JP3125691U - レスキューシート - Google Patents

レスキューシート Download PDF

Info

Publication number
JP3125691U
JP3125691U JP2006005734U JP2006005734U JP3125691U JP 3125691 U JP3125691 U JP 3125691U JP 2006005734 U JP2006005734 U JP 2006005734U JP 2006005734 U JP2006005734 U JP 2006005734U JP 3125691 U JP3125691 U JP 3125691U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
rescue
fixing
mattress
sick person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2006005734U
Other languages
English (en)
Inventor
ノーディン ヨーラン
Original Assignee
ノーディン ヨーラン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ノーディン ヨーラン filed Critical ノーディン ヨーラン
Priority to JP2006005734U priority Critical patent/JP3125691U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3125691U publication Critical patent/JP3125691U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

【課題】地震等の緊急災害時において、迅速に、かつ、一人であっても患者等を早急に避難させることを可能にするためのレスキューシートを提供することを目的とする。
【解決手段】マットレス8を載せるためのシート1と、前記マットレスをその四隅部で前記シートに固定するための固定バンド2と、前記マットレスを病人等と共に前記シートに固定するための固定ベルト3と、前記固定ベルトを仮止めするための止め輪7と、前記シートの四周縁部に複数の取手部4を、有することを特徴とするレスキューシート。
【選択図】図1

Description

本考案は、緊急避難時に使用されるレスキューシートに関するものである。
地震や火災等の災害が発生した場合、病院等にいる患者を緊急避難させることが必要となる。このような場合に、患者を搬出するためにレスキューシートと呼ばれるシートが従来から使用されてきた。
例えば、特許文献1に従来のレスキューシートに係る考案の一例が記載されている。該考案を図9、図10、図11を参照しながら以下に説明する。
図9は、引例考案に係るレスキューシートの平面図、図10はその断面図、そして、図11はレスキューシートを寝袋として利用している状態を示す説明図である。
図9において、レスキューシート1は、長辺と短辺の比が2:1の長方形をしており、同一構成の第1の複合シート21及び第2の複合シート22から構成されている。また、第1の複合シート21には、当該第1の複合シート21をその厚さ方向に切断している所定長さの切り込み24が形成されている。さらに、図において網掛け状態で示す四周縁部分25には、各短辺において2本、各長辺において4本の持ち手用の切り込み60が形成されている。これらの切り込みは、第1及び第2の複合シート21、22をそれらの厚さ方向に切断している所定長さの切り込みである。
本例のレスキューシート20は寝袋として用いることができる。すなわち、切り込み24に足から入ると、図11に示すように、第1及び第2の複合シート21、22の間に入り込むことができ、寝袋として用いることができる。
また、けが人などを乗せるための担架として用いることができる。この場合には、レスキューシート20に人を乗せ、例えば、左右から二人の人が、長辺縁部分に形成されている持ち手用の切り込み60に手を差し込み、当該部分を握ることにより、簡単に、人を乗せたレスキューシート20を持ち上げて運ぶことができる。勿論、荷物を乗せて運ぶことも可能である。
実用新案登録第3114828号公報
しかし、上記のレスキューシートでは以下のような問題点があった。
すなわち、災害が発生した場合、まず病人等をベッドからレスキューシートに移動させなければならないため、時間がかかり、また一人ではできないため複数の人手を必要とする。また、地震等の緊急避難時においては、例えば病院の2階にいる患者を1階に避難させなければならないが、エレベータが停止してしまっている場合も多く、一人で患者を1階に避難させることは困難であった。
更に、2階から1階に降りるためには階段を使用しなければならないが、この場合も、当然二人以上の人手が必要であった。緊急事態発生時は、通常人手が足りないのが普通であり、患者を救出できない事態も想定される。
本考案は、上記問題点を解消するためになされたものであり、地震等の緊急災害時において、一人であっても、患者等を早急に避難させることを可能にするためのレスキューシートを提供することを目的とする。
本考案は、上述の目的を達成するため、以下(1)〜(3)の構成を備えるものである。
(1)マットレスを載せるためのシートと、
前記マットレスをその四隅部で前記シートに固定するための固定バンドと、
前記マットレスを病人等と共に前記シートに固定するための開閉自在の固定ベルトと、
前記固定ベルトを仮止めするための止め輪と、
前記シートの四周縁部に複数の取手部を、有することを特徴とするレスキューシート。
(2)前記固定バンドの材質がゴムであり、前記固定ベルトの材質が面ファスナーであることを特徴とする前記(1)記載のレスキューシート。
(3)前記シートの形状が長方形であり、
前記シートの材質がポリアミド繊維をシリコンコーティングしたものであることを特徴とする前記(1)記載のレスキューシート。
上記の構成を備えることにより、本考案のレスキューシートを使用すれば、地震等の災害時に病人等をマットレス、布団等で包んだ状態のままレスキューシートに固定することで、病人等をベッドから下ろしレスキューシートに載せるという作業が不要になり、迅速に搬送態勢を作ることができる。また、搬送経路が廊下であっても、また階段であっても一人で搬送できることとなる。
以下に、本考案を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図1は本考案に係るレスキューシートを表した斜視図である。
本レスキューシート10は、シート1を基本としている。その形状及び大きさは病院の病室で使用される病人用マットレスとほぼ同一であるとする。本シートの四縁部は、折り返し部1aで折り返されている。また、シートの材質は病人を載せて引きずった場合によく滑る材質であり、また水等を通さない防水性ものであるとする。例えば、ポリアミド繊維でシリコンコーティングされたものが好適である。
本レスキューシートには、その四隅にマット固定バンド2が取り付けられている。このバンドは、マットレスを本レスキューシートに固定するためのものであり、その材質としては帯状のゴム紐が好ましい。レスキューシートにマットを装着した状態については、後述する。
次に、本レスキューシートには、固定用ベルト右3aと固定用ベルト左3bがそれぞれ2個、図のように折り畳まれた状態でベルト用止め輪7によりシート1に固定されている。この固定用ベルトは、緊急避難時に病人をマット、布団等とともに本レスキューシートに固定するためのものである。この固定ベルトを展開した状態を、図4に示す。
本図において、9aは面ファスナーのループ面を示し、9bはフック面を示す。これらループ面とフック面は、一方がベルトの上面に備えられた場合には、他方は下面に備えられるものとする。
最後に、シート1にはその長辺縁部に短取手4が各2個、短辺縁部に中取手5が各2個、長取手6が各1個ずつ備えられている。これらの取手はすべて緊急避難時の搬送に使用するためのものである。具体的な使用方法については後述する。
次に、本考案のレスキューシートの具体的な使用方法を以下に記載する。
まず、本レスキューシートの設置方法であるが、図2に示したようにマットレス8をレスキューシート10の上に載せた後に、四隅をマット固定用バンド2を使って固定する。前記したようにこのマット固定用バンド2は、帯状のゴム紐であるため伸縮自在であり、容易にマットレスを固定できる。
この場合、図3に示したように、固定用ベルト右3aと固定用ベルト左3bがマットの縁からはみ出るようにしておく。こうすれば緊急時に、すぐにこれらベルトを引き出すことができ、早急な避難に資することとなる。レスキューシートにマットレスを固定した後は、更にその上に布団、毛布等を敷いて病人が寝ることになる。
緊急時の本レスキューシートの使用方法について述べる。
地震等の災害が発生した場合には、図5に示すように、まず病人を固定用ベルト3a、3bを使ってレスキューシートに固定する。固定の手順としては、マットレスの上に寝ている病人が布団、毛布をかぶったままで、かつ、頭部には枕等のクッションを当てた状態のままで、固定ベルト3a、3bの先端を引っ張り出す(図3参照)。この場合、固定ベルトが面ファスナーである場合には、そのループ面とフック面を合わせるだけで固定が可能である。固定ベルトが左右2個ずつある場合には、交叉させて結んでもよいし、平行に結んでもよい。
このように、病人をマットレス、布団等で包んだ状態でレスキューシートに固定することで、わざわざ病人をベッドから下ろしレスキューシートの上に載せるという作業が不要になる結果、迅速に搬送態勢を作るこがでる。また、マットレス等を緩衝材として活用することができる。
病人の固定が終了したら、図6に示したように病人をベッドから床に下ろす。この際、ベッドの高さをできるだけ低くする。病人に加わる衝撃力を軽減するためである。また、病人の頭部には、柔らかいクッション11を当てておくと良い。
下ろす際には、レスキューシートに包まれた病人を本レスキューシートの中取手5、長取手6を掴みながらベッド上を滑らせる。勿論、病人に対する衝撃力を緩和するため、短取手4や反対側の中取手5、長取手6を、もう一人の作業者が掴んで補助しても良い。
病人をベッドから降ろし終えたら、図7に示すような状態で病人を廊下の上を出口まで、またエレベータが動いている場合はエレベータの入口まで搬送する。搬送者の負荷を軽減するため、病人の足元側の中取手5、長取手6を持って搬送すれば安定的な搬送が可能となる。また、本レスキューシートの底面側は滑りやすい表面状態であるため、搬送者が一人でも楽に搬送ができる。
階段を使用した際の本レスキューシートの使用状態を図8に示す。この場合も、病人の足元側の取手5、6を持って搬送すれば安全である。階段の段差の衝撃は、病人と共に包まれたマット等により緩和され、病人に対する負荷が軽減される。このように、本レスキューシートを使用すれば、階段であっても病人を一人で搬送することが可能となり、特にエレベータが停止した場合に大きな効果を発揮する。
上記したように、本レスキューシートを使用すれば、地震等の災害時に病人等をマットレス、布団等で包んだ状態でレスキューシートに固定することで、病人等をベッドから下ろしてレスキューシートに載せる必要がなく迅速に搬送態勢を作ることができる。また、搬送経路が廊下であっても、また階段であっても一人で搬送できる。その結果、災害時の迅速かつ省力化された病人等の搬送が可能となる。
本考案に係るレスキューシートを表す斜視図 本考案に係るレスキューシートを使ってマットレスを固定した状態を表す図 図2のA側から見た図 本考案に係るレスキューシートの固定用ベルト3a、3bを展開した状態を表す図 本考案に係るレスキューシートに病人を固定している状態を示す図 本考案に係るレスキューシートを使って、避難時に病人をベッドから下ろしている状態を示す図 本考案に係るレスキューシートを使って、避難時に病人を廊下で搬送している状態を示す図 本考案に係るレスキューシートを使って、避難時に病人を階段で搬送している状態を示す図 従来例のレスキューシートを表す平面図 図9のb−b断面を表す図 従来例のレスキューシートを寝袋として利用した状態を示す図
符号の説明
1 シート
1a 折り返し
2 マット固定バンド
3a 固定用ベルト右
3b 固定用ベルト左
4 短取手
4a、5a、6a 固定部
5 中取手
6 長取手
7 ベルト用止め輪
8 マットレス
9a 固定ベルトのループ面
9b 固定ベルトのフック面
10 レスキューシート
11 クッション
20 従来のレスキューシート
21 複合シート
22 複合シート
24 切り込み
25 四周縁部分
60 切り込み

Claims (3)

  1. マットレスを載せるためのシートと、
    前記マットレスをその四隅部で前記シートに固定するための固定バンドと、
    前記マットレスを病人等と共に前記シートに固定するための開閉自在の固定ベルトと、
    前記固定ベルトを仮止めするための止め輪と、
    前記シートの四周縁部に複数の取手部を、有することを特徴とするレスキューシート。
  2. 前記固定バンドの材質がゴムであり、前記固定ベルトの材質が面ファスナーであることを特徴とする請求項1記載のレスキューシート。
  3. 前記シートの形状が長方形であり、
    前記シートの材質がポリアミド繊維をシリコンコーティングしたものであることを特徴とする請求項1記載のレスキューシート。
JP2006005734U 2006-07-18 2006-07-18 レスキューシート Expired - Lifetime JP3125691U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006005734U JP3125691U (ja) 2006-07-18 2006-07-18 レスキューシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006005734U JP3125691U (ja) 2006-07-18 2006-07-18 レスキューシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3125691U true JP3125691U (ja) 2006-09-28

Family

ID=43475543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006005734U Expired - Lifetime JP3125691U (ja) 2006-07-18 2006-07-18 レスキューシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3125691U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060213010A1 (en) Mattress sled
JP5425625B2 (ja) 救助及び運搬装置
US8615829B2 (en) Subway evacuation mattress and method of manufacture
CA2037652C (en) Emergency patient evacuation system
US5577281A (en) Stretcher
US9770375B2 (en) Multifunctional mattress
WO2008013239A1 (fr) Housse de matelas pour un transport en cas d'urgence
US20030106155A1 (en) Inflatable stretcher
MX2014011199A (es) Eslinga para pacientes.
EP1990035B1 (en) Mattress
US20130227789A1 (en) Apparatus and Method for the Transfer and Movement of Objects
US12023288B2 (en) Patient handling apparatus and method of use
CA1260892A (en) Rescue seat
JP3125691U (ja) レスキューシート
GB2030047A (en) Rescue apparatus
KR200492124Y1 (ko) 환자 피난용 매트리스 들것
WO2005039475A1 (en) Rescue underlay for rescuing people
JPH04164447A (ja) ガス充填式救命担架
JP6754991B2 (ja) 寝具及び搬送具
JP2009268661A (ja) 救助用バッグ
JP4250279B2 (ja) 寝具
AU2011250700B2 (en) Person transporter for emergency use
JP3124647U (ja) 介助用具
WO2004026210A1 (en) Person transporter for emergency use
AU2016102460A4 (en) Rescue apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130906

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term