JP3259352B2 - 電動機の速度補正演算方法 - Google Patents

電動機の速度補正演算方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、速度検出値を用いて電
力変換器により電動機を可変速駆動する場合において、
速度検出値から回転むら成分を除去するための速度補正
演算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】直流電動機、同期電動機、誘導電動機
は、ステッピングモータ等と異なって回転子の位置によ
るトルクの変動が殆どなく、本来的に滑らかに回転する
性質を持っている。しかしながら、電力変換器により電
動機を駆動し、速度検出器を用いて電動機を速度制御す
る場合には、速度検出値が有する誤差等に起因して回転
子に回転むらを生じる場合があることが知られている。
【0003】図7は、この回転むらを除去するための従
来の回路構成を示している。この図において、電動機7
03は電力変換器702によって駆動されるものであ
り、速度検出器704により検出される速度検出値と速
度指令値との偏差が零になるように速度調節器701が
調節動作することで、電動機703の速度制御が行われ
ている。そして、定常状態における速度指令値と速度検
出値との偏差が回転むらになることを利用して、帰還回
路を構成する遅延回路705,706に回転むら成分を
記憶させ、遅延回路705,706の出力信号を速度調
節器701の入力信号から減算することにより回転むら
を低減させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
電動機703がある一定の速度指令値を与えられている
状態で、1回転に要する時間に等しい遅延時間を有する
遅延回路706を用いて回転むら信号を記憶させてい
る。従って、定常状態でなくては回転むらを補償するこ
とができないため、速度指令値が任意に変更されるよう
な場合には回転むらを除去することが困難である。更
に、従来では速度調節器701に対してのみ回転むらを
除去するような信号を加える構成であるため、速度検出
値を使う速度調節器701以外の制御演算部分を有する
回路構成の場合には、所望の回転むら除去効果を得るこ
とができないという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、速度指令値が任
意に変更される速度制御システムや速度調節器以外の制
御演算部分を有する構成においても回転むらを確実に除
去することができる電動機の速度補正演算方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、電力変換器により駆動される電動機
の速度を速度検出器により検出し、この速度検出値に基
づいて前記電力変換器を介し電動機を可変速駆動する速
度制御装置において、前記速度検出器による電動機回転
の速度検出値から速度のN次回帰曲線を導出し、この
N次回帰曲線から求めた速度推定値と速度検出値とを用
いて0〜2π〔rad〕の範囲を持つ回転角誤差の微分
パターンのデータを更新して前記微分パターンを真値に
収束させると共に、速度検出値を積分して得た回転角に
基づき前記微分パターンから回転角誤差の微分値を算出
し、この回転角誤差の微分値を回転むら成分として速度
検出値から除去した速度補正値を得る。
【0007】 第2の発明は、電力変換器により駆動さ
れる電動機の速度を速度検出器により検出し、この速度
検出値に基づいて前記電力変換器を介し電動機を可変速
駆動する速度制御装置において、速度検出値を積分して
得た回転角に基づき回転角誤差の微分パターンから回転
角誤差の微分値を算出し、この回転角誤差の微分値を回
転むら成分として速度検出値から除去した速度補正値を
得ると共に、電動機回転子の速度補正値から速度のN次
回帰曲線を導出し、このN次回帰曲線から求めた速度
値と速度補正値とを用いて0〜2π〔rad〕の範囲
を持つ回転角誤差の微分パターンのデータを更新して前
記微分パターンを真値に収束させる。
【0008】
【作用】まず、電動機に回転むらが発生する主な理由
は、速度検出器の取付位置にずれがあることや速度検出
器自体の製作上の誤差等、主として機械的原因にある。
ここで、速度の真値nは回転角θの時間微分値(dθ/
dt)に比例し、数式1により与えられる。
【0009】
【数1】
【0010】前述したような機械的原因による速度検出
誤差neがある場合の速度検出値n'は、数式2によって
表される。
【0011】
【数2】
【0012】速度検出誤差neの波形は機械的なずれに
よって発生するものあるから、電動機回転子の回転角に
同期し、速度に比例して増大する性質を持っており、数
式3によって表すことができると共に、この数式3は数
式4のように変形することができる。なお、これらの数
式においてθeは回転角誤差である。
【0013】
【数3】
【0014】
【数4】
【0015】回転角誤差θeの微分値(dθe/dθ)は
時間的な変化がなく、機械的な誤差だけであることに着
目すると、1回転分の回転角誤差の微分値のデータが得
られれば、回転むらの補正を行うことができる。数式4
から、回転角誤差θeの微分値(dθe/dθ)は数式5
となる。ここで、速度の真値nは検出不可能な値であ
る。
【0016】
【数5】
【0017】 そこで、第1の発明では、速度検出値を
統計処理して得た速度推定値(nの上に−を付して示
す)を用いて回転角誤差θの推定値(θの上に−を
付して示す)の微分値を求めるようにする。すなわち、
この推定値についての微分値は数式6によって表され
る。但し、数式7を条件とする。
【0018】
【数6】
【0019】
【数7】
【0020】 回転角誤差θの推定値は0〜2π〔r
ad〕の範囲(1回転)の波形を繰り返す性質を持って
いるから、0〜2π〔rad〕の範囲における回転角誤
差の微分パターンすなわち(dθ/dθ)のパターン
を得ることができれば、回転むらを除去することができ
る。ここで、数式6の演算を行うのに必要な速度推定
の演算方法について述べる。前述のように回転角誤差θ
の推定値は2π〔rad〕を周期としているので、回
転むらの影響を受けないようにするためには、N(=
1,2,……:自然数)回転分の速度検出値をメモリに
記憶し、N回転分の速度信号波形から速度のN次回帰曲
線f(t)を算出する。ここで、回転数Nと回帰曲線
の次数Nとは必ずしも等しい必要はない(以下の説明に
おいても同様である)。 N次回帰曲線f (t)として
は、例えば複数の速度検出値の総和をデータ数で割れば
平均値(0次回帰曲線)が得られ、同様にして測定の時
間的範囲を逐次ずらしていけば移動平均値が得られると
共に、複数の速度検出値がおおむね直線的に変化してい
ると見なせれば直線回帰(1次回帰曲線)が得られ、更
には、複数の速度検出値がおおむね2次関数的に変化し
ていると見なせれば2次回帰曲線が得られる。但し、速
度の複雑な時間的変化を表現するためには、0次回帰曲
線や一定の時間的範囲ごとに0次回帰を連続させる移動
平均等ではなく、次数の高い回帰曲線を用いることが望
ましい。このように、速度検出値の挙動に応じて回帰理
論に従い適宜なN次回帰曲線を算出し、このN次回帰曲
線f (t)に所望の時刻tを代入することにより、時
刻tにおける速度を推定することができる。 上記のN次
回帰曲線f(t)では、1周期以内の波形である回転
むら成分や検出雑音は除去され、速度変更時においても
速度の真値nに近い値となるので、このN次回帰曲線f
(t)により求めた速度推定値を真値nの代わりに
式6の演算に用いることができる。
【0021】N次回帰曲線fN(t)を使って演算した回転
角誤差の微分値は、速度の過渡変化の一部と雑音とを含
むため、これらを除去する必要がある。そこで、演算に
よって得た回転角誤差の微分値と過去の回転角誤差の微
分値とを統計処理して回転角誤差の微分値を更新する。
統計処理には種々の方法が知られているが、例えば数式
8により更新することができる。なお、数式8におい
て、Kはゲイン(0≦K<1)である。
【0022】
【数8】
【0023】雑音等のように繰り返さない成分は減衰
し、同一の回転角θにより繰返し発生する回転むら成分
(回転角誤差の微分値)は真値に収束する。このように
して得られた回転角誤差の微分パターンは、図6のよう
になる。
【0024】この微分パターンを用いて回転むらを除去
する方法は、次のとおりである。まず、速度検出値の時
刻tQにおける回転角θQは、数式9によって表される。
【0025】
【数9】
【0026】次に、回転角誤差の微分値を求め、数式1
0により回転むらを除去した速度補正値n''を得る。
【0027】
【数10】
【0028】以上の演算手順において、速度検出値の記
録は回転むらが再現できるように1回転に要する時間よ
りも十分に短い周期で実行する。一方、N次回帰曲線回
帰から回転角誤差の微分パターン更新までの演算はN回
転分の速度検出値の記録があれば実行可能であるから、
N回転以内の演算周期での一括計算、あるいは速度調節
器の演算実行ごとの逐次計算が可能である。
【0029】第2の発明は、回転角誤差の傾きを用いて
算出した速度補正値から、除去するべき回転むら成分が
求められることに着目したものである。すなわち、第2
の発明では、まず、速度検出値を読み込んだときの回転
角を数式9により求め、回転角誤差の微分パターンから
回転角誤差の微分値を計算し、速度補正値n''を数式1
0を用いて算出すると共に、メモリに記憶する。このメ
モリには、N(=1,2,……:自然数)回転分の速度
補正値を記憶する。
【0030】次に、メモリに記憶されたN回転分の速度
補正値からN次回帰曲線fN''(t)を算出する。更に、数
式6と同様にして次の数式11により回転角誤差の微分
値の推定値を算出する。
【0031】
【数11】
【0032】回転角誤差の微分パターンが真値に収束し
ていない場合、数式11は回転角誤差の微分パターンと
真値との差になる。そこで、数式11の結果を次の数式
12に従って回転角誤差の微分パターンに積算していく
と、回転角誤差の微分パターンは漸近的に真値に収束す
るので、回転むらを打ち消すことができる。なお、数式
12においてKは前記同様にゲイン(0≦K<1)を示
す。
【0033】
【数12】
【0034】以上の演算手順において、N次回帰曲線回
帰から回転角誤差の微分パターン更新までの演算はN回
転分の速度検出値の記録があれば実行可能であるため、
N回転以内の演算周期での一括計算、あるいは速度調節
器の演算実行ごとの逐次計算が可能であるのは第1の発
明と同様である。
【0035】
【実施例】以下、図に沿って各発明の実施例を説明す
る。図2は、第1及び第2の発明の実施例が適用される
可変速駆動装置のブロック図であり、本発明が実行され
る速度制御装置101は、マイクロプロセッサ(MP
U)105と、メモリ106と、電力変換器インタフェ
ース107と、速度検出器インタフェース108と、こ
れらを接続するバス信号線109とから構成されてい
る。
【0036】103は電力変換器102によって駆動さ
れる電動機であり、その回転速度は速度検出器104に
より検出され、前記速度検出器インタフェース108及
びバス信号線109を介してMPU105に入力され
る。また、MPU105からの指令はバス信号線109
及び電力変換器インタフェース107を介して電力変換
器102に送られるようになっている。速度検出器10
4には、パルスエンコーダ、レゾルバ、タコジェネレー
タ等が使用され、速度検出器インタフェース108は速
度検出器104の種類に応じた検出信号をMPU105
内に取り込むように構成される。
【0037】次に、第1の発明の第1実施例における速
度演算の手順を図1のフローチャートを参照しつつ説明
する。なお、この速度演算は速度検出時に実行されると
共に、以下の各実施例についての速度演算はMPU10
5のプログラムに従って実行されるものである。図1に
おいて、まず、速度検出器104による速度検出値を読
み込む(S201)。ここで、速度検出器104がタコ
ジェネレータの場合には速度検出器インタフェース10
8から速度検出値を読み込み、パルスエンコーダの場合
には検出パルスから換算した速度を読み込むものとす
る。
【0038】次いで、読み込んだ速度検出値をN回転分
の速度検出値を蓄えるメモリ106に記録する(S20
2)。そして、前記数式9に従って回転角(回転子角
度)θQを求め(S203)、図6に示した回転角誤差
の微分パターンから回転角誤差の微分値f(θQ)を導出
し、回転むらを演算する(S204)。そして、前記数
式10により速度補正値n''を演算する(S205)。
【0039】 その後、微分パターンの更新実行の要否
を判断する(S206)。このステップはN次回帰曲線
演算と回転角誤差微分パターンの更新処理の実行の要否
を判断する部分であり、前回、次のステップのN次回帰
曲線演算(S207)以下の処理を実行してから今回ま
での回転角θの変化量が予め設定した値よりも大きい
場合に、以下の処理を行う。すなわち、N次回帰曲線演
算(S207)により記録したN回転分の速度検出値の
データからN次回帰曲線を導出し、数式8に従ってN次
回帰曲線から求めた速度推定値と速度検出値とを用いて
回転角誤差の微分パターンのデータを更新する(S20
8)。
【0040】次に、第1の発明の第2実施例による速度
演算のフローチャートを図3に示す。この速度演算も、
第1実施例と同様に速度検出時に実行する。図3におい
て、速度検出値の読み込み(S201)から速度補正値
演算(S205)までは第1実施例と同一であるが、次
の微分パターン更新実行判断(S301)において、前
回の微分パターン更新後、M(=1,2,……,N)回
転した後にパターン更新を行うようになっている。
【0041】そして、微分パターン更新を実行する場合
には、次のステップでN回転分の速度検出値からN次回
帰曲線を導出し(S207)、これを微分パターンの更
新に使用する。ここで、速度検出値とN次回帰曲線とを
用いて回転角誤差の微分パターンを0〜2π〔rad〕
の範囲で更新する目的で、回転角誤差の微分パターンの
データ更新(S208)を繰返し実行させるため、更新を
開始する回転角θep0を与えるパターン更新演算の初期
化(S302)、回転角θepを所定の刻みだけ更新する
回転角更新(S303)、微分パターンをすべて更新し
終わったかどうかをチェックするパターン更新終了判断
(S304)を付加してある。
【0042】次いで、第2の発明の第1実施例における
速度演算の手順を図4のフローチャートに従って説明す
る。この実施例でも、速度検出時に本演算を実行する。
第2の発明においては、速度検出値に含まれる回転むら
成分を除去した速度補正値をまず求めなくてはならな
い。そこで、速度検出値の読み込み(S201)、回転
子角度演算(S203)、回転むら演算(S204)、
速度補正値演算(S205)を行い、その後、速度補正
値をメモリ106に記録する(S401)。その後、第
1の発明の第1実施例と同様にして微分パターン更新実
行判断(S206)、N次回帰曲線演算(S207)を
行い、数式12に従って回転角誤差微分パターンデータ
の積算(S402)を行う。
【0043】第2の発明の第2実施例における速度演算
の手順を、図5のフローチャートに従って説明する。こ
の実施例でも、速度検出時に本演算を実行する。速度検
出値の読み込み(S201)から速度補正値の記録(S
401)までは第1実施例と同一であるが、微分パター
ン更新実行判断(S301)において、前回の微分パタ
ーン更新後、M(=1,2,……,N)回転した後にパ
ターン更新を行う。実行時はN次回帰曲線演算(S20
7)によりN回転分の速度検出値からN次回帰曲線を導
出し、微分パターンの更新に使用する。
【0044】ここで、速度検出値とN次回帰曲線とを使
って回転角誤差の微分パターン全体を更新する目的で、
回転角誤差微分パターンデータの積算(S402)を0
〜2π〔rad〕の範囲で繰返し実行させるため、更新
を開始する回転角θep0を与えるパターン更新演算の初
期化(S302)、回転角θepを所定の刻みだけ更新す
る回転角更新(S303)、微分パターンをすべて更新
し終わったかどうかをチェックするパターン更新終了判
断(S304)を、第1の発明の第2実施例と同様に付
加してある。
【0045】なお、上記各実施例において、速度補正値
演算と、速度検出値または速度補正値のメモリへの記録
は、速度調節の演算周期ごとに行う必要があるが、N次
回帰曲線演算から微分パターン・データ更新までの処理
は、他の演算周期(例えば速度調節の演算周期よりも十
分に長い周期)で行っても差し支えないのは言うまでも
ない。
【0046】
【発明の効果】以上のように第1または第2の発明によ
れば、可変速駆動装置による任意速度での運転状態にお
いて、回転むらパターンの抽出、速度検出信号に含まれ
る回転むら成分の除去を確実に行うことができる。ま
た、速度検出値から回転むらを除去してなる速度補正値
を、速度調節器以外の制御演算部分を持つ速度制御シス
テムにも利用することができるため、汎用性に富むとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の第1実施例を示すフローチャート
である。
【図2】本発明の各実施例が適用される電動機駆動装置
のブロック図である。
【図3】第1の発明の第2実施例を示すフローチャート
である。
【図4】第2の発明の第1実施例を示すフローチャート
である。
【図5】第2の発明の第2実施例を示すフローチャート
である。
【図6】回転角誤差の微分パターンを示す図である。
【図7】電動機の回転むらを除去するための従来の回路
構成を示す図である。
【符号の説明】
101 速度制御装置 102 電力変換器 103 電動機 104 速度検出器 105 マイクロプロセッサ(MPU) 106 メモリ 107 電力変換器インタフェース 108 速度検出器インタフェース 109 バス信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−236374(JP,A) 特開 昭62−236373(JP,A) 特開 昭62−236372(JP,A) 特開 昭62−126882(JP,A) 特開 昭58−29383(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/28 - 5/44 H02P 7/36 - 7/66 H02P 21/00 H02P 5/00 H02P 5/00 301 H02P 6/00 - 6/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力変換器により駆動される電動機の速
    度を速度検出器により検出し、この速度検出値に基づい
    て前記電力変換器を介し電動機を可変速駆動する速度制
    御装置において、 前記速度検出器による電動機回転子の速度検出値から速
    度のN次回帰曲線を導出し、このN次回帰曲線から求め
    た速度推定値と速度検出値とを用いて0〜2π〔ra
    d〕の範囲を持つ回転角誤差の微分パターンのデータを
    更新して前記微分パターンを真値に収束させると共に、
    速度検出値を積分して得た回転角に基づき前記微分パタ
    ーンから回転角誤差の微分値を算出し、この回転角誤差
    の微分値を回転むら成分として速度検出値から除去した
    速度補正値を得ることを特徴とする電動機の速度補正演
    算方法。
  2. 【請求項2】 電力変換器により駆動される電動機の速
    度を速度検出器により検出し、この速度検出値に基づい
    て前記電力変換器を介し電動機を可変速駆動する速度制
    御装置において、 速度検出値を積分して得た回転角に基づき回転角誤差の
    微分パターンから回転角誤差の微分値を算出し、この回
    転角誤差の微分値を回転むら成分として速度検出値から
    除去した速度補正値を得ると共に、電動機回転子の速
    補正値から速度のN次回帰曲線を導出し、このN次回帰
    曲線から求めた速度推定値と速度補正値とを用いて0〜
    2π〔rad〕の範囲を持つ回転角誤差の微分パターン
    のデータを更新して前記微分パターンを真値に収束させ
    ることを特徴とする電動機の速度補正演算方法。
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