続されたドレイ
ン、及び前記第2トランジスタの前記コレクタに接続さ
れたゲートを含む第3トランジスタとを有する。
【0025】この発明のうち請求項5にかかるものは、
請求項2記載のレベル変換回路であって、前記電流スイ
ッチは(e−1)コレクタ、エミッタ、及び前記第2中
間電位が与えられるベースを含む第1トランジスタと、
(e−2)前記第3中間電位が与えられるコレクタ、前
記第1トランジスタの前記エミッタと接続されたエミッ
タ、及び基準電位が印加されるベースを含む第2トラン
ジスタと、(e−3)前記第1トランジスタの前記コレ
クタと前記第1電源との間に接続された第1抵抗と、
(e−4)前記第2トランジスタの前記コレクタと前記
第1電源との間に接続された第2抵抗と、(e−5)前
記第1トランジスタのエミッタ及び前記第2トランジス
タのエミッタに共通して接続された定電流源とを有す
る。そして前記電流電圧変換部は(c−1)前記第1電
源に接続されたアノード、及び前記第1中間電位が与え
られるカソードを含むダイオードと、(c−2)前記ダ
イオードの前記アノードに接続されたソース、前記ダイ
オードの前記カソードに接続されたドレイン、及び前記
第1トランジスタの前記コレクタに接続されたゲートを
含む第3トランジスタとを有する。
【0026】この発明のうち請求項6にかかるものは、
請求項5記載のレベル変換回路であって、前記電圧電流
変換部は(b−1)前記第1信号が与えられるゲート、
前記第3電源に接続されたソース、及びドレインを含む
第4トランジスタと、(b−2)前記第4トランジスタ
の前記ドレインと前記第2電源との間に接続された第3
抵抗とを有する。
【0027】この発明のうち請求項7にかかるものは、
請求項6記載のレベル変換回路であって、前記電圧電流
変換部は(b−3)前記第3抵抗と、前記電流電圧変換
部との間に接続された第4抵抗を更に有する。
【0028】この発明のうち請求項8にかかるものは、
ECLレベルの第1信号を擬ECLレベルの第2信号に
変換するレベル変換回路である。そして、(a)第1電
位、前記第1電位よりも低い第2電位、及び前記第2電
位よりも低い第3電位をそれぞれ与える第1、第2、及
び第3電源と、(b)前記第1電源と前記第2電源との
間に設けられ、前記第1信号を入力して第1中間信号を
生成する電流スイッチと、(c)(c−1)エミッタ、
前記第1中間信号が与えられるベース、及び前記第1電
源に接続されたコレクタを含む調整用トランジスタと、
(c−2)一端、及び前記調整用トランジスタの前記エ
ミッタに接続された他端を含む調整用抵抗とを有し、前
記調整用抵抗の前記一端に第2中間信号を出力する信号
生成回路と、(d)前記第2中間信号を受けて前記第2
信号を出力する出力部と、(e)前記第2電源と前記第
3電源との間に設けられ、前記第2電位に対する前記第
3電位の変動に応じて変動する第1電流を前記調整用抵
抗に与える第1電位変動検出回路と、(f)前記第1電
源と前記第3電源との間に設けられ、前記第3電位に対
する前記第1電位の変動に応じて変動する第2電流を前
記調整用抵抗に与える第2電位変動検出回路とを備え
る。
【0029】この発明のうち請求項9にかかるものは、
ECLレベルの第1信号を擬ECLレベルの第2信号に
変換するレベル変換回路である。そして、(a)第1電
位、前記第1電位よりも低い第2電位、及び前記第2電
位よりも低い第3電位をそれぞれ与える第1、第2、及
び第3電源と、(b)前記第1電源と前記第2電源との
間に設けられ、前記第1信号を入力して第1中間信号を
生成する電流スイッチと、(c)(c−1)エミッタ、
前記第1中間信号が与えられるベース、及び前記第1電
源に接続されたコレクタを含む調整用トランジスタと、
(c−2)一端、及び前記調整用トランジスタの前記エ
ミッタに接続された他端を含む第1調整用抵抗と、(c
−3)一端、及び前記第1調整用抵抗の前記一端に接続
された他端を含む第2調整用抵抗とを有し、前記第2調
整用抵抗の前記一端に第2中間信号を出力する信号生成
回路と、(d)前記第2中間信号を受けて前記第2信号
を出力する出力部と、(e)前記第1電源と前記第2電
源との間に設けられ、前記第2電位に対する前記第1電
位の変動に応じて変動する第1電流を前記第1調整用抵
抗に与える第1電位変動検出回路と、(f)前記第2電
源と前記第3電源との間に設けられ、前記第2電位に対
する前記第3電位の変動に応じて変動する第2電流を前
記第2調整用抵抗に与える第2電位変動検出回路とを備
える。
【0030】この発明のうち請求項10にかかるもの
は、ECLレベルの第1信号を擬ECLレベルの第2信
号に変換するレベル変換回路である。そして、(a)第
1電位、前記第1電位よりも低い第2電位、及び前記第
2電位よりも低い第3電位をそれぞれ与える第1、第
2、及び第3電源と、(b)前記第1電源と前記第2電
源との間に設けられ、前記第1信号を入力して第1中間
信号を生成する電流スイッチと、(c)(c−1)エミ
ッタ、前記第1中間信号が与えられるベース、及び前記
第1電源に接続されたコレクタを含む調整用トランジス
タと、(c−2)一端、及び前記調整用トランジスタの
前記エミッタに接続された他端を含む第1調整用抵抗と
を有し、前記第1調整用抵抗の前記一端に第2中間信号
を出力する信号生成回路と、(d)前記第2中間信号を
受けて前記第2信号を出力する出力部と、(e)前記第
1電源と前記電流スイッチとの間に接続された第2調整
用抵抗と、(f)前記第1電源と前記第2電源との間に
設けられ、前記第2電位に対する前記第1電位の変動に
応じて変動する第1電流を前記第2調整用抵抗に与える
第1電位変動検出回路と、(g)前記第2電源と前記第
3電源との間に設けられ、前記第2電位に対する前記第
3電位の変動に応じて変動する第2電流を前記第1調整
用抵抗に与える第2電位変動検出回路とを備える。
【0031】この発明のうち請求項11にかかるもの
は、請求項9記載のレベル変換回路であって、前記第2
電位変動検出回路は(f−1)(f−1−1)第1枝、
及び前記第1枝に流れる電流に比例した電流を流す第2
枝を備え、前記第1枝と前記第2枝とは前記第3電源に
共通して接続されるカレントミラー回路と、(f−1−
2)前記カレントミラー回路の前記第1枝と前記第2電
源との間に接続された第3調整用抵抗とを含むバイアス
設定回路と、(f−2)前記第2電源と前記第3電源と
の間に設けられ、前記第3電位の変動に応じた電流を前
記第3調整用抵抗から引き抜く第3電位変動検出回路と
を有する。
【0032】この発明のうち請求項12にかかるもの
は、請求項10記載のレベル変換回路であって、前記第
2電位変動検出回路は(g−1)(g−1−1)第1
枝、及び前記第1枝に流れる電流に比例した電流を流す
第2枝を備え、前記第1枝と前記第2枝とは前記第3電
源に共通して接続されるカレントミラー回路と、(g−
1−2)前記カレントミラー回路の前記第1枝と前記第
2電源との間に接続された第調整用抵抗とを含むバイ
アス設定回路と、(g−2)前記第2電源と前記第3電
源との間に設けられ、前記第3電位の変動に応じた電流
を前記第調整用抵抗から引き抜く第3電位変動検出回
路とを有する。
【0033】この発明のうち請求項13にかかるもの
は、請求項8乃至10の何れか一つに記載のレベル変換
回路である。そして、前記出力部は(d−1)前記第2
中間信号が与えられるベース、前記第1電源に接続され
たコレクタ、及びエミッタを含む第1出力トランジスタ
と、(d−2)前記第1出力トランジスタの前記エミッ
タに接続されたベース、前記第2電源に接続されたコレ
クタ、及び前記第2信号が与えられるエミッタを含む第
2出力トランジスタとを有する。
【0034】
【作用】この発明のうち請求項1にかかる信号処理装置
においては、信号処理回路がCMOSレベルで信号を処
理する。このため、TTLレベルの第1入力信号やEC
Lレベルの第2入力信号を処理するためにはレベル変換
を行わなければならない。ここでTTLレベルは0V以
上の電位において論理が規定され、ECLレベルは0V
以下の電位において論理が規定される。
【0035】従って、TTLレベルからCMOSレベル
へのレベル変換を行う第1レベル変換回路においては殆
ど電力を消費しない。その一方、異なる2つの論理を示
す電位の振幅(論理振幅)の小さなECLレベルを、0
V以上の電位において論理が規定されECLレベルと同
じ論理振幅の擬ECLレベルへと変換する第2レベル変
換回路が消費する電力は少なくて済む。
【0036】更に、周波数特性が低いCMOSレベルの
信号を得る前に、擬ECLレベルで第2中間信号よりも
周波数の低い第3中間信号が生成される。その後、CM
OSレベルの第4中間信号が得られ、信号処理回路は第
4中間信号を処理することができる。
【0037】信号処理回路で処理されて得られた第6中
間信号に基づいて、上記と逆の過程を経てECLレベル
の第2出力信号が得られる。
【0038】この発明のうち請求項2にかかるレベル変
換回路においては、電圧電流変換部がECLレベルの第
1信号の遷移を変換電流の増減に変換し、変換電流の増
減は電流電圧変換部において第1中間電位に変換され
る。第1中間電位はPECLレベルであり、これを更に
第1ボルテージフォロワ回路がインピダンス変換して第
2中間電位を生成する。第2中間電位の遷移に対応して
電流スイッチが機能し第3中間電位が求められる。
【0039】この発明のうち請求項3にかかるレベル変
換回路においては、特に電圧電流変換部において、変換
トランジスタのベース電位が第2電位に固定されるの
で、入力トランジスタのコレクタ電位の変動も抑制され
る。
【0040】この発明のうち請求項4にかかるレベル変
換回路においては、第1トランジスタ及び第2トランジ
スタ並びに定電流源が電流スイッチを構成している。そ
して第1信号が“H”の場合には第2トランジスタはオ
フし、そのために第3トランジスタもオフして変換トラ
ンジスタには変換電流が多く流れる。
【0041】一方、第1信号が“L”の場合には第1ト
ランジスタがオフし、第2トランジスタがオンする。こ
の場合には第3トランジスタがオンする。
【0042】この発明のうち請求項5にかかるレベル変
換回路においては、第1信号が“H”のときには変換電
流が大きくなり、第1中間電位が低下する。このため第
2中間電位も低下し、第1トランジスタのコレクタ電位
が上昇し、第3トランジスタはオフする。したがって、
第1中間電位はダイオードの支える電圧で決定する値ま
で急峻に低下する。
【0043】一方、第1信号が“L”になると変換電流
が小さくなり、ダイオードの支える電圧が小さくなる。
よって第1中間電位が上昇する。このため第2中間電位
も上昇し、第3トランジスタがオンする。したがって、
第1中間電位は急峻に上昇する。
【0044】この発明のうち請求項6にかかるレベル変
換回路においては、第1信号の電位が上昇しても第4ト
ランジスタのゲートに殆ど電流が流れない。一方、第1
信号の電位が低下して第4トランジスタがオフした場合
に第3抵抗が第4トランジスタのドレインの電位を決定
する。
【0045】この発明のうち請求項7にかかるレベル変
換回路においては、第4抵抗の一端に第1中間電位が与
えられ、他端に第4トランジスタのコレクタ電位が与え
られる。
【0046】この発明のうち請求項8にかかるレベル変
換回路においては、第2電位に対する第3電位の変動、
第3電位に対する第1電位の変動に応じて、信号生成回
路の調整用抵抗に流れる電流が変動する。
【0047】この発明のうち請求項9にかかるレベル変
換回路においては、第2電位に対する第1電位の変動に
応じて第1調整用抵抗に流れる電流が、第2電位に対す
る第3電位の変動に応じて第2調整用抵抗に流れる電流
が、それぞれ変動する。
【0048】この発明のうち請求項10にかかるレベル
変換回路においては、第2電位に対する第1電位の変動
に応じて第2調整用抵抗に流れる電流が、第2電位に対
する第3電位の変動に応じて第1調整用抵抗に流れる電
流が、それぞれ変動する。
【0049】この発明のうち請求項11にかかるレベル
変換回路においては、第2電位に対する第3電位の変動
に応じて第3電位変動検出回路が第3調整用抵抗に流れ
る電流の一部を引き抜く。よってバイアス設定回路の第
1の枝に流れる電流は第3電位変動検出回路の流す電流
の影響を受ける。
【0050】この発明のうち請求項12にかかるレベル
変換回路においては、第2電位に対する第3電位の変動
に応じて第3電位変動検出回路が第調整用抵抗に流れ
る電流の一部を引き抜く。よってバイアス設定回路の第
1の枝に流れる電流は第3電位変動検出回路の流す電流
の影響を受ける。
【0051】この発明のうち請求項13にかかるレベル
変換回路においては、第1出力トランジスタによって第
2出力トランジスタが駆動される。
【0052】
【実施例】
A.信号処理装置の実施例: (a−1)第1実施例:図1はこの発明にかかる信号処
理装置100の構成を示すブロック図である。信号処理
装置100は、TTLレベルを有する入力信号S
in1 と、ECLレベルを有する入力信号Sin2 とを受
け、CMOSレベルでの信号処理を行って、TTLレベ
ルを有する出力信号Sout1と、ECLレベルを有する出
力信号Sout2とを出力する。信号処理装置100は3種
の電源に接続されており、電位VCC,GND,VEEが与
えられている。ここでVCC>GND>VEEであり、例え
ばVCC=3.3V、GND=0V、VEE=−2.0Vに
設定される。
【0053】信号処理装置100において、入力信号S
in1 がレベル変換回路11によってレベル変換され、C
MOSレベルの中間信号M1 が得られる。中間信号M1
はCMOSレベルで信号処理が行われる信号処理回路1
0によって所定の信号処理がなされ、中間信号M5 が得
られる。そして中間信号M5 はレベル変換回路14によ
ってレベル変換され、出力信号Sout1が出力される。
【0054】一方、入力信号 in2 はレベル変換回路1
2によってレベル変換され、擬ECL(PECL)レベ
ルの中間信号M2 が得られる。ここでPECLレベルと
は、GNDレベルよりも高い電位においてECLレベル
と同じ電位差で論理の識別を行う論理レベルを指してい
る。具体的には、ECLレベルの論理“H”,“L”が
それぞれGND−0.8V、GND−1.6Vである場
合には、PECLレベルの論理“H”,“L”はそれぞ
れVCC−0.8V、VCC−1.6Vに対応する。
【0055】中間信号M2 は前処理回路31においてシ
リアル/パラレル変換され、擬ECLレベルのままパラ
レルの態様を有する中間信号M3 に変換される。この後
レベル変換回路13によってCMOSレベルの中間信号
4 にレベル変換される。
【0056】信号処理回路10は中間信号M4 に対して
所定の信号処理を行い、中間信号M6 を生成する。中間
信号M6 はレベル変換回路15によってPECLレベル
の中間信号M7 にレベル変換され、更に後処理回路32
によってパラレル/シリアル変換されて中間信号M8
得られる。
【0057】中間信号M8 はレベル変換回路16に与え
られ、ECLレベルにレベル変換されて出力信号Sout2
が出力される。
【0058】信号処理装置100においては比較的周波
数の低い、例えば19MHzの信号は入力信号Sin1
して入力される。19MHz程度の周波数はCMOSト
ランジスタで構成された信号処理回路10においても対
応できる周波数であるため、TTLレベルで入力され
る。しかもTTLレベルからCMOSレベルへのレベル
変換は殆ど電力を消費しない。従って中間信号M1 ,M
5 を介して行われる、入力信号Sin1 から出力信号S
out1を生成する際の電力消費は小さい。
【0059】一方、比較的周波数の高い、例えば622
MHzの信号は入力信号Sin2 として入力される。かか
る高い周波数に対してはTTLレベルの回路動作では追
従が困難である為、ECLレベルで入力される。但し、
ECLレベルでの信号を直接には信号処理回路10が処
理することができない。その第1の理由は信号処理回路
10の周波数特性がかかる高い周波数に対応できないこ
とである。第2の理由は、論理レベルが異なることであ
る。
【0060】第1の理由に対処するため、シリアル/パ
ラレル変換及びパラレル/シリアル変換が、それぞれ前
処理回路31及び後処理回路32において行われてい
る。例えば、シリアル/パラレル変換は中間信号M2
1:8の比率で変換し、中間信号M3 を生成する。また
パラレル/シリアル変換は中間信号M7 を8:1の比率
で変換して中間信号M8 を生成する。
【0061】又、第2の理由に対処するため、ECLレ
ベルからCMOSレベルへの変換を2段階に分けて行っ
ている。第1段階としてレベル変換回路12によってシ
リアル/パラレル変換を行う前のECLレベルからPE
CLレベルへの変換がなされ、第2段階としてレベル変
換回路13によってシリアルパラレル変換を行った後
のPECLレベルからCMOSレベルへの変換がなされ
る。
【0062】622MHzという高い周波数をシリアル
/パラレル変換するためにはシリアル/パラレル変換を
ECLレベルで行う必要がある。しかし、ECLレベル
でシリアル/パラレル変換した後でECLレベルからC
MOSレベルにレベル変換する際には(信号処理装置1
01において説明されたとおり)大きな電力が消費され
る。
【0063】そこで、信号処理装置100では、ECL
レベルと同じ論理レベルの幅を有するPECLレベルに
おいてシリアル/パラレル変換が行われている。PEC
Lレベルにおけるシリアル/パラレル変換は高い周波数
にも対応する事ができる。
【0064】レベル変換回路12は同じ論理レベルの幅
を有するECLレベルとPECLレベルとの間の変換で
あり、レベル変換回路101eのように論理レベルの幅
の異なるECLレベルとCMOSレベルとの間の変換よ
りも消費電力は小さい。しかもパラレル信号に対してレ
ベル変換を行うのではなく、シリアル信号に対してレベ
ル変換を行うので消費電力が小さくて済む。
【0065】そしてパラレル信号である中間信号M3
得た後で、CMOSレベルへの変換がレベル変換回路1
3によって行われる。シリアル/パラレル変換によって
得られた中間信号M3 の周波数は例えば78MHzであ
り、周波数という観点ではCMOSレベルにおける処理
が可能である。そこでレベルという観点からもCMOS
レベルにおける処理を可能にするため、レベル変換回路
13によって中間信号M4 が生成される。PECLレベ
ルからCMOSレベルへの変換に要する電力は、信号処
理装置102のレベル変換回路102eとほぼ等しい。
このため、入力信号Sin2 の処理のみから見ると、信号
処理装置102の方が本発明にかかる信号処理装置10
0よりも電力消費が小さい。しかし、入力信号Sin1
処理に必要な電力は後述するように、信号処理装置10
0の方が小さい。従って、信号処理装置全体としての観
点からは、信号処理装置100の方が、信号処理装置1
02よりも消費電力が小さいといえる。
【0066】入力信号Sin1 の処理に関し、レベル変換
回路11の動作とこれに必要な電力について説明する。
【0067】図2はレベル変換回路11の構成を例示す
る回路図である。レベル変換回路11は2つのCMOS
インバータ11a,11bの直列接続から構成されてい
る。TTLレベルとCMOSレベルとの差異は単にしき
い値電位の差異のみであるので、CMOSインバータ1
1bを構成するトランジスタのサイズを調整することに
よりTTLレベルからCMOSレベルへの変換を行うこ
とができる。レベル変換回路11はこの様な構成を有し
ているので、必要な電力は小さい。なお、図3にレベル
変換回路14の構成例を回路図で開示した。
【0068】信号処理回路10の処理によって得られた
中間信号M6 は、レベル変換回路15によってPECL
レベルの中間信号M7 に変換される。622MHzとい
う高い周波数へとパラレル/シリアル変換するためには
PECLレベルでの処理が必要だからである。そして後
処理回路32においてパラレル/シリアル変換が行わ
れ、更にレベル変換回路16によってECLレベルの出
力信号Sout2が出力される。
【0069】図4はレベル変換回路13の構成を例示す
る回路図である。レベル変換回路13は電流スイッチ1
3a、ボルテージフォロワ13b、CMOSカレントミ
ラー回路13c、及びCMOSインバータ13dを備え
ている。
【0070】又、図5はレベル変換回路15の構成を例
示する回路図である。レベル変換回路15は入力部15
a、電流スイッチ15b、及びアクティブプルダウン部
15cを備えている。
【0071】以上のようにして信号処理装置100が動
作するので、信号処理回路10における処理がCMOS
レベルで行われていても、高い周波数で、しかもECL
レベルで入力される入力信号Sin2 に対して所定の処理
を行って、出力信号Sout2を出力する事ができる。しか
も、消費電力は従来提案されていた信号処理装置10
1,102よりも小さい。なお、入力信号Sin1 の周波
数よりも高く、入力信号Sin2 の周波数よりも低い周波
数、例えば78MHz,156MHzの周波数を有する
信号は、シリアル/パラレル変換することなく信号処理
回路10において信号処理が可能である。その一方、伝
送はECLレベルで行われる。信号処理装置100で
は、この様な信号も入力信号Sin3 として取り扱うこと
ができる。
【0072】入力信号Sin3 はレベル変換回路17によ
ってECLレベルからCMOSレベルへとレベル変換さ
れて信号処理回路10において信号処理を受ける。その
後レベル変換回路18によってCMOSレベルからEC
Lレベルへとレベル変換されて出力信号Sout3が出力さ
れる。
【0073】この第1実施例における各構成要素と請求
項1に示される構成要素との関係を述べる。入力信号S
in1 ,Sin2 ,Sin3 はそれぞれ請求項1に言う第1入
力信号、第2入力信号、第3入力信号に対応する。出力
信号Sout1,Sout2,Sout3はそれぞれ第1出力信号、
第2出力信号、第3出力信号に対応する。レベル変換回
路11乃至16はそれぞれ第1乃至第6レベル変換回路
に対応する。中間信号M1 〜M8 はそれぞれ第1乃至第
8中間信号に対応する。
【0074】B.ECL−PECL変換を行うレベル変
換回路に関する発明: (b−1)第2実施例: 図6は信号処理装置100におけるレベル変換回路12
の好適な一例である、レベル変換回路12aの構成を示
す回路図である。レベル変換回路12aは電圧電流変換
回路124、電流電圧変換回路125、ボルテージフォ
ロワ回路121,123及び電流スイッチ122から構
成されている。
【0075】ECLレベルの入力信号Sin2 は電圧電流
変換回路124に与えられ、その“H”、“L”の変化
に対応して電流量が変化する変換電流が得られる。変換
電流は電流電圧変換回路125において所定の論理幅で
変動する第1中間電位V1 に変換される。第1中間電位
1 はボルテージフォロワ回路121を介して第2中間
電位V2 に変換され、電流スイッチ122に入力され
る。電流スイッチ122は基準電位VBBと第2中間電位
2 とを比較して第3中間電位V3 を発生する。第3中
間電位V3 はボルテージフォロワ回路123によってP
ECLレベルの第2中間信号M2 に変換される。
【0076】電圧電流変換回路124は入力トランジス
タQinと、そのコレクタに接続されたエミッタを有する
変換トランジスタQT とを備えている。入力トランジス
タQinのコレクタ及びエミッタはそれぞれ別々の抵抗が
一端が接続され、これらの抵抗の他端にはいずれも電位
EEが与えられている。また変換トランジスタQT のベ
ースは接地され(電位GNDが与えられ)、そのコレク
タから変換電流が出力される。
【0077】入力信号Sin2 が“H”状態の場合には、
入力トランジスタQinは大きな電流を変換トランジスタ
T のエミッタに与える。このため変換トランジスタQ
T のコレクタには大きな変換電流が流れることになる。
逆に入力信号Sin2 が“L”状態の場合には、変換トラ
ンジスタQT のコレクタには小さな変換電流が流れる。
【0078】電流電圧変換回路125はダイオードDと
抵抗R0 との並列接続から構成されている。ダイオード
Dのアノードには電位VCCが与えられ、カソードには電
圧電流変換回路124の変換トランジスタQT のコレク
タが接続される。そしてカソードにおいて第1中間電位
1 が得られる。変換電流が小さい場合には、抵抗R0
における電圧降下分だけ電位VCCよりも低い電位が第1
中間電位V1 として得られる。逆に、変換電流が大きい
場合には、ダイオードDの支える電圧だけ電位VCCより
も低い電位が第1中間電位V1 として得られる。従っ
て、変換電流が大きい程第1中間電位V1 は下降する。
【0079】なお、変換トランジスタQT のベース電位
が電位GNDに固定されているので、第1中間電位V1
の変動が入力トランジスタQinの動作に影響を与えるこ
とはない。
【0080】電流スイッチ122はその前段及び後段に
それぞれボルテージフォロワ回路121,123を設け
ており、これらにおいてインピダンス変換が行われる。
電流スイッチ122は第2中間電位V2 が与えられるベ
ースを有するトランジスタQ1 と、基準電位VBBが与え
られるベースを有するトランジスタQ2 とを備える。更
にトランジスタQ1 のコレクタと電位VCCを与える電源
との間には抵抗R1 が、トランジスタQ2 のコレクタと
電位VCCを与える電源との間には抵抗R2 が、それぞれ
設けられている。トランジスタQ1 ,Q2 のエミッタは
共通して定電流源に接続されている。そしてボルテージ
フォロワ回路123は抵抗R2 とトランジスタQ2 のコ
レクタとの接続点に接続される。
【0081】第1中間電位V1 が上昇すればトランジス
タQ2 のコレクタ電位である第3中間電位V3 が上昇
し、第1中間電位V1 が下降すれば第3中間電位V3
下降するので、第2中間信号2 の論理と入力信号S
in2 の論理とは相補的になる。即ちレベル変換回路12
aはインバータとして機能する入力バッファである。
【0082】(b−2)第3実施例: 図7は信号処理装置100におけるレベル変換回路12
の好適な他の例である、レベル変換回路12bの構成を
示す回路図である。レベル変換回路12bはレベル変
路12aの電圧電流変換回路124を電圧電流変換回
路128に置換した構成を有している。電圧電流変換回
路128は、入力信号Sin2 が入力するベースを有する
入力トランジスタQin、基準電位VBBが与えられるトラ
ンジスタQref 、変換トランジスタQT 、及びPMOS
トランジスタQS を備えている。
【0083】変換トランジスタQT のエミッタは、レベ
ル変換回路12aと同様にして入力トランジスタQin
コレクタに接続されているので、入力信号Sin2
“H”の時に変換電流は大きくなり、“L”の時に変換
電流は小さくなる。一方、入力トランジスタQin とト
ンジスタ ref のエミッタは共通して定電流源に接続さ
れ、これらは電流スイッチを構成しているので、入力信
号Sin2 の遷移に対応して変換電流が急峻に変化する。
従って動作の周波数特性が向上する。
【0084】この場合には入力信号Sin2 が“H”から
“L”に遷移することによって入力トランジスタQin
オフするが、トランジスタQS がオンするので、変換ト
ランジスタQT のエミッタがフローティング状態になる
ことが防止される。
【0085】(b−3)第4実施例: 図8は信号処理装置100におけるレベル変換回路12
の好適な更に他の例である、レベル変換回路12cの構
成を示す回路図である。レベル変換回路12cはレベル
換回路12aの電圧電流変換回路124を電圧電流変
換回路127に、また電流電圧変換回路125を電流電
圧変換回路126に、それぞれ置換した構成を有してい
る。
【0086】電圧電流変換回路127は入力信号Sin2
が入力するゲートを有するNMOSトランジスタQ4
と、そのドレインに共通して接続された一端を有する抵
抗R3,R4 とを備えている。抵抗R3 の他端には電位
GNDが与えられ、抵抗R4 の他端は電流電圧変換回路
126に接続されている。電圧電流変換回路127にお
いても、電圧電流変換回路124,128と同様に、入
力信号Sin2 の電位が高いほど大きな変換電流が得られ
る。変換電流は抵抗R4 を流れる。
【0087】レベル変換回路12cにおいては入力信号
in2 がNMOSトランジスタQ4で受けられるので、
大きな電流が流れることはない。従って、入力信号S
in2 の“H”に対応する電位が規格よりも高くても、N
MOSトランジスタQ4 が破壊されることはない。また
入力信号Sin2 が“L”となってNMOSトランジスタ
4 がオフした場合にも、抵抗R3 を介してNMOSト
ランジスタQ4 のドレインが接地されるので、NMOS
トランジスタQ4 が破壊されることはない。
【0088】電流電圧変換回路126はダイオードDと
PMOSトランジスタQ3 との並列接続から構成されて
いる。即ちダイオードDのアノードはPMOSトランジ
スタQ3 のソースに、ダイオードDのカソードはPMO
SトランジスタQ3 のドレインに、それぞれ接続されて
いる。そしてダイオードDのカソードには抵抗R4 の他
端が接続され、その接続点において第1中間電位V1
得られる。
【0089】変換電流が大きく、第1中間電位V1 がダ
イオードDの支える電圧だけ電位VCCよりも低い電位と
なっている場合、電流スイッチ122のトランジスタQ
1 のコレクタ電位が上昇する。従って、PMOSトラン
ジスタQ3 はオフしており、第1中間電位V1 はダイオ
ードDのカットイン電圧でのみ定まる。
【0090】一方、変換電流が小さくなると、ダイオー
ドDの支える電圧が低下し、第1中間電位V1 が上昇す
る。すると電流スイッチ122のトランジスタQ1 のコ
レクタ電位が下降する。このためPMOSトランジスタ
3 はオンし、第1中間電位V1 の電位を急激に上昇さ
せる。
【0091】このように、ダイオードDに並列に入る素
子の抵抗が第1中間電位V1 の大きさに対して正帰還が
かかるように変化するので、動作の周波数特性が向上す
る。
【0092】なお、抵抗R4 がPMOSトランジスタQ
3 のドレインとNMOSトランジスタQ4 との間に接続
されているので、PMOSトランジスタQ3 がオンして
もNMOSトランジスタQ4 のドレイン電位が上昇しす
ぎることがなく、NMOSトランジスタQ4 の破壊が防
止される。
【0093】なお、第2乃至第4実施例における入力信
号Sin2 は、請求項2乃至7の第1信号に対応し、第2
中間信号M2 は第2信号に対応する。また、電位VCC
GND,VEEはそれぞれ第1、第2及び第3電位に対応
する。
【0094】C.PECL−ECL変換を行うレベル変
換回路に関する発明: (c−1)第5実施例: 図9は信号処理装置100におけるレベル変換回路16
の好適な一例である、レベル変換回路16aの構成を示
す回路図である。レベル変換回路16aは、電流スイッ
チ161、出力部162、信号生成回路163、及び電
位変動検出回路164,165を備えている。
【0095】電流スイッチ161はトランジスタ
1611,Q1612、抵抗R1611,R1612を有している。ト
ランジスタQ1611のベースには第8中間信号M8 が与え
られる一方、トランジスタQ1612のベースには基準電位
BBが与えられている。そしてトランジスタQ1611のコ
レクタには抵抗R1611の一端が、またトランジスタQ
1612のコレクタには抵抗R1612の一端が、それぞれ接続
されている。抵抗R1611,R1612の他端は共通して接続
され、電位VCCが印加されている。またトランジスタQ
1611,Q1612のエミッタは共通して定電流源に接続され
ている。
【0096】第8中間信号はPECLレベルであり、電
流スイッチ161はこれを受けるバッファとして機能し
ている。そして電流スイッチ161は第1中間電位T1
を生成する。
【0097】信号生成回路163は第1中間電位T1
受けて第2中間電位T2 を生成する。信号生成回路16
3は調整用トランジスタQR と、そのエミッタに接続さ
れた一端を有する調整用抵抗Re とから構成されてい
る。調整用トランジスタQR のベースには第1中間電位
1 が与えられ、コレクタには電位VCCが与えられる。
第2中間電位T2 は調整用抵抗Re の他端から得られ
る。
【0098】第8中間信号M8 が論理“H”の時、電流
スイッチ161によって第1中間電位T1 も“H”とな
り、調整用トランジスタQR のベース電位が上昇する。
そのため調整用抵抗Re に流れる電流も増加し、第2中
間電位T2 は低下する。一方、第8中間信号M8 が論理
“L”の時、第1中間電位T1 も“L”となり、第2中
間電位T2 は上昇する。このように第2中間電位T2
第8中間信号M8 の論理によって上下し、これに対応し
て出力部162が第2出力信号Sout2を出力する。
【0099】出力部162はトランジスタQ1621,Q
1622を備えており、トランジスタQ1621のベースには第
2中間電位T2 が与えられる。そしてそのエミッタはト
ランジスタQ1622のベースに接続され、コレクタには電
位VCCが与えられている。トランジスタQ1622のコレク
タは接地されており、そのエミッタから第2出力信号S
out2が得られる。通常、ECLレベルの信号は50Ωの
終端抵抗を介して−2Vの電位を有する電位点に接続さ
れるので、トランジスタQ1622はオープンエミッタの構
成を採っている。
【0100】出力部162は上記の構成を有しているの
で、トランジスタQ1621のコレクタに流れる電流を用い
てトランジスタQ1622をドライブすることができる。従
って、大きな電流を出力することができる。また、トラ
ンジスタQ1622のコレクタ電位が電位GNDに等しいの
で、第2出力信号Sout2の電位は0Vよりも低くなり、
ECLレベルの信号を出力するのに適している。
【0101】レベル変換回路16aにおいては、電位V
CC,VEEの変動が第2出力信号Sout2の電位の変動を招
来しない工夫がなされている。電位変動検出回路16
4,165はそれぞれ電位GNDに対する電位VEEの変
動、電位VEEに対する電位VCCの変動を検出し、これ
に応じて第2中間電位T2 に負帰還をかけて第2出力信
号Sout2の電位の変動を防止している。
【0102】電位変動検出回路164は2つのトランジ
スタQ1641,Q1642と、4つの抵抗R1641,R1642,R
1643,R1644から構成されている。以下、電位VCC,G
ND,VEEを与える電源をもそれぞれ電源VCC,GN
D,VEEと呼ぶことにする。トランジスタQ1641のベー
スは抵抗R1641を介して、そのコレクタは抵抗R1643
介して、それぞれ電源GNDに接続されている。また、
トランジスタQ1641のベースは抵抗R1642を介して、そ
のエミッタは抵抗R1644を介して、それぞれ電源VEE
接続されている。この様な構成において電位VEEが低下
した場合には、トランジスタQ1641のコレクタ電流が増
加し、抵抗R1643における電圧降下が増大する。このた
めトランジスタQ1641のコレクタ電位は低下する。
【0103】一方、トランジスタQ1642のベースはトラ
ンジスタQ1641のコレクタに接続され、トランジスタQ
1642のエミッタは抵抗R1645を介して電源VEEに接続さ
れているので、トランジスタQ1641のコレクタ電位が低
下すると、トランジスタQ1642のコレクタ電流が減少す
る。
【0104】そしてトランジスタQ1642のコレクタは調
整抵抗Re に接続されているので、トランジスタQ1642
のコレクタ電流が減少すると、調整抵抗Re における電
圧降下が低下し、第2中間電位T2 が上昇する。従っ
て、トランジスタQ1642のコレクタ電流を調整すること
により、電位VEEが低下しても第2中間電位T2 を上昇
させて電位VEEの低下を補償することができる。逆に電
位VEEが上昇した場合にはその上昇分を補償するように
調整用抵抗Re に流す電流を増加させることができる。
【0105】電位変動検出回路165は2つのトランジ
スタQ1651,Q1652と、3つのダイオードD1 ,D2
3 と、2つの抵抗R1651,R1652を有している。3つ
のダイオードD1 ,D2 ,D3 と、トランジスタQ1652
と、抵抗R1652とは、電源VCCと電源VEEとの間に直列
に接続されている。
【0106】トランジスタQ1651のベースはトランジス
タQ1652のコレクタと共に、トランジスタQ1652のベー
スに接続されている。そしてトランジスタQ1651のエミ
ッタは抵抗R1651を介して電源VEEに接続されている。
即ち、トランジスタQ1651,Q1652及び抵抗R1651,R
1652はカレントミラー回路を構成している。3つのダイ
オードD1 ,D2 ,D3 はトランジスタQ1652に過大な
電圧が印加されないように設けられたものである。
【0107】今、電位VEEに対して電位VCCが上昇した
場合を考える。この場合には、トランジスタQ1652に流
れるコレクタ電流が増加する。そのためトランジスタQ
1651に流れるコレクタ電流も増加する。トランジス
タQ1651のコレクタは調整用抵抗Re に接続されて
いるので、トランジスタQ1651のコレクタ電流の増加は
調整用抵抗Re における電圧降下の増大をもたらす。従
って、第2中間電位T2 は低下する。即ち、電位VCC
上昇したにも拘らず、第2中間電位T2 の電位が上昇し
ないように負帰還をかけることができる。逆に電位VCC
が低下した場合には第2中間電位T2 の電位が低下しな
いように負帰還がかかる。
【0108】この様に、レベル変換回路16aではPE
CLレベルからECLレベルへの変換ができるだけでな
く、電位変動検出回路164及び信号生成回路163に
よって、また電位変動検出回路165及び信号生成回路
163によって、それぞれ電位VEE,VCCの変動に起因
して第2中間電位T2 が変動する事を防止することがで
きる。
【0109】なお、第5実施例における第8中間信号M
8 は請求項8にいう第1信号に対応し、第2出力信号S
out2は第2信号に対応する。また、電位VCC,GND,
EEはそれぞれ第1、第2及び第3電位に対応する。そ
して電位変動検出回路164,165はそれぞれ第1及
び第2電位変動検出回路に対応する。
【0110】(c−2)第6実施例: 図10は信号処理装置100におけるレベル変換回路1
6の好適な他の例である、レベル変換回路16bの構成
を示す回路図である。レベル変換回路16bは、電流ス
イッチ161、出力部162、信号生成回路169、電
位変動検出回路164,168、及びバイアス設定回路
166を備えている。
【0111】信号生成回路169は、第5実施例の信号
生成回路163の調整用抵抗Re を2つの直列接続され
た第1及び第2調整用抵抗Re1,Re2に分割した構成を
有している。
【0112】第6実施例においては電位変動検出回路1
64が電位GNDに対する電位VEEの変動を検出し、
電位変動検出回路168が電位GNDに対する電位V
CCの変動を検出する。
【0113】電位変動検出回路168は第5実施例で示
された電位変動検出回路164と同様の構成を有してい
る。そしてその出力端は抵抗Re1と抵抗Re2との接続点
に接続されている。従って、電位GNDに対して電位V
CCが上昇した場合には抵抗Re1に流れる電流が増加し、
出力部のトランジスタQ1621のベース電位(第2中間電
位T2 )が低下する。逆に電位GNDに対して電位VCC
が下降した場合には第2中間電位T2 が上昇する。この
様にして電位変動検出回路168と信号生成回路169
とが、電位GNDに対する電位VCCの変動を補償する。
【0114】バイアス設定回路166は、2つのトラン
ジスタQ1661,Q1662、2つの抵抗R1661,R1662、及
び調整用抵抗Re3から構成されている。トランジスタQ
1662のベースはトランジスタQ1661のコレクタと共に、
トランジスタQ1661のベースに接続されている。そして
トランジスタQ1661のエミッタは抵抗R1661を介して、
トランジスタQ1662のエミッタは抵抗R1662を介して、
それぞれ電源VEEに接続されている。即ち、トランジス
タQ1661,Q1662及び抵抗R1661,R1662はカレントミ
ラー回路を構成している。トランジスタQ1661のコレク
タには調整用抵抗Re3が接続されている。
【0115】このように構成されたバイアス設定回路1
66は電位GNDと電位VEEとを受けて、トランジスタ
1662のコレクタ電流を設定し、信号生成回路の調整用
抵抗Re1,Re2に流れる電流を制御して第2中間電位T
2 の電位を適切な値に設定する。即ち、電位VEEが電位
GNDに対して正常な値を有するときに、出力信号S
out2が適切なECLレベルになるように、第2中間電位
2 の値を設定するのである。
【0116】一方、調整用抵抗Re3には電位変動検出回
路164のトランジスタQ1642のコレクタも接続されて
いる。このため、調整用抵抗Re3にはトランジスタQ
1661のコレクタ電流のみならず、トランジスタQ1642
コレクタ電流も流れる。
【0117】今、電位VEEが上昇した場合を考える。こ
の時、トランジスタQ1661のコレクタ電位も上昇しよう
とする。一方、トランジスタQ1642のコレクタ電流は増
大する。すると調整用抵抗Re3に流れる電流から電位
検出回路164へと流れ出す電流が増えるので、調整
用抵抗Re3において生じる電圧降下も増大する。従っ
て、トランジスタQ1661のコレクタ電位の上昇は抑制さ
れる。逆に電位VEEが下降した場合にはトランジスタQ
1661のコレクタ電位も下降しようとするが、電位変動検
出回路164の動作によって抑制される。
【0118】この様にして電位変動検出回路164とバ
イアス設定回路166とが、電位GNDに対する電位V
EEの変動を補償し、トランジスタQ1661のコレクタ電位
を一定にするので、トランジスタQ1662の流す電流は電
位VEEの変動に対して安定である。このため第2中間電
位T2 、出力信号Sout2も安定である。
【0119】なお、第6実施例において電位変動検出回
路164とバイアス設定回路166とが合わさって、請
求項9にいう第2電位変動検出回路に対応し、電位変動
検出回路164そのものは請求項11にいう第3電位
検出回路に対応する。
【0120】(c−3)第7実施例: 図11は信号処理装置100におけるレベル変換回路1
6の好適な更に他の例である、レベル変換回路16cの
構成を示す回路図である。レベル変換回路16cは、レ
ベル変換回路16bの電流スイッチ161を電流スイッ
チ170に、信号生成回路169を信号生成回路163
に、電位変動検出回路168を電位変動検出回路171
に、それぞれ置換した構成を有している。ここでは第6
実施例の電位変動検出回路164とバイアス設定回路1
66とをまとめて回路167として示している。
【0121】電流スイッチ170は電流スイッチ161
に抵抗R1700を追加した構成を有している。抵抗R1700
の一端は抵抗R1611,R1612に共通して接続され、他端
は電源VCCに接続されている。
【0122】電位変動検出回路171は、抵抗R1700
1611,R1612に共通して接続されたコレクタを含むト
ランジスタQ171 を備えている。そしてトランジスタQ
171のベースは抵抗R1711,R1712を介してそれぞれ電
源VCC,GNDに接続され、またエミッタは抵抗R1713
を介して電源GNDに接続されている。
【0123】電位GNDに対して電位VCCが上昇した場
合、抵抗R1711,R1712,R1713によってトランジスタ
171 のベース電位がエミッタ電位に対して上昇する。
このためトランジスタQ171 のコレクタ電流が増加し、
抵抗R1700において生じる電圧降下が大きくなる。従っ
て、抵抗R1700,R1611,R1612の接続点の電位が低下
する。逆に電位GNDに対して電位VCCが下降した場合
には、抵抗R1700において生じる電圧降下が小さくな
り、抵抗R1700,R1611,R1612の接続点の電位が上昇
する。
【0124】この様にして、電位変動検出回路171と
電流スイッチ170の抵抗R1700とが電位VCCの変動の
影響を補償する。よって電流スイッチ170の出力する
第1中間電位1 は電位VCCの変動の影響を受けず、信
号生成回路163の出力する第2中間電位2 も電位V
CCの変動の影響を受けない。
【0125】電位検出回路167即ち電位変動検出回路
164及びバイアス設定回路166の動作は第6実施例
と同様であるので、電位GNDに対する電位VEEの変動
に対する安定性に関しても、第6実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0126】
【発明の効果】この発明のうち請求項1にかかる信号処
理装置においては、電力消費を著しく増大させることな
く、ECLレベルの第2入力信号の周波数が高くても、
CMOSレベルで処理を行う信号処理回路を用いて信号
の処理を行うことができる。またTTLレベルの第1入
力信号の処理をも行うことができる。
【0127】この発明のうち請求項2にかかるレベル変
換回路においては、ECLレベルの信号をPECLレベ
ルの信号に変換しつつ、入力バッファとして機能する。
【0128】この発明のうち請求項3にかかるレベル変
換回路においては、入力トランジスタのコレクタ電位の
上昇が抑えられるので、第1中間信号の大小が変換電流
に影響を与えることがない。
【0129】この発明のうち請求項4にかかるレベル変
換回路においては、第1信号の変化に対応して変換電流
が急峻に変化するので、応答性、即ち周波数特性が良
い。第1入力信号が“L”となって第1トランジスタが
オンしても変換トランジスタのエミッタがフローティン
グになることが回避できる。
【0130】この発明のうち請求項5にかかるレベル変
換回路においては、第1信号の変化に対応して急峻に第
1中間電位が変化するので応答性、即ち周波数特性が良
い。
【0131】この発明のうち請求項6にかかるレベル変
換回路においては、第1信号の“H”に対応する電位が
ECLレベルよりも高くても、第4トランジスタの破壊
が生じることがない。更に第3抵抗によって第4トラン
ジスタのオフ時のドレイン電位が決定されるので、これ
がフローティング状態になることを回避できる。
【0132】この発明のうち請求項7にかかるレベル変
換回路においては、第4抵抗が第4トランジスタのコレ
クタ電位の上昇を制限するので、第4トランジスタの破
壊を回避することができる。
【0133】この発明のうち請求項8乃至請求項10に
かかるレベル変換回路においては、第2電位に対する第
1電位及び第3電位の変動に起因する第2信号の変動が
抑制される。
【0134】この発明のうち請求項11及び請求項12
にかかるレベル変換回路においては、第2電位に対する
第3電位の変動に起因する第2信号の変動が抑制され
る。
【0135】この発明のうち請求項13にかかるレベル
変換回路においては、第2信号を出力するに際して第1
トランジスタと第2トランジスタの2段で出力するの
で、第2信号として大きな電流を取り出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例にかかる信号処理装置
100の構成を示すブロック図である。
【図2】 レベル変換回路11の構成を例示する回路図
である。
【図3】 レベル変換回路14の構成を例示する回路図
である。
【図4】 レベル変換回路13の構成を例示する回路図
である。
【図5】 レベル変換回路15の構成を例示する回路図
である。
【図6】 この発明の第2実施例にかかるレベル変換回
路12aの構成を示す回路図である。
【図7】 この発明の第3実施例にかかるレベル変換回
路12bの構成を示す回路図である。
【図8】 この発明の第4実施例にかかるレベル変換回
路12cの構成を示す回路図である。
【図9】 この発明の第5実施例にかかるレベル変換回
路16aの構成を示す回路図である。
【図10】 この発明の第6実施例にかかるレベル変
路16bの構成を示す回路図である。
【図11】 この発明の第7実施例にかかるレベル変
路16cの構成を示す回路図である。
【図12】 従来の技術を示すブロック図である。
【図13】 従来の技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 〜M8 中間信号、10 信号処理回路、11〜1
8 レベル変換回路、31 前処理回路、32 後処理
回路、Sin1 〜Sin3 入力信号、Sout1〜Sout3
力信号、125,126 電流電圧変換回路、122,
161,170電流スイッチ、121,123 ボルテ
ージフォロワ回路、124,127,128 電圧電流
変換回路、162 出力部、163,168 信号生成
回路、164,165,167 電位変動検出回路。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TTLレベルを有する第1入力信号と、
    ECLレベルを有する第2入力信号とを受け、CMOS
    レベルでの信号処理を行って、TTLレベルを有する第
    1出力信号と、ECLレベルを有する第2出力信号とを
    出力する信号処理装置であって、 (a)前記第1入力信号をCMOSレベルの第1中間信
    号にレベル変換する第1レベル変換回路と、 (b)前記第2入力信号を擬ECLレベルの第2中間信
    号にレベル変換する第2レベル変換回路と、 (c)前記第2中間信号にシリアル/パラレル変換をし
    て擬ECLレベルの第3中間信号を生成する前処理回路
    と、 (d)前記第3中間信号をCMOSレベルの第4中間信
    号にレベル変換する第3レベル変換回路と、 (e)前記第1中間信号及び前記第4中間信号に対して
    所定の信号処理を行い、それぞれに対応していずれもC
    MOSレベルの第5中間信号及び第6中間信号を生成す
    る信号処理回路と、 (f)前記第5中間信号を前記第1出力信号にレベル変
    換する第4レベル変換回路と、 (g)前記第6中間信号を擬ECLレベルの第7中間信
    号にレベル変換する第5レベル変換回路と、 (h)前記第7中間信号にパラレル/シリアル変換をし
    て擬ECLレベルの第8中間信号を生成する後処理回路
    と、 (i)前記第8中間信号を前記第2出力信号にレベル変
    換する第6レベル変換回路とを備える信号処理装置。
  2. 【請求項2】 ECLレベルの第1信号を擬ECLレベ
    ルの第2信号に変換するレベル変換回路であって、 (a)第1電位、前記第1電位よりも低い第2電位、及
    び前記第2電位よりも低い第3電位をそれぞれ与える第
    1、第2、及び第3電源と、 (b)前記第2電源と前記第3電源との間に設けられ、
    前記第1信号の電位を受け、前記第1信号の電位の変化
    に応じて変化する変換電流を生成する電圧電流変換部
    と、 (c)前記第1の電源に接続され、前記変換電流の変化
    を所定範囲内において変化する第1中間電位に変換する
    電流電圧変換部と、 (d)前記第1中間電位を入力し、第2中間電位を出力
    する第1ボルテージフォロワ回路と、 (e)前記第2中間電位を入力し、第3中間電位を出力
    する電流スイッチと、 (f)前記第3中間電位を入力し、前記第2信号を出力
    する第2ボルテージフォロワ回路とを備える、レベル変
    換回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧電流変換部は (b−1)前記第1信号を受けるベース、前記第3電源
    に接続されたエミッタ、及びコレクタを含む入力トラン
    ジスタと、 (b−2)前記第2電源に接続されたベース、前記入力
    トランジスタの前記コレクタに接続されたエミッタ、及
    び前記変換電流を流すコレクタとを含む変換トランジス
    タとを有する、請求項2記載のレベル変換回路。
  4. 【請求項4】 前記電圧電流変換部は (b−1)コレクタ、エミッタ、及び前記第1信号が与
    えられるベースを含む第1トランジスタと、 (b−2)基準電位が与えられるベース、前記第1トラ
    ンジスタの前記エミッタに接続されるエミッタ、及びコ
    レクタを含む第2トランジスタと、 (b−3)前記第2トランジスタの前記コレクタと、前
    記第2電源との間に接続された抵抗と、 (b−4)前記第1トランジスタの前記エミッタと、前
    記第2トランジスタの前記エミッタと共通に接続された
    定電流源と、 (b−5)前記第1トランジスタの前記コレクタに接続
    されたエミッタ、前記第2電源に接続されたベース、及
    び前記変換電流が流れるコレクタを含む変換トランジス
    タと、 (b−)前記変換トランジスタの前記ベースに接続さ
    れたソース、前記変換トランジスタの前記エミッタに接
    続されたドレイン、及び前記第2トランジスタの前記コ
    レクタに接続されたゲートを含む第3トランジスタとを
    有する、請求項2記載のレベル変換回路。
  5. 【請求項5】 前記電流スイッチは (e−1)コレクタ、エミッタ、及び前記第2中間電位
    が与えられるベースを含む第1トランジスタと、 (e−2)前記第3中間電位が与えられるコレクタ、前
    記第1トランジスタの前記エミッタと接続されたエミッ
    タ、及び基準電位が印加されるベースを含む第2トラン
    ジスタと、 (e−3)前記第1トランジスタの前記コレクタと前記
    第1電源との間に接続された第1抵抗と、 (e−4)前記第2トランジスタの前記コレクタと前記
    第1電源との間に接続された第2抵抗と、 (e−5)前記第1トランジスタのエミッタ及び前記第
    2トランジスタのエミッタに共通して接続された定電流
    源とを有し、 前記電流電圧変換部は (c−1)前記第1電源に接続されたアノード、及び前
    記第1中間電位が与えられるカソードを含むダイオード
    と、 (c−2)前記ダイオードの前記アノードに接続された
    ソース、前記ダイオードの前記カソードに接続されたド
    レイン、及び前記第1トランジスタの前記コレクタに接
    続されたゲートを含む第3トランジスタとを有する、請
    求項2記載のレベル変換回路。
  6. 【請求項6】 前記電圧電流変換部は (b−1)前記第1信号が与えられるゲート、前記第3
    電源に接続されたソース、及びドレインを含む第4トラ
    ンジスタと、 (b−2)前記第4トランジスタの前記ドレインと前記
    第2電源との間に接続された第3抵抗と、を有する、請
    求項5記載のレベル変換回路。
  7. 【請求項7】 前記電圧電流変換部は (b−3)前記第3抵抗と、前記電流電圧変換部との間
    に接続された第4抵抗を更に有する、請求項6記載のレ
    ベル変換回路。
  8. 【請求項8】 ECLレベルの第1信号を擬ECLレベ
    ルの第2信号に変換するレベル変換回路であって、 (a)第1電位、前記第1電位よりも低い第2電位、及
    び前記第2電位よりも低い第3電位をそれぞれ与える第
    1、第2、及び第3電源と、 (b)前記第1電源と前記第2電源との間に設けられ、
    前記第1信号を入力して第1中間電位を生成する電流ス
    イッチと、 (c)(c−1)エミッタ、前記第1中間電位が与えら
    れるベース、及び前記第1電源に接続されたコレクタを
    含む調整用トランジスタと、(c−2)一端、及び前記
    調整用トランジスタの前記エミッタに接続された他端を
    含む調整用抵抗とを有し、前記調整用抵抗の前記一端に
    第2中間電位を出力する信号生成回路と、 (d)前記第2中間電位を受けて前記第2信号を出力す
    る出力部と、 (e)前記第2電源と前記第3電源との間に設けられ、
    前記第2電位に対する前記第3電位の変動に応じて変動
    する第1電流を前記調整用抵抗に与える第1電位変動検
    出回路と、 (f)前記第1電源と前記第3電源との間に設けられ、
    前記第3電位に対する前記第1電位の変動に応じて変動
    する第2電流を前記調整用抵抗に与える第2電位変動検
    出回路とを備えるレベル変換回路。
  9. 【請求項9】 ECLレベルの第1信号を擬ECLレベ
    ルの第2信号に変換するレベル変換回路であって、 (a)第1電位、前記第1電位よりも低い第2電位、及
    び前記第2電位よりも低い第3電位をそれぞれ与える第
    1、第2、及び第3電源と、 (b)前記第1電源と前記第2電源との間に設けられ、
    前記第1信号を入力して第1中間電位を生成する電流ス
    イッチと、 (c)(c−1)エミッタ、前記第1中間電位が与えら
    れるベース、及び前記第1電源に接続されたコレクタを
    含む調整用トランジスタと、 (c−2)一端、及び前記調整用トランジスタの前記エ
    ミッタに接続された他端を含む第1調整用抵抗と、 (c−3)一端、及び前記第1調整用抵抗の前記一端に
    接続された他端を含む第2調整用抵抗とを有し、前記第
    2調整用抵抗の前記一端に第2中間電位を出力する信号
    生成回路と、 (d)前記第2中間電位を受けて前記第2信号を出力す
    る出力部と、 (e)前記第1電源と前記第2電源との間に設けられ、
    前記第2電位に対する前記第1電位の変動に応じて変動
    する第1電流を前記第1調整用抵抗に与える第1電位変
    動検出回路と、 (f)前記第2電源と前記第3電源との間に設けられ、
    前記第2電位に対する前記第3電位の変動に応じて変動
    する第2電流を前記第2調整用抵抗に与える第2電位変
    動検出回路とを備えるレベル変換回路。
  10. 【請求項10】 ECLレベルの第1信号を擬ECLレ
    ベルの第2信号に変換するレベル変換回路であって、 (a)第1電位、前記第1電位よりも低い第2電位、及
    び前記第2電位よりも低い第3電位をそれぞれ与える第
    1、第2、及び第3電源と、 (b)前記第1電源と前記第2電源との間に設けられ、
    前記第1信号を入力して第1中間電位を生成する電流ス
    イッチと、 (c)(c−1)エミッタ、前記第1中間電位が与えら
    れるベース、及び前記第1電源に接続されたコレクタを
    含む調整用トランジスタと、 (c−2)一端、及び前記調整用トランジスタの前記エ
    ミッタに接続された他端を含む第1調整用抵抗とを有
    し、前記第1調整用抵抗の前記一端に第2中間電位を出
    力する信号生成回路と、 (d)前記第2中間電位を受けて前記第2信号を出力す
    る出力部と、 (e)前記第1電源と前記電流スイッチとの間に接続さ
    れた第2調整用抵抗と、 (f)前記第1電源と前記第2電源との間に設けられ、
    前記第2電位に対する前記第1電位の変動に応じて変動
    する第1電流を前記第2調整用抵抗に与える第1電位変
    動検出回路と、 (g)前記第2電源と前記第3電源との間に設けられ、
    前記第2電位に対する前記第3電位の変動に応じて変動
    する第2電流を前記第1調整用抵抗に与える第2電位変
    動検出回路とを備えるレベル変換回路。
  11. 【請求項11】 前記第2電位変動検出回路は (f−1)(f−1−1)第1枝、及び前記第1枝に流
    れる電流に比例した電流を流す第2枝を備え、前記第1
    枝と前記第2枝とは前記第3電源に共通して接続される
    カレントミラー回路と、(f−1−2)前記カレントミ
    ラー回路の前記第1枝と前記第2電源との間に接続され
    た第3調整用抵抗とを含むバイアス設定回路と、 (f−2)前記第2電源と前記第3電源との間に設けら
    れ、前記第3電位の変動に応じた電流を前記第3調整用
    抵抗から引き抜く第3電位変動検出回路とを有する請求
    項9記載のレベル変換回路。
  12. 【請求項12】 前記第2電位変動検出回路は (g−1)(g−1−1)第1枝、及び前記第1枝に流
    れる電流に比例した電流を流す第2枝を備え、前記第1
    枝と前記第2枝とは前記第3電源に共通して接続される
    カレントミラー回路と、 (g−1−2)前記カレントミラー回路の前記第1枝と
    前記第2電源との間に接続された第調整用抵抗とを含
    むバイアス設定回路と、 (g−2)前記第2電源と前記第3電源との間に設けら
    れ、前記第3電位の変動に応じた電流を前記第調整用
    抵抗から引き抜く第3電位変動検出回路とを有する請求
    項10記載のレベル変換回路。
  13. 【請求項13】 前記出力部は (d−1)前記第2中間電位が与えられるベース、前記
    第1電源に接続されたコレクタ、及びエミッタを含む第
    1出力トランジスタと、 (d−2)前記第1出力トランジスタの前記エミッタに
    接続されたベース、前記第2電源に接続されたコレク
    タ、及び前記第2信号が与えられるエミッタを含む第2
    出力トランジスタとを有する、請求項8乃至10の何れ
    か一つに記載のレベル変換回路。
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