JP3199347U - 担架として使用可能なシーツ - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急時にベッドに臥床している人を、移し換えることなく、避難移送させるための担架として使用可能なシーツを提供する。【解決手段】ベッド用のパッドの表面と同形のシーツ本体1と、その長手方向の両縁部に備えた両縁部で折り返し可能な2つのシーツ側片2a、2bと、シーツ本体の足下縁部に備えた足下縁部で折り返し可能な1つのシーツ下端片3とからなり、シーツ本体の底面の長手方向の両側部に縫着による担架棒を挿入できる2つの筒状部4a、4bを備え、2つのシーツ側片の裏面には互いに締着する留め具5a、5bを取り付け、シーツ下端片及びシーツ側片の裏面にはシーツ下端片とシーツ側片を締着する留め具6a、6bをそれぞれ取り付けてシーツとする。【選択図】図2

Description

本考案は、災害や事故等の緊急時に、ベッドに臥床している人を、移し換えることなく、避難移送させるための担架として使用可能なシーツに関する。
従来より、ベッドや布団に臥床している歩行が困難な人を緊急時に移動避難させる場合に使用され、臥床している人を移し換えることなく、介護者や側近者等の救助者によってその移動を容易にするためのシーツが提案されている。
例えば、ベッド用のマットまたは布団の上面を覆う敷布の両サイドに、それぞれ複数の開口部を設け、救助者が開口部を把持して臥床している人を載せたまま移動可能とした敷布(特許文献1)、敷布の少なくとも四隅に手を掛ける穴を設け、常時は面ファスナー等で手掛穴を閉じた状態で使い、緊急時は手掛穴を開いて使用する被介護者を載せたまま移動可能とした敷布(特許文献2)の提案がある。
また、人手による移動の負荷を軽減するものとして、ベッド用パッドや布団の表面を覆い、両側から包み込んでパッドや布団の底面に巻き込めることのできる裏敷布に、パッドや布団の表面と同形の表敷布を重ね、重ねた間に把持用の布ベルトを挟んで表敷布の周縁を縫着し、さらに重ねた敷布の長尺方向の両側に縫着による筒状部を形成し、この筒状部に棒を挿入して担架としうる敷布(特許文献3)の提案がある。
特開平11−318665号公報 特開2001−161749号公報 特開2014−128406号公報
本考案の課題は、緊急時に臥床している歩行困難な人を、移し換えることなく、そのまま臥床している状態で移動搬出するため、常時はベッド用のパッドまたは布団の表面を覆うシーツとして通常に使用され、緊急時にはシーツを担架にすることによって、介護者や側近者等の救助者によってその移動搬出を安全で容易にするシーツを提供することにある。
本考案の要旨は、シングルベッド用のパッド(以下、布団を含めパッドという)の表面を覆う大きさのシーツ本体1と、シーツ本体1の長手方向の両縁部に備えた該両縁部で折り返し可能な身体を被覆保護するシーツ側片2a、2bと、シーツ本体1の足下縁部に備えた該足下縁部で折り返し可能な足下を被覆保護するシーツ下端片3とからなり、シーツ本体1の底面の長手方向の両側部に縫着による担架棒を挿入できる筒状部4a、4bを備え、シーツ側片2a、2b、好ましくはそれらの裏面には互いに締着する留め具5a、5bを取り付け、シーツ下端片3及びシーツ側片2a、2b、好ましくはそれらの裏面にはシーツ下端片3とシーツ側片2a、2bを締着する留め具6a、6bを取り付けてなる担架として使用可能なシーツにある。
本考案のシーツは、常時はベッド用のパッドの表面を覆うシーツとして通常に使用され、シーツ側片、シーツ下端片はシーツの下にあるパッド或いはマットレスの底面に差し込まれて収納され、災害発生等の緊急時は臥床している人を、パッド或いはマットレスの底面から引き出したシーツ側片で覆って側片同士をベルト等の留め具で締着すると共に、パッド或いはマットレスの底面から引き出した足下のシーツ下端片で臥床している人の足下を覆って足下の下端片を他の側片とベルト等の留め具で締着して、臥床している人の安全性を確保し、各筒状部にそれぞれ担架棒を挿入し、そのまま担架として介護者や側近者等の救助者によって移動搬出させることを可能とする。
本考案の一例を示したシーツの表側の平面図である。 図1に示すシーツの裏面図である。 本考案のシーツを担架として使用する態様図である。
以下、本考案の実施の形態について、詳細に説明する。
本考案のシーツは、シングルベッド用のパッドの表面を覆うことのできる大きさのシーツ本体1に、シーツ本体1の長手方向の両縁部に該両縁部で折り返し可能な身体を被覆保護することができる長さのシーツ側片2a、2bを備え、さらにシーツ本体1の足下縁部に該足下縁部で折り返し可能な足下を被覆保護することができる長さの保護シーツ側片3を備え、シーツ本体1の底面にシーツの長手方向の両側部に縫着による担架棒を挿入でき、常時は閉じている筒状部4a、4bを設ける。
シーツ本体1は、本考案のシーツが常時はベッド用のパッドの表面を覆うシーツとして通常に使用されることから、快適性を有し洗濯できる素材であって、緊急時に担架として臥床している人を支えることができる強度を有する素材で構成する。素材としては、防炎加工が可能な綿のみからなる織布或いは綿にポリエステル繊維やナイロン繊維が混用された綿主体の織布であることが好ましい。
シーツ側片2a、2b及びシーツ下端片3は、緊急時に臥床している人の身体及び足下を十分に被覆して固定し移送を安全にするものであるから、シーツ本体1ほどの強度は要するものではないが、シーツ本体1と同様の素材から構成してもよいし、またシーツ側片2a、2b及びシーツ下端片3が外側に表れることから、防炎加工が容易な素材で構成し、素材としては綿、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維等からからなる織布であってもよい。
また、シーツ側片2a、2b及びシーツ下端片3は、シーツ本体1に縫着等により取り付けられ、常時はパッド或いはさらにマットレスの側面を包みパッド或いはその下部のマットレスの底面に差し込まれ、緊急時にパッド或いはマットレスの底面から引き出して使用される。したがい、シーツ側片2a、2b及びシーツ下端片3は、シーツ本体1とは色分け或いは模様を付けておくことは、担架の形成を迅速化するうえで好ましく、また常時はベッド用のパッド或いはさらにマットレスの側面を覆って装飾化するうえでも好ましい。
留め具5a、5b、留め具6a、6bは、ベルト部と受け部、紐と紐、フック部とループ部等のように、対をなす一方を5a、他方を5b、また一方を6a、他方を6bとして、互いに締めて固定し得るものであればよく、好ましくはべルト、紐或いは面ファスナーが挙げられるが、緩みが生じ難く、厚みの薄い形状で、金具等の硬質の部材を含まないものが好ましい。
これらの留め具は、固定作業上だけでなく、外観上からもシーツ側片2a、2b、シーツ下端片3のそれぞれの裏面に取り付けることが好ましく、具体的には、留め具5a、5bの一方をシーツ側片2a、2bの一方の裏面に、留め具5a、5bの他方をシーツ側片2a、2bの他方の裏面に取り付け、留め具6a、6bの一方をシーツ下端片3の裏面に、留め具6a、6bの他方をシーツ側片2a、2bの少なくとも最後に折り返されるシーツ側片の裏面に取り付ける。
また、シーツ側片2a、2b、シーツ下端片3のれぞれの裏面に取り付ける留め具5a、5b、留め具6a、6bは、適宜それらの取り付け箇所を増やしてもよく、各側片及び下端片のそれぞれ2箇所以上に取り付けることが好ましく、また取り付け箇所の位置、留め具の種類をそれぞれ変えてもよい。
本考案のシーツは、緊急時の際は、シーツ側片2a、2bをパッド或いはマットレスの底面から引き出し、臥床している人の身体を折り返したシーツ側片2a、2bで覆って包み、外側となった裏面の留め具5a、5bで固定し、さらにシーツ下端片3をパッド或いはマットレスの底面から引き出し臥床している人の足下を折り返したシーツ下端片3で覆って包み、外側となった裏面の留め具6a、6bでシーツ側片2a、2bとそれぞれ締着し足下を固定する。また、臥床している人の身体及び足下の固定は、担架の形成後に行ってもよい。
本考案のシーツは、緊急時の際、シーツ本体1の底面の長手方向の両側部に縫着により形成した筒状部4a、4bに担架棒をそれぞれ挿入して担架を形成する。担架棒は、それらの長さが筒状部の長さより大で、棒の両端に救助者が握ることのできる長さ部分があり、かつ載せた人の重さに耐える剛性のある棒であればよく、短縮可能な或いは折りたたみ可能な構造のものでもよい。さらに必要により、担架棒と担架棒の幅を固定する固定棒をそれぞれ掛け渡し、担架としての機能性を高めてもよい。また、担架としたときには、救助者による移動搬出を容易にするため、担架棒の握り位置の近傍に、肩に掛けて使用する肩掛け帯を取り付け、救助者の負荷を軽減するようにしてもよい。
以下、本考案を図1に基づき一例をもって具体的に説明する。
シングルベッド面と同形とした幅が91cm、長さが180cmの木綿100%平織り組織の織布からなるシーツ本体1の両側に、幅が85cm、長さが155cmのシーツ本体と同じ織布からなる側片2a、2bを、またシーツ本体1の下縁に、幅が91cm、長さが75cmのシーツ本体と同じ織布からなる下端片3を、それぞれ縫着して取り付けた。また、側片、下端片を取り付ける前のシーツ本体1の裏面の両側には縫着により担架棒を挿入しうる筒状部4a、4bを間隔幅60cmにして形成し、またシーツ本体1に取り付ける前の側片2a、2bの裏面には留め具のベルト部の受け部5bとベルト部5aを2箇所にそれぞれ対をなすように取り付け、下端片3と側片2a、2bの裏面には留め具のベルト部6aとその受け部6bを2箇所にそれぞれ対をなすように取り付けた。得られたシーツは、シングルベッドのパッド面にシーツ本体を敷き、側片をそれぞれマットレスの底面に差し込み、また下端片もマットレスの底面に差し込み収納することにより、通常のシーツと同様に使用されるものであった。
本考案のシーツは、病院、介護施設等で使用されるだけでなく、自宅でも使用することができ、緊急時には臥床している歩行困難な人を、移し換えることなく、安全に移動搬出することができる担架として使用可能なるものである。
1 シーツ本体
2a、2b シーツ側片
3 シーツ下端片
4a、4b 筒状部
5a、5b 留め具
6a、6b 留め具

Claims (2)

  1. シングルベッド用のパッドまたは布団の表面を覆う大きさのシーツ本体1と、シーツ本体1の長手方向の両縁部に備えた該両縁部で折り返し可能な身体を被覆保護するシーツ側片2a、2bと、シーツ本体1の足下縁部に備えた該足下縁部で折り返し可能な足下を被覆保護するシーツ下端片3とから構成され、シーツ本体1の底面の長手方向の両側部に縫着による担架用棒を挿入できる筒状部4a、4bを備え、シーツ側片2a、2bには互いに締着する留め具5a、5bを取り付け、シーツ下端片3及びシーツ側片2a、2bにはシーツ下端片3とシーツ側片2a、2bを締着する留め具6a、6bを取り付けた担架として使用可能なシーツ。
  2. 留め具5a、5b、留め具6a、6bがベルト、紐或いは面ファスナーである請求項2に記載の担架として使用可能なシーツ。
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