JP3233450B2 - 指定時刻到達関数発生器 - Google Patents

指定時刻到達関数発生器

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JP3233450B2 JP15591992A JP15591992A JP3233450B2 JP 3233450 B2 JP3233450 B2 JP 3233450B2 JP 15591992 A JP15591992 A JP 15591992A JP 15591992 A JP15591992 A JP 15591992A JP 3233450 B2 JP3233450 B2 JP 3233450B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/0294Variable filters; Programmable filters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は指定時刻到達関数発生
器に関し、より具体的には現在値からある目標値に、滑
らかでかつ指定到達時刻に変化が完了する様な出力を得
るものに関する。
【0002】
【従来の技術】入力値に対して所定の関数関係に対応し
た出力を得る様にした関数発生器は種々提案されてお
り、例えば特公昭56−44451号公報記載のものな
どが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、脚式移動ロ
ボットの遊脚軌道を生成する様な場合には着地時刻が限
定されることから、現在値からある目標値に滑らかに変
化する出力であって、かつその目標値への変化がある決
められた指定到達時刻に完了する様な出力を備えた関数
発生器が要求される場合がある。更に、その目標値や指
定到達時刻を途中で変更できることが求められる場合が
ある。
【0004】その関数発生器をフィルタ、特に近時種々
提案されているデジタルフィルタで構成しようとすると
き、デジタルフィルタは一般に、非巡回形デジタルフィ
ルタ(いわゆるFIR形)と巡回形デジタルフィルタ
(いわゆるIIR形)とが知られているが、それぞれ以
下の欠点がある。即ち、FIR形デジタルフィルタは有
限時間で整定し、途中で目標値を変更しても滑らかに出
力が修正されるが、途中で整定時刻(指定到達時刻)が
変更できない、また整定時間が長いフィルタを作ろうと
すると、高次の定係数線形差分方程式になるので、演算
量が非常に多くなるなどの問題点がある。またIIR形
デジタルフィルタは、途中で目標値を変更しても滑らか
に出力が修正され、また演算量も少なくて済むが、同様
に途中で整定時刻が変更できない、有限時間で整定でき
ない、などの欠点がある。これはアナログフィルタを用
いても同様である。更には、フィルタを利用せず、時刻
についての多項式表現を用いて所望の出力を得ることも
考えられるが、その場合でも演算量が多いことに加えて
目標値や指定到達時刻を途中で変更することが極めて困
難な点で同様の欠点を免れることができない。
【0005】従って、この発明の目的は上記した欠点を
解消し、現在値から目標値に指定到達時刻に有限時間で
少なくとも近似する出力を得ると共に、目標値や指定到
達時刻を中途で変更することができる様にした有限時間
整定関数発生器を提案することにある。
【0006】更には、変化が滑らかであると共に、構成
が簡易で演算量が少ない出力を得る様にした指定時刻到
達関数発生器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ためにこの発明は例えば請求項1項に示す如く、ある目
標波形に対応する出力値を発生するデジタルフィルタを
備えた関数発生器において、前記出力値が前記目標波形
に到達すべき時刻を予め指定する到達時刻指定手段、及
び前記指定到達時刻までの残り時間に応じ、前記デジタ
ルフィルタのz平面上の少なくとも1つの極を徐々に零
に近づけて前記指定到達時刻またはその直前に消滅させ
特性変更手段を備え、よって前記指定到達時刻に前記
目標波形に少なくとも近似する前記出力値を得るよう
構成した。
【0008】
【作用】指定到達時刻までの残り時間に応じ、デジタル
フィルタのz平面上の少なくとも1つの極を徐々に零に
近づけて指定到達時刻またはその直前に消滅させるよう
にしたので、現在値から目標値に指定到達時刻に有限時
間で完全に一致すると共に、滑らかに変化する出力を得
ることができ、更には途中で指定到達時刻や目標値を任
意に変更することができる。尚、「目標値」ではなく
「目標波形」としたのは、目標とするものが固定した値
に限らないことを強調するためである。
【0009】
【実施例】図1はこの発明に係る指定時刻到達関数発生
器を、特にその入出力特性を中心に示す説明図である。
関数発生器は、公知のIIR形のデジタルフィルタ10
で構成する。そこにおいて図示の如くフィルタ10に
は、初期時刻t0においてステップ状に最終目標値に変
化する入力を与える。
【0010】ここで図1に示す構成を差分方程式で表現
すると、数1の様になる。
【0011】
【数1】
【0012】z変換してその伝達関数で表現すると、数
2の様になる。尚、z平面上の極をrで示す。
【0013】
【数2】
【0014】極rは初期値が1よりやや小さい値であ
り、図2に示す様に指定到達時刻teに近づくにつれて
減少し、指定到達時刻teに消滅する様に設定する。特
に単調減少である必要はないが、例えば数3に示す式の
様に設定する。尚、指定到達時刻に目標値に整定させる
ため、全ての極を消滅させるものとする。
【0015】
【数3】
【0016】数3の式の中のnは、初期時刻t0から指
定到達時刻teまでのステップ数(即ち、(指定到達時
刻te−初期時刻t0)/刻み時間)を表す。またnダ
ッシュは非負の定数であり、その大きさを変えることに
よって図3に示す様に出力波形を変えることができる。
【0017】上記を図4PAD図(構造化フロー・チャ
ート)を参照して説明すると、S10においてy0に適
宜な初期値を設定し、S12に進んで数3の式のkを1
からnまで1ずつ増加させながらS14以降を繰り返
す。即ち、先ずS14に進んで前記した刻み時間ごとに
発生するタイマ割り込みを待機し、タイマ割り込みがあ
ったときはS16に進んで数3の式からrを求める。次
いで、S18に進んで数1の式のukに目標値(最終到
達値)を代入し、S20に進んで図示の式から出力yk
を求める。この様な処理をS14でタイマ割り込みがな
される度に繰り返す。
【0018】この様に、1/(1−r)の値が図1下部
で示す様に指定到達時刻teに向けて徐々に減少する様
に極rの値を1付近から0に向けて変化させることか
ら、指定到達時刻te(nステップ目)において目標値
(最終到達値)に完全に一致する滑らかな波形を得るこ
とができる。図5にその波形をアナログ的に示す。従来
のフィルタの場合にはなかなか目標値に達しないのに対
し、この発明に係る関数発生器においては予定時刻で正
確に目標値に一致する。尚、指定到達時刻で一致した
後、出力波形は入力波形に完全に追従することになる。
【0019】上記は、IIR形フィルタから出発して途
中でFIR形フィルタに特性を変更させたものと言え
る。その結果、有限時間で整定できないIIR形のフィ
ルタの欠点と演算量が多くなるFIR形フィルタの欠点
を相殺させることができ、有限時間で整定できると共
に、初期時刻から指定到達時刻までのステップ数が多い
場合でも、演算量は少ない。従って、中途で目標値や指
定到達時刻を変えても演算し直す量は多くなく、容易に
中途で目標値や指定到達時刻を変えることができる。ま
た極の設定によって出力波形を変えられる様にしたこと
も特徴的である。その結果、一般的に言えば、極を全体
的に小さめに設定しておけば、早めに目標値の付近まで
近づき、そこからゆっくりと目標値に整定する。逆に極
を全体的に大きめに設定しておけば、目標値の付近に接
近するまで時間がかかり、指定到達時刻の間際になって
急に目標値に整定することになる。
【0020】尚、上記において極配置に着目して説明し
たが、要は低域通過形のフィルタにおいて指定到達時刻
が近づくにつれて通過帯域上限周波数を徐々に高くすれ
ば良い。従って、零点配置を変えても良い。例えば、後
で述べるフィルタ巡回形(FIR形)フィルタの場合
は、零点配置を変えることによって通過帯域を変えるこ
とができる。また極配置をz平面で説明したが、これは
アナログフィルタを用いて複素平面で行っても同様であ
る。
【0021】図6はこの発明の第2の実施例を示してお
り、第1実施例に示した構成を一時遅れフィルタ20で
構成し、その時定数T(即ち、(−1/極)の値)を指
定到達時刻teに向けて経時的に減少させる様にした。
図7にそれをアナログ回路で実現した例を示す。
【0022】図8PAD図を参照して動作を説明する
と、先ずS100において到達時刻teを指定し、S1
02に進んでフィルタ20に初期時刻t0においてステ
ップ状に到達目標値に変化する目標波形を入力する。次
いでS104,S106に進んで、フィルタ20の時定
数T(より具体的には図7の抵抗Rの値)を、時刻t0
における初期値T0(R0)から経時的に徐々に減少さ
せ、指定到達時刻teにおいてほぼ0になる様に変化さ
せる(即ち、極の絶対値が極めて大きい負の値(または
−∞)になる様に変化させる)。具体的には、フィルタ
の時定数Tと指定到達時刻teまでの残り時間trestと
の関係を予め決めておけば良い。即ち、数4の様に、フ
ィルタの時定数Tを指定到達時刻までの残り時間trest
の関数として与えておけば良い。
【0023】
【数4】
【0024】但し、f(trest)はtrest=0近辺では
trestに関する増加関数であり、かつf(trest)>0
である様に設定する。例えば、数5の様に設定する。
【0025】
【数5】
【0026】次いでS108に進んで最終段の積分器の
出力を、この関数発生器の出力とする。
【0027】この実施例の場合、複素平面において極が
全て負の実数である様に操作するので、第1実施例と同
様に、ステップ波形を入力した場合には、オーバーシュ
ートせず、指定到達時刻で目標値に一致する出力波形を
得ることができる。また図示の様に構成が簡易であるこ
とから、指定到達時刻や目標値を容易に変更することが
できる。
【0028】図9はこの発明の第3の実施例を示す図1
と同様の説明図であり、この例の関数発生器100の場
合は、第1実施例の関数発生器を3段接続して構成し
た。そして3個のIIR形フィルタについてその極rを
第1実施例におけると同様に操作する。図10はその動
作を示すPAD図であり、S200,S210において
係数が増加したことを除けば、残余のステップは第1実
施例の図4フロー・チャートのそれと相違しない。この
実施例の場合にはフィルタを3段結合したことから、図
11に示す様に(同様にアナログ波形で示す)、2次の
微分値まで滑らかに連続しており、指定到達時刻に目標
値に(微分値は零に)完全に一致させることができる。
【0029】図12ないし図13はこの発明の第4の実
施例を示す説明図であり、第1実施例に対する第3実施
例の関係と同様に、第2実施例の1次遅れのアナログフ
ィルタ20を3個接続して実現した。尚、この実施例に
おいては、数5の式の時定数関数の初期値T0を適当な
値にすることによって図11に示す様に加減速が対称な
波形を得ることもできる。尚、3個の可変抵抗の値は、
図13に示す特性に従って例えば同率で減少させる。効
果は第3実施例と同様である。尚、第2実施例と同様に
最終段の積分器の出力を関数発生器の出力とするが、あ
るいは入力と各段の出力から例えばこれらの線形結合に
よって出力を決定しても良い。
【0030】図14はこの発明の第5の実施例を示す説
明図であり、第3実施例を発展させ、極r自体の値もこ
の発明による関数発生器で決定する様にした。即ち、同
様にIIR形フィルタからなる第2の関数発生器200
を設け、図14の下部に示す特性を満足する様に第2関
数発生器200の極hを変更し、第1関数発生器100
の極rを決定する。
【0031】この実施例の場合には、第1実施例ないし
は第2実施例に比較して指定到達時刻の変更が一層容易
となる利点を備える。即ち、第1(第3)実施例の場合
に指定到達時刻を変更するときは、図1(図9)下部の
rを決定する関数を修正する、即ち、数3の式を書き換
えないと、出力波形、特に2次微分出力波形の変化が滑
らかにならなかった。それに対し、この実施例の場合、
極hが数6の式で与えられる第2関数発生器200に、
初期値がnダッシュで第1ステップ目から零になるステ
ップ状波形vkを入力し、そのフィルタ出力pkから数
7の式で極rを決定している。従って、指定到達時刻が
変更されると、極hは急激にかつ不連続的に変化する
が、極rは徐々にしか変化しない。即ち、数3の式の書
き換えなどの面倒な処理を必要とせず、波形の滑らかさ
を保ちながら、指定到達時刻を簡単かつ任意に変更する
ことができる。
【0032】
【数6】
【0033】
【数7】
【0034】図15はこの発明の第6実施例を示す説明
図であり、第5実施例を更に発展させて第3の関数発生
器300を追加した。即ち、第3関数発生器300に波
形wk(初期値nツーダッシュ)を入力し、その出力q
kから第2関数発生器200の極を決定する様に、3個
の関数発生器を再帰的に結合した。この実施例の場合も
一層の波形の滑らかさを保ちながら、指定到達時刻を簡
単かつ任意に変更することができる。尚、これから、関
数発生器を4個以上所望の個数だけ結合することが可能
であり、また結合する関数発生器の個数が増加するほど
時刻変更による波形の滑らかさが増すことが理解できよ
う。
【0035】図16はこの発明の第7実施例を示す説明
図であり、FIR形(非巡回形)デジタルフィルタを用
いた例を示す。FIR形デジタルフィルタは、一般に数
8に示す様な差分方程式で表現される。
【0036】
【数8】
【0037】この実施例では、この係数amを適当に変
化させることによってフィルタの通過帯域上限周波数を
徐々に高くしていき、指定到達時刻に滑らかに目標値に
到達する波形を作る様にした。フィルタの周波数特性を
決めれば、その周波数特性を満足するフィルタの係数a
mを求めることは、デジタルフィルタ設計手法として一
般化されている(例えば、昭晃堂、「デジタルフィルタ
デザイン」三谷政昭著)。この実施例は、それを利用し
たものである。
【0038】ここで係数amは、フィルタのインパルス
応答の時系列となっている。従って、所望のインパルス
応答を設定すれば、それを満足する係数を設計すること
は極めて簡単である。図示の例は、インパルス応答波形
パターンが徐々に変化する様に、フィルタ特性を変化さ
せた。即ち、図16に示す様に、先ず、鈍いインパルス
応答波形、やや鈍いインパルス応答波形、やや鋭いイン
パルス波形、鋭いインパルス応答波形など、段階的に応
答性の異なる規範インパルス応答波形のグループを用意
しておく。係数amは規範のインパルス応答波形を満足
する様に、規範のインパルス応答波形が変更される度に
設計し直す様にする。具体的には、初期時刻t0から、
規範インパルス応答波形を鈍いものから鋭いものへと変
更していく。前記非巡回形デジタルフィルタに、初期時
刻t0から変化し始めて指定到達時刻よりMステップ前
に最終目標値に到達するランプ状波形を入力する。但
し、Mは、指定到達時刻直前の前記非巡回形デジタルフ
ィルタの次数である。その結果、前記非巡回形デジタル
フィルタの出力は滑らかになり、指定到達時刻に最終目
標値に到達する。
【0039】あるいは、ある規範の低域通過形フィルタ
を設定し、非巡回形デジタルフィルタの係数amを規範
の低域通過形フィルタの周波数特性を満足する様に、規
範の低域通過形フィルタが変更される度に設計し直して
も良い。その場合は、初期時刻t0から、規範の低域通
過形フィルタのカットオフ周波数を徐々に上げていき、
前記FIR形フィルタに、初期時刻t0から変化し始め
て指定到達時刻よりMステップ前に最終目標値に到達す
るランプ状波形を入力する。但し、Mは指定到達時刻直
前の前記FIR形フィルタの次数である。その結果、前
記FIR形デジタルフィルタの出力は滑らかになり、指
定到達時刻に最終目標値に到達する。
【0040】第7実施例の場合、初期時刻から指定到達
時刻までのステップ数((指定到達時刻−初期時刻)/
刻み時間)が少ない場合には、差分方程式の次数を低く
することができるので、演算量が少なくて済むが、ステ
ップ数が多い場合には差分方程式の次数を大きくとらな
ければならないので、第1実施例などに比べて演算量が
多くなる。但し、第1実施例などに比較して波形の制約
が少なく、自由度が高い波形を生成することができる。
また途中で目標値が変更されても、オーバーシュート量
が小さい。即ち、基本的に過去の入力の重み付き平均演
算であるから、重み、即ち、係数amを全て非負にすれ
ば、入力範囲を超える出力は発生しない。
【0041】図17はこの発明の第8実施例を示す説明
図である。これは第4実施例にリミッタを加えることに
よって出力波形の急激な変化を抑制する様にした。但
し、リミッタがない場合に比べ、極を全体的に小さめに
設定しておかないと、指定到達時刻の間際になって急に
目標値に整定することになってしまう恐れがある。尚、
第4実施例に加える例のみを示したが、第2実施例に示
した構成に加えても良い。
【0042】図18はこの発明の第9実施例を示す説明
図である。この実施例の場合は、出力波形ykの差分値
eが所定範囲(−L,L)を超えそうになると、超えた
分に応じて極rを生成するフィルタ(第2関数発生器2
00)の極であるhを修正することによって極rの減少
率を弱め、差分値が急激に変化するのを防ぐ様にした。
即ち、第2関数発生器200(rkを決定するフィル
タ)において、値pkの勾配が大き過ぎると、1次微分
値や2次微分値の変化が大きくなり過ぎるため、それを
防止した。これによって、続いて述べる脚式移動ロボッ
トの関節制御に利用するときも、関節駆動モータの回転
速度を超えることがない。但し、指定到達時刻が優先さ
れることから、その直前では微分値に急激な変化を抑制
できない場合もあり得る。差分値が非線形ながらも波形
生成系にフィードバックされている例と言える。
【0043】図19はこの発明の第10実施例を示す説
明図であり、脚式移動ロボットの遊脚軌道生成に応用し
た例を示す。脚式移動ロボットでは同図に示す様に、脚
先端の移動パターンを決定してから、逆キネマティクス
計算によって関の角度を求める場合が多い。この場
合、脚先端の移動パターン自体は加減速が緩やかな波形
になっていても、関節が伸び切った状態に近い姿勢にな
っていると、関節に過大な角速度や角加速度が発生しや
すい。そこでこの実施例の場合にはその不都合を防止し
た。
【0044】図20はこの発明の第11実施例で同様に
脚式移動ロボットの軌道生成に応用した例を示す説明図
である。この例では第3実施例に膝関節角速度の絶対値
をフィードバックして関節角速度が過大になるのを防止
した。即ち、第9実施例や第10実施例でも同様である
が、この発明に係る関数発生器の出力は滑らかであって
も、脚式移動ロボットに応用するとき、脚式移動ロボッ
トが構造的に非線形であることから、例えば変位加速度
は必ずしも期待した通りの滑らかさを持たない。そこで
この実施例では、第10実施例を更に発展させ、関節角
速度の絶対値をフィードバックした。具体的には、図示
の様な不感帯特性を与えた関節角速度絶対値にゲインK
と極rを乗じた値を、関数発生器100の状態変数に加
える。尚、指定到達時刻が優先されることから、その時
刻付近になるとフィードバック制御値は殆ど零となり、
第10実施例と同様に場合により角速度変化が大きいま
まとなる。
【0045】尚、上記から明らかな如く、いずれの実施
例においても入力波形としては初期時刻から最終目標値
にステップ状に変化する入力、入力現在値から最終目標
値にランプ状に変化する入力、入力現在値からある中間
目標値にステップ状に変化し、所定時間後に最終目標値
にステップ状に変化する入力、一旦最終目標値を超える
様に変化する入力、折れ線状の入力、インパルス波形入
力など種々のものを与えることができる。
【0046】また、第5、第6実施例で第2、第3の関
数発生器を設ける例を示したが、第2または第4実施例
においても同様に第2、第3の関数発生器を設けて時定
数T自体を決定しても良い。即ち、初期値がT0であっ
て、最終目標値がほぼ0である波形を第2、第3の関数
発生器に入力し、その出力を時定数Tの値としても良
い。
【0047】また、上記において、応用例として脚式移
動ロボットの遊脚軌道生成のみを示したが、それに限ら
れるものではなく、自動走行車など他の形態の移動体の
軌道生成に応用しても良く、あるいは据え付け形の産業
ロボットのマニピュレータの軌道生成に応用しても良
い。
【0048】
【発明の効果】請求項1項にあっては、ある目標波形に
対応する出力値を発生するデジタルフィルタを備えた
数発生器において、前記出力値が前記目標波形に到達す
べき時刻を予め指定する到達時刻指定手段、及び前記指
定到達時刻までの残り時間に応じ、前記デジタルフィル
タのz平面上の少なくとも1つの極を徐々に零に近づけ
て前記指定到達時刻またはその直前に消滅させる特性変
更手段、を備え、よって前記指定到達時刻に前記目標波
形に少なくとも近似する前記出力値を得るように構成し
たので、現在値から目標値に指定到達時刻に有限時間
全に一致すると共に、滑らかに変化する出力を得るこ
とができ、更には途中で指定到達時刻や目標値を任意に
変更することができる。
【0049】請求項2項にあっては、前記デジタルフィ
ルタは少なくとも2つの極を持つと共に、前記特性変更
手段は、前記2つの極の全てを徐々に零に近づけて前記
指定到達時刻またはその直前に消滅させるように構成し
たので、前記した効果に加えて、より高次の微分値まで
滑らかにして目標値に一致させることができる。
【0050】
【0051】
【0052】請求項項にあっては、前記関数発生器が
第2の関数発生器を備えてなり、前記特性変更手段は、
前記第2の関数発生器の出力値に基づいて前記極配置
を変更するように構成したので、前記した効果に加え
て、波形の滑らかさを保ちながら、指定到達時刻や目標
値の変更を一層容易に行うことができる。
【0053】請求項項にあっては、前記関数発生器が
更に第n(2≦n<m)までの関数発生器を備えてな
、前記特性変更手段は、第n+1<mの関数発生器の
出力値に基づいて前記極配置を変更するよう構成した
ので、前記した効果に加えて、波形の一層の滑らかさを
保ちながら、指定到達時刻や目標値の変更を一層容易に
行うことができる。
【0054】
【0055】請求項項にあっては、前記関数発生器が
リミッタを備えるように構成したので、その出力をロボ
ットの軌道生成などに利用するときも、駆動モータの最
大回転速度以下の速度に抑制することができる。
【0056】請求項項にあっては、前記特性変更手段
は、前記出力値、より具体的には出力波形の差分値に応
じて前記極の減少を変更するように構成したので、前
記した効果に加えて、滑らかに連続して有限時間に指定
到達時刻に目標値に完全に一致する出力を一層的確に得
ることができる。
【0057】請求項項にあっては、前記目標波形が多
リンク機構のある部位の移動パターンを示す値であり、
前記移動パターンを示す値に基づいて前記多リンク機構
のある関節の角速度を決定するものであると共に、前記
特性変更手段は、前記決定されたある関節の角速度に基
づいて前記極配置の変更量を修正するように構成した
ので、脚式移動ロボットなど構造的に非線形なものであ
っても、それを良く補償することができて変位速度など
を抑制することができ、制御値を効果的に決定すること
ができる。
【0058】請求項項にあっては、前記目標波形が多
リンク機構のある部位の移動パターンを示す値であり、
前記移動パターンを示す値に基づいて前記多リンク機構
のある関節の角速度を決定するものであると共に、前記
特性変更手段は、前記決定されたある関節の角速度に基
づいて前記関数発生器の特性または状態変数の値を変更
または修正するようにしたので、脚式移動ロボットなど
構造的に非線形なものであっても、一層滑らかな動作を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る指定時刻到達関数発生器をその
入出力特性を中心に示す説明図である。
【図2】図1の関数発生器における極の操作をz平面で
説明する説明図である。
【図3】図1の関数発生器における極の操作に使用する
係数の特性を示す説明図である。
【図4】図1の関数発生器における極の操作を説明する
フロー・チャートである。
【図5】図1の関数発生器より得られる出力をアナログ
波形で示す波形図である。
【図6】この発明の第2実施例を示す説明図であり、図
1の関数発生器を1次遅れフィルタで実現した例を示す
説明図である。
【図7】図6に示した1次遅れフィルタをアナログ回路
で実現した例を示す回路図である。
【図8】図6ないし図7に示した第2実施例の動作を示
すフロー・チャートである。
【図9】この発明の第3実施例を示す説明図であり、図
1の関数発生器を3段接続した例を示す説明図である。
【図10】図9に示した第3実施例の動作を示すフロー
・チャートである。
【図11】図9ないし図10に示す第3実施例の関数発
生器により得られる出力をアナログ波形で示す波形図で
ある。
【図12】この発明の第4実施例を示す説明図であり、
図6に示した第2実施例の関数発生器を3段接続した例
を示す説明図である。
【図13】図12の第4実施例をアナログ回路で実現し
た例を示す回路図である。
【図14】この発明の第5実施例を示す説明図であり、
第3実施例の構成において第2の関数発生器を追加し、
それにより極を決定する例を示す説明図である。
【図15】この発明の第6実施例を示す説明図であり、
第5実施例の構成において第3の関数発生器を追加し、
それにより極を決定する例を示す説明図である。
【図16】この発明の第7実施例を示す説明図であり、
第7実施例で使用するインパルス応答波形を示す波形図
である。
【図17】この発明の第8実施例を示す説明図であり、
第4実施例の構成にリミッタを加えた例を示す説明図で
ある。
【図18】この発明の第9実施例を示す説明図で、この
発明に係る関数発生器の出力に不感帯を与えた例を示す
説明図である。
【図19】この発明の第10実施例を示す説明図で、こ
の発明に係る関数発生器を脚式移動ロボットの遊脚軌道
生成に応用した例を示す説明図である。
【図20】この発明の第11実施例を示す説明図で、図
19に示した第10実施例と同様にこの発明に係る関数
発生器を脚式移動ロボットの遊脚軌道生成に応用した例
を示す説明図である。
【符号の説明】
10,100,200,300 IIR形デジタルフィ
ルタ(関数発生器) 20 一時遅れフィルタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 17/04 635 H03H 17/04 633 G06F 1/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある目標波形に対応する出力値を発生す
    るデジタルフィルタを備えた関数発生器において、 a.前記出力値が前記目標波形に到達すべき時刻を予め
    指定する到達時刻指定手段、 及び b.前記指定到達時刻までの残り時間に応じ、前記デジ
    タルフィルタのz平面上 の少なくとも1つの極を徐々に
    零に近づけて前記指定到達時刻またはその直 前に消滅さ
    せる特性変更手段、 を備え、よって前記指定到達時刻に前記目標波形に少な
    くとも近似する前記出力値を得るようにしたことを特徴
    とする指定時刻到達関数発生器。
  2. 【請求項2】 前記デジタルフィルタは少なくとも2つ
    の極を持つと共に、前記特性変更手段は、前記2つの極
    の全てを徐々に零に近づけて前記指定到達時刻またはそ
    の直前に消滅させるようにしたことを特徴とする請求項
    1項記載の指定時刻到達関数発生器。
  3. 【請求項3】 前記関数発生器が第2の関数発生器を備
    えてなり、前記特性変更手段は、前記第2の関数発生器
    の出力値に基づいて前記極配置を変更するようにした
    ことを特徴とする請求項項または項記載の指定時刻
    到達関数発生器。
  4. 【請求項4】 前記関数発生器が更に第n(2≦n<
    m)までの関数発生器を備えてなり、前記特性変更手段
    は、第n+1<mの関数発生器の出力値に基づいて前記
    配置を変更するようにしたことを特徴とする請求項
    項記載の指定時刻到達関数発生器。
  5. 【請求項5】 前記関数発生器がリミッタを備えること
    を特徴とする請求項1項から4項のいずれかに記載の指
    定時刻到達関数発生器。
  6. 【請求項6】 記特性変更手段は、前記出力値に応じ
    前記極の減少を変更するようにしたことを特徴とす
    る請求項から5項のいずれかに記載の指定時刻到達
    関数発生器。
  7. 【請求項7】 前記目標波形が多リンク機構のある部位
    移動パターンを示 す値であり、前記移動パターンを示
    す値に基づいて前記多リンク機構のある関節の角速度を
    決定するものであると共に、前記特性変更手段は、前記
    決定されたある関節の角速度に基づいて前記極配置の
    変更量を修正するようにしたことを特徴とする請求項
    から6項のいずれかに記載の指定時刻到達関数発生
    器。
  8. 【請求項8】 前記目標波形が多リンク機構のある部位
    移動パターンを示す値であり、前記移動パターンを示
    す値に基づいて前記多リンク機構のある関節の角速度を
    決定するものであると共に、前記特性変更手段は、前記
    決定されたある関節の角速度に基づいて前記関数発生器
    の特性または状態変数の値を変更または修正するように
    したことを特徴とする請求項から6項のいずれかに
    記載の指定時刻到達関数発生器。
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