JP3196390B2 - パラメータ同定器 - Google Patents

パラメータ同定器

Info

Publication number
JP3196390B2
JP3196390B2 JP35957492A JP35957492A JP3196390B2 JP 3196390 B2 JP3196390 B2 JP 3196390B2 JP 35957492 A JP35957492 A JP 35957492A JP 35957492 A JP35957492 A JP 35957492A JP 3196390 B2 JP3196390 B2 JP 3196390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equation
parameter
disturbance
error
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35957492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06197578A (ja
Inventor
英俊 海田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP35957492A priority Critical patent/JP3196390B2/ja
Priority to US08/171,467 priority patent/US5489829A/en
Priority to DE4344283A priority patent/DE4344283C2/de
Priority to KR1019930029483A priority patent/KR0123897B1/ko
Publication of JPH06197578A publication Critical patent/JPH06197578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3196390B2 publication Critical patent/JP3196390B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P5/00Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B17/00Systems involving the use of models or simulators of said systems
    • G05B17/02Systems involving the use of models or simulators of said systems electric

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機の機械時定数の
同定等に適用されるパラメータ同定器に関する。
【0002】
【従来の技術】パラメータ同定の従来技術としては、制
御対象の状態方程式を拡張して外乱を取り込んだ適応観
測器の設計方法が一般に知られている(「適応観測器に
おける諸問題」(「システムと制御」Vol.28,N
o.6,pp.354〜363,1984)参照)。ま
た、他の従来技術として、本出願人による特開平2−2
28285号記載のパラメータ同定方式がある。この出
願では、電動機の機械時定数を同定する際、負荷外乱ト
ルクが一定またはステップ状に変化する場合を仮定し
て、駆動トルク及び速度を差分した信号により機械時定
数を同定する方式が提案されている。なお、図5はその
機能ブロック図である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記「適応観測器にお
ける諸問題」に記載された従来技術では、外乱が時刻0
で入力される場合には正しい同定が行われるが、外乱が
不定期に変動する場合にはこの外乱によりパラメータを
再同定してしまうため、同定誤差が大きくなる。制御対
象が調節器により帰還制御されている場合には、外乱に
よる帰還成分が制御対象の入力に与えられるので、同定
誤差は更に大きくなり、正確な同定が行えないという問
題がある。
【0004】特開平2−228285号記載の従来技術
では、図5に示すように電動機502の出力y(t)とし
ての速度ω(t)と入力u(t)としての駆動トルクτ
a(t)との差分信号に基づきパラメータ同定器503に
より機械時定数を同定しているため、電動機502に加
わる負荷外乱d(t)が一定値の場合、離散時間系におけ
る状態方程式は数式1のようになる。この数式1におい
て、d(p)=d0:一定、pはサンプル周期を示し、TM
は機械時定数を示す。
【0005】
【数1】
【0006】数式1によれば、負荷トルクの影響がなく
なるので定常的な負荷トルクの場合には正しく動作する
が、負荷外乱のステップ状の変化に対しては、速度調節
器の影響により速度変化と駆動トルクの変化が同じサン
プル周期に現われるため、同定誤差を生じる。一般に、
実際の負荷外乱変化は制御周期に比べて遅い場合が多
く、しかも運転時には負荷外乱が不定期に繰り返してか
かるので、誤差は拡大し易い。更に、この方式は一慣性
機械系を対象としたものであるため、多慣性機械系にそ
のままでは適用できないという問題があった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、制御対象に複雑
な外乱がある場合や多慣性機械系に対しても制御対象の
パラメータを安定して正確に同定可能なパラメータ同定
器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、パラメータを同定するべき制御対象に対
し、制御対象の入出力信号と同定したパラメータとから
状態変数の演算と出力の推定を行うモデルと、制御対象
出力とモデルの推定出力との誤差e(p)(pはサンプル
周期)を演算する減算器と、前記誤差e(p)に外乱のイ
ンパルスが現われるサンプル周期をN 、状態変数に外
乱の影響が現われるサンプル周期をN (0≦N ≦n
+m+1,0≦N ≦n+m+1であり、N ,N
0または自然数、nは制御対象の次数(自然数)、mは
外乱の次数(自然数))としたときに、N≧N +N
+1で表されるNサンプル周期だけ状態変数を遅延させ
る遅延回路と、前記誤差e(p)と前記遅延回路から出力
されるサンプル周期(p−N)における状態変数との積
を含む項をサンプル周期pにおけるパラメータに加算し
て、サンプル周期(p+1)におけるパラメータを同定
するパラメータ調節器とを備え、外乱によるパラメータ
同定誤差を除去するために、同定したパラメータが真値
に一致するときには前記誤差e(p)に現われる外乱成分
が有限個数Nのインパルス列となるように前記モデルを
構成し、モデルから出力される状態変数を遅延回路を介
してパラメータ調節器に与えるものである。
【0009】
【作用】外乱d(t)の性質が明らかな場合、入力u
(t)、出力y(t)の関係はサンプル周期Tの離散時間系
に変換すると数式2のように伝達関数表現することがで
きる。なお、数式2においてz=esTであってz演算子
を示し、m(=1,2,……)は外乱の次数である。
【0010】
【数2】
【0011】数式2において、右辺第2項は外乱成分、
0iはその初期値である。制御対象の状態方程式から導
出される数式2のA(z),B(z),C(z)はzのn次多
項式、D(z)はzのm次多項式である。数式2を通分し
て数式3を得る。
【0012】
【数3】
【0013】数式3における分母・分子多項式を展開し
てzの多項式の係数を数式4ないし数式6のようにす
る。
【0014】
【数4】
【0015】
【数5】
【0016】
【数6】
【0017】数式4ないし数式6において、ai,bi
n-iは係数、n(=1,2,……)は制御対象の次数
である。前記数式3の右辺の分母分子をzn+mで割る
と、次の数式7のように、分子多項式のzの次数は分母
の次数以下になる。また、数式7の分母を払って数式8
を得る。
【0018】
【数7】
【0019】
【数8】
【0020】従来の基本的な設計方式では、z-i
(z),z-iu(z)を状態変数としてパラメータai,bi
を求めていたが、本発明では、z-iy(z),z-iu(z)
を線形結合した状態変数を求める。例えば、連続系を双
一次変換した例として、y及びuから生成した状態変数
yj,fujを数式9,10とし、また、差分から導出し
た状態変数の例として数式11,12のようにする。
【0021】
【数9】
【0022】
【数10】
【0023】
【数11】
【0024】
【数12】
【0025】これらの数式9ないし数式12をまとめて
数式13,14により表す。これらの数式において、k
yji,kujiは重み係数、1≦j≦r≦n+mである。ま
た、このr組の状態変数を使って、数式13,14を数
式15,16のように状態変数の線形結合の形で表現す
る。
【0026】
【数13】
【0027】
【数14】
【0028】
【数15】
【0029】
【数16】
【0030】但し、数式15において、{α1y1(z)
+……αryr(z)−y(z)}のz0の項は0になる。ま
た、数式15,16において、α1〜αr,β0〜βrは状
態変数を使って展開した時の係数である。数式15,1
6を数式8に代入して数式17を得る。
【0031】
【数17】
【0032】本発明では、α1〜αr,β0〜βrを未知パ
ラメータとしてパラメータ同定を行う。パラメータ同定
値をα'1〜α'n+m、β'0〜β'n+mとすると、モデルでは
これらのパラメータ同定値を使って数式17におけるy
の推定演算を行う。ここで外乱d0iは直接検出できない
ので、初期値を0(d'0i=0)とおくと、推定出力y
は、数式18となる。
【0033】
【数18】
【0034】次に、数式18によるモデルの推定出力と
数式17による制御対象の出力との差をとって、数式1
9に示すごとく誤差方程式を作る。
【0035】
【数19】
【0036】モデルは、外乱に対する伝達関数の逆の特
性を持つ一種の逆システムとして働くので、数式19に
おける右辺第3項の外乱項には、図4のように最大で
(n+m+1)サンプル周期の間、外乱初期値がインパ
ルスとして現われるが、それ以後は消滅して誤差方程式
に現われない。そこで、数式19の誤差eと状態変数と
の積により同定パラメータの調節を行うには、数式19
より、誤差に外乱のインパルスが現われる期間は外乱に
よる変化がなく、インパルスが消滅してから外乱による
変化が現われるような状態変数を選んで上式と掛け合わ
せれば、外乱の影響を受けないことが判る。
【0037】 誤差方程式に外乱のインパルスが現われ
るサンプル周期が0≦N≦n+m+1で、状態変数に
外乱の影響が現われるサンプル周期を0≦N≦n+m
+1とすると、 N≧N+N+1 だけ遅延回路により遅らせた状態変数z−N,z
−Nを使って数式20,21によりパラメータ調節
を行わせる。サンプル周期pにおける遅延回路出力をf
y(p−N),fu(p−N)、モデルと制御対象の出
力との差をe(p)により表すとすると、(p+1)
(p=1,2,……)サンプル周期におけるα,βの調
節方法の一例は数式20,21のように表すことができ
る。
【0038】
【数20】
【0039】
【数21】
【0040】なお、数式20,21において、Γy:ゲ
イン行列(n+m)×(n+m)、Γu:ゲイン行列
(n+m+1)×(n+m+1)である。
【0041】このようにすると、例えば、状態変数の初
期値がすべて0の状態で外乱が発生する場合を考える
と、0〜N1サンプル周期においてeに外乱項が発生し
ても、z-Ny,z-Nuは0であるから、パラメータ同
定値は変動しない。更に、Nサンプル周期以降は、パラ
メータ同定値が真値に等しい場合にはe(z)=0となる
から、パラメータ同定値の真値からの変化は発生しな
い。また、パラメータ同定値が真値と異なる場合には、
従来と同様にe(z)が0に収束するようにパラメータ同
定値が調整される。
【0042】ここで、数式19及び数式20,21に表
れる状態変数は、数式13,14により定義した状態変
数の一部であるから、モデルは数式19,20,21で
使用する状態変数のみを出力すれば良いことがわかる。
なお、以上の演算式の導出において、極零相殺などによ
り次数が下げられる場合は、次数を下げてパラメータ同
定器を構成しても差し支えないことは勿論である。
【0043】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1実施例であり、パラメータを同
定しようとする制御対象102に対し、モデル104、
減算器107、遅延回路106及びパラメータ調節器1
05により構成したパラメータ同定器103が接続され
ている。制御対象102、モデル104及びパラメータ
調節器105の構造はそれぞれ数式13,17,18及
び数式20,21により表され、遅延回路106にはN
(Nは自然数)サンプル周期の遅れを持たせてある。
【0044】次に、図2は本発明の第2実施例であり、
この実施例は電動機の機械定数の同定に本発明を適用し
たものである。すなわち、調節器201を接続した電動
機202を制御対象とし、電動機202のパラメータを
求めるためのパラメータ同定器203を、モデル20
4、減算器207、パラメータ調節器205及び遅延回
路206により構成してある。この実施例において、負
荷外乱dはステップ状に変化するものと仮定すると、状
態方程式は次の数式22のようになる。
【0045】
【数22】
【0046】なお、数式23ないし数式26とおく。ま
た、数式22においてωは速度、すうしき24におい
て、τaは電動機駆動トルクである。更に、数式22の
状態方程式をz変換した例として、数式27を挙げる。
【0047】
【数23】
【0048】
【数24】
【0049】
【数25】
【0050】
【数26】
【0051】
【数27】
【0052】モデル204の構造を求めるために、ま
ず、z2で数式27の右辺の分母分子を割ると、数式2
8を得る。
【0053】
【数28】
【0054】数式28を変形すると、制御対象は数式2
9により表すことができる。
【0055】
【数29】
【0056】求めたい未知パラメータはT/TMである
から、モデルの推定出力を次式のようにする。
【0057】
【数30】
【0058】
【数31】
【0059】誤差eを求めると、数式32を得る。
【0060】
【数32】
【0061】モデル204は同定に必要な状態変数のみ
を出力すれば良いことを利用して、モデル204で出力
する状態変数を次式のように選ぶ。
【0062】
【数33】
【0063】また、同定しようとするパラメータを数式
34により表すものとして、モデル204が演算する数
式30、誤差eの数式32を各々数式35,36のよう
に書き直す。
【0064】
【数34】
【0065】
【数35】
【0066】
【数36】
【0067】外乱のインパルスが現われるサンプル周期
1=1、外乱の影響が現われるサンプル周期N2=0だ
から、数式19より、遅延回路206は、 N=1+0+1=2 すなわち、遅延回路206は、サンプル周期pにおける
状態変数fu1(p)に対して2サンプル周期以上の遅延を
持たせてfu1(p-N)を出力する。
【0068】 パラメータ調節器205は、次式の構造
とする。すなわち、サンプル周期p+1におけるβ'
は、数式37により表される。なお、数式37におい
て、Γはゲイン(1×1)であり、e(p)はサンプ
ル周期pにおける誤差eを示す。[数37] β' 1(p+1) =β' 1(p) +Γ
u1(p−N) (p)
【0069】図3は、本発明の第3実施例を示すもの
で、この実施例は、本発明を負荷側慣性と電動機との間
に弾性軸を持つ電動機制御装置の機械定数同定に適用し
た場合のものである。図において、調節器301を接続
した電動機302を制御対象とし、電動機302及び負
荷側慣性309と弾性軸308からなる機械系のパラメ
ータを求めるパラメータ同定器303を、モデル30
4、減算器307、パラメータ調節器305及び遅延回
路306により構成してある。制御対象の状態方程式は
次の数式38ないし42により表される。
【0070】
【数38】
【0071】
【数39】
【0072】
【数40】
【0073】
【数41】
【0074】
【数42】
【0075】これらの数式において、TMは電動機の機
械時定数、TLは負荷側慣性の機械時定数、TSは軸の機
械時定数、τaは電動機駆動トルク、τSは軸トルク、n
Mは電動機速度、nLは負荷側速度である。また、外乱と
なる負荷トルクはステップ状に変化するものとする。前
記数式25,26を条件として、伝達特性は数式43の
ようになる。なお、数式43において、sはラプラス変
換子である。
【0076】
【数43】
【0077】数式43を双一次変換して変形することに
より、数式44を得、右辺の分母を払って数式45を得
る。
【0078】
【数44】
【0079】
【数45】
【0080】数式45における左辺括弧中の第2項以下
を右辺に移項して、数式46を得る。
【0081】
【数46】
【0082】(T/TM+T/TL)T/TS,T/TM
3/TMSLを未知パラメータとして、数式46の推
定値を数式47のようにする。但し、数式48を条件と
する。なお、推定値及び同定値には“ ’”を付してあ
る。
【0083】
【数47】
【0084】
【数48】
【0085】数式47から数式46を引いて誤差eを求
めると、数式49を得る。
【0086】
【数49】
【0087】そこで、同定するパラメータ及びモデル3
04が出力する状態変数係数を数式50ないし数式55
のようにおき、数式47,49を数式56,57のよう
に書き直す。なお、数式56,57において、α'1
β'1,β'2はα1,β1,β2の同定値である。
【0088】
【数50】
【0089】
【数51】
【0090】
【数52】
【0091】
【数53】
【0092】
【数54】
【0093】
【数55】
【0094】
【数56】
【0095】
【数57】
【0096】この実施例において、モデル304が演算
する推定出力は数式56により与えられる。次に、遅延
回路306の遅延量を求める。誤差eに外乱のインパル
スが現われるサンプル周期はN1=4、状態変数にその
影響が現われるサンプル周期はN2=0であるから、数
式58により遅延回路306の遅れを5サンプル周期以
上にとる。これをもとに、パラメータ調節器305の構
造を数式59ないし数式61のようにする。
【0097】
【数58】
【0098】
【数59】
【0099】
【数60】
【0100】
【数61】
【0101】なお、数式59ないし数式61におけるΓ
y1,Γu1,Γu2はゲインを示す。上記各実施例における
パラメータ同定器103,203,303は、マイクロ
プロセッサにより実現できることは言うまでもない。
【0102】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パラメー
タを同定するべき制御対象に対し、制御対象の入出力信
号と同定したパラメータとから状態変数の演算と出力の
推定を行うモデルと、制御対象出力とモデルの推定出力
との誤差e(p)を演算する減算器と、誤差e(p)に外乱の
インパルスが現われるサンプル周期をN 、状態変数に
外乱の影響が現われるサンプル周期をN とした時に、
N≧N +N +1で表されるNサンプル周期だけ状態
変数を遅延させる遅延回路と、誤差e(p)と遅延回路か
ら出力されるサンプル周期(p−N)における状態変数
との積を含む項をサンプル周期pにおけるパラメータに
加算して、サンプル周期(p+1)におけるパラメータ
を同定するパラメータ調節器とを備え、外乱によるパラ
メータ同定誤差を除去するために、同定したパラメータ
が真値に一致するときには誤差e(p)に現われる外乱成
分が有限個数Nのインパルス列となるようにモデルを構
成し、このモデルから出力される状態変数を遅延回路を
介してパラメータ調節器に与えるようにしたものであ
る。このため、複雑な外乱がある場合でも、その発生時
刻に関わりなく同定誤差のないパラメータ同定を実現す
ることができ、また、多性機械系にも適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す機能ブロック
図である。
【図2】本発明の第2実施例の構成を示す機能ブロック
図である。
【図3】本発明の第3実施例の構成を示す機能ブロック
図である。
【図4】本発明の作用を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】従来の技術を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
102 制御対象 103,203,303 パラメータ同定器 104,204,304 モデル 105,205,305 パラメータ調節器 106,206,306 遅延回路 107,207,307 減算器 201,301 調節器 202,302 電動機 308 弾性軸 309 負荷側慣性
【数37】

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラメータを同定するべき制御対象に対
    し、制御対象の入出力信号と同定したパラメータとから
    状態変数の演算と出力の推定を行うモデルと、 制御対象出力とモデルの推定出力との誤差e(p)(pは
    サンプル周期)を演算する減算器と、前記誤差e(p)に外乱のインパルスが現われるサンプル
    周期をN 、状態変数に外乱の影響が現われるサンプル
    周期をN (0≦N ≦n+m+1,0≦N ≦n+m
    +1であり、N ,N は0または自然数、nは制御対
    象の次数(自然数)、mは外乱の次数(自然数))とし
    たときに、N≧N +N +1で表されるNサンプル周
    期だけ 状態変数を遅延させる遅延回路と、 前記誤差e(p)と前記遅延回路から出力されるサンプル
    周期(p−N)における状態変数との積を含む項をサン
    プル周期pにおけるパラメータに加算して、サンプル周
    期(p+1)におけるパラメータを同定するパラメータ
    調節器とを備え、 外乱によるパラメータ同定誤差を除去するために、同定
    したパラメータが真値に一致するときには前記誤差e
    (p)に現われる外乱成分が有限個数Nのインパルス列と
    なるように前記モデルを構成し、モデルから出力される
    状態変数を遅延回路を介してパラメータ調節器に与える
    ことを特徴とするパラメータ同定器。
JP35957492A 1992-12-25 1992-12-25 パラメータ同定器 Expired - Fee Related JP3196390B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35957492A JP3196390B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 パラメータ同定器
US08/171,467 US5489829A (en) 1992-12-25 1993-12-22 Parameter identifier
DE4344283A DE4344283C2 (de) 1992-12-25 1993-12-23 Einrichtung zum Ermitteln von Regelstrecken-Parametern
KR1019930029483A KR0123897B1 (ko) 1992-12-25 1993-12-24 파라미터 동정기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35957492A JP3196390B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 パラメータ同定器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06197578A JPH06197578A (ja) 1994-07-15
JP3196390B2 true JP3196390B2 (ja) 2001-08-06

Family

ID=18465200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35957492A Expired - Fee Related JP3196390B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 パラメータ同定器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5489829A (ja)
JP (1) JP3196390B2 (ja)
KR (1) KR0123897B1 (ja)
DE (1) DE4344283C2 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4405716C2 (de) * 1994-02-23 1996-10-31 Telefunken Microelectron Verfahren zur Herstellung von ohmschen Kontakten für Verbindungshalbleiter
WO1996005541A1 (en) * 1994-08-10 1996-02-22 Motorola Inc. Cascade tuning controller and method of use therefor
JPH0866893A (ja) * 1994-08-24 1996-03-12 Fanuc Ltd 衝突検出方法
WO1996015482A1 (de) * 1994-11-11 1996-05-23 Siemens Aktiengesellschaft Satzübergreifende geschwindigkeitsführung für beliebigen override-bereich
JP3696385B2 (ja) * 1997-10-28 2005-09-14 多摩川精機株式会社 サーボモータ駆動方法
US6208949B1 (en) * 1998-07-01 2001-03-27 Adaptive Audio, Inc. Method and apparatus for dynamical system analysis
US6539783B1 (en) * 1998-12-28 2003-04-01 General Electric Co. Methods and apparatus for estimating engine health
US7020595B1 (en) 1999-11-26 2006-03-28 General Electric Company Methods and apparatus for model based diagnostics
US6564109B1 (en) 1999-11-26 2003-05-13 General Electric Company Methods and systems for compensation of measurement error
US6502085B1 (en) 1999-12-18 2002-12-31 General Electric Company Methods and systems for estimating engine faults
DE10005611A1 (de) * 2000-02-09 2001-08-30 Randolf Hoche Verfahren und Vorrichtung zum Verstellen eines Elements
US6466858B1 (en) 2000-11-02 2002-10-15 General Electric Company Methods and apparatus for monitoring gas turbine engine operation
JP2002202802A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Seiko Instruments Inc 外乱推定型制御システム、気体圧縮機制御システム及び外乱推定型制御システムの設計方法
US6650947B2 (en) * 2001-03-23 2003-11-18 Metso Automation Oy Multi-variable control loop assessment
GB0109643D0 (en) * 2001-04-19 2001-06-13 Isis Innovation System and method for monitoring and control
US8463441B2 (en) 2002-12-09 2013-06-11 Hudson Technologies, Inc. Method and apparatus for optimizing refrigeration systems
US7200538B2 (en) * 2003-01-15 2007-04-03 General Electric Company Methods and apparatus for modeling gas turbine engines
US7337021B2 (en) * 2003-03-26 2008-02-26 The Boeing Company Robust spacecraft controller and method for designing same
US6945754B2 (en) 2003-05-29 2005-09-20 General Electric Company Methods and apparatus for designing gas turbine engine rotor assemblies
US7190140B2 (en) * 2004-04-05 2007-03-13 Sodick Co., Ltd. Sliding mode controller position control device
DE102004035858A1 (de) * 2004-07-23 2006-02-16 Robert Bosch Gmbh Zustands- und Parameterschätzer mit Integral- und Differentialanteil für elektrische Energiespeicher
KR100686798B1 (ko) 2004-10-26 2007-02-23 한국전력공사 계측값의 통계학적 유효화 방법
US7197430B2 (en) * 2005-05-10 2007-03-27 General Electric Company Method and apparatus for determining engine part life usage
JP4519864B2 (ja) * 2007-01-29 2010-08-04 三菱電機株式会社 交流回転機の電気的定数測定方法およびこの測定方法の実施に使用する交流回転機の制御装置
FR2925182B1 (fr) * 2007-12-18 2021-07-02 Airbus France Procede et dispositif de detection de pannes oscillatoires dans une chaine d'asservissement en position d'une gouverne d'aeronef.
US8862433B2 (en) 2010-05-18 2014-10-14 United Technologies Corporation Partitioning of turbomachine faults
JP5532115B1 (ja) * 2012-12-07 2014-06-25 株式会社明電舎 周期外乱自動抑制装置
US10331094B2 (en) 2014-01-30 2019-06-25 Meidensha Corporation Periodic external disturbance suppression control device
CN104392048A (zh) * 2014-11-26 2015-03-04 卡斯柯信号有限公司 一种列车建模方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2343511C2 (de) * 1973-08-29 1982-09-02 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V., 8000 München Regelungseinrichtung mit selbsttätiger Adaption der Reglerparameter
GB1583545A (en) * 1976-08-04 1981-01-28 Martin Sanchez J Control systems
US4368510A (en) * 1980-10-20 1983-01-11 Leeds & Northrup Company Automatic identification system for self tuning process controller
DE3721504C2 (de) * 1987-06-30 1997-01-23 Bosch Gmbh Robert Regelsystem
DE3815530A1 (de) * 1988-05-06 1989-11-16 Heidelberger Druckmasch Ag Verfahren zur ermittlung der drehzahl einer maschine
JP2817171B2 (ja) * 1989-02-28 1998-10-27 富士電機株式会社 電動機の速度制御装置
US5144549A (en) * 1990-06-29 1992-09-01 Massachusetts Institute Of Technology Time delay controlled processes
US5339016A (en) * 1993-01-14 1994-08-16 Mts Systems Corporation Crossover and spectral preemphasis networks for adaptive inverse control

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06197578A (ja) 1994-07-15
KR940017091A (ko) 1994-07-25
DE4344283A1 (de) 1994-06-30
KR0123897B1 (ko) 1997-12-01
DE4344283C2 (de) 2001-05-31
US5489829A (en) 1996-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3196390B2 (ja) パラメータ同定器
JP3233450B2 (ja) 指定時刻到達関数発生器
US6046564A (en) Path planning apparatus and method for robots
JPH04323706A (ja) 予見繰り返し制御装置
JP2771929B2 (ja) ディジタル・サーボ制御システム
WO2009110368A1 (ja) 移動体のフィードフォワード制御方法
JPH04275086A (ja) ダイナミック・シミュレータの制御装置
JP2002325473A (ja) 振動抑制装置
CN111523076B (zh) 基于Fal函数计算角加速度的方法、装置及系统
EP0413030A1 (en) Servo control method by the disturbance estimation observer
JP2838578B2 (ja) モータ制御装置、外乱負荷トルク推定装置
JPH05111274A (ja) 電動機の制御装置
JPH08220197A (ja) モータ負荷特性同定装置
JPH07121239A (ja) ロボット装置の制御方法
JP2928294B2 (ja) 間引き学習制御装置
US5532566A (en) Voltage mode drive of servo system
JP3513633B2 (ja) 未知連続時間システムの同定方法及び装置と、同装置を用いた制御システム
JPH06250718A (ja) Nc−機械における位置決め制御回路用の基準量生成方法
CN118381406B (zh) 一种永磁同步电机矢量解耦控制方法及相关设备
JP2929565B2 (ja) 同期式フィルタ装置
US20060015217A1 (en) Optimal instruction creation device
JPH0731174A (ja) 外乱負荷トルク推定方式
JP2629758B2 (ja) 軌跡補正方法
JPH0776890B2 (ja) 2つのサ−ボ系間の追従制御方法
JP3259352B2 (ja) 電動機の速度補正演算方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010508

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees