JPH10226558A - 歯科用焼セッコウ組成物 - Google Patents
歯科用焼セッコウ組成物Info
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- JPH10226558A JPH10226558A JP9041591A JP4159197A JPH10226558A JP H10226558 A JPH10226558 A JP H10226558A JP 9041591 A JP9041591 A JP 9041591A JP 4159197 A JP4159197 A JP 4159197A JP H10226558 A JPH10226558 A JP H10226558A
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- dental
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 “元の強度は小さいが安価なβ型半水セッコ
ウ”を主成分とする歯科用焼セッコウのベースを義歯埋
没用途に利用する場合でも，レジンの填入時の耐圧強度
を維持しながら，レジンの湿式加熱重合後には，レジン
義歯の割り出しを容易にできるようにすることを目的と
する。 【構成】 β型半水セッコウ５０重量部を越えて１００
重量部以下と，α型半水セッコウ５０重量部未満との混
合物１００部重量部に，コハク酸及び／又は可溶性コハ
ク酸塩のうち少なくとも１種以上をコハク酸換算で０．
０４〜０．４重量部添加されてなることを特徴とする歯
科用焼セッコウ組成物
ウ”を主成分とする歯科用焼セッコウのベースを義歯埋
没用途に利用する場合でも，レジンの填入時の耐圧強度
を維持しながら，レジンの湿式加熱重合後には，レジン
義歯の割り出しを容易にできるようにすることを目的と
する。 【構成】 β型半水セッコウ５０重量部を越えて１００
重量部以下と，α型半水セッコウ５０重量部未満との混
合物１００部重量部に，コハク酸及び／又は可溶性コハ
ク酸塩のうち少なくとも１種以上をコハク酸換算で０．
０４〜０．４重量部添加されてなることを特徴とする歯
科用焼セッコウ組成物
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，歯科技工分野で，
義歯埋没用などとして利用される歯科用焼セッコウ組成
物に関するものである。
義歯埋没用などとして利用される歯科用焼セッコウ組成
物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】義歯製作は，一般的には，患者の口腔の
反転型である印象を採得し，セッコウ模型を作製，その
模型上でロウ義歯を作製，模型ごと歯科用焼セッコウ及
び／又は歯科用硬質セッコウでフラスコ中に埋没，埋没
したセッコウが硬化後，加温してロウ部分を軟化・溶融
させて除去し，この空隙に餅状のアクリルレジンを填入
後，レジンをフラスコごと加熱して重合させ，重合硬化
して出来た義歯を埋没セッコウの中からセッコウ鉗子を
使ってセッコウを割断することにより割り出し，研磨し
て完成品とする方法で行われている。
反転型である印象を採得し，セッコウ模型を作製，その
模型上でロウ義歯を作製，模型ごと歯科用焼セッコウ及
び／又は歯科用硬質セッコウでフラスコ中に埋没，埋没
したセッコウが硬化後，加温してロウ部分を軟化・溶融
させて除去し，この空隙に餅状のアクリルレジンを填入
後，レジンをフラスコごと加熱して重合させ，重合硬化
して出来た義歯を埋没セッコウの中からセッコウ鉗子を
使ってセッコウを割断することにより割り出し，研磨し
て完成品とする方法で行われている。
【０００３】レジンの重合法としては，約９５℃の湯中
で約１時間加熱したり，約７５℃の湯中で約８時間加熱
する等の湿式加熱重合法が最も一般的であるが，電子レ
ンジで重合する方法，常温で重合する方法もある。
で約１時間加熱したり，約７５℃の湯中で約８時間加熱
する等の湿式加熱重合法が最も一般的であるが，電子レ
ンジで重合する方法，常温で重合する方法もある。
【０００４】最も一般的なレジンの填入法に利用される
埋没用セッコウには，その填入圧に耐えるために，経験
的に１３ＭＰａ以上のヌレ圧縮強度が要求されるが，レ
ジンの加熱重合後は，セッコウ鉗子で割り出されるた
め，むしろ強度が低下していることが望まれる。
埋没用セッコウには，その填入圧に耐えるために，経験
的に１３ＭＰａ以上のヌレ圧縮強度が要求されるが，レ
ジンの加熱重合後は，セッコウ鉗子で割り出されるた
め，むしろ強度が低下していることが望まれる。
【０００５】しかしながら，現在義歯埋没用として利用
されている歯科用焼セッコウ及び／又は歯科用硬質セッ
コウは，レジン加熱重合後の強度低下がそれほど大きく
ない。
されている歯科用焼セッコウ及び／又は歯科用硬質セッ
コウは，レジン加熱重合後の強度低下がそれほど大きく
ない。
【０００６】そのため，セッコウ鉗子による割り出し時
には，力を入れ過ぎて重合の完了した義歯まで破壊した
り，人工歯が外れたり，維持装置のクラスプが変形した
り，割り出し作業を行う歯科技工士が手の筋肉痛・腱鞘
炎をおこしたりするなどの問題があり，レジン加熱重合
後の割り出しが容易な歯科用焼セッコウが要望されてい
る。
には，力を入れ過ぎて重合の完了した義歯まで破壊した
り，人工歯が外れたり，維持装置のクラスプが変形した
り，割り出し作業を行う歯科技工士が手の筋肉痛・腱鞘
炎をおこしたりするなどの問題があり，レジン加熱重合
後の割り出しが容易な歯科用焼セッコウが要望されてい
る。
【０００７】この問題を解決するための方法の一つとし
て，α型半水セッコウを主成分として配合した半水セッ
コウ混合物１００重量部に，可溶性カリウム塩０．２〜
２．０重量部及び二水セッコウ０．５〜５．０重量部を
添加されてなる義歯埋没用セッコウ組成物（特公昭６０
−３１７８６）が出願されている。
て，α型半水セッコウを主成分として配合した半水セッ
コウ混合物１００重量部に，可溶性カリウム塩０．２〜
２．０重量部及び二水セッコウ０．５〜５．０重量部を
添加されてなる義歯埋没用セッコウ組成物（特公昭６０
−３１７８６）が出願されている。
【０００８】この方法は，一般に，セッコウ硬化物の二
水セッコウは，９５℃１時間程度の湿式加熱では，半水
セッコウへの充分な転移が起こらず，割り出しが容易と
なるほどの強度低下が得られないため，セッコウ中に可
溶性カリウム塩を添加することで湿式加熱時の転移温度
を下げ，併せて半水セッコウ硬化時の硬化膨張を抑制す
ることができることを利用しているものと推察される。
水セッコウは，９５℃１時間程度の湿式加熱では，半水
セッコウへの充分な転移が起こらず，割り出しが容易と
なるほどの強度低下が得られないため，セッコウ中に可
溶性カリウム塩を添加することで湿式加熱時の転移温度
を下げ，併せて半水セッコウ硬化時の硬化膨張を抑制す
ることができることを利用しているものと推察される。
【０００９】しかしながら，この方法は，半水セッコウ
の水和硬化時の膨張が抑制されると同時に水和硬化物の
ヌレ強度低下も大きいために，該特許請求の範囲に明示
されているように，元の強度が大きいα型半水セッコウ
を主成分として利用する場合に適用できる技術であり，
元の強度が小さいβ型半水セッコウを主成分とする場合
には，埋没セッコウ型がレジンの填入圧に耐えられずに
破損して，後工程で，レジン義歯の修正作業が必要にな
る等の問題が有って適用することができない。
の水和硬化時の膨張が抑制されると同時に水和硬化物の
ヌレ強度低下も大きいために，該特許請求の範囲に明示
されているように，元の強度が大きいα型半水セッコウ
を主成分として利用する場合に適用できる技術であり，
元の強度が小さいβ型半水セッコウを主成分とする場合
には，埋没セッコウ型がレジンの填入圧に耐えられずに
破損して，後工程で，レジン義歯の修正作業が必要にな
る等の問題が有って適用することができない。
【００１０】従って，この方法による組成物は，“強度
は大きいが現在の市場では比較的高価であるα型半水セ
ッコウ”を主原料として多用する必要があり，現在義歯
埋没用途に最も多く利用されている“強度は小さいが比
較的安価であるβ型半水セッコウ”を主成分とする歯科
用焼セッコウと比べて，原料的にコスト高となることは
避けられない。
は大きいが現在の市場では比較的高価であるα型半水セ
ッコウ”を主原料として多用する必要があり，現在義歯
埋没用途に最も多く利用されている“強度は小さいが比
較的安価であるβ型半水セッコウ”を主成分とする歯科
用焼セッコウと比べて，原料的にコスト高となることは
避けられない。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は，“元の強度は小さいが安価なβ型半水セッコウ”を
主成分とする歯科用焼セッコウのベースを義歯埋没用途
に利用する場合でも，レジンの填入時の耐圧強度を維持
しながら，レジンの湿式加熱重合後には，レジン義歯の
割り出しを容易にできるようにすることである。
は，“元の強度は小さいが安価なβ型半水セッコウ”を
主成分とする歯科用焼セッコウのベースを義歯埋没用途
に利用する場合でも，レジンの填入時の耐圧強度を維持
しながら，レジンの湿式加熱重合後には，レジン義歯の
割り出しを容易にできるようにすることである。
【００１２】
【課題を解決しようとする手段】本発明は，β型半水セ
ッコウを主成分とする歯科用焼セッコウのベースに，コ
ハク酸及び／又は可溶性コハク酸塩のうち少なくとも１
種以上を添加することによるものである。
ッコウを主成分とする歯科用焼セッコウのベースに，コ
ハク酸及び／又は可溶性コハク酸塩のうち少なくとも１
種以上を添加することによるものである。
【００１３】ここで配合されるコハク酸，可溶性コハク
酸塩は，コハク酸，コハク酸ナトリウム，コハク酸カリ
ウム等（以下コハク酸塩等）であり，これらを本発明で
示す範囲内で添加した歯科用焼セッコウ組成物は，その
水和硬化物のヌレ強度の低下が少なく，且つ，該硬化物
の湿式加熱後の強度については，コハク酸塩等の媒晶効
果のためと考えられる大幅な強度低下がみられることに
より，セッコウ鉗子による割り出しが容易となることを
見出し，本発明に至った次第である。
酸塩は，コハク酸，コハク酸ナトリウム，コハク酸カリ
ウム等（以下コハク酸塩等）であり，これらを本発明で
示す範囲内で添加した歯科用焼セッコウ組成物は，その
水和硬化物のヌレ強度の低下が少なく，且つ，該硬化物
の湿式加熱後の強度については，コハク酸塩等の媒晶効
果のためと考えられる大幅な強度低下がみられることに
より，セッコウ鉗子による割り出しが容易となることを
見出し，本発明に至った次第である。
【００１４】これらのコハク酸塩等の添加量は，β型半
水セッコウを主成分とする歯科用焼セッコウのベース１
００重量部に対してコハク酸換算で０．０４〜０．４重
量部が好ましく，０．０４重量部未満では，湿式加熱後
の強度低下が不十分で，セッコウ鉗子による割り出しが
容易とならない。
水セッコウを主成分とする歯科用焼セッコウのベース１
００重量部に対してコハク酸換算で０．０４〜０．４重
量部が好ましく，０．０４重量部未満では，湿式加熱後
の強度低下が不十分で，セッコウ鉗子による割り出しが
容易とならない。
【００１５】しかしながら，コハク酸塩等の添加量が，
コハク酸換算で０．４重量部を超えると，湿式加熱後の
強度低下は十分であるが，レジンの填入前のヌレ圧縮強
度が低くなり過ぎてしまい，レジンの填入圧に耐えられ
なくなる。
コハク酸換算で０．４重量部を超えると，湿式加熱後の
強度低下は十分であるが，レジンの填入前のヌレ圧縮強
度が低くなり過ぎてしまい，レジンの填入圧に耐えられ
なくなる。
【００１６】また，コハク酸塩等には半水セッコウの硬
化遅延効果もあるため，本発明の組成物を，現在義歯埋
没用として通常利用されている一般の市販歯科用焼セッ
コウと同等の硬化時間に調整するためには，硬化促進剤
の使用が必要となるが，広く知られている各種硬化促進
剤のうち，促進効果は大きいがヌレ圧縮強度低下の著し
い硫酸カリウムの使用は，硬化膨張調整剤としての必要
最低限量（通常０．２重量部未満）におさえて，業界で
最も一般的に利用されているヌレ強度低下が少なくて硬
化促進効果が大きい二水セッコウ粉末を，硬化時間調整
用として必要な量だけ使用することが望ましい。
化遅延効果もあるため，本発明の組成物を，現在義歯埋
没用として通常利用されている一般の市販歯科用焼セッ
コウと同等の硬化時間に調整するためには，硬化促進剤
の使用が必要となるが，広く知られている各種硬化促進
剤のうち，促進効果は大きいがヌレ圧縮強度低下の著し
い硫酸カリウムの使用は，硬化膨張調整剤としての必要
最低限量（通常０．２重量部未満）におさえて，業界で
最も一般的に利用されているヌレ強度低下が少なくて硬
化促進効果が大きい二水セッコウ粉末を，硬化時間調整
用として必要な量だけ使用することが望ましい。
【００１７】
【発明実施の形態】上記のように，β型半水セッコウ５
０重量部を越えて１００重量部以下と，α型半水セッコ
ウ５０重量部未満との混合物１００部重量部に，コハク
酸及び／又は可溶性コハク酸塩のうち少なくとも１種以
上を，コハク酸換算で０．０４〜０．４重量部添加され
てなることを特徴とする歯科用焼セッコウ組成物は，義
歯埋没用として利用する場合に，ヌレ圧縮強度の大きな
低下がなく，且つ，湿式加熱後は大きく強度低下をする
ため，レジンの填入圧に耐えられる強度を維持しなが
ら，湿式加熱重合後のレジン義歯の割り出しが容易とな
る。
０重量部を越えて１００重量部以下と，α型半水セッコ
ウ５０重量部未満との混合物１００部重量部に，コハク
酸及び／又は可溶性コハク酸塩のうち少なくとも１種以
上を，コハク酸換算で０．０４〜０．４重量部添加され
てなることを特徴とする歯科用焼セッコウ組成物は，義
歯埋没用として利用する場合に，ヌレ圧縮強度の大きな
低下がなく，且つ，湿式加熱後は大きく強度低下をする
ため，レジンの填入圧に耐えられる強度を維持しなが
ら，湿式加熱重合後のレジン義歯の割り出しが容易とな
る。
【００１８】
【実施例】表１は，コハク酸二ナトリウム六水和物を使
用した場合の本発明の実施例１〜５と比較例１〜３の，
歯科用焼セッコウ組成物の配合１，及び比較例４〜５の
市販歯科用焼石膏の説明である。
用した場合の本発明の実施例１〜５と比較例１〜３の，
歯科用焼セッコウ組成物の配合１，及び比較例４〜５の
市販歯科用焼石膏の説明である。
【００１９】表２は，コハク酸二カリウム三水和物を利
用した場合の本発明の実施例６の歯科用焼セッコウ組成
物の配合２である。
用した場合の本発明の実施例６の歯科用焼セッコウ組成
物の配合２である。
【００２０】表３は，コハク酸を利用した場合の本発明
の実施例７の歯科用焼セッコウ組成物の配合３である。
の実施例７の歯科用焼セッコウ組成物の配合３である。
【００２１】配合物としては，サンエス石膏（株）製β
型半水セッコウ・二水セッコウ粉末１４９μｍ篩通過
品，東レ（株）製α型半水セッコウ，和光純薬工業
（株）製試薬コハク酸・コハク酸二ナトリウム六水和物
・硫酸カリウム，ナカライテスク（株）製試薬コハク酸
二カリウム三水和物を使用した。
型半水セッコウ・二水セッコウ粉末１４９μｍ篩通過
品，東レ（株）製α型半水セッコウ，和光純薬工業
（株）製試薬コハク酸・コハク酸二ナトリウム六水和物
・硫酸カリウム，ナカライテスク（株）製試薬コハク酸
二カリウム三水和物を使用した。
【００２２】表４は，表１〜３の各配合物及び比較例４
〜５の市販歯科用焼石膏をＪＩＳＴ６６０４に規定され
る方法により，試験基準混水比で１分間練和して硬化時
間・硬化膨張を測定した結果と練和開始２時間後ヌレ圧
縮強さを測定した結果，及び練和したセッコウ泥を金型
（２０ｍｍ×２０ｍｍ×８０ｍｍ）へ注入して得た硬化
体について，練和開始２時間後に９５℃の湯中で１時間
湿式加熱した後，放冷し，放冷後セッコウ鉗子による割
り出しの容易さを測定した結果である。
〜５の市販歯科用焼石膏をＪＩＳＴ６６０４に規定され
る方法により，試験基準混水比で１分間練和して硬化時
間・硬化膨張を測定した結果と練和開始２時間後ヌレ圧
縮強さを測定した結果，及び練和したセッコウ泥を金型
（２０ｍｍ×２０ｍｍ×８０ｍｍ）へ注入して得た硬化
体について，練和開始２時間後に９５℃の湯中で１時間
湿式加熱した後，放冷し，放冷後セッコウ鉗子による割
り出しの容易さを測定した結果である。
【００２３】
【表１】
【００２４】
【表２】
【００２５】
【表３】
【００２６】
【表４】
【００２７】実施例１〜７は，いずれもヌレ圧縮強さが
レジン填入圧に耐える１３ＭＰａ以上あり，且つ，湿式
加熱後の割り出しも容易である。
レジン填入圧に耐える１３ＭＰａ以上あり，且つ，湿式
加熱後の割り出しも容易である。
【００２８】比較例１〜２及び４〜５は，ヌレ圧縮強さ
は充分であるが，湿式加熱後の割り出しは硬くて困難で
あり，比較例３は，湿式加熱後の割り出しは容易である
が，ヌレ圧縮強さが不充分である。
は充分であるが，湿式加熱後の割り出しは硬くて困難で
あり，比較例３は，湿式加熱後の割り出しは容易である
が，ヌレ圧縮強さが不充分である。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように，β型半水セッコウ
５０重量部を越えて１００重量部以下と，α型半水セッ
コウ５０重量部未満との混合物１００部重量部にコハク
酸及び／又は可溶性コハク酸塩のうち少なくとも１種以
上をコハク酸換算で０．０４〜０．４重量部添加されて
なることを特徴とする歯科用焼セッコウ組成物は，義歯
埋没用として利用する場合，レジンの填入圧に耐えられ
る強度を維持しながら，湿式加熱重合後の割り出しは容
易になる特性を付与させることを実現できる。
５０重量部を越えて１００重量部以下と，α型半水セッ
コウ５０重量部未満との混合物１００部重量部にコハク
酸及び／又は可溶性コハク酸塩のうち少なくとも１種以
上をコハク酸換算で０．０４〜０．４重量部添加されて
なることを特徴とする歯科用焼セッコウ組成物は，義歯
埋没用として利用する場合，レジンの填入圧に耐えられ
る強度を維持しながら，湿式加熱重合後の割り出しは容
易になる特性を付与させることを実現できる。
【表１】 歯科用焼セッコウ組成物の配合１（重量部）
及び市販歯科用焼石膏の説明
及び市販歯科用焼石膏の説明
【表２】 歯科用焼セッコウ組成物の配合２（重量部）
【表３】 歯科用焼セッコウ組成物の配合３（重量部）
【表４】 歯科用焼セッコウ組成物の物性等測定結果
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ０４Ｂ 24:04）
Claims (1)
- 【請求項１】 β型半水セッコウ５０重量部を越えて１
００重量部以下と，α型半水セッコウ５０重量部未満と
の混合物１００部重量部に，コハク酸及び／又は可溶性
コハク酸塩のうち少なくとも１種以上をコハク酸換算で
０．０４〜０．４重量部添加されてなることを特徴とす
る歯科用焼セッコウ組成物
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9041591A JPH10226558A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 歯科用焼セッコウ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9041591A JPH10226558A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 歯科用焼セッコウ組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10226558A true JPH10226558A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12612668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9041591A Pending JPH10226558A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 歯科用焼セッコウ組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10226558A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002085428A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-26 | Sanesu Sekko Kk | 歯科用石膏組成物 |
| US8105517B2 (en) | 2006-04-21 | 2012-01-31 | Next21 K.K. | Figure-forming composition, method for forming three-dimensional figures and three-dimensional structures by using the same |
| JP2013241295A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Noritake Co Ltd | 立体造形用混合粉体及び立体造形物 |
| CN103845227A (zh) * | 2012-12-06 | 2014-06-11 | 株式会社三祐 | 用于牙科手术的流动型石膏组合物及其制造方法 |
| KR101431737B1 (ko) * | 2012-08-20 | 2014-08-19 | 주식회사 삼우 | 살균용 석고 조성물 및 그 제조방법 |
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-
1997
- 1997-02-10 JP JP9041591A patent/JPH10226558A/ja active Pending
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