JP3191164U - 筒形ヒューズ - Google Patents
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Abstract
【課題】端子と可溶体を別構造とし、可溶体を端子に溶接する際に可溶体を端子に固定し、確実に安定して溶接できるようにした筒形ヒューズを提供する。【解決手段】可溶体1は波板形状としその両端部は概ね60度から70度互いに反対方向に折曲がった端部1Aを備え、該端部が端子2の円盤部2Aに設けられた長方形の貫通孔2Cを通り、該円盤部に設けられた突起部2Bに係り止めできるよう該端部に貫通孔1Bが設けられ、該端子は筒の外径とほぼ等しい直径の該円盤部と該円盤部に垂直な長方形部材2Dとが一体で形成され、該筒の両端に一対の端子を備えた時に該可溶体が該筒に斜め掛けできるように該端子の該円盤部には該突起部の内側に該長方形の貫通孔が設けられ、キャップ4の底面には該長方形部材が通る貫通孔が設けられ該筒の両端に圧入できる構造で筒形ヒューズを構成している。【選択図】図2
Description
本考案は、締付端子又は刃形端子を持つ小型の定格電流60アンペア以上の筒形ヒューズに関する。
従来の筒形ヒューズにおける端子と可溶体の接続方法には、端子と可溶体を一体の金属で形成するもの、端子と可溶体を溶接等で直接接続するもの、内キャップに可溶体を溶接等で接続した後に外キャップを内キャップに圧入するもの、筒の両端にキャップを圧入する際に筒とキャップの間に可溶体を挟み込むことによって接続するなどの方法がある。
しかしながら、端子と可溶体を一体の金属で形成するものでは、可溶体の材質と端子の材質が同じとなってしまい、溶断特性等を調整するために可溶体の材質を変更することができないという欠点がある。
また、端子又は内キャップと可溶体を溶接等で接続するものでは、可溶体の位置を固定した状態で溶接電極を安定して当てることが難しく、溶接状態のばらつきが大きく、しかも目視ではその確認が難しいという問題点があった。
更に、筒の両端にキャップを圧入する際に筒とキャップの間に可溶体を挟み込む場合には、可溶体を損傷させたり、その際に可溶体がずれるなどの問題があった。
また、端子又は内キャップと可溶体を溶接等で接続するものでは、可溶体の位置を固定した状態で溶接電極を安定して当てることが難しく、溶接状態のばらつきが大きく、しかも目視ではその確認が難しいという問題点があった。
更に、筒の両端にキャップを圧入する際に筒とキャップの間に可溶体を挟み込む場合には、可溶体を損傷させたり、その際に可溶体がずれるなどの問題があった。
本考案は、以上のような従来の欠点に鑑み、端子と可溶体を別構造とし、可溶体を端子に溶接する際に可溶体を端子に固定し、確実に安定して溶接できるようにした筒形ヒューズを提供する事を目的としている。
上記目的を達成するために、本考案の可溶体1は波板形状としその両端部には概ね60度から70度互いに反対方向に折曲がった端部1Aを備え、該端部1Aが端子2の円盤部2Aに設けられた長方形の貫通孔2Cを通り、該円盤部2Aに設けられた突起部2Bに係り止めできるよう該端部1Aに貫通孔1Bが設けられ、該端子2は筒3の外径とほぼ等しい直径の該円盤部2Aと該円盤部2Aに垂直な長方形部材2Dとが一体で形成され、該筒3の両端に一対の端子2を備えた時に該可溶体1が該筒3に斜め掛けできるように該端子2の該円盤部2Aには該突起部2Bの内側に該長方形の貫通孔2Cが設けられ、キャップ4の底面には該長方形部材2Dが通る貫通孔が設けられ該筒3の両端に圧入できる構造となっている。
この明細書では、波板形状を可溶体1の一対の端部1Aとの間に複数の折れている箇所を持つ板状の形状を言う。可溶体1には、端部に設けられた貫通孔1Bのほか、希望の性能を得るために狭隘部を設けたり、形状及び大きさが異なる貫通孔を設けることがある。
以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に列挙する効果が得られる。
可溶体1の端部に設けられた貫通孔1Bを端子2の円盤部2Aに設けられた突起部2Bに通すよう構成されているので、可溶体1を端子2に係り止めでき、突起部2Bを押し潰すことで、可溶体1を端子2に正確に固定でき、固定された状態で溶接できるので、安定して確実に溶接できる。
可溶体1は筒3の長手方向に対し斜めに端子2の間に位置するよう構成され、波板形状なので、筒3の長さのバラツキを吸収でき、衝撃や振動の影響を受け辛く、繰返し流れる過電流による金属の膨張収縮にも強い性能を得ることができる。
可溶体1の端部に設けられた貫通孔1Bを端子2の円盤部2Aに設けられた突起部2Bに通すよう構成されているので、可溶体1を端子2に係り止めでき、突起部2Bを押し潰すことで、可溶体1を端子2に正確に固定でき、固定された状態で溶接できるので、安定して確実に溶接できる。
可溶体1は筒3の長手方向に対し斜めに端子2の間に位置するよう構成され、波板形状なので、筒3の長さのバラツキを吸収でき、衝撃や振動の影響を受け辛く、繰返し流れる過電流による金属の膨張収縮にも強い性能を得ることができる。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本考案装置の実施例の筒形ヒューズである。図5(b)のように一方の端子2の円盤部2Aの突起部2Bに可溶体1の端部1Aの貫通孔1Bを通し、図5(c)のように突起部2Bを押し潰す。可溶体1がセラミックス製の筒3に納まるようにして、もう一方の端子2を筒3の端面に配置し、その端子2の円盤部2Aの突起部2Bに可溶体1の端部1Aの貫通孔1Bを通し、突起部2Bを押し潰す。押し潰された突起部2Bを片方ずつ溶接し、可溶体1と端子2を確実に接続する。その後キャップ4の底面に設けられた長方形の貫通孔に端子2の長方形部材2Dを通し、キャップ4を筒3の両端に圧入して固定したものが本考案の筒形ヒューズである。
筒3の端部の一方のみにキャップ4を固定した状態で、もう一方の筒3の端部に位置する端子2の円盤部2Aに設けた長方形の貫通孔2Cから筒3の内部に消弧砂を挿入してからもう一方のキャップ4を圧入し固定してもよい。
筒3の端部の一方のみにキャップ4を固定した状態で、もう一方の筒3の端部に位置する端子2の円盤部2Aに設けた長方形の貫通孔2Cから筒3の内部に消弧砂を挿入してからもう一方のキャップ4を圧入し固定してもよい。
本考案は、締付端子又は刃形端子を持つ筒形ヒューズを製造する産業で利用される。
1 可溶体
1A 端部
1B 端部の貫通孔
2 端子
2A 円盤部
2B 突起部
2C 長方形の貫通孔
2D 長方形部材
3 筒
4 キャップ
1A 端部
1B 端部の貫通孔
2 端子
2A 円盤部
2B 突起部
2C 長方形の貫通孔
2D 長方形部材
3 筒
4 キャップ
Claims (2)
- 可溶体は波板形状としその両端部は概ね60度から70度互いに反対方向に折曲がった端部を備え、該端部が端子の円盤部に設けられた長方形の貫通孔を通り、該円盤部に設けられた突起部に係り止めできるよう該端部に貫通孔が設けられ、該端子は筒の外径とほぼ等しい直径の該円盤部と該円盤部に垂直な長方形部材とが一体で形成され、該筒の両端に一対の端子を備えた時に該可溶体が該筒に斜め掛けできるように該端子の該円盤部には該突起部の内側に該長方形の貫通孔が設けられ、キャップの底面には該長方形部材が通る貫通孔が設けられ該筒の両端に圧入できる構造となっていることを特徴とする筒形ヒューズ。
- 請求項1に記載したヒューズにおいて突起部に圧力を掛けることによって該突起部を容易に押し潰すことができることを特徴とする筒形ヒューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014001706U JP3191164U (ja) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | 筒形ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014001706U JP3191164U (ja) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | 筒形ヒューズ |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3191164U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180049848A (ko) * | 2016-11-03 | 2018-05-14 | 한국단자공업 주식회사 | 고전압 퓨즈 제조 공정 및 이를 통해 제조된 고전압 퓨즈 |
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2014
- 2014-03-14 JP JP2014001706U patent/JP3191164U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20180049848A (ko) * | 2016-11-03 | 2018-05-14 | 한국단자공업 주식회사 | 고전압 퓨즈 제조 공정 및 이를 통해 제조된 고전압 퓨즈 |
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