JPH0731174A - 外乱負荷トルク推定方式 - Google Patents
外乱負荷トルク推定方式Info
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- JPH0731174A JPH0731174A JP5191826A JP19182693A JPH0731174A JP H0731174 A JPH0731174 A JP H0731174A JP 5191826 A JP5191826 A JP 5191826A JP 19182693 A JP19182693 A JP 19182693A JP H0731174 A JPH0731174 A JP H0731174A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トルク定数の変化する制御系において外乱ト
ルクを推定する外乱負荷トルク推定方式を提供する。 【構成】 電動機の外乱負荷トルクを外乱トルクオブザ
ーバにおいて、電動機に入力される磁束指令に一次フィ
ルタをかけることにより電動機の推定磁束値を算出し、
該推定磁束値をもとに外乱トルクオブザーバ中のトルク
定数を変化させ(ステップS2)て外乱負荷トルクを推
定する。
ルクを推定する外乱負荷トルク推定方式を提供する。 【構成】 電動機の外乱負荷トルクを外乱トルクオブザ
ーバにおいて、電動機に入力される磁束指令に一次フィ
ルタをかけることにより電動機の推定磁束値を算出し、
該推定磁束値をもとに外乱トルクオブザーバ中のトルク
定数を変化させ(ステップS2)て外乱負荷トルクを推
定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルク定数の変化する
制御系の外乱負荷トルク推定方式、特に誘導電動機の外
乱負荷トルクを推定する外乱負荷トルク推定方式に関す
る。
制御系の外乱負荷トルク推定方式、特に誘導電動機の外
乱負荷トルクを推定する外乱負荷トルク推定方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、同期電動機を用いた機械の速度、
位置、あるいは力等の制御を行なう制御系において、外
乱負荷トルク(以下、外乱トルクという)を求める際
に、外乱トルクオブザーバを用いて外乱トルクを推定す
る外乱負荷トルク推定方式が知られている。
位置、あるいは力等の制御を行なう制御系において、外
乱負荷トルク(以下、外乱トルクという)を求める際
に、外乱トルクオブザーバを用いて外乱トルクを推定す
る外乱負荷トルク推定方式が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の外乱負荷
トルク推定方式においては、その制御系により駆動され
る同期電動機のトルク定数が一定であることを基にして
外乱トルクの推定を行なっている。しかしながら、一般
に電動機のトルク定数は磁束に対する依存性を有してい
るため、例えば誘導電動機のように磁束が変化するシス
テムにおいては、その磁束の変化に応じてトルク定数が
変化して一定に定まらず、従来のトルク定数が一定であ
ることを前提とした外乱負荷トルク推定方式では外乱ト
ルクを正確に推定することができないという問題点を有
している。
トルク推定方式においては、その制御系により駆動され
る同期電動機のトルク定数が一定であることを基にして
外乱トルクの推定を行なっている。しかしながら、一般
に電動機のトルク定数は磁束に対する依存性を有してい
るため、例えば誘導電動機のように磁束が変化するシス
テムにおいては、その磁束の変化に応じてトルク定数が
変化して一定に定まらず、従来のトルク定数が一定であ
ることを前提とした外乱負荷トルク推定方式では外乱ト
ルクを正確に推定することができないという問題点を有
している。
【0004】そこで、本発明は前記した従来の外乱負荷
トルク推定方式の問題点を解決し、トルク定数の変化す
る制御系において外乱トルクを推定する外乱負荷トルク
推定方式を提供することを目的とする。
トルク推定方式の問題点を解決し、トルク定数の変化す
る制御系において外乱トルクを推定する外乱負荷トルク
推定方式を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、電動機の外乱負荷トルクを外乱トルクオ
ブザーバにおいて、電動機に入力される磁束指令に一次
フィルタをかけることにより電動機の推定磁束値を算出
し、該推定磁束値をもとに外乱トルクオブザーバ中のト
ルク定数を変化させて外乱負荷トルクを推定するもので
ある。
成するために、電動機の外乱負荷トルクを外乱トルクオ
ブザーバにおいて、電動機に入力される磁束指令に一次
フィルタをかけることにより電動機の推定磁束値を算出
し、該推定磁束値をもとに外乱トルクオブザーバ中のト
ルク定数を変化させて外乱負荷トルクを推定するもので
ある。
【0006】
【作用】本発明によれば、電動機に入力される磁束指令
から電動機の実際の磁束を推定し、この推定磁束値をも
とにトルク定数を算定する。この推定磁束値は、磁束指
令に対して、電動機の磁束指令と発生磁束との間の一次
遅れの関係を表す一次フィルタをかけることにより求め
ることができる。そして、この推定磁束値に比例定数を
乗することによりトルク定数を算定する。このトルク定
数を用いた外乱トルクオブザーバは、変化する磁束に対
応してトルク定数が変化するため、磁束が変化するシス
テムにおいても、正確に外乱負荷トルクを推定すること
ができる。
から電動機の実際の磁束を推定し、この推定磁束値をも
とにトルク定数を算定する。この推定磁束値は、磁束指
令に対して、電動機の磁束指令と発生磁束との間の一次
遅れの関係を表す一次フィルタをかけることにより求め
ることができる。そして、この推定磁束値に比例定数を
乗することによりトルク定数を算定する。このトルク定
数を用いた外乱トルクオブザーバは、変化する磁束に対
応してトルク定数が変化するため、磁束が変化するシス
テムにおいても、正確に外乱負荷トルクを推定すること
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものでは
ない。
細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものでは
ない。
【0008】はじめに、サーボモータのサーボ制御をプ
ロセッサで行なうデジタルサーボ制御における外乱推定
オブザーバについて、図5および図6を用いて説明す
る。図5は、デジタルサーボ制御系のブロック図であ
り、図6はオブザーバ対象のモデルのブロック図であ
る。
ロセッサで行なうデジタルサーボ制御における外乱推定
オブザーバについて、図5および図6を用いて説明す
る。図5は、デジタルサーボ制御系のブロック図であ
り、図6はオブザーバ対象のモデルのブロック図であ
る。
【0009】図6において、符号13は図5に示すサー
ボモータのトルク定数Ktの伝達関数、14a及び14
bは図5における伝達関数を分割して、イナーシャJm
の伝達関数14aと積分項14bに分けて示したもので
ある。また、図5において、uは入力としてのトルク指
令、x1,x2は状態変数としての速度、外乱トルクを
意味している。
ボモータのトルク定数Ktの伝達関数、14a及び14
bは図5における伝達関数を分割して、イナーシャJm
の伝達関数14aと積分項14bに分けて示したもので
ある。また、図5において、uは入力としてのトルク指
令、x1,x2は状態変数としての速度、外乱トルクを
意味している。
【0010】図6に示すオブザーバ対象のモデルにおい
て、状態変数x1,x2に対する状態方程式は、次の第
(1)式で表すことができる。
て、状態変数x1,x2に対する状態方程式は、次の第
(1)式で表すことができる。
【0011】
【数1】 なお、上記第(1)式においてX1は加速度、X2は外
乱トルクの変化度を意味するが、短時間では外乱トルク
x2には変化がないとしてX2=0と仮定している。
乱トルクの変化度を意味するが、短時間では外乱トルク
x2には変化がないとしてX2=0と仮定している。
【0012】第(1)式をサンプリング周期(速度ルー
プ周期)Tの離散値系とすると、第(1)式は次の第
(2)式に示すように変換することができる。
プ周期)Tの離散値系とすると、第(1)式は次の第
(2)式に示すように変換することができる。
【0013】
【数2】 上記第(2)式に対してオブザーバを構成するために、
【0014】
【数3】 を用いる。なお、上式において、x1(i)’は推定速度
値、x2(i)’は推定外乱トルク、Z1(i)およびZ2(i)は
オブザーバ処理途中の変数である。
値、x2(i)’は推定外乱トルク、Z1(i)およびZ2(i)は
オブザーバ処理途中の変数である。
【0015】第(2)式中の状態変数x1(i) ,x2
(i) を、それぞれ推定速度値x1(i)’と推定外乱トルク
x2(i)’とすると、第(2)式は次の第(3)式とな
り、
(i) を、それぞれ推定速度値x1(i)’と推定外乱トルク
x2(i)’とすると、第(2)式は次の第(3)式とな
り、
【0016】
【数4】 また、次の第(4)式の関係がある。
【0017】
【数5】 なお、第(4)式において、(K1,K2)T はゲイン
ベクトルである。
ベクトルである。
【0018】また、誘導電動機において、そのトルク定
数Ktは磁束値と比例関係にあり、磁束値の変化に応じ
てトルク定数Ktも変化する。通常、この磁束値は測定
が困難であるため、本発明においてはこの磁束値を推定
し、推定した推定磁束値Φ’に基づいてトルク定数Kt
を設定する。ここで、トルク定数Ktを次の第(5)式
により表すことにする。
数Ktは磁束値と比例関係にあり、磁束値の変化に応じ
てトルク定数Ktも変化する。通常、この磁束値は測定
が困難であるため、本発明においてはこの磁束値を推定
し、推定した推定磁束値Φ’に基づいてトルク定数Kt
を設定する。ここで、トルク定数Ktを次の第(5)式
により表すことにする。
【0019】 Kt=kΦ’ …(5) なお、kは比例定数である。
【0020】次に、本発明における上記推定磁束値Φ’
の推定について説明する。本発明において推定磁束値
Φ’は磁束指令値Φcを用いて推定し、誘導電動機に入
力される磁束指令値Φをデジタル処理することにより求
めることができる。
の推定について説明する。本発明において推定磁束値
Φ’は磁束指令値Φcを用いて推定し、誘導電動機に入
力される磁束指令値Φをデジタル処理することにより求
めることができる。
【0021】誘導電動機において、入力される磁束指令
値Φcに対して発生する磁束値は誘導電動機の有する電
気的特性(インダクタンス成分をL2、抵抗成分をR2
とする)による二次回路時定数L2/R2を有し、一次
遅れの関係がある。図3は磁束指令値Φc対する発生磁
束値の関係を示した図である。図3の(a)は、誘導電
動機に入力する磁束指令値Φcを増加させたときの発生
磁束Φの変化を示しており、また、図3の(b)は誘導
電動機に入力する磁束指令値Φcを減少させたときの発
生磁束Φの変化を示している。
値Φcに対して発生する磁束値は誘導電動機の有する電
気的特性(インダクタンス成分をL2、抵抗成分をR2
とする)による二次回路時定数L2/R2を有し、一次
遅れの関係がある。図3は磁束指令値Φc対する発生磁
束値の関係を示した図である。図3の(a)は、誘導電
動機に入力する磁束指令値Φcを増加させたときの発生
磁束Φの変化を示しており、また、図3の(b)は誘導
電動機に入力する磁束指令値Φcを減少させたときの発
生磁束Φの変化を示している。
【0022】したがって、誘導電動機に磁束指令値Φc
を入力したときに発生する磁束は、一次フィルタの時定
数を持つ伝達関数により表すことができ、そのとき発生
するであろう磁束値を推定磁束値Φ’とすると、推定磁
束値Φ’は次の第(6)式により表すことができる。
を入力したときに発生する磁束は、一次フィルタの時定
数を持つ伝達関数により表すことができ、そのとき発生
するであろう磁束値を推定磁束値Φ’とすると、推定磁
束値Φ’は次の第(6)式により表すことができる。
【0023】 Φ’={1/(1+T2 ・S)}・Φc …(6) なお、ここでT2 は一次フィルタの時定数である。
【0024】この{1/(1+T2 ・S)}で表される
伝達関数は、通常のデジタルフィルタによって実現され
るものであり、このデジタルフィルタに磁束指令値Φc
のサンプリング値を入力することにより推定磁束値Φ’
を推定し求めることができる。
伝達関数は、通常のデジタルフィルタによって実現され
るものであり、このデジタルフィルタに磁束指令値Φc
のサンプリング値を入力することにより推定磁束値Φ’
を推定し求めることができる。
【0025】さらに、この推定磁束値Φ’を前記第
(5)式に代入して比例定数kを乗することにより、磁
束の変化に対応したトルク定数Ktを求めることができ
る。
(5)式に代入して比例定数kを乗することにより、磁
束の変化に対応したトルク定数Ktを求めることができ
る。
【0026】そこで、上記第(3)式〜第(6)式から
なるオブザーバの構成をブロック図で表すと、図2のよ
うになる。したがって、図2のオブザーバは、オブザー
バに対してトルク指令uと磁束指令値Φcと実速度x1
(i)を入力し、オブザーバからの推定外乱トルクx2
(i)’を出力する。なお、Z-1は1周期Tの遅れを示
している。
なるオブザーバの構成をブロック図で表すと、図2のよ
うになる。したがって、図2のオブザーバは、オブザー
バに対してトルク指令uと磁束指令値Φcと実速度x1
(i)を入力し、オブザーバからの推定外乱トルクx2
(i)’を出力する。なお、Z-1は1周期Tの遅れを示
している。
【0027】次に、図2の外乱推定オブザーバのブロッ
ク図、および図1のオブザーバ処理のフローチャートを
用いてデジタルサーボ制御を行なうプロセッサの実行す
るオブザーバ処理について説明する。
ク図、および図1のオブザーバ処理のフローチャートを
用いてデジタルサーボ制御を行なうプロセッサの実行す
るオブザーバ処理について説明する。
【0028】はじめに、オブザーバに対して、トルク指
令u(i)と磁束指令値Φcと実速度x1 (i)を取り
込む(ステップS1)。そして、取り込んだ磁束指令値
Φcを用いてトルク定数Ktを求める(ステップS
2)。このトルク定数Ktを求めるには、図2におい
て、取り込んだ磁束指令値Φcを時定数T2 の一次フィ
ルタのブロック7に入力し推定磁束値Φ’を求め、さら
にこの推定磁束値Φ’を比例定数kの比例ブロック8に
入力することにより行なわれ、通常のデジタルフィルタ
により実行することができる。このトルク定数Ktはブ
ロック1中のkt・T/Jmに入力され、ブロック1の
係数を磁束指令値Φcに対応する値に変更される。
令u(i)と磁束指令値Φcと実速度x1 (i)を取り
込む(ステップS1)。そして、取り込んだ磁束指令値
Φcを用いてトルク定数Ktを求める(ステップS
2)。このトルク定数Ktを求めるには、図2におい
て、取り込んだ磁束指令値Φcを時定数T2 の一次フィ
ルタのブロック7に入力し推定磁束値Φ’を求め、さら
にこの推定磁束値Φ’を比例定数kの比例ブロック8に
入力することにより行なわれ、通常のデジタルフィルタ
により実行することができる。このトルク定数Ktはブ
ロック1中のkt・T/Jmに入力され、ブロック1の
係数を磁束指令値Φcに対応する値に変更される。
【0029】次に、ステップS1で取り込んだトルク指
令u(i)に、磁束指令値Φcに対応して変更されたK
t・T/Jmを乗じ(ブロック1)た値と、推定外乱ト
ルクx2 (i)’にT/Jmを乗じ(ブロック2)た値
を加算し、さらに推定速度値x1 (i)’を加算すれば
第(3)式における変数z1 (i+1)が求められる
(ステップS3)。これを1周期遅らせる(ブロック
3)ことにより、変数z1(i)が求まる(ステップS
4)。
令u(i)に、磁束指令値Φcに対応して変更されたK
t・T/Jmを乗じ(ブロック1)た値と、推定外乱ト
ルクx2 (i)’にT/Jmを乗じ(ブロック2)た値
を加算し、さらに推定速度値x1 (i)’を加算すれば
第(3)式における変数z1 (i+1)が求められる
(ステップS3)。これを1周期遅らせる(ブロック
3)ことにより、変数z1(i)が求まる(ステップS
4)。
【0030】次に、パルスコーダで検出される実速度x
1 (i)から上記変数z1 (i)を減じて(x1 (i)
−z1 (i))を求め(ステップS5)、この値に速度
推定用のオブザーバゲインK1を乗じ(ブロック4)た
値に変数z1 (i)を加算すれば推定速度値x
1 (i)’(第(4)式)が求まる。(ステップS
6)。
1 (i)から上記変数z1 (i)を減じて(x1 (i)
−z1 (i))を求め(ステップS5)、この値に速度
推定用のオブザーバゲインK1を乗じ(ブロック4)た
値に変数z1 (i)を加算すれば推定速度値x
1 (i)’(第(4)式)が求まる。(ステップS
6)。
【0031】さらに、変数z2 (i+1)を1周期遅ら
せる(ブロック6)ことにより、推定外乱トルク近似値
変数z2 (i)が求まり(ステップS7)、前記(x1
(i)−z1 (i))に外乱トルク推定用のオブザーバ
ゲインK2を乗じ(ブロック5)た値との加算を行なう
と推定外乱トルクx2 (i)’が求まる(ステップS
8)。
せる(ブロック6)ことにより、推定外乱トルク近似値
変数z2 (i)が求まり(ステップS7)、前記(x1
(i)−z1 (i))に外乱トルク推定用のオブザーバ
ゲインK2を乗じ(ブロック5)た値との加算を行なう
と推定外乱トルクx2 (i)’が求まる(ステップS
8)。
【0032】これにより求めた外乱トルクを観察するこ
とにより、モータに印加される異常負荷等を検出するこ
とができる。
とにより、モータに印加される異常負荷等を検出するこ
とができる。
【0033】上記オブザーバの処理は、図4のブロック
図に示す構成により実施することができる。図4におい
て、21は工作機械やロボット等の機械を制御する制御
装置(NC)で、該制御装置からトルク指令や磁束指令
やその他の各種の指令および制御信号が制御装置22に
出力される。この制御装置22は、CPU23を有し、
位置、速度、力等のモータ制御をデジタル的に実行し、
モータ24を制御する。CPU23は、NC21からト
ルク指令および磁束指令を、またモータ24から実速度
を入力して推定外乱トルクを求め、その推定外乱トルク
の値に基づいて種々の制御を行なう。そして、このCP
U23におけるオブザーバの処理は、所定の周期例えば
速度ループ周期毎に行なうものである。
図に示す構成により実施することができる。図4におい
て、21は工作機械やロボット等の機械を制御する制御
装置(NC)で、該制御装置からトルク指令や磁束指令
やその他の各種の指令および制御信号が制御装置22に
出力される。この制御装置22は、CPU23を有し、
位置、速度、力等のモータ制御をデジタル的に実行し、
モータ24を制御する。CPU23は、NC21からト
ルク指令および磁束指令を、またモータ24から実速度
を入力して推定外乱トルクを求め、その推定外乱トルク
の値に基づいて種々の制御を行なう。そして、このCP
U23におけるオブザーバの処理は、所定の周期例えば
速度ループ周期毎に行なうものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オブザーバにより磁束指令から実際の磁束を推定してト
ルク定数を算定し、トルク定数を変化させることによ
り、磁束が変化するシステムにおいても、正確に外乱負
荷トルクを推定することができる。
オブザーバにより磁束指令から実際の磁束を推定してト
ルク定数を算定し、トルク定数を変化させることによ
り、磁束が変化するシステムにおいても、正確に外乱負
荷トルクを推定することができる。
【図1】本発明のオブザーバ処理のフローチャートであ
る。
る。
【図2】本発明の外乱推定オブザーバのブロック図であ
る。
る。
【図3】本発明の磁束指令値に対する発生磁束値の関係
を示した図である。
を示した図である。
【図4】本発明のオブザーバの処理を実行するブロック
図である。
図である。
【図5】デジタルサーボ制御系のブロック図である。
【図6】オブザーバ対象のモデルのブロック図である。
u トルク指令 x1 実速度 x2 ’ 推定外乱トルク Kt トルク定数 磁束指令値 Φc 推定磁束値 Φ’
Claims (1)
- 【請求項1】 電動機の外乱負荷トルクを外乱トルクオ
ブザーバにより推定する外乱負荷トルク推定方式におい
て、電動機に入力される磁束指令に一次フィルタをかけ
ることにより電動機の推定磁束値を算出し、該推定磁束
値をもとに外乱トルクオブザーバ中のトルク定数を変化
させて外乱負荷トルクを求める外乱負荷トルク推定方
式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5191826A JPH0731174A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 外乱負荷トルク推定方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5191826A JPH0731174A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 外乱負荷トルク推定方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731174A true JPH0731174A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=16281169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5191826A Pending JPH0731174A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 外乱負荷トルク推定方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731174A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08179832A (ja) * | 1994-08-30 | 1996-07-12 | Nuovo Pignone Spa | 自動位置決め装置 |
WO1997020260A1 (fr) * | 1995-11-28 | 1997-06-05 | Fanuc Ltd | Procede d'estimation de la charge de perturbations sur des servomoteurs |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP5191826A patent/JPH0731174A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08179832A (ja) * | 1994-08-30 | 1996-07-12 | Nuovo Pignone Spa | 自動位置決め装置 |
WO1997020260A1 (fr) * | 1995-11-28 | 1997-06-05 | Fanuc Ltd | Procede d'estimation de la charge de perturbations sur des servomoteurs |
US5936369A (en) * | 1995-11-28 | 1999-08-10 | Fanuc, Ltd | Method of estimating disturbance load on servomotor |
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