JP2015202296A - 担架 - Google Patents
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Abstract
【課題】 担架に乗せたり下ろしたりする際に負傷者の負担が少なく、係わる人員も少数で行うことができる担架を提供することを目的とする。【解決手段】人体を搬送するため枠に人体支持シートを張った持ち手部分をもつ担架であって、前記人体支持シートは人体支持部にファスナーを備え、スライダーを引いてエレメントを引き寄せることにより、人体を前記人体支持シートに乗せ、前記スライダーを引き戻して前記ファスナーを解放することにより、人体を該人体支持シートから降ろすように構成する。【選択図】 図1
Description
本発明は、人体支持シートにファスナーを備えることにより、人体を乗降する際の移動負担を少なくした担架に関するものである。
従来、病人や負傷者を搬送する際に担架への人体移動は少なくとも二人から三人の介護人を必要とし、時には病人や負傷者本人の担架への移動負担が大きく困難な状況も少なくない。また、搬送先での移動においても同様である。
そこで、特許文献1には、寝袋としても担架としても有効に機能を発揮させる技術として、防水シートと保温通気シートの両端縁に設けられたファスナーが連結されて閉じることで人体を包み込むようにした技術が提案されている。
また、特許文献2には、けが人や被災者等を袋内部に収容し、人力やヘリコプターで運び、担架代わりに使用できる救助袋に取り付けられたファスナーとして、人体収容位置の周囲の少なくとも一部を残してファスナーを備え、ファスナーの一部を開いた状態で前記ファスナーを設けた袋布地という技術が提案されている。
また、特許文献3には、漁場として藻場又は漁礁を正確に評価するための採集網に取り付けたファスナーとして、網地の周方向両端縁をファスナーにより開閉自在とした技術が提案されている。
さらに、特許文献4には、建築現場における根伐りの実施に伴って発生する掘削土を合理的に処理する袋に設けたファスナーとしての技術が提案されている。
しかし、多様に作業現場が変わってもファスナーの利用方法は、開口部を開閉することで袋状にしたり、連結したりする為のものであった。
YKKファス二ングサポート「ファスナーの強度検査」
上述した特許文献1の先行技術は、防水シートと保温通気シートを連結する目的でファスナーを設けたものでありファスナーの利用としては通常の効果を得たものである。
また、特許文献2の先行技術は、けが人や被災者等を袋内部に収容することを目的に、救助袋を形成するためにファスナーを袋状に設けたものである。
また、特許文献3の先行技術は、漁場として藻場又は漁礁を正確に評価するための採集網に取り付けたファスナーであって、網地の周方向両端縁をファスナーにより開閉自在とするために設けたものである。
さらに、特許文献4の先行技術は、建築現場における根伐りの実施に伴って発生する掘削土を合理的に処理する袋に設けたファスナーであって、閉じることによって袋体を形成し、ファスナーを開くことによって掘削土を目的地に排出するものであっていずれもファスナーの通常の効果を利用したものである。
本発明は、上述した従来技術に鑑みなされたもので、意識の無い人体又は負傷した人体を持ち上げて移動するには多大な労力と細心の注意を必要とする。そこで、担架への移動及び担架からの移動において負傷者の負担が少なく、係わる人員も最小限に抑えることができる担架を提供することを目的とする。
本発明の担架は、人体支持シートの人体支持部にファスナーを備えることにより、スライダーを操作してエレメントを開閉する過程において人体を乗せたり降ろしたりすることを最も主要な特徴とする。
上述した課題を解決するために構成された本発明の手段は、人体を搬送するため枠に人体支持シートを張った持ち手部分をもつ担架であって、
前記人体支持シートは、人体支持部の一方を下止めとし、他方を二分するようにしてエレメントを配置したファスナーを備え、
前記エレメントの上止め方向に前記枠の幅を固定する固定用具をさらに備え、
前記ファスナーは、スライダーを操作して前記エレメントを開閉する過程において人体を乗せたり降したりするとよい。
前記人体支持シートは、人体支持部の一方を下止めとし、他方を二分するようにしてエレメントを配置したファスナーを備え、
前記エレメントの上止め方向に前記枠の幅を固定する固定用具をさらに備え、
前記ファスナーは、スライダーを操作して前記エレメントを開閉する過程において人体を乗せたり降したりするとよい。
前記枠は、人体支持シートより長い棒又はパイプで構成するとよい。
前記枠は、丈夫な帯部と持ち手部分で構成するとよい。
前記スライダーは、胴体の柱にエレメントを開閉することができる長さの紐を、
引き方向と、
引き戻し方向と、
に備えるとよい。
引き方向と、
引き戻し方向と、
に備えるとよい。
本発明は、上述の如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)人体を搬送するため枠に人体支持シートを張った持ち手部分をもつ担架であって
前記人体支持シートは、人体支持部の一方を下止めとし、他方を二分するようにしてエレメントを配置したファスナーを備え、
前記エレメントの上止め方向に前記枠の幅を固定する固定用具をさらに備え、
前記ファスナーは、スライダーを操作して前記エレメントを開閉する過程において人体を乗せたり降したりするようにしたので、
人体支持シートのファスナーを開放した状態で人体の両際に寄せて敷き、
スライダーを引いてエレメントを引き寄せ噛み合わせることにより、
ファスナーは、閉じることで人体を人体支持シートに乗せ、
スライダーを引き戻してエレメントの噛み合わせを解放することにより、
ファスナーは、開放することで人体を人体支持シートから降ろすことができるので、担架への移動及び担架からの移動に伴う人体の負担を軽減し、作業に係わる人員を最小限に抑えることができる。そして、枠の幅をしっかり固定し、さらに、スライダーの紐をこの固定用具に固定することで予期しないファスナーの解放を防止することができる。
(2)スライダーは胴体の取着部にエレメントを開閉することができる長さの紐を備えることで、人体の下を通過して引いたり引き戻したりすることが出来るので、人体を現場から持上げることなく直接担架に乗せたり降ろしたりすることができる。そして、引き手の紐は取着部を中心に引き方向と引き戻し方向とに備えることで、引き戻しの際に引き方向の紐を取り外すこともできるし、取着部を挿通孔とすることで引き戻し方向に回収するなどの方法で、担架から降ろす際に人体の下にスライダーの紐があることで予期しない事故を招くことを防止することができる。
(1)人体を搬送するため枠に人体支持シートを張った持ち手部分をもつ担架であって
前記人体支持シートは、人体支持部の一方を下止めとし、他方を二分するようにしてエレメントを配置したファスナーを備え、
前記エレメントの上止め方向に前記枠の幅を固定する固定用具をさらに備え、
前記ファスナーは、スライダーを操作して前記エレメントを開閉する過程において人体を乗せたり降したりするようにしたので、
人体支持シートのファスナーを開放した状態で人体の両際に寄せて敷き、
スライダーを引いてエレメントを引き寄せ噛み合わせることにより、
ファスナーは、閉じることで人体を人体支持シートに乗せ、
スライダーを引き戻してエレメントの噛み合わせを解放することにより、
ファスナーは、開放することで人体を人体支持シートから降ろすことができるので、担架への移動及び担架からの移動に伴う人体の負担を軽減し、作業に係わる人員を最小限に抑えることができる。そして、枠の幅をしっかり固定し、さらに、スライダーの紐をこの固定用具に固定することで予期しないファスナーの解放を防止することができる。
(2)スライダーは胴体の取着部にエレメントを開閉することができる長さの紐を備えることで、人体の下を通過して引いたり引き戻したりすることが出来るので、人体を現場から持上げることなく直接担架に乗せたり降ろしたりすることができる。そして、引き手の紐は取着部を中心に引き方向と引き戻し方向とに備えることで、引き戻しの際に引き方向の紐を取り外すこともできるし、取着部を挿通孔とすることで引き戻し方向に回収するなどの方法で、担架から降ろす際に人体の下にスライダーの紐があることで予期しない事故を招くことを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。その特徴とするところは、人体を搬送するため枠に人体支持シート3を張った持ち手部分をもつ担架であって、
人体支持シート3は、一方の人体支持部31を下止めとし、他方を二分するようにしてファスナー4のエレメント42を配置した担架1において、該ファスナー4を開放した状態で、一方のファスナーがない人体支部32を頭部と肩の部分に引き込み、他方の二分するようにしてエレメント42を備えた人体支持部31を胴体の両際に寄せて敷き、紐を取り付けたスライダー41を引いてエレメント42を胴体中央部に引き寄せ噛み合わせることにより、
ファスナー4は、閉じることで人体を前記人体支持シート3に乗せ、
スライダー41を引き戻して前記エレメント42の噛み合わせを解放することにより、
ファスナー4は、開放することで人体を該人体支持シート3から降ろすようにしたことにあり、開口部を開閉するだけの用途であったファスナーを、その操作の過程において、紐を取着したスライダーを引くことにより、エレメントを人体の下に引き寄せ噛み合わせるという効用を、人体を乗降する担架に利用するものである。なお、実施にあたりファスナーの対応強度に関してはYKKファスナーの強度検査よって実施が可能であることを確認した。
人体支持シート3は、一方の人体支持部31を下止めとし、他方を二分するようにしてファスナー4のエレメント42を配置した担架1において、該ファスナー4を開放した状態で、一方のファスナーがない人体支部32を頭部と肩の部分に引き込み、他方の二分するようにしてエレメント42を備えた人体支持部31を胴体の両際に寄せて敷き、紐を取り付けたスライダー41を引いてエレメント42を胴体中央部に引き寄せ噛み合わせることにより、
ファスナー4は、閉じることで人体を前記人体支持シート3に乗せ、
スライダー41を引き戻して前記エレメント42の噛み合わせを解放することにより、
ファスナー4は、開放することで人体を該人体支持シート3から降ろすようにしたことにあり、開口部を開閉するだけの用途であったファスナーを、その操作の過程において、紐を取着したスライダーを引くことにより、エレメントを人体の下に引き寄せ噛み合わせるという効用を、人体を乗降する担架に利用するものである。なお、実施にあたりファスナーの対応強度に関してはYKKファスナーの強度検査よって実施が可能であることを確認した。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。図1は第1の実施の形態を示す。(イ)図は担架1のファスナー4を閉じた状態を示し、(ロ)図は担架1のファスナー4を開放した状態を示す。図において、担架1の枠2は棒又はパイプであって、その間に張った人体支持シート3は、一方の人体支持部32を下止め6とし、その端部を縫い合わせ補強して固定する。そして、他方の人体支持部31は、枠2の棒又はパイプに平行に二分するようにしてエレメント42を配置し、人体支持部31の上止め61方向の両端部を丈夫な布ベルト5として縫い込み、該布ベルト5の連結部にワンタッチバックル52を備え、担架1の幅をしっかりと固定する。さらに、このワンタッチバックル52にスライダー41が引き戻されないように、引き方向の紐43を巻き付けるか又は縛り付ける等の方法で固定し、邪魔にならないように整理すると共に予期しない事故を防止する。なお、引き戻し方向の紐44はファスナー4の下止め方向の延長線上に設けた開孔53に挿通して握り具54に巻き取り収納袋55に収納する。なお、スライダー41は人体支持シート3の裏面を引き手の紐の取着部46を下に向けた状態で操作するので当然引き手の紐は人体支持シート3の裏面にあるようにセットする。
また、ワンタッチバックル52を必要としない別の方法として、布ベルト5の連結部の両端部に引き方向の紐43を挿通する布ベルトの開孔51を設け、引き方向の紐43をこの開孔51に挿通して、引き解け結び等の結び方で担架1の幅を固定することにより、スライダー41の引き戻しを防止すると共に引き方向の紐43を邪魔にならないように整理することができる。
そして、人体を担架1に乗せる場合は、ファスナー4を開放した状態で下止方向のファスナーがない人体支持部32を、人体の頭部から肩にかけての部分に引き込み、人体支持部31の両端縁部のエレメント42を脇の下から腰にかけて胴体の両際に寄せて敷き、足を持ち上げて中央部分にエレメント42を引き寄せ、足の間に位置した引き方向の紐43を引くことにより、スライダー41は人体の下を通過してエレメント42を引き寄せ、噛み合わせることで一枚の人体支持シート3とし、ワンタッチバックル52で担架1の幅を固定し、スライダー41が引き戻されないように引き方向の紐43をワンタッチバックル52に巻き取るか又は縛り付ける等の方法で固定することにより、人体を担架1に安全な状態で乗せることができる。なを、引き方向の紐43を引く際にファスナーがない人体支持部32の方を持ち上げながらスライダー41を引くことでスムーズにエレメント42を噛み合わせることが出来る。
また、該担架1から人体を降ろす場合は、例えば搬送先の寝台に移動するは、直接その寝台に担架1を乗せて引き方向の紐43を解き、ワンタッチバックル52を開放して引き戻し方向の紐44を引き戻すことでエレメント42を解放し、足の方の棒又はパイプを引き上げるようにして左右に広げ、人体支持シート3を左右に開きながら抜きとって寝台に移動すればよい。
次に、図2は第2の実施の形態に係る担架11を示す。なお、本実施の形態及び後述する他の実施の形態において、第1の実施の形態の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して援用し、その説明を省略する。図において、(イ)図は担架11を示し、(ロ)図は担架11にショルダー8を取り付けた状態を示す。(イ)図において、担架11は人体支持シート3の周縁部を丈夫な帯部として布ベルト状に縫い込み、この周縁部の布ベルト7にサイドハンドル9、9、・・・を長手方向の縁部に6か所配置し、人体支持シート3は、一方のファスナーがない人体支持部32を下止め6とし、その端部を縫い合わせ補強して固定する。そして、他方の人体支持部31は、二分するようにしてエレメント42を配置し、該人体支持部31の上止め61方向の周縁部の布ベルト7の両端部をさらに丈夫な周縁部の布ベルト71として縫い込み、該布ベルト71の連結部にワンタッチバックル52を備え、担架11の幅をしっかりと固定する。さらに、このワンタッチバックル52にスライダー41が引き戻されないように引き方向の紐43を巻き取るか又は縛り付ける等の方法で固定し、邪魔にならないように整理すると共に予期しない事故を防止する。なお、引き戻し方向の紐44はファスナー4の下止め方向の延長線上の布ベルト7の縁部に開孔72を設け、この開孔72に挿通して握り具73に巻き取り収納袋74に収納する。
また、ワンタッチバックル52を必要としない別の方法として、周縁部の布ベルト71の連結部の両端部に引き方向の紐43を挿通する開孔75を設け、引き方向の紐43をこの開孔75に挿通して、引き解け結び等の結び方で担架11の幅を固定することにより、スライダー41の引き戻しを防止すると共に、引き方向の紐43を邪魔にならないように整理することもできる。
このように枠21を丈夫な布ベルト7とすることにより、狭い場所での救助作業や難所での搬送を可能とし形態に便利な担架11とした。
そして、人体を担架11に乗せる場合は、ファスナー4を開放した状態で下止め方向のファスナーがない人体支持シート32を、人体の頭部から肩にかけての部分に引き込み、人体支持シート31の両端縁部のエレメント42を脇の下から腰にかけて胴体の両際に寄せて敷き、足を持ち上げて中央部分にエレメント42の部分を引き寄せ、足の間に位置した引き方向の紐43を引くことにより、スライダー41は人体の下を通過してエレメント42を引き寄せ、噛み合わせることで一枚の人体支持シート3とし、ワンタッチバックル52で担架1の幅を固定し、スライダー41が引き戻されないように引き方向の紐43を巻き付けるか又は縛り付ける等の方法で固定することにより人体を担架11に安全な状態で乗せることができる。なを、引き方向の紐43を引く際にファスナーがない人体支持部32の方を持ち上げながらスライダー41を引くことでスムーズにエレメント42を噛み合わせることが出来る。
また、該担架11から人体を降ろす場合は、例えば搬送先の寝台に移動するは、直接その寝台に担架11を乗せて引き方向の紐43を解き、ワンタッチバックル52を開放して引き戻し方向の紐44を引き戻すことでエレメント42を解放し、足の方の周縁部の布ベルト7を引き上げるようにして左右に広げ、人体支持シート3を左右に開きながら抜きとって寝台に移動すればよい。
(ロ)図において、8は担架11に取り付けたショルダーである。このショルダー8を取り付けることにより担ぎ手をサポートする担架11とした。
図3はスライダー41を示す。その特徴とするところは、スライダーの胴体45に引き手の柱として挿通孔47を設け、該挿通孔47を中心に引き方向の紐43と引き戻し方向の紐44を備える。この引き手を紐としたことにより人体の下をスライダー41が通過することを可能とし、該スライダー41を通過させることによりエレメント42が人体の下に人体支持シート3を引き込み、エレメント42が噛み合うことでファスナー4が閉じられ人体を担架に乗せることができる。
スライダーの胴体45の取着部46に設けられた挿通孔47を中心に引き方向の紐43と、引き戻し方向の紐44を備え、引き方向の紐43の端部にストッパー49を備えて握り具54を着脱可能に取り付ける。そして、引き方向の紐43はストッパー49を基点として少なくともファスナー4より長い紐Bとして、ストッパー48を挿通孔47の引き戻し方向に備えることにより、挿通孔47はストッパー48で係止することでスライダー41を引き方向に引くことができる。
また、引き方向の紐43の握り具54を取り外し、ストッパー49で係止してスライダー41を引き戻し方向に引くようにすることで、引き方向の紐43は引き戻し方向に回収された状態で引き戻すことができる。そして、引き戻し方向の紐44の長さAはストッパー48を基点として少なくとも人体支持シート3の長さより長い紐とする。なお、ストッパー48、49を玉結びで代用し、握り部として引き解け結びとすれば引き戻しの際に手早く解けるので一本の紐で対応することも可能である。例えば、引き方向の紐43の端部を玉結びとし、引く際には引き解け結びとして引き、引き戻される際には結びを解けばよく人体の下をスムーズに通過させることができる。
また、挿通孔47を中心に引き方向の紐43と、引き戻し方向の紐44を二本に分割して備え、引き戻しの際に引き方向の紐43を取り外すことも可能であるが、本発明においては簡素化することで各パーツの紛失をなくし迅速な操作を可能とするため、あえて取り外す方法をとらず一本の紐で操作するがどちらを選択してもよいものとする。
1、11 担架
2、21 枠
3 人体支持シート
31 人体支持部
4 ファスナー
41 スライダー
42 エレメント
43 引き方向の紐
44 引き戻し方向の紐
45 スライダーの胴体
46 胴体の取着部
47 取着部の挿通孔
48、49 ストッパー
5 布ベルト
51 布ベルトの開孔
52 ワンタッチバックル
6 下止め
61 上止め
7、71 周縁部の布ベルト
8 ショルダー
9 サイドハンドル
2、21 枠
3 人体支持シート
31 人体支持部
4 ファスナー
41 スライダー
42 エレメント
43 引き方向の紐
44 引き戻し方向の紐
45 スライダーの胴体
46 胴体の取着部
47 取着部の挿通孔
48、49 ストッパー
5 布ベルト
51 布ベルトの開孔
52 ワンタッチバックル
6 下止め
61 上止め
7、71 周縁部の布ベルト
8 ショルダー
9 サイドハンドル
上述した課題を解決するために構成された本発明の手段は、人体を搬送するための持ち手部分を備えた人体支持シートにファスナーを備えた担架において、前記人体支持シートは、一方の人体支持部をファスナーが備わっていないシート部分とし、
他方の人体支持部は、前記一方の人体支持部を下止めとし、上止め方向に向かって二分するようにしてエレメントを配置し、
該エレメントを開閉するスライダーは、該スライダーの胴体に前記エレメントを開閉することができる長さの引き手の紐を、引き方向と引き戻し方向とに備え、
さらに、前記上止め端部に前記引き手の紐を挿通する挿通孔を備えて構成し、
前記引き手の紐を引いて前記エレメントを噛み合わせながら人体の下を前記スライダーが通過することにより、
前記人体支持シートは、前記人体の下に引き寄せられることで該人体を乗降し、
前記引き手の紐を前記挿通孔に挿通して縛り固めることにより、
前記スライダーの戻りを防止すると共に、前記人体支持シートの幅を固定するとよい。
他方の人体支持部は、前記一方の人体支持部を下止めとし、上止め方向に向かって二分するようにしてエレメントを配置し、
該エレメントを開閉するスライダーは、該スライダーの胴体に前記エレメントを開閉することができる長さの引き手の紐を、引き方向と引き戻し方向とに備え、
さらに、前記上止め端部に前記引き手の紐を挿通する挿通孔を備えて構成し、
前記引き手の紐を引いて前記エレメントを噛み合わせながら人体の下を前記スライダーが通過することにより、
前記人体支持シートは、前記人体の下に引き寄せられることで該人体を乗降し、
前記引き手の紐を前記挿通孔に挿通して縛り固めることにより、
前記スライダーの戻りを防止すると共に、前記人体支持シートの幅を固定するとよい。
前記スライダーの胴体には引手の紐を挿通する挿通孔を備え、
該挿通孔を中心に前記引手の紐は、引き方向に少なくとも前記エレメントより長く、引き戻し方向に少なくとも前記人体支持シートより長くし、引き戻し方向の紐にストッパーを備えるとよい。
該挿通孔を中心に前記引手の紐は、引き方向に少なくとも前記エレメントより長く、引き戻し方向に少なくとも前記人体支持シートより長くし、引き戻し方向の紐にストッパーを備えるとよい。
前記持ち手部分は、前記人体支持シートの周囲の帯体に備えた持ち手開口部とするとよい。
Claims (4)
- 人体を搬送するため枠に人体支持シートを張った持ち手部分をもつ担架であって、
前記人体支持シートは、人体支持部の一方を下止めとし、他方を二分するようにしてエレメントを配置したファスナーを備え、
前記エレメントの上止め方向に前記枠の幅を固定する固定用具をさらに備え、
前記ファスナーは、スライダーを操作して前記エレメントを開閉する過程において人体を乗降することを特徴とする担架。 - 前記枠は、人体支持シートより長い棒又はパイプであることを特徴とする請求項1記載の担架。
- 前記枠は、丈夫な帯部と持ち手部分であることを特徴とする請求項1記載の担架。
- 前記スライダーは、胴体の柱にエレメントを開閉することができる長さの紐を、
引き方向と、
引き戻し方向と、
に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の担架。
Priority Applications (1)
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JP2014084156A JP5667319B1 (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 担架 |
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JP2014084156A JP5667319B1 (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 担架 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102200158B1 (ko) * | 2020-11-26 | 2021-01-07 | 염석란 | 재난 대비 안전 이동용 응급 의료 매트 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0611726U (ja) * | 1992-07-20 | 1994-02-15 | 清 若杉 | 患者移動用具 |
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2014
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US11071660B1 (en) | 2020-11-26 | 2021-07-27 | Seok Ran Yeom | Emergency medical mat for safe movement in case of disaster |
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JP5667319B1 (ja) | 2015-02-12 |
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