JP3121217U - 介護用敷布、及び介護用敷布セット - Google Patents
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Abstract
【課題】被運搬者を敷布の上に載せたまま運搬する作業の繰り返し使用にも十分に耐え得る強度と耐久性を持たせることができ、運搬時の使い勝手を向上させることができる介護用敷布を提供すること。
【解決手段】略矩形形状をした敷布10と、敷布10の一方の面に、敷布10の長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された複数の帯状部材20a〜20dとを備え、これら複数の帯状部材20a〜20dの両端部に把持部21が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】略矩形形状をした敷布10と、敷布10の一方の面に、敷布10の長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された複数の帯状部材20a〜20dとを備え、これら複数の帯状部材20a〜20dの両端部に把持部21が形成されている。
【選択図】図1
Description
本考案は介護用敷布、及び介護用敷布セットに関し、より詳細には、平常時は、マットレスや敷布団等の寝具上面に敷いて利用することができ、移動時には患者や被介護者を敷布の上に載せたまま運搬することのできる介護用敷布、及び介護用敷布セットに関する。
従来から、身体が不自由な患者や被介護者等の被運搬者を敷布の上に載せたまま運搬する目的で、敷布の周縁部に複数の把持用孔が設けられたキャリングシーツが提案されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
しかしながら、従来のキャリングシーツでは、前記把持用孔が、敷布に切り込みを入れて形成されたものとなっているので、被運搬者の体重が重い場合や急に持ち上げた場合には、把持用孔部分に直接大きな力が加わるため、把持用孔部分から敷布が裂けてしまうことがあり、また、繰り返し使用した場合の耐久性も低く、そのため、把持用孔部分の布地を厚くしたりする工夫が行われていた。
また、下記の特許文献2には、図19(a)、(b)に示した介護用敷布70が開示されており、介護用敷布70は、敷布71の4辺の端が裏側に折り重ねられ、2条のミシン目73で縫い合わされて、敷布71の長手方向両縁部に、棒80を通す隙間72が形成されており、さらに、2条のミシン目73とミシン目74との間に、握り部となる切れ目75が複数箇所設けられた構成となっている。
しかしながら、特許文献2記載の介護用敷布70も、特許文献1記載のキャリングシーツと同様、敷布71に形成された切れ目75(把持用孔)を握って持ち上げる構成となっている。介護用敷布70では、切れ目75部分に強度を持たせるために、切れ目75の周囲に補強縫いとかがり縫いとが施されているが、それでも運搬時には、切れ目75に直接大きな力が加わるため、繰り返し使用により切れ目75部分の劣化が進むこととなり、長期の繰り返し使用に耐え得る十分な耐久性を敷布71に持たせることは難しいという問題があった。
また、特許文献2記載の介護用敷布70では、図19(b)に示したように、左右の隙間72に棒80をそれぞれ通して担架として用いることができるように構成されているが、棒80を通す隙間72が、敷布71の長手方向両縁部に形成されているため、担架として用いた場合には、人体の重みにより棒80が内側に寄ってしまい、敷布71で患者を圧迫してしまうという問題があり、この中寄りを防止するために、介護用敷布70では、棒80の間に長さ調整可能な補助棒(図示せず)を装着する構成となっており、余分な道具が必要であった。
特開2002−58705号公報
特開平10−328250号公報
本考案は上記課題に鑑みなされたものであって、患者や被介護者を敷布の上に載せたまま運搬する作業の繰り返し使用にも十分に耐え得る強度と耐久性を持たせることができ、運搬時の使い勝手を向上させることができ、また、棒を用いる担架として使用した場合には、棒の中寄りを防止する補助具を使用しなくても、患者に圧迫感を与えることなく、適切な運搬を行うことができる介護用敷布、及び介護用敷布セットを提供することを目的としている。
すなわち本考案に係る介護用敷布(1)は、略矩形形状をした敷布と、該敷布の一方の面に、該敷布の長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された複数の帯状部材とを備え、これら複数の帯状部材の両端部に把持部が形成されていることを特徴としている。
上記介護用敷布(1)によれば、前記敷布の一方の面に、その両端部に把持部が形成された複数の帯状部材が、前記敷布の長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着されているので、数人の介護者で、前記複数の帯状部材の各把持部を握って持ち上げることにより、前記敷布の上に患者等の被運搬者を載せたまま運搬することができ、介護や避難時等において担架として使用することができる。この場合、従来のように敷布(に設けた把持用孔)を直接握って持ち上げる必要がないため、体重が重い人を運ぶ場合でも、また急に持ち上げた場合でも、前記敷布に直接大きな力が加わることがなく、長期の繰り返し使用にも十分に耐え得る強度と耐久性を持たせることができ、しかも安価に作製することができる。また、前記複数の帯状部材によって、前記敷布に載せた人の体重が支持される構成となっているので、被運搬者を敷布ごと持ち上げたり、担ぐ際の力が加え易く、また、前記敷布上の被運搬者の姿勢をバランス良く安定した状態に保つことができ、介護者等の運搬者の作業負担を軽減させることができる。
また本考案に係る介護用敷布(2)は、略矩形形状をした敷布と、該敷布の一方の面に、該敷布の長手方向に対して所定幅に形成されて縫着された縫着部材と、該縫着部材の長手方向両側に所定間隔を設けて形成された把持部とを備えていることを特徴としている。
上記介護用敷布(2)によれば、前記敷布の一方の面に、該敷布の長手方向に対して所定幅(人体の横幅を考慮したサイズ)に形成されて縫着された縫着部材と、該縫着部材の長手方向両側に所定間隔を設けて形成された把持部とを備えているので、数人の介護者で、前記縫着部材の各把持部を握って持ち上げることにより、前記敷布の上に被運搬者を載せたまま運搬することができる。この場合、従来のように敷布(に設けた把持用孔)を直接握って持ち上げる必要がないため、体重が重い人を運ぶ場合でも、また急に持ち上げた場合でも、前記敷布に直接大きな力が加わることがなく、長期の繰り返し使用にも十分に耐え得る強度と耐久性を持たせることができ、しかも安価に作製することができる。また、前記縫着部材が、前記敷布の長手方向に対して所定幅をもって形成されているので、人体を支持する面が広く、前記敷布ごと被運搬者を持ち上げて移動する場合であっても、前記敷布に載せられた被運搬者の腰部分等の局部的な沈みを抑えることができ、移動時の被運搬者の姿勢をバランス良く保つことができ、また、前記敷布の強度を高めることができる。
また本考案に係る介護用敷布(3)は、上記介護用敷布(1)又は(2)において、前記敷布の一方の面に、該敷布の短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された一対の帯状部材と、これら一対の帯状部材の両端部が延設されて形成された肩掛部とを備えていることを特徴としている。
上記介護用敷布(3)によれば、前記敷布の一方の面に、該敷布の短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された一対の帯状部材と、これら一対の帯状部材の両端部が延設されて形成された肩掛部とを備えているので、二人の介護者で、前記肩掛部を肩に掛けて担ぐことにより、前記敷布の上に被運搬者を載せたまま運搬することができる。この場合、従来のように敷布(に設けた把持用孔)を直接握って持ち上げる必要がないため、体重が重い人を運ぶ場合でも、また急に持ち上げた場合でも、前記敷布に直接大きな力が加わることがなく、長期の繰り返し使用にも十分に耐え得る強度と耐久性を持たせることができ、しかも安価に作製することができる。また、前記肩掛部により、被運搬者を敷布ごと持ち上げたり、担ぐ際の力が一層加え易く、介護者等の運搬者の作業負担をさらに軽減させることができる。
また本考案に係る介護用敷布(4)は、略矩形形状をした敷布と、該敷布の一方の面に、該敷布の短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された一対の帯状部材と、これら一対の帯状部材の両端部が延設されて形成された肩掛部とを備えていることを特徴としている。
上記介護用敷布(4)によれば、前記敷布の一方の面に、該敷布の短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された一対の帯状部材と、これら一対の帯状部材の両端部が延設されて形成された肩掛部とを備えているので、二人の介護者で、前記肩掛部を肩に掛けて担ぐことにより、前記敷布の上に被運搬者を載せたまま運搬することができる。この場合、従来のように敷布(に設けた把持用孔)を直接握って持ち上げる必要がないため、体重が重い人を運ぶ場合でも、また急に持ち上げた場合でも、前記敷布に直接大きな力が加わることがなく、長期の繰り返し使用にも十分に耐え得る強度と耐久性を持たせることができる。また、前記肩掛部により、被運搬者を敷布ごと持ち上げたり、担ぐ際の力が一層加え易く、介護者等の運搬者の作業負担をさらに軽減させることができる。
また本考案に係る介護用敷布(5)は、略矩形形状をした敷布と、該敷布の一方の面に、該敷布の長手方向に対して所定幅に形成されて縫着された縫着部材と、該縫着部材の短手方向両側から一対の帯状部材が延設されて形成された肩掛部とを備えていることを特徴としている。
上記介護用敷布(5)によれば、前記敷布の一方の面に、該敷布の長手方向に対して所定幅(人体の横幅を考慮したサイズ)に形成されて縫着された縫着部材と、該縫着部材の短手方向両側から一対の帯状部材が延設されて形成された肩掛部とを備えているので、二人の介護者で、前記肩掛部を肩に掛けて担ぐことにより、前記敷布の上に被運搬者を載せたまま運搬することができる。この場合、従来のように敷布(に設けた把持用孔)を直接握って持ち上げる必要がないため、体重が重い人を運ぶ場合でも、また急に持ち上げた場合でも、前記敷布に直接大きな力が加わることがなく、長期の繰り返し使用にも十分に耐え得る強度と耐久性を持たせることができ、しかも安価に作製することができる。また、前記縫着部材が、前記敷布の長手方向に対して所定幅をもって形成されているので、人体を支持する面が広く、前記敷布ごと被運搬者を持ち上げて移動する場合であっても、前記敷布に載せられた被運搬者の腰部分等の局部的な沈みを抑えることができ、移動時の被運搬者の姿勢をバランス良く保つことができ、また、前記敷布の強度を高めることができる。
また本考案に係る介護用敷布(6)は、上記介護用敷布(3)〜(5)のいずれかにおいて、前記肩掛部が、これら一対の帯状部材の隣り合う両端部同士が着脱部材を介して連結可能に形成されていることを特徴としている。
上記介護用敷布(6)によれば、前記肩掛部が、これら一対の帯状部材の隣り合う両端部同士が着脱部材を介して連結可能に形成されているので、前記肩掛部を肩に掛ける動作(たすき掛け)を楽に行うことができる。また、前記着脱部材に前記帯状部材の長さ調整機能を持たせることにより、運搬者の体格に合わせた、肩に掛けやすい長さに調整することが可能となる。
また本考案に係る介護用敷布(7)は、上記介護用敷布(4)〜(6)のいずれかにおいて、前記敷布の一方の面の少なくとも4箇所に、一端側に把持部が形成された帯状部材が縫着されていることを特徴としている。
上記介護用敷布(7)によれば、前記敷布の一方の面の少なくとも4箇所に、一端側に把持部が形成された帯状部材が縫着されているので、運搬者が、前記帯状部材に形成された前記把持部を直接手で握って、又は前記帯状部材を手首に巻き付けて握って持ち上げることにより被運搬者をより安定した状態で支えることができる。
また本考案に係る介護用敷布(8)は、上記介護用敷布(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記敷布の一方の面に、該敷布の長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された複数の締着部材を備えていることを特徴としている。
上記介護用敷布(8)によれば、前記敷布の一方の面に、該敷布の長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された複数の締着部材を備えているので、これら締着部材で被運搬者の胴体部分等を締め付けて前記敷布に固定しておくことができ、移動時における被運搬者の前記敷布からの落下や位置ずれを防止することができる。
また本考案に係る介護用敷布(9)は、上記介護用敷布(1)〜(8)のいずれかにおいて、前記敷布の他方の面に、該敷布の短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて形成された少なくとも一対の棒を通すための挿通孔を備えていることを特徴としている。
上記介護用敷布(9)によれば、前記敷布の他方の面に、該敷布の短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて形成された少なくとも一対の棒を通すための挿通孔を備えているので、これら挿通孔に、運搬用の棒を通すことにより、前記敷布の上に被運搬者を載せたまま担架として使用することができる。なお、これら挿通孔の間隔は、人体の幅程度に設定するのが好ましい。また、体型によって適切な位置が変わるため、挿入する棒の位置を患者や被介護者の体型に合わせることができるように、前記挿通孔を2対以上形成するようにしても良い。かかる構成とすることにより、棒を用いて担架として使用した場合に、運搬用の棒が、内側に寄ることがなく、すなわち、前記敷布で被運搬者を圧迫するようなことがなく、患者の両側部を運搬用の棒で適度にホールドすることができ、運搬時の安定性を高めることができる。また、前記挿通孔は、前記敷布の一部が筒状に折り重ねられて一端側が縫着されて形成されたものとすることができる。
また本考案に係る介護用敷布(10)は、 略矩形形状をした敷布と、該敷布の一方の面における一対の向かい合う辺の両縁部に縫着された一対の帯状部材とを備え、これら帯状部材の両端部が連結されて肩掛部が形成されるように構成されていることを特徴としている。
上記介護用敷布(10)によれば、略矩形形状をした敷布と、該敷布の一方の面における一対の向かい合う辺の両縁部に縫着された一対の帯状部材とを備え、これら帯状部材の両端部が連結されて肩掛部が形成されるように構成されているので、二人の介護者が前記肩掛部をそれぞれ肩に掛けて担ぐことにより、前記敷布の上に被運搬者を載せた状態で運搬することができる。この場合、従来のように敷布(に設けた把持用孔)を直接握って持ち上げる必要がないため、体重が重い人を運ぶ場合でも、また急に持ち上げた場合でも、前記敷布に直接大きな力が加わることがなく、長期の繰り返し使用にも十分に耐え得る強度と耐久性を持たせることができ、しかも安価に作製することができる。特に、前記敷布のサイズを、前記帯状部材が縫着された辺の長さ(縦幅)を人体の太腿の裏側から肩甲骨ぐらいまでの長さ(70〜100cm前後)に設定し、他の辺の長さ(横幅)を人体の横幅を考慮した長さ(60〜90cm前後)に設定することにより、被運搬者を適切な位置に着座させて、前記敷布の両側から前記肩掛部を肩に掛けて担ぐことにより、被運搬者を椅子に腰掛けた姿勢に近い状態で運搬することができ、ベッドから車椅子、車椅子からベッドへの乗せ替え等を比較的楽に行うことが可能となり、介護に必要な労力を軽減させることができる。
また本考案に係る介護用敷布(11)は、上記介護用敷布(10)において、前記肩掛部が、各帯状部材の両端部に装着された着脱部材を介して連結可能に構成されていることを特徴としている。
上記介護用敷布(11)によれば、前記肩掛部が、各帯状部材の両端部に装着された着脱部材を介して連結可能に構成されているので、前記肩掛部を肩に掛ける動作(たすき掛け)を楽に行うことができる。また、前記着脱部材に前記帯状部材の長さ調整機能を持たせることにより、運搬者の体格に合わせた、肩に掛けやすい長さに適宜調整することが可能となり、使い勝手を良くすることができる。
また本考案に係る介護用敷布(12)は、略矩形形状をした敷布と、該敷布の一方の面における一対の向かい合う辺の両縁部に縫着された一対の帯状部材と、これら帯状部材の両端部に着脱部材を介して連結された肩掛部材とを備えていることを特徴としている。
上記介護用敷布(12)によれば、上記した介護用敷布(10)、(11)と略同様な効果を得ることができるとともに、さらに前記肩掛部材が、これら帯状部材の両端部に着脱部材を介して連結されるように構成されているので、敷布団等の上に敷いている時や車椅子等に乗せて利用している時は前記肩掛部材を前記敷布から外して利用することができ、敷布団等の周囲をスッキリさせることができ、また車椅子での移動時に邪魔にならないようにすることができる。また、前記肩掛部材を外した状態で、前記敷布のみ洗濯を行うことができ、使い勝手を良くすることができる。
また本考案に係る介護用敷布(13)は、上記介護用敷布(10)〜(12)にいずれかにおいて、両端部に把持部が形成された帯状部材が、前記敷布の少なくとも一辺に縫着されていることを特徴としている。
上記介護用敷布(13)によれば、両端部に把持部が形成された帯状部材が、前記敷布の少なくとも一辺に縫着されているので、運搬者が、前記帯状部材に形成された前記把持部を直接手で握って、又は前記帯状部材を手首に巻き付けて握って持ち上げることにより被運搬者をより安定した状態で支えることができる。特に、被介護者の太腿の裏側にあたる部分の敷布の一辺に設けることにより、上記した効果を高めることができる。
また本考案に係る介護用敷布セット(1)は、上記介護用敷布(1)〜(13)のいずれかと、該介護用敷布を構成する前記敷布の他方の面に着脱可能な取替用敷布とを備えていることを特徴としている。
上記介護用敷布セット(1)によれば、前記敷布の他方の面に着脱可能な取替用敷布を備えているので、平常時は、前記介護用敷布と前記取替用敷布の2枚重ねで使用することができる。すなわち、前記帯状部材などが縫着されている前記介護用敷布を下側に敷き、その上に前記取替用敷布を装着(例えば、面ファスナー、釦、ホック等の係止部材を利用して装着)して使用することができ、敷布としての使用感を高めることができるとともに、前記取替用敷布のみを取り替えて洗濯することができ、利便性を高めることができる。
また本考案に係る介護用敷布セット(2)は、上記介護用敷布セット(1)において、前記介護用敷布と前記取替用敷布との間に配設される板状部材を備えていることを特徴としている。
上記介護用敷布セット(2)によれば、前記介護用敷布と前記取替用敷布との間に配設される板状部材を備えているので、前記介護用敷布と前記取替用敷布との間に前記板状部材を挟んだ状態で使用することにより、敷布ごと被運搬者を持ち上げて移動する場合に、前記取替用敷布に載せられた被運搬者の腰部分等の局部的な沈みを抑える効果をさらに高めることができ、移動時の被運搬者の姿勢を一層バランス良く保つことができる。
前記板状部材としては、例えば、グラスファイバー部材や段ボール部材等を数mm〜2cm程度の厚さに加工したものや、さらにこれらの表面にウレタン部材等を張り合せてクッション性を持たせたマットなど、前記敷布を持ち上げた際に被運搬者の腰部分等の沈みを抑えることが可能な部材が採用され得る。
また本考案に係る介護用敷布セット(3)は、上記介護用敷布セット(1)又は(2)において、前記介護用敷布を構成する前記敷布の一方の面に着脱可能なエアマット部材を備えていることを特徴としている。
上記介護用敷布セット(3)によれば、前記介護用敷布を構成する前記敷布の一方の面に着脱可能なエアマット部材を備えているので、例えば、前記エアマット部材が人体の上半身部に相当する位置に装着されている場合には、自力で起き上がることができない被介護者を寝ている状態から起こす際に、前記エアマット部材に空気を充填することにより、被介護者の上半身部を前記エアマット部材により持ち上げることができ、介護者の負担を軽減させることができる。また、前記エアマット部材が人体の腰部や脚部の位置に装着されている場合には、自力で起き上がることができない被介護者の下着等を取り替える際に、前記エアマット部材に空気を充填することにより、被介護者の腰部や脚部を前記エアマット部材により持ち上げた状態にすることができ、介護者による下着等の取り替え作業をスムーズに行わせることができる。前記エアマット部材は、上記のように人体の各部(上半身、腰、脚等)の位置に合うように複数のエア注入領域に分けられたもの、すなわち複数のエア注入領域が連結された一枚のエアマットシートが好ましいが、複数個のエアマットを着脱する形態とすることもできる。
以下、本考案に係る介護用敷布、及び介護用敷布セットの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る介護用敷布を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は(a)におけるC−C線断面図である。
図中10は、略矩形形状をした敷布であり、敷布10を構成する布地には、パイル生地、キルティング生地、毛布生地、綿シーツなど、敷布として一般的に使用される様々な布地が採用され得る。また、敷布10の長手方向両縁部から中央部までの間に、運搬用の棒(図示せず)を通すための1対の挿通孔11a、11bが、人体の横幅程度の間隔(約50〜70cm程度の幅)を設けて形成されている。なお挿通孔11a、11bは、敷布10を筒状に折り重ねて一端側を縫着して形成されたものであり、人体の重さに絶え得るように補強縫い等が適宜施されている。
また、図1(b)に示したように、挿通孔11a、11bが形成された面(敷布10の表面)とは反対側の面(敷布10の裏面)に、両端部に把持部21が形成された4本の帯状部材20a〜20dが、敷布10の長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着されている。すなわち、これら帯状部材20a〜20dの各把持部21が敷布10の長手方向両側に配置され、各帯状部材20a〜20dの敷布10との縫着部22が、挿通孔11a、11bに対して略垂直に一定間隔を設けて並列に配置されて縫着されている。
なお、図1(b)、(c)に示したように、各帯状部材20a〜20dの縫着部22の長さは、挿通孔11a、11bの間隔と同程度に設定するのが好ましい。また、各帯状部材20a〜20dは、身体の不自由な患者や被介護者等の被運搬者の重さを支えることができる強度を備えたものであればよく、天然繊維や合成繊維で縫製された部材(アクリルベルト等)で構成されている。また、各帯状部材20a〜20dの両端部を折り重ねて形成された把持部21の長さは、任意に設定することができるが、運搬時の使い勝手等を考慮して、敷布10の横幅からはみ出ない程度に設定するのが好ましい。なお、把持部21は、手で持ち上げやすいように輪状に形成されているが、運搬者の手で握ることができる形状(例えば、帯片等)であればよい。
このように構成された介護用敷布1は、平常時には、マットレスや敷布団の上に敷いて通常の敷布と同様に利用することができるようになっている。そして、自力で寝起きすることができない患者や被介護者を移動させる場合、例えば、病院や自宅等で患者をベッドから他の場所に移動させる場合や災害時等にけが人などを運ぶ場合、図2に示したように、敷布10の挿通孔11a、11bに運搬用の棒30を挿入して、患者Mを敷布10の上に載せたまま、敷布10を担架として使用することができるようになっている。
なお、挿通孔11a、11bの間隔が、人体の平均的な幅を考慮して設定されているので、患者Mを持ち上げた際に、運搬用の棒30が中に寄って(すなわち、棒30が患者Mの上まできて)、敷布10で患者Mを圧迫するようなことがなく、患者Mの両側部を運搬用の棒30で適度にホールドすることができ、運搬時の安定性を高めることが可能となっている。なお、運搬用の棒30は、運搬者の体重を支えることができる強度を有していれば良く、配置スペースや使い勝手等を考慮すると、伸縮可能な棒を利用するのが好ましい。
また、運搬用の棒30が用意できない場合には、図3に示したように、患者Mを敷布10の上に載せたまま、例えば、左右2人づつの計4人で、各帯状部材20a〜20dの把持部21を握って、敷布10ごと患者Mを持ち上げて移動することもできるようになっている。なお、帯状部材20a〜20dの敷布10との縫着部22の長さが、挿通孔11a、11bの間隔と同程度に設定されているので、把持部21を握って持ち上げた際に、患者Mの両側部を適度にホールドすることができ、棒30を使用した時と同様に、運搬時の安定性を高めることが可能となっている。また、把持部21は、患者Mを移動させる場合の他、自力で寝起きができない患者を寝床から起こす場合にも利用することができる。
また、自力で起き上がることはできるが、立つことができない患者を、例えば、車椅子等に乗せる場合は、図4(a)、(b)に示したように、ベッドの横(長辺方向の側部)に腰掛けた患者Mを、左右の2人で、太腿の側方付近に位置する帯状部材20b、20cの把持部21と、これら帯状部材20b、20cの他方の把持部21とを握って、敷布10ごと腰掛けた状態の患者Mを持ち上げて、その状態のまま車椅子等に乗せることもできる。患者Mを持ち上げた際には、帯状部材20b、20cの縫着部22により患者Mの側方部分がサポートされるので、患者Mの姿勢を安定した状態に保つことが可能となっている。
また、車椅子等からベッドに移る際も同様の手順で、敷布10ごと患者Mを持ち上げてベッドに腰掛けた状態に戻すことが可能である。なお、図4(a)は、ベッドを上から見た平面図であり、図4(b)は(a)におけるB−B線断面図である。
また、車椅子等に乗せる場合においては、敷布10の長さが余るので、敷布10の一部分を折り畳んだ状態で利用できるように、敷布10の四隅と、長手方向両縁部の数か所とに、ボタン、フック、又は面ファスナー等の止め具を設けるようにして、適切な長さに折り畳めるようにしてもよい。また、これらの止め具を、帯状部材20a〜20dに設ける構成としてもよい。
また、図4(a)、(b)では、患者Mが、ベッドの横(長辺側)に腰掛けた場合について説明したが、図5に示したように、患者Mが、ベッドの足下側(短辺側)に腰掛けた場合にも対応することができ、この場合、左右の二人で、太腿の側方付近に位置する帯状部材20dの把持部21と、帯状部材20b又は20cの把持部21とを握って、敷布10ごと腰掛けた状態の患者Mを持ち上げて、その状態のまま車椅子等に乗せるようにすればよい。
上記実施の形態(1)に係る介護用敷布1によれば、敷布10の表面に、敷布10の短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて形成された一対の棒30を通すための挿通孔11a、11bを備えているので、これら挿通孔11a、11bに、棒30を通すことにより、敷布10の上に被運搬者を載せたまま担架として使用することができる。なお、これら挿通孔11a、11bの間隔が、人体の幅を考慮して設定されているので、棒30を用いて担架として使用した場合に、運搬用の棒30が、内側に寄ることがなく、すなわち、被運搬者を敷布10で圧迫するようなことがなく、患者の両側部を運搬用の棒30で適度にホールドすることができ、運搬時の安定性を高めることができる。
また、敷布10の挿通孔11a、11bが形成された面とは反対側の面(裏面)に、敷布10の長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて複数の帯状部材20a〜20dが縫着され、これら複数の帯状部材20a〜20dの両端部に把持部21が形成されているので、運搬用の棒30が用意できない場合等においては、各帯状部材20a〜20dの把持部21を持って、敷布10の上に患者を載せたまま運搬することができる。この場合、従来のように敷布(に設けた把持用孔)を直接握って持ち上げる必要がないため、体重が重い人を運ぶ場合でも、また急に持ち上げた場合でも、敷布10に直接大きな力が加わることがなく、長期の繰り返し使用にも十分に耐え得る耐久性を持たせることができ、しかも安価に作製することができる。また、帯状部材20a〜20dによって、敷布10に載せた人が支持される構成となっているので、被運搬者を敷布10ごと持ち上げる際の力が加え易く、また、敷布10上の被運搬者の姿勢をバランス良く安定した状態に保つことができ、介護者等の運搬者の作業負担を軽減させることができる。また、挿通孔11a、11bが、敷布10を筒状に折り重ねて一端側を縫着して形成されているので、通常の敷布10として、違和感なく使用することができる。
なお、上記実施の形態(1)に係る介護用敷布1では、敷布10の表面側に挿通孔11a、11bが1対形成されている場合について説明したが、挿通孔11a、11bを設けない構成(すなわち、敷布10の裏面に帯状部材20a〜20dのみを設けた構成)としてもよい。また、挿通孔11a、11bの数は、2対以上あってもよい。
図6は、別の実施の形態に係る介護用敷布を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は(a)におけるB−B線断面図である。図6に示した介護用敷布では、敷布表面側の長手方向両縁部を除く略全面に挿通孔11c〜11lが形成されており、被運搬者の体型や体格に適した幅となる位置に運搬用の棒30を適宜挿入することができ、また、敷布10aのクッション性も高めることができる。
また、上記実施の形態(1)に係る介護用敷布1では、敷布10の裏面に4本の帯状部材20a〜20dが、敷布10の長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着されている場合について説明したが、帯状部材20a〜20dの本数は、少なくとも2本以上あればよい。また、帯状部材20a〜20dの縫着部22の配置形態は、並列に配置するだけでなく、例えば、図7に示したように、縫着部22Aが交差して配置された構成としても良く、かかる構成によれば、挿通孔11a、11bに運搬用の棒30(図2参照)を挿して敷布10ごと担架として使用した場合であっても、また帯状部材20Aの各把持部21を握って、敷布10ごと被運搬者を持ち上げて移動する場合であっても、敷布10に載せられた被運搬者の体重が、交差して配置された縫着部22Aによって分散されて、腰部等の局部的な沈みを抑えることができ、移動時の被運搬者の姿勢をバランス良く保つことができる。
また、さらに別の形態では、図8に示したように、敷布10の裏面に、敷布10の長手方向に対して所定幅(人体の横幅が考慮された幅)に形成されて縫着された略矩形形状をした縫着部材22Bと、縫着部材22Bの長手方向両側に所定間隔を設けて形成された把持部21Aとを備えた構成とすることもでき、かかる構成によれば、人体を支持する面が広く、敷布10ごと被運搬者を持ち上げて移動する場合であっても、敷布10に載せられた被運搬者の腰部分等の局部的な沈みを抑えることができ、移動時の被運搬者の姿勢をよりバランス良く保つことができ、また、敷布10の強度を高めることができる。
図9は、実施の形態(2)に係る介護用敷布を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。但し、図1に示した介護用敷布1と同一機能を有する構成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態(1)に係る介護用敷布1では、敷布10の表面に、敷布10の短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて形成された一対の棒30を通すための挿通孔11a、11bが装備されていたが、実施の形態(2)に係る介護用敷布1Aでは、図9に示したように、運搬用の棒を通すための挿通孔を設ける代わりに、敷布10bの短手方向に対して略垂直に所定間隔(人体の横幅程度の間隔)を設けて一対の帯状部材40a、40bが縫着され、これら一対の帯状部材40a、40bの両端部が延設されて肩掛部41が形成されている点が相違している。また、敷布10bの裏面に、敷布10bの長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて2本の紐状の締着部材43が縫着されている。
なお、各帯状部材40a、40bは、被運搬者の重さを支えることができる強度を備えたものであればよく、天然繊維や合成繊維で縫製された部材(例えば、アクリルテープ等のベルト部材)で構成されている。また、各帯状部材40a、40bの両端部を折り重ねて形成された肩掛部41の長さは、任意に設定することができるが、運搬時の使い勝手等を考慮して、運搬者が両肩に掛けて担いだ際に、敷布10bが運搬者の腰の位置程度にくる長さが好ましい。
このように構成された介護用敷布1Aは、平常時には、マットレスや敷布団の上に敷いて通常の敷布と同様に利用することができるようになっている。そして、自力で寝起きすることができない患者や被介護者を移動させる場合、例えば、病院や自宅等で患者をベッドから他の場所に移動させる場合には、図10に示したように、患者Mを敷布10bの上に載せたまま、2人の運搬者Kが、帯状部材40a、40bの肩掛部41を両肩に掛けて持ち上げて、そのまま敷布10bごと患者Mを担いで移動することができるようになっている。
なお、これら帯状部材40a、40bの間隔が、人体の平均的な幅を考慮して設定されているので、肩掛部41を両肩に掛けて担いだ際に、帯状部材40a、40bの敷布10bとの縫着部42によって、患者Mの両側部を適度にホールドすることができ、また、締着部材43により患者Mを敷布10bに縛って固定しておくことができ、移動中の位置ずれを防ぐことができ、運搬時の安定性を高めることが可能となっている。また、肩掛部41は、患者Mを移動させる場合の他、自力で寝起きができない患者を寝床から起こす場合に利用してもよい。
上記実施の形態(2)に係る介護用敷布1Aによれば、敷布10bの裏面に、敷布10bの短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて一対の帯状部材40a、40bが縫着され、これら一対の帯状部材40a、40bの両端部が延設されて、両肩に掛ける肩掛部41が形成されているので、2人の介護者が、帯状部材40a、40bの肩掛部41を両肩に掛けて担ぐことにより、敷布10bの上に患者を載せたまま容易に運搬することができ、上記実施の形態(1)に係る介護用敷布1と略同様な効果を得ることができる。
また、敷布10bの裏面(表面に設けても良い)に、敷布10b上に載せた人を固定するための締着部材43が縫着されているので、締着部材43で被運搬者の胴体部分等を縛っておくことにより、移動時における被運搬者の敷布10bからの落下や位置ずれを防止することができる。
なお、実施の形態(2)に係る介護用敷布1Aでは、実施の形態(1)に係る介護用敷布1における挿通孔11a、11bが設けられていないものとして説明したが、介護用敷布1Aに挿通孔11a、11bに相当する挿通孔が設けられた構成としてもよい。
図11は、実施の形態(3)に係る介護用敷布を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。但し、図9に示した介護用敷布1Aと同一機能を有する構成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態(2)に係る介護用敷布1Aでは、帯状部材40a、40bの両端部に延設されて形成された肩掛部41が、運搬者の両肩に掛けるように構成されているが、実施の形態(3)に係る介護用敷布1Bでは、図11に示したように、帯状部材40c、40dの両端部に延設されて形成された肩掛部41Aが、たすき掛け用、すなわち、一対の帯状部材40c、40dの隣り合う両端部同士が係合式の着脱部材44を介して連結可能に形成されている点が相違している。また、敷布10cの裏面に、敷布10bの長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて2本の帯状の締着部材43A(一端側にバックルを備えたベルト部材)が縫着されているとともに、敷布10bの長手方向に対して略垂直に、両端部に把持部21が形成された1本の帯状部材20eも縫着されている。なお、帯状部材20eを設けない構成としてもよい。
また、敷布10cの裏面の少なくとも4箇所、本実施の形態では、帯状部材40c、40d上に、一端側に把持部46a、46bが形成された帯状部材47a、47bがそれぞれ縫着されている。脚部側の帯状部材47bは、頭部側の帯状部材47aよりも長めに設定されており、把持部46bに手首を通し、帯部分を手首に巻き付けた状態で敷布10cを持ち上げることができるようになっている。なお帯状部材47a、47bを帯状部材40c、40d上ではなく、敷布10c上に縫着した構成としてもよい。
また、各帯状部材40c、40d、締着部材43A、帯状部材47a、47bは、それぞれ被運搬者の重さを支えることができる強度を備えたものであればよく、天然繊維や合成繊維で縫製された部材(例えば、アクリルテープ等のベルト部材)で構成されている。また、各帯状部材40c、40dの両端部が連結されて形成された、たすき掛け式の肩掛部41Aの長さは、任意に設定することができるが、運搬時の使い勝手等を考慮して、運搬者がたすき掛けして担いだ際に、敷布10cが運搬者の腰の位置程度にくる長さが好ましい。
このように構成された介護用敷布1Bは、平常時には、マットレスや敷布団の上に敷いて通常の敷布と同様に利用することができるようになっている。そして、自力で寝起きすることができない患者や被介護者を移動させる場合、例えば、病院や自宅等で患者をベッドから他の場所に移動させる場合には、患者を敷布10cの上に載せたまま、2人の運搬者が、帯状部材40a、40bの肩掛部41Aをたすき掛けして、帯状部材47a、47bの各把持部46a、46bを握って持ち上げて、そのまま敷布10cごと患者を担いで移動することができるようになっている。
なお、これら帯状部材40c、40dの間隔が、人体の平均的な幅を考慮して設定されているので、肩掛部41Aをたすき掛けして担いだ際に、帯状部材40c、40dの敷布10cとの縫着部42によって、患者の両側部を適度にホールドすることができ、また、締着部材43Aにより患者を敷布10cに縛って固定しておくことができ、移動中の位置ずれを防ぐことができ、運搬時の安定性を高めることが可能となっている。また、頭部側に配設された帯状部材47aの各把持部46aは、自力で寝起きができない患者を寝床から起こす場合にも利用できる。
上記実施の形態(3)に係る介護用敷布1Bによれば、敷布10cの裏面に、敷布10cの短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて一対の帯状部材40c、40dが縫着され、これら一対の帯状部材40c、40dの両端部が延設されて、たすき掛け式の肩掛部41Aが形成されているので、2人の介護者が、帯状部材40c、40dの肩掛部41Aをたすき掛けして担ぐことにより、敷布10cの上に患者を載せたまま容易に運搬することができ、上記実施の形態(1)に係る介護用敷布1と略同様な効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態(3)では、敷布10cの一方の面に、敷布10cの短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて一対の帯状部材40c、40dが縫着され、これら一対の帯状部材40c、40dの両端部が延設されて肩掛部41Aが形成されているが、別の実施の形態では、図12に底面図として示したように、敷布10cの裏面に、敷布10cの長手方向に対して所定幅(人体の横幅が考慮された幅)に形成されて縫着された略矩形形状をした縫着部材22Cと、縫着部材22Cの短手方向両側から一対の帯状部材が延設された、たすき掛け式の肩掛部41Bとを備えた構成とすることもでき、かかる構成によれば、人体を支持する面が広く、敷布10cごと被運搬者を持ち上げて移動する場合であっても、敷布10cに載せられた被運搬者の腰部分等の局部的な沈みを抑えることができ、移動時の被運搬者の姿勢をよりバランス良く保つことができ、また、敷布10cの強度を高めることができる。
なお、上記実施の形態(1)〜(3)に係る介護用敷布では、敷布10(10b、10c)の裏面に、帯状部材20a〜20e、40a〜40dの縫着部分等がむき出しとなっているが、見栄え等を良くするために、敷布10(10b、10c)の裏面に、帯状部材20a〜20e、40a〜40dの縫着部分等を隠すための裏地を張り合せた構成としてもよい。
また、上記実施の形態(1)〜(3)に係る介護用敷布では、寝具の上に敷布10(10b、10c)を敷いて、その上に患者や被介護者が寝る場合を想定して説明を行ったが、その場合、患者や被介護者が敷布10(10b、10c)上に直に寝ることとなるため、敷布10a〜10cを洗濯等のために度々取り替えなければならない。
そこで別の実施の形態では、図13に側面分解図として模式的に示したように、敷布10(10b、10c)の上に、さらに取替用敷布50を敷いて利用する介護用敷布セットとして構成することにより、取替用敷布50のみを頻繁に取り替えることが可能となる。その際、敷布10(10b、10c)の表面の複数箇所と、これらと対向する取替用敷布50の裏面の所定箇所とに面ファスナー等の係止部材51を設けて着脱可能な構成にすれば、取替用敷布50の位置ずれなどを防止することができる。また、この場合、敷布10(10b、10c)の短手方向の幅を、上に被せる取替用敷布50の幅よりも短くしてもよく、また、敷布10(10b、10c)の布地に、より強度の高い繊維(ポリエステル、ナイロン等)を用いた厚手の生地を用いることもできる。
また、さらに別の実施の形態では、図14に側面分解図として模式的に示したように、敷布10(10b、10c)と取替用敷布50との間に板状部材60が配設され、敷布10(10b、10c)の裏面側に裏地61が縫着され、さらに裏地61の裏面側にエアマット部材62が着脱自在に装着された、介護用敷布セットとして構成することもできる。
板状部材60の形状は、その横幅が、敷布10に形成された挿通孔11a、11bの間隔、又は敷布10b(10c)に縫着された帯状部材40a、40b(40c、40d)の間隔と略同じかやや小さめに設定され、縦幅が、敷布10(10b、10c)の縦幅よりも小さめに設定された略矩形形状を有している。
板状部材60の構成材料としては、例えば、グラスファイバー部材や段ボール部材等を数mm〜2cm程度の厚さに加工したものや、さらにこれらの表面にウレタン部材等を張り合せてクッション性を持たせたマットなどが採用され得るが、敷布10(10b、10c)を持ち上げた際に被運搬者の腰部分等の沈みを抑えることが可能な反りの少ない部材であればよい。なお、板状部材60は、必要に応じて敷布10(10b、10c)と取替用敷布50との間に挿入できるようになっており、敷布10(10b、10c)と取替用敷布50とを止め合わせる係止部材51により、板状部材60の位置が固定されるようになっている。
かかる介護用敷布セットによれば、敷布10(10b、10c)と取替用敷布50との間に板状部材60を挟んだ状態で使用することにより、敷布10(10b、10c)ごと被運搬者を持ち上げて移動する場合に、取替用敷布50の上に載せられた被運搬者の腰部分等の局部的な沈みを抑える効果をさらに高めることができ、移動時の被運搬者の姿勢を一層バランス良く保つことができる。
また、裏地61の裏面側に着脱自在に装着されたエアマット部材62は、図15(a)に斜視図として模式的に示したように、取替用敷布50と略同サイズに形成されたものであり、人体の上半身部分に相当する第1のエア注入袋62aと、腰部分に相当する第2のエア注入袋62bと、脚部分に相当する第3のエア注入袋62cとが連結部62dで連結された1枚のエアマットシートから構成されており、図15(b)には、エアマット部材62の各エア注入袋62a〜62cに空気を注入した状態の側面図を模式的に示している。
エアマット部材62が装着された介護用敷布セットによれば、全てのエア注入袋62a〜62cの空気を抜いておけば、通常の敷布と同様に利用することができる。そして、自力で起き上がることができない患者を起き上がらせる場合は、患者の上半身部に相当する位置に配置された第1のエア注入袋62aにポンプ等を用いて空気を注入して膨らませることにより、患者の上半身がエア注入袋62aにより持ち上げられるので、患者を起こす際の介護者の負担を軽減させることができる。
また、患者の下着等を取り替える場合には、患者の腰部に相当する位置に配置されたエア注入袋62bと、脚部に相当する位置に配置されたエア注入袋62cとに空気を注入して膨らませることにより、患者の腰部と脚部とをエア注入袋62b、62cにより持ち上げた状態にすることができ、介護者による下着等の取り替え作業をスムーズに行うことができ、介護者の作業負担を軽減させることができる。また、患者の脚のむくみを防止するためにエア注入袋62cに空気を入れた状態で使用することもできる。
なお、エアマット部材62は、敷布10(10b、10c)の裏面側に、面ファスナー等の止め具(図示せず)により取付けられているので、エアマット部材62が不要の場合は取り外した状態で使用することができる。また、エアマット部材として、連結部62dで連結されていない複数個のエア注入袋で構成することもできる。
図16は、実施の形態(4)に係る介護用敷布を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。但し、図11に示した介護用敷布1Bと同一機能を有する構成部品には同一符号を付し、その説明を省略する。
上記した実施の形態(3)に係る介護用敷布1Bでは、被運搬者を寝かせた状態で運ぶことができるように敷布10cのサイズが設定されている(すなわち、敷布団やマットレスと略同サイズに設定されている)のに対し、実施の形態(4)に係る介護用敷布1Cでは、敷布10dの大きさが、被運搬者を椅子に座らせた状態に近い姿勢で運ぶのに適したサイズに設定されている点が大きく相違している。
介護用敷布1Cを構成する敷布10dは、長さl=70〜100cm、幅m=60〜90cm程度の略矩形形状に形成されており、敷布10dを構成する布地には、強度の高いデニム生地等が採用され得る。
また、敷布10d底面の一対の向かい合う辺(長さlの辺)の両縁部には、敷布10dの長さlの2〜3倍程度の長さを有する一対の帯状部材40e、40fが縫着されている。帯状部材40e、40fの両端部は、係合式の着脱部材44を介して連結可能に構成されており、帯状部材40e、40fの両端部が連結された状態で肩掛部41Cが形成されている。また、肩掛部41Cを構成する帯状部材40e、40fには、これら帯状部材40e、40fを運搬者が肩に掛けたときの食い込み等を軽減するために、クッション性を有する肩当49が必要に応じて装着可能となっている。
また、敷布10d底面の幅mの辺の両縁部には、幅mの補強用の帯状部材49aが縫着され、さらに敷布10dの対角線上にも補強用の帯状部材49bが縫着されている。なお、補強用の帯状部材49a、49bは、敷布10dの材質や強度等を考慮して、必要に応じて設けるようにすれば良い。
また、敷布10d底面の幅mの一辺には、両端部に輪状の把持部46cを有する帯状部材47cが縫着されている。これら一対の帯状部材40e、40f、補強用の帯状部材49a、49b及び把持部46cを有する帯状部材47cは、例えば、アクリルテープ等の幅広(例えば、幅3〜6cm程度)のベルト部材等で構成するのが好ましい。
また、一対の帯状部材40e、40fの両端部を着脱部材44を介して連結させて構成された肩掛部41Cの長さは、着脱部材44の長さ調整機能により調整することが可能になっており、運搬時の使い勝手等を考慮して、運搬者がたすき掛けして担いだ際に、敷布10dに設けられた帯状部材47cの把持部46cを片手で把持できる長さに設定することが好ましい。
また、敷布10d表面の4隅近傍位置には、面ファスナーのフックテープ51aが装着されており、敷布10d上に敷かれる取替用敷布(図示せず)の裏面に装着された面ファスナーのループテープと係合させることができるようになっている。
このように構成された介護用敷布1Cは、平常時には、敷布団やマットレスの上に、取替用敷布と共に敷いて、通常の敷布と同様に利用することができるようになっている。なお、運搬時のことを考慮して、敷布団やマットレスの略中央付近に介護用敷布1Cを配置しておくのが好ましい。
そして、図17(a)に示したように、自力で寝起きすることが難しい患者等の被運搬者Mを、敷布団やマットレスSの上から他の場所に移動させる場合には、まず、被運搬者Mの腰部分を介護用敷布1Cの敷布10dの略中央付近に載せた状態にして、敷布10dの両側に立った2人の運搬者Kが、帯状部材40e、40fで形成された肩掛部41Cをそれぞれ肩に掛けて、敷布10dとともに被運搬者Mの背中を起こして、被運搬者Mの太腿の裏部分に位置する帯状部材47cの把持部46cを片手で握って被運搬者Mの脚部を支持した状態のまま持ち上げると、図17(b)に示したように敷布10dで被運搬者Mの背中から太腿の裏側までを、略くの字形状に保持して、椅子に座らせた姿勢に近い状態のまま、車椅子等に乗せたり、目的の場所まで運搬することができるようになっている。
車椅子等に乗せる場合、敷布10dをそのまま車椅子等の座面に敷くような形で利用することができ、再度、車椅子からベッドへ戻すときも、車椅子に座った姿勢の状態のまま持ち上げて、ベッドへ運ぶことができる。また、介護用敷布1Cの上に敷かれる取替用敷布(図示せず)は、介護用敷布1Cの上に折りたたむ、又は運搬前に取り外すようにすればよい。
上記実施の形態(4)に係る介護用敷布1Cによれば、略矩形形状をした敷布10dと、敷布10dの一方の面における一対の向かい合う辺の両縁部に縫着された一対の帯状部材40e、40fとを備え、これら帯状部材40e、40fの両端部が着脱部材44を介して連結されて肩掛部41Cが形成されるように構成されているので、二人の運搬者Kが肩掛部41Cをそれぞれ肩に掛けて担ぐことにより、敷布10dの上に被運搬者Mを載せた状態で運搬することができる。この場合、従来のように敷布に設けた把持用孔を直接握って持ち上げる必要がないため、体重が重い人を運ぶ場合でも、また急に持ち上げた場合でも、敷布10dに直接大きな力が加わることがなく、長期の繰り返し使用にも十分に耐え得る強度と耐久性を持たせることができ、しかも安価に作製することができる。
特に、敷布40dのサイズを、帯状部材40e、40fが縫着された辺の長さ(縦幅)を人体の太腿の裏側から肩甲骨ぐらいまでの長さ(70〜100cm前後)に設定し、他の辺の長さ(横幅)を人体の横幅を考慮した長さ(60〜90cm前後)に設定することにより、被運搬者Mを適切な位置に着座させて、敷布10dの両側から肩掛部41Cを肩に掛けて担ぐことにより、被運搬者Mを椅子に腰掛けた姿勢に近い状態で運搬することができ、ベッドから車椅子、車椅子からベッドへの乗せ替え等を楽に行うことが可能となり、介護に必要な労力を軽減させることができる。
なお、上記実施の形態(4)に係る介護用敷布1Cでは、敷布10dの長さlの2〜3倍程度の長さを有する一対の帯状部材40e、40fの両端部が連結されて肩掛部41Cが形成されるように構成されているが、別の実施の形態では、図18に示したように、肩掛部を敷布から取り外すことができるように、敷布10eとの着脱が可能な肩掛部材41Dを設ける構成としてもよい。すなわち、敷布10eに縫着された一対の帯状部材40g、40hの長さは、敷布10eの幅よりも若干長めに設定し、その両端部に係合式の着脱部材44の一方を設け、これら帯状部材40g、40hの両端部に着脱部材44を介して連結可能に構成された肩掛部材41Dを設ける。
係る構成によれば、上記した介護用敷布1Cと略同様な効果を得ることができるとともに、さらに肩掛部材41Dが、帯状部材40g、40hの両端部に着脱部材44を介して連結されるように構成されているので、敷布団等の上に敷いている時や車椅子等に乗せて利用している時は肩掛部材41Dを敷布10eから外して利用することができ、敷布団等の周囲をスッキリさせることができ、また車椅子での移動時に邪魔にならないようにすることができる。また、肩掛部材41Dを外した状態で、敷布10eのみ洗濯を行うことができ、使い勝手を良くすることができる。
1、1A、1B 1C 介護用敷布
10、10a、10b、10c、10d、10e 敷布
11a〜11l 挿通孔 20a〜20d、20A 帯状部材
21、21A 把持部
22、22A 縫着部
30 棒
10、10a、10b、10c、10d、10e 敷布
11a〜11l 挿通孔 20a〜20d、20A 帯状部材
21、21A 把持部
22、22A 縫着部
30 棒
Claims (16)
- 略矩形形状をした敷布と、
該敷布の一方の面に、該敷布の長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された複数の帯状部材とを備え、
これら複数の帯状部材の両端部に把持部が形成されていることを特徴とする介護用敷布。 - 略矩形形状をした敷布と、 該敷布の一方の面に、該敷布の長手方向に対して所定幅に形成されて縫着された縫着部材と、
該縫着部材の長手方向両側に所定間隔を設けて形成された把持部とを備えていることを特徴とする介護用敷布。 - 前記敷布の一方の面に、該敷布の短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された一対の帯状部材と、
これら一対の帯状部材の両端部が延設されて形成された肩掛部とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の介護用敷布。 - 略矩形形状をした敷布と、 該敷布の一方の面に、該敷布の短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された一対の帯状部材と、
これら一対の帯状部材の両端部が延設されて形成された肩掛部とを備えていることを特徴とする介護用敷布。 - 略矩形形状をした敷布と、
該敷布の一方の面に、該敷布の長手方向に対して所定幅に形成されて縫着された縫着部材と、
該縫着部材の短手方向両側から一対の帯状部材が延設されて形成された肩掛部とを備えていることを特徴とする介護用敷布。 - 前記肩掛部が、これら一対の帯状部材の隣り合う両端部同士が着脱部材を介して連結可能に形成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかの項に記載の介護用敷布。
- 前記敷布の一方の面の少なくとも4箇所に、一端側に把持部が形成された帯状部材が縫着されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれかの項に記載の介護用敷布。
- 前記敷布の一方の面に、該敷布の長手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて縫着された複数の締着部材を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の介護用敷布。
- 前記敷布の他方の面に、該敷布の短手方向に対して略垂直に所定間隔を設けて形成された少なくとも一対の棒を通すための挿通孔を備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載の介護用敷布。
- 略矩形形状をした敷布と、
該敷布の一方の面における一対の向かい合う辺の両縁部に縫着された一対の帯状部材とを備え、
これら帯状部材の両端部が連結されて肩掛部が形成されるように構成されていることを特徴とする介護用敷布。 - 前記肩掛部が、これら帯状部材の両端部に装着された着脱部材を介して連結可能に構成されていることを特徴とする請求項10記載の介護用敷布。
- 略矩形形状をした敷布と、
該敷布の一方の面における一対の向かい合う辺の両縁部に縫着された一対の帯状部材と、
これら帯状部材の両端部に着脱部材を介して連結された肩掛部材とを備えていることを特徴とする介護用敷布。 - 両端部に把持部が形成された帯状部材が、前記敷布の少なくとも一辺に縫着されていることを特徴とする請求項10〜12のいずれかの項に記載の介護用敷布。
- 請求項1〜13のいずれかの項に記載の介護用敷布と、
該介護用敷布を構成する前記敷布の他方の面に着脱可能な取替用敷布とを備えていることを特徴とする介護用敷布セット。 - 前記介護用敷布と前記取替用敷布との間に配設される板状部材を備えていることを特徴とする請求項14記載の介護用敷布セット。
- 前記介護用敷布を構成する前記敷布の一方の面に着脱可能なエアマット部材を備えていることを特徴とする請求項14又は請求項15記載の介護用敷布セット。
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