JP3191942B2 - 高衝撃強度を有する熱可塑性樹脂の製造方法 - Google Patents

高衝撃強度を有する熱可塑性樹脂の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、高衝撃強度及び優れた表面光沢を有する熱
可塑性樹脂を製造する方法に関する。特に、本発明は、
高衝撃強度及び優れた表面光沢を有する熱可塑性樹脂を
高速で製造する方法であって、シアン化ビニル化合物と
芳香族ビニル化合物とを、90%以上のゲル含有量を有す
るゴムラテックスの存在下において、3時間以下の間グ
ラフト共重合させることを特徴とする方法に関する。上
記のゴムラテックスは、粒径の異なる2以上のゴムラテ
ックスの混合物で有り得る。
背景技術 一般的に、ABSやそれに類した樹脂等のような熱可塑
性樹脂の衝撃強度を改善するために、これらの製造の際
に、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリスチレ
ン、ポリメチルメタクリレート等のような熱可塑性樹脂
をグラフト共重合体とブレンドすることは当技術分野で
広く知られている。かかるグラフト共重合体は、ゴムラ
テックス、即ち、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体等
のようなジエン型ゴムラテックスにグラフト共重合させ
ることによって製造される。
US特許第3,509,238及び4,520,165号には、水溶性過硫
酸カリウム開始剤の使用が記載されており、その全体の
反応時間は、おおよそ6時間である。US特許第4,009,22
7号には、水溶性開始剤及び85%の比較的高いゲル含量
を有するポリブタジエンゴムの使用が開示されている。
ところが、得られた熱可塑性樹脂は、比較的低い衝撃
強度を有し、その全体の反応時間は4時間以上である。
また、US特許第3,928,494、4,753,988及び4,668,738
号及びGB1,501,256号の全てに、水溶性開始剤の使用が
記載されている。
しかしながら、これらの特許では、全体の反応時間が
5時間以上であり、用いられたゴムラテックスのゲル含
量が記載されていない。
一般的に、上述のようなグラフト重合は、乳化重合に
より行われる。グラフト重合は、一般的に約5時間かか
り、これを短縮すると、十分なグラフト率が達成されな
いので、熱可塑性樹脂との混練時、グラフト重合体の分
散が悪くなることが当技術分野ではよく知られている。
従って、得られた熱可塑性樹脂組成物は、低い分散性に
より衝撃強度が低くなり、表面光沢が劣って加工性が悪
くなる。
発明の開示 従って、本発明の目的は、上記のような問題を起こさ
ずに、高衝撃強度及び優れた光沢を有する熱可塑性樹脂
を、高速で製造する方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明者等は、鋭意研
究した結果、少なくとも1種のシアン化ビニル化合物及
び少なくとも1種の芳香族ビニル化合物を、約3時間以
下の短い時間の間、水溶性開始剤の存在下に、ゲル含有
量が90%以上であるゴムラテックスにグラフト共重合さ
せることにより、ゴム内への内部吸蔵(occlusion)及
び凝塊(coagulum)形成が低減し、ゴム表面グラフト化
が増進されることを見出した。これにより、得られる熱
可塑性樹脂は、非常に高い衝撃強度と優れた表面光沢を
有するようになる。その上、短い反応時間の故に生産性
も大幅に向上する。
より高い衝撃強度は、主として低い吸蔵水準によるも
のであり、かかるより低い吸蔵水準は、破裂時に、ゴム
のキャビテーション(cavitation)現象を容易に起こす
であろう。
また、本発明によって製造された熱可塑性樹脂を、他
の熱可塑性樹脂と混合すれば、得られる樹脂組成物も、
より高い衝撃強度及び優れた表面光沢を有する。
発明の詳細な説明 前述のゴムラテックスは、小径ゴムラテックス及び大
径ゴムラテックスの混合物であり得る。前述の小径ゴム
ラテックスは、従来の乳化重合により製造される。小径
ゴムラテックスは、ゲル含量が90〜100%であり、平均
粒径が0.07〜0.15μmである。前述の大径ゴムラテック
スは、従来の乳化重合又は小径ゴムラテックスの酸−又
は塩−凝集により製造される。得られる大径ゴムラテッ
クスは、ゲル含量が90〜100%であり、平均粒径が0.25
〜0.35μmである。
本発明は、高衝撃強度及び優れた表面光沢を有する熱
可塑性樹脂を高速で製造する方法に関し、単量体総量を
基準にして、少なくとも1種のシアン化ビニル化合物20
〜60重量%と、少なくとも1種の芳香族ビニル化合物40
〜80重量%を、小径ゴムラテックス20重量%以下、及び
大径ゴムラテックス80〜100重量%からなるゴムラテッ
クス30〜80重量%の存在下に、水溶性開始剤を用いるこ
とによって、3時間以下の間グラフト共重合させること
を特徴とする。開始剤の量は、0.1〜0.3重量部であり、
反応温度は、おおよそ60℃乃至70℃である。
本発明において用いられるゴムラテックスの例として
は、ポリブタジエン、又はブタジエン含量が50重量%以
上であるブタジエンと少なくとも一つの共単量体との共
重合体を挙げることができる。特に、前述の共単量体と
しては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、t−ブチルスチレン等の芳香族ビニル化合物、又は
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビ
ニル化合物等が挙げられる。
小径ゴムラテックスは、当業界に公知の任意の重合法
により、製造することができる。大径ゴムラテックスに
ついては、従来の重合法により、又は小径ゴムラテック
スの酸凝集により製造される。
ゴムラテックスの製造の際に、ゴムラテックスの粒径
は、乳化剤の量、pH値、反応温度、全固形物含量等のよ
うな、色々な因子を変化させることによって制御され
る。それは、当業者界により容易に達成することができ
る。
加えて、上述の要求条件を満足するなら、市販されて
いるゴムラテックスも、本発明において用いることがで
きる。
本発明の熱可塑性樹脂は、次の二つの別個の段階:
(A−1)小径ゴムラテックスの製造段階、及び(A−
2)大径ゴムラテックスの製造段階;(B)グラフト共
重合段階を含む方法により製造される。
(A−1)小径ゴムラテックスの製造 平均粒径が0.07〜0.15μmの小径ゴムラテックスを、
従来の乳化重合法を用いて製造すると、得られたゴムラ
テックスは、90%以上のゲル含量及び20以下の膨潤指数
を有する。
本発明において、段階(B)のグラフト共重合段階の
際に、ゴム粒子内への吸蔵の可能性を低下させるため
に、90%以上のゲル含量及び20以下の膨潤指数を有する
ゴムラテックスを製造し、使用する。
本発明において定義された膨潤指数とゲル含量の測定
は次のとおりである: 得られたゴムラテックスを凝固させ、水洗し、40℃の
真空オーブンで24時間乾燥させる。1gの乾燥したゴムラ
テックスを秤量して、トルエン100gに48時間放置して膨
潤させる。ゴムの未溶解部分と溶解部分とを分離し、各
部分の重さを測定する。膨潤指数及びゲル含量を次の式
により計算する。
(A−2)大径ゴムラテックスの製造 大径ゴムラテックスは、上記の小径ゴムラテックスを
用いて製造することができる。本発明において用いられ
る粒径が0.25〜0.35μmの大径ゴムラテックスは、酸凝
集法又は乳化重合等の当技術分野において知られている
任意の従来の方法により製造される。
一般的に、ゴムラテックスの粒径は、乳化剤の量、pH
値、反応温度、電解質の量、全固形物含量等のような、
色々な因子を変化させることによって制御される。それ
は、当業者により容易に達成することができる。
(B)グラフト共重合 高衝撃強度及び優れた光沢を有する本発明の熱可塑性
樹脂は、シアン化ビニル化合物及び芳香族ビニル化合物
を、ゴムラテックスの存在下に、水溶性開始剤を用いて
3時間以下の間グラフト重合させることによって製造さ
れる。
グラフト段階において用いられる前述のゴムラテック
スの量は、用いられるゴムラテックス及び単量体の総量
を基準にして、30乃至80重量%、好ましくは40乃至70重
量%である。
グラフト段階において用いられる前述のシアン化ビニ
ル化合物の量は、用いられる単量体の全体重量を基準に
して、20乃至60重量%、好ましくは20乃至40重量%であ
る。この段階において用いられるシアン化ビニル化合物
の例としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
等がある。
グラフト段階において用いられる前述の芳香族ビニル
化合物の量は、用いられる単量体の全体重量を基準にし
て、40乃至80重量%、好ましくは60乃至80重量%であ
る。この段階において用いられる前述の芳香族ビニル化
合物の例としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン、t−ブチルスチレン、3−エチルスチレ
ン等がある。
グラフト段階において用いられる前述の開始剤の量
は、グラフト重合において用いられるゴムラテックス及
び単量体の全体重量を基準にして、0.1乃至0.5重量%、
好ましくは0.1乃至0.3重量%である。
開始剤の例としては、過酸化水素、ナトリウムパース
ルフェート及びカリウムパースルフェートのようなアル
カリ金属パースルフェート、アンモニウムパースルフェ
ート、t−ブチルパーオキシピバレートのようなピバレ
ート類、パーボレート類、パーアセテート類、クメンハ
イドロパーオキシド、ジイソプロピルベンゼンヒドロパ
ーオキシド、para−メタンヒドロパーオキシド、又はt
−ブチルヒドロパーオキシドのようなヒドロパーオキシ
ド類、及び例えば、還元剤と前述のパーオキシド類との
配合により形成されるレドックス型触媒が挙げられる。
本発明において、水溶性ヒドロキパーオキシド類、又
はアルカリ金属パースルフェートを開始剤として用いる
ことが好ましい。クメンヒドロパーオキシド、ジイソプ
ロピルベンゼンヒドロパーオキシドのような溶媒可溶性
有機パーオキシド類は、過度な吸蔵という短所があり、
スルフェート型化合物は、グラフト化度が不充分である
という短所がある。従って、本発明においては、開始剤
として、中間程度の水溶性を有するt−アルキルヒドロ
パーオキシドを用いることが好ましい。
反応温度は、従来のグラフト重合において用いられる
温度から選ばれる。適切な反応温度は、50乃至85℃であ
り、好ましくは60乃至70℃である。
本発明のグラフト重合段階において、乳化剤、連鎖移
動剤等のような従来の添加剤を用いることができる。
乳化剤は、当業界に広く知られた界面活性剤、石鹸等
であり得る。乳化剤の具体例としては、アルキルスルフ
ェート、アルキルスルホネート、アルキルアリールスル
ホネート、α−オレフィンスルホネート、4級アンモニ
ウム塩、アミン塩、脂肪及びロジン酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキル又はアルキルアリールエーテルが挙げら
れ;好ましくは、ロジンのカリウム塩のような、ロジン
酸アルカリ金属塩、カリウムオレエート及びナトリウム
ステアレートのような、脂肪族アルカリ金属塩、並び
に、アルキルアリールスルホネート等がある。各種乳化
剤のアルキル部位は、一般的に、おおよそ8乃至18個の
炭素原子を含む。
連鎖移動剤としては、n−ドデシルメルカプタン、t
−ドデシルメルカプタン、イソブチルメルカプタン、n
−オクチルメルカプタン、イソオクチルメルカプトプロ
ピオネート等のメルカプタン類、α−メチルスチレンダ
イマー、テルピノレン、ジペンテン、t−テルペン等の
テルペン類、又はクロロホルム、4塩化炭素等のハロゲ
ン化炭化水素等を用いることができる。
グラフト共重合段階において、全ての成分は、同時
に、または連続的に添加することができる。連続添加の
際に、全ての成分の混合物を、いくつかの部分に分割し
て各部分を連続的に添加することができる。更に、上記
の各部分は同一又は異なる組成を有することができる。
連続添加とは、各成分又はこれらの混合物を、指定さ
れた期間、連続的に添加することを意味する。同時添加
とは、全ての成分又はこれらの混合物を、一度に同時に
添加することを意味する。
本発明において、グラフト共重合は、2又は3段階で
行われ、全ての成分の混合物も、2又は3個の部分に分
割し、各部分を同時に又は連続的に添加する。更に、そ
れぞれの部分は、同一又は異なる組成を有していてよ
い。
グラフト共重合を3つの段階で行う時は、第1段階に
おいて用いられる全ての成分は、反応器に同時に添加さ
れ、第2段階において用いられる全ての成分は、一緒に
連続的に添加される。本発明において、乳化剤、単量体
及び水は、合わされてエマルジョンを形成し、連続的に
添加される。開始剤も連続的に添加される。
グラフト共重合の第3段階においては、転化率を増加
させるために、少量の開始剤を追加し、反応温度は、第
2段階より約5℃高くする。
グラフト重合において用いられる芳香族ビニル化合物
及びシアン化ビニル化合物は、2又は3個の部分に分割
し、一つを同時添加し、他は連続添加する。又は、2種
の単量体は一緒に連続添加され得る。
前述の芳香族ビニル化合物及び前述のシアン化ビニル
化合物を含む同時添加される部分は、その部分において
用いられた単量体の総量を基準にして、好ましくは20乃
至60重量%、更に好ましくは20乃至40重量%のシアン化
ビニル化合物を含む。
2段階又は3段階グラフト共重合後に、最終的に得ら
れたグラフト共重合体は、次に、塩溶液[AlCl3、Al
2(SO4、又はCaCl2]又は5%硫酸水溶液と接触さ
せて凝固させ、洗浄及び乾燥して、粉末状のグラフト共
重合体を得る。他の酸又は方法を凝集に用いることがで
きる。
このように製造されたグラフト共重合体は、スチレン
−アクリロニトリル共重合体(SAN)と溶融及びブレン
ドして、ゴム含量10乃至30重量%を有する最終熱可塑性
樹脂組成物を製造する。
発明を実施するための最良の形態 以下、実施例により本発明を詳しく説明するが、これ
により本発明が制限されるものではない。実施例と比較
例において、部及び%は、重量部及び重量%を意味す
る。
実施例 物性測定は、次の方法により行った。
A.アイゾッド衝撃強度 アイゾッド衝撃強度は、ASTM D−256に準じて測定し
た。試験片の厚さは1/4インチであった。
B.引張強度 引張異強度は、ASTM D−638に準じて測定した。
C.メルトフローインデックス(MI) ASTM D−1238に準じて、220℃の温度で10kgの荷重下
で測定した。
D.表面光沢 ASTM D−528に準じて、角度60゜で測定した。また、
射出機内で10分間滞留させた後、射出成形した製品につ
いて表面光沢を測定した。
E.グラフト率 得られたグラフト共重合体をアセトンに溶解させて、
下記の計算式に基づいて計算した。
本発明によると、グラフト率は、好ましくは、約20%
乃至35%である。グラフト率がこの範囲を外れると、衝
撃強度は低下する傾向がある。
F.凝塊(coagulum)(%): 凝塊(%)は、グラフト共重合の間に形成される用い
られない重合体固形物の測定値である。用いた単量体を
含む全ての成分の総重量を基準にした重量%で表され
る。本発明においては、凝塊の重量%は、50メッシュ網
で凝塊を濾過し、凝塊を乾燥した後に決定した。
上記の物性測定時に用いる試験片を製造するために、
グラフト共重合体を、重量平均分子量が130,000程度で
あり、アクリロニトリル含量が24%程度のSANと共に溶
融並びにブレンドした。得られた熱可塑性樹脂は、最終
ゴム含量が16%程度であった。その後、上記の熱可塑性
樹脂を射出成形して試験片を製造した。
実施例1 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 反応器に、1,3−ブタジエン100重量部、乳化剤である
カリウムオレエート3.3重量部、開始剤であるカリウム
パースルフェート0.3重量部、t−ドデシルメルカプタ
ン0.2重量部、及び水150重量部を導入した。混合物を、
55℃で加熱して重合反応を1時間行った。転化率が30%
に達した時、t−ドデシルメルカプタン0.1重量部を反
応器に更に添加した。その後、反応混合物の温度を60℃
に上げた。
転化率が95%に達した時、ジエチルヒドロキシアミン
を反応混合物に添加して重合を終了した。未反応単量体
を反応混合物から除去した。平均粒径が0.09μmであ
り、ゲル含量が90%であり、膨潤指数が15である小径ゴ
ムラテックスを得た。
該小径ゴムラテックスから酸凝集法を用いて、平均粒
径径が0.25〜0.35μmの大径ゴムラテックスを製造し
た。
B.グラフト共重合体の製造 第1段階 上記の表1に記載の成分を反応器に同時添加し、反応
混合物を65℃の温度で加熱して、第1段階のグラフト共
重合を1時間行った。
第2段階 開始剤溶液を除いた表2の全ての成分を混合してエマ
ルジョンを得る。エマルジョンを反応器内に1時間30分
にわたって連続的に投入し、開始剤溶液を更に1時間30
分にわたって連続的に投入した。反応温度は65℃であっ
た。
第3段階 第2段階の終了時、上記の表3の全ての成分を反応器
に同時に投入し、温度を30分間70℃に上げた後、反応を
終了した。この時の転化率は99%であった。酸化防止剤
を投入した後、5%硫酸水溶液を添加して、得られたグ
ラフト共重合体ラテックスを凝固させた。洗浄及び乾燥
後に、最終粉末状グラフト共重合体を得た。
そして、上記のグラフト共重合体を、重量平均分子量
が130,000程度であり、アクリロニトリル含量が24%程
度であるSAN、安定剤及び潤滑剤と配合して、本発明の
熱可塑性樹脂組成物を製造し、これを射出成形した。こ
の時、最終ゴム含量は約16%である。その物性は下記表
7に示す。
実施例2 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例1と同様にして、小径ゴムラテックス及び大径
ゴムラテックスをそれぞれ製造した。
B.グラフト共重合体の製造 第1段階 上記の段階Aにおいて得られたゴムラテックス、及び
表4に記載の成分を反応器に同時に投入し、得られた混
合物を65℃の温度で加熱して、第1段階のグラフト共重
合を1時間行った。
第2段階 表2に記載の全ての成分を混合してエマルジョンを
得、それを反応器内に1時間30分にわたって連続的に投
入した。反応温度は65℃であった。
第3段階 実施例1と同様にして、第3段階グラフト共重合を行
って最終グラフト共重合体を得た。その転化率は、98.8
%であった。
実施例1と同様にして最終グラフト共重合体から試験
片を作成した。その物性を表7に示す。
実施例3 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例1と同様にして、小径ゴムラテックス及び大径
ゴムラテックスをそれぞれ製造した。
B.グラフト共重合体の製造 第1段階 18.2重量部のスチレン及び10.8重量部のアクリロニト
リルを用いた以外は実施例2と同様にして、第1段階グ
ラフト共重合を行った。
第2段階 16.8重量部のスチレン及び4.2重量部のアクリロニト
リルを用いた以外は実施例2と同様にして、第2段階グ
ラフト共重合を行った。
第3段階 実施例2と同様にして、第3段階グラフト共重合を行
った。
最終グラフト共重合体の転化率は、98.8%であった。
試験片は、最終グラフト共重合体から実施例2と同様
にして製造した。その物性を表7に示す。
実施例4 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例1と同様にして、大径ゴムラテックスを製造し
た。
B.グラフト共重合体の製造 第1段階 実施例1と同様にして製造された大径ゴムラテックス
60重量部を含む反応器に、下記の表6に記載の全ての他
の成分から構成されるエマルジョンを、2時間30分にわ
たって65℃の温度で連続的に投入した。
第2段階 この段階は行わなかった。
第3段階 実施例2と同様にして、第3段階グラフト共重合を行
って最終グラフト共重合体を得た。その転化率は、98.5
であった。
得られた混合物に25%硫酸マグネシウム水溶液を加え
て、グラフト共重合体を凝集させた。凝集されたグラフ
ト共重合体を実施例1に規定されたとおり、SANと共に
押出して、試験片を製造した。その物性を表7に示す。
比較例1 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 反応器に、1,3−ブタジエン100重量部、乳化剤である
カリウムオレエート3.3重量部、開始剤であるカリウム
パースルフェート0.3重量部、t−ドデシルメルカプタ
ン0.2重量部、及び水150重量部を導入した。混合物を、
55℃で加熱して重合反応を行った。転化率が40%に達し
た時、直鎖アルキルメルカプタン0.2重量部を反応混合
物に更に添加し、反応混合物の温度を60℃に上げた。
転化率が85%に達した時、ジエチルヒドロキシアミン
を反応混合物に添加して重合を終了させた。未反応単量
体を反応混合物から除去した。平均粒径が0.09μmであ
り、ゲル含量が80%であり、膨潤指数が40の小径ゴムラ
テックスを得た。
酸凝集法を用いて、上記の小径ゴムラテックスから、
平均粒径が0.25乃至0.35μmの大径ゴムラテックスを製
造した。
B.グラフト共重合体の製造 約80%の低いゲル含量を有する小径ゴムラテックス、
及びこれから製造された大径ゴムラテックスを用いた以
外は実施例1と同様にして、グラフト共重合を行った。
最終グラフト共重合体の転化率は、99%であった。
実施例1と同様にして最終グラフト共重合体の試験片
を製造した。その物性を表7に示す。
比較例2 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例1と同様にして、小径ゴムラテックス及び大径
ゴムラテックスをそれぞれ得た。
B.グラフト共重合体の製造 開始剤としてt−ブチルヒドロパーオキシドの代りに
クメンヒドロパーオキシドを用いた以外は実施例1と同
様にしてグラフト共重合を行った。
第1段階 開始剤としてt−ブチルヒドロパーオキシドの代りに
0.075重量部のクメンヒドロパーオキシドを用いた以外
は実施例1と同様にして、第1段階のグラフト共重合を
行った。反応混合物を75℃の温度まで加熱して重合反応
を1時間行った。
第2段階 開始剤としてt−ブチルヒドロパーオキシドの代りに
0.15重量部のクメンヒドロパーオキシドを用い、エマル
ジョンを3時間30分にわたって連続的に投入した以外は
実施例1と同様にして、第2段階のグラフト共重合を行
った。
第3段階 開始剤としてt−ブチルヒドロパーオキシドの代りに
0.05重量部のクメンヒドロパーオキシドを用いた以外は
実施例1と同様にして、第3段階のグラフト共重合を行
った。反応温度を30分で80℃に上げた後、30分にわたっ
て75℃まで徐々に下げて重合反応を終結させた。
最終グラフト共重合体の転化率は、98%であった。
試験片は、最終グラフト共重合体から実施例1と同様
にして製造した。その物性を表7に示す。
比較例3 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例2と同様にして、小径ゴムラテックス及び大径
ゴムラテックスをそれぞれ得た。
B.グラフト共重合体の製造 開始剤としてt−ブチルヒドロパーオキシドの代り
に、クメンヒドロパーオキシドを0.128部(第1段
階)、0.09部(第2段階)及び0.05部(第3段階)の量
でそれぞれ用いた以外は実施例2と同様に行った。グラ
フト重合は、比較例1と同様にして行った。
最終グラフト共重合体の転化率は、98.5%であった。
試験片は、最終グラフト共重合体から実施例1と同様
にして製造した。その物性を表7に示す。
比較例4 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例4と同様にして、大径ゴムラテックスをそれぞ
れ得た。
B.グラフト共重合体の製造 第1段階 開始剤としてt−ブチルヒドロパーオキシドの代りに
0.2重量部のクメンヒドロパーオキシドを用い、混合さ
れたエマルジョンを、反応器に4時間にわたって連続的
に投入した以外は実施例4と同様にして、1次段階を行
った。
第2段階 この段階は行わなかった。
第3段階 開始剤としてt−ブチルヒドロパーオキシドの代りに
0.05重量部のクメンヒドロパーオキシドを用いた以外は
実施例4と同様にして、第3段階のグラフト共重合を行
った。反応温度を30分以内に80℃に上げた後、30分にわ
たって75℃まで徐々に下げて重合反応を終結させた。
25%硫酸マグネシウム水溶液用いて、グラフト共重合
体を凝集させた。その後、実施例4と同様の手順を行っ
た。その物性を表7に示す。
産業上の利用可能性 本発明による熱可塑性樹脂の製造方法によると、大き
く向上された加工性を有するばかりでなく、極めて高い
衝撃強度及び優れた表面光沢を有する熱可塑性樹脂を製
造することができる。本発明の方法を用いれば、樹脂内
への内部吸蔵を減らし、表面グラフト率が増加される。
更に、本発明において製造されたグラフト共重合体
は、従来の熱可塑性樹脂と溶融ブレンドして、高い衝撃
強度及び優れた表面光沢を有する熱可塑性樹脂組成物を
得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 ヨー,ジンニョン 大韓民国 302―150デジョン、ソーク、 マンユン―ドン、カンビュン・アパート メント104―1103 (56)参考文献 特開 平3−177405(JP,A) 特開 平2−261813(JP,A) 米国特許5200441(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 279/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単量体総量を基準にして、20〜60重量%の
    少なくとも1種のシアン化ビニル化合物および40〜80重
    量%の少なくとも1種の芳香族ビニル化合物を、ゲル含
    量が90%以上のゴムラテックス40〜70重量%の存在下
    に、水溶性開始剤を用いて、3時間以内の時間グラフト
    共重合させること、 上記ゴムラテックスは、平均粒径が0.07〜0.15μmの小
    径ゴムラテックス0重量%を越え20重量%以下、及び平
    均粒径が0.25〜0.35μmの大径ゴムラテックス80重量%
    以上100重量%未満を含むこと、および 上記水溶性開始剤は、カリウムパースルフェート、ナト
    リウムパースルフェート、アンモニウムパースルフェー
    ト、又はt−アルキルヒドロパーオキシドであることを
    特徴とする熱可塑性樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】該ゴムラテックスは、ポリブタジエン、又
    はブタジエン含量が50重量%以上のブタジエンと少なく
    とも1種の共単量体との共重合体より選ばれ、共単量体
    は、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、
    アクリロニトリル、メタクリロニトリル等より選ばれる
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】上記芳香族ビニル化合物は、スチレン、α
    −メチルスチレン、ビニルトルエン等より選ばれる少な
    くとも1種の化合物であり、該シアン化ビニル化合物
    は、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等より選ば
    れる少なくとも1種の化合物である請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】グラフト共重合の際、シアン化ビニル化合
    物と芳香族ビニル化合物を、2又は3個の部分に分割
    し、一つの部分を同時に投入し、他の分画は連続投入す
    るか、又は前述の二単量体すべてを一緒に連続的に投入
    する請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】シアン化ビニル化合物と芳香族ビニル化合
    物を含み、同時添加される前記一つの部分は、シアン化
    ビニル化合物の含量が、該部分の単量体総量を基準にし
    て、好ましくは20乃至40重量%、更に好ましくは、30乃
    至40重量%である請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】グラフト共重合の反応温度は、60〜85℃、
    好ましくは、60〜70℃である請求項1に記載の方法。
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