JP3206488B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP3206488B2
JP3206488B2 JP10718697A JP10718697A JP3206488B2 JP 3206488 B2 JP3206488 B2 JP 3206488B2 JP 10718697 A JP10718697 A JP 10718697A JP 10718697 A JP10718697 A JP 10718697A JP 3206488 B2 JP3206488 B2 JP 3206488B2
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増生 花若
真規 太田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
電子機器に用いられるスイッチング電源装置に関し、特
に負荷電力が減少した際の消費電力の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりスイッチング電源装置において
は、本出願人の提案にかかる特開平5−22936号公
報に開示されているように、軽負荷時でも安定な動作の
制御系をもち、且つダミー電流を低く抑える直流電源装
置が提案されている。図5は、従来のスイッチング電源
装置の回路図である。図において、トランスは一次巻線
Np、二次巻線Ns、及びバイアス巻線Nbの3巻線構
造になっている。
【0003】商用の交流電源等から送られた交流電流
は、ダイオードブリッジ等の整流器10により整流さ
れ、入力コンデンサC1で平滑化されて直流化される。
この直流化された電圧は一次巻線Npに印加され、FE
T等の主スイッチによりオンオフされる。すると、二次
巻線Nsにはスイッチング電流が電磁誘導により発生す
るので、ダイオードD1と出力コンデンサC3の整流平
滑化回路で直流化して主出力電圧Voを生成している。
ダミー抵抗R5は出力コンデンサC3と並列に接続され
ている。
【0004】バイアス巻線Nbにもスイッチング電流が
電磁誘導により発生するので、ダイオードD2とコンデ
ンサC2の整流平滑化回路で直流化して、補助電源電圧
Vccを生成している。この補助電源電圧Vccは、制御回
路20の動作用電力として使用されると共に、主出力電
圧Voとほぼ比例する電圧となるので主出力電圧Voの安
定化をする帰還信号としても用いられる。
【0005】制御回路20は、電源のスイッチング動作
を立ち上げる起動回路21を有している。起動回路21
は、スイッチング動作の立ち上げ時に動作する。誤差増
幅回路22は、分圧抵抗R1,R2により補助電源電圧
Vccを分圧し、基準電圧Vrefと比較して誤差電圧信号
を出力している。帰還抵抗R3は、誤差増幅回路22を
構成するOPアンプのマイナス端子と出力端子とを接続
するもので、増幅率を定める。比較器23は、マイナス
端子に誤差増幅回路22の出力する誤差電圧信号を入力
し、プラス端子に抵抗R4に生成する負荷電流検出信号
を入力するコンパレータである。PWMラッチ回路24
は、リセット端子Rに比較器23の出力信号を入力し、
セット端子Sに発振器26の生成するブランキングパル
ス信号を入力し、出力端子Q ̄からオアゲート28の入
力端子にPWMラッチ信号を出力している。
【0006】基準電圧部25は、誤差増幅回路22と始
動電圧判定回路27に基準電圧Vrefを供給している。
発振器26は、スイッチング周波数を定めるブランキン
グパルス信号を出力している。始動電圧判定回路27
は、コンデンサC2に蓄電された電圧が始動基準電圧V
refに到達したか判別し、到達すれば起動回路21に停
止信号を送る。オアゲート28は、発振器26のブラン
キングパルス信号と、始動電圧判定回路27の出力信号
と、PWMラッチ回路24のQ ̄出力端子信号を入力し
て、主スイッチの制御端子にスイッチング制御信号とし
て出力する。
【0007】このように構成された装置の動作を次に説
明する。電源入力に通常の商用電源が接続されると、整
流器10と入力コンデンサC1によって直流に変換され
る。入力コンデンサC1の電圧が上昇すると、トランス
の一次巻線Np、起動回路21を介して補助電源端子V
ccのコンデンサC2を充電する。補助電源電圧Vccが予
め設定された始動電圧に到達すると、発振器26が始動
して主スイッチを駆動し始めると同時に、起動回路21
は補助電源端子Vccから切り離される。制御回路20
は、補助電源電圧Vccが所望の電圧に安定化されるよう
に主スイッチの開閉を制御しており、主出力電圧Voは
補助電源電圧Vccをトランスの巻数比であるNs/Nb
倍した電圧となる。
【0008】図6は図5の回路におけるダミー抵抗R5
の動作を説明する、出力電圧Voと負荷電流Ioの特性
図である。ダミー抵抗R5がない場合は、点線aで示す
ように負荷電流が小さい部分で出力電圧Voが上昇して
しまう。このような現象は、負荷が小さいためトランス
の漏れインダクタンスに蓄えられたエネルギーが負荷で
消費されずに余るために生ずる。そこで、ダミー抵抗R
5を設けて、点線aで示す電圧上昇を抑えて、実線の特
性としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ダミー抵抗に
より軽負荷時の出力電圧の安定化をはかることは重要な
ことであるものの、近年の省電力化の要請にはダミー抵
抗による電力損失が無視できなくなってきたという課題
があった。本発明は上述の課題を解決したもので、ダミ
ー抵抗を用いることなく軽負荷時の出力電圧の安定化を
はかり、電力損失が少なくてすむスイッチング電源装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1のスイッチング電源装置は、一
次巻線Npに印加された直流電流をオンオフする主スイ
ッチと、二次巻線Nsに誘起されたオンオフ信号を整流
平滑化して主出力電圧Voとして供給する二次側整流平
滑回路と、バイアス巻線Nbに誘起されたオンオフ信号
を整流平滑化して補助電源電圧Vccとして供給する補助
電源部と、この補助電源部で出力される補助電源電圧と
基準電圧との誤差電圧信号を生成する誤差増幅器22
と、この誤差増幅器から送られる誤差電圧信号を小さく
する方向に前記主スイッチにオンオフ制御信号を送る比
較器23とを有し、前記二次巻線Nsとバイアス巻線N
bは、前記一次巻線Npに対してフライバック接続さ
れ、前記主出力電圧Voは、前記二次巻線Nsに流れる
負荷電流が、定格電流域にある時、補助電源電圧Vccに
前記二次巻線Nsとバイアス巻線Nbの巻数比を乗じた
値に制御され、前記二次巻線Nsに流れる負荷電流が、
軽負荷電流域にある時、主出力電圧Voを補助電源電圧
Vccに前記二次巻線Nsとバイアス巻線Nbの巻数比を
乗じた値より高い値となるスイッチング電源装置におい
て、軽負荷時の前記主出力電圧Voが上限電圧よりも上
昇したときは前記主スイッチのオンオフ動作を一時抑止
し、前記主出力電圧Voが下限電圧よりも下降したとき
は前記主スイッチのオンオフ動作を再開させる軽負荷時
開閉制御部30を備え、前記軽負荷時開閉制御部30の
上限電圧と下限電圧は、いずれも前記補助電源電圧Vcc
に前記二次巻線Nsとバイアス巻線Nbの巻数比を乗じ
た値より高い電圧に設定された構成としたものである。
【0011】請求項1の発明では、一次巻線に印加され
た直流電流は主スイッチによりオンオフされるので、二
次巻線とバイアス巻線にスイッチング電流が誘起され
る。二次側整流平滑回路では、主出力電圧Voを負荷に
供給する。補助電源部は、バイアス巻線Nbに誘起され
たオンオフ信号を整流平滑化して補助電源電圧Vccとし
て供給する。主出力電圧を安定化するために、一次−二
次間の絶縁をとる必要のない補助電源電圧を用いて、誤
差増幅器22で誤差電圧信号を生成する。比較器23
は、誤差増幅器から送られる誤差電圧信号を小さくする
方向に主スイッチにオンオフ制御信号を送る。軽負荷時
開閉制御部30は、主出力電圧が上限電圧よりも上昇し
たときは前記主スイッチのオンオフ動作を一時抑止し、
前記主出力電圧が下限電圧よりも下降したときは前記主
スイッチのオンオフ動作を再開させる。これにより、軽
負荷時に主出力電圧が過剰上昇するのを、ダミー抵抗を
用いることなく防止できる。
【0012】この場合、請求項2のように、軽負荷時開
閉制御部30は、前記主出力電圧が上限電圧よりも上昇
したときは、前記誤差増幅器の誤差電圧信号をクランプ
して、前記主スイッチのオンオフ動作を一時抑止するよ
うにしてもよい。
【0013】請求項2の発明では、誤差電圧信号をクラ
ンプしているので、待機状態から通常のスイッチング動
作に移行するときの動作が円滑にいく。
【0014】また、請求項3のように、軽負荷時開閉制
御部30を、前記主出力電圧を分圧する3個直列に接続
された第1から第3の分圧抵抗R6,R7,R8と、こ
の第1の分圧抵抗の両端にエミッタ端子とコレクタ端子
が接続されたトランジスタQ1と、この第3の分圧抵抗
の両端にアノード端子と制御入力端子が接続されたシャ
ントレギュレータU1と、前記主出力電圧とこのシャン
トレギュレータのカソード端子間に接続されると共に、
このトランジスタのベース端子に中間接続点が接続され
た第4と第5の分圧抵抗R9,R10とで構成してもよ
い。
【0015】請求項3の発明では、主出力電圧が過大に
なったときは、シャントレギュレータがカソード電流I
cを吸い込んで、トランジスタがオンして第1の分圧抵
抗を短絡する。すると、シャントレギュレータの制御端
子に送られる参照電圧Vrefがさらに上昇するので、吸
い込むカソード電流がさらに増大する。増大したカソー
ド電流を用いて、主スイッチのオンオフ動作を一時抑止
させている。
【0016】更に、請求項4のように、軽負荷時開閉制
御部30は、前記主出力電圧とこのシャントレギュレー
タのカソード端子間に挿入された発光ダイオードを備
え、この発光ダイオードに対になる受光トランジスタの
エミッタ端子を前記誤差増幅器の出力端子に接続して構
成してもよい。
【0017】請求項4の発明では、シャントレギュレー
タの増大したカソード電流をフォトカプラを用いて、一
次側の誤差増幅器の出力端子に帰還している。カソード
電流が増大すると、誤差増幅器の出力電圧が強制的に低
下させられて、主スイッチのオンオフ動作が停止する。
【0018】一方、本発明の請求項5のスイッチング電
源装置は、一次巻線Npに印加された直流電流をオンオ
フする主スイッチと、二次巻線Nsに誘起されたオンオ
フ信号を整流平滑化して主出力電圧Voとして供給する
二次側整流平滑回路と、バイアス巻線Nbに誘起された
オンオフ信号を整流平滑化して補助電源電圧Vccとして
供給する補助電源部と、この補助電源部で出力される補
助電源電圧と基準電圧との誤差電圧信号を生成する誤差
増幅器22と、この誤差増幅器から送られる誤差電圧信
号を小さくする方向に前記主スイッチにオンオフ制御信
号を送る比較器23と、前記主スイッチに送られるオン
オフ制御信号を許可し、若しくは抑止するオンオフ回路
29とを有し、前記二次巻線Nsとバイアス巻線Nb
は、前記一次巻線Npに対してフライバック接続され、
前記主出力電圧Voは、前記二次巻線Nsに流れる負荷
電流が、定格電流域にある時、補助電源電圧Vccに前記
二次巻線Nsとバイアス巻線Nbの巻数比を乗じた値に
制御され、前記二次巻線Nsに流れる負荷電流が、軽負
荷電流域にある時、主出力電圧Voを補助電源電圧Vcc
に前記二次巻線Nsとバイアス巻線Nbの巻数比を乗じ
た値より高い値となるスイッチング電源装置において、
軽負荷時の前記主出力電圧が上限電圧よりも上昇したと
きは前記オンオフ回路にオフ命令を送り、前記主出力電
圧が下限電圧よりも下降したときは前記オンオフ回路に
オン命令を送る軽負荷時開閉制御部30を備え、前記軽
負荷時開閉制御部30の上限電圧と下限電圧は、いずれ
も前記補助電源電圧Vccに前記二次巻線Nsとバイアス
巻線Nbの巻数比を乗じた値より高い電圧に設定された
構成としたものである。
【0019】請求項5の発明では、スイッチング電源装
置にオンオフ回路を設けているので、軽負荷時開閉制御
部30は軽負荷時に出力電圧が上昇したときオンオフ回
路に制御信号を送っている。これにより、軽負荷時に主
出力電圧が過剰上昇するのを、ダミー抵抗を用いること
なく防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明を説明
する。図1は本発明の一実施例を示す回路図である。
尚、図1において前記図5と同一作用をするものには同
一符号を付して説明を省略する。図において、軽負荷時
開閉制御部30は、主出力電圧Voが上限電圧よりも上
昇したときは、誤差増幅器22の誤差電圧信号をクラン
プして、主スイッチのオンオフ動作を一時抑止してい
る。そして、主出力電圧Voが下限電圧よりも下降した
ときは、誤差増幅器22の誤差電圧信号をそのまま伝え
て、主スイッチのオンオフ動作を再開させている。な
お、二次巻線Nsを有する二次側整流平滑回路には、図
5の場合に設けられたダミー抵抗が取り除かれている。
【0021】次に軽負荷時開閉制御部30の具体的な回
路について説明する。第1から第3の分圧抵抗R6,R
7,R8は、主出力電圧Voを分圧する直列接続された
3個の抵抗である。トランジスタQ1は、第1の分圧抵
抗R6の両端にエミッタ端子とコレクタ端子が接続され
ると共に、ベース端子には第4と第5の分圧抵抗R9,
R10の中間接続点が接続されている。シャントレギュ
レータU1は、第3の分圧抵抗R8の両端にアノード端
子と制御入力端子が接続されると共に、カソード端子は
フォトカプラOC1の発光ダイオードのカソード端子側
が接続されている。主出力電圧とシャントレギュレータ
U1のカソード端子間には、第4と第5の分圧抵抗R
9,R10、保護抵抗R11、並びにフォトカプラOC
1の発光ダイオードと接続された抵抗R12の3個の並
列回路が接続されている。
【0022】フォトカプラOC1の受光トランジスタ
は、トランスの一次側に置かれており、エミッタ端子は
制御回路20の電圧帰還端子VFBに接続された、コレク
タ端子は接地されている。電圧帰還端子VFBは、誤差増
幅器22の出力端子と接続されている。
【0023】このように構成された装置の動作を次に説
明する。図2は、図1の装置の動作を説明する波形図
で、(A)は二次側整流平滑回路の負荷直流Io、
(B)は二次側整流平滑回路の主出力電圧Vo、(C)
はシャントレギュレータU1のカソード電流Ic、
(D)はトランジスタQ1のコレクタ−エミッタ間電圧
CE、(E)は電圧帰還端子VFB電圧、(F)は主スイ
ッチのドレイン電圧である。
【0024】負荷電流Ioが低下して軽負荷状態になる
と、主出力電圧Voが上昇する。そして、次式を満たす
電圧に至るとシャントレギュレータU1がカソード電流
Icを吸い込む。 Vo>Vrefx(R6+R7+R8)/R8 (1) ここで、Vrefは分圧抵抗R8に発生する電圧である。
カソード電流Icが吸い込まれると、トランジスタQ1
がオンして分圧抵抗R6が短絡されるので、分圧抵抗R
8の電圧Vrefはさらに上昇する。すると、カソード電
流Icがさらに増大するという正帰還がかかる。ここ
で、カソード電流Icが増大すると、フォトカプラOC
1の発光ダイオードに順電流が流れ、フォトトランジス
タがオンして、誤差増幅器22の出力電圧VFBを強制的
に引き下げて、主スイッチを停止させる。
【0025】主スイッチが停止すると、二次側整流平滑
回路に電力が伝達されなくなり、主出力電圧Voは二次
側回路の消費電流によって徐々に低下して、次式を充足
する値になると、今度はシャントレギュレータU1がオ
フする。 Vo<Vrefx(R7+R8)/R8 (2) シャントレギュレータU1がオフすると、トランジスタ
Q1がオフし、フォトトランジスタがオフして主スイッ
チを動作状態とする。すると、主出力電圧Voは再び上
昇を開始する。そして、(1)式を充足する主出力電圧V
oに上昇すると、再度シャントレギュレータU1がオン
する。
【0026】図3は、出力電圧Voと負荷電流Ioの特
性図である。軽負荷時開閉制御部30により、ダミー抵
抗を用いなくても軽負荷時の出力電圧の上昇が抑えられ
ている。しかも、主スイッチのスイッチング動作を一時
抑止しているので、消費電力も低く抑えることができ
る。
【0027】図4は本発明の第2の実施例を説明する回
路図である。図1と相違する点のみ説明すると、制御回
路20にオンオフ回路29を内蔵させている点である。
オンオフ回路29は、主スイッチに送られるオンオフ制
御信号を許可し、若しくは抑止するものである。そこ
で、軽負荷時開閉制御部30は、主出力電圧Voが上限
電圧よりも上昇したときはオンオフ回路29にオフ命令
を送り、主出力電圧Voが下限電圧よりも下降したとき
はオンオフ回路29にオン命令を送る。
【0028】ここでは、フォトカプラOC1の受光トラ
ンジスタのエミッタ端子が、制御回路20のオンオフ端
子VON/OFFに接続されると共に、コンデンサC2とは抵
抗R13を介して補助電源電圧Vccの供給を受けてい
る。このように構成しても、動作波形は、図2や図3と
同様になる。
【0029】尚、上記実施例においては、軽負荷時開閉
制御部30の一次側と二次側との絶縁をとるためにフォ
トカプラOC1を用いる場合を示したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えばトランスを用いて絶
縁してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
スイッチング電源装置によれば、軽負荷時開閉制御部3
0を設けて、軽負荷時の主出力電圧が上限電圧よりも上
昇したときは主スイッチのオンオフ動作を一時抑止し、
主出力電圧が下限電圧よりも下降したときは主スイッチ
のオンオフ動作を再開させるように構成したので、軽負
荷時に主出力電圧が過剰上昇するのを、ダミー抵抗を用
いることなく防止できる。また、軽負荷時に、主スイッ
チのオンオフ動作を一時抑止することによりスイッチン
グロスを軽減することが可能である。
【0031】請求項2では、軽負荷時開閉制御部30が
誤差増幅器22の出力信号をクランプすることで、待機
状態と通常のスイッチング状態との移行を円滑にしてい
る。
【0032】請求項3では、シャントレギュレータU
1、トランジスタQ1、並びに分圧抵抗R6〜R10を
用いて軽負荷時開閉制御部30を構成しているので、集
積回路を用いた回路構成に適している。
【0033】請求項4では、フォトカプラOC1を用い
て、軽負荷時開閉制御部30の一次側と二次側の絶縁を
取っている。
【0034】請求項5では、オンオフ回路を有する場合
に、請求項1と同様の構成にして同様の効果を得てい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1の装置の動作を説明する波形図である。
【図3】出力電圧Voと負荷電流Ioの特性図である。
【図4】本発明の第2の実施例を説明する回路図であ
る。
【図5】従来のスイッチング電源装置の回路図である。
【図6】図5の回路におけるダミー抵抗R5の動作を説
明する、出力電圧Voと負荷電流Ioの特性図である。
【符号の説明】
10 整流器 20 制御回路 22 誤差増幅器 23 比較器 29 オンオフ回路 30 軽負荷時開閉制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−221621(JP,A) 特開 平8−223923(JP,A) 特開 昭60−183967(JP,A) 特開 平6−311741(JP,A) 実開 平9−98571(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次巻線(Np)に印加された直流電流を
    オンオフする主スイッチと、二次巻線(Ns)に誘起さ
    れたオンオフ信号を整流平滑化して主出力電圧Voとし
    て供給する二次側整流平滑回路と、 バイアス巻線(Nb)に誘起されたオンオフ信号を整流
    平滑化して補助電源電圧(Vcc)として供給する補助電
    源部と、 この補助電源部で出力される補助電源電圧と基準電圧と
    の誤差電圧信号を生成する誤差増幅器(22)と、 この誤差増幅器から送られる誤差電圧信号を小さくする
    方向に前記主スイッチにオンオフ制御信号を送る比較器
    (23)とを有し、 前記二次巻線(Ns)とバイアス巻線(Nb)は、前記
    一次巻線(Np)に対してフライバック接続され、前記主出力電圧(Vo)は、前記二次巻線(Ns)に流
    れる負荷電流が、定格電流域にある時、補助電源電圧
    (Vcc)に前記二次巻線(Ns)とバイアス巻線(N
    b)の巻数比を乗じた値に制御され、 前記二次巻線(Ns)に流れる負荷電流が、軽負荷電流
    域にある時、主出力電圧Voを補助電源電圧(Vcc)に
    前記二次巻線(Ns)とバイアス巻線(Nb)の巻数比
    を乗じた値より高い値となる スイッチング電源装置にお
    いて、 軽負荷時の前記主出力電圧(Vo)が上限電圧よりも上
    昇したときは前記主スイッチのオンオフ動作を一時抑止
    し、前記主出力電圧(Vo)が下限電圧よりも下降した
    ときは前記主スイッチのオンオフ動作を再開させる軽負
    荷時開閉制御部(30)を備え、 前記軽負荷時開閉制御部(30)の上限電圧と下限電圧
    は、いずれも前記補助電源電圧(Vcc)に前記二次巻線
    (Ns)とバイアス巻線(Nb)の巻数比を乗じた値よ
    り高い電圧に設定されたことを特徴とするスイッチング
    電源装置。
  2. 【請求項2】前記軽負荷時開閉制御部30は、前記主出
    力電圧が上限電圧よりも上昇したときは、前記誤差増幅
    器の誤差電圧信号をクランプして、前記主スイッチのオ
    ンオフ動作を一時抑止することを特徴とする請求項1記
    載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】前記軽負荷時開閉制御部30は、前記主出
    力電圧を分圧する3個直列に接続された第1から第3の
    分圧抵抗(R6,R7,R8)と、この第1の分圧抵抗
    の両端にエミッタ端子とコレクタ端子が接続されたトラ
    ンジスタ(Q1)と、この第3の分圧抵抗の両端にアノ
    ード端子と制御入力端子が接続されたシャントレギュレ
    ータ(U1)と、前記主出力電圧とこのシャントレギュ
    レータのカソード端子間に接続されると共に、このトラ
    ンジスタのベース端子に中間接続点が接続された第4と
    第5の分圧抵抗(R9,R10)とを具備することを特
    徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】前記軽負荷時開閉制御部30は、前記主出
    力電圧とこのシャントレギュレータのカソード端子間に
    挿入された発光ダイオードを備え、 この発光ダイオードに対になる受光トランジスタのエミ
    ッタ端子を前記誤差増幅器の出力端子に接続したことを
    特徴とする請求項3記載のスイッチング電源装置。
  5. 【請求項5】一次巻線(Np)に印加された直流電流を
    オンオフする主スイッチと、 二次巻線(Ns)に誘起されたオンオフ信号を整流平滑
    化して主出力電圧Voとして供給する二次側整流平滑回
    路と、 バイアス巻線(Nb)に誘起されたオンオフ信号を整流
    平滑化して補助電源電圧(Vcc)として供給する補助電
    源部と、 この補助電源部で出力される補助電源電圧と基準電圧と
    の誤差電圧信号を生成する誤差増幅器(22)と、この
    誤差増幅器から送られる誤差電圧信号を小さくする方向
    に前記主スイッチにオンオフ制御信号を送る比較器(2
    3)と、前記主スイッチに送られるオンオフ制御信号を
    許可し、若しくは抑止するオンオフ回路(29)とを有
    し、 前記二次巻線(Ns)とバイアス巻線(Nb)は、前記
    一次巻線(Np)に対してフライバック接続され、前記主出力電圧(Vo)は、前記二次巻線(Ns)に流
    れる負荷電流が、定格電流域にある時、補助電源電圧
    (Vcc)に前記二次巻線(Ns)とバイアス巻線(N
    b)の巻数比を乗じた値に制御され、 前記二次巻線(Ns)に流れる負荷電流が、軽負荷電流
    域にある時、主出力電圧Voを補助電源電圧(Vcc)に
    前記二次巻線(Ns)とバイアス巻線(Nb)の巻数比
    を乗じた値より高い値となる スイッチング電源装置にお
    いて、 軽負荷時の前記主出力電圧が上限電圧よりも上昇したと
    きは前記オンオフ回路にオフ命令を送り、前記主出力電
    圧が下限電圧よりも下降したときは前記オンオフ回路に
    オン命令を送る軽負荷時開閉制御部(30)を備え、前記軽負荷時開閉制御部(30)の上限電圧と下限電圧
    は、いずれも前記補助電源電圧(Vcc)に前記二次巻線
    (Ns)とバイアス巻線(Nb)の巻数比を乗じた値よ
    り高い電圧に設定されたこと を特徴とするスイッチング
    電源装置。
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