JP3207019B2 - 排ガス中の有害物質除去方法 - Google Patents

排ガス中の有害物質除去方法

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JP3207019B2 JP17930893A JP17930893A JP3207019B2 JP 3207019 B2 JP3207019 B2 JP 3207019B2 JP 17930893 A JP17930893 A JP 17930893A JP 17930893 A JP17930893 A JP 17930893A JP 3207019 B2 JP3207019 B2 JP 3207019B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガス中の有害物質除
去方法の改善に係り、より詳しくは、都市ごみや下水汚
泥等の廃棄物を焼却する焼却設備から排出される排ガス
中に含まれている各種の有害物質を低コストで、しかも
高効率で除去し得るようにした排ガス中の有害物質除去
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、都市ごみや下水汚泥等の
廃棄物を焼却する焼却設備から排出される排ガス中には
各種の有害物質が含まれている。このような有害物質を
含んでいる排ガスがそのまま大気中に放出されると環境
汚染を起こすので、排ガスを大気中に放出する前に、従
来から、排ガスを排ガス処理装置に通して排ガス中の有
害物質を除去している。
【0003】例えば、特開平3−26069号公報で
は、排ガス中に含まれている有害物質のうち塩化水素を
除去する塩化水素除去方法が示されている。これは、バ
グフィルタを備えた乾式の排ガス処理装置に適用される
もので、バグフィルタの入口で、消石灰または炭酸カル
シウムの粉末もしくは消石灰スラリーを吹込んで塩化水
素を中和吸収した後、反応助剤粉末を吹込んでバグフィ
ルタで捕捉し、バグフィルタの濾布面で塩化水素の中和
吸収をさらに促進させるようにしたものである。
【0004】最近では、上記システムにおいて、塩化水
素以外の有害物質、例えば、ダイオキシン類や水銀等を
除去するために、消石灰に活性炭を添加してバグフィル
タの入口に吹込んでいる。これにより、塩化水素を除去
すると共に、ダイオキシン類や水銀の90%以上を除去
し得るとしている。なお、バグフィルタ入口における排
ガスの温度が150℃である場合、消石灰に対して2〜
10重量%の活性炭を添加している。
【0005】次に、第13回全国都市清掃研究発表会講
演論文集(1992年2月,165〜167頁)におい
て、排ガス中の塩化水素(以下、HClという),硫黄
酸化物(以下、SOX という),重金属,ダイオキシン
類等の有害物質を高効率で除去する事例が示されてい
る。これは、バグフィルタの下流側に活性コークス塔を
配設する。そして、バグフィルタからこの活性コークス
塔に連通する煙道に、モル比(NH3 /NOX )1.0
のアンモニア(NH3 )を吹込み、このバグフィルタ入
口における排ガスの温度が150℃の場合に、50%の
脱硝率と97%以上のダイオキシン類除去率が達成され
るものである。
【0006】また、日本機械学会(No.920−6
0)環境工学総合シンポジウム’92講演論文集(’9
2.7.16〜18・川崎市)では、排ガス中の水銀,
ダイオキシン類を除去する事例が示されている。これは
消石灰供給量2〜3g/m3 Nに対して活性炭を0.0
3〜0.65g/m3 Nの割合でバグフィルタ入口にお
ける排ガス中に噴霧することによって、活性炭でガス状
の水銀およびダイオキシン類を吸着させ、粒子状の水銀
およびダイオキシン類をバグフィルタによって捕集する
ようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例で用いられる活性炭や活性コークスは高価であって
有害物質除去コストが嵩むという解決すべき課題があ
る。さらに、活性コークス塔あるいは移動層に用いられ
る活性コークスは柱状、円板状のものであって、再生費
を要し、また再生時に粉状の損失分が発生する。
【0008】従って、本発明の目的とするところは、活
性コークス塔から発生する特に活性の高い再生活性コー
クス粉末や再生活性コークス破砕粉末を有効活用するこ
とにより、低コストで有害物質を高効率に除去し得る排
ガス中の有害物質除去方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、乾式の脱硫脱
硝装置で使用される石炭を主原料とする多孔質吸着剤、
つまり活性コークスを再生するに際して生じ、活性コー
クス塔から発生する特に活性の高い再生活性コークス粉
末や再生活性コークス破砕粉末を活用すれば、排ガス中
から有害物質を低コストで除去し得ると考えてなしたも
のである。
【0010】従って、本発明の請求項1に係る排ガス中
の有害物質除去方法の要旨は、都市ごみや下水汚泥等の
廃棄物を焼却する焼却炉から排出される排ガスに含まれ
ている有害物質を除去する排ガス中の有害物質除去方法
において、前記焼却炉からバグフィルタに連通する煙道
に吹込口を設け、該吹込口から煙道内に、前記バグフィ
ルタの下流側に設置した活性コークス塔あるいは活性コ
ークス移動層から発生する活性が高い再生活性コークス
粉末や再生活性コークス破砕粉末を単独あるいは消石灰
粉末と共に吹込み、これら再生活性コークス粉末あるい
は消石灰粉末等のダストをバグフィルタで回収すること
を特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項2に係る排ガス中の
有害物質除去方法の要旨は、都市ごみや下水汚泥等の廃
棄物を焼却する焼却炉から排出される排ガスに含まれて
いる有害物質を除去する排ガス中の有害物質除去方法に
おいて、前記焼却炉から、消石灰スラリーが噴霧される
反応塔を介してバグフィルタに連通する煙道に吹込口を
設け、該吹込口から煙道内に、前記バグフィルタの下流
側に設置した活性コークス塔あるいは活性コークス移動
層から発生する活性が高い再生活性コークス粉末や再生
活性コークス破砕粉末を吹込み、これら再生活性コーク
ス粉末と消石灰等のダストをバグフィルタで回収するこ
とを特徴とする。
【0012】また、本発明の請求項3に係る排ガス中の
有害物質除去方法の要旨は、特許請求項1,2記載の排
ガス中の有害物質除去方法において、バグフィルタで回
収したダストの一部を、再生活性コークス粉末や再生活
性コークス破砕粉末に混入して上記吹込口から煙道内に
吹込むことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の請求項1,2に係る排ガス中の有害物
質除去方法によれば、再生活性コークス粉末等でダイオ
キシン類等が吸着され、ダイオキシン類を吸着した再生
活性コークス粉末等の他、重金属類、塩化水素,SOX
をバグフィルタで除去することができる。また、再生活
性コークス粉末は、都市ごみや下水汚泥等の廃棄物を焼
却する焼却炉からバグフィルタに連通する煙道に吹込ま
れるので、第2従来例のような活性コークス塔単独の設
備より高効率でダイオキシン類、重金属類、SOX 等が
除去され、また設置する活性コークス塔の能力を小さく
することができ、しかも再生される活性コークス粉末は
従来廃棄されているものなので、低コストである。
【0014】また、本発明の請求項3に係る排ガス中の
有害物質除去方法によれば、濾布面にダストが堆積する
とバグフィルタの通気性が劣化するので、定期的にバグ
フィルタからダストが除去されるが、除去されたダスト
中には十分活性を有する活性コークスが残存している。
そのため、これを再生活性コークス粉末に混入して吹込
口から煙道内に吹込むことによって、再生活性コークス
粉末の使用量を少なくすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る排ガス中の有害
物質除去方法を、この有害物質除去方法を実現する乾式
の排ガス処理装置の主要部模式図の図1と、バグフィル
タ入口における排ガス温度が140〜200℃である場
合の排ガス量に対する活性コークス割合によるダイオキ
シン類と水銀濃度説明図の図2,図3と、バグフィルタ
で捕集した捕集物のリサイクル割合と活性コークス使用
量の関係説明図の図4とを参照しながら説明する。
【0016】即ち、図1に示す符号1は、都市ごみある
いは下水汚泥等の廃棄物を焼却する焼却炉(図示省略)
から排出される排ガスを処理する排ガス処理装置1であ
り、これは主としてガス冷却器5、バグフィルタ6、活
性コークス塔7とからなっている。詳しくは、ガス冷却
器5には、焼却炉(図示省略)から、排ガスの熱を有効
活用するために排ガスの熱を回収する廃熱ボイラ(図示
省略)等が介装されてなる上流煙道2が連通し、ガス冷
却器5からバグフィルタ6には、消石灰粉末と活性コー
クスとを吹込む、後述する吹込ダクト11が接続される
吹込口3aを有する中間煙道3が連通している。さら
に、バグフィルタ6から誘引送風機12には、活性コー
クス塔7が介装されてなる排出煙道4が連通している。
従って、焼却炉から排出された排ガスは、誘引送風機1
2により吸引されて、上流煙道2→ガス冷却器5→中間
煙道3→バグフィルタ6→活性コークス塔7をとおり、
煙突(図示省略)から大気中に放出されることとなる。
【0017】一方、活性コークス塔7の下方には、活性
コークス塔7から供給される活性コークスを再生する再
生装置8、再生装置8で再生された再生活性コークス
(以下、活性コークスという)を分級する分級装置9が
設けられている。そして、分級装置9で分級された所定
の粒度の活性コークス粉末は、消石灰粉末が吹込まれる
吹込ダクト11を介して前記吹込口3aに吹込まれるよ
うになっている。さらに、分級装置9から活性コークス
塔7には、吹込みに使用しない活性コークス、つまり、
柱状や円板状の正常な活性コークスをこの活性コークス
塔7に戻す循環ダクト10が連通している。
【0018】なお、この実施例では消石灰粉末と活性コ
ークス粉末とが吹込口3aから中間煙道3に吹込まれる
ようになっているが、同図中破線で示すように、上流煙
道2に吹込むようにしても良く、また、煙道の2か所に
吹込口を設けて、それぞれの吹込口から消石灰粉末と活
性コークスとを単独で吹込むようにしても良い。
【0019】以下、上記構成になる排ガス処理装置1の
使用態様を説明すると、中間煙道3の吹込口3aから中
間煙道3を流れている排ガス中に、HClを中和する消
石灰粉末と、この消石灰粉末量に対して図2,3に示す
割合で、乾式の脱硫脱硝装置で使用される石炭を主原料
とする多孔質の活性コークスを再生するに際して生じる
未活用の活性コークス粉末とが吹込まれる。
【0020】ところで、図2、図3は、縦軸にバグフィ
ルタ出口のダイオキシン類、および水銀濃度(mg/m
3 N)を、横軸にバグフィルタの入口温度、つまり集じ
ん温度(℃)をとって示したものであるが、これらの図
2、図3によれば、排ガス量に対して0.1g/m3
の割合で活性コークス粉末を中間煙道3内に吹込むと、
ダイオキシン類、水銀等の重金属類が共に効果的に除去
されることが良く理解される。つまり、バグフィルタ6
によって煤じん等のダストと共に活性コークス粉末が捕
捉され、捕捉されたダスト層によってダイオキシン類、
水銀等の重金属類が吸着される。勿論、HClは、従来
例に示されているように、消石灰によって中和されると
共にバグフィルタ6によって捕捉されることとなる。
【0021】また、従来から活性コークス塔および移動
塔のみの場合では、活性コークス塔出口のダイオキシン
類を低減させるために、これら装置はSV500〜20
00hと比較的大きなものとなっているが、バグフィル
タの上流側に活性コークス粉末を吹込めば、図2に示す
ように、バグフィルタ出口におけるダイオキシン類濃度
を20〜30ng/m3 Nまで低減することができるの
で、バグフィルタ6の下流側の活性コークス塔7あるい
は移動塔等の装置の小型化が可能になるだけでなく、活
性コークスの使用量の削減にもつながる。
【0022】ところで、バグフィルタ6によって捕捉さ
れたダストは、減容化や無害化のために例えば溶融・固
化処理されるが、捕捉されたダストの一部をリサイクル
すると添加量の増加につながり一層高効率で除去できる
効果があり、ひいては有害物質の除去コストの削減に寄
与し得ることが判った。例えば、図4に示すように、活
性コークスに30重量%のダストを混入すると、活性コ
ークスのみでは100重量%を必要とするのに対して約
30重量%で良く、活性コークス投入量が大幅に削減さ
れる。このことは、濾布面にダストが堆積するとバグフ
ィルタの通気性が劣化するので、定期的にバグフィルタ
からダストが除去されるが、この除去されるダスト中に
は十分活性を有する活性コークスが残存しているという
ことから良く理解される。
【0023】次に、本発明に係る他の実施例を、この有
害物質除去方法を実現する半乾式の排ガス処理装置の主
要部模式図の図5を参照しながら、上記実施例と同一の
もの並びに同一機能を有するものを同一符号を以て以下
に説明すると、図5に示す符号1は、焼却炉(図示省
略)から排出される排ガスを処理する排ガス処理装置1
であって、この排ガス処理装置1は、主として上部から
消石灰スラリーが噴霧されることにより排ガスを冷却す
る排ガス冷却機能と、排ガス中のHClを中和するHC
l中和機能とを有する反応塔5、バグフィルタ6、活性
コークス塔7とからなっている。
【0024】詳しくは、反応塔5には、焼却炉(図示省
略)から、排ガスの熱を有効活用するために排ガスの熱
を回収する廃熱ボイラ(図示省略)等が介装されてなる
上流煙道2が連通し、反応塔5からバグフィルタ6に
は、消石灰粉末と活性コークスとを吹込む、後述する吹
込ダクト11が接続される吹込口3aを有する中間煙道
3が連通している。さらに、バグフィルタ6から誘引送
風機12には、活性コークス塔7が介装されてなる排出
煙道4が連通している。
【0025】一方、活性コークス塔7の下方には、活性
コークス塔7から供給される活性コークスを再生する再
生装置8、再生装置8で再生された活性コークスを分級
する分級装置9が設けられている。そして、分級装置9
で分級された所定の粒度の活性コークス粉末は、消石灰
粉末が吹込まれる吹込ダクト11を介して前記吹込口3
aに吹込まれるようになっている。さらに、分級装置9
から活性コークス塔7には、吹込みに使用しない正常な
活性コークスをこの活性コークス塔7に戻す循環ダクト
10が連通している。つまり、以上の説明から良く理解
されるように、本実施例が上記実施例と相違するところ
は、ガス冷却器を反応塔に置換したところにある。
【0026】勿論、上記実施例と同様に、消石灰粉末と
活性コークス粉末とが吹込口3aから中間煙道3に吹込
まれるようになっているが、同図中破線で示すように、
上流煙道2に吹込むようにしても良く、また、煙道の2
か所に吹込口を設け、それぞれの吹込口から消石灰粉末
と活性コークスとを単独で吹込むようにしても良い。従
って、吹込口3aから中間煙道3内に活性コークスある
いは活性コークスと消石灰とが吹込まれるので、本実施
例は上記実施例と同効である。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1,
2に係る有害物質除去方法によれば、バグフィルタでダ
ストと共に活性コークス粉末が捕捉され、捕捉されたダ
ストでダイオキシン類、水銀等の重金属が吸着されるた
め、活性コークス塔単独の装置よりも高効率でダイオキ
シン類、水銀等の重金属類、SOX を除去することがで
き、しかも、活性コークス粉末は従来廃棄される低コス
トのものであるため、有害物質除去コストの削減に対し
て極めて多大な効果がある。さらに、請求項3に係る有
害物質除去方法によれば、活性コークスの使用量を少な
くすることができるので、有害物質除去コストの削減に
対してより一層効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る排ガス中の有害物質除去
方法を実現する乾式の排ガス処理装置の主要部模式図で
ある。
【図2】バグフィルタ入口における排ガス温度が140
〜200℃である場合の排ガス量に対する活性コークス
割合によるダイオキシン類濃度説明図である。
【図3】バグフィルタ入口における排ガス温度が140
〜200℃である場合の排ガス量に対する活性コークス
割合による水銀濃度説明図である。
【図4】バグフィルタで捕集した捕集物のリサイクル割
合と活性コークス使用量の関係説明図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る排ガス中の有害物質
除去方法を実現する半乾式の排ガス処理装置の主要部模
式図である。
【符号の説明】
1…排ガス処理装置、2…上流煙道、3…中間煙道、3
a…吹込口、4…排出煙道、5…ガス冷却器または反応
塔、6…バグフィルタ、7…活性コークス塔、8…再生
装置、9…分級装置、10…循環ダクト、11…吹込ダ
クト、12…誘引送風機。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01D 53/81 (56)参考文献 特開 平5−154335(JP,A) 特開 平5−217(JP,A) 特開 平5−220338(JP,A) 特開 昭56−45746(JP,A) 特開 平5−23540(JP,A) 特開 平4−300630(JP,A) 特開 平5−68848(JP,A) 実開 平6−64715(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/68 B01D 53/34 ZAB B01D 53/50 B01D 53/64 B01D 53/70 B01D 53/81

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 都市ごみや下水汚泥等の廃棄物を焼却す
    る焼却炉から排出される排ガスに含まれている有害物質
    を除去する排ガス中の有害物質除去方法において、前記
    焼却炉からバグフィルタに連通する煙道に吹込口を設
    け、該吹込口から煙道内に、前記バグフィルタの下流側
    に設置した活性コークス塔あるいは活性コークス移動層
    から発生する活性が高い再生活性コークス粉末や再生活
    性コークス破砕粉末を単独あるいは消石灰粉末と共に吹
    込み、これら再生活性コークス粉末あるいは消石灰粉末
    等のダストをバグフィルタで回収することを特徴とする
    排ガス中の有害物質除去方法。
  2. 【請求項2】 都市ごみや下水汚泥等の廃棄物を焼却す
    る焼却炉から排出される排ガスに含まれている有害物質
    を除去する排ガス中の有害物質除去方法において、前記
    焼却炉から、消石灰スラリーが噴霧される反応塔を介し
    てバグフィルタに連通する煙道に吹込口を設け、該吹込
    口から煙道内に、前記バグフィルタの下流側に設置した
    活性コークス塔あるいは活性コークス移動層から発生す
    る活性が高い再生活性コークス粉末や再生活性コークス
    破砕粉末を吹込み、これら再生活性コークス粉末と消石
    灰等のダストをバグフィルタで回収することを特徴とす
    る排ガス中の有害物質除去方法。
  3. 【請求項3】 バグフィルタで回収したダストの一部
    を、再生活性コークス粉末や再生活性コークス破砕粉末
    に混入して上記吹込口から煙道内に吹込むことを特徴と
    する特許請求項1,2記載の排ガス中の有害物質除去方
    法。
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