JP2017136185A - 寝具及び搬送具 - Google Patents

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【課題】災害発生時に防災用具として利用可能な寝具の提供【解決手段】寝具1は、平時においては敷きパッド、敷き布団、又は掛け布として用いられ、災害発生時は搬送具として用いられ、シート状の本体2と、両端が本体2に接続された一対の第1ベルト31と、を備え、一対の第1ベルト31は本体2の周縁よりも内方において所定方向D1に延びている。災害発生時においては、一対の第1ベルト31を救助者Rの肩に掛けることにより、本体2の上で横になっている要救助者Pを持ち上げることができる。【選択図】図5

Description

本発明は、非常時には身体的弱者を搬送するための搬送具として用いられる寝具及び搬送具に関する。
火事や地震などの非常時において寝たきりの高齢者等を救助する場合には、要救助者を担架に乗せて運ぶのが一般的であるが、従来より担架に代わる種々の搬送具が提案されている。例えば、特許文献1に開示の寝具は、周縁部に把持部が設けられたベッドパッドから成り、救助者が把持部を把持することにより、要救助者をベッドパッドに寝た状態のままで搬送できるように構成されている。また特許文献2に開示の介護用トランスファは、要救助者の腰部を支えるための本体と、本体に接続された背負いベルトと、を有し、使用に際しては、寝た状態の要救助者の下に本体を置き、背負いベルトをロックして長さ調節を行い、救助者が背負いベルトを首に掛けて持ち上げることにより、要救助者を抱き上げられるように構成されている。
特開2001−137294号公報 特開2005−334347号公報
少子高齢化の一途をたどる現代においては、老人ホームのような介護施設の増加とともに、このような介護施設での火災が増えている。その半面、介護職員数の数は限られており、特に夜間の当直職員数が少なく、入居者5〜10人に対して当直職員は1名程度が現状である。このような状況において、従来の担架では要救助者の搬送に複数の要救助者が必要であり、また要救助者をベッドから担架に移し替える手間がかかり、緊急時において迅速に対応しきれないという問題があった。
この点、特許文献1に開示のベッドパッドでは、要救助者をベッドから担架に移し替える手間は省けるものの、やはり複数人で搬送する必要があり、限られた人数で迅速に多くの要救助者を非難させるのは困難であった。
また、特許文献2に開示の介護用トランスファは、要救助者を1人で搬送できるように構成されてはいるものの、寝ている状態の要救助者の下に本体を置いたり、背負いベルトをロックしたりする等の作業が必要となり、これらの作業に手間取るという問題があった。
本発明は、災害発生時に防災用具として利用可能な寝具の提供を目的とする。
本発明は、要救助者を容易且つ迅速に搬送できる搬送具の提供を他の目的とする。
本発明の寝具は、平時においては敷きパッド、敷き布団、又は掛け布として用いられ、災害発生時は要救助者を搬送するための搬送具として用いられる寝具であって、シート状の本体と、両端が前記本体に接続された一対の第1ベルトと、を備え、前記一対の第1ベルトは前記本体の周縁よりも内方において第1の所定方向に延び、災害発生時においては、前記一対の第1ベルトを救助者の肩に掛けて、前記本体の上で横になった状態の要救助者を持ち上げられるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の寝具は、前記一対の第1ベルトの各々の長さ寸法は70cm〜90cmであることを特徴とする。
また、本発明の寝具は、前記本体は、第1シートと、前記第1シートに積層された第2シートと、を備え、前記第1シートと前記第2シートとの間には取出口が設けられ、 前記一対の第1ベルトは、前記第1シートと前記第2シートとの間に介在し、前記取出口を介して前記本体の外方へ引き出し可能とされていることを特徴とする。
また、本発明の寝具は、両端が前記本体に固定されて前記第1の所定方向に延びる一対の第2ベルト及び一対の第3ベルトを更に備え、前記第1の所定方向において、前記一対の第1ベルトは前記一対の第2ベルトと前記一対の第3ベルトの間に位置することを特徴とする。
また、本発明の寝具は、前記第1シートは、難燃性又は不燃性のシート部材から成ることを特徴とする。
また、本発明の寝具は、前記第1の所定方向と交差する第2の所定方向に延びて前記一対の第1ベルトの間を接続する補強ベルトを更に備えることを特徴とする。
また、本発明の寝具は、前記本体の一対の側縁同士を着脱自在に接合する接合手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明の寝具は、敷きパッド、敷き布団、又は掛け布として利用可能な寝具であって、第1シートと、前記第1シートに積層された第2シートと、前記第1シートと前記第2シートとを着脱自在に接合する接合手段と、を備え、前記接合手段は、前記第1シートの側縁に設けられた第1接合手段と、前記第2シートの側縁に設けられ前記第1接合手段と接合自在な第2接合手段と、を備え、前記第1接合手段は、他の寝具に設けられた他の第2接合手段と接合可能であり、前記第1シートは難燃性又は不燃性のシート部材から成ることを特徴とする。
また、本発明の搬送具は、第1の所定方向に沿って横たわった要救助者の全身を支持するシート状の本体と、両端が前記本体に接続された一対の第1ベルトと、を備え、前記一対の第1ベルトは前記本体の周縁よりも内方において前記第1の所定方向に延び、前記一対の第1ベルトを救助者の肩に掛けて、前記本体ごと前記要救助者を持ち上げて搬送できるように構成されていることを特徴とする。
本発明の寝具によれば、普段から敷きパッド等として利用されている寝具を災害発生時には搬送具として利用できるので、災害発生時に慌てて搬送具を手配する必要がなく、早急に要救助者を搬送することができる。また、一対の第1ベルトを救助者の肩に掛けて要救助者を持ち上げることができるので、救助者は単独で要救助者を容易に搬送することができる。また、第1ベルトは本体の周縁よりも内方に位置するので寝具を寝具として利用する際に第1ベルトが邪魔にならない。
また、一対の第1ベルトの各々の長さ寸法は70cm〜90cmであるので、第1ベルトをたすき掛けにして要救助者を持ち上げると共に、このように持ち上げた要救助者の身体に両手を回して抱きかかえることができ、単独での要救助者の搬送を容易にできる。
また、一対の第1ベルトは、本体の第1シートと第2シートとの間に配置されており、取出口を介して本体の外方へ引き出し可能とされているので、平時においては第1ベルトを本体内部に収容させておけば邪魔にならず、災害発生時においては取出口を介して容易に取り出して利用することができる。
また、一対の第1ベルトの両側に位置する一対の第2ベルト及び一対の第3ベルトを更に備えるので、ベルトに棒を挿通させて担架として利用したり、第2又は第3ベルトを把持して引きずって搬送したり、第2又は第3ベルトを要救助者の両肩に掛けると共に第1ベルトを救助者の両肩にかけて要救助者を背負って搬送することが可能になり、搬送具としての利用形態を充実できる。
また、第1シートは、難燃性又は不燃性のシート部材から成るので、要救助者を本体で覆えば、要救助者を炎から守りながら搬送することができる。
また、第2の所定方向に延びる補強ベルトを更に備えるので、本体の強度を高めることができ、要救助者を安全に搬送させることができる。
また、接合手段を更に備えるので、避難先等においては、本体の一対の側縁同士を接合させることにより寝具をシュラフとして用いたり、複数の寝具同士を繋ぎ合わせてカーペットのようにして用いることができる。
また、本発明の寝具によれば、敷きパッド、敷き布団、又は掛け布として利用可能であるので、寝具を日常的に利用することにより災害発生時に慌てて手配する必要がない。また、第1シートは難燃性又は不燃性のシート部材から成るので、防炎コート等として利用することができる。また、第1接合手段は他の寝具に設けられた他の第2接合手段と接合可能とされているので、複数の防炎用具を連結させることができる。そして、このように複数の防炎用具を連結させることにより面積の広いカーペットとして利用することができ、体育館等の避難先における快適さを向上できる。
本発明の搬送具によれば、一対の第1ベルトを救助者の肩に掛けて要救助者を持ち上げることができるので、救助者は単独で要救助者を容易に搬送することができる。また、シート状の本体により要救助者の全身が支持されるので、例えば本体により要救助者の胴部のみを支持する構成のものと比較して、安定して要救助者を搬送することができる。更に、寝たきりの高齢者等にあっては、本発明の搬送具を普段から敷き布団やベッドマットの下に敷いておけば、敷き布団やベッドマットごと要救助者を搬送でき、災害発生時において担架等を新たに手配する必要がなく、迅速な対応が可能になる。
本発明の第1実施形態に係る寝具の平面図 図1に示す寝具の分解斜視図。 図1に示す寝具の透視平面図。 (a)は図1の寝具が備える上シートの内面(下面)を示す底面図、(b)は図1に示す寝具が備える下シートの内面(上面)を示す平面図。 図1に示す寝具を用いた抱っこ型搬送方法を説明する図。 図1に示す寝具を用いた引きずり搬送方法を説明する図。 図1に示す寝具を用いた背負い搬送方法を説明する図。 図1に示す寝具を用いた2人搬送方法の一例を示す図。 図1に示す寝具の防炎コートとしての使用方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る寝具を示す図であって、(a)はその平面図、(b)は長辺同士を係合した状態を示す斜視図。 本発明の第3実施形態に係る寝具を示す平面図。 本発明の第4実施形態に係る寝具を示す平面図。 本発明の第5実施形態に係る搬送具を示す平面図。
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る寝具について説明する。図1〜図4を参照して、図示の寝具1は、火災や地震等の災害発生時は要救助者を搬送するための搬送具として機能し、平時は敷きパッド、敷き布団、又は掛け布等の寝具として用いられる寝具型の搬送具(防災用具)であって、長方形状を有するシート状の本体2と、本体2に接続された複数本のベルト3及び補強ベルト4と、を備える。
本体2は、病院等において使用される一般的なベッドマットと少なくとも同一の寸法を有し、下シート5と、下シート5の上に積層された上シート6と、を備え、下シート5と上シート6とは縫製等により固定され、ベルト3及び補強ベルト4は下シート5と上シート6の間に介在している。また、下シート5は、外シート51と、外シート51の上に積層された内シート52と、を有する。外シート51は難燃性又は不燃性のシート部材から成り、例えばポリエステル製とされている。内シート52は例えばポリエステル製であって、保温シート、断熱シート、体圧分散シート等からなる。なお、下シート5又は外シート51が第1シートを構成し、上シート6が第2シートを構成する。
本体2にはその長手方向D1(第1の所定方向)の側縁において開口する複数(より具体的には6個)のポケット11が形成されている。これらのポケット11は、下シート5と上シート6とを図1において点線で示す縫製ラインLに沿って縫製することにより形成されるものであって、これらのポケット11の開口は下シート5と上シート6との間に設けられ、各ベルト3を後述のように本体2の外方へ引き出すための取出口Nとして機能する。
複数のベルト3には、本体2の長手方向D1略中央部に位置する一対の第1ベルト31(肩掛けベルト)と、本体2の長手方向D1において各第1ベルト31の両側に位置する一対の第2ベルト32及び一対の第3ベルト33と、が含まれ、各ベルト3は対応のポケット3内において長手方向D1に沿って延びている。即ち、複数のベルト3は、本体2の長手方向D1両側縁に沿って延びると共に、本体2の周縁よりも内方に位置している。
また、複数の補強ベルト4は、本体2の短手方向D(第2の所定方向)に沿って延び、一対の第1ベルト31の端部同士を接続する一対の第1補強ベルト41と、一対の第2ベルト32の端部同士を接続する一対の第2補強ベルト42と、一対の第3ベルト33の端部同士を接続する一対の第3補強ベルト43と、を含む。
そして、本実施形態においては、一対の第1ベルト31と一対の第1補強ベルト41は、図2及び図4(b)に示す様に平面視ロの字状に折り畳まれた一本のベルト体B1により一体に形成されており、一対の第2ベルト32と一対の第2補強ベルト42、及び一対の第3ベルト33と一対の第3補強ベルト43も同様に、それぞれロの字状に折り畳まれた一本のベルト体B2,B3により一体に形成されている。
即ち、各ベルト体B(B1,B2,B3)のうち、短手方向D2に延びる部分が補強ベルト4として機能し、縫製等によって本体2に固定されている。また各ベルト体Bのうち、長手方向D1に延びる部分がベルト3として機能し、ベルト3はその両端部のみが本体2に固定され、残部は本体2に対して非固定とされている。これにより、各ベルト3を上述したように取出口Nから本体2の外方へ引き出すことが可能になっている。そして、長手方向D1における第1ベルト31(本体2に対して非固定とされた非固定部)の長さ寸法L1は70cm〜90cm程度であるのが好ましく、第2及び第3ベルト32,33の長さ寸法L2は約25cm〜35cm程度であるのが好ましい。
かかる構成により、寝具1が平時において掛け布等の寝具として使用される場合においては、ベルト3はポケット11内に収容されて本体2から外方へはみ出さず、本体2の内部に収容された状態となり、使用者の手足がベルト3に引っ掛かるなどの不具合を回避できる。また、ベルト3は本体2の長手方向D1両側に設けられているので、寝具1を敷き布団や敷きパッドとして利用した場合であっても、寝具1の上で横になった使用者の身体にベルト3が当たりにくく、寝心地を損ねない。また、ベルト3が縫製ラインL1を超えて本体2の内方へ位置ずれするのが防止される。
また、各ポケット11の開口部(取出口N)付近における下シート5の上面5aと上シート6の下面6bには、複数の面ファスナTが設けられている。下シート5と上シート6とは、下シートの上面5aと上シート6の下面6bとが対向するようにして積層されるので、これらの面ファスナTを係合させてポケット11の開口(取出口N)を閉じることができる。これにより、各ベルト3が不必要に外方へ飛び出すのが防止される。
このように構成された寝具1を利用した要救助者の搬送方法には、抱っこ型搬送方法、引きずり搬送方法、背負い搬送方法、及び2人搬送方法が含まれ、以下、これらの搬送方法について順に説明する。
先ず、抱っこ型搬送方法について説明する。図5に示す様に、救助者Rは寝具1の上に横たわっている要救助者Pを左右両側から包むように寝具1の左右両縁を立ち上げると共に、一対の第1ベルト31を本体2の間(ポケット11)から引き出す(図5(a)(b)参照)。そして、このように引き出された一対の第1ベルト31を救助者Rの肩にたすき掛けにし(図5(c))、両腕で要救助者Pを抱きかかえるようにして持ち上げ(図5(d))、避難所等へ搬送する。なお、救助者Rは、補助的に第2ベルト32又は/及び第3ベルト33を把持して搬送してもよい。
このように、寝具1を用いた抱っこ型搬送方法では、救助者Rは単独で要救助者Pを避難させることができるので、人手不足を解消できる。また、第1ベルト31をたすき掛けにできるので、救助者Rは腕だけでなく、膝や腰の力を使って要救助者Pを持ち上げることができ、救助者Rの身体的負担を軽減できる。更に、寝具1には第1ベルト31に接続されて短手方向D2に延びる一対の第1補強ベルト41が設けられているので、第1補強ベルト41により本体2の強度が補強され、要救助者Pの重みにより本体2が破損するのを防止できる。
また、上述したように長手方向D1における第1ベルト31の長さ寸法L1は70cm〜90cm程度とされているので、救助者Rは容易に第1ベルト31をたすき掛けにできると共に、要救助者Pを持ち上げた際のバランスを良くできる。即ち、第1ベルト31が70cmよりも短いと、第1ベルト31をたすき掛けにしようとしても頭や肩を第1ベルト31に通しにくくなる。また、第1ベルト31の長さ寸法L1が90cmよりも長くなると、上述のようにして要救助者Pを持ち上げた際における要救助者Pの身体の高さ位置が低くなりすぎて、バランスが悪くなる。
また、第1ベルト31をポケット11から引き出すだけで直ぐに使用できるので、従来のようにベルトをロックする等の手間が不要となり、要救助者Pを迅速に避難させることができる。更に、寝具1を日常的に敷きパッドや敷き布団として使用すれば、要救助者Pを本体2の上へ移し替える手間も不要となる。
そして、このようにして抱き上げられた要救助者Pは、頭の先からつま先まで全身が本体2に包まれ、且つ難燃性又不燃性の下シート5(外シート51)が外側を向く様になるので、救助者Rは外部からの衝撃や炎等から要救助者Pを守りながら避難させることができる。また、要救助者Pの全身が本体2で支持されるので、例えば要救助者Pの胴体部分のみを支持する構成のものと比較して、要救助者Pをより安定して抱えることができる。
次に、引きずり搬送方法について説明する。この引きずり搬送方法は主として、救助者Rに要救助者Pを抱え上げるだけの体力がない場合に採用される。ここで、一対の第2ベルト32と一対の第3ベルト33は実質同一の構成を有するが、以下の説明においては、図5(a)に示す様に長手方向D1に横たわった要救助者Pの頭側に位置する方を第2ベルト32とし、足先側に位置する方を第3ベルト33とする。
この引きずり搬送方法では、図6に示す様に、一対の第2ベルト32を把持して寝具1を引きずって要救助者Pを搬送する。この方法においても、要救助者Pを迅速かつ容易に避難させることができる。また、このようにして寝具1を引きずると、寝具1の角部が要救助者の頭部を覆うようになり、要救助者Pの頭部を保護しながら搬送できる。なお、一対の第2ベルト32に代えて一対の第3ベルト33を把持して搬送してもよい。
次に、背負い搬送方法について説明する。この搬送方法ではまず、図7(a)に示す様に、要救助者Pの股の間に寝具1の長手方向D1端部を折り込む。次に、図7(b)に示す様に一対の第2ベルト32を引っ張りだし、この第2ベルト32を要救助者Pの両肩にかける(図7(b)の矢印A参照)。そして、図7(c)に示すように一対の第1ベルト31を引き出し、これを救助者Rの両肩にかけることで、図7(d)に示す様に要救助者Pを背負うことができる。
この搬送方法によれば、一対の第2ベルト32が要救助者Rの両肩にかけられているので、寝具1が要救助者Rからずり落ちることがない。また、要救助者Rの臀部が本体2により支持され、また本体2は救助者Rの両肩に掛けられた一対の第1ベルト31により保持されるので、救助者Rは要救助者Pをリュックを背負うようにして搬送することができ、救助者Rの身体的負担を軽減できる。
2人搬送方法としては、第1ベルト32を利用した2人搬送方法、2本の棒を利用した2人搬送方法、1本の棒を利用した2人搬送方法があげられる。
まず、第1ベルト32を利用した2人搬送方法では、2人の救助者Rが向き合うようにして寝具1の左右両側(短手方向D2両側)に立ち、各救助者Rが第1ベルト32を肩にたすき掛けにすると共に第3ベルト33を把持して持ち上げる。
また、2本の棒を利用した2人搬送方法では、図8に示す様に、第2ベルト32,第1ベルト31,及び第3ベルト33を長手方向D1に延びる一対の棒Eのそれぞれに引っかける。そして、これらの棒Eの両端を2人の救助者Rが把持することにより、担架を運ぶようにして寝具1ごと要救助者Pを搬送する。
1本の棒を利用した2人搬送方法では、6本全てのベルト3を一本の棒に引っかけ、棒の両端を2人の救助者Rがそれぞれ把持して運ぶ。なお、この場合には棒を肩に担ぐようにすると搬送しやすい。
また、本実施形態に係る寝具1には、上述した利用方法の他にも種々の利用方法があり、例えば、図9に示す様に、要救助者Pに寝具1を頭からすっぽりと被せることにより、寝具1を防炎コートとして利用することができる。このとき、要救助者Pの両肩に第1ベルト31をクロスさせて通すことで、寝具1のずり落ちを防止できる。また、要救助者Pを車椅子で搬送する際においても、このようにして要救助者Pに寝具1を頭からすっぽりと被せた状態で車椅子に座らせることにより、要救助者Pを炎等から守りながら搬送することができ、一対の第2ベルト32を車椅子のグリップに引っかければ急停止時における転落の防止や座った状態の体位保持が可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る寝具について説明する。図10を参照して、図示の寝具101は上述した寝具1と略同一の構成を有するが、接合手段としてのファスナ7を備える点で寝具1と異なる。このファスナ7は、相互に噛合可能な第1及び第2ファスナ半部71,72(第1接合手段、第2接合手段)を備え、これら第1及び第2ファスナ半部71,72は、長手方向D1に延びる本体2(より具体的には下シート5)の両側縁に取り付けられている。第1及び第2ファスナ半部71,72のエレメント(図示せず)同士を金具(図示せず)を用いて噛合させることにより、図10(b)に示すように本体2の長手方向D1両側縁同士を接合でき、このように接合させることにより寝具101をシュラフとして用いることができる。
また、ファスナ7を利用して複数枚の寝具101を連結させることもできる。即ち、寝具101のファスナ半部71と、他の寝具101のファスナ半部72とを噛合させることにより、複数枚の寝具101を連結させることができ、このように連結された複数の寝具101を床に敷けば広い面積を有するカーペット代わりになり、避難所においても快適に過ごすことができる。
なお、接合手段としては、上述したファスナ7に限定されず、例えば面ファスナやホック等であってもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る寝具について説明する。なお、以下の実施形態において上述した第1又は第2実施形態におけるものと実質同一の部材については同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
図11を参照して、図示の寝具201は、上述した第2実施形態の寝具101と略同一の構成を有するが、下シート5に代えて下シート205を有する点で異なる。下シート205は下シート5よりも(即ち、上シート6よりも)一回り大きく、平面視において下シート205の周縁部205aが上シート6からはみ出している。そして、上シート6の周縁部のうち、図11において太線L2で示す部位が下シート205に対して縫製により固定され、上シート6の周縁部のうち、このようにして下シート205に対して固定されていない部分が各ポケット11の開口部、即ちベルト3の取出口N’を構成している。
このように構成された寝具201においても、上述した寝具1,101と同様の効果が得られる。また、寝具201を平時において敷きパッドとして用いる場合においては、下シート205の周縁部205aをベッドマットや敷き布団の下へ折り込むことにより、寝具201の位置ずれを防止できる。更に、取出口N’は本体202の側縁ではなく、本体202の上面に設けられているので、下シート205の周縁部205aを敷き布団等の下へ折り込んでも、取出口N’は敷き布団の下に隠れないため、取出口N’から容易にベルト3を引き出して使用することができる。
また、下シート205が上述した第1,第2実施形態におけるものよりも幅広とされているため、ファスナ7を閉じてシュラフとして用いた場合でも内部空間にゆとりができ、快適に利用することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る寝具について説明する。図12を参照して、図示の寝具301は上述した寝具101と略同一の構成を有するが、寝具301には上述したベルト3及び補助ベルト4は設けられてなく、上述した下シート5と上シート6は本体302が袋状となるようにファスナ307(接合手段)により相互に連結されている。即ち、ファスナ307の第1ファスナ半部(第1接合手段)は下シート5の4辺のうち短手方向D2に延びる1辺を除く3辺に沿って取り付けられ、ファスナ307の第2ファスナ半部(第2接合手段)は下シート5の上記3辺に対応する上シート6の3辺に沿って取り付けられ、これら第1ファスナ半部と第2ファスナ半部とを噛合させることにより、本体302は短手方向D2に延びる1辺を除く3辺が閉じられた袋状となり、本体302の内部にはヒトが入り込める空間が規定される。
かかる構成を有する寝具301は、平時においては敷き布団、敷きパッド、掛け布などの寝具として利用することができ、災害時における避難先においては下シート5と上シート6との間の空間にヒトが入るシュラフとして利用できる。また、上記3辺のうちの2辺についてファスナ307を開けると、下シート5と上シート6とが左右に並んだ状態へ本体302を展開することができ、寝具301の面積を広げてカーペットとして利用することもできる。また、第2実施形態の寝具101と同様に、このように展開された複数の寝具301をファスナ307を用いて連結させることもできる。
なお、本実施形態においては本体302を袋状に構成したが、本体302を長手方向D1に延びる筒状に構成することもでき、この場合であっても上述したのと同様の効果を得ることができる。なお、本体302を筒状に構成するには、下シート5の長手方向D1両側縁と上シート6の長手方向D1両側縁とを1対のファスナを用いて着脱自在に接合してもよく、或いは下シート5の一方の長手方向D1側縁と上シート6の一方の長手方向D1側縁とをファスナを用いて着脱自在に接合し、他方の長手方向D1側縁同士については縫製等により固定的に連結させてもよい。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る搬送具について説明する。図13に示す搬送具401(防災用具)は、通常の敷き布団や敷きパッド等と組み合わせて用いることができる様に構成されており、シート状の本体42と、複数のベルト3(第1〜第3ベルト31〜33)と、複数の補強ベルト4(第1〜第3補強ベルト41〜43)と、を備える。本体42は、上述した外シート51と実質同一であって、難燃性又は不燃性のシート部材から成り、例えばポリエステル製とされている。複数のベルト3及び複数の補強ベルト4は、上述した下シート5に代えて本体42に対して上述した第1実施形態と同様に連結されている。
また、本体42の四隅にはズレ止めゴム8が設けられ、本体42の上面には複数の滑り止め部材9が設けられている。かかる構成において、本体42の上に置かれた敷き布団(図示せず)の四隅にズレ止めゴム8を引っ掛けることにより、本体42と敷き布団とが連結され、滑り止め部材9により敷き布団と本体42との位置ずれが防止される。
更に、一方の第2ベルト32及び一方の第3ベルト33にはそれぞれ、例えば面ファスナ式の結束ベルトT4,T5が取り付けられており、結束ベルトT4,T5を他方の第2,第3ベルト32,33に巻き付けて一対の第2ベルト32同士又は一対の第3ベルト33同士を連結させられるように構成されている。
このように構成された搬送具401を、日常的に使用する敷き布団と連結させておくことにより、災害発生時等の緊急時においては図5に示すのと同様に、要救助者Pの全身を本体42により支持しつつ、敷き布団ごと要救助者Pを包むようにして抱きかかえて搬送させることができる。また、面ファスナT4,T5を用いて一対の第2ベルト32同士及び一対の第3ベルト33同士を連結させることにより、搬送時において要救助者Pをより確実に包むことができる。
なお、本実施形態における搬送具401については、図5に示す抱っこ型搬送方法に限定されず、上述した引きずり搬送方法や背負い搬送方法等も可能であることは言うまでもない。
以上、本発明の実施形態に係る寝具及び搬送具について添付の図面を参照して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形・修正が可能である。
例えば、第4実施形態では、下シート5と上シート6とをファスナ307を用いて袋状となるように連結させたが、下シート5と上シート6の左右両側縁同士(長手方向D1に延びる側縁同士)のみをファスナ等の接合手段により接合(連結)させ、本体302を長手方向D1に延びる筒状に構成し、その開口部に面ファスナ等の連結手段を設けて開口部を開閉可能に構成してもよい。
また、各ベルト3を長さ調整可能に構成してもよい。この場合、第1ベルト31については長さを調整することによって上述した70cm〜90cmになればよく、第2及び第3ベルト32,33についても同様に25cm〜35cmになればよい。
更に、上記第1〜第4実施形態においては、下シート5(205)を外シート51に内シート52を積層させて構成したが、内シート52を省略し、下シート5(205)を不燃性又は難燃性の外シート51のみから構成してもよい。また、下シート5の底面(外面)に反射布を取り付けても良い。
上述した第5実施形態における搬送具401においても、第2実施形態における寝具101と同様にファスナ7等の接合手段を設け、本体402の長手方向両側縁同士或いは複数の搬送具401同士を連結可能に構成してもよい。更に、第1、第2、第3実施形態における寝具1、101、201についても、第5実施形態と同様に結束バンドT4,T5を設けてもよい。
1,101,201,301 寝具
2,102,202,302,402 本体
3 ベルト
4 補強ベルト
5 下シート
6 上シート
7 ファスナ(接合手段)
401 搬送具
N,N’取出口
P 要救助者
R 救助者
T 面ファスナ

Claims (9)

  1. 平時においては敷きパッド、敷き布団、又は掛け布として用いられ、災害発生時は要救助者を搬送するための搬送具として用いられる寝具であって、
    シート状の本体と、両端が前記本体に接続された一対の第1ベルトと、を備え、
    前記一対の第1ベルトは前記本体の周縁よりも内方において第1の所定方向に延び、
    災害発生時においては、前記一対の第1ベルトを救助者の肩に掛けて、前記本体の上で横になった状態の要救助者を持ち上げられるように構成されていることを特徴とする寝具。
  2. 前記一対の第1ベルトの各々の長さ寸法は70cm〜90cmであることを特徴とする請求項1に記載の寝具。
  3. 前記本体は、第1シートと、前記第1シートに積層された第2シートと、を備え、前記第1シートと前記第2シートとの間には取出口が設けられ、
    前記一対の第1ベルトは、前記第1シートと前記第2シートとの間に介在し、前記取出口を介して前記本体の外方へ引き出し可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の寝具。
  4. 両端が前記本体に固定されて前記第1の所定方向に延びる一対の第2ベルト及び一対の第3ベルトを更に備え、
    前記第1の所定方向において、前記一対の第1ベルトは前記一対の第2ベルトと前記一対の第3ベルトの間に位置することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の寝具。
  5. 前記第1シートは、難燃性又は不燃性のシート部材から成ることを特徴とする請求項4に記載の寝具。
  6. 前記第1の所定方向と交差する第2の所定方向に延びて前記一対の第1ベルトの間を接続する補強ベルトを更に備えることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の寝具。
  7. 前記本体の一対の側縁同士を着脱自在に接合する接合手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の寝具。
  8. 敷きパッド、敷き布団、又は掛け布として利用可能な寝具であって、
    第1シートと、
    前記第1シートに積層された第2シートと、
    前記第1シートと前記第2シートとを着脱自在に接合する接合手段と、を備え、
    前記接合手段は、前記第1シートの側縁に設けられた第1接合手段と、前記第2シートの側縁に設けられ前記第1接合手段と接合自在な第2接合手段と、を備え、
    前記第1接合手段は、他の寝具に設けられた他の第2接合手段と接合可能であり、
    前記第1シートは難燃性又は不燃性のシート部材から成ることを特徴とする寝具。
  9. 第1の所定方向に沿って横たわった要救助者の全身を支持するシート状の本体と、
    両端が前記本体に接続された一対の第1ベルトと、を備え、
    前記一対の第1ベルトは前記本体の周縁よりも内方において前記第1の所定方向に延び、
    前記一対の第1ベルトを救助者の肩に掛けて、前記本体ごと前記要救助者を持ち上げて搬送できるように構成されていることを特徴とする搬送具。
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