JPH11502258A - 高衝撃強度を有する熱可塑性樹脂の製造方法 - Google Patents

高衝撃強度を有する熱可塑性樹脂の製造方法

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JPH11502258A JP10521238A JP52123898A JPH11502258A JP H11502258 A JPH11502258 A JP H11502258A JP 10521238 A JP10521238 A JP 10521238A JP 52123898 A JP52123898 A JP 52123898A JP H11502258 A JPH11502258 A JP H11502258A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、高衝撃強度及び優れた表面光沢を有する熱可塑性樹脂の製造方法に関し、少なくとも1種のシアン化ビニル化合物、少なくとも1種の芳香族ビニル化合物を、高ゲル含量のゴムラテックスの存在下に、3時間以内の短時間、グラフト共重合させることからなる。ゴムラテックスは、互いに異なる粒子の大きさを有する2種以上のゴムラテックスであり得る。グラフト共重合体は、樹脂内への内部吸蔵が減少され、表面グラフト率が増加されるという特徴を有する。これにより、得られる熱可塑性樹脂は、極めて高い衝撃強度及び優れた表面光沢を有し、加工性も大きく向上される。加えて、グラフト共重合体を重合する時、凝集物の水準も著しく減少する。

Description

【発明の詳細な説明】 高衝撃強度を有する熱可塑性樹脂の製造方法 技術分野 本発明は、高衝撃強度及び優れた表面光沢を有する熱可塑性樹脂を製造する方 法に関する。特に、本発明は、高衝撃強度及び優れた表面光沢を有する熱可塑性 樹脂を高速で製造する方法であって、シアン化ビニル化合物と芳香族ビニル化合 物とを、90%以上のゲル含有量を有するゴムラテックスの存在下において、3 時間以下の間グラフト共重合させることを特徴とする方法に関する。上記のゴム ラテックスは、粒径の異なる2以上のゴムラテックスの混合物で有り得る。 背景技術 一般的に、ABSやそれに類した樹脂等のような熱可塑性樹脂の衝撃強度を改 善するために、これらの製造の際に、スチレン-アクリロニトリル共重合体、ポ リスチレン、ポリメチルメタクリレート等のような熱可塑性樹脂をグラフト共重 合体とブレンドすることは当技術分野で広く知られている。かかるグラフト共重 合体は、ゴムラテックス、即ち、ポリブタジエン、スチレン-ブタジエン共重合 体、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体等のようなジエン型ゴムラテックス にグラフト共重合させることによって製造される。 US特許第3,509,238及び4,520,165号には、水溶性過硫酸 カリウム開始剤の使用が記載されており、その全体の反応時間は、おおよそ6時 間である。US特許第4,009,227号には、水溶性開始剤及び85%の比 較的高いゲル含量を有するポリブタジエンゴムの使用が開示されている。 ところが、得られた熱可塑性樹脂は、比較的低い衝撃強度を有し、その全体の 反応時間は4時間以上である。 また、US特許第3,928,494、4,753,988及び4,668, 738号及びGB1,501,256号の全てに、水溶性開始剤の使用が記載さ れている。 しかしながら、これらの特許では、全体の反応時間が5時間以上であり、用い られたゴムラテックスのゲル含量が記載されていない。 一般的に、上述のようなグラフト重合は、乳化重合により行われる。グラフト 重合は、一般的に約5時間かかり、これを短縮すると、十分なグラフト率が達成 されないので、熱可塑性樹脂との混練時、グラフト重合体の分散が悪くなること が当技術分野ではよく知られている。従って、得られた熱可塑性樹脂組成物は、 低い分散性により衝撃強度が低くなり、表面光沢が劣って加工性が悪くなる。 発明の開示 従って、本発明の目的は、上記のような問題を起こさずに、高衝撃強度及び優 れた光沢を有する熱可塑性樹脂を、高速で製造する方法を提供することにある。 上記の目的を達成するために、本発明者等は、鋭意研究した結果、少なくとも 1種のシアン化ビニル化合物及び少なくとも1種の芳香族ビニル化合物を、約3 時間以下の短い時間の間、水溶性開始剤の存在下に、ゲル含有量が90%以上で あるゴムラテックスにグラフト共重合させることにより、ゴム内への内部吸蔵( occlusion)及び凝塊(coagulum)形成が低減し、ゴム表面グラフト化が増進さ れることを見出した。これにより、得られる熱可塑性樹脂は、非常に高い衝撃強 度と優れた表面光沢を有するようになる。その上、短い反応時間の故に生産性も 大幅に向上する。 より高い衝撃強度は、主として低い吸蔵水準によるものであり、かかるより低 い吸蔵水準は、破裂時に、ゴムのキャビテーション(cavitation)現象を容易に 起こすであろう。 また、本発明によって製造された熱可塑性樹脂を、他の熱可塑性樹脂と混合す れば、得られる樹脂組成物も、より高い衝撃強度及び優れた表面光沢を有する。 発明の詳細な説明 前述のゴムラテックスは、小径ゴムラテックス及び大径ゴムラテックスの混合 物であり得る。前述の小径ゴムラテックスは、従来の乳化重合により製造される 。小径ゴムラテックスは、ゲル含量が90〜100%であり、平均粒径が0.0 7〜0.15μmである。前述の大径ゴムラテックスは、従来の乳化重合又は小 径ゴムラテックスの酸-又は塩-凝集により製造される。得られる大径ゴムラテッ クスは、ゲル含量が90〜100%であり、平均粒径が0.25〜0.35μm で ある。 本発明は、高衝撃強度及び優れた表面光沢を有する熱可塑性樹脂を高速で製造 する方法に関し、単量体総量を基準にして、少なくとも1種のシアン化ビニル化 合物20〜60重量%と、少なくとも1種の芳香族ビニル化合物40〜80重量 %を、小径ゴムラテックス20重量%以下、及び大径ゴムラテックス80〜10 0重量%からなるゴムラテックス30〜80重量%の存在下に、水溶性開始剤を 用いることによって、3時間以下の間グラフト共重合させることを特徴とする。 開始剤の量は、0.1〜0.3重量部であり、反応温度は、おおよそ60℃乃至 70℃である。 本発明において用いられるゴムラテックスの例としては、ポリブタジエン、又 はブタジエン含量が50重量%以上であるブタジエンと少なくとも一つの共単量 体との共重合体を挙げることができる。特に、前述の共単量体としては、スチレ ン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、t-ブチルスチレン等の芳香族ビニル 化合物、又はアクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル化合物 等が挙げられる。 小径ゴムラテックスは、当業界に公知の任意の重合法により、製造することが できる。大径ゴムラテックスについては、従来の重合法により、又は小径ゴムラ テックスの酸凝集により製造される。 ゴムラテックスの製造の際に、ゴムラテックスの粒径は、乳化剤の量、pH値 、反応温度、全固形物含量等のような、色々な因子を変化させることによって制 御される。それは、当業者界により容易に達成することができる。 加えて、上述の要求条件を満足するなら、市販されているゴムラテックスも、 本発明において用いることができる。 本発明の熱可塑性樹脂は、次の二つの別個の段階:(A-1)小径ゴムラテックス の製造段階、及び(A-2)大径ゴムラテックスの製造段階;(B)グラフト共重合段階 を含む方法により製造される。 (A-1) 小径ゴムラテックスの製造 平均粒径が0.07〜0.15μmの小径ゴムラテックスを、従来の乳化重合 法を用いて製造すると、得られたゴムラテックスは、90%以上のゲル含量及び 20以下の膨潤指数を有する。 本発明において、段階(B)のグラフト共重合段階の際に、ゴム粒子内への吸蔵 の可能性を低下させるために、90%以上のゲル含量及び20以下の膨潤指数を有 するゴムラテックスを製造し、使用する。 本発明において定義された膨潤指数とゲル含量の測定は次のとおりである: 得られたゴムラテックスを凝固させ、水洗し、40℃の真空オーブンで24時間 乾燥させる。1gの乾燥したゴムラテックスを秤量して、トルエン100gに4 8時間放置して膨潤させる。ゴムの未溶解部分と溶解部分とを分離し、各部分の 重さを測定する。膨潤指数及びゲル含量を次の式により計算する。 (A-2) 大径ゴムラテックスの製造 大径ゴムラテックスは、上記の小径ゴムラテックスを用いて製造することがで きる。本発明において用いられる粒径が0.25〜0.35μmの大径ゴムラテ ックスは、酸凝集法又は乳化重合等の当技術分野において知られている任意の従 来の方法により製造される。 一般的に、ゴムラテックスの粒径は、乳化剤の量、pH値、反応温度、電解質の 量、全固形物含量等のような、色々な因子を変化させることによって制御される 。それは、当業者により容易に達成することができる。 (B)グラフト共重合 高衝撃強度及び優れた光沢を有する本発明の熱可塑性樹脂は、シアン化ビニル 化合物及び芳香族ビニル化合物を、ゴムラテックスの存在下に、水溶性開始剤を 用いて3時間以下の間グラフト重合させることによって製造される。 グラフト段階において用いられる前述のゴムラテックスの量は、用いられるゴ ムラテックス及び単量体の総量を基準にして、30乃至80重量%、好ましくは 40乃至70重量%である。 グラフト段階において用いられる前述のシアン化ビニル化合物の量は、用いら れる単量体の全体重量を基準にして、20乃至60重量%、好ましくは20乃至 40重量%である。この段階において用いられるシアン化ビニル化合物の例とし ては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等がある。 グラフト段階において用いられる前述の芳香族ビニル化合物の量は、用いられ る単量体の全体重量を基準にして、40乃至80重量%、好ましくは60乃至8 0重量%である。この段階において用いられる前述の芳香族ビニル化合物の例と しては、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、t-ブチルスチレン、3 -エチルスチレン等がある。 グラフト段階において用いられる前述の開始剤の量は、グラフト重合において 用いられるゴムラテックス及び単量体の全体重量を基準にして、0.1乃至0. 5重量%、好ましくは0.1乃至0.3重量%である。 開始剤の例としては、過酸化水素、ナトリウムパースルフェート及びカリウム パースルフェートのようなアルカリ金属パースルフェート、アンモニウムパース ルフェート、t-ブチルパーオキシピバレートのようなピバレート類、パーボレー ト類、パーアセテート類、クメンハイドロパーオキシド、ジイソプロピルベンゼ ンヒドロパーオキシド、para-メタンヒドロパーオキシド、又はt-ブチルヒドロ パーオキシドのようなヒドロパーオキシド類、及び例えば、還元剤と前述のパー オキシド類との配合により形成されるレドックス型触媒が挙げられる。 本発明において、水溶性ヒドロキパーオキシド類、又はアルカリ金属パースル フェートを開始剤として用いることが好ましい。クメンヒドロパーオキシド、ジ イソプロピルベンゼンヒドロパーオキシドのような溶媒可溶性有機パーオキシド 類は、過度な吸蔵という短所があり、スルフェート型化合物は、グラフト化度が 不充分であるという短所がある。従って、本発明においては、開始剤として、中 間程度の水溶性を有するt-アルキルヒドロパーオキシドを用いることが好まし い。 反応温度は、従来のグラフト重合において用いられる温度から選ばれる。適切 な反応温度は、50乃至85℃であり、好ましくは60乃至70℃である。 本発明のグラフト重合段階において、乳化剤、連鎖移動剤等のような従来の添 加剤を用いることができる。 乳化剤は、当業界に広く知られた界面活性剤、石鹸等であり得る。乳化剤の具 体例としては、アルキルスルフェート、アルキルスルホネート、アルキルアリー ルスルホネート、α-オレフィンスルホネート、4級アンモニウム塩、アミン塩 、脂肪及びロジン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル又はアルキルアリールエー テルが挙げられ;好ましくは、ロジンのカリウム塩のような、ロジン酸アルカリ 金属塩、カリウムオレエート及びナトリウムステアレートのような、脂肪酸アル カリ金属塩、並びに、アルキルアリールスルホネート等がある。各種乳化剤のア ルキル部位は、一般的に、おおよそ8乃至18個の炭素原子を含む。 連鎖移動剤としては、n-ドデシルメルカプタン、t-ドデシルメルカプタン、イ ソブチルメルカプタン、n-オクチルメルカプタン、イソオクチルメルカプトプロ ピオネート等のメルカプタン類、α-メチルスチレンダイマー、テルピノレン、 ジペンテン、t-テルペン等のテルペン類、又はクロロホルム、4塩化炭素等のハ ロゲン化炭化水素等を用いることができる。 グラフト共重合段階において、全ての成分は、同時に、または連続的に添加す ることができる。連続添加の際に、全ての成分の混合物を、いくつかの部分に分 割して各部分を連続的に添加することができる。更に、上記の各部分は同一又は 異なる組成を有することができる。 連続添加とは、各成分又はこれらの混合物を、指定された期間、連続的に添加 することを意味する。同時添加とは、全ての成分又はこれらの混合物を、一度に 同時に添加することを意味する。 本発明において、グラフト共重合は、2又は3段階で行われ、全ての成分の混 合物も、2又は3個の部分に分割し、各部分を同時に又は連続的に添加する。更 に、それぞれの部分は、同一又は異なる組成を有していてよい。。 グラフト共重合を3つの段階で行う時は、第1段階において用いられる全ての 成分は、反応器に同時に添加され、第2段階において用いられる全ての成分は、 一緒に連続的に添加される。本発明において、乳化剤、単量体及び水は、合わさ れてエマルジョンを形成し、連続的に添加される。開始剤も連続的に添加される 。 グラフト共重合の第3段階においては、転化率を増加させるために、少量の開 始剤を追加し、反応温度は、第2段階より約5℃高くする。 グラフト重合において用いられる芳香族ビニル化合物及びシアン化ビニル化合 物は、2又は3個の部分に分割し、一つを同時添加し、他は連続添加する。又は 、2種の単量体は一緒に連続添加され得る。 前述の芳香族ビニル化合物及び前述のシアン化ビニル化合物を含む同時添加さ れる部分は、その部分において用いられた単量体の総量を基準にして、好ましく は20乃至60重量%、更に好ましくは20乃至40重量%のシアン化ビニル化 合物を含む。 2段階又は3段階グラフト共重合後に、最終的に得られたグラフト共重合体は 、次に、塩溶液[AlCl3、Al2(SO4)3、又はCaCl2]又は5%硫酸水溶液と接触さ せて凝固させ、洗浄及び乾燥して、粉末状のグラフト共重合体を得る。他の酸又 は方法を凝集に用いることができる。 このように製造されたグラフト共重合体は、スチレン-アクリロニトリル共重 合体(SAN)と溶融及びブレンドして、ゴム含量10乃至30重量%を有する最終熱可 塑性樹脂組成物を製造する。 発明を実施するための最良の形態 以下、実施例により本発明を詳しく説明するが、これにより本発明が制限され るものではない。実施例と比較例において、部及び%は、重量部及び重量%を意 味する。 実施例 物性測定は、次の方法により行った。 A.アイゾッド衝撃強度 アイゾッド衝撃強度は、ASTM D−256に準じて測定した。試験片の厚 さは1/4インチであった。 B.引張強度 引張強度は、ASTM D−638に準じて測定した。 C.メルトフローインデックス(MI) ASTM D−1238に準じて、220℃の温度で10kgの荷重下で測定し た。 D.表面光沢 ASTM D−528に準じて、角度60°で測定した。また、射出機内で1 0分間滞留させた後、射出成形した製品について表面光沢を測定した。 E.グラフト率 得られたグラフト共重合体をアセトンに溶解させて、下記の計算式に基づいて 計算した。 本発明によると、グラフト率は、好ましくは、約20%乃至35%である。グ ラフト率がこの範囲を外れると、衝撃強度は低下する傾向がある。 F.凝塊(Coagulum)(%): 凝塊(%)は、グラフト共重合の間に形成される用いられない重合体固形物の測 定値である。用いた単量体を含む全ての成分の総重量を基準にした重量%で表さ れる。本発明においては、凝塊の重量%は、50メッシュ網で凝塊を濾過し、凝 塊を乾燥した後に決定した。 上記の物性測定時に用いる試験片を製造するために、グラフト共重合体を、重 量平均分子量が130,000程度であり、アクリロニトリル含量が24%程度 のSANと共に溶融並びにブレンドした。得られた熱可塑性樹脂は、最終ゴム含 量が16%程度であった。その後、上記の熱可塑性樹脂を射出成形して試験片を 製造した。 実施例1 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 反応器に、1,3−ブタジエン100重量部、乳化剤であるカリウムオレエー ト3.3重量部、開始剤であるカリウムパースルフェート0.3重量部、t-ドデ シルメルカプタン0.2重量部、及び水150重量部を導入した。混合物を、55 ℃で加熱して重合反応を1時間行った。転化率が30%に達した時、t-ドデシル メルカプタン0.1重量部を反応器に更に添加した。その後、反応混合物の温度 を60℃に上げた。 転化率が95%に達した時、ジエチルヒドロキシアミンを反応混合物に添加し て重合を終了した。未反応単量体を反応混合物から除去した。平均粒径が0.0 9μmであり、ゲル含量が90%であり、膨潤指数が15である小径ゴムラテック スを得た。 該小径ゴムラテックスから酸凝集法を用いて、平均粒子径が0.25〜0.3 5μmの大径ゴムラテックスを製造した。 B.グラフト共重合体の製造 第1段階 上記の表1に記載の成分を反応器に同時添加し、反応混合物を65℃の温度で 加熱して、第1段階のグラフト共重合を1時間行った。 第2段階 開始剤溶液を除いた表2の全ての成分を混合してエマルジョンを得る。エマル ジョンを反応器内に1時間30分にわたって連続的に投入し、開始剤溶液を更に 1時間30分にわたって連続的に投入した。反応温度は65℃であった。 第3段階 第2段階の終了時、上記の表3の全ての成分を反応器に同時に投入し、温度を 30分間70℃に上げた後、反応を終了した。この時の転化率は99%であった 。酸化防止剤を投入した後、5%硫酸水溶液を添加して、得られたグラフト共重 合体ラテックスを凝固させた。洗浄及び乾燥後に、最終粉末状グラフト共重合体 を得た。 そして、上記のグラフト共重合体を、重量平均分子量が130,000程度で あり、アクリロニトリル含量が24%程度であるSAN、安定剤及び潤滑剤と配 合して、本発明の熱可塑性樹脂組成物を製造し、これを射出成形した。この時、 最終ゴム含量は約16%である。その物性は下記表7に示す。 実施例2 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例1と同様にして、小径ゴムラテックス及び大径ゴムラテックスをそれぞ れ製造した。 B.グラフト共重合体の製造 第1段階 上記の段階Aにおいて得られたゴムラテックス、及び表4に記載の成分を反応 器に同時に投入し、得られた混合物を65℃の温度で加熱して、第1段階のグラ フト共重合を1時間行った。 第2段階 表2に記載の全ての成分を混合してエマルジョンを得、それを反応器内に1時 間30分にわたって連続的に投入した。反応温度は65℃であった。 第3段階 実施例1と同様にして、第3段階グラフト共重合を行って最終グラフト共重合 体を得た。その転化率は、98.8%であった。 実施例1と同様にして最終グラフト共重合体から試験片を作成した。その物性 を表7に示す。 実施例3 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例1と同様にして、小径ゴムラテックス及び大径ゴムラテックスをそれぞ れ製造した。 B.グラフト共重合体の製造 第1段階 18.2重量部のスチレン及び10.8重量部のアクリロニトリルを用いた以 外は実施例2と同様にして、第1段階グラフト共重合を行った。 第2段階 16.8重量部のスチレン及び4.2重量部のアクリロニトリルを用いた以外 は実施例2と同様にして、第2段階グラフト共重合を行った。 第3段階 実施例2と同様にして、第3段階グラフト共重合を行った。 最終グラフト共重合体の転化率は、98.8%であった。 試験片は、最終グラフト共重合体から実施例2と同様にして製造した。その物 性を表7に示す。 実施例4 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例1と同様にして、大径ゴムラテックスを製造した。 B.グラフト共重合体の製造 第1段階 実施例1と同様にして製造された大径ゴムラテックス60重量部を含む反応器 に、下記の表6に記載の全ての他の成分から構成されるエマルジョンを、2時間 30分にわたって65℃の温度で連続的に投入した。 第2段階 この段階は行わなかった。 第3段階 実施例2と同様にして、第3段階グラフト共重合を行って最終グラフト共重合 体を得た。その転化率は、98.5であった。 得られた混合物に25%硫酸マグネシウム水溶液を加えて、グラフト共重合体 を凝集させた。凝集されたグラフト共重合体を実施例1に規定されたとおり、S ANと共に押出して、試験片を製造した。その物性を表7に示す。 比較例1 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 反応器に、1,3−ブタジエン100重量部、乳化剤であるカリウムオレエート 3.3重量部、開始剤であるカリウムパースルフェート0.3重量部、t-ドデシル メルカプタン0.2重量部、及び水150重量部を導入した。混合物を、55℃ で加熱して重合反応を行った。転化率が40%に達した時、直鎖アルキルメルカ プタン0.2重量部を反応混合物に更に添加し、反応混合物の温度を60℃に上 げた。 転化率が85%に達した時、ジエチルヒドロキシアミンを反応混合物に添加し て重合を終了させた。未反応単量体を反応混合物から除去した。平均粒径が0. 09μmであり、ゲル含量が80%であり、膨潤指数が40の小径ゴムラテック スを得た。 酸凝集法を用いて、上記の小径ゴムラテックスから、平均粒径が0.25乃至 0.35μmの大径ゴムラテックスを製造した。 B.グラフト共重合体の製造 約80%の低いゲル含量を有する小径ゴムラテックス、及びこれから製造され た大径ゴムラテックスを用いた以外は実施例1と同様にして、グラフト共重合を 行った。 最終グラフト共重合体の転化率は、99%であった。 実施例1と同様にして最終グラフト共重合体の試験片を製造した。その物性を 表7に示す。 比較例2 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例1と同様にして、小径ゴムラテックス及び大径ゴムラテックスをそれぞ れ得た。 B.グラフト共重合体の製造 開始剤としてt-ブチルヒドロパーオキシドの代りにクメンヒドロパーオキシド を用いた以外は実施例1と同様にしてグラフト共重合を行った。 第1段階 開始剤としてt-ブチルヒドロパーオキシドの代りに0.075重量部のクメン ヒドロパーオキシドを用いた以外は実施例1と同様にして、第1段階のグラフト 共重合を行った。反応混合物を75℃の温度まで加熱して重合反応を1時間行っ た。 第2段階 開始剤としてt-ブチルヒドロパーオキシドの代りに0.15重量部のクメンヒ ドロパーオキシドを用い、エマルジョンを3時間30分にわたって連続的に投入 した以外は実施例1と同様にして、第2段階のグラフト共重合を行った。 第3段階 開始剤としてt-ブチルヒドロパーオキシドの代りに0.05重量部のクメンヒ ドロパーオキシドを用いた以外は実施例1と同様にして、第3段階のグラフト共 重合を行った。反応温度を30分で80℃に上げた後、30分にわたって75℃ まで徐々に下げて重合反応を終結させた。 最終グラフト共重合体の転化率は、98%であった。 試験片は、最終グラフト共重合体から実施例1と同様にして製造した。その物 性を表7に示す。 比較例3 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例2と同様にして、小径ゴムラテックス及び大径ゴムラテックスをそれぞ れ得た。 B.グラフト共重合体の製造 開始剤としてt-ブチルヒドロパーオキシドの代りに、クメンヒドロパーオキシ ドを0.128部(第1段階)、0.09部(第2段階)及び0.05部(第3段階 )の量でそれぞれ用いた以外は実施例2と同様に行った。グラフト重合は、比較 例1と同様にして行った。 最終グラフト共重合体の転化率は、98.5%であった。 試験片は、最終グラフト共重合体から実施例1と同様にして製造した。その物 性を表7に示す。 比較例4 A.小径ゴムラテックス粒子の製造及び凝集工程 実施例4と同様にして、大径ゴムラテックスをそれぞれ得た。 B.グラフト共重合体の製造 第1段階 開始剤としてt-ブチルヒドロパーオキシドの代りに0.2重量部のクメンヒド ロパーオキシドを用い、混合されたエマルジョンを、反応器に4時間にわたって 連続的に投入した以外は実施例4と同様にして、1次段階を行った。 第2段階 この段階は行わなかった。 第3段階 開始剤としてt-ブチルヒドロパーオキシドの代りに0.05重量部のクメンヒ ドロパーオキシドを用いた以外は実施例4と同様にして、第3段階のグラフト共 重合を行った。反応温度を30分以内に80℃に上げた後、30分にわたって7 5℃まで徐々に下げて重合反応を終結させた。 25%硫酸マグネシウム水溶液用いて、グラフト共重合体を凝集させた。その 後、実施例4と同様の手順を行った。その物性を表7に示す。 産業上の利用可能性 本発明による熱可塑性樹脂の製造方法によると、大きく向上された加工性を有 するばかりでなく、極めて高い衝撃強度及び優れた表面光沢を有する熱可塑性樹 脂を製造することができる。本発明の方法を用いれば、樹脂内への内部吸蔵を減 らし、表面グラフト率が増加される。 更に、本発明において製造されたグラフト共重合体は、従来の熱可塑性樹脂と 溶融ブレンドして、高い衝撃強度及び優れた表面光沢を有する熱可塑性樹脂組成 物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨー,ジンニョン 大韓民国 302―150デジョン、ソーク、マ ンユン―ドン、カンビュン・アパートメン ト104―1103

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.単量体総量を基準にして、20〜60重量%の少なくとも1種のシアン化 ビニル化合物、40〜80重量%の少なくとも1種の芳香族ビニル化合物を、ゲ ル含量が90%以上のゴムラテックス40〜70重量%の存在下に、水溶性開始 剤を用いて、3時間以内の時間グラフト共重合させることからなる熱可塑性樹脂 の製造方法。 2.該ゴムラテックスは、平均粒径が0.07〜0.15μmの小径ゴムラテ ックス0〜20重量%、及び平均粒径が0.25〜0.35μmの大径ゴムラテ ックス80〜100重量%を含む請求項1に記載の方法。 3.該ゴムラテックスは、ポリブタジエン、又はブタジエン含量が50重量% 以上のブタジエンと少なくとも1種の共単量体との共重合体より選ばれ、共単量 体は、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、メ タクリロニトリル等より選ばれる請求項1に記載の方法。 4.該芳香族ビニル化合物は、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエ ン等より選ばれる少なくとも1種の化合物であり、該シアン化ビニル化合物は、 アクリロニトリル、メタクリロニトリル等より選ばれる少なくとも1種の化合物 である請求項1に記載の方法。 5.グラフト共重合の際、シアン化ビニル化合物と芳香族ビニル化合物を、2 又は3個の部分に分割し、一つの部分を同時に投入し、他の分画は連続投入する か、又は前述の二単量体すべてを一緒に連続的に投入する請求項1に記載の方法 。 6.シアン化ビニル化合物と芳香族ビニル化合物を含み、同時添加される前記 一つの部分は、シアン化ビニル化合物の含量が、該部分の単量体総量を基準にし て、好ましくは20乃至40重量%、更に好ましくは、30乃至40重量%であ る請求項5に記載の方法 7.該水溶性開始剤は、カリウムパースルフェート、ナトリウムパースルフェ ート、アンモニウムパースルフェート、又はt-アルキルヒドロパーオキシドであ る請求項1に記載の方法する。 8.グラフト共重合の反応温度は、60℃〜85℃、好ましくは、60〜70 ℃ である請求項1に記載の方法。
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