JP6531424B2 - 電源制御用半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源制御用半導体装置に関し、特に電圧変換用トランスを備えた絶縁型直流電源装置を構成する制御用半導体装置に利用して有効な技術に関する。
直流電源装置には、交流電源を整流するダイオード・ブリッジ回路と、該回路で整流された直流電圧を降圧して所望の電位の直流電圧に変換する絶縁型DC−DCコンバータなどで構成されたAC−DCコンバータがある。かかるAC−DCコンバータとしては、例えば電圧変換用トランスの一次側巻線と直列に接続されたスイッチング素子をPWM(パルス幅変調)制御方式やPFM(パルス周波数変調)制御方式等でオン、オフ駆動して一次側巻線に流れる電流を制御し、二次側巻線に誘起される電圧を制御するようにしたスイッチング電源装置が知られている。
また、スイッチング制御方式のAC−DCコンバータにおいては、補助巻線を備えたトランスを使用し、一次側巻線に間欠的に電流を流した際に補助巻線に誘起される電圧を整流、平滑した電圧を、電源制御回路(IC)に電源電圧として供給し、IC内部には内部回路に適したレベルの動作電圧を生成する内部電源回路を内蔵するように構成しているものがある(特許文献1参照)。なお、内部電源回路はシリーズレギュレータで構成されることが多い。
特開2014−082831号公報 特開2008−253032号公報
ところで、電源制御回路には、軽負荷時に一時的に内部回路の動作を停止させてドライバから出力されるスイッチング制御信号をローレベルに固定するバーストモードと呼ばれる動作を行うように構成されているものがある。
また、電源制御回路には、電源電圧が内部回路が動作可能な電圧以下となった時に異常動作を行わないようにする低電圧誤動作防止機能や、過電流等による電源の過熱を防止するための保護回路を設け、異常な状態が発生した時には保護回路が働いて内部回路の動作を停止させるように構成されることがある(特許文献2参照)。
しかし、内部電源回路を内蔵した従来の電源制御回路は、内部電源回路が1つだけであるため、内部回路の動作を停止させている待機時においても内部電源回路を動作させ、内部回路へ動作電圧を供給させ続けるように構成されるので、待機時の消費電力が大きいという課題があった。
また、上記特許文献2には、電源起動時を含む保護動作時に電源を供給する第1の電源回路と、保護動作が解除された通常動作時に電源を供給する第2の電源回路とを設け、保護回路の動作状態に基づいて、電源切替回路を介して基準電圧・電流回路へ第1の電源回路または第2の電源回路のいずれかから電源を供給するようにした技術が開示されている。しかし、特許文献2の発明は、基準電圧・電流回路の数を減らすことができるようにすることで、回路規模の小さな電源制御用回路(IC)を実現することに向けてなされたもので、待機時の消費電力を抑制することに向けてなされたものではない。
また、電源制御回路(IC)は、AC電源のダイオード・ブリッジ回路で整流される前の数百ボルトの電圧が印加される高圧入力起動端子を設け、電源投入時には、この高圧入力起動端子HVからの電圧で動作することができるように構成されることがある。また、補助巻線からの電圧が印加される端子には数10ボルトの電圧が印加される。そのため、電源制御回路(IC)の内部には、数百ボルトの耐圧を有する素子や数10ボルトの耐圧を有する素子が設けられる。ここで、周知のように、耐圧の高い素子は耐圧の低い素子に比べてサイズが大きいため、耐圧の高い素子で構成される回路の数や規模が大きいほど、ICチップのサイズが大きくなってしまうという課題がある。
本発明は上記のような背景の下になされたもので、その目的とするところは、待機時の消費電力を減少させることができる電源制御用半導体装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、耐圧の高い素子で構成される回路の数や規模を小さくして、ICチップのサイズを低減させることができる電源制御用半導体装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、
電圧変換用のトランスの一次側巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子を、前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と、前記トランスの二次側からの出力電圧検出信号に応じた電圧がフィードバック電圧として入力されることでオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する電源制御用半導体装置であって、
前記スイッチング素子をオン、オフ制御する制御信号を生成するオン、オフ制御信号生成回路と、
AC入力の交流電圧またはダイオード・ブリッジ回路で整流された後の直流電圧が入力される高圧入力起動端子と、
前記トランスの補助巻線に誘起される電圧が入力される電源端子と、
前記高圧入力起動端子と前記電源端子との間に設けられたスイッチ手段と、
前記電源端子の電圧を監視し該電圧が所定の第1電圧範囲に入るように前記スイッチ手段をオン、オフ制御する電源電圧制御回路と、
前記電源端子の電圧に基づいて内部回路の動作に必要な電源電圧を生成する第1と第2の内部電源回路と、
前記フィードバック電圧が所定の電位以下になった場合に前記オン、オフ制御信号生成回路によるオン、オフ制御信号の生成を停止させる停止制御信号を出力するフィードバック電圧監視回路と、
前記電源端子の電圧に基づいて前記スイッチ手段をオン、オフ制御して前記電源端子の電圧が、前記第1電圧範囲よりも狭い第2電圧範囲に入るように制御する状態制御回路と、
前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧が入力される電流検出端子と、
前記電流検出端子の状態を監視して異常状態を検出する電流検出端子監視回路と、
を備え、前記内部電源回路のうち第1の内部電源回路は常に動作状態にされるとともに、第2の内部電源回路は前記フィードバック電圧監視回路から出力される前記停止制御信号に応じて動作が停止可能にされ、前記オン、オフ制御信号の生成に関係する内部回路には前記第2の内部電源回路により生成される電源電圧が供給され、少なくとも前記電源電圧制御回路には前記第1の内部電源回路により生成される電源電圧が供給されるように構成した。
上記した構成によれば、フィードバック電圧が所定の電位以下になった場合に、フィードバック電圧監視回路からの停止制御信号によってオン、オフ制御信号生成回路によるオン、オフ制御信号の生成を停止させるのに伴い、2個の内部電源回路のうち一方の動作を停止させるので、該内部電源回路からの電源電圧で動作するすべての内部回路の動作が停止されることとなり、これによって電源制御用ICの消費電力を大幅に低減することができる。
ここで、望ましくは、前記電源電圧制御回路は、
前記電源端子の電圧が所定の第1電位よりも高くなると、前記スイッチ手段をオフさせるとともに前記第2の内部電源回路の動作を開始させるタイミングを示す信号を生成する動作開始回路と、
前記電源端子の電圧が、前記第1電位より低い所定の第2電位よりも低くなると、前記スイッチ手段をオンさせるとともに前記第2の内部電源回路の動作を停止させるタイミングを示す信号を生成する動作停止回路と、
を備え、前記動作開始回路には前記電源端子の電圧が動作電圧として供給され、前記動作停止回路には前記第1の内部電源回路により生成される電源電圧が供給されるように構成する。
かかる構成によれば、2個の内部電源回路のうち第2の内部電源回路の動作を停止させても、電源電圧制御回路を構成する内部電源の動作開始回路と動作停止回路は動作を継続させることができる。
また、望ましくは、前記電源端子の電圧に基づいて前記スイッチ手段をオン、オフ制御して前記電源端子の電圧が、前記第1電圧範囲よりも狭い第2電圧範囲に入るように制御する状態制御回路と、
前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧が入力される電流検出端子と、
前記電流検出端子の状態を監視して異常状態を検出する電流検出端子監視回路と、
を備え、前記電流検出端子監視回路が前記電流検出端子の異常を検出すると、前記電流検出端子監視回路から出力される信号によって、前記オン、オフ制御信号生成回路の信号生成動作が停止されるとともに前記状態制御回路が動作状態になるように構成され、該状態制御回路には前記第1の内部電源回路により生成される電源電圧が供給されるように構成する。
これにより、オン、オフ制御信号生成回路によるオン、オフ制御信号の生成が停止され状態制御回路が動作状態になるいわゆるラッチ停止状態へ移行した場合においても、状態制御回路には常に動作状態にされる内部電源回路から電源が供給されるため、状態制御回路を動作させることができ、ラッチ停止状態を継続させることができる。
さらに、望ましくは、前記動作停止回路および前記状態制御回路は第1の耐圧を有する素子により構成し、前記第1と第2の内部電源回路および前記動作開始回路は、前記第1の耐圧よりも高い第2の耐圧を有する素子により構成する。
かかる構成によれば、動作停止回路および状態制御回路が、高耐圧の素子に比べて素子サイズの小さな低耐圧の素子で構成されるため、チップサイズを低減することができる。
本発明によれば、電圧変換用のトランスを備え一次側巻線に流れる電流をオン、オフして出力を制御する絶縁型直流電源装置の制御用半導体装置において、待機時の消費電力を減少させることができる。また、耐圧の高い素子で構成される回路の数や規模を小さくして、ICチップのサイズを低減させることができるという効果がある。
本発明に係る絶縁型直流電源装置としてのAC−DCコンバータの一実施形態を示す回路構成図である。 図1のAC−DCコンバータにおけるトランスの一次側スイッチング電源制御回路(電源制御用IC)の構成例を示すブロック図である。 実施例の電源制御用ICにおける各部の電圧の変化の様子を示す波形図である。 実施例の電源制御用ICにおけるスイッチング周波数とフィードバック電圧VFBの関係を示す特性図である。 実施例の電源制御用ICにおける起動回路の構成例を示す回路構成図である。 図5の起動回路のより具体的な回路構成例を示す回路構成図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した絶縁型直流電源装置としてのAC−DCコンバータの一実施形態を示す回路構成図である。
この実施形態のAC−DCコンバータは、ノーマルモードノイズを減衰するためにAC端子間に接続されたXコンデンサCxと、コモンモードコイルなどからなるノイズ遮断用のラインフィルタ11と、交流電圧(AC)を整流するダイオード・ブリッジ回路12と、整流後の電圧を平滑する平滑用コンデンサC1と、一次側巻線Npと二次側巻線Nsおよび補助巻線Nbとを有する電圧変換用のトランスT1と、このトランスT1の一次側巻線Npと直列に接続されたNチャネルMOSFETからなるスイッチングトランジスタSWと、該スイッチングトランジスタSWを駆動する電源制御回路13を有する。この実施形態では、電源制御回路13は、単結晶シリコンのような1個の半導体チップ上に半導体集積回路(以下、電源制御用ICと称する)として形成されている。
上記トランスT1の二次側には、二次側巻線Nsと直列に接続された整流用ダイオードD2と、このダイオードD2のカソード端子と二次側巻線Nsの他方の端子との間に接続された平滑用コンデンサC2とが設けられ、一次側巻線Npに間歇的に電流を流すことで二次側巻線Nsに誘起される交流電圧を整流し平滑することによって、一次側巻線Npと二次側巻線Nsとの巻線比に応じた直流電圧Voutを出力する。
さらに、トランスT1の二次側には、一次側のスイッチング動作で生じたスイッチングリップル・ノイズ等を遮断するためのフィルタを構成するコイルL3およびコンデンサC3が設けられているとともに、出力電圧Voutを検出するための検出回路14と、該検出回路14に接続され検出電圧に応じた信号を電源制御用IC13へ伝達するフォトカプラの発光側素子としてのフォトダイオード15aが設けられている。そして、一次側には、上記電源制御用IC13のフィードバック端子FBと接地点との間に接続され上記検出回路14からの信号を受信する受光側素子としてのフォトトランジスタ15bが設けられている。
また、この実施形態のAC−DCコンバータの一次側には、上記補助巻線Nbと直列に接続された整流用ダイオードD0と、このダイオードD0のカソード端子と接地点GNDとの間に接続された平滑用コンデンサC0とからなる整流平滑回路が設けられ、該整流平滑回路で整流、平滑された電圧が上記電源制御用IC13の電源電圧端子VDDに印加されている。
一方、電源制御用IC13には、ダイオード・ブリッジ回路12で整流される前の電圧がダイオードD11,D12および抵抗R1を介して印加される高圧入力起動端子HVが設けられており、電源投入時(プラグが差し込まれた直後)は、この高圧入力起動端子HVからの電圧で動作することができるように構成されている。
さらに、本実施形態においては、スイッチングトランジスタSWのソース端子と接地点GNDとの間に電流検出用の抵抗Rsが接続されているとともに、スイッチングトランジスタSWと電流検出用抵抗RsとのノードN1と電源制御用IC13の電流検出端子CSとの間に抵抗R2が接続されている。さらに、電源制御用IC13の電流検出端子CSと接地点との間にはコンデンサC4が接続され、抵抗R2とコンデンサC4によりローパスフィルタが構成されるようになっている。
次に、図2を用いて、上記電源制御用IC13の具体的な構成例について説明する。
図2に示すように、本実施例の電源制御用IC13は、フィードバック端子FBの電圧VFBに応じた周波数で発振する発振回路31と、該発振回路31で生成された発振信号φcに基づいて一次側スイッチングトランジスタSWをオンさせるタイミングを与えるクロック信号CKを生成するワンショットパルス生成回路のような回路からなるクロック生成回路32と、クロック信号CKによってセットされるRS・フリップフロップ33と、該フリップフロップ33の出力に応じてスイッチングトランジスタSWの駆動パルスGATEを生成するドライバ(駆動回路)34を備える。
また、電源制御用IC13は、電流検出端子CSに入力されている電圧Vcsを増幅するアンプ35と、該アンプ35により増幅された電位Vcs’と過電流状態の監視のための比較電圧(スレッシホールド電圧)Vocpとを比較する電圧比較回路としてのコンパレータ36aと、フィードバック端子FBの電圧VFBに基づいて図3(A)に示すような所定の波形の電圧RAMPを生成する波形生成回路37と、前記アンプ35により増幅された図3(B)に示すような波形の電位Vcs’と波形生成回路37により生成された波形RAMPとを比較するコンパレータ36bと、コンパレータ36aと36bの出力の論理和をとるORゲートG1を備える。本実施例の電源制御用IC13においては、図3(A)の電圧RAMPは、FB電圧からある一定の傾きをもって電圧が低下するように生成される。
上記ORゲートG1の出力RS(図3(C)参照)がORゲートG2を介して上記フリップフロップ33のリセット端子に入力されることで、スイッチングトランジスタSWをオフさせるタイミングを与えるように構成されている。なお、フィードバック端子FBと内部電源電圧端子と間にはプルアップ抵抗が設けられており、フォトトランジスタ15bに流れる電流は該抵抗によって電圧に変換される。また、波形生成回路37を設けているのは、サブハーモニック発振対策のためであり、電圧VFBを直接あるいはレベルシフトしてコンパレータ36bへ入力するように構成しても良い。
また、本実施例の電源制御用IC13は、フィードバック端子FBの電圧VFBに応じて前記発振回路31の発振周波数すなわちスイッチング周波数を、図4に示すような特性に従って変化させる周波数制御回路38を備える。図4における周波数f1は例えば22kHzのような値に、またf2は例えば66kHz〜100kHzのような範囲の任意の値に設定される。周波数制御回路38は、ボルテージフォロワのようなバッファと、フィードバック端子FBの電圧が例えば1.8V以下のときは1.8Vに、また2.1V以上のときは2.1Vにそれぞれクランプするクランプ回路とで構成することができる。図示しないが、発振回路31は、周波数制御回路38からの電圧に応じた電流を流す電流源を備え、該電流源が流す電流の大きさによって発振周波数が変化するオシレータによって構成することができる。
また、本実施例の電源制御用IC13には、上記クロック生成回路32から出力されるクロック信号CKに基づいて、駆動パルスGATEのデューティ(Ton/Tcycle)が予め規定された最大値(例えば85%〜90%)を超えないように制限をかけるための最大デューティリセット信号を生成するデューティ制限回路39が設けられており、デューティ制限回路39から出力される最大デューティリセット信号を、ORゲートG2を介して上記フリップフロップ33に供給してパルスが最大デューティに達した場合にはその時点でリセットさせることでスイッチングトランジスタSWを直ちにオフさせるように構成されている。
また、本実施例の電源制御用IC13には、フィードバック端子FBの電圧VFBが非反転入力端子に、また所定の参照電圧Vref(例えば0.5〜0.8V)が反転入力端子に印加され、出力がドライバ34に供給されるように接続なされたコンパレータ36cが設けられており、フィードバック端子FBの電圧VFBが参照電圧Vrefよりも低くなるとその出力GSCがローレベルに変化してドライバ34の動作を停止させるように構成されている。より具体的には、ドライバ34の出力がローレベルの状態(SWがオフの状態)で動作を停止する。なお、フィードバック端子FBには、二次側からの情報を受けるためのフォトトランジスタ15bが接続されるので、このトランジスタ15bのバイアス電流を流すためのプルアップ抵抗Rp1(図5参照)が接続されている。
フィードバック電圧VFBが参照電圧Vrefよりも低くなるのは、負荷が非常に軽くなったような場合である。このような軽負荷領域においては、スイッチング制御信号(駆動パルスGATE)の周期を長くするよりも、ドライバ34の動作を一時的に停止させることで、軽負荷に対応した電力を出力するバースト動作が有効である。そこで、本実施例の電源制御用IC13においては、フィードバック電圧VFBと参照電圧Vrefを比較するコンパレータ36cを設けている。
なお、このコンパレータ36cによってフィードバック電圧VFBが参照電圧Vrefよりも低くなったことを検出して、その出力GSCでドライバ34の動作を停止させた場合、ドライバ34の停止でICからスイッチング制御信号が出力されなくなって出力電圧が徐々に下がり、それに応じてフィードバック電圧VFBが上昇することでコンパレータ36cの出力が反転し、ドライバ34が活性化されてゲート制御が自動的に復帰することとなる。これにより、バースト動作が実現される。
さらに、本実施例の電源制御用IC13には、高圧入力起動端子HVに接続され該端子の電圧が入力されると、高圧入力起動端子HVと電源電圧端子VDDとの間に接続されているスイッチS0(図5参照)をオンさせてICを起動させるための起動回路(スタート回路)50が設けられている。
この起動回路50は、AC入力投入時にスイッチS0をオンさせて高圧入力起動端子HVから電源端子VDDに接続されている容量(コンデンサ)C0に対して電流を流すことで電源端子VDDに電圧を供給する。そして、上記容量にチャージされた電圧が21Vに達すると、スイッチS0をオフして電流を遮断し、内部レギュレータが動作を開始してICを動作させる。
また、起動回路50は、電源電圧端子VDDの電圧を監視して例えば6.5Vまで下がるとスイッチS0をオンさせる機能を備えており、スイッチS0がオンされると、AC入力投入時と同様に高圧入力起動端子HVから電源端子VDDに接続されている容量(コンデンサ)C0に対して電流を流すことで電源端子VDDに電圧を供給し、電源端子VDDの電圧が21Vに達すると、スイッチS0をオフして電流を遮断し、内部レギュレータが動作を開始する(本明細書ではこれをリスタート動作と称する)。
また、本実施例の電源制御用IC13には、電流検出端子CSの電圧Vcsを監視してCS端子の異常(オープン)を検出するためのCS端子監視回路40およびラッチ停止制御回路42が設けられている。
CS端子監視回路40は、電流検出端子CSの異常(オープン)を検出すると、その出力がハイレベルに変化して上記ドライバ(駆動回路)34の動作を停止させて、ドライバ34から出力される駆動パルスGATEをローレベルに固定させる(SWをオフさせる)ように構成される。CS端子監視回路40の出力でドライバ34の動作を停止させる代わりに、前段のフリップフロップ33をリセット状態にしてその出力Qをローレベルに固定することで、駆動パルスGATEをローレベルに固定させるように構成してもよい。
ラッチ停止は、ICの高圧入力起動端子HVと電源電圧端子VDDとの間に設けられているスイッチS0(図5参照)を、比較的短い周期でオン、オフさせることによって、電源電圧端子VDDの電圧を例えば12V〜13Vのような電圧範囲に抑え込むことで、電源制御用IC13がリスタートするのを回避するための機能であり、ラッチ停止制御回路42は電源電圧端子VDDの電圧と所定の電圧(12V,13V)とを比較して、上記のような制御動作を行うように構成される。具体的には、電源電圧端子VDDの電圧が12Vまで下がるとスイッチS0をオンさせ、VDDの電圧が13Vまで上がるとスイッチS0をオフさせることを繰り返す。
このようなラッチ停止機能がないと、CS端子監視回路40がCS端子オープンを検出してドライバ34の動作を停止させた場合、補助巻線に電流が流れなくなって電源電圧端子VDDの電圧が下がることとなるが、電源電圧端子VDDの電圧がICの動作停止電圧値(例えば6.5V)以下になると後述の起動回路(スタート回路)50が動作してスイッチS0をオンさせ、ICが再起動することでスイッチング制御を再開してしまう。
そこで、本実施例では、CS端子監視回路40がCS端子オープンを検出するとドライバ34の動作を停止させるとともに、ラッチ停止制御回路42を動作させて、電源制御用IC13をラッチ停止モードに移行させて、上記のような不合理な動作を回避するようにしている。
なお、上記ラッチ停止モードは、AC電源側のプラグをコンセントから引き抜くことで解除される。
さらに、本実施例の電源制御用IC13には、電源電圧端子VDDの電圧に基づいて内部回路の動作に必要な内部電源電圧(例えば5V)を生成する内部電源回路が2個設けられている。内部電源回路は、シリーズレギュレータなどで構成される。また、フィードバック端子FBや電流検出端子CSに有意な電圧VFB,Vcsが発生していない電源投入時に、一次側巻線に過大な電流が流れないように徐々に一次側電流を増加させるようにフリップフロップ33をリセットさせる信号を生成するソフトスタート回路を設けても良い。
図5には、上記起動回路50の構成および2個の内部電源回路(レギュレータ)43A,43Bが示されている。
図5に示すように、起動回路50は、電源電圧端子VDDの電圧を常時監視していて例えば21Vに達するとスイッチS0をオフさせるとともに第2の内部電源回路としての内部電源回路43Aに5Vのような内部電源電圧Vregを生成する動作を開始させるVDD動作開始回路51と、VDDが例えば6.5Vまで下がるとスイッチS0をオンさせるとともに内部電源回路43Aが内部電源電圧Vregを生成する動作を停止させるVDD動作停止回路52とを備える。
また、起動回路50は、上記VDD動作開始回路51とVDD動作停止回路52からの出力信号等に応じてスイッチS0をオン、オフさせるスタート制御信号STを生成するロジック回路53と、該ロジック回路53からのスタート制御信号STによってスイッチS0をオン、オフさせるスイッチ制御回路54とを備える。この信号STがイネーブル信号ENとして内部電源回路43Aに供給される。
なお、この実施例では、内部電源電圧Vregを生成する内部電源回路43Aを動作させたり停止させたりする上記イネーブル信号ENは、ロジック部53よりANDゲートG3を介して内部電源回路43Aに供給される。ANDゲートG3の他方の入力端子には、前記コンパレータ36cの出力信号であるゲート停止信号GSCが入力されており、イネーブル信号ENとゲート停止信号GSCが共に動作許可を示すハイレベルである場合に、内部電源回路43Aは動作しいずれか一方の信号がローレベルであると内部電源回路43Aは動作を停止する。なお、内部電源回路43Aにより生成された内部電源電圧Vregは、図2に示されている回路のうち起動回路50を除く大部分の回路に供給される。
第1の内部電源回路としての内部電源回路43Bは、外部からICチップに電源電圧が供給されている間は常時動作状態にされる内部電源であり、内部電源回路43Bにより生成された内部電源電圧は、起動回路50を構成するVDD動作開始回路51とVDD動作停止回路52とロジック回路53およびラッチ停止制御回路42に供給され、内部電源回路43Aの動作が停止されても、これらの回路は動作できるように構成されている。
内部電源回路43Aの動作を停止させることで、起動回路50またはラッチ停止制御回路42が動作される間、他の内部回路の動作を停止させてICの消費電力を低減することができる。本発明者が行なった試算では、本実施例の電源制御用ICとほぼ同機能を有する従来の電源制御用ICに比べて、待機時の消費電流を50%低減でき、本実施例の電源制御用ICを利用した電源装置の無負荷時消費電力は20%低減できることが分かった。
また、スイッチS0は、デプレッション型MOSトランジスタで構成されている。そのため、電源投入時にはオン状態になっており、電源電圧端子VDDの電圧が21Vに達した時点でオフされる。なお、スイッチS0をオフさせても、オンされている期間に電源電圧端子VDDに接続されているコンデンサC0が充電されるので、該コンデンサC0の電荷によって内部電源回路43Aは内部電源電圧Vregを生成し内部回路が動作を開始する。
電源装置が正常であれば、内部回路が動作を開始するとスイッチング制御が行なわれ、補助巻線から電源電圧端子VDDに対して電流の供給が行なわれることで内部回路が動作を継続する。一方、補助巻線から電源電圧端子VDDに対して電流が供給されないような異常(例えば補助巻線ショート)が発生している場合には、スイッチS0がオフされると電流を消費するため電源電圧端子VDDの電圧が低下し始め、6.5Vまで下がると起動回路50によってスイッチS0がオンされて電源電圧端子VDDの電圧が上昇し、上記動作を繰り返すこととなる。
また、CS端子監視回路40がCS端子オープンを検出するゲート停止信号GS2を出力する。このゲート停止信号GS2は、ドライバ34に供給されてその動作を停止させるとともに、前記ラッチ停止制御回路42に供給され、ラッチ停止制御回路42を動作させる。
さらに、起動回路50の上記ロジック回路53には、このラッチ停止制御回路42からの制御信号LCが入力されており、この制御信号LCによってスタート制御信号STを変化させ、スイッチ制御回路54を動作させてスイッチS0をオン、オフさせるように構成されている。これにより、電源電圧端子VDDの電圧を例えば12V〜13Vのような電圧範囲に抑え込むように動作することとなる。
前述したように、ラッチ停止制御回路42は電源電圧端子VDDの電圧と所定の電圧(12V,13V)とを比較して、スイッチS0をオン、オフさせて電源電圧端子VDDの電圧を例えば12V〜13Vのような電圧範囲に抑え込む機能を備えているので、CS端子監視回路40がCS端子オープンを検出した場合に、ラッチ停止制御回路42を動作させることで、ロジック回路53が上記VDD動作開始回路51とVDD動作停止回路52からの出力によってスイッチS0をオン、オフさせる電源制御用IC13のリスタート動作に優先して、ラッチ停止制御を実行することでリスタート動作を回避して電源装置の再起動を回避し、電源装置を停止し続けることが可能である。
上記のように、2つの内部電源回路43A,43Bを設けたことにより、大幅に電源制御用ICの消費電力を低減することができる。
さらに、図5に破線で示されている回路52、53、54および42は、内部電源回路が一つである場合には、電源電圧端子VDDの電圧を動作電圧とすることで内部電源回路の動作停止中においても動作できるようにするため、30Vのような中耐圧の素子で構成する必要があるが、本実施例の電源制御用ICでは内部電源回路43Aとは別に内部電源回路43Bを設けたことで、回路52、53、54および42を6Vのような低耐圧の素子で構成することができる。
なお、VDD動作開始回路51および内部電源回路(レギュレータ)43A,43Bは、電源電圧端子VDDの電圧で直接動作されるため、中耐圧の素子で構成される。一方、スイッチS0を構成するデプレッション型MOSトランジスタは、700Vのような高耐圧の素子である。
低耐圧の素子は中耐圧の素子に比べて素子のサイズが小さいため、上記のように、30Vのような中耐圧の素子で構成する必要がある回路52、53および42を、6Vのような低耐圧の素子で構成できるようにすることで、回路の専有面積を大幅に低減することができる。その結果、内部電源回路を2つ設けることで増加するチップサイズの増加分を考慮してもトータルのチップサイズを低減することができる。
本発明者が行なった試算では、回路52、53および42を中耐圧の素子で構成した場合に比べて、これらの回路を低耐圧の素子で構成することでチップサイズを20%低減できることが分かった。
図6には、図5の起動回路50、ラッチ停止制御回路42およびCS端子監視回路40の具体的な実施例が示されている。
図6に示すように、起動回路50を構成するVDD動作開始回路51とVDD動作停止回路52は、一方の入力端子に電源電圧端子VDDの電圧が印加され他方の入力端子に、21Vと6.5Vの比較参照電圧Vref1,Vref2がそれぞれ印加されたコンパレータCMP1,CMP2により構成することができる。
また、ラッチ停止制御回路42は、一方の入力端子に電源電圧端子VDDの電圧が印加され他方の入力端子に、13Vと12Vの比較参照電圧Vref3,Vref4がそれぞれ印加されたコンパレータCMP3,CMP4と、コンパレータCMP3,CMP4の出力が、セット端子とリセット端子にそれぞれ入力されるRSフリップフロップFF1とにより構成することができる。
CS端子監視回路40は、内部電源電圧Vregを供給する電源ラインと電流検出端子CSとの間に接続されたプルアップ抵抗Rp2と、電流検出端子CSに非反転入力端子が接続され反転入力端子に検出電圧Vref0(例えば2.5V)が印加されたコンパレータCMP0とから構成されており、電流検出端子CSにオープン異常が発生するとコンパレータCMP0の出力がハイレベルに変化して、トライバ34の動作を停止させるゲート信号GS2を出力する。また、このゲート信号GS2はロジック回路53のNORゲートG6に供給され、上記ラッチ停止制御回路42の出力を有効化する。すなわち、ゲート信号GS2によりラッチ停止制御回路42を動作させるのと同等である。なお、CS端子監視回路61のプルアップ抵抗Rp2は、定電流源で置き換えても良い。
ロジック回路53は、上記VDD動作開始回路51及びVDD動作停止回路52を構成するコンパレータCMP1,CMP2の出力がセット端子とリセット端子にそれぞれ入力されるRSフリップフロップFF2と、該フリップフロップFF2の出力と上記CS端子監視回路40の出力GS2とを入力とするNORゲートG5と、CS端子監視回路40の出力GS2と上記ラッチ停止制御回路42を構成するフリップフロップFF1の出力とを入力とするNORゲートG6と、該NORゲートG6の出力と上記NORゲートG5の出力とを入力とするNORゲートG7とから構成されている。そして、このNORゲートG7の出力信号STが、上記スイッチ制御回路54のMOSトランジスタQ1のゲート端子に印加されるとともに内部電源回路(内部電源2)43Aにイネーブル信号ENとして供給されている。
スイッチ制御回路54は、高圧入力起動端子HVと電源電圧端子VDDとの間に設けられた高耐圧のデプレッション型のMOSトランジスタからなる電源供給用のスイッチS0と、該電源電圧端子VDDと接地点との間に直列に接続された抵抗R7,R8およびエンハンスメント型のMOSトランジスタQ1と、該トランジスタQ1と並列に設けられたクランプ用のダイオードD3とから構成されており、抵抗R7,R8の接続ノードにスイッチS0の制御端子としてのゲート端子が接続されている。
また、MOSトランジスタQ1のゲート端子に上記ロジック回路53の最終段のレベルシフト回路LSFの出力STが印加されており、Q1をオンさせることで、デプレッション型のMOSトランジスタであるスイッチS0のゲート端子に、ソース電圧に対して負の電圧を印加して、チャンネルを非導通状態(ドレイン電流が流れない状態)にさせることができるように構成されている。そして、スイッチS0がオフされると内部電源回路43Aが動作状態にされ、内部電源電圧を生成する。一方、Q1がオフされるとS0がオン状態になるとともに、内部電源回路43Aの動作が停止されるようになっている。なお、スイッチS0がオンされると、高圧入力起動端子HVから電流が供給されることでVDD端子に接続されている外付けコンデンサC0が充電され、電源電圧端子VDDの電圧が上昇し、21Vに達するとコンパレータCMP1の出力がハイレベルに変化してトランジスタQ1がオンされ、スイッチS0がオフされる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、CS端子監視回路40を設けて、CS端子オープンの検出でラッチ停止制御を行うようにしているが、CS端子オープンの検出の機能は省略し、外部からの信号あるいは電圧の入力でラッチ停止制御を行えるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、トランスの一次側巻線に間歇的に電流を流すスイッチングトランジスタSWを、電源制御用IC13とは別個の素子としているが、このスイッチングトランジスタSWを電源制御用IC13に取り込んで、1つの半導体集積回路として構成してもよい。
さらに、前記実施形態では、本発明をフライバック方式のAC−DCコンバータを構成する電源制御用ICに適用した場合について説明したが、本発明はフォワード型や疑似共振型のAC−DCコンバータさらには一次側で取得した情報のみで二次側の出力電圧の制御を行ういわゆる Primary Side Regulation (以下PSR)方式のAC−DCコンバータを構成する電源制御用ICにも適用することができる。
11 ラインフィルタ
12 ダイオード・ブリッジ回路(整流回路)
13 電源制御回路(電源制御用IC)
14 二次側検出回路(検出用IC)
15a フォトカプラの発光側ダイオード
15b フォトカプラの受光側トランジスタ
31 発振回路
32 クロック生成回路
34 ドライバ(駆動回路)
35 アンプ(非反転増幅回路)
36a 過電流検出用コンパレータ(過電流検出回路)
36b 電圧/電流制御用コンパレータ(電圧/電流制御回路)
36c フィードバック電圧監視用コンパレータ(フィードバック電圧監視回路)
37 波形生成回路
38 周波数制御回路
39 デューティ制限回路
40 CS端子監視回路
42 ラッチ停止制御回路(状態制御回路)
43A,43B レギュレータ(内部電源回路)
50 起動回路

Claims (4)

  1. 電圧変換用のトランスの一次側巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子を、前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と、前記トランスの二次側からの出力電圧検出信号に応じた電圧がフィードバック電圧として入力されることでオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する電源制御用半導体装置であって、
    前記スイッチング素子をオン、オフ制御する制御信号を生成するオン、オフ制御信号生成回路と、
    AC入力の交流電圧またはダイオード・ブリッジ回路で整流された後の直流電圧が入力される高圧入力起動端子と、
    前記トランスの補助巻線に誘起される電圧が入力される電源端子と、
    前記高圧入力起動端子と前記電源端子との間に設けられたスイッチ手段と、
    前記電源端子の電圧を監視し該電圧が所定の第1電圧範囲に入るように前記スイッチ手段をオン、オフ制御する電源電圧制御回路と、
    前記電源端子の電圧に基づいて内部回路の動作に必要な電源電圧を生成する第1と第2の内部電源回路と、
    前記フィードバック電圧が所定の電位以下になった場合に前記オン、オフ制御信号生成回路によるオン、オフ制御信号の生成を停止させる停止制御信号を出力するフィードバック電圧監視回路と、
    前記電源端子の電圧に基づいて前記スイッチ手段をオン、オフ制御して前記電源端子の電圧が、前記第1電圧範囲よりも狭い第2電圧範囲に入るように制御する状態制御回路と、
    前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧が入力される電流検出端子と、
    前記電流検出端子の状態を監視して異常状態を検出する電流検出端子監視回路と、
    を備え、前記内部電源回路のうち第1の内部電源回路は常に動作状態にされるとともに、第2の内部電源回路は前記フィードバック電圧監視回路から出力される前記停止制御信号に応じて動作が停止可能にされ、前記オン、オフ制御信号の生成に関係する内部回路には前記第2の内部電源回路により生成される電源電圧が供給され、少なくとも前記電源電圧制御回路には前記第1の内部電源回路により生成される電源電圧が供給され、
    前記電流検出端子監視回路が前記電流検出端子の異常を検出すると、前記電流検出端子監視回路から出力される信号によって、前記オン、オフ制御信号生成回路の信号生成動作が停止されるとともに前記状態制御回路が動作状態になるように構成され、該状態制御回路には前記第1の内部電源回路により生成される電源電圧が供給されるように構成されていることを特徴とする電源制御用半導体装置。
  2. 電圧変換用のトランスの一次側巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子を、前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧と、前記トランスの二次側からの出力電圧検出信号に応じた電圧がフィードバック電圧として入力されることでオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する電源制御用半導体装置であって、
    前記スイッチング素子をオン、オフ制御する制御信号を生成するオン、オフ制御信号生成回路と、
    AC入力の交流電圧またはダイオード・ブリッジ回路で整流された後の直流電圧が入力される高圧入力起動端子と、
    前記トランスの補助巻線に誘起される電圧が入力される電源端子と、
    前記高圧入力起動端子と前記電源端子との間に設けられたスイッチ手段と、
    前記電源端子の電圧を監視し該電圧が所定の第1電圧範囲に入るように前記スイッチ手段をオン、オフ制御する電源電圧制御回路と、
    前記電源端子の電圧に基づいて内部回路の動作に必要な電源電圧を生成する第1と第2の内部電源回路と、
    前記フィードバック電圧が所定の電位以下になった場合に前記オン、オフ制御信号生成回路によるオン、オフ制御信号の生成を停止させる停止制御信号を出力するフィードバック電圧監視回路と、
    を備え、前記内部電源回路のうち第1の内部電源回路は常に動作状態にされるとともに、第2の内部電源回路は前記フィードバック電圧監視回路から出力される前記停止制御信号に応じて動作が停止可能にされ、前記オン、オフ制御信号の生成に関係する内部回路には前記第2の内部電源回路により生成される電源電圧が供給され、少なくとも前記電源電圧制御回路には前記第1の内部電源回路により生成される電源電圧が供給され、
    前記電源電圧制御回路は、
    前記電源端子の電圧が所定の第1電位よりも高くなると、前記スイッチ手段をオフさせるとともに前記第2の内部電源回路の動作を開始させるタイミングを示す信号を生成する動作開始回路と、
    前記電源端子の電圧が、前記第1電位より低い所定の第2電位よりも低くなると、前記スイッチ手段をオンさせるとともに前記第2の内部電源回路の動作を停止させるタイミングを示す信号を生成する動作停止回路と、
    を備え、前記動作開始回路には前記電源端子の電圧が動作電圧として供給され、前記動作停止回路には前記第1の内部電源回路により生成される電源電圧が供給されるように構成されていることを特徴とする電源制御用半導体装置。
  3. 前記電源端子の電圧に基づいて前記スイッチ手段をオン、オフ制御して前記電源端子の電圧が、前記第1電圧範囲よりも狭い第2電圧範囲に入るように制御する状態制御回路と、
    前記トランスの一次側巻線に流れる電流に比例した電圧が入力される電流検出端子と、
    前記電流検出端子の状態を監視して異常状態を検出する電流検出端子監視回路と、
    を備え、前記電流検出端子監視回路が前記電流検出端子の異常を検出すると、前記電流検出端子監視回路から出力される信号によって、前記オン、オフ制御信号生成回路の信号生成動作が停止されるとともに前記状態制御回路が動作状態になるように構成され、該状態制御回路には前記第1の内部電源回路により生成される電源電圧が供給されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電源制御用半導体装置。
  4. 前記動作停止回路および前記状態制御回路は第1の耐圧を有する素子により構成され、
    前記第1と第2の内部電源回路および前記動作開始回路は、前記第1の耐圧よりも高い第2の耐圧を有する素子により構成されていることを特徴とする請求項3に記載の電源制御用半導体装置。
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