JP6264883B2 - 電源回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電源回路に関し、さらに詳しくは、待機モードを有する電気電子機器に電源供給を行う電源回路に関する。
近年の節電意識の高まりにより、種々の電気電子機器には、消費電力の低減が期待されている。そのため、温水洗浄便座等、多くの常時使用される訳ではない電気電子機器には、通常の動作モードにおけるよりも消費電力の小さい、待機モード(節電モード)が備えられ、使用者が使用していない間の消費電力の低減が図られる。しかし、待機モードにおいても、消費される電力がゼロとなるのではなく、所定の電力が待機電力として消費される。さらに節電を進めるためには、待機電力の低減が重要となる。
電気電子機器に駆動電源を供給する電源回路として、図5に示す電源回路90のように、フォトカプラPC1を介して、一次側に設けられた電源IC95に、トランスTfの二次側の出力電圧をフィードバック信号として入力し、電源IC95がそのフィードバック信号に基づいて、パルス幅変調(PWM)方式でスイッチング制御を行う形式の定電圧電源が広く用いられている。この種の電源回路90においては、待機モードにある間の、フォトカプラPC1における電力消費や、スイッチング損失による電力消費が特に大きい。待機モードにおけるこのような電力消費量(待機電力)を低減するため、例えば特許文献1には、スタンバイ時のみ、フォトカプラのフォトダイオードを、グランドライン等の低圧ラインに接続することで、このフォトダイオードに流す電流量を減少させて出力電圧を低下させ、消費電力を低減することを図っている。また、特許文献2では、可変発振器等を用いたスイッチング制御手段を使用して、待機モードになった時に、スイッチング周波数を低くすることで、スイッチング損失を低減することを図っている。
特開2009−50115号公報 特開2003−33026号公報
上記のように、電源IC等の電圧調整手段を用いて電気電子機器への入力電圧を調整する電源回路においては、フォトカプラ等、電気電子機器への入力電圧を電圧調整手段にフィードバックするための部位における電力消費を低減することや、電圧調整手段において、スイッチング周波数等、電圧調整方式を変更することで、待機モードにおける消費電力をある程度低減することができる。しかし、いずれの場合にも、電圧調整手段は、電気電子機器に入力される電圧を調整している状態を維持しており、電圧調整手段の運転に電力を要している。
本発明が解決しようとする課題は、電圧調整手段を用いて電気電子機器に入力する電圧を調整する電源回路において、電気電子機器が待機モードにある間の電圧調整手段における消費電力が従来よりも低減された電源回路を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる電源回路は、待機モードにおいて通常時よりも消費電力の小さい状態で運転される直流負荷に、駆動電源を供給する電源回路において、交流電源から入力された交流を直流に変換し、充電と放電を行う充放電部を介して出力する直流生成手段と、前記直流生成手段と前記直流負荷の間に接続され、変換閾電圧以上の電圧を有する直流が入力されると、一定の定格出力電圧に変換して前記直流負荷に入力する定電圧出力手段と、前記交流電源から前記直流生成手段に入力された電気エネルギーの一部である電圧調整駆動電源によって駆動されて、前記直流生成手段から出力される直流の電圧を調整し、前記電圧調整駆動電源が入力されていない間は、前記直流生成手段における交流から直流への変換を停止する電圧調整手段と、前記待機モードにおいて、前記定電圧出力手段に入力される電圧が前記変換閾電圧以上である遮断期間の間だけ、前記電圧調整手段への前記電圧調整駆動電源の入力を遮断する遮断手段と、を有することを要旨とする。
ここで、前記遮断手段は、前記交流電源と前記直流生成手段の間に設けられ、前記遮断期間において、前記直流生成手段への交流の入力を遮断することが好ましい。
この場合、前記電源回路は、前記遮断手段と前記直流生成手段の間に、交流負荷をさらに有するとよい。
また、前記電源回路は、前記定電圧出力手段に入力される電圧を検知する電圧検知手段をさらに有し、前記電圧検知手段が検知した電圧が、前記変換閾電圧よりも大きい値を有する遮断閾電圧に達した時に、前記遮断期間が開始されることが好ましい。
そして、前記電源回路は、前記待機モードにおいて前記直流生成手段と前記定電圧出力手段の間に電圧切替用負荷を接続する電圧切替手段をさらに有し、前記電圧切替用負荷は、前記遮断手段が前記電圧調整手段への前記電圧調整駆動電源の入力を遮断していない状態で前記直流生成手段から出力される電圧を、前記変換閾電圧よりも大きい値を有する切替電圧にまで低下させるものであるとよい。
また、前記直流生成手段は、入力された交流を整流平滑化する一次側整流平滑化部と、トランスと、前記一次側整流平滑化部によって整流平滑化された電流をスイッチングして前記トランスの一次側に入力するスイッチング部と、前記トランスの二次側の出力電流を整流平滑化するとともに前記充放電部として機能する二次側整流平滑化部と、を有してなり、前記定電圧出力手段は、定電圧レギュレータを有してなり、前記遮断部は、制御信号の入力を受けて電流を遮断するスイッチを有してなり、前記スイッチング部は、前記トランスの一次側に入力する電流のスイッチング間隔を制御することによって前記直流生成手段の出力電圧を調整し、前記電圧調整手段として機能することが好ましい。
上記発明にかかる電源回路によると、待機モードにおいて、遮断手段が作動されると、電圧調整手段への電圧調整駆動電源の供給が遮断されることにより、電圧調整手段の運転が停止され、直流生成手段における交流から直流への変換が停止される。すると、直流生成手段を介した交流電源から定電圧出力手段への電源入力が停止され、充放電手段が放電し、この放電による電流が定電圧出力手段での電圧変換を経て出力差され、直流負荷が駆動されるようになる。放電の進行に伴い、定電圧出力手段に入力される電圧は徐々に低下する。しかし電圧調整手段への電圧調整駆動電源の供給が遮断されることで直流生成手段における交流から直流への変換が停止されるのは、定電圧出力手段に入力される電圧が変換閾電圧以上である遮断期間だけであるので、直流負荷に入力される駆動電源は、一定の定格出力電圧を維持したままとなる。定電圧出力手段に入力される電圧が変換閾電圧を下回る前に、再度電圧調整手段への電圧調整駆動電源の供給が開始され、直流生成手段からの出力が開始されることになる。これにより、待機モードにおいて、定電圧出力手段から直流負荷に一定の定格出力電圧が入力され、直流負荷が安定に運転される状態を維持することができる。同時に、電圧調整手段に電圧調整駆動電源が供給されていない間は、電圧調整手段において電力が消費されないので、特許文献1や特許文献2に記載されているような電圧調整手段が運転された状態を常時維持する制御方式と比較して、電圧調整手段において消費される電力を低減することができる。
ここで、遮断手段が、交流電源と直流生成手段の間に設けられ、遮断期間において、直流生成手段への交流の入力を遮断するものである場合には、電圧調整手段への電源供給を、電源回路の最上流で遮断することができる。よって、遮断部が動作し、交流の入力を遮断している状態では、電圧調整手段のみならず、電源回路を構成する全部材における電力消費を停止させることができる。特に、電源回路が、遮断手段と直流生成手段の間に、交流負荷をさらに有する場合には、この交流負荷における電力消費を停止することができるので、電源回路全体の消費電力を、高効率に低減することができる。
また、電源回路が、定電圧出力手段に入力される電圧を検知する電圧検知手段をさらに有し、電圧検知手段が検知した電圧が、変換閾電圧以上の値を有する遮断閾電圧に達した時に、遮断期間が開始される場合には、定電圧出力手段に入力される電圧が実際に遮断閾電圧に達したことを検知したうえで遮断手段を作動させて電圧調整手段への電圧調整駆動電源の供給を停止することになる。従って、電圧調整手段への電圧調整駆動電源の供給を停止する時間を長くしすぎることによって、定電圧出力手段に入力される電圧が変換閾電圧を下回って、定格出力電圧以下の電圧しか出力できなくなり、直流負荷の動作に支障を生じるという事態が避けられる。同時に、電圧調整手段への電圧調整駆動電源の供給を停止する時間を短くしすぎることによって、十分な消費電力低減効果が得られないことも避けられる。
そして、電源回路が、待機モードにおいて充放電手段と定電圧出力手段の間に電圧切替用負荷を接続する電圧切替手段をさらに有し、電圧切替用負荷が、遮断手段が電圧調整手段への電圧調整駆動電源の入力を遮断していない状態で直流生成手段から出力される電圧を、変換閾電圧よりも大きい値を有する切替電圧にまで低下させる場合には、待機モードにおいて、電圧切替用負荷を接続して直流生成手段から出力される電圧を低下させることで、待機モードでの節電を一層効果的に達成することができる。
また、直流生成手段が、入力された交流を整流平滑化する一次側整流平滑化部と、トランスと、一次側整流平滑化部によって整流平滑化された電流をスイッチングしてトランスの一次側に入力するスイッチング部と、トランスの二次側の出力電流を整流平滑化するとともに充放電部として機能する二次側整流平滑化部と、を有してなり、定電圧出力手段が、定電圧レギュレータを有してなり、遮断部が、制御信号の入力を受けて電流を遮断するスイッチを有してなり、スイッチング部が、トランスの一次側に入力する電流のスイッチング間隔を制御することによって直流生成手段の出力電圧を調整し、電圧調整手段として機能するようにすれば、汎用的な部材を用いて、上記のような待機モードにおける消費電力を低減することができる電源回路を簡素に構成することができる。
本発明の第一の実施形態にかかる電源回路の構成を示す概略図である。 本発明の第二の実施形態にかかる電源回路の構成を示す概略図である。 本発明の第三の実施形態にかかる電源回路の構成を示す概略図である。 本発明の第四の実施形態にかかる電源回路の構成を示す概略図である。 従来一般の電源回路の構成を示す概略図である。 本発明の第一の実施形態にかかる電源回路における電圧および電力の時間変化を示す図であり、(a)は制御信号、(b)は電圧V0、(c)は電圧V1、(d)は入力電力を示している。 本発明の(a)第一、(b)第三、(c)第四の実施形態にかかる電源回路における出力電圧の時間変化を示す図である。(a)は図6(b)と同じ図である。
以下、本発明の第一の実施形態にかかる電源回路について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第一の実施形態>
(電源回路の構成)
図1に示す本発明の第一の実施形態にかかる電源回路10は、商用電源等の交流電源ACから入力された交流を、電圧V1の直流として出力し、直流負荷L1を駆動する。
本電源回路10によって電源を供給される直流負荷L1は、定格駆動電圧Vw(例えば5V)を有する。直流負荷L1は、電気電子機器を構成し、直流を駆動電源として動作する種々の負荷であり、例えば温水洗浄便座装置の場合は、モータやヒータ等の機器およびそれらを制御するマイコン等の制御部よりなる。直流負荷L1を含む電気電子機器は、使用者によって使用される通常モードと、使用者によって使用されず、次の使用まで電源を投入された状態で待機している待機モードとを有する。待機モードにおいては、電気電子機器の全機能が完全に停止されるのではなく、直流負荷L1の少なくとも一部において、機能が発揮されている状態が維持されている。例えば、上記の温水洗浄便座装置の場合、待機モードにある間、モータ等は完全に停止され、通電が遮断されるが、制御部は、パラメータの記憶等のために、低出力モードでの運転を継続しており、駆動電源の入力を必要としている。つまり、待機モードにおいては、直流負荷L1は軽負荷で駆動される状態となる。制御部を正常に駆動するためには、通常モードにおいても、待機モードにおいても、直流負荷L1に、出力電圧V1として、定格駆動電圧Vw(5V)を供給し続けることが必要である。
本電源回路10は、定格駆動電圧Vwを有する直流負荷L1に加え、定格駆動電圧Vwよりも高い別の定格駆動電圧Vw’(例えば12V)を有する別の直流負荷である高定格負荷L2にも同時に電源を供給することができる。ただし、特許請求の範囲における「直流負荷」とは、高定格負荷L2を含まず、定格駆動電圧Vwを有する直流負荷L1を指すものとする。さらに、本電源回路10は、交流負荷L3にも同時に電源を供給することができる。
本電源回路10は、後に詳述する遮断部11の構成および遮断部11を用いた制御の方式を除き、電源ICを用いたスイッチング制御によって出力電圧を調整する従来の直流定電圧電源と同様の構成を有する。具体的には、図1のように、本電源回路10は、遮断部11、直流生成部2、フィードバック部3、定電圧出力部4、を有してなっている。
直流生成部2は、ダイオードブリッジDB、入力部(電解)コンデンサC1、電源IC5、トランスTf、出力部ダイオードD1、出力部(電解)コンデンサC2を有してなっている。これらの部材は、上流からこの順に接続されている。直流生成部2は、他にダイオードブリッジDBの入力部に設けられたフィルタ回路Flと、電源IC5とトランスTfの間に設けられたスナバ回路Snを有している。
ダイオードブリッジDBおよび入力部コンデンサC1は、一次側整流平滑化部として機能する。つまり、直流生成部2に商用電源等の交流電源ACから交流が入力されると、フィルタ回路Flによってノイズを除去されたうえで、ダイオードブリッジDBによって全波整流され、さらに入力部コンデンサC1によって平滑化される。なお、ダイオードブリッジDBの上流側には、ゼロクロス回路等の交流負荷L3が接続され、交流電源ACから入力された交流の一部が交流負荷L3の駆動に使用される。
電源IC5は、(n型)電界効果トランジスタ(FET)Sw1を備えてなり、電源IC5の入力ポートCは、FET(Sw1)のゲート端子につながっている。ポートCを介してFET(Sw1)のゲート端子に所定値以上の電圧を有する信号が入力されている間のみ、FET(Sw1)のソース端子につながったポートSとドレイン端子につながったポートDの間に導通が形成される。電源IC5のポートSは、入力部コンデンサC1の低電位側電極に接続されている。また電源IC5のポートDは、スナバ回路Snを介して、入力部コンデンサC1の高電位側電極に接続されている。FET(Sw1)がオン−オフスイッチングされることで、入力部コンデンサC1の出力が変調を受ける。スナバ回路Snは、FET(Sw1)のスイッチングに伴うサージ電流を吸収する役割を果たす。
トランスTfは、絶縁トランスであり、一次巻線N1および二次巻線N2に加え、一次側に補助巻線N3を有している。一次巻線N1の一端はスナバ回路Snを介して入力部コンデンサC1の高電位側電極に接続され、他端は電源IC5のポートDとスナバ回路Snの間の部位に接続されている。補助巻線N3の出力は、整流平滑化用の補助巻線部ダイオードD2および補助巻線部コンデンサC4、そしてフィードバック部3を構成するフォトカプラPC1のフォトトランジスタを介して電源IC5のポートCに入力されている。つまり、トランスTfに入力された電気エネルギーの一部が補助巻線N3を介してポートCから電源IC5に入力され、電源IC5を駆動する電圧調整駆動電源となる。電源IC5のポートCに電圧調整駆動電源が入力されている間は、ポートSとポートDの間が導通されることにより、トランスTfの一次巻線N1に一次側整流平滑化部から電流が入力される。一方、ポートCから電圧調整駆動電源が入力されない間は、ポートSとポートDの間の導通が遮断され、トランスTfの一次巻線N1に電流が入力されず、直流生成部2における交流から直流への変換が行われなくなる。
トランスTfの二次巻線N2の出力部は、出力部ダイオードD1と出力部コンデンサC2よりなる二次側整流平滑化部を介して、直流生成部2の出力部となっている。二次側整流平滑化部は、電源IC5によるスイッチングとトランスTfによる電圧変換を受けた出力を、直流に戻して電圧V0で出力する。また、出力部コンデンサC2は、トランスTfからの電流の出力が行われている間に電気エネルギーを蓄積し、トランスTfからの電流の出力が停止されると放電を行って、蓄積していた電気エネルギーを放出する充放電手段としても機能する。直流生成部2からの出力電圧V0は、通常モードにおいて、高定格負荷L2の定格駆動電圧Vw’(例えば12V)と略等しくなるように、トランスTfの巻数比等によって規定されている。
直流生成部2の出力部には、高定格負荷L2および定電圧出力部4が並列に接続されている。これにより、直流生成部2から出力された電圧V0を有する直流は、高定格負荷L2の駆動電源として一部使用されるとともに、定電圧出力部4に入力される。
定電圧出力部4は、三端子レギュレータ(定電圧レギュレータ)Rgと、その出力部に接続されたレギュレータ部コンデンサC3よりなっている。定電圧出力部4は、入力された直流を電圧変換して出力するものであり、所定の変換閾電圧Vth1(例えば6.5V)以上の電圧V0が入力された際には、変換閾電圧Vth1よりも低い一定の定格出力電圧Vr(例えば5V)を出力電圧V1として出力する。一方、変換閾電圧Vth1よりも低い電圧V0が入力された際には、出力電圧V1は定格出力電圧Vrよりも低くなる。なお、定格出力電圧Vrが変換閾電圧Vth1よりも低いのは、三端子レギュレータRgによる電圧降下に起因するものである。定電圧出力部4から出力された電圧V1を有する直流は、直流負荷L1に入力され、直流負荷L1を駆動する電源となる。
フィードバック部3は、定電圧出力部4に入力される電圧V0の値を電源IC5に伝達するものである。具体的には、抵抗R3と抵抗R4からなる分圧抵抗と、シャントレギュレータSRと、フォトカプラPC1を主要部材としてなる。抵抗R3と抵抗R4からなる分圧抵抗は、三端子レギュレータRgの入力部の電位間に接続されている。そして抵抗R3と抵抗R4の接続点がシャントレギュレータSRの参照端子に接続されており、定電圧出力部4への入力電圧V0に比例した電圧が、シャントレギュレータSRの参照端子に入力される。シャントレギュレータSRには、フォトカプラPC1のフォトダイオードが直列に接続されている。フォトカプラPC1のフォトトランジスタは、トランスTfの補助巻線N3と電源IC5の入力ポートであるポートCとを結ぶ配線の間に挿入されている。つまり、定電圧出力部4に入力される電圧V0に応じた電流値を有するフィードバック信号が、フォトカプラPC1を介して、ポートCから電源IC5に入力される。フィードバック部3は他に、フォトカプラPC1のフォトダイオードに流れる電流を制限および安定化する抵抗R1,R2や、電源IC5のポートCへの入力信号からノイズを除去するためのノイズ対策部6を有している。
電源IC5は、ポートCにフィードバック部3から入力されるフィードバック信号をもとに、直流生成部2から出力され、定電圧出力部4に入力される電圧V0を制御する電圧調整手段(スイッチング部)の役割を果たす。つまり、電圧V0を反映しているポートCへの入力電流値に応じて、FET(Sw1)のスイッチング間隔を制御し、電圧V0が一定の値を保つようにする。具体的には、パルス幅変調(PWM)制御方式を用い、FET(Sw1)のスイッチング間隔を短くすることで電圧V0を高め、FET(Sw1)のスイッチング間隔を長くすることで電圧V0を下げながら、電圧V0が所定の値を保つようにする。
本電源回路10の特徴である遮断部11は、直流生成部2および交流負荷L3の上流側の、交流電源ACとの間の部位に設けられている。遮断部11は、リレーRLおよびトランジスタTr1を組み合わせたスイッチを有してなっている。リレーRLの出力側ラインは、交流電源ACと交流負荷L3を結ぶ配線の途中に挿入されている。リレーRLの入力側ラインは、アース電位とトランジスタTr1のエミッタ端子の間に接続されている。リレーRLは、いわゆるノーマルクローズ型のものであり、入力側に通電されていない時には出力側ラインの両端が導通され、入力側に通電されている時には出力側ラインが切断される。トランジスタTr1のベース端子には、制御信号の入力ラインが接続されている。トランジスタTr1のベース端子に制御信号が入力されていない間は、エミッタ−コレクタ間が遮断されてリレーRLの入力側に電流が流れず、リレーRLの出力側のラインが接続された状態にある。つまり、直流生成部2および交流負荷L3に交流電源ACから交流が入力される。一方、トランジスタTr1のベース端子に制御信号が入力されると、エミッタ−コレクタ間に導通が形成され、リレーRLの入力側に電流が流れて、出力側のラインが切断される。つまり、直流生成部2および交流負荷L3に交流電源ACから交流が入力されない状態となる。制御信号は、マイコン等の制御部から出力すればよく、例えば、直流負荷L1を構成し、電源回路10によって駆動される電気電子機器を制御しているマイコンと共通のものを使用することができる。
(通常モードでの制御)
直流負荷L1(および高定格負荷L2)が通常モードで運転されている間は、遮断部11において、トランジスタTr1に制御信号が入力されない。つまり、リレーRLの両端が導通状態となり、電源回路10の直流生成部2および交流負荷L3に交流電源ACから交流が入力される状態が維持される。
すると、トランスTfの一次巻線N1への電流の入力が継続され、それによって二次巻線N2および補助巻線N3への出力が継続される。電源IC5は、補助巻線N3からの電圧調整駆動電源の入力を受けて運転され、三端子レギュレータRgへの入力電圧、つまり直流生成部2からの出力電圧V0が、高定格負荷L2の定格駆動電圧Vw’(例えば12V)を維持するように、フィードバック部3からの電圧を参照することで、スイッチング制御を行う。これにより、高定格負荷L2には安定して定格駆動電圧Vw’が供給され、直流負荷L1には定電圧出力部4を介して定格駆動電圧Vw(=三端子レギュレータRgの定格出力電圧Vr、例えば5V)が供給される状態が持続される。
(待機モードでの制御)
待機モードにおいては、直流負荷L1(および高定格負荷L2)の一部に通電されなくなり、電源回路10によって駆動される電気電子機器の消費電力が小さい状態となる。例えば、直流負荷L1を構成する複数の負荷のうち、制御部(マイコン)だけが低電力モードで運転される状態となる。高定格負荷L2は、待機モードにおいては完全に停止される。
時刻t0において、通常モードから待機モードに切り替えられると、図6(a)のように、トランジスタTr1に制御信号が入力される。これにより、リレーRLの出力側ラインが遮断され、電源回路10の直流生成部2および交流負荷L3に交流電源ACから交流が入力されなくなる。すると、トランスTfの一次巻線N1に電流が入力されなくなり、補助巻線N3への電流の出力が停止される。つまり、電源IC5のポートCに電圧調整駆動電源が入力されない状態となり、電源IC5の運転が停止されるとともに、ポートDとポートSの間の導通が遮断される。
トランスTfの一次巻線N1への電流の入力が停止されることで、一次巻線N1から二次巻線N2への電気エネルギーの伝達は停止されるが、出力部コンデンサC2は、通常モードにあった間に既に充電されて電気エネルギーを蓄えている。一次巻線N1への入力の停止後は、出力部コンデンサC2が放電によってこの電気エネルギーを放出する。出力部コンデンサC2から放出された電気エネルギーは、定電圧出力部4に入力され、電圧変換されて、直流負荷L1に駆動電源として供給される。
放電の進行に伴い、図6(b)のように、時刻t1より、定電圧出力部4に入力される電圧V0が、通常モードにおいて出力されていた定格駆動電圧Vw’(12V)から徐々に低下する。しかし、入力電圧V0が変換閾電圧Vth1(例えば6.5V)以上であるかぎり、定電圧出力部4からの出力電圧V1は、定格出力電圧Vr(5V)のまま、一定値をとっている(図6(c)参照)。これにより、制御部など直流負荷L1を構成する機器は、待機モードにおいて必要な機能を実行することができる。
仮に、放電がさらに進行して定電圧出力部4に入力される電圧V0が変換閾電圧Vth1を下回ると、定電圧出力部4から出力される電圧V1は、定格出力電圧Vrから低下してしまう。すると、直流負荷L1を構成する機器が待機モードにおいて必要な機能を実行できなくなってしまう。そこで、制御部は、定電圧出力部4への入力電圧V0が変換閾電圧Vth1を下回る前の時刻t2において、制御信号の出力を停止する。すると、直流生成部2への交流の入力が再開され、直流生成部2からの出力電圧V0が上昇し始める。出力部コンデンサC2への充電も再開される。
直流生成部2からの出力電圧V0が、時刻t0において交流の入力が遮断される前の水準(12V)に回復する時刻t3において、遮断部11のトランジスタTr1への制御信号の入力が再度開始され、直流生成部2への交流の入力が再度停止される。このように、時刻t0〜t1と同様のオフ期間(遮断期間)と、時刻t2〜t3と同様のオン期間が交互に繰り返される。
以上のように、直流生成部2への電源供給のオン/オフが、直流生成部2からの出力電圧V0と定電圧出力部4の変換閾電圧Vth1の関係性に基づいて制御されるが、本実施形態においては、オン/オフの切替は、トランジスタTr1に制御信号を出力する制御部が記憶しているオフ期間およびオン期間の長さに基づいて、時間をパラメータとして行われている。オン期間およびオフ期間の長さは、事前の試験に基づいて定められて、あるいは三端子レギュレータRgの電圧降下や出力部コンデンサC2の静電容量等、電源回路10の構成部材の特性値の情報に基づいてあらかじめ算出されて、制御部に記憶されている。
このように、オフ期間の間は直流生成部2への電源入力が遮断されるが、定電圧出力部4に入力される電圧V0が変換閾電圧Vth1を下回ることがないように、オン期間へと切替えられるので、図6(c)に示すように、定電圧出力部4から出力される電圧V1は、低下されることがなく、定格出力電圧Vrを一定に維持する。これにより、制御部をはじめとする直流負荷L1の構成部材は、待機モードにおいて必要な機能を安定に発揮し続けることができる。上記のように、高定格負荷L2は待機モードにおいて完全に停止されるので、オフ期間における電圧Voの低下は、直流負荷L1および高定格負荷L2を含む電気電子機器の待機モードにおける動作に、支障を与えない。
オフ期間においては、交流電源ACと直流生成部2の間の電気的接続が遮断され、電源回路10への電源供給が完全に遮断される。電源IC5についても、電圧調整駆動電源の供給が遮断され、完全に停止される。これにより、オフ期間の間は、電源IC5における消費電力がゼロとなる。特許文献1および特許文献2に記載される電源回路のように、従来一般の電源回路においては、節電モードにおいて、電源ICは電源を投入して駆動された状態に維持され、電源ICにおけるスイッチング制御の様式や、電源回路中の電源IC以外の構成要素の制御様式を工夫することで、待機モードにおける節電を図ってきた。しかし、電源ICが駆動され続けるかぎり、電源ICにおいて電力が消費され続ける。これに対し、本電源回路10では、待機モード中のオフ期間には、電源IC5への電源供給を遮断することで、オフ期間に相当する時間の電源IC5での消費電力をゼロとすることで、待機モードにおける節電性を向上している。
本電源回路10は、電源IC5を用いてトランスTfへの入力にオン期間/オフ期間という周期的変調を加えることで出力電圧V0を調整し、節電を図るという意味において、特許文献2等に記載されるようなバースト制御に類似している。しかし、バースト制御は、電源ICの機能を用いて行われるものであり、電源ICは常時運転された状態にあるのに対し、本電源回路10においては、上記のように、オフ期間の間は電源IC5が完全に停止される点において両者は異なり、本電源回路10の方が高い節電効率を達成できる。また、バースト制御においては、入力電流に加える変調の周期および波形が、電源ICの特性によって規定されているのに対し、本電源回路10においては、オフ時間およびオン時間の長さを任意に設定することができる。特に、従来のバースト制御を行う電源ICにおいては、トランスへの入力を停止する時間の長さは、コンデンサ等を経て出力される電圧波形に低下が発生しないように規定されており、典型的にはその時間は数ミリ秒オーダーである。これに対し、本電源回路10においては、オフ期間を任意に長くとることができる。典型的には、オフ期間は、数百ミリ秒〜数秒オーダー(バースト制御における入力停止期間の100倍以上)とされる。電源IC5、とりわけFET(Sw1)においては、スイッチング動作自体によっても、電力が消費されるが(スイッチング損失)、オフ期間を長くとることで、スイッチング回数を少なくすることができ、スイッチング損失を低下することによっても、電源IC5における消費電力が低減される。
また、本電源回路10においては、交流電源ACと直流生成部2の間という、電源回路10の最も上流の部位において、オフ期間における交流の入力を遮断部11によって遮断することから、電源IC5のみならず、電源回路10の他の構成部材においても、消費電力を低減することができる。具体的には、オフ期間には、フィードバック部3を構成する各抵抗やフォトダイオードに電流が流れなくなり、これらにおける電力消費がなくなる。特に、フォトダイオードでの消費電力の低減効果が大きい。また、三端子レギュレータRgに入力される電圧V0が小さくなることで、三端子レギュレータRg内部での電圧降下に伴う発熱による電力損失が小さくなる。オフ期間が周期的に設けられることで、図6(b)に示されるように、直流生成部2の出力電圧V0の実効値(出力電圧V0の時間平均)Veffが、低くなり、上記各素子における消費電力の低下量は、実効値Veffの低下量に応じたものとなる。例えば、図6の例では、電圧V0の実効値Veffは、オフ期間が設けられない場合には12Vであるのに対し、オフ期間が設けられることで、10V程度にまで低下されており、フィードバック部3および三端子レギュレータRgにおいて、この低下量に応じた電力が削減される。さらに、フィードバック部3から電源IC5のポートCへのフィードバック信号の入力も、オフ期間において停止されるため、コイルの補助巻線N3部分での電力損失を削減することができる。具体的には、フィードバック信号の電流値に補助巻線N3部への印可電圧およびオフ期間の長さを乗じた分の電力損失を削減することができる。これらの他にも、スナバ回路Sn等、電源回路10の各部において、オフ期間を設けることによる消費電力低減の効果を得ることができる。
本電源回路10においては、遮断部11が交流負荷L3よりも上流に設けられているので、オフ期間において、直流に変換された後の部位のみではなく、交流負荷L3においても待機モードにおける消費電力を低減することができる。つまり、オフ期間においては、ゼロクロス回路等の交流負荷L3への電源入力もゼロとなり、電力が消費されない状態となる。この点において、本第一の実施形態にかかる電源回路10は、後述する第二の電源回路20のように、直流に変換された後の部位に遮断部11が設けられる形態と比較して、高い節電効率を得ることができる。
以上のように、本電源回路10においては、待機モード中のオフ期間において、交流電源ACからの入力が完全に遮断されるので、図6(d)に示したように、オフ期間においては、入力される電力、つまり電源回路10およびそれによって駆動される電気電子機器における待機電力が完全にゼロとなる。これにより、例えば、オフ期間が設けられない場合の待機電力1.0Wである場合に、実効値Weffとしての待機電力が0.3W程度にまで低減される。なお、オン期間の初期には、出力部コンデンサC2の充電等のために、入力電力がオフ期間が設けられない場合の値(1.0W)を上回ることもあり、例えば図6(d)では1.2Wとなっているが、一次的なものであり、待機モード全体の実効値Weffとしては、上記のように消費電力を低減することができる。
このように、単純な構成を有する遮断部11を設け、待機モードにおいて、電源入力を遮断するオフ期間を設けることで、電源回路10およびそれによって駆動される電気電子機器全体として、待機電力を大幅に削減することができる。しかも、従来一般の電源回路に遮断部11を付加するのみでよいので、このような待機電力削減を行える電源回路10を、低コストで製造することができる。
最後に、本実施形態にかかる電源回路10の変形形態として、遮断部11を、待機モードにおいて周期的に電源入力を遮断する用途に加え、電源ブレーカとしての用途にも兼用する形態が考えられる。つまり、待機モードにおけるオフ期間のみならず、漏電や過電流状態等が検知された際にも、制御部がトランジスタTr1に制御信号を発するようにし、交流電源ACからの交流の入力を停止させればよい。
<第二の実施形態>
上記第一の実施形態にかかる電源回路10においては、交流電源ACと直流生成部2の間に遮断部11を設け、待機モードのオフ期間において、電源回路10に入力される交流全体を遮断することで、高い節電効率を達成したが、このように、大電流の交流を遮断できるスイッチは、リレーやソリッド・ステート・リレー(SSR)等、比較的高価なものとなる。さらに安価な素子を用いて遮断部を構成した例として、第二の実施形態にかかる電源回路20について、以下に説明する。
第二の実施形態にかかる電源回路20は、図2に示すように、遮断部21の構成が上記第一の実施形態にかかる電源回路10と異なり、遮断部21以外の構成は、第一の実施形態にかかる電源回路10と同様である。本実施形態にかかる電源回路20においては、遮断部21は、一次側の整流平滑化部よりも下流に配置され、待機モードのオフ期間において、交流ではなく、直流を遮断する。
具体的には、遮断部21は、制御信号の入力を受けて制御されるトランジスタTr2を有している。トランジスタTr2のエミッタ−コレクタ間は、トランスTfの補助巻線N3の出力部とフォトカプラPC1のフォトトランジスタを接続するラインの途中に挿入されている。これにより、トランジスタTr2が直流生成部2を流れる電流を直接オン/オフ制御する。
トランジスタTr2が、エミッタ−コレクタ間に導通が形成されるように制御されている状態においては、トランスTfの補助巻線N3から、フォトカプラPC1のフォトトランジスタを介して、電源IC5に駆動電源が供給されている。これにより、電源IC5は、出力電圧V0を一定に保つように、スイッチング制御を行う。一方、待機モードにおいて、トランジスタTr2のエミッタ−コレクタ間の導通が切断されると、電源IC5に電圧調整駆動電源が供給されなくなる。すると、電源IC5の運転が停止され、第一の実施形態にかかる電源回路10の場合と同様に、トランスTfからの出力が停止され、出力部コンデンサC2からの放電による定電圧出力部4への入力の供給が開始される。そして、定電圧出力部4への入力電圧V0が変換閾電圧Vth1を下回る前に、トランジスタTr2のエミッタ−コレクタ間の導通が再度形成され、電源IC5の運転が再開される。
本実施形態にかかる電源回路20おいても、第一の実施形態にかかる電源回路10の場合と同様に、待機モードにおいて、周期的に電源IC5への電圧調整駆動電源の供給が停止されるオフ期間が設けられ、オフ期間においては、電源IC5において電力が消費されなくなる。また、これに伴い、フィードバック部3の構成素子、三端子レギュレータRg等、二次側回路の各部においても、消費電力が低減される。交流負荷L3以外の部位においては、第一の実施形態にかかる電源回路10と同程度の節電効率が得られる。
一方、本電源回路20においては、直流変換後の電流を遮断することで電源IC5への電源供給を停止するので、直流に変換される前の交流の供給は、オフ期間においても、オン期間と同様に継続される。具体的には、ゼロクロス回路等の交流負荷L3に対する電源供給は、オフ期間においても継続される。つまり、第一の実施形態にかかる電源回路10とは異なり、交流負荷L3部への駆動電源の入力を遮断することによる節電は、行われない。このように、本電源回路20は、節電効率においては、第一の実施形態にかかる電源回路10に及ばない。しかしながら、本電源回路20は、製造コストの低さにおいては、第一の実施形態にかかる電源回路10よりも優れている。つまり、本電源回路20においては、遮断部21が直流を遮断するものであり、直流を遮断できるスイッチ素子を使用して構築することができる。一般に、直流を遮断するスイッチ素子は、リレーに代表される交流を遮断するスイッチ素子よりも安価であり、例えば汎用的な半導体トランジスタを用いることができる。
<第三の実施形態>
以上に示した第一の実施形態および第二の実施形態にかかる電源回路10,20においては、制御信号を発する制御部に記憶されたオン期間およびオフ期間の長さの情報をもとに、時間をパラメータとして、待機モードにおけるオン期間およびオン期間の切替えを行った。これに対し、実際に直流生成部2の出力電圧V0をモニターしながら、出力電圧V0をパラメータとしてオン期間およびオフ期間の切替えを行う形態を、第三の実施形態にかかる電源回路30として、次に説明する。なお、説明は第一の実施形態にかかる電源回路10の構成を基本とし、そこに電圧検知部32を付加したものとして行うが、第二の実施形態にかかる電源回路20においても、同様の電圧検知部32の構成を適用することができる。この点に関しては、次に述べる第四の実施形態にかかる電源回路40においても同様である。
第三の実施形態にかかる電源回路30は、上記第一の実施形態にかかる電源回路10に加えて、電圧検知部32を有する。電圧検知部32は、直流生成部2の出力部のすぐ下流に設けられ、直流生成部2から出力された電圧V0の値を検知する。そして、検知した電圧V0の値を、遮断部11のトランジスタTr1に制御信号を出力する制御部に送る。
電圧V0の値を読み取れるならば、電圧検知部32の具体的な構成はどのようなものであってもよく、例えば、直流生成部2の出力部の高電位側ラインと低電位側ラインの間に分圧抵抗を接続し、分圧抵抗を構成する2つの抵抗の間の接続点を制御部の入力ポートに接続するようにすればよい。これにより、直流生成部2の出力電圧V0に比例した電圧信号が制御部に入力される。このように分圧抵抗を利用する場合に、フィードバック部3を構成する抵抗R3と抵抗R4よりなる分圧抵抗を、電圧検知部32として兼用してもよい。つまり、シャントレギュレータSRに入力される抵抗R3と抵抗R4の接続点からの電圧信号を、トランジスタTr1に制御信号を発する制御部にも同時に入力するようにすればよい。
電圧検知部32から直流生成部2の出力電圧V0に関する信号を受けた制御部は、出力電圧V0があらかじめ定められた遮断閾電圧Vth2以下であるかどうかを判定する。遮断閾電圧Vth2は、定電圧出力部4が定格出力電圧Vrを出力するために必要な最低限の入力電圧である変換閾電圧Vth1以上の値に設定される。例えば変換閾電圧Vth1が6.5Vの時に、遮断閾電圧Vth2を7.0Vとすることができる。図7(b)に示すように、待機モードにおいて、制御部は、時刻t0で遮断部11のトランジスタTr1に制御信号を入力することで、直流生成部2への入力を遮断する。その後、時刻t2’において、電圧検知部32によって検知される直流生成部2の出力電圧V0が、遮断閾電圧Vth2まで降下したのを検知すると、トランジスタTr1への制御信号の入力を停止し、直流生成部2への交流の入力を再開する。
第一の実施形態にかかる電源回路10においては、時間をパラメータとして、待機モードにおける直流生成部2への電源入力の有無を制御していたので、設計保証として、オフ期間からオン期間に切替えるタイミングを、定電圧出力部4に入力される電圧V0が変換閾電圧Vth1を下回らないように、余裕をもって設定する必要があった。電源回路10の各構成部材の特性の変動や経年変化等によって万一電圧V0が変換閾電圧Vth1を下回ることがあると、制御部等、直流負荷L1の運転が停止されてしまうからである。これに対し、本第三の実施形態にかかる電源回路30においては、実際に定電圧出力部4に入力される電圧V0を電圧検知部32によって常時監視し、その電圧V0が変換閾電圧Vth1以上の値を有する遮断閾電圧Vth2を下回らないように、オフ期間からオン期間への切替えを行う。これにより、オフ期間からオン期間の切替えのタイミングに余裕を持たせておくことが必要でなくなる。その結果、図7に示すように、(b)の第三の実施形態の電源回路30においては、オフ期間の長さt2’−t0を、(a)の第一の実施形態の電源回路10におけるオフ期間の長さt2−t0よりも長くとることができる。このことと、オフ期間からオン期間への切替え時の電圧V0の値が小さいことの効果により、電圧V0の実効値Veffも、第一の実施形態の場合よりも小さくなる。例えば、第一の実施形態の場合は10V程度であった実効値Veffを9V程度にまで低減することができる。これらの効果により、本第三の実施形態にかかる電源回路30においては、待機モードにおいて、第一の実施形態における電源回路10よりも高い節電効率を得ることができる。
<第四の実施形態>
最後に、上記第三の実施形態にかかる電源回路30をもとに、さらに待機モードにおける節電効率が向上された電源回路40を、第四の実施形態として示す。第四の実施形態にかかる電源回路40においては、上記第三の実施形態にかかる電源回路30に加え、直流生成部2から出力される電圧V0を切り替える電圧切替部43を有する。
電圧切替部43は、電圧切替用負荷として機能する抵抗R6と、エミッタ−コレクタ間が抵抗R6に直列に接続されたトランジスタTr3を有してなっている。抵抗R6およびトランジスタTr3は、フィードバック部3の分圧抵抗を構成する高電位側の抵抗R3に並列に接続されており、トランジスタTr3のベース端子に制御信号が入力されていない間は、抵抗R6が回路に挿入されない状態にあり、トランジスタTr3のベース端子に制御信号が入力されると、抵抗R6が抵抗R3に並列に挿入されるようになる。
抵抗R6が回路に挿入されると、直流生成部2に交流が入力されているオン期間における出力電圧V0が、挿入前の値(例えば12V)が、それよりも小さい切替電圧Vs(例えば7.5V)にまで低下される。切替電圧Vsは、定電圧出力部4が所定の定格出力電圧Vr(例えば5V)を出力できる最低の入力電圧である変換閾電圧Vth1(例えば7.5V)およびオフ期間からオン期間への切替えが行われる遮断閾電圧Vth2(例えば7.0V)よりも大きく設定されている。
時刻t0において通常モードから待機モードに切替えられると、電圧切替部43のトランジスタTr3に制御信号が入力され、抵抗R6が抵抗R3に並列に接続される。この後、待機モードにある間は、遮断部11のオン期間、オフ期間を通して、トランジスタTr3に制御信号が入力され、抵抗R6が接続された状態が維持される。また、時刻t0においては、電圧切替部43のトランジスタTr3と同時に、遮断部11のトランジスタTr1にも制御信号が入力され、直流生成部2への交流の入力が停止されて、オフ期間が開始される。すると、図7(c)のように、電圧V0が、通常モードにおける値(12V)から切替電圧Vs(7.5V)に低下するとともに、出力部コンデンサC2の放電に伴う電圧低下がこれに重畳される。
そして、時刻t2”において電圧V0が遮断閾電圧Vth2(7.0V)に達すると、遮断部11のトランジスタTr1への制御信号の入力が停止され、直流生成部2への交流の入力が再開されて、オン期間となる。次に、時刻t3”において電圧V0が切替電圧Vs(7.5V)に達すると、再度オフ期間が開始される。
このように、待機モードにおいて、電圧切替部43を用いて、通常モードにある時よりもオン期間の出力電圧V0を低下させておくことで、電圧切替部43を設けない上記第三の実施形態の場合と比較して、オフ期間における出力部コンデンサC2の放電による電圧V0の低下の速度が遅くなり、オフ期間の長さ(t2”−t0)が長くなる。そして、出力電圧V0の値自体が小さくなっていることの効果と合わせて、出力電圧V0の実効値Veffが小さくなる。図7(c)では実効値Veffが7V程度にまで低下されている。これらの効果により、待機モードにおける消費電力が、第三の実施例にかかる電源回路30の場合よりも、さらに大きく低減される。
なお、本実施形態にかかる電源回路40においては、通常モードから待機モードに移行して抵抗R6を接続すると、分圧抵抗における分圧比が変化することで、出力電圧V0の値と電源IC5のポートCに入力される電流値の関係性が変化する。よって、通常モードにある時と、待機モードのオン期間にある時とで、電源IC5における電圧V0の解釈に用いるパラメータは適宜切り替える必要がある。また、待機モードにおいて、電圧切替部43を用いて電圧V0を低下させることによって、高定格負荷L2に入力できる電圧V0が切替電圧Vsにまで低くなり(例えば7.5V)、高定格負荷L2の定格駆動電圧Vw’(例えば12V)を下回ってしまうので、高定格負荷L2が駆動できないことになってしまう。しかし、第一の実施形態の冒頭部に記載したように、高定格負荷L2は、待機モードにおいて完全に停止されるものであり、電圧V0の低下は影響を与えない。ただし、待機モードにおいても通常モードと同じ電圧の入力を受けて高定格負荷L2が運転される電気電子機器には、本実施形態にかかる電源回路40は適用できないことになる。
上記では、電圧切替部43を構成する電圧切替用負荷は、分圧抵抗を構成する抵抗R3に並列に接続されるR6であった。しかし、電圧切替用負荷の構成はこれに限られず、直流生成部2の出力部コンデンサC2と定電圧出力部4の間に接続されることで、直流生成部2の出力電圧V0を低下させられるものであれば、どのようなものでも構わない。また、電圧検知部32を備えない第一の実施形態(または第二の実施形態)にかかる電源回路10(20)に、電圧切替部43を設ける構成としてもよい。この場合は、切替電圧Vsを、変換閾電圧Vth1よりも大きな値として設定すればよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、電源回路に使用される各素子は、上記のものに具体的に限定される訳ではなく、同等の役割を果たすものであれば、いかなるものを使用してもよい。例として、電圧調整手段として、電源ICの代わりに、入力電流のスイッチングに特化したスイッチング回路を、オペアンプ等を用いて構築したものを用いてもよい。
2 直流生成部
3 フィードバック部
4 定電圧出力部
5 電源IC
10,20,30,40 電源回路
11,21 遮断部
32 電圧検知部
43 電圧切替部

Claims (5)

  1. 待機モードにおいて通常時よりも消費電力の小さい状態で運転される直流負荷に、駆動電源を供給する電源回路において、
    交流電源から入力された交流を直流に変換し、充電と放電を行う充放電部を介して出力する直流生成手段と、
    前記直流生成手段と前記直流負荷の間に接続され、変換閾電圧以上の電圧を有する直流が入力されると、一定の定格出力電圧に変換して前記直流負荷に入力する定電圧出力手段と、
    前記交流電源から前記直流生成手段に入力された電気エネルギーの一部である電圧調整駆動電源によって駆動されて、前記直流生成手段から出力される直流の電圧を調整し、前記電圧調整駆動電源が入力されていない間は、前記直流生成手段における交流から直流への変換を停止する電圧調整手段と、
    前記待機モードにおいて、前記定電圧出力手段に入力される電圧が前記変換閾電圧以上である遮断期間の間だけ、前記電圧調整手段への前記電圧調整駆動電源の入力を遮断する遮断手段と、
    前記待機モードにおいて前記直流生成手段と前記定電圧出力手段の間に電圧切替用負荷を接続する電圧切替手段と、を有し、
    前記電圧切替用負荷は、前記遮断手段が前記電圧調整手段への前記電圧調整駆動電源の入力を遮断していない状態で前記直流生成手段から出力される電圧を、前記変換閾電圧よりも大きい値を有する切替電圧にまで低下させるものであることを特徴とする電源回路。
  2. 前記遮断手段は、前記交流電源と前記直流生成手段の間に設けられ、前記遮断期間において、前記直流生成手段への交流の入力を遮断するものであることを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記遮断手段と前記直流生成手段の間に、交流負荷をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の電源回路。
  4. 前記電源回路は、前記定電圧出力手段に入力される電圧を検知する電圧検知手段をさらに有し、
    前記電圧検知手段が検知した電圧が、前記変換閾電圧以上の値を有する遮断閾電圧に達した時に、前記遮断期間が開始されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電源回路。
  5. 前記直流生成手段は、入力された交流を整流平滑化する一次側整流平滑化部と、トランスと、前記一次側整流平滑化部によって整流平滑化された電流をスイッチングして前記トランスの一次側に入力するスイッチング部と、前記トランスの二次側の出力電流を整流平滑化するとともに前記充放電部として機能する二次側整流平滑化部と、を有してなり、
    前記定電圧出力手段は、定電圧レギュレータを有してなり、
    前記遮断部は、制御信号の入力を受けて電流を遮断するスイッチを有してなり、
    前記スイッチング部は、前記トランスの一次側に入力する電流のスイッチング間隔を制御することによって前記直流生成手段の出力電圧を調整し、前記電圧調整手段として機能することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の電源回路。
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