JP3204572B2 - 耐熱マグネシウム合金 - Google Patents

耐熱マグネシウム合金

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリープ特性に優れた
鋳造用マグネシウム合金に関し、さらに詳しくは、熱処
理なしでも使用に耐える、成分として亜鉛(Zn)とカ
ルシウム(Ca)を含有する耐熱マグネシウム合金に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、材料の軽量化へのニーズが高ま
り、実用合金中最も密度の小さいマグネシウム合金が注
目されている。しかしながら、このマグネシウム合金
は、一般に高温(100℃以上)下でのクリープ特性が
よくないという問題を有している。
【0003】そこで、この問題を解決するため、重量%
で、カルシウム:0.2〜4%、アルミニウム:1〜6
%、珪素:0.5〜1.5%、マンガン:0.15〜0.5%、
亜鉛:0.3%以下、銅:0.06%以下、ニッケル:0.0
3%以下、その他不純物0.3%以下、残りマグネシウム
である「ダイカスト用マグネシウム基合金」(特開昭61
−3863号公報)が提案されている。この合金は、高いク
リープ抵抗を有するとしている。
【0004】また、従来の他の改良技術として、アルミ
ニウム:2〜11%、亜鉛:0〜12%、マンガン:0
〜0.6%、カルシウム:0〜7%の範囲内にあり(但
し、少なくともZn及び/又はCaが存在し)、主要部
の不純物の含有量が、ケイ素:0.1〜0.6%、銅<0.2
%、鉄<0.1%、ニッケル<0.01%の範囲内にあり、
及び残りはマグネシウムである「機械抵抗の高いマグネ
シウム合金及び該合金の急速凝固による製造方法」(特
表平2−503331号公報)が提案されている。これより、
耐蝕性が改善され、かつ高い機械的特性を有するマグネ
シウム合金を製造することができるとしている。
【0005】また、従来の他の改良技術として、アルミ
ニウム:2〜11%、亜鉛:0〜12%、マンガン:0
〜1%、カルシウム:0.5〜7%、希土類元素(RE):0.
1〜4%の範囲内にあり、主要部の不純物の含有量が、
ケイ素<0.6%、銅<0.2%、鉄<0.1%、ニッケル<
0.01%の範囲内にあり、及び残りはマグネシウムであ
る「機械的強度の高いマグネシウム合金及び該合金の急
速凝固による製造方法」(特開平3− 90530号公報)が
提案されている。これより、耐蝕性が改善され、かつ高
い引抜き温度で機械的特性の改善された合金を製造する
ことができるとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
61−3863号に記載のダイカスト用マグネシウム基合金
は、既存の耐熱用合金であるMg−Al−Si合金を改
良したもので、クリープ特性はそれほど良くはないとい
う問題を有している。これは、静的機械強度を向上させ
るために添加しているAlがクリープ特性を悪化させて
しまうためと考えられる。
【0007】また、特表平2−503331号および特開平3
− 90530号に記載のマグネシウム合金は、機械的性質を
向上されるためにAl,ZnというMgの強化に有効な
元素を多量に含有させている。しかし、これらの元素を
強制的に固溶させても熱的に不安定な組織となり、クリ
ープ特性は悪い。また、この合金組成は、引張強さ、耐
力を重視してAl含有量を2%以上としており、このた
めクリープ特性は悪化するという欠点を有している。
【0008】そこで、本発明者らは、上述の如き従来技
術の問題点を解決すべく鋭意研究し、各種の系統的実験
を重ねた結果、本発明を成すに至ったものである。
【0009】(発明の目的)本発明の目的は、熱処理を
しない鋳造のままでクリープ特性に優れた耐熱マグネシ
ウム合金を提供するにある。
【0010】本発明者らは、上述の従来技術の問題に対
して、以下のことに着眼した。すなわち、まず、マグネ
シウム合金のクリープ特性の挙動について検討した。そ
の結果、クリープ特性を改善するためには、二次クリー
プ速度が小さいことが不可欠であることに着眼し、この
二次クリープ速度を小さくする添加成分として、Znが
顕著な効果があることを見いだした。そして、従来のダ
イカスト合金に多く含有され、過多に含有させるとマグ
ネシウム合金のクリープ特性を悪化させるAlを第一添
加元素とせずに、Znを第一添加元素とすることによ
り、クリープ特性に優れたマグネシウム合金を開発する
に至った。
【0011】ところで、従来よりZnを第一添加元素と
する砂型鋳造用合金が知られている(ZE41A等、ASTMB93
)が、これらの合金は、複雑な溶解を行い、鋳造した
鋳物には熱処理を施すことが前提となっている。しかし
ながら、この従来のMg−Zn合金の鋳放し材のクリー
プ特性を調査したところ、クリープ特性は良好ではなか
った。
【0012】そこで、本発明者らは、Mg−Zn合金に
対して、クリープ特性の改善に有効であるとともに、鋳
放しのままでも良好なクリープ特性を発現できる合金用
添加元素としてCaに着目し、熱処理をしない鋳造のま
までクリープ特性に優れた耐熱マグネシウム合金得るに
至った。
【0013】
【課題を解決するための手段】(第1発明の構成) 本第1発明の耐熱マグネシウム合金は、重量%でZn:
1.0〜3.0%未満、Ca:0.5〜2.0%を含み、残部が
マグネシウムと不可避物質とからなり、ZnとCaによ
優れたクリープ特性を有してなることを特徴とする。
この耐熱マグネシウム合金において、亜鉛を1.0〜
2.5%未満、Caを0.5〜1.0%とすることもで
きる。
【0014】(第2発明の構成) 本第2発明の耐熱マグネシウム合金は、重量%でZn:
1.0〜3.0%未満、Ca:0.5〜2.0%と、少なくとも
Al,Mn,Si,Sr,希土類元素のうちの一種以上
を含み、残部がマグネシウムと不可避物質とからなり、
前記Alは1.0%以下、前記Mn,Si,Srは2.0%
以下、前記希土類元素は3.0%以下であり、ZnとCa
により優れたクリープ特性を有してなることを特徴とす
る。この耐熱マグネシウム合金において、亜鉛を1.0
〜2.5%未満、Caを0.5〜1.0%とすることも
できる。
【0015】
【作用】本第1発明および第2発明の耐熱マグネシウム
合金が優れた効果を発揮するメカニズムについては、未
だ必ずしも明らかではないが、次のように考えられる。
【0016】(第1発明の作用) 本発明の耐熱マグネシウム合金は、溶質元素量が、既存
のダイカスト合金に比較して少なく、鋳放しでもα−M
g結晶粒内の溶質濃度の偏析が小さい。従って、二次ク
リープ変形の駆動力となる溶質拡散速度を支配する濃度
勾配が小さい。また、溶質濃度が比較的高い粒界近傍で
はクリープ変形進行と同時にβ1'、β2'、MgZn、Z
n2 Ca等が析出し、粒界および母相が強化される。こ
れらが変形に対する抵抗となり、本合金のクリープ特性
が良好なものになるものと考えられる。
【0017】亜鉛(Zn)の含有量は、1.0重量%以上
3.0%未満である。Znは、固溶強化により母相である
α−Mg相を強化する元素である。Znの含有量が1.0
重量%未満の場合は、静的強度が著しく低いため実用に
耐えない。また、該含有量が6.0重量%を超える場合
は、Znの固溶量増加にともなう拡散速度の増加と、強
度の低い低融点粒界化合物の晶出が増加しクリープ特性
が悪化する。
【0018】カルシウム(Ca)の含有量は、0.5重量
%以上2.0重量%以下である。Caは、Mg基地中に固
溶し、α−Mgを強化するとともに残りは未固溶のZn
とともに粒界相を形成し、粒界化合物を強固なものとす
る。このCaの含有量が0.5重量%未満の場合は、粒界
の強化が不十分で定常クリープ速度は大きくなり、従来
のダイカスト用耐熱マグネシウム合金と同程度になる。
また、該含有量が5.0重量%を超える場合は、脆弱なM
g−Ca化合物が多量に生成して、二次クリープ速度お
よび初期変形量がともに増加する。また、静的機械強度
特性である伸びも減少し、構造材としては靱性が不足す
る。
【0019】以上により、本発明の耐熱マグネシウム合
金は、熱処理をしない鋳造のままでクリープ特性に優れ
た耐熱マグネシウム合金とすることができるものと考え
られる。
【0020】(第2発明の作用)本第2発明の耐熱マグ
ネシウム合金の作用は、前記第1発明の作用と同様の作
用を奏するのに加えて、下記のような作用を奏する。
【0021】すなわち、本発明の耐熱マグネシウム合金
は、重量%で1.0〜3.0%未満のZnと0.5〜2.0
%のCaに加えて、さらに第4元素として、少なくとも
Al,Mn,Si,Sr,希土類元素のうちの一種以上
を含んでなる。これら第4元素を含有することにより、
固溶強化、粒界での晶出物形成、組織の微細化等によ
り、室温強度および高温強度が向上し、さらに本合金の
クリープ特性が良好なものになるものと考えられる。
【0022】アルミニウム(Al)の含有量は、1.0重
量%以下である。Alは、α−Mg中に固溶して、静的
強度を向上させる元素である。Alは含有量が増加する
に従って室温での引張強さや耐力は大きくなるが、Al
の含有量が1.0重量%を超えると二次クリープ速度が大
きくなる。
【0023】
【0024】マンガン(Mn)の含有量は、2.0重量%
以下である。Mnは、僅かに固溶することにより耐熱性
を向上させる元素である。Zrの含有量が2.0重量%を
超えると、粗大なMnが晶出して機械的強度を劣化させ
る。
【0025】珪素(Si)の含有量は、2.0重量%以下
である。Siは、主に粒界に高融点の化合物を形成して
粒界を強化する元素である。Siの含有量が2.0重量%
を超えると、脆弱な化合物の増加により靱性が低下す
る。また、SrはSiと同様の作用を奏する元素であ
り、含有量およびその理由も同様である。
【0026】希土類元素(R.E.)の含有量は、3.0
重量%以下である。この希土類元素は、固溶および粒界
への晶出によって耐熱強度を向上させる元素である。希
土類元素の含有量が3.0重量%を超えると、靱性が劣化
する。
【0027】以上により、本発明の耐熱マグネシウム合
金は、熱処理をしない鋳造のままでクリープ特性に優れ
た耐熱マグネシウム合金とすることができるものと考え
られる。
【0028】
【発明の効果】本第1発明および第2発明の耐熱マグネ
シウム合金は、熱処理をしない鋳造のままでクリープ特
性に優れた耐熱マグネシウム合金とすることができる。
また、本発明の耐熱マグネシウム合金は、従来のAlを
多く含有するダイカスト用マグネシウム合金に比べ、ク
リープ特性が優れるため、耐熱ダイカスト用合金として
も使用できる。これより、マグネシウムダイカスト品の
適用範囲が拡大し、各種部品の軽量化が可能となる。
【0029】また、本発明の耐熱マグネシウム合金を使
用することにより、熱処理を施して使用されるAgやZ
n、R.E.を含む高価な砂型鋳造合金よりも単純な溶
解作業でクリープ特性の優れた部品を作製することがで
きるので、地金の低コスト化、溶解作業の効率化を達成
することができる。
【0030】さらに、本第2発明の耐熱マグネシウム合
金は、第4元素として少なくともAl,Mn,Si,S
r,希土類元素のうちの一種以上を含んでなるので、前
記第1発明の耐熱マグネシウム合金に比べて、静的強度
が優れ、かつクリープ特性がさらに改善される。
【0031】
【実施例】以下に、前記第1発明および第2発明をさら
に具体的にした発明(具体例)について説明する。
【0032】(発明の具体的説明) 本第1発明および第2発明の耐熱マグネシウム合金にお
いて、Znの含有量が1.0重量%以上3.0重量%未
満である。Znの含有量を1.0重量%〜3.0重量%
未満とすることにより、Znによる固溶強化を十分に行
うことができるとともに、二次クリープ速度が小さく、
鋳造時の熱間割れが起こらないので好適である。
【0033】カルシウム(Ca)の含有量は、0.5
量%以上2.0重量%以下である。Caの含有量を0.5
重量%〜2.0重量%とすることにより、靱性の劣化が見
られず、また二次クリープ速度が極めて低くなるので好
適である。
【0034】また、本第1発明および第2発明の耐熱マ
グネシウム合金において、ZnとCaの両方が粒界を強
化する化合物を形成することが好ましい。従って、固溶
強化に関与しないZnをCaで粒界に固定するために、
(Zn含有量)/(Ca含有量)=1〜8であることが
好ましい。
【0035】本発明の耐熱マグネシウム合金の製造方法
の一例を簡単に示すと、以下のようである。すなわち、
本合金は、各元素を純金属、合金または塩化物やフッ化
物の形態で溶融Mgに添加し、鋳造することにより、良
好なクリープ特性を有する耐熱マグネシウム合金を得る
ことができる。なお、溶解作業中には、従来のマグネシ
ウム合金と同様にSF6 ガスやフラックス等による防燃
や精錬を必要において行うことが好ましい。
【0036】第1実施例 電気炉中で予熱した高クロム合金鋼(SUS430)製坩堝
(内径:80mm,高さ:230 mm)の内面に、塩化マグネシ
ウム系のフラックスを塗布し、その中に純Mg地金を投
入して溶解した。700℃に保持した溶湯に金属Zn、
Caを所定量添加し、これらが完全に溶解したことを確
認してから、精錬を行った。精錬終了後、700℃から
750℃に昇温・保持した。添加金属が溶解したことを
確認したのち、10分間保持してから150℃に予熱し
た舟金型に注湯し、自然冷却することにより鋳造した。
なお、溶解・鋳造作業中は、燃焼防止のために溶湯表面
にSF6 ガスを0.2l/min.吹きつけるとともに、適宜
フラックスを溶湯表面に散布した。
【0037】次いで、舟型鋳物から、φ8mm,l=10
0mmの試験片を採取し、等分布荷重が作用する条件で曲
げクリープ試験を行った。この時の最大作用応力は、6
0MPa(弾性式による)であった。得られた結果を、
Znの添加量を種々変化させたもの(Caは1重量%)
の初期変形量(試験開始1時間後のたわみ量)と二次ク
リープ変形速度(試験開始50時間−150時間での一
時間当りの平均たわみ量)を表1に、Caの添加量を種
々変化させたもの(Znは4重量%)の結果を表2に、
それぞれ示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】なお、比較のために、ZnおよびCa含有
量を本発明の範囲外の量としたほかは、前記実施例と同
様にして比較用マグネシウム合金を得、同様に性能評価
試験をクリープ試験によって行った。得られた結果を、
同様に表1および表2に併せて示す。
【0041】また、本参考例のMg−4%Zn−1%C
a合金(試料番号8)と比較例として従来合金4種、A
S41(試料番号:C6)、ZE41(試料番号:C
7)、AE42(試料番号:C8)、AZ91(試料番
号:C9)との試験結果を、図1に示す。
【0042】図1より、従来合金(比較例:試料番号C
6〜C9)の150時間でのたわみ量が1.5 mm である
のに対し、本参考例のMg−4%Zn−1%Ca合金で
は1mm以下であり、本参考例の耐熱マグネシウム合金は
クリープ特性に大変優れていることが分かる。また、表
1より、Znの含有量が1重量%未満では初期変形量が
極端に大きく、8重量%を超えると再び初期変形量が大
きくなり、6重量%を超えると二次クリープ速度が大き
くなりはじめることが分かる。また、表2より、Caの
含有量が0.5重量%未満では該元素の添加による効果が
見られず、5重量%を超えると二次クリープ速度が大き
くなりはじめることが分かる。また、この時靱性も低下
する。
【0043】第2参考例 前記第1実施例と同様にして、前記参考例の試料番号8
のMg−4%Zn−1%Ca合金に対して、さらにZ
r,Si,Al,Mn,Sr,R.E.を添加し、同様
にして本第2参考例の耐熱マグネシウム合金を鋳造し
た。得られたマグネシウム合金の性能評価試験を、前記
第1実施例と同様にしてクリープ試験により行った。そ
の結果を、図2に示す。
【0044】図2より明かのように、それぞれの添加元
素Zr,Si,Al,Mn,Sr,R.E.は、マグネ
シウム合金のクリープ特性改善に有効であり、特に、Z
r,Sr,R.E.,Mn,Siは初期の変形、二次ク
リープ速度ともに改善することが分かる。Alは、初期
の変形量を小さくするが、二次クリープ速度を大きくす
ることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のMg−Zn−Ca合金と比較用M
g合金の試験経過時間とたわみ量との関係を示す図であ
る。
【図2】第2参考例により得られた耐熱マグネシウム合
金のクリープ試験結果を示す図である。
【符号の説明】
8 ・・・ 試料番号8 C6 ・・・ 試料番号C6 C7 ・・・ 試料番号C7 C8 ・・・ 試料番号C8 C9 ・・・ 試料番号C9
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康行 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 竹内 正 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 射場 英紀 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 松井 彰 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 審査官 小川 武 (56)参考文献 特開 平6−235041(JP,A) 特開 平6−25791(JP,A) 特開 昭52−92811(JP,A) 特開 昭61−3863(JP,A) 特開 平7−11374(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 23/00 - 23/06 REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%でZn:1.0〜3.0%未満、C
    a:0.5〜2.0%を含み、残部がマグネシウムと不可避
    物質とからなり、ZnとCaにより優れたクリープ特性
    を有してなることを特徴とする耐熱マグネシウム合金。
  2. 【請求項2】 重量%でZn:1.0〜2.5%未満、
    Ca:0.5〜1.0%を含み、残部がマグネシウムと
    不可避物質とからなり、ZnとCaにより優れたクリー
    プ特性を有してなることを特徴とする耐熱マグネシウム
    合金。
  3. 【請求項3】 重量%でZn:1.0〜3.0%未満、C
    a:0.5〜2.0%と、少なくともAl、Mn,Si,S
    r,希土類元素のうちの一種以上を含み、残部がマグネ
    シウムと不可避物質とからなり、 前記Alは1.0%以下、前記Mn,Si,Srはそれ
    ぞれ2.0%以下、前記希土類元素は3.0%以下であり、
    ZnとCaにより優れたクリープ特性を有してなること
    を特徴とする耐熱マグネシウム合金。
  4. 【請求項4】 重量%でZn:1.0〜2.5%未満、
    Ca:0.5〜1.0%と、少なくともAl、Mn,S
    i,Sr,希土類元素のうちの一種以上を含み、残部が
    マグネシウムと不可避物質とからなり、 前記Alは1.0%以下、前記Mn,Si,Srはそれ
    ぞれ2.0%以下、前記希土類元素は3.0%以下であり、
    ZnとCaにより優れたクリープ特性を有することを特
    徴とする耐熱マグネシウム合金。
  5. 【請求項5】 熱処理なしで優れたクリープ特性を有す
    る請求項1〜4記載の耐熱マグネシウム合金。
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