JP3195984B2 - 歯科用石膏組成物 - Google Patents
歯科用石膏組成物Info
- Publication number
- JP3195984B2 JP3195984B2 JP20120391A JP20120391A JP3195984B2 JP 3195984 B2 JP3195984 B2 JP 3195984B2 JP 20120391 A JP20120391 A JP 20120391A JP 20120391 A JP20120391 A JP 20120391A JP 3195984 B2 JP3195984 B2 JP 3195984B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gypsum
- weight
- parts
- composition
- impression material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/14—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements
- C04B28/145—Calcium sulfate hemi-hydrate with a specific crystal form
- C04B28/146—Calcium sulfate hemi-hydrate with a specific crystal form alpha-hemihydrate
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/80—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
- A61K6/849—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising inorganic cements
- A61K6/858—Calcium sulfates, e.g, gypsum
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/14—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/0068—Ingredients with a function or property not provided for elsewhere in C04B2103/00
- C04B2103/0075—Anti-dusting agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00836—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 for medical or dental applications
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Plastic & Reconstructive Surgery (AREA)
- Dental Preparations (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科用石膏組成物に関
し、詳しくは半水石膏を主成分とする各種印象材、特に
寒天印象材と組み合せても表面が荒れることなく平滑な
模型を得ることのできる歯科用石膏組成物に関するもの
である。
し、詳しくは半水石膏を主成分とする各種印象材、特に
寒天印象材と組み合せても表面が荒れることなく平滑な
模型を得ることのできる歯科用石膏組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半水石膏は水と反応して硬化する性質を
持つため、種々の模型材として利用されている。特に歯
科用分野において口腔内に装着される各種修復物を作製
する際の模型材として欠くことのできない重要な材料で
ある。
持つため、種々の模型材として利用されている。特に歯
科用分野において口腔内に装着される各種修復物を作製
する際の模型材として欠くことのできない重要な材料で
ある。
【0003】歯科用石膏模型は、一般に印象材等の型取
り材を用いて原型の陰型をつくり、この陰型に半水石膏
と水との練和物を流し込んで硬化させることによって作
製される。印象材としてはシリコーンゴム、ポリエーテ
ルゴム、ポリサルファイトゴム等のゴム系印象材及び寒
天、アルジネート系等の水性コロイド印象材が知られて
いる。
り材を用いて原型の陰型をつくり、この陰型に半水石膏
と水との練和物を流し込んで硬化させることによって作
製される。印象材としてはシリコーンゴム、ポリエーテ
ルゴム、ポリサルファイトゴム等のゴム系印象材及び寒
天、アルジネート系等の水性コロイド印象材が知られて
いる。
【0004】これら歯科用模型材には、(1)寸法精
度、(2)機械的強さ、(3)各種印象材に対して平滑
な模型面が得られること、(4)操作が簡単、(5)経
時的安定性、(6)加工性、(7)気泡ができにくいこ
と、等の性能が要求される。
度、(2)機械的強さ、(3)各種印象材に対して平滑
な模型面が得られること、(4)操作が簡単、(5)経
時的安定性、(6)加工性、(7)気泡ができにくいこ
と、等の性能が要求される。
【0005】一般に寸法精度を向上させるには石膏の凝
結膨張を抑制する必要があり、硫酸塩、酒石酸塩、蓚酸
塩などの凝結膨張抑制剤が使用されている(例えば特開
昭50-161492 号公報)
結膨張を抑制する必要があり、硫酸塩、酒石酸塩、蓚酸
塩などの凝結膨張抑制剤が使用されている(例えば特開
昭50-161492 号公報)
【0006】高強度、高硬度で表面平滑な石膏模型を得
るには、アルファ型半水石膏に金属の硫酸塩及びメラミ
ンホルムアルデヒド樹脂を添加すること(例えば特開昭
62-270451 号公報)が知られている。
るには、アルファ型半水石膏に金属の硫酸塩及びメラミ
ンホルムアルデヒド樹脂を添加すること(例えば特開昭
62-270451 号公報)が知られている。
【0007】水性コロイド印象材はゴム系印象材に比べ
て、得られる石膏模型の表面平滑性には劣るが、近年、
寒天印象材の長所を生かしつつ、アルジネート印象材の
簡易性、経済性を組み合せた、寒天・アルジネート連合
印象材を用いる方法が確立し、最近では臨床で多用され
ている。
て、得られる石膏模型の表面平滑性には劣るが、近年、
寒天印象材の長所を生かしつつ、アルジネート印象材の
簡易性、経済性を組み合せた、寒天・アルジネート連合
印象材を用いる方法が確立し、最近では臨床で多用され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、寒天印
象材は従来より口腔内組織との親和性に優れているが、
一方では石膏との適合性、寸法安定性でいくつかの問題
を残している。特に使用する寒天印象材と模型用石膏と
の組合せによっては石膏模型表面に大きな荒れを生じる
ことがある。
象材は従来より口腔内組織との親和性に優れているが、
一方では石膏との適合性、寸法安定性でいくつかの問題
を残している。特に使用する寒天印象材と模型用石膏と
の組合せによっては石膏模型表面に大きな荒れを生じる
ことがある。
【0009】前記特開昭62-270451 号の方法では、水性
コロイド印象材を用いた場合でも表面平滑性に優れた石
膏模型を得られるとしているが、特定の印象材以外の、
例えば寒天印象材を用いた場合には石膏模型表面に大き
な荒れを生じる場合もあり、根本的な解決には至ってい
ない。
コロイド印象材を用いた場合でも表面平滑性に優れた石
膏模型を得られるとしているが、特定の印象材以外の、
例えば寒天印象材を用いた場合には石膏模型表面に大き
な荒れを生じる場合もあり、根本的な解決には至ってい
ない。
【0010】従って、水性コロイド印象材を特定しなく
ても寸法精度に優れ、表面平滑な石膏模型を得ることが
できる石膏組成物の開発が望まれていた。
ても寸法精度に優れ、表面平滑な石膏模型を得ることが
できる石膏組成物の開発が望まれていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な目的を達成するためには、石膏模型表面付近の硬化特
性をコントロールすることが重要であると推論し、鋭意
研究を重ねた結果、本発明の石膏組成物を得ることに成
功した。すなわち水性コロイド印象材を用いても寸法精
度に優れ、且つ表面平滑な石膏模型が得られる石膏組成
物を得た。
な目的を達成するためには、石膏模型表面付近の硬化特
性をコントロールすることが重要であると推論し、鋭意
研究を重ねた結果、本発明の石膏組成物を得ることに成
功した。すなわち水性コロイド印象材を用いても寸法精
度に優れ、且つ表面平滑な石膏模型が得られる石膏組成
物を得た。
【0012】すなわち、本発明は、(A)半水石膏 100
重量部に対し、(B)酒石酸アルカリ金属塩 0.005〜5.
0 重量部、(C)糖アルコール類 0.1〜5.0 重量部及び
(D)遅緩剤 0.005〜3.0 重量部を配合してなる歯科用
石膏組成物である。
重量部に対し、(B)酒石酸アルカリ金属塩 0.005〜5.
0 重量部、(C)糖アルコール類 0.1〜5.0 重量部及び
(D)遅緩剤 0.005〜3.0 重量部を配合してなる歯科用
石膏組成物である。
【0013】本発明で用いる(A)成分の半水石膏は、
従来用いられてきた公知のものがなんら制限なく採用で
きるが、特に二水石膏を脱水して得られる極めて結晶度
の高いアルファ型半水石膏が好ましい。
従来用いられてきた公知のものがなんら制限なく採用で
きるが、特に二水石膏を脱水して得られる極めて結晶度
の高いアルファ型半水石膏が好ましい。
【0014】(B)成分の酒石酸のアルカリ金属塩とし
ては、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリ
ウム・ナトリウム等すべて使用可能である。酒石酸アル
カリ金属塩は半水石膏 100重量部に対して 0.005〜5.0
重量部、好ましくは0.02〜1.0 重量部の範囲で添加され
る。0.005 重量部未満では凝結膨張率が上昇し、寸法精
度が低下する。5.0 重量部より多くなると凝結時間が短
くなり過ぎて、これを調節するため多量の凝結遅緩剤が
必要となり、且つ石膏模型の平滑性が低下する。
ては、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリ
ウム・ナトリウム等すべて使用可能である。酒石酸アル
カリ金属塩は半水石膏 100重量部に対して 0.005〜5.0
重量部、好ましくは0.02〜1.0 重量部の範囲で添加され
る。0.005 重量部未満では凝結膨張率が上昇し、寸法精
度が低下する。5.0 重量部より多くなると凝結時間が短
くなり過ぎて、これを調節するため多量の凝結遅緩剤が
必要となり、且つ石膏模型の平滑性が低下する。
【0015】(C)成分の糖アルコール類としては、D-
アラビット、エリトリット、ガラクチット、D-ソルビッ
ト、D-トルイット、D-マンニット、リビット等が挙げら
れ、特に好適なものはD-ソルビットやD-マンニットらで
ある。糖アルコール類は半水石膏 100重量部に対して
0.1〜5.0 重量部、好ましくは 0.5〜2.0 重量部の範囲
で添加される。0.1 重量部未満では石膏模型の表面平滑
性の効果が得られず、5.0 重量部以上では凝結時間が遅
緩され好ましくない。
アラビット、エリトリット、ガラクチット、D-ソルビッ
ト、D-トルイット、D-マンニット、リビット等が挙げら
れ、特に好適なものはD-ソルビットやD-マンニットらで
ある。糖アルコール類は半水石膏 100重量部に対して
0.1〜5.0 重量部、好ましくは 0.5〜2.0 重量部の範囲
で添加される。0.1 重量部未満では石膏模型の表面平滑
性の効果が得られず、5.0 重量部以上では凝結時間が遅
緩され好ましくない。
【0016】本発明の組成物には、凝結時間を調節する
ために(D)成分の石膏凝結遅緩剤が添加される。凝結
遅緩剤の添加量は半水石膏 100重量部に対して 0.005〜
3.0重量部である。凝結遅緩剤としては従来知られてい
るものが使用でき、例えばクエン酸塩、コハク酸塩、酢
酸塩、リンゴ酸塩などのカルボン酸塩、ホウ砂などのホ
ウ酸塩、ショ糖、ヘキサメタリン酸塩、エチレンジアミ
ン四酢酸塩、デンプン、アラビアゴム、カルボキシメチ
ルセルロースなどが挙げられる。
ために(D)成分の石膏凝結遅緩剤が添加される。凝結
遅緩剤の添加量は半水石膏 100重量部に対して 0.005〜
3.0重量部である。凝結遅緩剤としては従来知られてい
るものが使用でき、例えばクエン酸塩、コハク酸塩、酢
酸塩、リンゴ酸塩などのカルボン酸塩、ホウ砂などのホ
ウ酸塩、ショ糖、ヘキサメタリン酸塩、エチレンジアミ
ン四酢酸塩、デンプン、アラビアゴム、カルボキシメチ
ルセルロースなどが挙げられる。
【0017】本発明の組成物には、上記(A)〜(D)
成分の他に、凝結を促進させるために二水石膏を半水石
膏 100重量部に対して 0.1〜5.0 重量部、好ましくは
0.5〜2.0 重量部の範囲で添加することができる。
成分の他に、凝結を促進させるために二水石膏を半水石
膏 100重量部に対して 0.1〜5.0 重量部、好ましくは
0.5〜2.0 重量部の範囲で添加することができる。
【0018】本発明の組成物には、そのほか、顔料、香
料、場合によっては、消毒剤や抗菌剤を加えてもよい。
料、場合によっては、消毒剤や抗菌剤を加えてもよい。
【0019】(本発明組成物の調製)本発明の組成物の
調製は、(A)〜(D)成分、必要に応じ二水石膏、顔
料、香料、消毒剤等が均一に分散した状態にするため、
高速流動型混合機、(例えばスーパーミキサーなど)、
円錐型スクリュー混合機(例えばナウターミキサーな
ど)、リボン型混合機、V型混合機等の混合機で(A)
〜(D)成分、二水石膏、顔料、香料、消毒剤等が混合
される。
調製は、(A)〜(D)成分、必要に応じ二水石膏、顔
料、香料、消毒剤等が均一に分散した状態にするため、
高速流動型混合機、(例えばスーパーミキサーなど)、
円錐型スクリュー混合機(例えばナウターミキサーな
ど)、リボン型混合機、V型混合機等の混合機で(A)
〜(D)成分、二水石膏、顔料、香料、消毒剤等が混合
される。
【0020】均一な分散が得られるならば、混合方法に
制限はなく、同時に成分を混合機に投入してもよいし、
各成分を順次添加してもよい。
制限はなく、同時に成分を混合機に投入してもよいし、
各成分を順次添加してもよい。
【0021】(本発明の使用方法)本発明の組成物の硬
化体は所定量の水と本発明の組成物を練和することによ
り得られる。練和はラバーボール中に本発明の組成物を
入れ、水を加えてヘラ等で手練和してもよいし、真空攪
拌機等で機械練和してもよい。水と練和された本発明の
組成物は、設定された時間で凝結する。
化体は所定量の水と本発明の組成物を練和することによ
り得られる。練和はラバーボール中に本発明の組成物を
入れ、水を加えてヘラ等で手練和してもよいし、真空攪
拌機等で機械練和してもよい。水と練和された本発明の
組成物は、設定された時間で凝結する。
【0022】
【作用】本発明の組成物が水性コロイド印象材に対して
も寸法精度や表面平滑性に優れる作用機構は明らかでは
ないが、(B)〜(D)成分、特に(B)(C)成分の
組合せによって、印象材との接触面における石膏組成物
の凝結時間の制御が寄与しているものと考えられる。
も寸法精度や表面平滑性に優れる作用機構は明らかでは
ないが、(B)〜(D)成分、特に(B)(C)成分の
組合せによって、印象材との接触面における石膏組成物
の凝結時間の制御が寄与しているものと考えられる。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明する。なお、各実施例及び各比較例の試料製作時の混
水量はJIS T6505 の試験法に準じて標準調度に相当する
水の量で行った。凝結時間及びぬれ圧縮強さ、凝結膨張
はJIS T6505 の試験法で測定した。表面粗さはMITUTOYO
社のサーフテスト401 を使用しJIS B0601 で規定されて
いる中心線平均粗さ(Ra)を測定した。
明する。なお、各実施例及び各比較例の試料製作時の混
水量はJIS T6505 の試験法に準じて標準調度に相当する
水の量で行った。凝結時間及びぬれ圧縮強さ、凝結膨張
はJIS T6505 の試験法で測定した。表面粗さはMITUTOYO
社のサーフテスト401 を使用しJIS B0601 で規定されて
いる中心線平均粗さ(Ra)を測定した。
【0024】実施例1〜4及び比較例1、2 半水石膏 100重量部に対し、表1に示す各成分を配合
し、均一に混合した粉末状歯科用組成物を用い、これに
所定量の水を加えて練和して評価用試料とし、凝結時
間、3 時間後のぬれ圧縮強さ及び 2時間後の凝結膨張を
測定した。また、印象材としては次の3種を用いた。
し、均一に混合した粉末状歯科用組成物を用い、これに
所定量の水を加えて練和して評価用試料とし、凝結時
間、3 時間後のぬれ圧縮強さ及び 2時間後の凝結膨張を
測定した。また、印象材としては次の3種を用いた。
【0025】A:アルジネート系印象材(ジーシー社
製、アロマファイン) B:寒天印象材(デントロケミカル社製、エムロイド) C:寒天印象材(オムニコ社製、ハイドロステック)
製、アロマファイン) B:寒天印象材(デントロケミカル社製、エムロイド) C:寒天印象材(オムニコ社製、ハイドロステック)
【0026】それぞれの印象材を用いてポリエステルフ
ィルム面の印象を取り、その印象面に石膏組成物の練和
物を注入し、室温で60分間放置し、硬化した石膏を印象
面より外して、24時間放置した後、得られた石膏硬化体
の印象材と接触していた面の表面粗さを測定した。それ
らの結果を表1に示す。
ィルム面の印象を取り、その印象面に石膏組成物の練和
物を注入し、室温で60分間放置し、硬化した石膏を印象
面より外して、24時間放置した後、得られた石膏硬化体
の印象材と接触していた面の表面粗さを測定した。それ
らの結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1に示す結果より明らかなように、実施
例1〜4の本発明の組成物は寒天印象材との適合性が極
めて優れている。
例1〜4の本発明の組成物は寒天印象材との適合性が極
めて優れている。
【0029】
【発明の効果】本発明の歯科用石膏組成物はゴム系印象
材を用いる場合はもちろん、寒天印象材やアルジネート
印象材の水性コロイド印象材を用いた場合でも、寸法精
度が優れ、且つ表面が平滑な石膏模型を得ることができ
る。
材を用いる場合はもちろん、寒天印象材やアルジネート
印象材の水性コロイド印象材を用いた場合でも、寸法精
度が優れ、且つ表面が平滑な石膏模型を得ることができ
る。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61C 13/34 A61K 6/00 C04B 28/14
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)半水石膏 100重量部に対し、
(B)酒石酸アルカリ金属塩 0.005〜5.0 重量部、
(C)糖アルコール類 0.1〜5.0 重量部及び(D)遅緩
剤 0.005〜3.0 重量部を配合してなる歯科用石膏組成物
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20120391A JP3195984B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 歯科用石膏組成物 |
AU19666/92A AU651226B2 (en) | 1991-07-17 | 1992-07-14 | Dental gypsum composition |
KR1019920012557A KR100235369B1 (ko) | 1991-07-17 | 1992-07-15 | 치과용 석고 조성물 |
TW081105587A TW213416B (ja) | 1991-07-17 | 1992-07-15 | |
EP92112254A EP0523726B1 (en) | 1991-07-17 | 1992-07-17 | Dental gypsum composition |
DE69205355T DE69205355T2 (de) | 1991-07-17 | 1992-07-17 | Dentalgipsmasse. |
US08/308,209 US5505771A (en) | 1991-07-17 | 1994-09-19 | Dental gypsum composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20120391A JP3195984B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 歯科用石膏組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525014A JPH0525014A (ja) | 1993-02-02 |
JP3195984B2 true JP3195984B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=16437060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20120391A Expired - Lifetime JP3195984B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 歯科用石膏組成物 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5505771A (ja) |
EP (1) | EP0523726B1 (ja) |
JP (1) | JP3195984B2 (ja) |
KR (1) | KR100235369B1 (ja) |
AU (1) | AU651226B2 (ja) |
DE (1) | DE69205355T2 (ja) |
TW (1) | TW213416B (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08141003A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-04 | Ube Ind Ltd | 義歯製作用の石膏組成物 |
DE19502751A1 (de) * | 1995-01-23 | 1996-08-08 | Ivoclar Ag | Verfahren zur Herstellung von Modellen für die Zahntechnik |
JP3773990B2 (ja) * | 1996-07-23 | 2006-05-10 | 株式会社三菱化学ヤトロン | 歯科用石膏組成物 |
JPH10139615A (ja) * | 1996-11-15 | 1998-05-26 | Mitsubishi Chem Corp | アルジネート印象材 |
JPH10226558A (ja) * | 1997-02-10 | 1998-08-25 | Sanesu Sekko Kk | 歯科用焼セッコウ組成物 |
JP4210359B2 (ja) * | 1998-01-22 | 2009-01-14 | 株式会社ニッシン | 歯科用印象材組成物 |
JP4210360B2 (ja) * | 1998-01-22 | 2009-01-14 | 株式会社ニッシン | 歯科用印象材組成物 |
JP4183788B2 (ja) * | 1998-01-27 | 2008-11-19 | 株式会社ニッシン | アルジネート印象材 |
US6699426B1 (en) * | 1999-06-15 | 2004-03-02 | National Gypsum Properties, Llc. | Gypsum wallboard core, and method and apparatus for making the same |
JP2002085428A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-26 | Sanesu Sekko Kk | 歯科用石膏組成物 |
US6746533B2 (en) * | 2002-05-31 | 2004-06-08 | Georgia-Pacific Gypsum, Inc. | Quick drying plaster |
DE102007062772A1 (de) * | 2007-12-27 | 2009-07-02 | Baerlocher Gmbh | Fettsäuresalzgemisch als Hydrophobierungsmittel für Baumaterialien |
DE102007062773A1 (de) * | 2007-12-27 | 2009-07-02 | Baerlocher Gmbh | Hydrophobiertes Bindemittelgemisch und daraus hergestellte Baumaterialien |
ITRE20080066A1 (it) * | 2008-07-10 | 2010-01-11 | Andrea Leurini | Recupero e riutilizzo di gessi dentali |
JP2011015829A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Saito Shiken Kogyosho:Kk | 作業模型及びこれに用いる支持模型 |
IT1403917B1 (it) * | 2011-02-04 | 2013-11-08 | Mapei Spa | Additivi antipolvere per composizioni cementizie |
CN116617094A (zh) * | 2016-03-22 | 2023-08-22 | 株式会社Gc | 齿科用藻酸盐印模材料 |
US10780109B1 (en) | 2018-12-21 | 2020-09-22 | Laura Torrado | Method for treating a tooth using selenite |
CN110123468A (zh) * | 2019-03-26 | 2019-08-16 | 合肥卓越义齿制作有限公司 | 一种超硬石膏口腔模型的制备方法 |
JP7194154B2 (ja) * | 2020-10-13 | 2022-12-21 | 耕一 平田 | 石膏パック、及び石膏パックの使用方法 |
KR20220049387A (ko) | 2020-10-14 | 2022-04-21 | 주식회사 다이아덴트 | 저장안정성이 우수한 치과용 접착제 조성물 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1901054A (en) * | 1931-08-10 | 1933-03-14 | United States Gypsum Co | Dental model stone composition |
US3926650A (en) * | 1970-11-16 | 1975-12-16 | Hoechst Ag | Foaming agent for plaster and cement compositions |
DE2542535B2 (de) * | 1975-09-24 | 1978-05-18 | Deutsche Gold- Und Silber-Scheideanstalt Vormals Roessler, 6000 Frankfurt | Weinsäure enthaltender Gipspiaster |
US4647311A (en) * | 1984-08-15 | 1987-03-03 | G-C Dental Industrial Corporation | Gypsum composition for denture investment |
JPS62212255A (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-18 | 而至歯科工業株式会社 | 低粉塵性粉末状歯科用石こう組成物 |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP20120391A patent/JP3195984B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-07-14 AU AU19666/92A patent/AU651226B2/en not_active Ceased
- 1992-07-15 KR KR1019920012557A patent/KR100235369B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1992-07-15 TW TW081105587A patent/TW213416B/zh active
- 1992-07-17 DE DE69205355T patent/DE69205355T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-17 EP EP92112254A patent/EP0523726B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-09-19 US US08/308,209 patent/US5505771A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU651226B2 (en) | 1994-07-14 |
US5505771A (en) | 1996-04-09 |
JPH0525014A (ja) | 1993-02-02 |
TW213416B (ja) | 1993-09-21 |
DE69205355T2 (de) | 1996-03-21 |
EP0523726A1 (en) | 1993-01-20 |
KR930001887A (ko) | 1993-02-22 |
DE69205355D1 (de) | 1995-11-16 |
KR100235369B1 (ko) | 1999-12-15 |
EP0523726B1 (en) | 1995-10-11 |
AU1966692A (en) | 1993-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3195984B2 (ja) | 歯科用石膏組成物 | |
US6224372B1 (en) | Thin film denture reliner bonding aid and a process of securing dentures in the oral cavity | |
US5203914A (en) | Dental composition for impression-taking | |
EP2783675B1 (en) | Dental gypsum powder | |
US5116222A (en) | Low-dusting powdery alginate impression materials for dental purposes | |
US2345255A (en) | Dental impression compound | |
JP2000233962A (ja) | 石膏組成物 | |
US3083110A (en) | Dental stone | |
JP2731987B2 (ja) | 歯科印象用組成物 | |
US2526043A (en) | Dental impression material | |
JP4210360B2 (ja) | 歯科用印象材組成物 | |
JP4210359B2 (ja) | 歯科用印象材組成物 | |
JPS63239207A (ja) | 印象材組成物 | |
JP4183788B2 (ja) | アルジネート印象材 | |
JP3065381B2 (ja) | 歯科用アルギン酸塩印象材 | |
JPS5925763B2 (ja) | 歯科印象用寒天組成物 | |
JP3773990B2 (ja) | 歯科用石膏組成物 | |
JPH0553745B2 (ja) | ||
JPH10139615A (ja) | アルジネート印象材 | |
JP4592295B2 (ja) | 歯科用アルギン酸塩印象材組成物 | |
JPS62270451A (ja) | 石膏組成物 | |
JPH1033568A (ja) | 歯科用樹脂成形体製造用分離剤および該分離剤を用いた歯科用樹脂成形体の製法 | |
JP4111419B2 (ja) | 高強度硬化体の形成が可能な生体骨補強治療用リン酸カルシウムセメント | |
US2526042A (en) | Dental impression material | |
JPH10194909A (ja) | アルジネート印象材 |