JPS59171546A - 代替骨用充填材 - Google Patents
代替骨用充填材Info
- Publication number
- JPS59171546A JPS59171546A JP58046775A JP4677583A JPS59171546A JP S59171546 A JPS59171546 A JP S59171546A JP 58046775 A JP58046775 A JP 58046775A JP 4677583 A JP4677583 A JP 4677583A JP S59171546 A JPS59171546 A JP S59171546A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filler
- bone
- weight
- filling material
- sintered body
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は生体中の骨欠損部に補充する代替骨用充填材に
関するものである。
関するものである。
骨腫瘍等の骨異常細胞を生体中から摘出した後に摘出部
分に生じた骨欠損部に補充する代替骨としては、自家骨
が最良とされ、自家骨では補充できない程に骨欠損部の
容積が大きい場合には他人の骨、冷凍骨又はアクリルセ
メントが利用されていた。しかしながら、他人の骨及び
冷凍骨はいずれもその数量に限界があるうえに、我国で
は認可されていない。又アクリルセメントは数量的に問
題はないが、生体親和性が良くない。そこでアクリルセ
メントに代わる人工代替骨材としてアルミナ焼結体の利
用研究がなされたが、アルミナは本質的に生体との密着
性に劣っているために実用に至ってない。
分に生じた骨欠損部に補充する代替骨としては、自家骨
が最良とされ、自家骨では補充できない程に骨欠損部の
容積が大きい場合には他人の骨、冷凍骨又はアクリルセ
メントが利用されていた。しかしながら、他人の骨及び
冷凍骨はいずれもその数量に限界があるうえに、我国で
は認可されていない。又アクリルセメントは数量的に問
題はないが、生体親和性が良くない。そこでアクリルセ
メントに代わる人工代替骨材としてアルミナ焼結体の利
用研究がなされたが、アルミナは本質的に生体との密着
性に劣っているために実用に至ってない。
発明者等は各種セラミックスの代替骨材としての利用可
能性を検討した結果、燐酸カルシウム焼結体が生体との
異物反応を生ぜしめず且つ密着性に優れ、更に複雑な形
状に加工することができるものであることを見出したの
である。
能性を検討した結果、燐酸カルシウム焼結体が生体との
異物反応を生ぜしめず且つ密着性に優れ、更に複雑な形
状に加工することができるものであることを見出したの
である。
本発明は上記の知見に基づいて得られたもので、骨腫瘍
摘出後の骨欠損部に補充する代替骨用充填材において、
燐酸カルシウム焼結体からなり、多面体形状又は球形状
又はこれらの表面に穴及び／又は突起を有する形状を有
することを特徴とする代替骨用充填材を提供するもので
ある。
摘出後の骨欠損部に補充する代替骨用充填材において、
燐酸カルシウム焼結体からなり、多面体形状又は球形状
又はこれらの表面に穴及び／又は突起を有する形状を有
することを特徴とする代替骨用充填材を提供するもので
ある。
本発明代替骨用充填材に使用する燐酸カルシウム焼結体
としてはＣａ ／ Ｐ原子が１，４〜１．７５の範囲に
あるもの（Ａ）（以下（Ａ）と略称）が望ましく、更に
望ましくは、（Ａ）８５〜９９．・５重量％と表に示す
フリット（Ｂ）（以下（Ｂ）と略称）０．５〜１５重量
％からなる焼結体（Ｃ）（以下（Ｃ）と略称）及び（Ｃ
）７７〜９７重量％とＹ２．０３３〜２３重量％とから
なる焼結体が好適であり、これらはそれぞれ特開昭５５
−５６０６２＋ ｆ高強度リン酸カルシうム焼結体の製
造法」、特開昭５５−１４０７５６号「高強度リン酸カ
ルシウム焼結体」及び特開昭５５−８０７７１号「高強
度リン酸カルシウム焼結体」上記各燐酸カルシウム焼結
体はいづれも本質的に生体との親和性及び密着性に優れ
たものであるが、代替骨用充填材として使用する場合に
はその形状は通常の多面体や球に限定されず、上記両特
性を一層向上させることと充填材の移動防止とを目的と
して成形時に表面に複数の穴や突起を形成しても良い。
としてはＣａ ／ Ｐ原子が１，４〜１．７５の範囲に
あるもの（Ａ）（以下（Ａ）と略称）が望ましく、更に
望ましくは、（Ａ）８５〜９９．・５重量％と表に示す
フリット（Ｂ）（以下（Ｂ）と略称）０．５〜１５重量
％からなる焼結体（Ｃ）（以下（Ｃ）と略称）及び（Ｃ
）７７〜９７重量％とＹ２．０３３〜２３重量％とから
なる焼結体が好適であり、これらはそれぞれ特開昭５５
−５６０６２＋ ｆ高強度リン酸カルシうム焼結体の製
造法」、特開昭５５−１４０７５６号「高強度リン酸カ
ルシウム焼結体」及び特開昭５５−８０７７１号「高強
度リン酸カルシウム焼結体」上記各燐酸カルシウム焼結
体はいづれも本質的に生体との親和性及び密着性に優れ
たものであるが、代替骨用充填材として使用する場合に
はその形状は通常の多面体や球に限定されず、上記両特
性を一層向上させることと充填材の移動防止とを目的と
して成形時に表面に複数の穴や突起を形成しても良い。
以下実施例により説明する。
実施例１
焼成後の組成がモル基準でＰ２．０５−４７％、ＢａＯ
２，５％、ｃａｏ４９．５％、Ａｌ２０５ｉ、ｏ％とな
るように市販のＨ３Ｐ０＋、ＢａＣ０，、ＣａＣ０；３
、ＭｇＣ０−１、及びＡｌ２Ｏ３を用いて秤量混合し
、該混合物を温度１３００℃、保持時間５時間の条件で
焼成し溶融状態とし、溶融物を急水冷することによって
フリット１を得た。フリットｌをトロンメルにて５μｍ
以下の粒子が４０重量％に達するまで粉砕し、得られた
フリット粉末５重量％と平均粒径０． １μｍの市販水
酸アパタイト粉末９５重量％を湿式混合し乾燥し、バイ
ンダーとして最終理論生成物１００重量％に対し３重量
％のカンファーを添加混合し乾燥後、ラバープレス法に
より直径８１１ｍの球を製作し、次いでＮＣ旋盤を用い
てこの球の表面の球対称位置にｌ’Ｘ２ｍの穴を １２
個穿設した後、温度１２００℃、保持時間１時間の条件
で焼成することによって表面に穴を有する球形充填材を
製作した。この充填材を兎の大腿部に埋入し、７週間後
に取り出して生体為害性を調べたところ、異物反応はな
く、しかも周囲に骨形成が認められ、充填材としての役
目を果たしていることがわかった。
２，５％、ｃａｏ４９．５％、Ａｌ２０５ｉ、ｏ％とな
るように市販のＨ３Ｐ０＋、ＢａＣ０，、ＣａＣ０；３
、ＭｇＣ０−１、及びＡｌ２Ｏ３を用いて秤量混合し
、該混合物を温度１３００℃、保持時間５時間の条件で
焼成し溶融状態とし、溶融物を急水冷することによって
フリット１を得た。フリットｌをトロンメルにて５μｍ
以下の粒子が４０重量％に達するまで粉砕し、得られた
フリット粉末５重量％と平均粒径０． １μｍの市販水
酸アパタイト粉末９５重量％を湿式混合し乾燥し、バイ
ンダーとして最終理論生成物１００重量％に対し３重量
％のカンファーを添加混合し乾燥後、ラバープレス法に
より直径８１１ｍの球を製作し、次いでＮＣ旋盤を用い
てこの球の表面の球対称位置にｌ’Ｘ２ｍの穴を １２
個穿設した後、温度１２００℃、保持時間１時間の条件
で焼成することによって表面に穴を有する球形充填材を
製作した。この充填材を兎の大腿部に埋入し、７週間後
に取り出して生体為害性を調べたところ、異物反応はな
く、しかも周囲に骨形成が認められ、充填材としての役
目を果たしていることがわかった。
実施例２
焼成後の組成がＣａ ／ Ｐ ｚ Ｏｒモル比１，２と
なるように市販のＣａＣ０及びＨ３ＰＯ４を用いて秤量
混合し、該混合物を温度１３００℃、保持時間２時間の
条件で焼成し溶融状態とし、熔融物を急水冷することに
よってフリット２を得た。
なるように市販のＣａＣ０及びＨ３ＰＯ４を用いて秤量
混合し、該混合物を温度１３００℃、保持時間２時間の
条件で焼成し溶融状態とし、熔融物を急水冷することに
よってフリット２を得た。
フリット２を実施例１と同一条件で粉砕し、得られたフ
リット粉末６Ｍ量％と平均粒径０．５μｍの市販燐酸三
カルシウム粉末８５重量％と市販Ｙ２Ｏ３粉末９重量％
とを湿式混合し乾燥し、バインダーとして最終理論生成
物１００重量％に対し３重量％のカンファーを添加混合
し乾燥後、ラバープレス法により一辺長１０龍の正八面
体を製作し、次いで温度１２００℃、保持時間１時間の
条件で焼成することによって正へ面体形充填材を製作し
た。この充填材を兎の大腿部に埋入したところ、実施例
１と同様に充填材の役目を果たしていた。
リット粉末６Ｍ量％と平均粒径０．５μｍの市販燐酸三
カルシウム粉末８５重量％と市販Ｙ２Ｏ３粉末９重量％
とを湿式混合し乾燥し、バインダーとして最終理論生成
物１００重量％に対し３重量％のカンファーを添加混合
し乾燥後、ラバープレス法により一辺長１０龍の正八面
体を製作し、次いで温度１２００℃、保持時間１時間の
条件で焼成することによって正へ面体形充填材を製作し
た。この充填材を兎の大腿部に埋入したところ、実施例
１と同様に充填材の役目を果たしていた。
実施例３
実施例２で得たフリット２と同一組成のフリット粉末６
重量％と平均粒径０．５μｍの市販燐酸三カルシウム粉
末８５重量％と市販Ｙ２Ｏ３粉末９重量％とをこれら全
粉末の４倍重量の水を用いて湿式混合し泥漿とし、石膏
型に流し込み、１日放置後、温度９００℃、保持時間１
時間の条件で焼成することによって図に示す如く表面に
突起２を有する直径８１１ＩＩの球形充填材１を製造し
た。この充填材を兎の大腿部に埋入したところ、実施例
１と同様に充填材の役目を果たしていた。
重量％と平均粒径０．５μｍの市販燐酸三カルシウム粉
末８５重量％と市販Ｙ２Ｏ３粉末９重量％とをこれら全
粉末の４倍重量の水を用いて湿式混合し泥漿とし、石膏
型に流し込み、１日放置後、温度９００℃、保持時間１
時間の条件で焼成することによって図に示す如く表面に
突起２を有する直径８１１ＩＩの球形充填材１を製造し
た。この充填材を兎の大腿部に埋入したところ、実施例
１と同様に充填材の役目を果たしていた。
以上のように本発明充填材は、生体親和性、密着性及び
加工性に優れているので、生体材料として有用である。
加工性に優れているので、生体材料として有用である。
尚、本発明充填材は、実施例で示したうハープレス成形
法、鋳込み成形法のみならず、金型プレス成形法、射出
成形法等各種従来成形法によって成形することができる
。
法、鋳込み成形法のみならず、金型プレス成形法、射出
成形法等各種従来成形法によって成形することができる
。
また、実施例ではいずれも焼成前に成形したが、表面に
穴と突起の両方を有するような複雑な形状のものについ
ては焼成後に旋盤加工やドリル加工によって加工するの
が望ましく、本発明充填材を構成する燐酸カルシウム焼
結体はこのような成形加工をも容易に成さしめるもので
ある。
穴と突起の両方を有するような複雑な形状のものについ
ては焼成後に旋盤加工やドリル加工によって加工するの
が望ましく、本発明充填材を構成する燐酸カルシウム焼
結体はこのような成形加工をも容易に成さしめるもので
ある。
図面は本発明代替骨用充填材の一実施例を示す立体図で
ある。 ２−−−−−−−−−−−一突起 手 続 補 正 書 （自発）昭和５９年３り
／６日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 １事件の表示 昭和５８年特許願 第４６７７５号 ２発明の名称 代替骨用充填材 ａ補ｒをする者 事件との関係 特許出願人 〒４６７−９１ （遵跣動１随４４０−６１１１） ４、補正の対象 明細吉中、発明の詳細な説明の欄。 ム補正の内容 別紙の通シ １明細書第７頁第６行目、 「作し、次いで温度１２００℃、保持時間１！間の」を
「作し、次いで温度１３００℃、保持時間２時間の」に
訂正します。 ２同第８頁第１行目から同第１４行目までを下記の通９
訂正します。 ［１と同様に充填材の役目を果たしていた。 実施例４ 実施例１と同一組成のフリット粉末と水酸アパタイト粉
末を湿式混合し乾燥し、最終理論生成物１００重量％に
対し３０重量％の樹脂および２重量％の可塑剤を入れ、
２時間混練し、低圧の射出成形にて表面に１φＸ２ｍの
突起を６個有する直径５關の球を成形し、次いでドリル
加工にて１φ×１瓢の穴を８個穿設した後、温度１３０
０℃、保持時間１時間の条件で焼成することにより、表
面に突起および穴を有する球形充填材を製作した。この
充填材を兎の大珠部に埋入したところ、実施例１と充填
材の役目を果たしていた。 以上のように本発明充填材は生体親和性、密着性および
加工性に優れているので生体材料として有用である。な
お、本発明充填材は実施例で示したラバープレス成形法
、鋳込み成形法、低圧射出成形法のみならず、金型プレ
ス成形法等各種従来成形法によって成形することができ
る。」 以上
ある。 ２−−−−−−−−−−−一突起 手 続 補 正 書 （自発）昭和５９年３り
／６日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 １事件の表示 昭和５８年特許願 第４６７７５号 ２発明の名称 代替骨用充填材 ａ補ｒをする者 事件との関係 特許出願人 〒４６７−９１ （遵跣動１随４４０−６１１１） ４、補正の対象 明細吉中、発明の詳細な説明の欄。 ム補正の内容 別紙の通シ １明細書第７頁第６行目、 「作し、次いで温度１２００℃、保持時間１！間の」を
「作し、次いで温度１３００℃、保持時間２時間の」に
訂正します。 ２同第８頁第１行目から同第１４行目までを下記の通９
訂正します。 ［１と同様に充填材の役目を果たしていた。 実施例４ 実施例１と同一組成のフリット粉末と水酸アパタイト粉
末を湿式混合し乾燥し、最終理論生成物１００重量％に
対し３０重量％の樹脂および２重量％の可塑剤を入れ、
２時間混練し、低圧の射出成形にて表面に１φＸ２ｍの
突起を６個有する直径５關の球を成形し、次いでドリル
加工にて１φ×１瓢の穴を８個穿設した後、温度１３０
０℃、保持時間１時間の条件で焼成することにより、表
面に突起および穴を有する球形充填材を製作した。この
充填材を兎の大珠部に埋入したところ、実施例１と充填
材の役目を果たしていた。 以上のように本発明充填材は生体親和性、密着性および
加工性に優れているので生体材料として有用である。な
お、本発明充填材は実施例で示したラバープレス成形法
、鋳込み成形法、低圧射出成形法のみならず、金型プレ
ス成形法等各種従来成形法によって成形することができ
る。」 以上
Claims (2)
- （１）骨腫瘍摘出後の骨欠損部に補充する代替骨用充填
材において、燐酸カルシウム焼結体からなり、多面体形
状又は球形状を有することを特徴とする代替骨用充填材
。 - （２）多面体又は球の表面に−又は二辺上の穴及び／又
は突起を有する特許請求の範囲第１項記載の代替骨用充
填材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58046775A JPS59171546A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 代替骨用充填材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58046775A JPS59171546A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 代替骨用充填材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59171546A true JPS59171546A (ja) | 1984-09-28 |
Family
ID=12756698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58046775A Pending JPS59171546A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 代替骨用充填材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59171546A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4778471A (en) * | 1986-11-19 | 1988-10-18 | University Of Dayton | Zcap ceramics |
| US4988358A (en) * | 1988-12-28 | 1991-01-29 | Eppley Barry L | Method for promoting hard tissue growth and repair in mammals |
| JPH03272769A (ja) * | 1990-03-23 | 1991-12-04 | Mitsubishi Materials Corp | 骨空隙部及び骨吸収部充填用造粒物 |
| US5676700A (en) * | 1994-10-25 | 1997-10-14 | Osteonics Corp. | Interlocking structural elements and method for bone repair, augmentation and replacement |
| WO2007094134A1 (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-23 | The University Of Tokyo | 骨補填剤の製造方法，骨補填剤及び３次元細胞培養担体,クロマトグラフィー用分離担体 |
| CN105311680A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-02-10 | 华南理工大学 | 一种同时释放锌离子和硅酸根离子的磷酸钙骨水泥的制备方法 |
| CN107872980A (zh) * | 2015-06-23 | 2018-04-03 | I.陶瓷公司 | 胸骨置换植入物 |
| US10286102B2 (en) | 2010-05-11 | 2019-05-14 | Howmedica Osteonics Corp | Organophosphorous, multivalent metal compounds, and polymer adhesive interpenetrating network compositions and methods |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS581441A (ja) * | 1981-06-24 | 1983-01-06 | 京セラ株式会社 | 骨補綴用セラミツク部材 |
-
1983
- 1983-03-18 JP JP58046775A patent/JPS59171546A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS581441A (ja) * | 1981-06-24 | 1983-01-06 | 京セラ株式会社 | 骨補綴用セラミツク部材 |
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