JP6417715B2 - 絶縁型直流電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源装置に関し、特に電圧変換用トランスを備えた絶縁型直流電源装置に利用して有効な技術に関する。
直流電源装置には、交流電源を整流するダイオード・ブリッジ回路と、該回路で整流された直流電圧を降圧して所望の電位の直流電圧に変換する絶縁型DC−DCコンバータなどで構成されたAC−DCコンバータがある。かかるAC−DCコンバータとしては、例えば電圧変換用トランスの一次側巻線と直列に接続されたスイッチング素子をPWM(パルス幅変調)制御方式やPFM(パルス周波数変調)制御方式等でオン、オフ駆動して一次側巻線に流れる電流を制御し、二次側巻線に誘起される電圧を制御するようにしたスイッチング電源装置が知られている。
ところで、AC−DCコンバータにおいては、定格負荷電流(或いは最大負荷電流)が規定されており、二次側に流れる電流が定格負荷電流以上に増加する過電流状態が発生すると電源装置がダメージを受けることがあるので、一次側の制御回路に過電流検出機能および過電流を検出した場合に制御動作を停止させる過電流保護機能を設けることがある(特許文献1参照)。
また、スイッチング制御方式のAC−DCコンバータにおいては、一次側の制御動作のために、一次側のスイッチング素子と直列に電流検出用の抵抗を設けるとともに、一次側制御回路(IC)には該抵抗により電流−電圧変換された電圧が入力される端子(電流検出端子)を設けているものがある。
上記のように、電流検出用の抵抗で電流−電圧変換した電圧と、二次側からの制御信号によって出力電圧を制御するように構成したAC−DCコンバータにおいては、異物や小生物の侵入等で電流検出用抵抗が短絡したり電流検出端子と接地点との間が短絡したりする事故が発生することが考えられるので、そのような場合には、速やかに保護回路を作動させてスイッチング動作を停止させ、電源装置を構成するデバイスがダメージを受けるのを回避する必要がある。
一方、スイッチング制御方式のAC−DCコンバータにおいては、ソフトスタートによるスイッチング素子の停止信号、通常制御動作におけるスイッチング素子の停止信号、または過電流保護によるスイッチング素子の停止信号のいずれも発生しなかった時に、スイッチング素子の駆動パルスのデューティ(Ton/Tcycle)に最大値(例えば85%〜90%)を設定し、駆動パルスが最大デューティを超えないように制限をかけることが行われている(Tonはオン時間、Tcycleは1周期の時間)。
特開2005−341730号公報 特開平06−62564号公報
しかしながら、電流検出用端子の電圧を監視して出力電圧制御を行うように構成したAC−DCコンバータにおいては、電流検出用抵抗の両端子間または電流検出端子−接地点間が短絡すると、一次側に流れる電流が増加しても電流検出端子の電位が上昇しないため出力電圧制御が働かず、スイッチング素子が本来のオフタイミングでオフせず、駆動パルスが最大デューティになってオフされることとなる。
そのため、一次側の電流は、通常の電圧制御状態であれば図7(A)に示すようにオフタイミングを発生するコンパレータの比較電圧Vcspに相当する電流値Icspに達するとスイッチング素子がオフされることで0になるものが、上記のような短絡状態では図7(B)に示すように、電流値Icspを超えて増加してしまう。そして、駆動パルスの最大デューティに対応するオン時間TonMAXを経過した後にスイッチング素子がオフされるものの、一次側巻線に蓄積されたエネルギーの二次側への放出が完了する前に次のサイクルのオン期間が開始されるため、オフ期間が非常に短くなって一次側巻線にさらに大きな電流が流れるようになり、スイッチング素子などのデバイスに過大なストレスがかかりダメージを与えてしまうという課題がある。
なお、チョッパ方式のスイッチングレギュレータにおいて、電流検出用抵抗の端子間電圧を検出する回路を設け、両端間電圧が0Vになったことを検出した場合に基準電圧発生回路の出力を低下させることで、スイッチング制御回路の動作を停止させるようにした発明が提案されている(特許文献2参照)。
しかし、特許文献2に開示されている発明は、AC−DCコンバータではなくスイッチングレギュレータ(DC−DCコンバータ)の発明であり本発明とは対象が異なるとともに、電流検出端子と接地点との間が短絡した場合の停止動作について開示していないため、電流検出端子の短絡によるデバイスの破壊を防止することができない。また、電源投入直後の電流検出用抵抗の端子間電圧は0であるので、電流検出用抵抗の両端子間が短絡していなくても回路起動時に過電流保護機能が働いてしまうという問題もある。
本発明は上記のような背景の下になされたもので、その目的とするところは、電圧変換用のトランスを備え一次側巻線に流れる電流をオン、オフして出力を制御する絶縁型直流電源装置において、電流検出用抵抗が短絡したり電流検出端子と接地点との間が短絡した場合に、速やかに一次側巻線に電流が流れないようにしてスイッチング素子などのデバイスがダメージを受けるのを防止することができる技術を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、
電圧変換用のトランスと、該トランスの一次側巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子と、前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と前記トランスの二次側からの出力電圧検出信号が入力されることで前記スイッチング素子をオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する電源制御回路とを有する絶縁型直流電源装置であって、
前記電源制御回路は、
前記スイッチング素子を周期的にオンさせるタイミングを与えるクロック信号を発生するクロック生成回路と、
前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と前記トランスの二次側からの出力電圧検出信号に基づいて前記スイッチング素子をオフさせるタイミングを与える電圧/電流制御回路と、
前記駆動パルスのデューティが予め定めた所定の最大デューティに達すると前記駆動パルスを強制的に立ち下げるための信号を生成するデューティ制限回路と、
を備え、所定の第1の条件と第2の条件が成立した場合に、前記電源制御回路が前記スイッチング素子をオン、オフ制御する前記駆動パルスの生成を前記クロック生成回路によるクロック信号の生成動作を停止することで停止し、または前記電源制御回路が前記スイッチング素子をオフ状態に固定する前記駆動パルスを生成して、前記スイッチング素子オン、オフ制御動作を停止するものであり、
前記第1の条件は前記出力電圧検出信号が入力される端子の電圧が所定の電圧以下であることであり、
前記第2の条件は、前記駆動パルスのデューティが予め定めた所定の最大デューティに達したこと、または前記デューティ制限回路から出力される前記駆動パルスを強制的に立ち下げるための信号以外の駆動パルス立下げ信号のいずれも生成されていないこと、とした。
上記した構成によれば、最大デューティ制限動作が開始した後、フィードバック端子の電圧が所定のしきい値電圧以下になると発振器の動作が停止されるため、電流検出用抵抗が短絡したり電流検出端子と接地点との間が短絡した場合に、速やかに一次側巻線に電流が流れないようにしてスイッチング素子などのデバイスがダメージを受けるのを防止することができる。
ここで、前記電源制御回路は、前記デューティ制限回路により生成された信号によって前記駆動パルスのデューティが前記最大デューティに制限されていることを検出する最大デューティ検出回路を備え、
前記第2の条件は、前記駆動パルスのデューティが予め定めた所定の最大デューティに達したこと、とする。
あるいは、前記電源制御回路は、前記一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と比較電圧とを比較して前記トランスの二次側の過電流状態を検出するための過電流検出回路を備え、
前記第2の条件は、前記電圧/電流制御回路から出力される信号と、前記過電流検出回路から出力される信号のいずれも生成されていないこと、としてもよい。
また、前記電源制御回路は、電源投入時に一次側巻線に過大な電流が流れないように徐々に一次側電流を増加させるためのソフトスタート回路を備え、
前記第2の条件は、前記電圧/電流制御回路から出力される信号と、前記ソフトスタート回路から出力される信号のいずれも生成されていないこと、とする。
さらに、前記電源制御回路は、電源投入時に一次側巻線に過大な電流が流れないように徐々に一次側電流を増加させるためのソフトスタート回路を備え、
前記第2の条件は、前記電圧/電流制御回路から出力される信号、前記過電流検出回路から出力される信号、前記ソフトスタート回路から出力される信号のいずれも生成されていないこと、としてもよい。
本発明によれば、電圧変換用のトランスを備え一次側巻線に流れる電流をオン、オフして出力を制御する絶縁型直流電源装置において、電流検出用抵抗が短絡したり一次側制御回路(IC)の電流検出端子と接地点との間が短絡した場合に、速やかに一次側巻線に電流が流れないようにしてスイッチング素子などのデバイスがダメージを受けるのを防止することができるという効果がある。
本発明に係る絶縁型直流電源装置としてのAC−DCコンバータの一実施形態を示す回路構成図である。 図1のAC−DCコンバータにおけるトランスの一次側制御回路(電源制御用IC)の構成例を示すブロック図である。 実施例の電源制御用ICにおける通常動作時の電流検出端子CSの電圧Vcsの変化の様子を示す波形図である。 実施例の電源制御用ICにおける電流検出抵抗もしくはICの電流検出端子とGNDが短絡した時の1次側電流と出力電圧Voutとフィードバック電圧VFBの変化の様子を示す波形図である。 電源制御用ICの第2の実施例を示すブロックである。 第2の実施例の電源制御用IC内部における各種リセット信号の生成の様子を示すタイミングチャートである。 従来のAC−DCコンバータにおける正常時とCS端子短絡時の1次側電流の変化の様子を示す波形図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した絶縁型直流電源装置としてのAC−DCコンバータの一実施形態を示す回路構成図である。
この実施形態のAC−DCコンバータは、コモンモードコイルなどからなるノイズ遮断用のフィルタ11と、交流電圧(AC)を整流し直流電圧に変換するダイオード・ブリッジ回路12と、整流後の電圧を平滑する平滑用コンデンサC1と、一次側巻線Npと二次側巻線Nsおよび補助巻線Nbとを有する電圧変換用のトランスT1と、このトランスT1の一次側巻線Npと直列に接続されたNチャネルMOSFETからなるスイッチングトランジスタSWと、該スイッチングトランジスタSWを駆動する電源制御回路13を有する。この実施形態では、電源制御回路13は、単結晶シリコンのような1個の半導体チップ上に半導体集積回路(以下、電源制御用ICと称する)として形成されている。
上記トランスT1の二次側には、二次側巻線Nsと直列に接続された整流用ダイオードD2と、このダイオードD2のカソード端子と二次側巻線Nsの他方の端子との間に接続された平滑用コンデンサC2とが設けられ、一次側巻線Npに間歇的に電流を流すことで二次側巻線Nsに誘起される交流電圧を整流し平滑することによって、一次側巻線Npと二次側巻線Nsとの巻線比に応じた直流電圧Voutを出力する。
さらに、トランスT1の二次側には、一次側のスイッチング動作で生じたスイッチングリップル・ノイズ等を遮断するためのフィルタを構成するコイルL3およびコンデンサC3が設けられているとともに、出力電圧Voutを検出するための検出回路14と、該検出回路14に接続され検出電圧に応じた信号を一次側の電源制御回路13へ伝達するフォトカプラの発光側素子としてのフォトダイオード15aが設けられている。そして、一次側には、上記電源制御用IC13のフィードバック端子FBと接地点との間に接続され上記検出回路14からの信号を受信する受光側素子としてのフォトトランジスタ15bが設けられている。
また、この実施形態のAC−DCコンバータの一次側には、上記補助巻線Nbと直列に接続された整流用ダイオードD0と、このダイオードD0のカソード端子と接地点GNDとの間に接続された平滑用コンデンサC0とからなる整流平滑回路が設けられ、該整流平滑回路で整流、平滑された電圧が上記電源制御用IC13の電源電圧端子VDDに印加されている。これとともに、ダイオード・ブリッジ回路12で整流される前の電圧(または整流された後の直流電圧)が、ダイオードD1および抵抗R1を介して電源制御用IC13の高圧起動端子HVに印加され、電源起動時の補助巻線Nbに電圧が誘起される前に電源制御用IC13を動作させることができるように構成されている。
さらに、本実施形態においては、スイッチングトランジスタSWのソース端子と接地点GNDとの間に電流検出用の抵抗Rsが接続されているとともに、スイッチングトランジスタSWと電流検出用抵抗RsとのノードN1と電源制御用IC13の電流検出端子CSとの間に抵抗R2が接続されている。さらに、電源制御用IC13の電流検出端子CSと接地点との間にはコンデンサC4が接続され、抵抗R2とコンデンサC4によりローパスフィルタが構成されるようになっている。
次に、上記電源制御用IC13の具体的な構成例について説明する。
(第1実施例)
本実施例の電源制御用IC13は、スイッチングトランジスタSWをオン、オフする駆動パルスのデューティ(Ton/Tcycle)が予め決められた最大デューティに達することで最大デューティ制限機能が働きかつ二次側からのフィードバック信号が入力される端子FBの電圧VFBが所定の電位以下に下がった場合に、発振器の動作を強制的に停止させることで、電流検出用抵抗の短絡や電流検出端子−接地間の短絡によりデバイスがダメージを受けるのを防止するように構成されている。
制御用ICが駆動パルスの最大デューティ制限機能を有しており、電流検出用抵抗の両端子間や電流検出端子−接地間が短絡された場合、電流検出端子CSの電位が下がる(0Vとなる)ため、一次側スイッチングトランジスタSWのオン時間は制御用ICが持つ最大デューティによって決まることとなるが、この様な状態はAC電源をオフして、電源装置のバルクコンデンサ電圧が低下した時にも起こり得る(ただし、このとき制御用ICのフィードバック端子電圧は低下しない)。
また、電流検出用抵抗の両端子間や電流検出端子−接地間が短絡された場合、最大デューティ制限機能によって一次側スイッチングトランジスタSWがオフされた後に、二次側の平滑コンデンサに過大なエネルギーが蓄えられ、その結果二次側出力電圧は上昇する。そのため、二次側からフォトダイオードに大きな電流が流れ、制御用ICのフィードバック端子の電圧は急速に低下することとなる。ただし、このようにフィードバック端子電圧が低下する状態は電源の通常動作において負荷が軽い時にも起き得る。
したがって、前述の最大デューティ制限機能の発動とフィードバック端子電圧の急速な低下という2つの条件がそれぞれ単独で成立した場合には、電流検出抵抗の両端子間や電流検出端子−接地間が短絡されたとみなすことは出来ないが、この両者の条件が同時に成立した時には電流検出抵抗の両端子間や電流検出端子−接地間が短絡されたと判定することが出来る。
本実施形態の電源制御用IC13は、このような知見に基づいて電源装置を安全に停止させるように構成したもので、電源制御用IC13内に、フィードバック信号が入力される端子FBの電圧VFBを監視する短絡監視用コンパレータと、最大デューティの駆動パルスが生成されたことを検出する最大デューティ検出回路と、該検出回路の出力との論理積をとる論理回路(ANDゲート)とを設け、該ANDゲートの出力に基づいて発振器の動作を停止させることとした。
図2には、本実施形態の電源制御用IC13の構成例が示されている。
図2に示すように、本実施例の電源制御用IC13は、フィードバック端子FBの電圧VFBに応じた周波数で発振する発振器31と、該発振器31で生成された発振信号に基づいて一次側スイッチングトランジスタSWをオンさせるタイミングを与えるクロック信号CKを生成するワンショットパルス生成回路のような回路からなるクロック生成回路32と、クロック信号CKによってセットされるRS・フリップフロップ33と、該フリップフロップ33の出力に応じてスイッチングトランジスタSWの駆動パルスON/OFFを生成するドライバ(駆動回路)34を備える。
また、電源制御用IC13は、電流検出端子CSに入力されている電圧Vcsを内部回路に適した電位にシフトするレベルシフト回路35と、レベルシフト回路35によりシフトされた電位Vcs’と過電流状態の監視のための比較電圧(スレッシホールド電圧)Vcspとを比較する電圧比較回路としてのコンパレータ36aと、レベルシフト回路35によりシフトされた電位Vcs’とフィードバック端子FBの電圧VFBとを比較するコンパレータ36bと、コンパレータ36aと36bの出力の論理和をとるORゲートG1を備え、ORゲートG1の出力が上記フリップフロップ33のリセット端子に入力されることで、スイッチングトランジスタSWをオフさせるタイミングを与えるように構成されている。なお、外部端子FBと内部電源電圧端子と間にはプルアップ抵抗が設けられており、フォトトランジスタ15bに流れる電流は該抵抗によって電圧に変換される。
さらに、本実施例の電源制御用IC13には、上記クロック生成回路32から出力されるクロック信号CKに基づいて、駆動パルスON/OFFのデューティ(Ton/Tcycle)が予め規定された最大値(例えば85%〜90%)を超えないように制限をかけるための最大デューティリセット信号を生成するデューティ制限回路37と、上記フリップフロップ33の出力を監視してパルスが最大デューティに達したか否か検出するための最大デューティ検出回路39とが設けられており、デューティ制限回路37から出力される最大デューティリセット信号を、ORゲートG2を介して上記フリップフロップ33に供給してパルスが最大デューティに達した場合にはその時点でリセットさせることでスイッチングトランジスタSWを直ちにオフさせる。
また、本実施例の電源制御用IC13には、フィードバック信号が入力される端子FBの電圧VFBを監視する短絡監視用コンパレータ38と、該コンパレータ38の出力と上記最大デューティ検出回路39から出力される検出信号との論理積をとるANDゲートG3と、該ANDゲートG3の出力をラッチするラッチ回路LTが設けられ、該ラッチ回路LTの出力によって発振器31の動作を停止させることができるように構成されている。
短絡監視用コンパレータ38は、フィードバック端子FBの電圧VFBと所定のしきい値電圧VthFBとを比較して、電圧VFBがしきい値電圧VthFBよりも低くなるとハイレベルの信号を出力する。なお、図2の実施例では、ラッチ回路LTの出力によって発振器31の動作を停止させるようにしているが、ラッチ回路LTの出力によって駆動回路34から出力される駆動パルスON/OFFをロウレベル(OFF)に固定させるように構成しても良い。
最大デューティ検出回路39は、例えばフリップフロップ33に供給されるクロックCKよりも充分に高い周波数のクロックでフリップフロップ33の出力パルス(=駆動パルスON/OFF)の周期Tcycleとオン時間Tonを計時するカウンタと、計時された周期Tcycleとオン時間Tonとからオンデューティ(Ton/Tcycle)に相当する電圧を生成する回路と、該回路で生成された電圧と所定の比較電圧とを比較するコンパレータによって実現することができる。周期Tcycleは発振器31の出力またはクロック生成回路32の出力から取得するようにしてもよい。
次に、本実施例の電源制御用IC13の動作について説明する。
本実施例の電源制御用IC13は、二次側の電流が定格負荷電流または最大負荷電流以下である通常状態においては、図3に示すように、電流検出端子CSの電圧Vcs(三角波または台形波)をレベルシフトした電位Vcs’のピーク値が比較電圧Vcspよりも低く、コンパレータ36aの出力はロウレベルである(過電流保護機能は働かない)。そして、電流検出端子CSの電圧Vcsをレベルシフトした電位Vcs’が端子FBの入力電圧VFBよりも高くなると、コンパレータ36bの出力がハイレベルに変化してORゲートG1,G2を介してフリップフロップ33をリセットさせることで、スイッチングトランジスタSWをオフさせる。なお、発振器31の発振信号に基づいてクロック生成回路32で生成されたクロックCKがフリップフロップ33のセット端子に入力されており、発振器31の発振信号がスイッチングトランジスタSWをオンさせるタイミングを与えている。
また、出力電圧Voutが低いほど図1のフォトカプラの発光側素子としてのフォトダイオード15aの順方向電流が減少し、そのために受光側素子としてのフォトトランジスタ15bのコレクタ電流も減少する。その結果、フィードバック端子FBの電圧VFBが上昇するため、該電圧VFBと電流検出端子CSの電圧Vcsをレベルシフトした電位Vcs’とを比較してSWのオフタイミングを与えるコンパレータ36bの判定レベルも上昇する。この結果、フリップフロップ33をリセットさせるタイミングが遅くなって駆動パルスのパルス幅が大きくなり、一次側ピーク電流及び平均電流が増大して、出力電圧Voutが高くなる方向に作用する。この様にしてVoutが一定にされるフィードバック制御(PWM制御)が行われる。
一方、二次側の電流が定格負荷電流を超えた通常の過電流状態になると、電流検出端子CSの電圧Vcsをレベルシフトした電位Vcs’が比較電圧(スレッシホールド電圧)Vcspよりも高くなり、コンパレータ36aの出力がハイレベルに変化してORゲートG1,G2を介してフリップフロップ33をリセットさせることで、スイッチングトランジスタSWをオフさせる。その結果、一次側の電流が制限され、出力電圧Voutが低下することとなる。
なお、上記実施例の電源制御用IC13では、コンパレータ36aの出力を、ORゲートG1,G2を介してフリップフロップ33のリセット端子に供給しているが、コンパレータ36aの出力を直接ドライバ(駆動回路)34へ供給して、過電流状態を検出した場合にスイッチングトランジスタSWをオフさせるように構成してもよい。
次に、電流検出抵抗Rsの両端子間または電流検出端子−接地間(CS−GND)が短絡した場合を考える。
図4には、電流検出抵抗Rsの両端子間または電流検出端子−接地間(CS−GND)が短絡した場合の一次側巻線の電流と、出力電圧Voutと、フィードバック端子FBの電圧VFBの変化の様子が示されている。短絡が発生すると電流検出端子CSの電圧Vcsは0となるため、電源制御用IC13は最大デューティでスイッチングトランジスタSWを駆動させるようになる。そのため、図4に示すように、一次側電流は過電流検出レベルVcspに相当する電流値Icspを超えて増加してしまう。
そして、最大デューティ制限機能が働き、それによって一次側スイッチングトランジスタSWがオフされるものの、オフ期間が非常に短くなる為に、一次側巻線に蓄積されたエネルギーの二次側への放出が完了する前に次のサイクルのオン期間が開始されて一次側巻線にさらに大きな電流が流れるようになり、二次側の平滑コンデンサに過大なエネルギーが蓄えられ、その結果、二次側出力電圧Voutが急速に上昇して、フィードバック端子FBの電圧VFBが急速に低下する。
そのため、上記のようにコンパレータ38とANDゲートG3とが設けられていると、最大デューティ制限動作が開始した後、フィードバック端子FBの電圧VFBがしきい値電圧VthFB以下になるタイミングt1の時点で発振器31の動作が停止される。その結果、その後は一次側電流が流れないようになり、スイッチングトランジスタSWやその他のデバイスがダメージを受けるのを防止することができる。
(第2実施例)
次に、図5および図6を用いて、第2の実施例について説明する。
第2の実施例の電源制御用IC13は、図5に示すように、ソフトスタート回路40を備えている場合に適用して有効な実施例である(なお、上記第1の実施例でも、ソフトスタート回路を備えていてもよい)。ソフトスタート回路は、フィードバック端子FBや電流検出端子CSに有意な電圧VFB,Vcsが発生していない電源投入時に、一次側巻線に過大な電流が流れないように徐々に一次側電流を増加させるようにフリップフロップ33をリセットさせる信号RSssを生成する。かかるソフトスタート回路は、従来より公知の回路であり本実施例においては公知のソフトスタート回路を利用することができるので具体的な回路の図示および説明は省略する。
上記ソフトスタート回路40で生成されたリセット信号RSssは、例えば前記コンパレータ36a,36bの後段のORゲートG1の出力信号との論理和をとるORゲートG4を介してフリップフロップ33のリセット端子へ供給するように構成することができる。
本実施例では、上記ソフトスタートリセット信号RSssと、過電流保護用のコンパレータ36aの出力RSocpと、フィードバック制御用のコンパレータ36bの出力RSfbと、フィードバック端子電圧VFBがしきい値電圧VthFB以下であるか否か判別するコンパレータ38の出力Jとを監視して、ソフトスタートリセット信号RSssと過電流保護コンパレータ36aの出力とフィードバック制御用コンパレータ36bの出力のいずれもが入力されず、かつ、FB端子電圧がVthFB以下になった時に発振器31の動作を停止させるCS端子短絡判定回路41が設けられている。
図6には、第2の実施例の電源制御用IC13における各部の電圧や信号の変化が示されている。図6において、(A)はフィードバック端子FBの電圧VFB、(B)は電流検出端子CSのピーク電圧Vcsp、(C)はコンパレータ36bの出力で通常動作(電圧/電流制御)において制御用IC内部で生成される一次側スイッチングトランジスタSWをオフさせるためのリセット信号RSfb、(D)は過電流保護用のコンパレータ36aの出力であり負荷電流が過電流状態になった時にスイッチングトランジスタSWをオフさせるためのリセット信号RSocp、(E)はソフトスタート回路41から出力されるリセット信号RSss、(F)はデューティ制限回路37から出力される最大デューティリセット信号RSmdである。
また、図6において、Vocpは過電流保護レベル、t1は起動(ソフトスタート開始)タイミング、t2はソフトスタートから通常動作への切替えタイミング、t3は過電流検出タイミングである。
上記(F)の最大デューティリセット信号RSmdは駆動パルスの1周期毎に出力されており、かつ電流検出抵抗Rsの両端子間または電流検出端子−接地間が短絡されても生成され続ける。一方、上記(C)〜(E)のリセット信号は、図6に示すようにそのいずれかが1周期内に必ず生成されるが、上記短絡が発生した場合にはこれら信号はいずれも生成されなくなる。したがって、1周期内にこれらのいずれのリセット信号も生成されないことを検出すれば、これをCS端子の短絡判定条件として使うことができる。
そこで、本実施例では、上記のようにCS端子短絡判定回路41を設けていずれのリセット信号も検出できずかつFB端子電圧VFBがしきい値電圧VthFB以下になった場合に、発振器31の動作を停止させることとした。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記第2実施例では、過電流検出用コンパレータ36aおよびソフトスタート回路40を備えた電源制御用ICについて説明したが、電源制御用ICに過電流保護機能やソフトスタート機能がない場合も適用することができる。例えば、両機能ともない場合には、図6(C)の信号(コンパレータ36bからリセット信号RSfb)が出力されないことを条件として、またソフトスタート機能と過電流保護機能のいずれか一方がある場合は上記信号(C)と(D)、または信号(C)と(E)を監視してそれぞれいずれのリセット信号も生成されていないことを条件として、電流検出用端子CSの短絡の判定を行うように構成することができる。
また、前記実施形態では、トランスの一次側巻線に間歇的に電流を流すスイッチングトランジスタSWを、電源制御用IC13とは別個の素子としているが、このスイッチングトランジスタSWを電源制御用IC13に取り込んで、1つの半導体集積回路として構成してもよい。
さらに、前記実施形態では、本発明をフライバック方式のAC−DCコンバータを構成する一次側の電源制御用ICに適用した場合について説明したが、本発明はフォワード型や疑似共振型のAC−DCコンバータを構成する電源制御用ICにも適用することができる。
12 ダイオード・ブリッジ回路(整流回路)
13 電源制御回路(電源制御用IC)
14 二次側検出回路(検出用IC)
15a フォトカプラの発光側ダイオード
15b フォトカプラの受光側トランジスタ
31 発振回路
32 クロック生成回路
34 ドライバ(駆動回路)
36a 過電流検出用コンパレータ(過電流検出回路)
36b 電圧/電流制御用コンパレータ(電圧/電流制御回路)
37 デューティ制限回路
38 CS端子短絡検出用コンパレータ(端子電圧監視回路)
39 最大デューティ検出回路

Claims (5)

  1. 電圧変換用のトランスと、該トランスの一次側巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子と、前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と前記トランスの二次側からの出力電圧検出信号が入力されることで前記スイッチング素子をオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する電源制御回路とを有する絶縁型直流電源装置であって、
    前記電源制御回路は、
    前記スイッチング素子を周期的にオンさせるタイミングを与えるクロック信号を発生するクロック生成回路と、
    前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と前記トランスの二次側からの出力電圧検出信号に基づいて前記スイッチング素子をオフさせるタイミングを与える電圧/電流制御回路と、
    前記駆動パルスのデューティが予め定めた所定の最大デューティに達すると前記駆動パルスを強制的に立ち下げるための信号を生成するデューティ制限回路と、
    を備え、所定の第1の条件と第2の条件が成立した場合に、前記電源制御回路が前記スイッチング素子をオン、オフ制御する前記駆動パルスの生成を前記クロック生成回路によるクロック信号の生成動作を停止することで停止し、または前記電源制御回路が前記スイッチング素子をオフ状態に固定する前記駆動パルスを生成して、前記スイッチング素子オン、オフ制御動作を停止するものであり、
    前記第1の条件は前記出力電圧検出信号が入力される端子の電圧が所定の電圧以下であることであり、
    前記第2の条件は、前記駆動パルスのデューティが予め定めた所定の最大デューティに達したこと、または前記デューティ制限回路から出力される前記駆動パルスを強制的に立ち下げるための信号以外の駆動パルス立下げ信号のいずれも生成されていないことであることを特徴とする絶縁型直流電源装置。
  2. 前記電源制御回路は、前記デューティ制限回路により生成された信号によって前記駆動パルスのデューティが前記最大デューティに制限されていることを検出する最大デューティ検出回路を備え、
    前記第2の条件は、前記駆動パルスのデューティが予め定めた所定の最大デューティに達したことであることを特徴とする請求項1に記載の絶縁型直流電源装置。
  3. 前記電源制御回路は、前記一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と比較電圧とを比較して前記トランスの二次側の過電流状態を検出するための過電流検出回路を備え、
    前記第2の条件は、前記電圧/電流制御回路から出力される信号と、前記過電流検出回路から出力される信号のいずれも生成されていないことであることを特徴とする請求項1に記載の絶縁型直流電源装置。
  4. 前記電源制御回路は、
    電源投入時に一次側巻線に過大な電流が流れないように徐々に一次側電流を増加させるためのソフトスタート回路を備え、
    前記第2の条件は、前記電圧/電流制御回路から出力される信号と、前記ソフトスタート回路から出力される信号のいずれも生成されていないことであることを特徴とする請求項1に記載の絶縁型直流電源装置。
  5. 前記電源制御回路は、
    電源投入時に一次側巻線に過大な電流が流れないように徐々に一次側電流を増加させるためのソフトスタート回路を備え、
    前記第2の条件は、前記電圧/電流制御回路から出力される信号、前記過電流検出回路から出力される信号、前記ソフトスタート回路から出力される信号のいずれも生成されていないことであることを特徴とする請求項3に記載の絶縁型直流電源装置。
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