JP5299831B1 - 被移送者の移送具 - Google Patents

被移送者の移送具 Download PDF

Info

Publication number
JP5299831B1
JP5299831B1 JP2013003515A JP2013003515A JP5299831B1 JP 5299831 B1 JP5299831 B1 JP 5299831B1 JP 2013003515 A JP2013003515 A JP 2013003515A JP 2013003515 A JP2013003515 A JP 2013003515A JP 5299831 B1 JP5299831 B1 JP 5299831B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transferee
belt
bearer
covering
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013003515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014133034A (ja
Inventor
三枝子 井谷
Original Assignee
三枝子 井谷
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三枝子 井谷 filed Critical 三枝子 井谷
Priority to JP2013003515A priority Critical patent/JP5299831B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5299831B1 publication Critical patent/JP5299831B1/ja
Publication of JP2014133034A publication Critical patent/JP2014133034A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract


【課題】被移送者を安全且つ確実に移送することができる被移送者の移送具を提供することにある。
【解決手段】 被移送者の臀部を覆う臀部被覆部と、前記臀部被覆部から手前側に延設されて被移送者の腹部を覆う腹部被覆部とを少なくとも形成した被移送者保持部に、第1の担ぎ手Aと第2の担ぎ手Bは正面を向いて両側に配置した正面向き配置と、被移送者保持部4に対し第1の担ぎ手Aと第2の担ぎ手Bは側方を向いて両側に配置した側方向き配置とに選択できるように、第1のベルトと第2のベルトと、4個の把持部を設けるとともに、腹部被覆部に脚を挿入する一対の開口部を形成した。

【選択図】図1

Description

本発明は、災害時の救助時や介護において、担ぎ手が被移送者を吊り下げて移送することができる被移送者の移送具に関するものである。
従来、災害時の救助時や介護において、担ぎ手が被移送者を吊り下げることができる被移送者の移送具は、種々提案されている。
例えば、特許文献1に示すものは、被介護者を二人の介護者で移送するための移送用具において、板状の座部及び背あての左右両側にそれぞれ設けた抱え上げ用の肩掛けベルトを進行方向右側の介護者は左前方から左肩を経て背中を回して右わき腹の前で、進行方向左側の介護者は右前方から右肩を経て背中を回して左わき腹の前で、装着した移送用具が提案されているが、このものにあっては、被介護者が滑り落ちるのを防止するのは腰を保持するベルト状の保護帯のみであり、腰をベルト状の保護帯で保持しているだけであるため、板状の座部に座った被介護者の体は安定せず、明るい建物内での移送には支障が無いとしても悪条件が想定される災害時の救助時や暗い建物内や駐車場での移送においては被介護者がずり落ちるおそれがあり、ずり落ちると怪我に結びつくという問題点があった。
又、特許文献1に示すものにあっては、第1のベルトと第2のベルトとで被移送者保持部の裏面で交差させて配設させるとともに、第1の把持部と、第2の把持部と、第3の把持部と、第4の把持部とを同一高さにして第1のベルトと第2のベルトに設けた構成がなく、被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は正面を向いて両側に配置した正面向き配置と、被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は側方を向いて両側に配置した側方向き配置とに状況に応じて選択できるようにはなっていないものである。
特開2003−79676号公報
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、被移送者を安全且つ確実に移送することができる被移送者の移送具を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の被移送者の移送具は、被移送者の臀部を覆う臀部被覆部と、前記臀部被覆部から手前側に延設されて被移送者の腹部を覆う腹部被覆部とを少なくとも形成し、前記臀部被覆部と前記腹部被覆部の延設方向における端部がそれぞれ臀部及び腹部を被覆する幅を有する被移送者保持部と、一端前記臀部被覆部の端部の左側端縁に縫着されるとともに他端が前記腹部被覆部の端部の左側端縁に縫着されて被移送者保持部に対し左側に配置し正面を向いた第1の担ぎ手の外側の肩に掛けられる第1のベルトと、一端臀部被覆部の端部の右側端縁に縫着されるとともに他端が前記被移送者保持部の前記腹部被覆部の端部の右側端縁に縫着されて被移送者保持部に対し右側に配置し正面を向いた第2の担ぎ手の外側の肩に掛けられる第2のベルトと、前記第1のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第1の担ぎ手の一方の手で把持する第1の把持部と、前記第1のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第1の担ぎ手の他方の手で把持する第2の把持部と、前記第2のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第2の担ぎ手の一方の手で把持する第3の把持部と、前記第2のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第2の担ぎ手の他方の手で把持する第4の把持部とを備えた被移送者の移送具であって、前記腹部保持部には同一高さで被移送者の脚を挿入することが可能な一対の開口部を形成した被移送者の移送具であり、前記第1のベルトを被移送者保持部に対し左側に配置した第1の担ぎ手の外側の肩に掛け、前記第1の把持部と前記第2の把持部とを第1の担ぎ手が把持するとともに、前記第2のベルトを被移送者保持部に対し右側に配置した第2の担ぎ手の外側の肩に掛け、前記第3の把持部と前記第4の把持部とを第2の担ぎ手が把持し、被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は正面を向いて両側に配置した正面向き配置と、被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は側方を向いて両側に配置した側方向き配置とに進行方向の前側に位置する担ぎ手が正面向き配置の状態から進行方向に向きを変えるとともに、把持部を持ち替えることで選択できるようにしたことを特徴とする。
本発明の被移送者の移送具は、被移送者の臀部を覆う臀部被覆部と、前記臀部被覆部から手前側に延設されて被移送者の腹部を覆う腹部被覆部とを少なくとも形成し、前記臀部被覆部と前記腹部被覆部の延設方向における端部がそれぞれ臀部及び腹部を被覆する幅を有する被移送者保持部と、一端前記臀部被覆部の端部の左側端縁に縫着されるとともに他端が前記腹部被覆部の端部の左側端縁に縫着されて被移送者保持部に対し左側に配置し正面を向いた第1の担ぎ手の外側の肩に掛けられる第1のベルトと、一端臀部被覆部の端部の右側端縁に縫着されるとともに他端が前記被移送者保持部の前記腹部被覆部の端部の右側端縁に縫着されて被移送者保持部に対し右側に配置し正面を向いた第2の担ぎ手の外側の肩に掛けられる第2のベルトと、前記第1のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第1の担ぎ手の一方の手で把持する第1の把持部と、前記第1のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第1の担ぎ手の他方の手で把持する第2の把持部と、前記第2のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第2の担ぎ手の一方の手で把持する第3の把持部と、前記第2のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第2の担ぎ手の他方の手で把持する第4の把持部とを備えた被移送者の移送具であって、前記腹部保持部には同一高さで被移送者の脚を挿入することが可能な一対の開口部を形成した被移送者の移送具であり、前記第1のベルトを被移送者保持部に対し左側に配置した第1の担ぎ手の外側の肩に掛け、前記第1の把持部と前記第2の把持部とを第1の担ぎ手が把持するとともに、前記第2のベルトを被移送者保持部に対し右側に配置した第2の担ぎ手の外側の肩に掛け、前記第3の把持部と前記第4の把持部とを第2の担ぎ手が把持し、被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は正面を向いて両側に配置した正面向き配置と、被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は側方を向いて両側に配置した側方向き配置とに進行方向の前側に位置する担ぎ手が正面向き配置の状態から進行方向に向きを変えるとともに、把持部を持ち替えることで選択できるようにしたことを特徴とするものであるから、一対の開口部に脚を挿入することにより、被移送者の体は安定し、悪条件が想定される災害時の救助時や暗い建物内や駐車場での移送においても被移送者がずり落ちるおそれが無く、安全に移送することができるという効果がある。
第1のベルトと第2のベルトとを被移送者保持部の裏面で交差させて配設させるとともに、第1の把持部と、第2の把持部と、第3の把持部と、第4の把持部とを同一高さにしたものは、被移送者の体重を第1のベルトと第2のベルトで受けることができ、被移送者保持部が回転するようなことは無く安定した状態で被移送者を移送することができるとともに、被移送者保持部を第1のベルトと第2のベルトで補強することができるという効果があり、更に、被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は正面を向いて両側に配置した正面向き配置と、被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は側方を向いて両側に配置した側方向き配置との両方の移送方法において、両手が同じ曲げ具合で被移送者を移送することができ、腕が疲れにくく、長時間の移送が可能であるという効果がある。
被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は正面を向いて両側に配置した正面向き配置と、被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は側方を向いて両側に配置した側方向き配置とに状況に応じて選択できるようにしたものは、通行幅の広いところでは正面向き配置で被移送者を移送することができるとともに、通行幅の狭いところでは側方向き配置で被移送者を移送することができるという効果がある。
腹部被覆部に形成された一対の開口部には、脚を保護する筒状の保護具が着脱自在に取り付けられるようにしたものは、保護具を取り付けるだけで被移送者の脚が雨で濡れないとともに、障害物に当たって怪我をすることを防止することができるという効果がある。
以下、本発明を実施の形態の第1実施例を図1乃至図3に基づいて詳述すると、本発明の被移送者の移送具1は、被移送者の臀部を覆う臀部被覆部2と、前記臀部被覆部2から手前側に延設されて被移送者の腹部を覆う腹部被覆部3とを少なくとも形成した被移送者保持部4と、一端が前記被移送者保持部4の臀部被覆部2の中心線よりも一端側に寄った位置5に固定されるとともに他端が前記被移送者保持部4の腹部被覆部3の中心線よりも臀部被覆部2の固定位置5と同一側に寄った位置6に固定されて第1の担ぎ手の肩に掛けられる第1のベルト7と、一端が前記被移送者保持部4の臀部被覆部2の中心線よりも他端側に寄った位置8に固定されるとともに他端が前記被移送者保持部4の腹部被覆部3の中心線よりも臀部被覆部2の固定位置8と同一側に寄った位置9に固定されて第2の担ぎ手の肩に掛けられる第2のベルト10と、前記第1のベルト7または被移送者保持部に設けられて第1の担ぎ手の一方の手で把持する第1の把持部11と、前記第1のベルト7または被移送者保持部4に設けられて第1の担ぎ手の他方の手で把持する第2の把持部12と、前記第2のベルト10または被移送者保持部4に設けられて第2の担ぎ手の一方の手で把持する第3の把持部13と、前記第2のベルト10または被移送者保持部4に設けられて第2の担ぎ手の他方の手で把持する第4の把持部14とを備えた被移送者の移送具であって、前記腹部被覆部3には同一高さで被移送者の脚を挿入することが可能な一対の開口部15を形成している。
被移送者保持部4は、展開すると横方向が幅広の略長方形に形成されており、柔らかさと強度を兼ね備えさせるために二重の布地で形成されている。被移送者保持部4は、上方から見ると、図3に示すように、腹部被覆部3側が臀部被覆部2側よりも幅広に形成されており、脚を広げて座ることができて窮屈感を無くすようにしている。臀部被覆部2と腹部被覆部3との間には腰被覆部16がそれぞれ形成されている。
臀部被覆部2と腰被覆部16、腹部被覆部3と腰被覆部16との連結部となる被移送者保持部4の端縁には面取り部17がそれぞれ形成されている。
臀部被覆部2、腹部被覆部3及び腰被覆部16の端縁であって、被移送者保持部4の端縁には、第1のベルト7及び第2のベルト10と同一の材料でできた補強部材18が縫い付けられており、被移送者保持部4が損傷するのを防止している。
第1のベルト7は、被移送者保持部4の中心線を通る線上であって臀部被覆部2において臀部を位置させることを表示するとともに、補強のために縫い付けられた表示布19の裏面に位置する縫い始め位置20から縫い始められ、腹部被覆部3と腰被覆部16aとの間に位置する面取り部17aから被移送者保持部4の上方に延出され、腰被覆部16aと臀部被覆部2との間に位置する面取り部17bから被移送者保持部4に導入され、表示布19の裏面に位置する縫い始め位置20と同位置の縫い終わり位置21まで縫われている。表示布19は、被移送者保持部4と異なる色(赤色)の布で構成されている。
第2のベルト10は、第1のベルト7と一体のものであり、第1のベルト7の表示布19の裏面に位置する縫い終わり位置21から第1のベルト7に連続して形成されており、表示布19の裏面位置の縫い終わり位置21から縫い始められ、腹部被覆部3と腰被覆部16bとの間に位置する面取り部17cから被移送者保持部4の上方に延出され、腰被覆部16bと臀部被覆部2との間に位置する面取り部17dから被移送者保持部4に導入され、表示布19の裏面に位置する縫い始め位置20まで縫われている。
このように、第1のベルト7と第2のベルト10とで被移送者保持部4の裏面で交差させて配設させたものは、第1のベルト7と第2のベルト10とで被移送者の体重を支えることができ、移送者保持部4全体の強度を高めなくても良いようにしており、被移送者の移送具1の軽量化と被移送者保持部4が損傷するのを防止している。
第1の把持部11は、第1のベルト7と同一の材質のもので構成されており、ループ状に形成されていて、第1のベルト7と腹部被覆部3との間に縫い付けられている。第1の把持部11は、突出方向が内側となっており、手を挿入しやすくしている。また、被移送者の脚を持ち上げた状態で被移送者を被移送者の移送具1に保持することができ、被移送者は楽であるとともに、被移送者の重心に近い位置を吊り上げることとなり、第1の担ぎ手と第2の担ぎ手の負担を下げることができるものである。
第2の把持部12は、第1のベルト7と同一の材料で構成されており、ループ状に形成されていて、第1のベルト7の表面に縫い付けられている。
第3の把持部13は、第1のベルト7と同一の材料で構成されており、ループ状に形成されていて、第2のベルト10と腹部被覆部3との間に縫い付けられている。
第4の把持部14は、第1のベルト7と同一の材料で構成されており、ループ状に形成されていて、第2のベルト10の表面に縫い付けられている。第1の把持部11、第2の把持部12、第3の把持部13、第4の把持部14は、把持しやすくするために例えば赤色のように、目立つ色で形成されている。
第1の把持部11と第2の把持部12と第3の把持部13と第4の把持部14とは、同一高さに設けられている。第1の把持部11と第2の把持部12と第3の把持部13と第4の把持部14はそれぞれ第1のベルト7及び第2のベルト10に設けてられており、第1の把持部11と第2の把持部12と第3の把持部13と第4の把持部14の取付強度の向上が図られるとともに、被移送者による負荷が第1の担ぎ手Aと第2の担ぎ手Bの肩と両手に分散され、例え長時間担いでいたとしても肩が痛くなりにくいという効果があり、更に、手で点滴を持つことも可能であるという効果がある。また、第2の把持部12と第4の把持部14を担ぎ手Cが把持して持ち上げることで第1の担ぎ手Aと第2の担ぎ手Bの負担を軽減することができる者である。
第1のベルト7と腹部被覆部3との間、第2のベルト10と腹部被覆部3との間にそれぞれ縫い付けられている補強部材22は、移送者保持部4の補強が図られており、移送者保持部4が被移送者の脚の重量により損傷するのを防止している。特に、ハの字になっていているものは、補強効果が高いものである。
開口部15は、表示布19に臀部を位置させて被移送者保持部4内に被移送者を下半身を収容した際に脚が出る位置であって、第1のベルト7と第2のベルト10と対となった補強部材22で囲まれた腹部被覆部3に形成されており、脚の荷重を第1のベルト7と第2のベルト10と対となった補強部材22で支えるようになっている。
第1の把持部11は、第1のベルト7と補強部材22との間に挟みこまれており、被移送者保持部4は二重になっているので、第1の把持部11の取り付け部は6重の布で構成されており、強度が考慮されている。
第3の把持部13は、第2のベルト10と補強部材22との間に挟みこまれており、被移送者保持部4は二重になっているので、第3の把持部13の取り付け部は6重の布で構成されており、強度が考慮されている。
臀部被覆部2と腹部被覆部3と腰被覆部16の上端部には、複数のタック23がそれぞれ設けられて、被移送者保持部4全体が移送者の体を包みこんで密着するようになっており、被移送者保持部4に保持された被移送者の体が安定するように考慮されている。
次に、本発明を実施の形態の第2実施例を図4に基づいて説明すると、開口部15には、腹部被覆部3の上端部に跨ってファスナー24が設けられており、ファスナー24を開放し、被移送者の脚を開口部15内に位置させた後、ファスナー24を閉じることにより、被移送者は開口部15に脚を挿入することなく開口部15内に脚を入れることが可能となり、開口部15内への脚入れが容易にできるという効果がある。実施例はファスナーにしたが、ぼたんのような締結具や面状ファスナーのような締結具でも構わないものである。被移送者保持部4に被移送者を座らせた後にファスナー24を閉じても構わないし、被移送者保持部4を被移送者に押し当てた状態でファスナー24を閉じても構わないものである。
次に、本発明を実施の形態の第3実施例を図5に基づいて説明すると、開口部15には、脚を保護する筒状の保護具25を着脱自在に取り付けるファスナー26が設けられている。保護具25は、靴を履いたままでも脚を挿入することができるように保護具25の裾がファスナー27にて拡がるようになっていたり、脚に保護具25を装着した後にファスナー26に取り付けることができるようになっている。実施例はファスナーにしたが、ぼたんのような締結具や面状ファスナーのような締結具でも構わないものである。
次に、本発明の被移送者の移送具の使用方法について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、被移送者保持部4に対し第1の担ぎ手Aと第2の担ぎ手Bは正面を向いて両側に配置した正面向き配置の状態であり、第1の担ぎ手Aは、第1のベルト7を右肩に掛けるとともに、右手で第1の把持部11を把持し、左手で第2の把持部12を把持し、第2の担ぎ手Bは、第2のベルト7を左肩に掛けるとともに、左手で第3の把持部13を把持し、右手で第4の把持部14を把持し、第1の担ぎ手Aと第2の担ぎ手Bが協力しあって被移送者を移送するのであり、通行幅の広いところでの移送に適しているとともに、被移送者は第1の担ぎ手Aと第2の担ぎ手Bと同様に進行方向が見えるので安心感を得ることができるものである。図7は、被移送者保持部4に対し第1の担ぎ手Aと第2の担ぎ手Bは側方を向いて両側に配置した側方向き配置の状態であり、第1の担ぎ手Aは図6の正面向き配置の状態から右に向きを変え、第2の担ぎ手Bは図6の正面向き配置の状態から右に向きを変えるとともに、右手で第3の把持部13を把持し、左手で第4の把持部14を把持するように持ち替るだけでよいものであり、通行幅の狭いところでの移送に適している。このように、通行幅などの状況に応じて、図6の正面向き配置の状態と、側方向き配置の状態とを自由に且つ簡単に選択できるのである。被移送者は、被移送者保持部4の端縁に設けられた補強部材18を把持することで安心して移送されることができる。
被移送者保持部4の実施例は同一材質の二重の布地で形成したが、外側を防水性の高い材質で構成したり、内側を保温性の高い材質で形成しても構わないものである。
本発明の第1実施例における被移送者の移送具の正面図。 本発明の第1実施例における被移送者の移送具の背面図。 本発明の第1実施例における被移送者の移送具の平面図 本発明の第2実施例における被移送者の移送具の正面図。 本発明の第3実施例における移送者の移送具の正面図。 本発明の第1実施例における使用状態図。 本発明の第1実施例における使用状態図。
1 被移送者の移送具
2 臀部被覆部
3 腹部被覆部
4 被移送者保持部
5 臀部被覆部2の中心線よりも一端側に寄った位置
6 腹部被覆部3の中心線よりも臀部被覆部2の固定位置5と同一側に寄った位置
7 第1のベルト
8 臀部被覆部2の中心線よりも他端側に寄った位置
9 腹部被覆部3の中心線よりも臀部被覆部2の固定位置8と同一側に寄った位置
10 第2のベルト
11 第1の把持部
12 第2の把持部
13 第3の把持部
14 第4の把持部
15 開口部

Claims (4)

  1. 被移送者の臀部を覆う臀部被覆部と、前記臀部被覆部から手前側に延設されて被移送者の腹部を覆う腹部被覆部とを少なくとも形成し、前記臀部被覆部と前記腹部被覆部の延設方向における端部がそれぞれ臀部及び腹部を被覆する幅を有する被移送者保持部と、一端前記臀部被覆部の端部の左側端縁に縫着されるとともに他端が前記腹部被覆部の端部の左側端縁に縫着されて被移送者保持部に対し左側に配置し正面を向いた第1の担ぎ手の外側の肩に掛けられる第1のベルトと、一端臀部被覆部の端部の右側端縁に縫着されるとともに他端が前記被移送者保持部の前記腹部被覆部の端部の右側端縁に縫着されて被移送者保持部に対し右側に配置し正面を向いた第2の担ぎ手の外側の肩に掛けられる第2のベルトと、前記第1のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第1の担ぎ手の一方の手で把持する第1の把持部と、前記第1のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第1の担ぎ手の他方の手で把持する第2の把持部と、前記第2のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第2の担ぎ手の一方の手で把持する第3の把持部と、前記第2のベルトまたは被移送者保持部に設けられて第2の担ぎ手の他方の手で把持する第4の把持部とを備えた被移送者の移送具であって、前記腹部保持部には同一高さで被移送者の脚を挿入することが可能な一対の開口部を形成した被移送者の移送具であり、前記第1のベルトを被移送者保持部に対し左側に配置した第1の担ぎ手の外側の肩に掛け、前記第1の把持部と前記第2の把持部とを第1の担ぎ手が把持するとともに、前記第2のベルトを被移送者保持部に対し右側に配置した第2の担ぎ手の外側の肩に掛け、前記第3の把持部と前記第4の把持部とを第2の担ぎ手が把持し、被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は正面を向いて両側に配置した正面向き配置と、被移送者保持部に対し第1の担ぎ手と第2の担ぎ手は側方を向いて両側に配置した側方向き配置とに進行方向の前側に位置する担ぎ手が正面向き配置の状態から進行方向に向きを変えるとともに、把持部を持ち替えることで選択できるようにしたことを特徴とする被移送者の移送具。
  2. 前記第1のベルトは、前記腹部被覆部の端部の左側端縁から上方に延出されるとともに、前記臀部被覆部の端部の左側端縁から前記被移送者保持部に導入され、前記第2のベルトは、前記腹部被覆部の端部の右側端縁から上方に延出されるとともに、前記臀部被覆部の端部の右側端縁から前記被移送者保持部に導入されるものであり、前記第1のベルトと前記第2のベルトとを前記被移送者保持部の裏面で交差させて配設させるとともに、第1の把持部と、第2の把持部と、第3の把持部と、第4の把持部とを同一高さにして第1のベルトと第2のベルトに設けた請求項1記載の被移送者の移送具。
  3. 前記被移送者保持部の被移送者の臀部を覆う前記臀部被覆部から手前側に延設されて被移送者の腹部を覆う前記腹部保持部に形成された一対の開口部には、脚を保護する筒状の保護具が着脱自在に取り付けられる請求項1乃至請求項2のいずれか1項に記載の被移送者の移送具。
  4. 前記被移送者保持部は、展開すると横方向が幅広の略長方形に形成されており、被移送者の臀部を覆う前記臀部被覆部と、前記臀部被覆部から手前側に延設されて被移送者の腹部を覆う前記腹部被覆部との間には腰被覆部がそれぞれ形成されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の被移送者の移送具。
JP2013003515A 2013-01-11 2013-01-11 被移送者の移送具 Active JP5299831B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013003515A JP5299831B1 (ja) 2013-01-11 2013-01-11 被移送者の移送具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013003515A JP5299831B1 (ja) 2013-01-11 2013-01-11 被移送者の移送具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5299831B1 true JP5299831B1 (ja) 2013-09-25
JP2014133034A JP2014133034A (ja) 2014-07-24

Family

ID=49396846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013003515A Active JP5299831B1 (ja) 2013-01-11 2013-01-11 被移送者の移送具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5299831B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079676A (ja) * 2001-09-10 2003-03-18 Toshiharu Hiroi 非介護者を二人の介護者で移送する場合に用いる肩掛け式介護用移送具
JP2008161661A (ja) * 2007-04-19 2008-07-17 Michiko Chiba オムツ型介助ベルト
JP2010082483A (ja) * 2010-01-21 2010-04-15 Michiko Chiba オムツ型介助ベルト
JP2011152235A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Nagasawa Ko Kk 介護補助用具

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079676A (ja) * 2001-09-10 2003-03-18 Toshiharu Hiroi 非介護者を二人の介護者で移送する場合に用いる肩掛け式介護用移送具
JP2008161661A (ja) * 2007-04-19 2008-07-17 Michiko Chiba オムツ型介助ベルト
JP2010082483A (ja) * 2010-01-21 2010-04-15 Michiko Chiba オムツ型介助ベルト
JP2011152235A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Nagasawa Ko Kk 介護補助用具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014133034A (ja) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5425625B2 (ja) 救助及び運搬装置
US7000255B1 (en) Garment with adjustable weight support mechanism
CA2867874C (en) Patient sling
ITMI20090254U1 (it) Marsupio per il trasporto di bambini
US11364980B2 (en) Lift vest with webbing to reduce or eliminate vertical sliding
JP4809391B2 (ja) 抱っこ用上着
JP3144879U (ja) 背負い具
JP5839352B2 (ja) バッグ兼抱っこ補助具
KR200453681Y1 (ko) 휠체어용 안전 벨트
JP2007159440A (ja) ペット用ハーネス
US20160270554A1 (en) Baby Carrier for Twins
JP5299831B1 (ja) 被移送者の移送具
US20150366742A1 (en) Ambulation shorts
KR20150004498U (ko) 폭 가변형 다기능 포대기
US9155343B1 (en) Patient lift assist harness
KR20170001863U (ko) 아기띠
JP2015016057A (ja) 被移送者の移送具
WO2017203259A1 (en) Garment
JP6796873B2 (ja) ハーネスおよび救命胴衣
JP2009268661A (ja) 救助用バッグ
JP3124647U (ja) 介助用具
JP5017326B2 (ja) 救助用具
CA2655439A1 (en) Safety restraint with thigh cuffs
ES2740904T3 (es) Un dispositivo de seguridad para usar con un arnés de seguridad
JP4221482B2 (ja) 携帯用簡易担架

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5299831

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250