JPS63239207A

JPS63239207A - 印象材組成物

Info

Publication number: JPS63239207A
Application number: JP62267835A
Authority: JP
Inventors: Toshiharu Yagi; 八木　俊治; Yoshihide Tohata; 東畑　好秀; Hiromichi Sakuma; 佐久間　寛道; Yoshito Tanaka; 義人田中; Joji Saito; 斉藤　上司; Minako Inomata; 猪股　ミナ子; Torahiko Nagano; 長野　寅彦; Takashi Nishioka; 隆西岡; Junko Yuhara; 湯原　純子
Original assignee: Daikin Industries Ltd
Current assignee: Daikin Industries Ltd
Priority date: 1986-10-24
Filing date: 1987-10-22
Publication date: 1988-10-05
Also published as: DE3771834D1; JPH0468282B2; EP0265875A1; EP0265875B1; US4810295A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はアルギン酸塩系の印象材組成物に関する。

を斤＋　４′１ｉｆ、衝）例えば歯科用の印象材は虫歯などによって欠損した歯を
修復するための歯型の型取りのために使用されている。

印象材にはアルギン酸系、シリコン系、ポリサルファイ
ド系などがあるが、経済的な面及び扱いやすい等の点が
らアルギン酸系が主流を占めている。

印象材に要求される特性は多（、例えば粉末が飛散しな
い、水とのなじみが良い、混線が容易である、ゴム弾性
、強度が高い、デル化物の肌が平滑である、滑らかな表
面を有する石膏模型が得られる、寒天との連合性が良い
等の特性が要求される。しかし従来の印象材で上記全て
の特性を満足するものは見当らなかった。

（発明が解決しようとする問題点）本発明の目的は粉末飛散性、練和性、ゴム弾性、強度、
表面滑沢性、連合印象性をはじめとする印象材に要求さ
れる全ての特性において満足し得る効果を奏する印象材
組成物を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）本発明は（ａ）アルギン酸塩、（ｂ）破階カルシウム及
び／又は珪酸鉛、及び（Ｃ）充填材を主成分とするアル
ギン酸塩系印象材組成物にお（１，で、低分子量側に分
布を有するアルギン酸塩及び高分子量側に分布を有する
アルギン酸塩の両者を併用することを特徴とする印象材
組成物に係る。

本発明で用いる（ａ）アルギン酸塩、（ｂ）硫酸カルシ
ツム及び／又は珪酸鉛、（ｃ）充填材は、従来のアルギ
ン酸塩系印象材に用いられている公知のものが使用され
る。特に好適なものを具体的に例示すると、アルギン酸
塩としては、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウ
ム、アルギン酸トリエタノールアミン等が使用される。

また、硫酸カルシウムとしては、硫酸カルシウム２水塩
、硫酸カルシウム半水塩、無水硫酸カルシウム等が使用
される。また、硫酸カルシウムと併用して或いは単独で
ケイ酸鉛を使用し得る。さらに充填材としては、珪藻土
、タルク、シリカ、水酸化アルミニウム等が使用される
。

本発明の各成分の使用量は特に制限されず、従来公知の
範囲から選べば良い。特に好適に使用される範囲を例示
すれば、例えばこれら３成分の合計量に占める（ａ）成
分゛の割合は５〜２５重景％重量１））成分は５〜３０
重量％、残部が充填材となるように選べば良い。

本発明の印象材組成物は上記（ａ）成分として、低分子
量側に分布を有するアルギン酸塩（以下、低分子量アル
ギン酸塩という）及び高分子量側に分布を有するアルギ
ン酸塩（以下、高分子量アルギン酸塩という）を併用す
ることをＷ徴とする。

ここで低分子量アルギン酸塩は例えばＢ型回転粘度計を
用いて２５℃で１％水溶液の測定した粘度が約５０〜９
００ｃｐｓのものから選ばれ、また高分子量アルギン酸
塩は同様の条件で約１５０〜１０００ｃｐｓの粘度を有
するものから選ばれ、両者の開で少なくとも約１００ｃ
ｐｓの差、好ましくは少なくとも約２００ｃｐｓの粘度
差を有する組合せが使用される。

本発明においては上記低分子量アルギン酸塩及び高分子
量アルギン酸塩の割合は重量比で１０：９０〜９０　：
　１０の範囲が好ましい。

本発明では上記で使用するアルギン酸塩について更に研
究した結果、そのアルギン酸分子中におけるＤ−マンヌ
ロンＦ！（以下Ｍと略記する）とＬ−グルロン酸（以下
Ｇと略記する）の構成比率（以下Ｍ／Ｇ比と略記する）
が１以下の場合、得られる印象材の弾性歪み、永久歪み
、破砕抗力等の物性が向上することが認められた。ここ
で上記Ｍ／Ｇ比はＡｃＬａ　Ｃ１＋ｅｍｉｃａ　５ｃａ
ｎｄｉｎａｖｉｃａ　ＩＬ　（１９６２）Ｎ　ｏ、　８
　、　ｐ１９０８〜１９１８に記載された方法に準拠し
て測定した。本発明で上記Ｍ／Ｇ比の更に好ましい範囲
は０．３〜１であり、特に０．５〜１の範囲が最も好ま
しい。

本発明においては上記成分以外に、印象材練和物の永久
歪を低下させるために、酸化マグネシウム、酸化亜鉛等
を印象材中に０．１〜２０重量％となるように添加する
ことができる。また、印象材練和物の弾性歪の低下はで
きるだけ小さくしつつ永久歪を低減するためおよび印象
材から採取された石膏模型表面の滑沢性を向上させるた
めに、ヘキサフルオロチタン酸塩、ヘキサフルオロジル
コン時間を適度の範囲、例えば約１〜５分に調節して操
作性を向上させるために、第３リン酸塩、ピロリン酸塩
、トリポリリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩等のリン酸塩
、シュ９酸塩、炭酸塩等を添加することも好ましい。こ
れらのリン酸塩、シュラ酸塩、炭酸塩は、印象材中に０
．０５〜５．０重量％の範囲で添加することが好ましい
。

本発明の印象材の各成分を混合する方法は、従来公知の
粉体の混合方法或いは粉体と液体の混合方法が採用され
る。例えば、上記の各成分を混合機中で混合する方法、
粉砕混合機中で粉砕しながら混合する方法等が採用され
る。

本発明の印象材は、種々の形状め型取りに使用し得る。

例えば、歯の治療修復に於いて歯の形状の型取りに使用
することもできるし、また、金属の鋳造用の鋳型の製作
に於−１で鋳造すべき形状の原型模型の型取りにも使用
し得る。さらに、プラスチック成型に於いで、成型すべ
き形状の原型模型の型取りにも使用可能である。

／　ｎ　ｌ？Ｒ、ｆｌｔｋ　ｆｆＬ　１本発明の印象材
組成物は粉末飛散性、練和性、ゴム弾性、強度、表面滑
沢性、連合印象性をはじめとする印象材に要求される全
ての特性において満足し得る効果を発揮し、水となじみ
易く、短時間で均一なペーストが得られ、混和時に粉末
の飛散がなく、滑らかな石膏模型が得られ、寒天との接
着性に優れている。また優れたゴム弾性及び強度を有す
るので寸法精度が極めて良好で、例えばＪＩＳ　Ｔａ２
０５に準じ測定した弾性歪みが１０％以上、永久歪みが
３％以下、破砕抗力が５０００ｇ以上の優れた特性を有
する。

（実　施　例）以下に実施例及び比較例を挙げて識明する。尚、単に％
とあるのは重量％を示す。

実施例１粘度１００ｃｐｓ（１％水溶液の粘度をＢ型回転粘度計
にて２５℃で測定、以下同様）のアルギン酸Ｎａ（Ｍ／
Ｇ比１．３）　１０％、６００ｃｐｓのアルギン酸Ｎ　
ａ（Ｍ／Ｇ比１，３）　３％、無水硫酸カルシウム１２
％、無水Ｎａ）ＰＯｎ　（１％）、ケイソウ土７４％、
及び少量のプロピレングリコール、香料、顔料を使用し
て印象材組成物を得た。

実施例２１００ｃｐｓのアルギン酸Ｎａ（Ｍ／Ｇ比１．３）を６
％、３００ｃｐｓのアルギン酸Ｎａ（Ｍ／Ｇ比１．３）
を６％、ケイソウ土を７５％とした以外は実施例１と同
様にして印象材組成物を得た。

実施例３１００ｃｐｓのアルギン酸Ｎａ（Ｍ／Ｇ比１．３）を１
０％、７００ｃｐｓのアルギン酸Ｎａ（Ｍ／Ｇ比１．３
）を５％、ケイソウ土を７２％としβ以外は実施例１と
同様にして印象材組成物を得た。

実施例４１００ｃｐｓのアルギン酸Ｎａ（Ｍ／Ｇ比１．３）を１
０％、４００ｃｐｓのアルギン酸Ｋ（Ｍ／Ｇ比１．３）
を３％とした以外は実施例１と同様にして印象材組成物
を得た。

実施例５１２０ｅｐｓのアルギン酸Ｎａ（Ｍ／Ｇ比０．５）を１
０％、６９０ｃｐｓのアルギン酸Ｎａ（Ｍ／Ｇ比１．３
）を３％とした以外は実施例１と同様にして印象材組成
物を得た。

実施例６１２０ｃｐｓのアルギン酸Ｎ　ａ（Ｍ　／　Ｇ比０，７
５）を１０％、６９０ｃｐｓのアルギン酸Ｎａ（Ｍ／Ｇ
比１．３）を３％とした以外は実施例１と同様にして印
象材組成物を得た。

実施例７１２０ｃｐｓのアルギン酸Ｎａ（Ｍ／Ｇ比１．０）を１
０％、６９０ｃｐｓのアルギン酸Ｎ　ａ（Ｍ　／　Ｇ比
１．３）を３％とした以外は実施例１と同様にして印象
材組成物を得た。

比較例１１００ｃｐｓのアルギン酸Ｎａ（Ｍ／Ｇ比１．３）を１
２％、ケイソウ土を７５％使用した以外は実施例１と同
様にして印象材組成物を得た。

比較例２３００ｃｐｓのアルギン酸Ｎａ（Ｍ／Ｇ比１．３）を１
２％、ケイソウ土を７５％使用した以外は実施例１と同
様前記各実施例及び比較例の組成物におけるアルギン酸
のＭ／Ｇ比及び物性を第１表に示す。尚、練和性は印象
材組成物６．７ｇに水１５．７ｃｃを加えて約３０秒練
和してペースト状としたときの練和の良好性により判定
した。練和の際、粉の舞い立ちがなく、水になじみ易く
、練り易い場合を良好、上記の評価が通常のものを普通
、評価の悪いものを不良と判定した。

又、上記練和性試験で得たペーストを用いてＪ　Ｉ　Ｓ
　　Ｔａ２０５に準じて弾性歪み、永久歪み及び破砕抗
力を測定した。

第　　　１−ｒｔ（以　上）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）（ａ）アルギン酸塩、（ｂ）硫酸カルシウム及び
／又は珪酸鉛、及び（ｃ）充填材を主成分とするアルギ
ン酸塩系印象材組成物において、低分子量側に分布を有
するアルギン酸塩及び高分子量側に分布を有するアルギ
ン酸塩の両者を併用することを特徴とする印象材組成物
。
（２）アルギン酸塩を構成するアルギン酸分子中のＭ／
Ｇ比が０．３〜１の範囲にある特許請求の範囲第１項記
載の印象材組成物。
（３）アルギン酸塩を構成するアルギン酸分子中のＭ／
Ｇ比が０．５〜１の範囲にある特許請求の範囲第２項記
載の印象材組成物。