JP3193027B2 - レジストパターン形成方法 - Google Patents

レジストパターン形成方法

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JP3193027B2 JP2000004963A JP2000004963A JP3193027B2 JP 3193027 B2 JP3193027 B2 JP 3193027B2 JP 2000004963 A JP2000004963 A JP 2000004963A JP 2000004963 A JP2000004963 A JP 2000004963A JP 3193027 B2 JP3193027 B2 JP 3193027B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハレーション及び
定在波の影響により、レジストパターン形状がそこなわ
れることのない、高感度、高解像性の新規なレジストパ
ターン形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子工業分野においては、半導体
素子の集積度を大きくする要求が益々高まり、より高解
像性のレジストを用いたレジストパターン形成方法が要
望されるようになってきている。
【0003】最近、レジスト材料として開発された化学
増幅型レジストは、これまで用いられてきたキノンジア
ジド及びノボラック樹脂を基本組成とするアルカリ現像
可能なポジ型ホトレジストに比べ、より短波長すなわち
200〜300nmの遠紫外線光や、エキシマレーザ光
を利用してレジストパターンを形成しうるので高い解像
性を達成することができる上に、放射線の照射により発
生した酸の触媒反応及び連鎖反応を利用したレジストパ
ターン形成であるため高感度を達成することができる。
したがって、従来のポジ型ホトレジストにとって変わり
つつある。
【0004】ところで、この化学増幅型レジストの樹脂
成分としては、当初従来のアルカリ現像可能なポジ型ホ
トレジストで用いられていたアルカリ可溶性ノボラック
樹脂が用いられていたが、このものは遠紫外線光やエキ
シマレーザ光に対する透過性が低いために、これらを照
射した場合、基板底部まで露光されず、忠実なパターン
が得られない上に、パターンの断面形状もテーパー状と
なり、感度、解像度も劣るという欠点がある。よって、
光透過性の高いポリヒドロキシスチレンやこれに酸解離
性の保護基を導入した樹脂成分を用い、レジストの光透
過性を高めて、レジスト特性を向上したものが提案され
ている。
【0005】他方、ポジ型ホトレジストは通常、アルミ
ニウム、アルミニウム・ケイ素・銅合金、窒化チタン、
タングステンなどの金属膜を設けた基板上に設けて使用
されるが、このような場合、光の乱反射や定在波を生じ
やすく、その結果マスクされた部分の下まで光が回り込
んで局部的な画線の細まりを生じたり、パターンの側面
に波状面が形成され、細密なパターンを得るときの障害
となっていた。
【0006】このような問題を解決するために、キノン
ジアジドとノボラック樹脂とを基本成分とするポジ型ホ
トレジストにおいては、高反射性基板に施す場合には、
ハレーション防止剤として種々の化合物を配合すること
が行われていた(特開昭58−174941号公報、特
開昭60−88941号公報、特開昭63−13604
0号公報、特開昭63−159843号公報)。
【0007】しかしながら、化学増幅型レジストのよう
に光透過性の高いものについては、前記のような障害は
より大きいにもかかわらず、有効なハレーション防止剤
が知られていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、放射線照射
により酸を発生する化合物からなる酸発生剤成分及び酸
の作用によりアルカリ水溶液への溶解度が増大する樹脂
成分から成る基本組成を有するポジ型化学増幅型レジス
トを金属膜などの高反射性膜に施す際に、有効にハレー
ション及び定在波の発生を防止してレジストパターンを
形成しうる方法を提供することを目的としてなされたも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポジ型化
学増幅型レジストに対するハレーションを防止してレジ
ストパターンを形成する方法について種々研究を重ねた
結果、ハレーション防止剤として分子量1000以下の
フェノール性化合物とナフトキノン‐1,2‐ジアジド
スルホン酸特にナフトキノン‐1,2‐ジアジド‐5‐
スルホン酸とのエステルが意外にもKrFエキシマレー
ザーに対して、良好なハレーション防止効果を示すこと
を見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
なお、ナフトキノン‐1,2‐ジアジドスルホン酸エス
テルのうち、ナフトキノン‐1,2‐ジアジド‐4‐ス
ルホン酸エステルについては、化学増幅型レジストの酸
発生剤として有効であることが知られているが(特開平
6−317902号公報)、酸発生剤として十分な感度
が得られる程度の量で配合するとレジスト自体の光透過
性が低下し、解像度が劣化するため、実用に供し得なく
なる。本発明はこのような酸発生剤としての弱点を逆に
利用してハレーション防止を達成したものである。
【0010】すなわち、本発明は、(A)放射線照射に
より酸を発生しうる化合物からなる酸発生剤成分及び
(B)酸の作用によりアルカリ水溶液への溶解度が増大
する樹脂成分を基本組成とするポジ型化学増幅型レジス
トに対し、(C)ハレーション防止剤として分子量10
00以下の、一般式
【化4】 [式中のR1〜R3は水素原子又は低級アルキル基、R4
〜R7は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低
級アルコキシル基、低級アルケニル基又はシクロアルキ
ル基、R8〜R9は水素原子、ハロゲン原子又は低級アル
キル基、Qは水素原子、低級アルキル基又は式
【化5】 (ただし、R10及びR11は水素原子、ハロゲン原子、低
級アルキル基、低級アルコキシル基、低級アルケニル基
又はシクロアルキル基、zは1〜3の整数)で表わされ
る置換フェニル基であり、x及びyは1〜3の整数、n
は0又は1である]で表わされるフェノール性化合物と
ナフトキノン‐1,2‐ジアジドスルホン酸とのエステ
ルを(B)成分に基づき0.5〜20重量%の割合で配
合したポジ型化学増幅型レジスト組成物を基板上に塗布
してレジスト膜を形成し、次いでKrFエキシマレーザ
ーを露光波長とする露光装置を用いてこれにマスクパタ
ーンを介して露光を行ったのち、後露光加熱(PEB)
処理し、次いで現像処理することを特徴とするレジスト
パターン形成方法を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明方法においてレジスト膜を
形成するために用いるポジ型化学増幅型レジスト組成物
は、(A)放射線照射により酸を発生しうる化合物から
なる酸発生剤成分及び(B)酸の作用によりアルカリ水
溶液への溶解度が増大する樹脂成分を基本組成とするも
のであるが、このような基本組成自体は既に知られてい
るものである。
【0012】そして、このような組成物における(A)
成分及び(B)成分としては、従来知られている基本組
成において用いられている(A)成分と(B)成分の中
から任意に選ぶことができる。
【0013】このような(A)成分の例としては、例え
ば(a)ビス(p‐トルエンスルホニル)ジアゾメタ
ン、メチルスルホニル‐p‐トルエンスルホニルジアゾ
メタン、1‐シクロヘキシルスルホニル‐1‐(1,1
‐ジメチルエチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス
(1,1‐ジメチルエチルスルホニル)ジアゾメタン、
ビス(1‐メチルエチルスルホニル)ジアゾメタン、ビ
ス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン、ビス
(2,4‐ジメチルフェニルスルホニル)ジアゾメタ
ン、ビス(4‐エチルフェニルスルホニル)ジアゾメタ
ン、ビス(3‐メチルフェニルスルホニル)ジアゾメタ
ン、ビス(4‐メトキシフェニルスルホニル)ジアゾメ
タン、ビス(4‐フルオロフェニルスルホニル)ジアゾ
メタン、ビス(4‐クロロフェニルスルホニル)ジアゾ
メタン、ビス(4‐tert‐ブチルフェニルスルホニ
ル)ジアゾメタンなどのビススルホニルジアゾメタン
類、(b)2‐メチル‐2‐(p‐トルエンスルホニ
ル)プロピオフェノン、2‐(シクロヘキシルカルボニ
ル)‐2‐(p‐トルエンスルホニル)プロパン、2‐
メタンスルホニル‐2‐メチル‐(p‐メチルチオ)プ
ロピオフェノン、2,4‐ジメチル‐2‐(p‐トルエ
ンスルホニル)ペンタン‐3‐オンなどのスルホニルカ
ルボニルアルカン類、(c)1‐p‐トルエンスルホニ
ル‐1‐シクロヘキシルカルボニルジアゾメタン、1‐
ジアゾ‐1‐メチルスルホニル‐4‐フェニル‐2‐ブ
タノン、1‐シクロヘキシルスルホニル‐1‐シクロヘ
キシルカルボニルジアゾメタン、1‐ジアゾ‐1‐シク
ロヘキシルスルホニル‐3,3‐ジメチル‐2‐ブタノ
ン、1‐ジアゾ‐1‐(1,1‐ジメチルエチルスルホ
ニル)‐3,3‐ジメチル‐2‐ブタノン、1‐アセチ
ル‐1‐(1‐メチルエチルスルホニル)ジアゾメタ
ン、1‐ジアゾ‐1‐(p‐トルエンスルホニル)‐
3,3‐ジメチル‐2‐ブタノン、1‐ジアゾ‐1‐ベ
ンゼンスルホニル‐3,3‐ジメチル‐2‐ブタノン、
1‐ジアゾ‐1‐(p‐トルエンスルホニル)‐3‐メ
チル‐2‐ブタノン、2‐ジアゾ‐2‐(p‐トルエン
スルホニル)酢酸シクロヘキシル、2‐ジアゾ‐2‐ベ
ンゼンスルホニル酢酸tert‐ブチル、2‐ジアゾ‐
2‐メタンスルホニル酢酸イソプロピル、2‐ジアゾ‐
2‐ベンゼンスルホニル酢酸シクロヘキシル、2‐ジア
ゾ‐2‐(p‐トルエンスルホニル)酢酸tert‐ブ
チルなどのスルホニルカルボニルジアゾメタン類、
(d)p‐トルエンスルホン酸2‐ニトロベンジル、p
‐トルエンスルホン酸2,6‐ジニトロベンジル、p‐
トリフルオロメチルベンゼンスルホン酸2,4‐ジニト
ロベンジルなどのニトロベンジル誘導体、(e)ピロガ
ロールのメタンスルホン酸エステル、ピロガロールのベ
ンゼンスルホン酸エステル、ピロガロールのp‐トルエ
ンスルホン酸エステル、ピロガロールのp‐メトキシベ
ンゼンスルホン酸エステル、ピロガロールのメシチレン
スルホン酸エステル、ピロガロールのベンジルスルホン
酸エステル、没食子酸アルキルのメタンスルホン酸エス
テル、没食子酸アルキルのベンゼンスルホン酸エステ
ル、没食子酸アルキルのp‐トルエンスルホン酸エステ
ル、没食子酸アルキルのp‐メトキシベンゼンスルホン
酸エステル、没食子酸アルキルのメシチレンスルホン酸
エステル、没食子酸アルキルのベンジルスルホン酸エス
テルなどのポリヒドロキシ化合物と脂肪族又は芳香族ス
ルホン酸とのエステル類などを挙げることができる。前
記没食子酸アルキルにおけるアルキル基は、炭素数1〜
15のアルキル基、特にオクチル基及びラウリル基が好
ましい。そのほか(f)ビス(p‐tert‐ブチルフ
ェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホネー
ト、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスル
ホネートなどのオニウム塩なども用いることができる。
これらの化合物の中で、特にビススルホニルジアゾメタ
ン類が好ましく、中でもビス(シクロヘキシルスルホニ
ル)ジアゾメタン及びビス(2,4‐ジメチルフェニル
スルホニル)ジアゾメタンが好適である。これらの化合
物は単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。
【0014】一方、本発明方法で用いるレジスト膜形成
用組成物の基本組成において、(B)成分として用いら
れる酸の作用によりアルカリ水溶液への溶解度が増大す
る樹脂成分についても特に制限はなく、従来、化学増幅
型ポジ型レジストに樹脂成分として使用されている公知
の合成樹脂の中から任意に選んで用いることができる。
このようなものとしては、例えば水酸基の水素原子が保
護基により置換されたポリヒドロキシスチレンを挙げる
ことができる。この保護基としては、例えばtert‐
ブトキシカルボニル基、tert‐ブチル基、tert
‐アミルオキシカルボニル基、及びアルコキシアルキル
基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基
などのアセタール基が挙げられる。水酸基の水素原子が
前記保護基により置換されたポリヒドロキシスチレン
は、ヒドロキシスチレンモノマーと保護基を有するスチ
レンモノマーを常法に従い共重合させて得てもよいし、
ポリヒドロキシスチレンに保護基を化学的に導入して得
てもよい。具体的にはtert‐ブトキシカルボニルオ
キシスチレンとp‐ヒドロキシスチレンとの共重合体
(特開平2―209977号公報)、p‐テトラヒドロ
ピラニルオキシスチレンとp‐ヒドロキシスチレンとの
共重合体(特開平2―19847号公報)、tert‐
ブトキシスチレンとp‐ヒドロキシスチレンとの共重合
体(特開平2―62544号公報)、アセタール基によ
って水酸基が保護されているポリヒドロキシスチレン
(特開平3―282550号公報)、アルコキシアルキ
ル基によって水酸基が保護されているポリヒドロキシス
チレン(特開平5―249682号公報)などを挙げる
ことができ、これらのポリヒドロキシスチレンは単独で
も、また2種以上混合しても使用できる。好ましい樹脂
成分は、(イ)水酸基の10〜60モル%の水素原子が
tert‐ブトキシカルボニル基で保護されたポリヒド
ロキシスチレンと、(ロ)水酸基の10〜60モル%の
水素原子が、例えば1‐メトキシエチル基、1‐エトキ
シエチル基、1‐n‐プロポキシエチル基、1‐イソプ
ロポキシエチル基、1‐n‐ブトキシエチル基、1‐イ
ソブトキシエチル基、1‐(1,1‐ジメチルエトキ
シ)‐1‐メチルエチル基、1‐メトキシ‐1‐メチル
エチル基、1‐エトキシ‐1‐メチルエチル基、1‐n
‐プロポキシ‐1‐メチルエチル基、1‐イソブトキシ
‐1‐メチルエチル基、1‐メトキシ‐n‐プロピル
基、1‐エトキシ‐n‐プロピル基などのアルコキシア
ルキル基で保護されたポリヒドロキシスチレンとの混合
物である。(ロ)成分のアルコキシアルキル基の中では
1‐エトキシエチル基及び1‐メトキシ‐n‐プロピル
基が感度、解像力がバランスよく向上するので好まし
い。混合割合としては、(イ)成分10〜70重量%と
(ロ)成分30〜90重量%、好ましくは(イ)成分2
0〜50重量%と(ロ)成分50〜80重量%とを配合
するのが望ましい。このような樹脂成分においては、
(A)成分から生じる酸が、保護基のtert‐ブトキ
シカルボニル基及び前記のアルコキシアルキル基を脱離
し、これらが樹脂成分の溶解と前記tert‐ブトキシ
カルボニル基による溶解阻害能をほどよく釣り合わせ、
高感度、高解像性及び高耐熱性を達成することができ
る。前記混合物から成る樹脂成分を用いる場合には、
(イ)成分と(ロ)成分の配合割合が前記範囲を逸脱す
るとこれらの特性が低下するため好ましくない。
【0015】前記(イ)成分は、ポリヒドロキシスチレ
ンの水酸基を、例えばジ‐tert‐ブチル‐ジ‐カー
ボネートなどにより、公知の反応に従いtert‐ブト
キシカルボニルオキシ基で保護したもので、その保護率
は10〜60モル%、好ましくは20〜50モル%の範
囲が望ましい。この保護率が10モル%未満ではプロフ
ァイル形状に優れたレジストパターンが得られず、また
60モル%を超えると感度が低下するため好ましくな
い。
【0016】一方、(ロ)成分は、ポリヒドロキシスチ
レンの水酸基を、例えば1‐クロロ‐1‐エトキシエタ
ンや1‐クロロ‐1‐メトキシプロパンなどにより、公
知の反応に従い前記アルコキシアルキル基で保護したも
ので、その保護率は10〜60モル%、好ましくは20
〜50モル%が望ましい。この保護率が10モル%未満
ではプロファイル形状の優れたパターンが得られず、ま
た60モル%を超えるとレジストの感度が低下するため
好ましくない。
【0017】さらに、前記(B)成分の重量平均分子量
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GP
C法)に基づき、通常ポリスチレン基準で3,000〜
30,000の範囲である。この重量平均分子量が3,
000未満では被膜性に劣るし、30,000を超える
とアルカリ水溶液への溶解度が低下する傾向がみられ
る。
【0018】本発明方法で用いるレジスト膜形成用組成
物においては、前記(A)成分は、(B)成分100重
量部に対し、通常1〜20重量部、好ましくは2〜10
重量部の割合で配合される。この配合量が1重量部未満
では、放射線を照射したときに発生する酸の量が不足
し、十分な作用が発揮されないし、また20重量部を越
えると溶剤に溶解しにくくなるとともに、(B)成分と
混合しにくくなる。
【0019】次に、本発明方法においてレジスト膜を形
成するために用いる組成物においては、前記の基本組成
に対し、(C)成分として分子量1000以下の前記一
般式(I)で示されるフェノール性化合物とナフトキノ
ン‐1,2‐ジアジドスルホン酸とのエステルを配合す
ることが必要である。
【0020】この一般式(I)で示されるフェノール性
化合物としては、核置換基R4〜R7として、メチル基の
ような低級アルキル基、メトキシ基のような低級アルコ
キシル基、塩素原子のようなハロゲン原子又はシクロヘ
キシル基を有するものが好ましい。
【0021】この中で特に好適なのは、一般式
【化6】 (式中のRはメチル基又はシクロヘキシル基、R′及び
R″は水素原子又はメチル基、mは1又は2である)で
表わされる化合物及び1‐[1‐(4‐ヒドロキシフェ
ニル)イソプロピル]‐4‐[1,1‐ビス(4‐ヒド
ロキシフェニル)エチルベンゼン]である。
【0022】このようなフェノール性化合物の具体例と
しては、ビス(4‐ヒドロキシ‐3,5‐ジメチルフェ
ニル)‐2‐ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4‐ヒ
ドロキシ‐3,5‐ジメチルフェニル)‐3,4‐ジヒ
ドロキシフェニルメタン、ビス(4‐ヒドロキシ‐3‐
メチルフェニル)‐3,4‐ジヒドロキシフェニルメタ
ン、ビス(3‐シクロヘキシル‐4‐ヒドロキシ‐6‐
メチルフェニル)‐4‐ヒドロキシフェニルメタン、
2,2‐ビス(2,3,4‐トリヒドロキシフェニル)
プロパン、ビス(2,3,4‐トリヒドロキシフェニ
ル)メタン、トリス(4‐ヒドロキシフェニル)メタ
ン、ビス(4‐ヒドロキシ‐3,5‐ジメチルフェニ
ル)‐4‐ヒドロキシ‐3‐メトキシフェニルメタン、
ビス(4‐ヒドロキシ‐2,5‐ジメチルフェニル)‐
2‐ヒドロキシフェニルメタン、1,1,1‐トリス
(4‐ヒドロキシフェニル)エタン、1,4‐ビス[2
‐(2,4‐ジヒドロキシフェニル)イソプロピル]ベ
ンゼン、1,4‐ビス[ビス(4‐ヒドロキシ‐3,5
‐ジメチルフェニル)メチル]ベンゼン、1,4‐ビス
[ビス(4‐ヒドロキシ‐2,5‐ジメチルフェニル)
メチル]ベンゼンなどを挙げることができる。
【0023】また、これらのフェノール性化合物をエス
テル化して(C)成分を構成するナフトキノン‐1,2
‐ジアジドスルホン酸としては、ナフトキノン‐1,2
‐ジアジド‐4‐スルホン酸、ナフトキノン‐1,2‐
ジアジド‐5‐スルホン酸、ナフトキノン‐1,2‐ジ
アジド‐6‐スルホン酸などが挙げられるが、本発明方
法で用いるレジスト膜形成用組成物の引き置き経時特性
を高めるという点で、ナフトキノン‐1,2‐ジアジド
‐5‐スルホン酸が好ましい。この引き置き経時特性と
は、露光後一定時間放置した後におけるレジストパター
ンについての寸法忠実度すなわち、パターン形状が変化
しない性質を意味する。
【0024】本発明方法においてレジスト膜を形成する
ための組成物の(C)成分として用いる分子量1000
以下のフェノール性化合物とナフトキノン‐1,2‐ジ
アジドスルホン酸とのエステルは、例えば前記したフェ
ノール化合物と、ナフトキノン‐1,2‐ジアジド‐4
(5又は6)‐スルホン酸の反応性官能的誘導体例えば
酸クロリドとを、不活性有機溶媒例えばジオキサン、N
‐メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、テトラヒ
ドロフランなどの中で、塩基性触媒例えばトリエタノー
ルアミン、ピリジン、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウムなどの存在下に反応させ、得られた生成物を水洗、
乾燥することによって製造することができる。
【0025】この際、フェノール性化合物の水酸基がで
きるだけ完全にエステル化されたもの、例えば水酸基の
合計モル数に対してエステル化率が60%以上、好まし
くは90%以上のものを用いるとハレーション及び定在
波の影響を効率よく防止することができるので有利であ
る。
【0026】したがって、上記の(C)成分として好ま
しいナフトキノン‐1,2‐ジアジドスルホン酸エステ
ルは、トリス(4‐ヒドロキシフェニル)メタン、ビス
(4‐ヒドロキシ‐3,5‐ジメチルフェニル)‐2‐
ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4‐ヒドロキシ‐
2,5‐ジメチルフェニル)‐2‐ヒドロキシフェニル
メタン、ビス(4‐ヒドロキシ‐3,5‐ジメチルフェ
ニル)‐3,4‐ジヒドロキシフェニルメタン、ビス
(4‐ヒドロキシ‐2,5‐ジメチルフェニル)‐3,
4‐ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(4‐ヒドロキ
シ‐3‐メチルフェニル)‐3,4‐ジヒドロキシフェ
ニルメタン、ビス(3‐シクロヘキシル‐4‐ヒドロキ
シ‐6‐メチルフェニル)‐4‐ヒドロキシフェニルメ
タン、ビス(3‐シクロヘキシル‐4‐ヒドロキシ‐6
‐メチルフェニル)‐3,4‐ジヒドロキシフェニルメ
タン、1‐[1‐(4‐ヒドロキシフェニル)イソプロ
ピル]‐4‐[1,1‐ビス(4‐ヒドロキシフェニ
ル)エチル]ベンゼン、2‐(2,3,4‐トリヒドロ
キシフェニル)‐2‐(2′,3′,4′‐トリヒドロ
キシフェニル)プロパン、ビス(2,3,4‐トリヒド
ロキシフェニル)メタンなどのフェノール性化合物の水
酸基のほぼ全部がナフトキノン‐1,2‐ジアジド‐5
‐スルホン酸でエステル化されたものである。
【0027】これらの中でも1‐[1‐(4‐ヒドロキ
シフェニル)イソプロピル]‐4‐[1,1‐ビス(4
‐ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、ビス(4‐
ヒドロキシ‐3,5‐ジメチルフェニル)‐2‐ヒドロ
キシフェニルメタン、ビス(4‐ヒドロキシ‐3,5‐
ジメチルフェニル)‐3,4‐ジヒドロキシフェニルメ
タン、ビス(4‐ヒドロキシ‐3‐メチルフェニル)‐
3,4‐ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(3‐シク
ロヘキシル‐4‐ヒドロキシ‐6‐メチルフェニル)‐
4‐ヒドロキシフェニルメタン、特に1‐[1‐(4‐
ヒドロキシフェニル)イソプロピル]‐4‐[1,1‐
ビス(4‐ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼンとナ
フトキノン‐1,2‐ジアジド‐5‐スルホン酸との完
全エステル体が、高感度、高解像性であり、ハレーショ
ン及び定在波の影響を防止したレジストパターン形状、
さらには引き置き経時後の寸法忠実度に優れるため好ま
しい。
【0028】上記の組成物においては、(C)成分を
(B)成分に基づき0.5〜20重量%好ましくは5〜
15重量%の範囲内の割合で配合することが必要であ
る。この量が0.5重量%未満では十分なハレーション
防止の効果が得られないし、またこの量が20重量%を
越えると解像度が劣化する上にレジストパターン形状が
そこなわれることになる。
【0029】本発明方法においては、このようにして得
られるポジ型化学増幅型レジスト組成物を常法に従って
基板上に塗布し、乾燥してレジスト膜を形成する。本発
明方法におけるマスクパターンを介しての露光は、Kr
Fエキシマレーザーを露光波長とする露光装置を用いる
以外は、全く従来のポジ型化学増幅型レジストによるマ
スクパターンを介しての露光と同じである。また、露光
後加熱処理(PEB処理)や現像処理も従来の場合と変
わるところはない。前記のKrFエキシマレーザーを露
光波長とする露光装置としては、市販品例えばニコン社
製のNSR−2005EX8Aが用いられる。
【0030】
【実施例】次に実施例によって、本発明をさらに詳細に
説明する。
【0031】参考例1 1‐[1‐(4‐ヒドロキシフェニル)イソプロピル]
‐4‐[1,1‐ビス(4‐ヒドロキシフェニル)エチ
ル]ベンゼン1モルとナフトキノン‐1,2‐ジアジド
‐5‐スルホン酸クロリド3モルとをジオキサン中、ト
リエタノールアミンの存在下で反応させることにより、
ハレーション防止剤Aを調製した。
【0032】参考例2 1‐[1‐(4‐ヒドロキシフェニル)イソプロピル]
‐4‐[1,1‐ビス(4‐ヒドロキシフェニル)エチ
ル]ベンゼン1モルとナフトキノン‐1,2‐ジアジド
‐4‐スルホン酸クロリド3モルとを参考例1と同様に
して反応させることにより、ハレーション防止剤Bを調
製した。
【0033】参考例3 ビス(4‐ヒドロキシ‐3,5‐ジメチルフェニル)‐
2‐ヒドロキシフェニルメタン1モルとナフトキノン‐
1,2‐ジアジド‐5‐スルホン酸クロリド2モルとを
参考例1と同様にして反応させることにより、ハレーシ
ョン防止剤Cを調製した。
【0034】参考例4 ビス(4‐ヒドロキシ‐3,5‐ジメチルフェニル)‐
2‐ヒドロキシフェニルメタン1モルとナフトキノン‐
1,2‐ジアジド‐4‐スルホン酸クロリド2モルとを
参考例1と同様にして反応させることにより、ハレーシ
ョン防止剤Dを調製した。
【0035】参考例5 ビス(3‐シクロヘキシル‐4‐ヒドロキシ‐6‐メチ
ルフェニル)‐4‐ヒドロキシフェニルメタン1モルと
ナフトキノン‐1,2‐ジアジド‐5‐スルホン酸クロ
リド3モルとを参考例1と同様にして反応させることに
よりハレーション防止剤Eを調製した。
【0036】参考例6 ビス(4‐ヒドロキシ‐3,5‐ジメチルフェニル)‐
3,4‐ジヒドロキシフェニルメタン1モルとナフトキ
ノン‐1,2‐ジアジド‐4‐スルホン酸クロリド3モ
ルとを参考例1と同様にして反応させることによりハレ
ーション防止剤Fを調製した。
【0037】実施例1〜6 水酸基の36モル%がtert‐ブチルオキシカルボニ
ルオキシ基で置換された重量平均分子量10000のポ
リヒドロキシスチレンと水酸基の36モル%がエトキシ
エトキシ基で置換された重量平均分子量10000のポ
リヒドロキシスチレンの重量比で3:7の混合物100
重量部と、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメ
タン7重量部と、参考例1〜6で調製したハレーション
防止剤10重量部とを、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート500重量部に溶解したのち、こ
のものを孔径0.2μmのメンブランフィルターを用い
てろ過し、ポジ型レジスト組成物を調製した。
【0038】次いで、これらのポジ型レジスト組成物を
スピンナーを用いてアルミニウム膜が蒸着されたシリコ
ンウエーハ上に塗布し、これをホットプレート上で90
℃、90秒間乾燥して膜厚0.7μmのレジスト膜を得
た。この膜にKrFエキシマレーザーを露光波長とする
縮小投影露光装置NSR−2005EX8A(ニコン社
製)を用いて、1mJ/cm2ずつドーズ量を加え、露
光したのち、100℃、90秒間のPEB(POST
EXPOSURE BAKE)を行い、2.38重量%
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で23℃
にて60秒間現像し、30秒間水洗して乾燥したとき、
現像後の露光部の膜厚が0となる最小露光時間を感度と
してmJ(エネルギー量)単位で測定した。また、得ら
れたレジストパターンについて、以下のようにして特性
を評価し、その結果を表1に示した。
【0039】(1)解像性: 0.25μmのマスクパターンを再現する露光量におけ
る限界解像度で示した。
【0040】(2)ハレーション防止性: マスクパターンどおりにレジストパターンが得られ、ハ
レーションによる局所的なパターンの細まりが発生して
いない場合を○、わずかな局所的なパターンの細まりの
あるパターンとなった場合を△、局所的なパターンの細
まりの大きいパターンとなった場合を×として評価し
た。
【0041】(3)定在波の影響: パターニング操作を行ったものについて0.25μmの
レジストパターンの断面形状をSEM(走査型電子顕微
鏡)写真により観察し、定在波の影響がなく矩形状のも
のを○とし、レジストパターンが若干波打っているもの
を△、レジストパターンが大きく波打っているものを×
とした。
【0042】(4)引き置き経時特性のレジストパター
ンの寸法忠実度 前記のようにして、露光までの操作を行ったものについ
て、露光後20分放置したあと0.25μmのレジスト
パターンの断面形状をSEM(走査型電子顕微鏡)写真
により観察し、矩形状のものを○とし、レジストパター
ンが若干テーパー形状となっているものを△、三角形に
近いものを×とした。
【0043】比較例1 ハレーション防止剤を含まないポジ型レジスト組成物を
用いること以外は全く実施例1と同様の操作を繰り返し
て得たレジストパターンについて特性を評価した結果を
表1に示す。
【0044】比較例2 ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタンを含ま
ないポジ型レジスト組成物を用いること以外は全く実施
例1と同様の操作を繰り返して得たレジストパターンに
ついて特性を評価した結果を表1に示す。
【0045】比較例3 ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタンを含ま
ないポジ型レジスト組成物を用いること以外は全く実施
例2と同様の操作を繰り返して得たレジストパターンに
ついて特性を評価した結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明方法は、高感度、高解像性であ
り、しかもハレーション及び定在波の影響が防止され、
優れたレジストパターン形状を与えることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 与日 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東京応化工業株式会社内 (72)発明者 中山 寿昌 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東京応化工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−276157(JP,A) 特開 平3−23454(JP,A) 特開 平4−210960(JP,A) 特開 平3−103854(JP,A) 特開 平7−36190(JP,A) 特開 平7−84360(JP,A) 特開 平7−84361(JP,A) 特開 平3−158856(JP,A) 特開 平4−29242(JP,A) 特開 平4−284454(JP,A) 特開 平6−301203(JP,A) 特開 平3−48249(JP,A) 特開 平4−36751(JP,A) 特開 平4−211254(JP,A) 特開 平4−253058(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)放射線照射により酸を発生しうる
    化合物からなる酸発生剤成分及び(B)酸の作用により
    アルカリ水溶液への溶解度が増大する樹脂成分を基本組
    成とするポジ型化学増幅型レジストに対し、(C)ハレ
    ーション防止剤として分子量1000以下の、一般式 【化1】 [式中のR1〜R3は水素原子又は低級アルキル基、R4
    〜R7は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低
    級アルコキシル基、低級アルケニル基又はシクロアルキ
    ル基、R8〜R9は水素原子、ハロゲン原子又は低級アル
    キル基、Qは水素原子、低級アルキル基又は式 【化2】 (ただし、R10及びR11は水素原子、ハロゲン原子、低
    級アルキル基、低級アルコキシル基、低級アルケニル基
    又はシクロアルキル基、zは1〜3の整数)で表わされ
    る置換フェニル基であり、x及びyは1〜3の整数、n
    は0又は1である]で表わされるフェノール性化合物と
    ナフトキノン‐1,2‐ジアジドスルホン酸とのエステ
    ルを(B)成分に基づき0.5〜20重量%の割合で配
    合したポジ型化学増幅型レジスト組成物を基板上に塗布
    してレジスト膜を形成し、次いでKrFエキシマレーザ
    ーを露光波長とする露光装置を用いてこれにマスクパタ
    ーンを介して露光を行ったのち、後露光加熱処理し、次
    いで現像処理することを特徴とするレジストパターン形
    成方法。
  2. 【請求項2】 (A)成分がビススルホニルジアゾメタ
    ンを含む酸発生剤成分である請求項1記載のレジストパ
    ターン形成方法。
  3. 【請求項3】 (A)成分がビス(シクロヘキシルスル
    ホニル)ジアゾメタン又はビス(2,4‐ジメチルフェ
    ニルスルホニル)ジアゾメタンである請求項2記載のレ
    ジストパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 (C)成分を構成するフェノール性化合
    物が、一般式 【化3】 (式中のRはメチル基又はシクロヘキシル基、R′及び
    R″は水素原子又はメチル基、mは1又は2である)で
    表わされる化合物である請求項1、2又は3記載のレジ
    ストパターン形成方法。
  5. 【請求項5】 (C)成分を構成するフェノール性化合
    物が1‐[1‐(4‐ヒドロキシフェニル)イソプロピ
    ル]‐4‐[1,1‐ビス(4‐ヒドロキシフェニル)
    エチル]ベンゼンである請求項1ないし3のいずれかに
    記載のレジストパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 (C)成分を構成するナフトキノン‐
    1,2‐ジアジドスルホン酸がナフトキノン‐1,2‐
    ジアジド‐5‐スルホン酸である請求項1ないし5のい
    ずれかに記載のレジストパターン形成方法。
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