JP2515134B2 - 歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物 - Google Patents
歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物Info
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- Dental Preparations (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石
こう組成物に関するものであり、特にマイクロ波重合法
によりレジン床義歯を作製する際に好適な歯科模型用石
こう組成物または歯料埋没用石こう組成物に関するもの
である。
こう組成物に関するものであり、特にマイクロ波重合法
によりレジン床義歯を作製する際に好適な歯科模型用石
こう組成物または歯料埋没用石こう組成物に関するもの
である。
一般にレジン床義歯の作製は患者の口腔内状態を再現
した石こう模型上で蝋義歯を作製し、次いで模型と共に
蝋義歯をフラスコ内に埋没した後、流蝋し、出来た義歯
陰型中に餅状の義歯床用レジンを填入して加熱重合させ
る手順によって行なわれている。義歯床用レジンを加熱
重合させる方法としては、従来沸騰水中で加熱する湿熱
重合法や乾熱重合装置を使用する乾熱重合法が行なわれ
ていたが、最近電子レンジを使用し、マイクロ波を照射
して重合を行なう所謂マイクロ波重合法が実施されてい
る。このマイクロ波重合法によれば、従来の湿熱重合法
や乾熱重合法と比較して極めて短時間で義歯床用レジン
の重合が可能となりレジン床義歯の作製に要する時間を
大幅に短縮出来ることや、マイクロ波重合法で作製され
た義歯床の適合性の優れていることや、義歯床製作上の
操作性が優れていることなど、多くの利点を有してい
る。そのため近年マイクロ波重合システム用のフラスコ
や床用レジンが開発されている。しかしながら、レジン
床義歯の作成に於いて、極めて重要な役割を有する模型
材や毎棒材に就いては従来の歯科用石こうが使用されて
いる。
した石こう模型上で蝋義歯を作製し、次いで模型と共に
蝋義歯をフラスコ内に埋没した後、流蝋し、出来た義歯
陰型中に餅状の義歯床用レジンを填入して加熱重合させ
る手順によって行なわれている。義歯床用レジンを加熱
重合させる方法としては、従来沸騰水中で加熱する湿熱
重合法や乾熱重合装置を使用する乾熱重合法が行なわれ
ていたが、最近電子レンジを使用し、マイクロ波を照射
して重合を行なう所謂マイクロ波重合法が実施されてい
る。このマイクロ波重合法によれば、従来の湿熱重合法
や乾熱重合法と比較して極めて短時間で義歯床用レジン
の重合が可能となりレジン床義歯の作製に要する時間を
大幅に短縮出来ることや、マイクロ波重合法で作製され
た義歯床の適合性の優れていることや、義歯床製作上の
操作性が優れていることなど、多くの利点を有してい
る。そのため近年マイクロ波重合システム用のフラスコ
や床用レジンが開発されている。しかしながら、レジン
床義歯の作成に於いて、極めて重要な役割を有する模型
材や毎棒材に就いては従来の歯科用石こうが使用されて
いる。
従来の歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こ
う組成物をマイクロ波重合法によるレジン床義歯の作製
に用いた場合、模型と埋没材の混水比、およびその後の
乾燥状態により模型や埋没材の昇温速度に影響を与え、
臨床に於いて最も重要である義歯の粘膜面との適合性に
バラツキが生じたり悪くなることがある。硬化がレジン
都御技師の粘膜面側以外から生じると重合収縮が粘膜面
側に発生して了うため適合性に優れたレジン床義歯は得
られておらず、患者は口腔内粘膜面に充分適合せず脱落
の恐れのあるレジン床義歯を己むを得ず装着しなければ
ならないという苦痛を荷わされている。
う組成物をマイクロ波重合法によるレジン床義歯の作製
に用いた場合、模型と埋没材の混水比、およびその後の
乾燥状態により模型や埋没材の昇温速度に影響を与え、
臨床に於いて最も重要である義歯の粘膜面との適合性に
バラツキが生じたり悪くなることがある。硬化がレジン
都御技師の粘膜面側以外から生じると重合収縮が粘膜面
側に発生して了うため適合性に優れたレジン床義歯は得
られておらず、患者は口腔内粘膜面に充分適合せず脱落
の恐れのあるレジン床義歯を己むを得ず装着しなければ
ならないという苦痛を荷わされている。
従来の乾熱重合法に於いてはレジン床義歯の適合性の
改善に就いて多くの研究がなされ、義歯陰型中に充填し
た義歯床用レジンを模型面側からの片面加熱によつて適
合上最も重要である義歯粘膜側から重合を進行させて硬
化させ重合収縮を適合上、問題の少ない人工歯側に吸収
させる方法によつて良好な適合性を有するレジン床義歯
を得ることが一般に採用されている。
改善に就いて多くの研究がなされ、義歯陰型中に充填し
た義歯床用レジンを模型面側からの片面加熱によつて適
合上最も重要である義歯粘膜側から重合を進行させて硬
化させ重合収縮を適合上、問題の少ない人工歯側に吸収
させる方法によつて良好な適合性を有するレジン床義歯
を得ることが一般に採用されている。
そこで本発明者はこの片面加熱をマイクロ歯重合法に
応用することに着目し、従来の模型材や埋没材よりも昇
温速度の速い模型材を開発することによつてマイクロ波
重合法に於いても模型面側からの片面加熱が可能とな
り、模型や埋没材の混水比などに影響されず、適合性に
優れたレジン床義歯を得ることが出来ると考え鋭意研究
の結果、従来の歯科模型用石こう組成物または歯科埋没
用石こう組成物にアルミニウム粉末を含有させることに
よつて従来の模型材や埋没材よりも昇温速度の速い模型
材を得ることが出来、マイクロ波重合法に於いて片面加
熱を行うことが可能であることを究明し、本発明を完成
した。
応用することに着目し、従来の模型材や埋没材よりも昇
温速度の速い模型材を開発することによつてマイクロ波
重合法に於いても模型面側からの片面加熱が可能とな
り、模型や埋没材の混水比などに影響されず、適合性に
優れたレジン床義歯を得ることが出来ると考え鋭意研究
の結果、従来の歯科模型用石こう組成物または歯科埋没
用石こう組成物にアルミニウム粉末を含有させることに
よつて従来の模型材や埋没材よりも昇温速度の速い模型
材を得ることが出来、マイクロ波重合法に於いて片面加
熱を行うことが可能であることを究明し、本発明を完成
した。
即ち本発明は硫酸カルシウムを主成分とする歯科模型
用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物に於いて
アルミニウム粉末が含有されていることを特徴とするも
のであり、マイクロ波重合法によるレジン床義歯の作製
に於いて本発明の歯科模型用石こう組成物または歯科埋
没用石こう組成物で作製した模型を用いると、マイクロ
波の照射によりフラスコ内で最も昇温速度の速い模型部
分が最初に選択加熱され温度が上昇するため、義歯陰型
中に充填された義歯床用レジンを模型面側からの片面加
熱によつて適合上、最も重要である義歯粘膜面側から重
合を進行させて硬化させることが可能となつたものであ
る。その結果完成したレジン床義歯は適合性に優れてお
り、患者は口腔内粘膜面に良好に適合し脱落の恐れの無
い満足したレジン床義歯を装着出来る訳である。
用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物に於いて
アルミニウム粉末が含有されていることを特徴とするも
のであり、マイクロ波重合法によるレジン床義歯の作製
に於いて本発明の歯科模型用石こう組成物または歯科埋
没用石こう組成物で作製した模型を用いると、マイクロ
波の照射によりフラスコ内で最も昇温速度の速い模型部
分が最初に選択加熱され温度が上昇するため、義歯陰型
中に充填された義歯床用レジンを模型面側からの片面加
熱によつて適合上、最も重要である義歯粘膜面側から重
合を進行させて硬化させることが可能となつたものであ
る。その結果完成したレジン床義歯は適合性に優れてお
り、患者は口腔内粘膜面に良好に適合し脱落の恐れの無
い満足したレジン床義歯を装着出来る訳である。
歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成
物に含有させて上述のアルミニウム粉末と同様に模型や
埋没材の昇温速度を速くしてマイクロ波照射による選択
加熱を得ることが出来るものとしては鉄粉末,カーボン
ブラツク,炭素繊維,などの電気の導体がある。鉄粉末
を用いた場合には模型に錆が生じ、カーボンブラツクを
用いた場合には模型が炭状になり模型表面のカーボンブ
ラツクが手に付着したりする。また炭素繊維を用いた場
合には炭素繊維を歯科模型用石こう組成物または歯科埋
没用石こう組成物に均一に分散させることが難しいなど
の欠点を有している。アルミニウム粉末は為害性は殆ん
ど無く、石こうと比重がほぼ等しく歯科模型用石こう組
成物または歯科埋没用石こう組成物に均一に分散させる
ことが容易であり、且つ錆などを発生する恐れも無く好
適に使用出来る。
物に含有させて上述のアルミニウム粉末と同様に模型や
埋没材の昇温速度を速くしてマイクロ波照射による選択
加熱を得ることが出来るものとしては鉄粉末,カーボン
ブラツク,炭素繊維,などの電気の導体がある。鉄粉末
を用いた場合には模型に錆が生じ、カーボンブラツクを
用いた場合には模型が炭状になり模型表面のカーボンブ
ラツクが手に付着したりする。また炭素繊維を用いた場
合には炭素繊維を歯科模型用石こう組成物または歯科埋
没用石こう組成物に均一に分散させることが難しいなど
の欠点を有している。アルミニウム粉末は為害性は殆ん
ど無く、石こうと比重がほぼ等しく歯科模型用石こう組
成物または歯科埋没用石こう組成物に均一に分散させる
ことが容易であり、且つ錆などを発生する恐れも無く好
適に使用出来る。
また本発明の歯科模型用石こう組成物または歯科埋没
用石こう組成物に於けるアルミニウム粉末の含有量は約
10〜30重量%が適当であり、10重量%未満ではマイクロ
波重合法に於いて模型を選択加熱させる効果が充分に得
られず、一方30重量%を超えると模型の硬化膨張が過大
となり、且つ模型の圧縮強度が低下する傾向がある。ま
た本発明に使用するアルミニウム粉末の粒径は200〜600
メツシユが適当であり、200メツシユを超える粗いもの
を用いると模型表面が粗くなり、一方600メツシユ未満
の細かいものを用いると歯科模型用石こう組成物または
歯科埋没用石こう組成物中にアルミニウム粉末を均一に
分散させることが難かしくなつて来る。上述したアルミ
ニウム粉末は一例であり、為害性の少ない電気の導体な
らば、使用可能で、形状も粉末だけでなく、薄片,繊維
状のものも含めることが出来る。アルミニウム粉末を含
有させる歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こ
う組成物は特に限定するものではなく硫酸カルシウムを
主成分とし必要に応じて硬化調節剤などの添加剤を加え
た公知の歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こ
う組成物が使用可能である。また本発明の歯科模型用石
こう組成物または歯科埋没用石こう組成物は従来の歯科
模型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物の有
している性質に更に前述の様なマイクロ波重合法による
レジン床義歯の作製に好適に使用出来る性質を付与させ
たものであるため、マイクロ波重合法によるレジン床義
歯作製用の模型材としての目的に限らず、従来の歯科模
型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物と同様
の目的に使用出来ることは勿論である。
用石こう組成物に於けるアルミニウム粉末の含有量は約
10〜30重量%が適当であり、10重量%未満ではマイクロ
波重合法に於いて模型を選択加熱させる効果が充分に得
られず、一方30重量%を超えると模型の硬化膨張が過大
となり、且つ模型の圧縮強度が低下する傾向がある。ま
た本発明に使用するアルミニウム粉末の粒径は200〜600
メツシユが適当であり、200メツシユを超える粗いもの
を用いると模型表面が粗くなり、一方600メツシユ未満
の細かいものを用いると歯科模型用石こう組成物または
歯科埋没用石こう組成物中にアルミニウム粉末を均一に
分散させることが難かしくなつて来る。上述したアルミ
ニウム粉末は一例であり、為害性の少ない電気の導体な
らば、使用可能で、形状も粉末だけでなく、薄片,繊維
状のものも含めることが出来る。アルミニウム粉末を含
有させる歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こ
う組成物は特に限定するものではなく硫酸カルシウムを
主成分とし必要に応じて硬化調節剤などの添加剤を加え
た公知の歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こ
う組成物が使用可能である。また本発明の歯科模型用石
こう組成物または歯科埋没用石こう組成物は従来の歯科
模型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物の有
している性質に更に前述の様なマイクロ波重合法による
レジン床義歯の作製に好適に使用出来る性質を付与させ
たものであるため、マイクロ波重合法によるレジン床義
歯作製用の模型材としての目的に限らず、従来の歯科模
型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物と同様
の目的に使用出来ることは勿論である。
以下、具体例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 而至歯科工業(株)製、商品名ニユープラストーン80
重量%とアルミニウム粉末(粒径300メツシユ)20重量
%とを計量し乳鉢で均一に混合することによつて試料を
作製した。
重量%とアルミニウム粉末(粒径300メツシユ)20重量
%とを計量し乳鉢で均一に混合することによつて試料を
作製した。
実施例2 而至歯科工業(株)製、商品名ニユープラストーン70
重量%とアルミニウム粉末(粒径300メツシユ)30重量
%とを計量し乳鉢で均一に混合することによつて試料を
作製した。
重量%とアルミニウム粉末(粒径300メツシユ)30重量
%とを計量し乳鉢で均一に混合することによつて試料を
作製した。
比較例1 而至歯科工業(株)製、商品名ニユープラストーンを
その侭試料として用いた。
その侭試料として用いた。
実施例1,2及び比較例1に記載した試料を用いて作製
した模型を使用して、以下の試験方法により模型と埋没
材との間の温度差の測定及びレジン床義歯の適合性の比
較を行なつた。
した模型を使用して、以下の試験方法により模型と埋没
材との間の温度差の測定及びレジン床義歯の適合性の比
較を行なつた。
模型と埋没材との間の温度差の測定 実施例1,2及び比較例1の各試料を混水比0.24の割合
で水で練和して印象中に注入し硬化させ第1図に示す上
顎用無歯顎模型を作製した後、FRPフラスコ(ガラス繊
維強化プラスチツク製フラスコ)の下盒に膜型を義歯埋
没用石こう(普通石こう)を用いて一次埋没した後、FR
Pフラスコの上盒を被せ義歯埋没用石こうを用いて二次
埋没した。次に電子レンジ(周波数;2450MHz,高周波出
力;500W)を使用してFRPフラスコの下盒側からマイクロ
波を夫々30秒,60秒,90秒間照射した後、直ちに第2図に
示す×印部に埋入した熱電対を用いて模型と二次埋没材
の温度を測定した。模型と埋没材との間の温度差は模型
温度から埋没材温度を差引いた値で表に示した。
で水で練和して印象中に注入し硬化させ第1図に示す上
顎用無歯顎模型を作製した後、FRPフラスコ(ガラス繊
維強化プラスチツク製フラスコ)の下盒に膜型を義歯埋
没用石こう(普通石こう)を用いて一次埋没した後、FR
Pフラスコの上盒を被せ義歯埋没用石こうを用いて二次
埋没した。次に電子レンジ(周波数;2450MHz,高周波出
力;500W)を使用してFRPフラスコの下盒側からマイクロ
波を夫々30秒,60秒,90秒間照射した後、直ちに第2図に
示す×印部に埋入した熱電対を用いて模型と二次埋没材
の温度を測定した。模型と埋没材との間の温度差は模型
温度から埋没材温度を差引いた値で表に示した。
§レジン床義歯の適合性の比較 前記模型と埋没材との間の温度差の測定と同様の手順
で義歯陰型を作製した後、義歯床用レジン〔而至歯科工
業(株)製,商品名;アクロン〕をモノマー対ポリマー
を10g対26gで混和して餅状としたものを該義歯陰型中に
充填して電子レンジでマイクロ波を150秒間FRPフラスコ
の下盒側から照射して義歯床用レジンを重合させた後、
冷却し、その後模型ごと硬化した義歯床用レジンを掘り
出し、次いで第1図のX−X′線の位置で模型とレジン
床義歯とを同時に切断し、第3図のA〜Eの各位置に於
ける模型とレジン床義歯との間隙を測定することによつ
て適合製を比較した。その結果は纏めて表に示した。
で義歯陰型を作製した後、義歯床用レジン〔而至歯科工
業(株)製,商品名;アクロン〕をモノマー対ポリマー
を10g対26gで混和して餅状としたものを該義歯陰型中に
充填して電子レンジでマイクロ波を150秒間FRPフラスコ
の下盒側から照射して義歯床用レジンを重合させた後、
冷却し、その後模型ごと硬化した義歯床用レジンを掘り
出し、次いで第1図のX−X′線の位置で模型とレジン
床義歯とを同時に切断し、第3図のA〜Eの各位置に於
ける模型とレジン床義歯との間隙を測定することによつ
て適合製を比較した。その結果は纏めて表に示した。
表の結果から明らかな様に本発明の歯科模型用石こう
組成物または歯科埋没用石こう組成物(実施例1,2)に
よる模型を用いた場合には模型が二次埋没材よりも先き
に加熱されて温度が高くなり、特にアルミニウム粉末含
有量の多い場合(実施例2)には模型と二次埋没材との
間の温度差が大きくなつており、義歯床用レジンの初期
重合の始まる30〜90秒間のマイクロ波照射によつて最初
に模型が選択加熱されることが確認された。その結果、
義歯陰型に注入された義歯床用レジンは最初に模型面側
から加熱される片面加熱によつて適合上最も重要である
義歯粘膜面側から重合が進行して硬化するため、得られ
たレジン床義歯の適合性が向上するものである。実際、
表に示したレジン床義歯の適合性に於いても模型とレジ
ン床義歯との間隔は小さくなつており、適合性に優れた
レジン床義歯が得られる。
組成物または歯科埋没用石こう組成物(実施例1,2)に
よる模型を用いた場合には模型が二次埋没材よりも先き
に加熱されて温度が高くなり、特にアルミニウム粉末含
有量の多い場合(実施例2)には模型と二次埋没材との
間の温度差が大きくなつており、義歯床用レジンの初期
重合の始まる30〜90秒間のマイクロ波照射によつて最初
に模型が選択加熱されることが確認された。その結果、
義歯陰型に注入された義歯床用レジンは最初に模型面側
から加熱される片面加熱によつて適合上最も重要である
義歯粘膜面側から重合が進行して硬化するため、得られ
たレジン床義歯の適合性が向上するものである。実際、
表に示したレジン床義歯の適合性に於いても模型とレジ
ン床義歯との間隔は小さくなつており、適合性に優れた
レジン床義歯が得られる。
一方、従来の歯科模型用石こう組成物(比較例1)に
よる模型を用いた場合には二次埋没材の方が模型より温
度が高くなつており、義歯陰型に注入された義歯床用レ
ジンは二次埋没材側(人工歯側)から重合が進行し適合
上最も重要な義歯粘膜面が最後に硬化するため、得られ
たレジン床義歯と模型との間隔が大きく適合性が劣つて
いた。
よる模型を用いた場合には二次埋没材の方が模型より温
度が高くなつており、義歯陰型に注入された義歯床用レ
ジンは二次埋没材側(人工歯側)から重合が進行し適合
上最も重要な義歯粘膜面が最後に硬化するため、得られ
たレジン床義歯と模型との間隔が大きく適合性が劣つて
いた。
以上詳細に説明した如く、本発明の歯科模型用石こう
組成物または歯科埋没用石こう組成物は従来の歯科模型
用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物に更にマ
イクロ波重合法によるレジン床義歯作製の模型材として
好適に使用出来る性質を付与させたものであり、従来の
歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物
と同様に湿熱重合法や乾熱重合法によるレジン床義歯の
作製に使用出来ることは勿論のこと、特にマイクロ波重
合法によるレジン床義歯の作製に使用した場合にはマア
イクロ波の照射によつて模型が選択加熱されるため義歯
陰型中に充填された義歯床用レジンを模型面からの片面
加熱によつて義歯粘膜面側から重合を進行させて硬化さ
せることを初めて可能としたものである。その結果、得
られたレジン床義歯は適合上最も重要である義歯粘膜面
側が最初に硬化しているため適合性に極めて優れてお
り、患者は口腔内粘膜面に良好に適合し脱落の恐れの無
い満足したレジン床義歯を装着出来るという非常に優れ
た効果を有するものである。
組成物または歯科埋没用石こう組成物は従来の歯科模型
用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物に更にマ
イクロ波重合法によるレジン床義歯作製の模型材として
好適に使用出来る性質を付与させたものであり、従来の
歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物
と同様に湿熱重合法や乾熱重合法によるレジン床義歯の
作製に使用出来ることは勿論のこと、特にマイクロ波重
合法によるレジン床義歯の作製に使用した場合にはマア
イクロ波の照射によつて模型が選択加熱されるため義歯
陰型中に充填された義歯床用レジンを模型面からの片面
加熱によつて義歯粘膜面側から重合を進行させて硬化さ
せることを初めて可能としたものである。その結果、得
られたレジン床義歯は適合上最も重要である義歯粘膜面
側が最初に硬化しているため適合性に極めて優れてお
り、患者は口腔内粘膜面に良好に適合し脱落の恐れの無
い満足したレジン床義歯を装着出来るという非常に優れ
た効果を有するものである。
第1図は模型と埋没材との間の温度差の測定及びレジン
床義歯の適合性の比較に使用した上顎用無歯顎模型の平
面図であり、第2図はマイクロ波を照射したときのFRP
フラスコ中の模型と埋没材との温度を測定する位置を示
す。第3図はレジン床義歯の適合性を比較するため第1
図のX−X′線位置で切断した模型とレジン床義歯の切
断面図である。 図中 1……模型 2……レジン床義歯 A〜E……模型とレジン床義歯との間隙測定箇所を示
す。
床義歯の適合性の比較に使用した上顎用無歯顎模型の平
面図であり、第2図はマイクロ波を照射したときのFRP
フラスコ中の模型と埋没材との温度を測定する位置を示
す。第3図はレジン床義歯の適合性を比較するため第1
図のX−X′線位置で切断した模型とレジン床義歯の切
断面図である。 図中 1……模型 2……レジン床義歯 A〜E……模型とレジン床義歯との間隙測定箇所を示
す。
Claims (1)
- 【請求項1】1硫酸カルシウムを主成分とする歯科模型
用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物に於い
て、アルミニウム粉末が含有されていることを特徴とす
る歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63085339A JP2515134B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63085339A JP2515134B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01256954A JPH01256954A (ja) | 1989-10-13 |
| JP2515134B2 true JP2515134B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=13855890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63085339A Expired - Lifetime JP2515134B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 歯科模型用石こう組成物または歯科埋没用石こう組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515134B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60208902A (ja) * | 1984-03-31 | 1985-10-21 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 熱膨張率の大きな歯科鋳造用埋没材組成物 |
| JPS62212254A (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-18 | 而至歯科工業株式会社 | 低粉塵性粉末状歯科用埋没材組成物 |
-
1988
- 1988-04-08 JP JP63085339A patent/JP2515134B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01256954A (ja) | 1989-10-13 |
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