JPH07331375A - 鋳造用耐熱マグネシウム合金 - Google Patents

鋳造用耐熱マグネシウム合金

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JPH07331375A
JPH07331375A JP6124079A JP12407994A JPH07331375A JP H07331375 A JPH07331375 A JP H07331375A JP 6124079 A JP6124079 A JP 6124079A JP 12407994 A JP12407994 A JP 12407994A JP H07331375 A JPH07331375 A JP H07331375A
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magnesium alloy
axial force
casting
retention rate
force retention
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JP6124079A
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Tadashi Takeuchi
正 竹内
Yasuyuki Suzuki
康行 鈴木
Hiroaki Iwabori
弘昭 岩堀
Toshio Horie
俊男 堀江
Yoji Awano
洋司 粟野
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鋳造性や強度を維持しつつ耐クリープ性を改善
した鋳造用耐熱マグネシウム合金を提供すること。 【構成】この耐熱マグネシウム合金は、重量比でAl;
1〜3.5%、Zn;0.25〜3.5%、R.E.;
0.5〜4.0%、Mn;0.1〜1.0%、Ca;
0.1〜1.0%を含有し、残部がMgおよび不純物か
らなることを特徴とする。Caは粒内に固溶し耐力を向
上させると考えられる。このマグネシウム合金合金では
軸力保持率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイカスト等に使用され
る鋳造用耐熱マグネシウム合金に関する。
【0002】
【従来の技術】マグネシウム合金は軽量であるため航空
機材料あるいは自動車材料等として近年注目されてい
る。従来のマグネシウム合金のうちMg−Al系合金
(ASTM規格−AM60B、AM50A、AM20A
等)は、2〜10%のAlを含み、これに少量のMnが
添加されたもので、Mg側はα−Mg固溶体とβ−Mg
17Al12化合物の共晶系で、熱処理によってMg17Al
12の中間相の析出による時効硬化が生ずる。
【0003】また、Alを5〜10%、Znを1〜3%
含有するMg−Al−Zn系(ASTM規格−AZ91
D等)では、Mg側に広いα−固溶体領域があり、Mg
−Al−Zn系化合物が晶出する。この合金は鋳造のま
までも強靱で耐食性に優れているが、時効熱処理によっ
て機械的性質が改善される。Mg−Zn系合金において
は、Mgに2%のZnを添加した場合に、鋳造のままで
最高の強度と伸びがえられるが、鋳造性を良くし健全な
鋳物を得るために、さらに多量にZnが添加される。
【0004】また耐熱性を高めたマグネシウム合金とし
て、R.E.(希土類元素)を含有するものが知られて
いる。例えば、R.E.を含む実用合金として、Znを
含まないEK30A合金(2.5〜4%R.E.−0.
2%Zr)、Znを含むものとしてZE41A合金(1
%R.E,−4.0%Zn−0.6%Zr)などが実用
化されている。さらにR.E.(希土類元素)を含む耐
熱マグネシウム合金としては、Agを含有するQE22
A(2%Ag−2%Nd−0.6%Zr)、Yを含有す
るものとしてWE54A(5%Y−4%Nd−0.6%
Nd)がある。
【0005】更にR.E.を含むマグネシウム合金とし
て、特開平3−97824号公報に開示されている様
に、重量比でAlを2〜9%、Znを0〜4%、Mnを
0〜1%、Caを0.5〜5%、R.E.を0〜4%を
含有する急冷凝固型の合金が知られている。このもの
は、上記組成の溶湯を噴霧することにより急冷凝固させ
て急冷粉末を形成し、その急冷粉末を堆積して堆積体を
形成し、堆積体を200〜350°Cで熱間加工(押
出、鍛造、HIP等)して圧密化したものである。この
ものでは、急冷凝固のためマグネシウム合金の本来的な
平均結晶粒度は小さいが、熱間加工の程度によっては再
結晶化が誘発されているものと考えられる。
【0006】また従来より、R.E.を含むマグネシウ
ム合金として、特開平3−90530号公報に開示され
ている様に、重量比でAlを2〜11%、Znを0〜1
2%、Mnを0〜1%、Caを0.5〜7%、R.E.
を0.1〜4%を含有する急冷凝固型の合金が知られて
いる。このものは、上記組成の溶湯をロール急冷して極
薄肉(厚み150μm以下)のリボンとするか、あるい
は、上記組成の溶湯を噴霧して急冷粉末を形成し、その
リボンや急冷粉末を200〜350°Cで熱間加工(引
抜き、圧延、鍛造等)して圧密化したものである。この
公報では急冷凝固のためマグネシウム合金の平均結晶粒
度は3μm未満と規定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したマグネシウム
合金のうち、Mg−Al系あるいはMg−Al−Zn系
の合金は、コストも安く、鋳造性も良好でダイカストが
可能であるので、80℃以下の温度で使用される部材に
採用されつつあるが、耐クリープ性に劣る。例えばAZ
91Dは鋳造性、耐食性、室温強度は良好であるもの
の、耐クリープ性に劣る。
【0008】また上記した公報(特開平3−97824
号公報、特開平3−90530号公報)にかかるマグネ
シウム合金は、強度は確保されるものの耐クリープ性は
劣る。即ち上記公報のマグネシウム合金では、急冷凝固
工程を経るため冷却速度が極めて速く、Al等の合金元
素が過飽和に固溶された相を粒界に生じる。そのため、
高温環境下で使用されたり圧密後に熱処理されたりする
と、過飽和の合金元素を含む相から安定化合物が粒界に
発生し始める。この場合には、引張強度の面では有利で
あるものの、拡散に起因したクリープ変形が促進され、
耐クリープ性に悪影響を与える。
【0009】更に熱間加工によりMgの結晶の再結晶が
誘発される場合には、Mgマトリックスの強度の低下を
招来するおそれがある。また特開平3−97824号公
報にはMg17Al12を積極的に含むことが規定されてい
るが、これは強度の面では有利であるものの、耐クリー
プ性の劣化を誘発すると考えられている。
【0010】更に上記2つの公報にかかるマグネシウム
合金では、溶湯を急冷凝固している関係上、マグネシウ
ム合金の結晶粒の粒径が極微細である。粒径が小さいと
室温強度の向上は期待できるものの、耐クリープ性の低
下を誘発する粒界が増す。この意味でも、上記公報にか
かる合金は耐クリープ性に劣る。そこで本出願人は鋳造
性や強度を維持しつつ耐クリープ性を改善したマグネシ
ウム合金を開発し、出願している。本発明はこのマグネ
シウム合金を更に技術的に進めたものであり、請求項1
の課題は、Caを0.1〜1.0%を含有することによ
り、耐クリープ性を一層改善した鋳造用耐熱マグネシウ
ム合金を提供することにある。
【0011】請求項2の課題は、Caを0.1〜0.5
%とすることにより、耐クリープ性を改善しつつ、鋳造
割れを抑制して鋳造性を改善した鋳造用耐熱マグネシウ
ム合金を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は従来の鋳造マ
グネシウム合金の試験データをもとに各元素の添加効果
について検討し、いかなる元素を含む合金系を採用すべ
きかについて、鋭意研究を重ねた。その結果、重量比で
Al;1〜3.5%、Zn;0.25〜3.5%、R.
E.;0.5〜4.0%、Mn;0.1〜1.0%、C
a;0.1〜1.0%を含有し、残部がMgの組成とす
れば、鋳造性や強度を維持しつつ耐クリープ性が改善さ
れることを知見し、試験で確認し、本発明の鋳造用耐熱
マグネシウム合金を完成させたものである。
【0013】耐クリープ性が改善される理由は、主とし
て、合金元素がMg結晶粒内において固溶強化するこ
と、上記公報の合金に比較してMg結晶粒の粒界近傍に
Al等の合金元素の高濃度領域が生じにくい、或いは生
じないこと、耐クリープ性を劣化させると考えられてい
るMg17Al12の生成をできるだけ抑制または回避する
組成に規定していること、鋳造されるためMg結晶粒が
急冷凝固のように極微細ではなく、上記2つの公報の合
金に比較して、耐クリープ性の低下を誘発する粒界が少
ないこと等によるものと推察される。
【0014】即ち、請求項1の鋳造用耐熱マグネシウム
合金は、重量比でAl;1〜3.5%、Zn;0.25
〜3.5%、R.E.;0.5〜4.0%、Mn;0.
1〜1.0%、Ca;0.1〜1.0%を含有し、残部
がMgおよび不純物からなることを特徴とするものであ
る。なお『〜』はその上限値及び下限値をも含む意味で
ある。
【0015】請求項2の鋳造用耐熱マグネシウム合金
は、請求項2において、重量比でCaを0.1〜0.5
%とするものである。
【0016】
【作用】本発明にかかる鋳造用耐熱マグネシウム合金の
組成範囲を限定した理由について説明する。 Al;1〜3.5% AlはMgの結晶粒に固溶し、固溶強化により強度、耐
力、耐クリープ性を向上させる。またMg、Al、Z
n、R.E.を含む化合物(金属間化合物)がMgの結
晶粒界に網目状に生成し強度を向上させる。またAlは
鋳造性を向上させ鋳造割れを抑制する。更にAlの上限
値及び下限値は次の点も考慮して規定した。
【0017】上限値…図5から理解できる様にAlはそ
の含有量の増加と共に軸力保持率が低下する。図5から
理解できる様に、150℃×300hで保持した後の軸
力保持率が50%以上を示す3.5%を上限値とした。 下限値…図6から理解できる様にAlが1%未満となる
と鋳造われ発生割合が増加するので、Alの下限値を1
%とした。 Zn;0.25〜3.5% ZnはMgの結晶粒に固溶し、固溶強化により強度、耐
力、耐クリープ性を向上させる。またMg、Al、Z
n、R.E.を含む化合物がMgの結晶粒界に生成し、
強度を向上させる。しかし多量に入れると、R.E.を
含まない低融点化合物もMgの結晶の粒界に生成して耐
クリープ性を悪化させる。またZnは鋳造性を向上させ
る。更にZnの上限値及び下限値は次の点も考慮して規
定した。
【0018】上限値…図7から理解できる様にZnは
1.0%を越えると含有量の増加と共に軸力保持率は低
下する。従って150℃×300hで保持した後の軸力
保持率が50%以上を示すZn量である3.5%を上限
値とした。 下限値…図8から理解できる様にZnを0.25%以上
とすれば室温における引張強さが向上し、また図9から
理解できる様に100℃での伸びが改善されるので、Z
n0.25%を下限値とした。 R.E.;0.5〜4.0% R.E.は希土類元素を意味する。R.E.は一般的に
はミッシュメタルを採用できる。R.E.が含有されて
いると、耐クリープ性が改善される。Mg、Al、Z
n、R.E.を含む高融点の化合物がMgの結晶粒界に
生成し、粒界における拡散現象を抑制するためであると
考えられている。またR.E.を多量に含有すると、鋳
造性や価格の面で不利となる。更にR.E.の上限値及
び下限値は次の点も考慮して規定した。
【0019】上限値…図11から理解できる様に4.0
%を越えると室温における引張強さ低下するので、R.
E.の上限値を4.0%とした。 下限値…図10から理解できる様に150℃×300h
で保持した後の軸力保持率が50%以上を示す0.5%
を下限値とした。 Mn;0.1%〜1.0% MnはMgの結晶粒に固溶し、固溶強化により強度や耐
力、特に高温耐力を向上させる。更にMnの上限値及び
下限値は次の点も考慮して規定した。
【0020】上限値…図12から理解できる様に1.0
%を越えると鋳造われ発生割合が多くなるので、Mnは
1.0%を上限値とした。 下限値…図13から理解できる様に0.1%以上の添加
で軸力保持率の向上効果がみられるので、Mnは0.1
%を下限値とした。 Ca;0.1〜1.0% Caは少量添加によりMgの結晶粒に固溶して固溶強化
する。0.1%〜0.5%の添加では添加量増加に伴い
耐力が向上する。更にCaの上限値及び下限値は次の点
も考慮して規定した。
【0021】図3から理解できる様に、初期軸力保持率
はCa添加により改善効果があった。初期の軸力保持率
は材料の耐力に依存すると考えられており、Ca添加に
より耐力が向上したため改善効果があったと思われる。
Caが0.5〜1.0%の範囲ではMgの結晶粒におけ
る固溶は飽和してくるので、耐力の向上効果も少なくな
る。そのため図2や図3から理解できる様に、初期の軸
力保持率や軸力保持率の向上効果も飽和に近くなるが、
Caが0.5〜1.0%の範囲でもまだいくぶん向上効
果を示す。Mgの結晶粒内に固溶しきれないCaは、結
晶粒界にAl、Zn、R.E.、Mgと共に化合物を形
成し、粒界における拡散を抑制することで耐クリープ性
の向上に寄与すると考えられる。 上記組成に規定されている本発明のマグネシウム合金
はダイカスト鋳造に利用でき、場合によっては砂型鋳造
にも利用でき、一般的には、溶体化処理等の熱処理をし
ないものであり、鋳放し状態、あるいは鋳放し後に適宜
機械加工して使用されるものである。 また本発明にかかるマグネシウム合金の結晶粒の平均
粒径は、急冷凝固の場合の様に極微細ではなく、一般的
には4〜5μmを越える大きさであり、鋳造条件、鋳造
品の大きさ、種類などにもよるが、10μm、25μ
m、35μm、50μm、75μmを越えることもあ
り、場合によっては100μmを越えることもある。
【0022】
【実施例】本発明の実施例について試験例に基づいて説
明する。 (試験例1)表1に示す様な組成をもつ発明材、比較
材、従来材をそれぞれ溶製してインゴットを作製した。
ここで、表1に示す様に、発明材の組成は、重量比でA
lが2.2%、Znが1.1%、R.E.が2.8%、
Mnが0.3%、Caが0.5%である。R.E.はC
e−La−Nd−Pr系(5:3:2:1の重量割合)
であるミッシュメタルを用いた。
【0023】比較材の組成は、重量比でAlが2.0
%、Znが1.0%、R.E.が2.9%、Mnが0.
3%である。この様に比較材は、Ca以外は発明材とほ
ぼ同等の合金組成をもつ。従来材の組成はAZ91Dに
相当するものであり、重量比でAlが8.8%、Znが
0.7%、R.E.が0%、Mnが0.2%、Caが0
である。
【0024】
【表1】
【0025】更に上記したインゴットを溶解炉でそれぞ
れ再溶解して350トンのコールドチャンバーダイカス
トマシンを用いて、金型のキャビティにダイカスト鋳造
して柱状体(直径16mm、長さl30mm)を作製し
た。鋳造圧力は800kgf/cm2 程度、溶湯温度は
700°C程度、金型温度は100°C程度である。そ
の柱状体を円筒状(外径:15mm、内径:7mm、長
さ:25mm)に機械加工し、発明材にかかる円筒試験
片10(図14参照)とした。
【0026】次に発明材にかかる円筒試験片10を用い
てボルトの緩み試験を行った。即ち、図15に示す様に
円筒試験片10に鋼系ワッシャ12(材質:SCM4
0)を介して鋼系ボルト14(サイズ:M6、材質:S
CM3)を挿通し、ボルト14の先端部の雄螺子部にナ
ット16(材質:SCM3)の雌螺子部を螺合して締結
した。締結の際の面圧は64MPa程度とした。この状
態では円筒試験片10にこれの軸長方向に圧縮力が作用
する。その反発力のため、締結後のボルト14の長さL
1 は締結前の長さL0 よりも長くなる。
【0027】そしてボルト14を円筒試験片10に締結
した図15に示す状態で加熱炉(設定温度:150°
C、雰囲気:大気)に装入して炉内に保持し、所定時間
経過後に加熱炉から取り出し、常温に戻した状態でボル
ト14の長さLを測定し、以下の式(1)に基づき軸力
保持率を求めた。 {(L−L0 )/(L1 −L0 )}×100(%)…………(1) ここで、L0 は締結前のボルト長さ、L1 は締結後のボ
ルト長さ、Lは試験中のボルト長さである。
【0028】更に、この試験では初期軸力保持率も求め
た。初期軸力保持率とは150°Cにおいて1時間保持
した後における軸力保持率を意味する。軸力保持率、初
期軸力保持率は圧縮クリープ性の簡易的な尺度を示す。
比較材、従来材についても同様に試験した。発明材、比
較材、従来材について軸力保持率を測定した結果を図1
に示す。図1において特性線Aは発明材を、特性線Bは
比較材を、特性線Cは従来材をそれぞれ示す。図1の特
性線AとCとの比較から理解できる様に、発明材は従来
材(AZ91D)に比較して非常に高い軸力保持率を示
した。更に図1の特性線AとBとの比較から理解できる
様に、Ca以外はほぼ同等の合金組成である比較材に対
しても、発明材は約10%高い軸力保持率を示した。従
ってCa添加が軸力保持力の向上に有効であることがわ
かる。
【0029】(試験例2)またAlが2.0%、Znが
0.9%、R.E.が2.8%、Mnが0.3%の基本
組成のマグネシウム合金において、Ca含有量を0〜
1.5%の範囲で変化させた場合の円筒試験片も前述と
同様な条件で作製し、軸力保持力および初期軸力保持率
を前述の様に調べた。軸力保持力の試験結果を図2に示
した。また初期軸力保持力の試験結果を図3に示した。
図2は横軸にCa量をとり、縦軸に軸力保持率をとった
ものである。図3は横軸にCa量をとり、縦軸に初期軸
力保持率をとったものである。図2の特性線から理解で
きる様にCa含有量が0.1%でも軸力保持率は向上
し、特にCa含有量が0.5%までは軸力保持率の向上
効果は大きい。Ca含有量が1.0%を越えると、軸力
保持率の向上効果はほぼ飽和することがわかる。
【0030】また図3の特性線から理解できる様にCa
含有量が0.1%でも初期軸力保持率は向上する。特に
Ca含有量が0.5%までは初期軸力保持率の向上効果
は大きい。Ca含有量が1.0%を越えると、初期軸力
保持率の向上効果はほぼ飽和することがわかる。また上
記組成のマグネシウム合金(Alが2.0%、、Znが
0.9%、R.E.が2.8%、Mnが0.3%の基本
組成)において、Ca含有量を0〜1.5%の範囲で変
化させた場合の溶湯を金型のキャビティにダイカスト鋳
造し、鋳造われ試験片を作製し、鋳造の際における鋳造
割れ発生割合を調べた。鋳造われ試験片を鋳造する条件
は、鋳造圧力は800kgf/cm2 、溶湯温度は70
0°C程度、金型温度は130°C程度である。この鋳
造われ試験片は四辺を備えた四角枠状(サイズ:200
mm×200mm、厚み4mm程度)である。この試験
は、鋳造われ試験片の一辺部の中間域を厚肉化(厚み1
4mm)程度し、凝固時間の差を利用して、凝固収縮に
よる応力で試験片のコーナ部の内縁部のアール部(曲率
半径r=1.0mm)に鋳造割れを発生させるものであ
る。鋳造割れの有無は肉眼により判定した。判定した試
験片の数は各2個とした。
【0031】鋳造われ試験の試験結果を図4に示す。図
4は横軸にCa量をとり、縦軸に鋳造われ発生割合をと
ったものである。図4の特性線から理解できる様にCa
含有量が1.0%までは、鋳造割れ発生割合が低いが、
Ca含有量が1.0%を越えると、鋳造割れ発生割合が
増加することがわかる。 (試験例3)またZnが1.0%、R.E.が2.7
%、Mnが0.3%、Caが0.5%の基本組成におい
て、Al含有量を0〜5.0%の範囲で変化させた場合
の円筒試験片も前述同様に作製し、軸力保持率を調べ
た。その試験結果を図5に示した。図5は横軸にAl量
をとり、縦軸に軸力保持率をとったものである。図5か
ら理解できる様にAl含有量が3.5%以内では軸力保
持率が確保され、Al含有量が3.5%を越えると軸力
保持率の低下が大きくなることがわかる。
【0032】また上記組成のマグネシウム合金(Znが
1.0%、R.E.が2.7%、Mnが0.3%、Ca
が0.5%の基本組成)において、Al含有量を0〜
5.0%の範囲で変化させた場合の鋳造われ試験片を上
記した鋳造われ試験片と同様な条件で作製し、鋳造割れ
発生割合を調べた。その試験結果を図6に示した。図6
は横軸にAl量をとり、縦軸に鋳造割れ発生割合をとっ
たものである。図6の特性線から理解できる様にAl含
有量が1.0%以上であれば、鋳造割れ発生割合が小さ
く、Al含有量が1.0%未満であれば、鋳造割れ発生
割合が増大することがわかる。
【0033】(試験例4)また、Alが2.3%、R.
E.が2.9%、Mnが0.3%、Caが0.5%の基
本組成において、Zn含有量を0〜5.0%の範囲で変
化させた場合の円筒試験片を上記の円筒試験片10と同
様な条件で作製し、軸力保持率を同様に調べた。その試
験結果を図7に示した。図7は横軸にZn量をとり、縦
軸に軸力保持率をとったものである。図7の特性線から
理解できる様にZn含有量が3.5%を越えると、軸力
保持率の低下が大きくなることがわかる。
【0034】また上記組成のマグネシウム合金(Alが
2.3%、R.E.が2.9%、Mnが0.3%、Ca
が0.5%の基本組成)において、Zn含有量を0〜
5.0%の範囲で変化させた場合の溶湯を金型にダイカ
スト鋳造して引張試験片(ASTM:E48M−93)
を作製し、室温における引張強さ及び100°Cにおけ
る伸びを調べた。なお引張試験片を製造する条件は、鋳
造圧力は800kgf/cm2 程度、溶湯温度は700
°C程度、金型温度は100°C程度である。
【0035】室温における引張強さの試験結果を図8に
示した。図8は横軸にZn量をとり、縦軸に引張強さを
とったものである。図8の特性線から理解できる様にZ
n含有量が0.25%未満であれば引張強さの低下が大
きくなることがわかる。また100°Cにおける伸びの
試験結果を図9に示した。図9は横軸にZn量をとり、
縦軸に伸びをとったものである。図9の特性線から理解
できる様にZn含有量が0.25%あれば、伸びが改善
されることがわかる。
【0036】(試験例5)またAlが1.9%、Znが
0.9%、Mnが0.4%、Caが0.5%の基本組成
において、R.E.含有量を0〜5.0%の範囲で変化
させた場合の円筒試験片を、上記の円筒試験片10と同
様に作製し、軸力保持率を調べた。その試験結果を図1
0に示した。図10は横軸にR.E.量をとり、縦軸に
軸力保持率をとったものである。図10の特性線から理
解できる様にR.E.含有量が0.5%を越えると、軸
力保持率が50%を越えることがわかる。
【0037】また上記マグネシウム合金(Alが1.9
%、Znが0.9%、Mnが0.4%、Caが0.5%
の基本組成)において、R.E.含有量を0〜5.0%
の範囲で変化させた場合の引張試験片を前述と同様に作
製し、室温における引張強さを調べた。その試験結果を
図11に示した。図11は横軸にR.E.量をとり、縦
軸に室温における引張強さをとったものである。図11
の特性線から理解できる様にR.E.含有量が4.0%
を越えると、充分な引張強さが得られないことがわか
る。
【0038】(試験例6)またAlが2.0%、Znが
1.0%、R.E.が2.8%、Caが0.4%の基本
組成において、Mn含有量を変化させた場合の鋳造われ
試験片を、上記鋳造われ試験片と同様に作製し、鋳造割
れ発生割合を調べた。その試験結果を図12に示した。
図12は横軸にMn量をとり、縦軸に鋳造割れ発生割合
をとったものである。図12の特性線から理解できる様
にMn含有量が1.0%を越えると、鋳造割れ発生割合
が増大することがわかる。Mn含有量が0.8%以下、
特に0.4%以下であれば、鋳造割れ発生割合は極めて
小さいことがわかる。
【0039】また上記マグネシウム合金(Alが2.0
%、Znが1.0%、R.E.が2.8%、Caが0.
4%の基本組成)においてMn含有量を変化させた場合
の円筒試験片を同様に作製し、軸力保持率を調べた。そ
の結果を図13に示す。図13の特性線から理解できる
様にMn含有量が0.1%未満であれば、軸力保持率が
低下することがわかる。Mn含有量が0.4%を越えれ
ば、軸力保持率が確保される。
【0040】(組織)図16は上記した本発明にかかる
マグネシウム合金の代表例の光学顕微鏡組織を模写した
図である。図16から理解できる様にMgの結晶粒の粒
界に、Mg−Al−Zn−R.E.系の化合物が鋳造の
際に網状に生成している。Mg−Al−Zn−R.E.
系の化合物は融点が高く軟化しにくい。
【0041】一方、AZ91D等の従来材の組成におい
て冷却速度が速い場合には、Mgの粒界近傍に合金元素
の高濃度領域が発生し易い。この場合にはクリープ変形
が促進され、耐クリープ性に悪影響を与えると考えられ
る。これは粒界近傍における拡散に起因すると考えられ
る。代表的合金元素であるAlの濃度を電子線プロープ
X線微小領域分析装置(EPMA)を用いて観察したと
ころ、Mgの粒界近傍に高濃度領域が検出された。この
結果を含めた模写組織を図17に示す。図17での斜線
領域は高濃度領域を示す。
【0042】従来技術の欄において既述した公報にかか
るマグネシウム合金も、基本的には図17に示す形態と
同様の組織を呈する。上記公報にかかるマグネシウム合
金では急冷凝固のため冷却速度が極めて速く、Al等の
合金元素が過飽和に固溶された相を粒界に生じ、そし
て、ある温度域に保持されると、過飽和の合金元素を含
む相から安定化合物が粒界に生じ始めるものと推察され
る。更に急冷凝固では結晶粒が小さくなるため、耐クリ
ープ性の低下を誘発する粒界が多くなる。なお図16と
図17とは倍率を無視して模写しており、実際は冷却速
度が速い図17に示す形態の倍率の方が大きい。
【0043】
【発明の効果】請求項1にかかる鋳造用耐熱マグネシウ
ム合金によれば、重量比でAl;1〜3.5%、Zn;
0.25〜3.5%、R.E.;0.5〜4.0%、M
n;0.1〜1.0%、Ca;0.1〜1.0%を含有
し、残部がMgおよび不可避の不純物からなることを特
徴とするものであり、鋳造性、強度を確保しつつ、耐ク
リープ性、特に150°C近辺の耐クリープ性を向上す
ることができる。
【0044】請求項2にかかる鋳造用マグネシウム合金
によれば、請求項1において、重量比でCaを0.1〜
0.5%としているため、耐クリープ性を向上させつつ
鋳造割れを抑制し鋳造性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】炉内放置時間と軸力保持率との関係を示すグラ
フである。
【図2】Ca量と軸力保持率との関係を示すグラフであ
る。
【図3】Ca量と初期軸力保持率との関係を示すグラフ
である。
【図4】Ca量と鋳造われ発生割合との関係を示すグラ
フである。
【図5】Al量と軸力保持率との関係を示すグラフであ
る。
【図6】Al量と鋳造われ発生割合との関係を示すグラ
フである。
【図7】Zn量と軸力保持率との関係を示すグラフであ
る。
【図8】Zn量と引張強さとの関係を示すグラフであ
る。
【図9】Zn量と伸びとの関係を示すグラフである。
【図10】R.E.量と軸力保持率との関係を示すグラ
フである。
【図11】R.E.量と引張強さとの関係を示すグラフ
である。
【図12】Mn量と鋳造われ発生割合との関係を示すグ
ラフである。
【図13】Mn量と軸力保持率との関係を示すグラフで
ある。
【図14】円筒試験片の断面図である。
【図15】円筒試験片に通したボルトにナットを締結し
た状態を示す断面図である。
【図16】発明材のマグネシウム合金の光学顕微鏡組織
を模写した図である。
【図17】急冷凝固したマグネシウム合金の光学顕微鏡
組織を模写した図であ
【符号の説明】
図中、10は円筒試験片、12はワッシャ、14はボル
トを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康行 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 岩堀 弘昭 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 堀江 俊男 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 粟野 洋司 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量比でAl;1〜3.5%、 Zn;0.25〜3.5%、 R.E.(但しR.E.は希土類元素);0.5〜4.
    0%、 Mn;0.1〜1.0%、 Ca;0.1〜1.0%を含有し、残部がMgおよび不
    可避の不純物からなることを特徴とする鋳造用耐熱マグ
    ネシウム合金。
  2. 【請求項2】重量比でCaを0.1〜0.5%とする請
    求項1に記載の鋳造用耐熱マグネシウム合金。
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