JPH0446745Y2 - - Google Patents

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JPH0446745Y2
JPH0446745Y2 JP5394390U JP5394390U JPH0446745Y2 JP H0446745 Y2 JPH0446745 Y2 JP H0446745Y2 JP 5394390 U JP5394390 U JP 5394390U JP 5394390 U JP5394390 U JP 5394390U JP H0446745 Y2 JPH0446745 Y2 JP H0446745Y2
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air
air mat
mat
adhesive cloth
bed
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JPH0413115U (ja
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  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はエアマツトに関する。さらに詳しく
は、いわゆる床ずれ防止用エアマツトとして、上
半身持ち起し可能なギヤツジベツドと組み合わせ
て好適に用いることのできるエアマツトであつ
て、患者の姿勢変更などによるエアマツトのずれ
が確実に防止できるとともに、ベツド床からの脱
着操作を極めて簡単に行うことのできるエアマツ
トに関する。
[従来の技術および考案が解決しようとする課
題] 従来より、いわゆる寝たきり病人の、寝床と身
体の接触部位の局部的加圧増加によるうつ血、発
汗および不潔による床ずれを防止したり、あるい
は治療するために、種々のマツトレスが提供され
ている。そのうち、ゴムまたは塩化ビニル樹脂な
どの合成樹脂製の袋に空気を充填して、身体を全
面的に浮かすようにして支持するエアマツトが骨
格突出部も筋肉部と共に凹凸に関係なく均圧に全
面支持可能な点より広く用いられている。
かかるエアマツトは上半身持ち起し可能なギヤ
ツジベツド上に載置されて使用されることが多
い。この使用状態を第8〜11図に示す。
第8図において、21はベツド床22上に置か
れたエアマツトであり、該エアマツト21にはチ
ユーブ23を介してエアポンプ24より空気が供
給される。ベツド床22は架台枠25によつて前
後左右に移動しないよう定位置に固定されるが、
エアマツト21は前記ベツド床22上に単に載置
されているだけである。このため患者が寝がえり
を打つたり、あるいは食事のために上半身を起こ
したときなどに、軽くて滑りやすいエアマツト2
1はベツド床22上を移動してしまう。また、患
者の方も、上半身を起こされたばあいに、初めの
うちは第9図に示されるように正しい姿勢で座つ
ていることができるが、時間の経過または身動き
によつて、エアマツト21とともにずり落ちて、
第10図に示されるような姿勢になつてしまう。
このばあい、いつたんベツドを水平に戻して
も、エアマツト21は右方向(第8図において)
に移動したままで、正規の位置に戻らず、看護作
業に不都合をきたすだけでなく、寝ている患者も
不自然な姿勢を強いられることになる。このた
め、エアマツト21を元の位置に戻す必要がある
が、この作業は患者をのせたままエアマツト21
をかつぎあげるという看護者にとつてかなりの重
労働であり、腕や腰を痛める原因ともなつてい
た。
こういつたエアマツト21の滑り落ちを防止す
るために、第11図に示されるようにエアマツト
21の四隅にハトメ環26を取り付けておき、こ
のハトメ環26と架台枠25に形成された止め孔
27とをひもなどで縛つて固定することが考えら
れる。しかし、こうして固定しておいても、エア
マツトが空気で膨らませた塩化ビニール樹脂製袋
などで構成されているので変形しやすく、ひもで
縛られた四隅は引つ張られているが、その中央部
は依然として下方に滑り落ちてしまう。さらに、
患者が失禁したばあいなどにエアマツトを取り外
して清掃しようにも、その都度ひもをゆるめなけ
ればならず非常に手間がかかり看護上不便であ
る。
また、足もと側の架台枠25にマツト受け28
を取り付けることによりエアマツト21の下方へ
のずれを防止することも考えられるが、前記した
ごとくエアマツト21の構造上該エアマツト21
を支える力にならず、ただエアマツト21が変形
するだけで全体の移動を止めることはきない。
このように、従来のエアマツトの滑り落ち移動
に対する防止策は充分ではなく、看護者は毎日数
回にわたる重労働を余儀なくされたきた。
本考案は、叙上の事情に鑑み、前記従来技術の
有する欠点が解消されたエアマツトを提供するこ
とを目的とする。すなわち、本考案の目的は、ベ
ツドを傾けたり患者が寝がえりをうつたばあいで
もエアマツトが所定の位置からずれて移動するこ
とがなく、しかもエアマツトのベツド床からの脱
着が容易である清掃を簡単に行うことのできるエ
アマツトを提供することである。
[課題を解決するための手段] 本考案のエアマツトは、少なくとも1系統の空
気回路を有し、該空気回路にエアポンプより空気
を充填してクツシヨン性を持たせたエアマツトで
あつて、該エアマツトの裏面の適宜の部位に接着
布の片方が固着されており、該接着布が、前記エ
アマツトが載置されるベツド床の対応する部位に
固着された他方の接着布と脱着するよう構成され
てなることを特徴としている。
[実施例] 以下、添付図面に基づき本考案のエアマツトを
詳細に説明する。
第1図は本考案のエアマツトの一実施例の概略
断面説明図、第2図は第1図に示される実施例の
概略平面説明図、第3図は第1図に示される実施
例を傾けた状態の概略断面説明図である。
第1〜3図において、Aは本考案の一実施例に
かかわるエアマツトであり、該エアマツトAの少
なくとも1系統の空気回路を有している。空気回
路は複数の空気室1からなつており、該空気室1
には適宜のチユーブ2を介してエアポンプ3より
空気が充填される。空気室1はゴムまたは塩化ビ
ニール樹脂などの合成樹脂製の袋により形成され
ている。エアマツトAの上面には床ずれ防止用の
噴気孔4が形成されており、該噴気孔4より放出
される空気により身体が乾燥され、酸化雰囲気に
して嫌気性細菌の繁殖を防止して清潔に保たれ
る。
5は金属製または木製の架台枠であり、必要に
応じて脚台(図示せず)上に設置される。架台枠
5上にはスプリングやポリウレタンなどのクツシ
ヨン材を芯にしたベツド床6が載置されており、
この上に前記エアマツトAがのせられる。
7,8は一般にマジツクテープと称せられてい
る接着布であり、それぞれ一対の布片から構成さ
れている。そして、患者の体重が集中してかかる
背中および臀部の下方であつて、エアマツトの裏
面にその片方7a,8aが、そしてこれに対応す
るベツド床6の上面に他方7b,8bが固着され
ている。接着布の固着は接着剤を用いてもよい
し、糸で縫いつけてもよく、本考案においてとく
に限定されるものではない。
接着布の面積や数は患者の体重や上半身を起こ
すときの角度などを考慮して適宜選定すればよい
が、概ね12〜50mm×100〜300mmの大きさのもの
を、2〜8枚用いるのが目安である。その使用部
位も、背中および臀部の下方に限らず、他の部分
に用いることも可能である。
接着布を用いることにより、エアマツトの前後
左右の移動だけでなく、上下の移動も防止するこ
とができる。すなわち、いかに前後左右への滑り
を防止しても上下に浮いてしまうようであれば、
エアマツトは宙に浮いて移動してしまい、前記従
来技術の問題点を完全には解消することができな
いのであるが、接着布を用いればこの上下への移
動も確実に防ぐことができるのである。
接着布の構造は、第4〜7図に示されるよう
に、鉤形合成繊維毛10が植え付けられた布地9
と同じくループ状合成繊維毛12が植え付けられ
た布地11からなつている。そして、一対の布地
9,11を第5図に示されるように重ね合わせる
と、鉤と環とがからみ合い、前後左右および上下
に引き離そうとしても容易に離れることはない
(第6図参照)。一方、第7図に示されるように噛
み合いの一方の端から剥がすようにして引つ張る
と比較的容易に分離できるので、エアマツトの清
掃時などの作業が非常に簡略化される。
第3図は第1図に示される状態からベツドを傾
けて上半身を起こしていつた状態をあらわしてい
る。このばあい、体重のかかる背中部分は接着布
7により、また臀部は接着布8によつてエアマツ
トAはベツド床6に固定されているため、エアマ
ツトAがベツド床6上に滑り落ちるということは
ない。
本考案のエアマツトは、病院における治療用ベ
ツド、養護施設の養護ベツド、自宅療養の看護ベ
ツドなどあらゆる患者向けの設備に利用すること
ができるだけでなく、健康体の人が静養用として
用いることも可能であり、これらのばあいにおい
て上半身を起こすなどの姿勢をとつてもエアマツ
トがずれてしまうことはない。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案のエアマツトによ
れば、患者が食事をする際に上半身を起こした
り、仰臥中に姿勢変更したばあいでも、エアマツ
トがずれて移動するのを確実に防止することがで
きる。さらに、患者が失禁したばあいなどにエア
マツトを清掃する必要が生じるが、このばあいで
もエアマツトを簡単にベツドより取り外し、また
清掃後に固定することができ、看護者の労力を大
幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のエアマツトの一実施例の概略
断面説明図、第2図は第1図に示される実施例の
概略平面説明図、第3図は第1図に示される実施
例を傾けた状態をあらわす概略断面説明図、第4
〜7図は本考案における接着布の係合状態をあら
わす説明図、第8図は固定手段を有しない従来の
エアマツトの概略断面説明図、第9〜10図は第
8図に示されるエアマツトを傾けた状態をあらわ
す概略断面説明図、第11図は固定手段としてハ
トメ環を用いた従来のエアマツトの概略断面説明
図である。 図面の主要符号、A……エアマツト、1……空
気室、3……エアポンプ、6……ベツド床、7,
8……接着布。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも1系統の空気回路を有し、該空気回
    路にエアポンプより空気を充填してクツシヨン性
    を持たせたエアマツトであつて、該エアマツトの
    裏面の適宜の部位に接着布の片方が固着されてお
    り、該接着布が、前記エアマツトが載置されるベ
    ツド床の対応する部位に固着された他方の接着布
    と脱着するよう構成されてなることを特徴とする
    エアマツト。
JP5394390U 1990-05-23 1990-05-23 Expired JPH0446745Y2 (ja)

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JP5394390U JPH0446745Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23

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JP5394390U JPH0446745Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23

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JPH0413115U JPH0413115U (ja) 1992-02-03
JPH0446745Y2 true JPH0446745Y2 (ja) 1992-11-04

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5335782Y2 (ja) * 1975-11-13 1978-09-01

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JPH0413115U (ja) 1992-02-03

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