JP3164661U - 担架 - Google Patents

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山川 隆
隆 山川
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Abstract

【課題】一人の搬送作業者で被搬送者を搬送することができ、また、安価でコンパクトな担架を提供する。【解決手段】被搬送者Hを乗せる布製の担架本体2と、この担架本体2を引っ張るための牽引ベルト3と、を備え、前記担架本体2は、少なくとも被搬送者頭部側が、幅方向に柔軟性を備えており、前記牽引ベルト3は、両端が、前記担架本体2の被搬送者頭部側の端部の左右両端から延びるように担架本体に取り付けられている、担架とした。このとき、担架本体2が、ポリエステル糸を緯糸及び経糸に用いた平織の織布からなる、担架1とすることが好ましい。【選択図】図2

Description

本考案は、病人、怪我人、体の不自由な人、寝たきりの高齢者等の被搬送者の搬送などに使用する担架に関する。特に、災害時において被搬送者を搬送などするために好適な担架に関する。
従来より、病人、怪我人、体の不自由な人、寝たきりの高齢者等の被搬送者を搬送などするために担架が用いられている。
このような担架としては、二本の棒の間に布地を張り、この布地上に被搬送者を寝かせて、二人又は四人の搬送作業者で棒の両端を持つようにして、被搬送者を搬送するものがある。
災害時などの緊急時において、1人の搬送作業者で被搬送者を搬送などすることができれば、早期の救助が可能となり好ましいと考えられる。しかし、前述した様な従来の担架では、被搬送者を搬送などする際に複数の搬送作業者が必要であり、救助が手遅れになる場合もあった。
一人の搬送作業者であっても被搬送者を搬送することができる担架が求められるところである。
また、早期救助を可能とするためには、各家庭に担架が設置されていることが好ましい。しかし、従来の担架は大掛かりで高価なものが多く、家庭での購入や設置に課題があった。
一般家庭で気軽に購入でき、設置場所等をとらず身近に備え付けることができる、安価でコンパクトな担架が求められるところである。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたものであって、一人の搬送作業者で被搬送者を搬送などすることができ、また、安価でコンパクトな担架を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の担架は、被搬送者を乗せる布製の担架本体と、この担架本体を引っ張るための牽引ベルトと、を備え、前記担架本体は、少なくとも被搬送者頭部側が、幅方向に柔軟性を備えており、前記牽引ベルトは、両端が、前記担架本体の被搬送者頭部側の端部の左右両端から延びるように担架本体に取り付けられている構成とした。
この担架は、担架本体と牽引ベルトを備えており、牽引ベルトを引っ張ることで、担架本体ごと被搬送者を移動させることができるため、一人の搬送作業者でも搬送作業ができる。搬送時に、担架本体は地面上又は床面上をスライド移動することになる。
また、担架本体は、少なくとも被搬送者頭部側が幅方向に柔軟性を備えていることから、搬送作業の際に牽引ベルトを斜め上方に引っ張ると被搬送者の頭部が担架本体に沈み込むような状態になり、頭部の揺れを抑えながら安全に搬送することができる。
さらに、構造が簡単であることから、安価な担架となる。
加えて、担架本体が布製であるから折り畳み自在であり、使用しないときには折り畳んでコンパクトに収納することができる担架となる。
担架本体がポリエステル糸を用いた織布からなる、担架とすることができる。
この担架は、摩耗に強く耐久性があるポリエステル糸を用いた織布からなるため、搬送時に地面上又は床面上をスライド移動させるのに好適なものである。このとき、ポリエステル糸を緯糸及び経糸に用いた平織の織布からなる担架本体とすることが、より摩耗性及び耐久性が増して好ましい。またこのとき、織布に用いられるポリエステル糸の緯糸及び経糸の太さは、1000〜2000デニールであることが好ましく、1200〜1800デニールであることが最も好ましい。さらに、織布の厚みは0.3〜0.8mmが好ましく、0.4〜0.6mmであることが最も好ましい。
被搬送者の足を入れるための足ポケットを担架本体の被搬送者足部側に設けた、担架とすることもできる。
この担架は、被搬送者の足を足ポケットに入れた状態で搬送等することができ、これにより、被搬送者の安全性が増す。
棒状体を挿入するための長尺筒状部を担架本体の左右両端部に設けた、担架とすることもできる。
この担架は、長尺筒状部に棒状体を挿入することによって、搬送時の安全性が高まる。また、複数の搬送作業者がいる場合には、従来の担架と同様な方法で、搬送することができる。
担架本体の左右両端部に取っ手を設けた、担架とすることもできる。
この担架は、複数の搬送作業者がいる場合に、取っ手を把持して、搬送を補助することができる。また、複数の搬送作業者がいる場合に、必要に応じて、取っ手を把持し担架を持ち上げた状態で搬送することもでき、搬送作業の自由度が高まる。
本考案により、一人の搬送作業者で被搬送者を搬送などすることができ、また、安価でコンパクトな担架を提供することができる。
担架の平面図である。 担架を引っ張っている状態を被搬送者の足側から見た図である。 担架を引っ張っている状態を被搬送者の上側から見た図である。
以下、図を用いて本考案の担架を例示説明する。なお、以下の実施形態はあくまで本考案を例示説明するものであって、本考案は、以下の具体的な実施形態に限定されるものではない。
本実施形態の担架1は、担架本体2と牽引ベルト3を備えた基本構成であり、これに加えて、足ポケット4、長尺筒状部5、及び取っ手6を担架本体2に設けてある。以下、各構成要素について説明する。
1.担架本体
担架本体2は、被搬送者Hを乗せるものであり、担架1のベース部材である。担架本体2は布製であり、本実施形態では、摩耗に強く耐久性があるポリエステル糸を用いた織布を使用してある。詳しくは、緯糸及び経糸が太さ1500デニールのポリエステル糸からなり、表裏に透通する開口部を有しない目の詰んだ平織の織布(ユニチカ社製ポリエステル系ネットU-300)であって、厚みが約0.5mmのものを担架本体2に用いてある。この織布を概ね長方形に切り出したもの1枚を用いて担架本体2とした。このように構成された担架本体2自体は、長さ方向及び幅方向の両方向に柔軟性を備えていることになる。
2.牽引ベルト
牽引ベルト3は、これを搬送作業者Jが引っ張ることで、担架1ごと被搬送者Hを搬送などするものである。牽引ベルト3の材料は特に制限されないが、布製であることが好ましい。本実施形態では担架本体2と同じ織布を用いてある。この牽引ベルト3は、両端が、担架本体2の被搬送者頭部側21の端部の左右両端から搬送作業者J側に延びるように担架本体2に取り付けられている。牽引ベルト3の長さは、搬送作業者Jが、肩や腰にベルトを掛けるなどして引っ張ることができるよう、ある程度の長さが必要である。
3.足ポケット
足ポケット4は、被搬送者Hの足を入れるためのものである。足ポケット4の材料も特に制限されないが、担架本体2と同じ織布を用いることができる。足ポケット4を形成する方法としては、例えば、長めの担架本体2とし、担架本体2の被搬送者足部側22を折り返して左右両縁をそれぞれ担架本体2に縫着することによって形成すればよい。
4.長尺筒状部
長尺筒状部5は、棒状体Sを挿入して、担架本体2の長手方向を補強するためのものである。詳しくは、担架本体2の左右両端部にそれぞれ設けられ、必要に応じて、それぞれに棒状体Sが挿入される。長尺筒状部5の材料も特に制限されないが、担架本体2と同じ織布を用いることができる。長尺筒状部5を形成する方法としては、例えば、担架本体2の左右をそれぞれ僅かに折り返して、折り返した左右両端をそれぞれ担架本体2に縫着することによって形成すればよい。
5.取っ手
取っ手6は、担架本体2の左右両端部に取り付けられる。本実施形態では、担架本体2と同じ織布を用い、担架本体2の左右それぞれ二箇所の計四箇所に取っ手を設けてある。
上記構成の担架1を用いて被搬送者Hを搬送している様子を図2及び図3に示す。まず、被搬送者Hの頭部が牽引ベルト3側(被搬送者頭部側21)になるように、被搬送者Hを担架本体2に乗せる。そして、搬送作業者Jは、牽引ベルト3を掴んだり肩や腰に掛けたりして、被搬送者Hの乗っている担架1を斜め上方に向けて引っ張る。すると、担架本体2の被搬送者頭部側21が幅方向に柔軟性を備えていることから、被搬送者Hの頭部が担架本体2に沈み込むような状態(図2、図3)になり、頭部の揺れなどを抑えながら安全に搬送することができるのである。
以上、特定の実施形態を参照して本考案を説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本出願の願書に添付された実用新案登録請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正が可能である。
例えば、上記実施形態では、足ポケット、長尺筒状部、及び取っ手を担架本体に設けたが、これらの一部又は全部を設けない構成としてもよい。
また、牽引ベルトと長尺筒状部を一体的に形成して、担架本体に設けてもよい。即ち、牽引ベルトの長さと左右の長尺筒状部の長さを合算した長さの長尺布を準備し、これを筒状に形成して連続筒状部とし、この連続筒状部の左右を担架本体の左右両端部に沿わせた状態で縫着等によって担架本体に固定することができる。これにより、部品点数が少なくなり、また、牽引ベルトと担架本体との取付強度を増加させることができる。
1 担架

2 担架本体
21 被搬送者頭部側
22 被搬送者足部側

3 牽引ベルト

4 足ポケット

5 長尺筒状部

6 取っ手

S 棒状体
H 被搬送者
J 搬送作業者

Claims (5)

  1. 被搬送者を乗せる布製の担架本体と、
    この担架本体を引っ張るための牽引ベルトと、を備え、
    前記担架本体は、
    少なくとも被搬送者頭部側が、幅方向に柔軟性を備えており、
    前記牽引ベルトは、
    両端が、前記担架本体の被搬送者頭部側の端部の左右両端から延びるように担架本体に取り付けられている、
    担架。
  2. 担架本体が、
    ポリエステル糸を用いた織布からなる、
    請求項1記載の担架。
  3. 被搬送者の足を入れるための足ポケットを担架本体の被搬送者足部側に設けた、
    請求項1又は請求項2記載の担架。
  4. 棒状体を挿入するための長尺筒状部を担架本体の左右両端部に設けた、
    請求項1〜3何れか記載の担架。
  5. 担架本体の左右両端部に取っ手を設けた、
    請求項1〜4何れか記載の担架。
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