JP2018014168A - 端子及びコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】相手側端子との間に環状スプリングを介して電気接触する端子の構造を簡素にし、もって端子の製造コストを低減すること。【解決手段】接触面50Cを有する相手側端子50が接続される端子10であって、接触面50Cに対向する対向面11Dを有する導電体11と、導電性線材を巻回軸に対して傾斜させて螺旋状に巻回した斜め巻きコイルスプリングであって巻回軸方向から見て楕円形の斜め巻きコイルスプリングが当該楕円形の短軸方向に平行な直線周りに環状に曲げられて両端部が接合された環状スプリング12と、環状スプリング12を保持する保持軸部13であって、対向面11Dから略垂直に延びるように導電体11に取り付けられており、環状スプリング12によって環状に囲まれている空間に挿入されている保持軸部13と、を備える、端子1。【選択図】図6
Description
本明細書で開示する技術は、端子及びコネクタに関する。
従来、斜め巻きコイルスプリングの両端部を接合して円環状にした環状スプリングを端子と相手側端子との間に介在させて電気接触を得る技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1に記載の接触子装置は第1の導体と第2の導体とがいずれも円柱形状であり、それらが同軸上に配置されている。そして、第1の導体は端部が筒状の中空構造、第2の導体は端部が小径構造になっており、第2の導体の小径部が第1の導体の中空部に嵌合される構造になっている。
そして、第2の導体の小径部の外周面に溝が形成されており、その溝に円環状のばね接触子が嵌っている。ばね接触子は導電性のばね材からなる素線を巻回軸に対して90度以内の角度に傾斜させて螺旋状に巻き回することによって形成された斜め巻きコイルスプリングの両端部を接合して円環状にしたものである。
斜め巻きコイルスプリングは巻回軸方向から見ると楕円形であり、短軸方向にばね特性を有している。特許文献1に記載の接触子装置は斜め巻きコイルスプリングを当該楕円形の長軸方向に平行な直線周りに環状に曲げることによってばね接触子が形成されており、そのばね接触子を第1の導体と第2の導体との接続方向に直交する方向に圧縮している。これによりばね接触子が短軸方向に圧縮され、短軸方向の弾性復帰力によって第1の導体と第2の導体との電気接触を得ている。
しかしながら、特許文献1に記載の接触子装置によると、ばね接触子を短軸方向に圧縮するために、言い換えるとばね接触子を第1の導体と第2の導体との接続方向に直交する方向に圧縮するために、穴あけ加工によって第1の導体の端部に筒状部を形成したり、切削加工によって第2の導体の端部に小径部を形成したりしなければならない。このため端子の製造コストが上昇してしまうという問題がある。また、特許文献1に記載の接触子装置はばね接触子が嵌る溝を第2の導体の小径部に切削加工などによって形成しなければならないので、端子の製造コストが更に上昇してしまうという問題がある。
本明細書では、相手側端子との間に環状スプリングを介して電気接触する端子の構造を簡素にし、もって端子の製造コストを低減する技術を開示する。
本明細書で開示する端子は、接触面を有する相手側端子が接続される端子であって、前記接触面に対向する対向面を有する導電体と、導電性線材を巻回軸に対して傾斜させて螺旋状に巻回した斜め巻きコイルスプリングであって前記巻回軸方向から見て楕円形の斜め巻きコイルスプリングが当該楕円形の短軸方向に平行な直線周りに環状に曲げられて両端部が接合された環状スプリングと、前記環状スプリングを保持する保持軸部であって、前記対向面から略垂直に延びるように前記導電体に取り付けられており、前記環状スプリングによって環状に囲まれている空間に挿入されている保持軸部と、を備える。
上記の端子によると、環状スプリングを端子と相手側端子との接続方向に圧縮することによって環状スプリングを短軸方向に圧縮するので、従来のように端子に小径部を形成したり小径部に溝を形成したりしなくてよい。よって上記の端子によると、相手側端子との間に環状スプリングを介して電気接触する端子の構造を簡素にすることができる。これにより端子の製造コストを低減することができる。
また、前記保持軸部に前記環状スプリングの抜けを抑制する抜け止め部が設けられていてもよい。
上記の端子によると、保持軸部から環状スプリングが抜けてしまうことを抑制することができる。
また、前記保持軸部は樹脂製であってもよい。
従来は筒部と小径部とによって環状スプリングを圧縮していたので小径部が導電体である必要があったが、上記の端子は導電体と相手側端子とで環状スプリングを圧縮するので保持軸部を金属製にする必要がない。一般に樹脂部材は金属部材に比べて低コストであるので、保持軸部を樹脂製にすると金属製の場合に比べて端子の製造コストを低減することができる。
また、前記保持軸部はリベットであってもよい。
上記の端子によると、保持軸部の取り付け作業が容易になる。
また、本明細書で開示するコネクタは、接触面を有する相手側端子と、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の端子と、を備え、前記導電体と前記相手側端子とによって前記環状スプリングを前記短軸方向から圧縮した状態で前記相手側端子と前記端子とが接続される。
上記のコネクタによると、端子と相手側端子との間に環状スプリングを介して電気接触するコネクタの構造を簡素にすることができる。これによりコネクタの製造コストを低減することができる。
また、前記相手側端子に、前記導電体と前記相手側端子とによって前記環状スプリングを前記短軸方向に圧縮するときに前記保持軸部を逃がす逃がし穴が設けられていてもよい。
上記のコネクタによると、導電体と相手側端子とによって環状スプリングを短軸方向に圧縮するときに保持軸部が相手側端子に当接して環状スプリングの圧縮が阻害されてしまうことを防止することができる。
本明細書で開示する技術によれば、相手側端子との間に環状スプリングを介して電気接触する端子の構造を簡素にすることができ、もって端子の製造コストを低減することができる。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図6によって説明する。以下の説明において上下方向及び前後方向は図2に示す上下方向及び前後方向を基準とし、左右方向は図3に示す左右方向を基準とする。
実施形態1を図1ないし図6によって説明する。以下の説明において上下方向及び前後方向は図2に示す上下方向及び前後方向を基準とし、左右方向は図3に示す左右方向を基準とする。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係るコネクタ1は端子10と相手側端子50とを備えている。図1〜図3では省略しているが、端子10及び相手側端子50はそれぞれハウジングに収容されており、それらのハウジング同士が係合することによって端子10と相手側端子50とが接続された状態に維持される。
(1)端子
図1に示すように、端子10は導電体11、環状スプリング12、及び、保持軸部13を備えて構成されている。導電体11は銅合金などの金属板材を折り曲げることによって略L字状に形成されており、本体部11Aと、本体部11Aから上方に立ち上がっている外部接続部11Bとを有している。外部接続部11Bは外部回路と接続されるものであり、長孔状のボルト孔11Cが設けられている。
図1に示すように、端子10は導電体11、環状スプリング12、及び、保持軸部13を備えて構成されている。導電体11は銅合金などの金属板材を折り曲げることによって略L字状に形成されており、本体部11Aと、本体部11Aから上方に立ち上がっている外部接続部11Bとを有している。外部接続部11Bは外部回路と接続されるものであり、長孔状のボルト孔11Cが設けられている。
本体部11Aは略矩形の平板状であり、その下面が相手側端子50の接触面50Cに対向する対向面11D(図2参照)となっている。また、本体部11Aには平面視で概ね中央に円形の貫通穴11E(図3参照)が設けられている。
環状スプリング12は図4に示す斜め巻きコイルスプリング14の一端部と他端部とを接合することによって形成されたものである。図4に示すように、斜め巻きコイルスプリング14は導電性線材を巻回軸15に対して90度未満の角度θに傾斜させて螺旋状に巻回したものである。斜め巻きコイルスプリング14は巻回軸方向から見ると楕円形をなしており、当該楕円形の短軸方向から挟むように荷重をかけると元の形状に復帰しようとする弾性復帰力が作用する。すなわち斜め巻きコイルスプリング14は短軸方向にもばね弾性を有している。
環状スプリング12は斜め巻きコイルスプリング14を上述した楕円形の短軸方向に平行な直線周りに環状に曲げ、一端部と他端部とを接合することによって形成されている。具体的には、図3に示す環状スプリング12は上下方向が短軸方向であり、斜め巻きコイルスプリング14を上下方向に延びる直線16周りに環状に曲げて両端部を溶接などによって接合することによって形成されている。
保持軸部13は環状スプリング12を保持するためのものである。保持軸部13は対向面11Dから下に向かって略垂直に延びるように導電体11に取り付けられており、環状スプリング12によって環状に囲まれている空間に挿入されている。具体的には、保持軸部13は本体部11Aの貫通穴11Eに挿入されている円柱部13Aと、円柱部13Aの両端部から径方向に環状に張り出している2つのフランジ部13Bとを備えている。円柱部13Aの外径は本体部11Aの貫通穴11Eの内径と略一致している。また、フランジ部13Bの外径は貫通穴11Eの内径より大きくなっており、保持軸部13が貫通穴11Eから抜けてしまうことが防止されている。
本実施形態に係る保持軸部13は樹脂製であり、本体部11Aに取り付けられる前の保持軸部13には一方のフランジ部13Bが形成されていない。保持軸部13はフランジ部13Bが形成されていない端部側から貫通穴11Eに挿入され、その後に当該端部を熱変形させることによって当該一方のフランジ部13Bが形成されている。
また、下側のフランジ部13B(抜け止め部の一例)の外径はドーナツ状の環状スプリング12の内径より大きくなっている。これにより環状スプリング12が保持軸部13から容易に抜けてしまうことが抑制されている。ただし、フランジ部13Bの外径が大きすぎると相手側端子50が環状スプリング12に接触できなくなってしまうので、図3に示すように本実施形態ではフランジ部13Bが円柱部13Aから張り出している幅が環状スプリング12の半径の概ね1/4〜1/3程度とされている。
次に、端子10の組み立てについて説明する。端子10の組み立てでは、先ず本体部11Aに保持軸部13が取り付けられる。そして、その状態で環状スプリング12によって囲まれている空間に保持軸部13が挿入されるようにして環状スプリング12が保持軸部13に取り付けられる。ここで、前述したようにフランジ部13Bの外径は環状スプリング12の内径より大きいが、環状スプリング12は円周方向に伸びることができるので、環状スプリング12を押し込むと環状スプリング12が円周方向に伸びることによってフランジ部13Bを乗り越えることができる。これにより環状スプリング12が保持軸部13に取り付けられる。
(2)相手側端子
図1及び図2に示すように、相手側端子50も銅合金などの金属板材を折り曲げることによって略L字状に形成されており、相手側本体部50Aと、相手側本体部50Aの縁部から立ち下がっている相手側外部接続部50Bとを有している。相手側本体部50Aは略矩形の平板状であり、その上面が端子10の対向面11Dに対向する接触面50Cとなっている。
図1及び図2に示すように、相手側端子50も銅合金などの金属板材を折り曲げることによって略L字状に形成されており、相手側本体部50Aと、相手側本体部50Aの縁部から立ち下がっている相手側外部接続部50Bとを有している。相手側本体部50Aは略矩形の平板状であり、その上面が端子10の対向面11Dに対向する接触面50Cとなっている。
また、図1に示すように、相手側本体部50Aには上方から見て概ね中央に板厚方向に貫通する逃がし穴50Dが設けられている。逃がし穴50Dは本体部11Aの対向面11Dと相手側本体部50Aの接触面50Cとによって環状スプリング12を前述した短軸方向に圧縮するときに保持軸部13が相手側本体部50Aに当接しないよう逃がすためのものであり、内径が保持軸部13のフランジ部13Bの外径より大きくなっている。
(3)端子と相手側端子との接続
次に、図5及び図6を参照して、端子10と相手側端子50との接続について説明する。図5に示すように、端子10と相手側端子50との接続では、端子10の本体部11Aの対向面11Dと相手側本体部50Aの接触面50Cとによって環状スプリング12が挟まれ、環状スプリング12が短軸方向に圧縮される。このとき、図6に示すように保持軸部13が相手側端子50の逃がし穴50Dに挿入されることにより、本体部11Aと相手側本体部50Aとによって環状スプリング12を短軸方向に圧縮するときに保持軸部13の下端部が相手側本体部50Aに当接して環状スプリング12の圧縮が阻害されてしまうことが防止される。
次に、図5及び図6を参照して、端子10と相手側端子50との接続について説明する。図5に示すように、端子10と相手側端子50との接続では、端子10の本体部11Aの対向面11Dと相手側本体部50Aの接触面50Cとによって環状スプリング12が挟まれ、環状スプリング12が短軸方向に圧縮される。このとき、図6に示すように保持軸部13が相手側端子50の逃がし穴50Dに挿入されることにより、本体部11Aと相手側本体部50Aとによって環状スプリング12を短軸方向に圧縮するときに保持軸部13の下端部が相手側本体部50Aに当接して環状スプリング12の圧縮が阻害されてしまうことが防止される。
そして、環状スプリング12が短軸方向に圧縮された状態で端子10のハウジングと相手側端子50のハウジングとが係合することにより、端子10と相手側端子50とが図5に示す状態に維持される。前述したように環状スプリング12は短軸方向にもばね特性を有しているので、図5に示す状態のとき環状スプリング12が弾性反発力によって本体部11Aと相手側本体部50Aとに圧接し、良好な電気接触を得ることができる。
(4)実施形態の効果
以上説明した実施形態1に係る端子10によると、環状スプリング12を端子10と相手側端子50との接続方向に圧縮することによって環状スプリング12を短軸方向に圧縮するので、従来のように端子10に小径部を形成したり小径部に溝を形成したりしなくてよい。よって端子10によると、相手側端子50との間に環状スプリング12を介して電気接触する端子10の構造を簡素にすることができる。これにより端子10の製造コストを低減することができる。
以上説明した実施形態1に係る端子10によると、環状スプリング12を端子10と相手側端子50との接続方向に圧縮することによって環状スプリング12を短軸方向に圧縮するので、従来のように端子10に小径部を形成したり小径部に溝を形成したりしなくてよい。よって端子10によると、相手側端子50との間に環状スプリング12を介して電気接触する端子10の構造を簡素にすることができる。これにより端子10の製造コストを低減することができる。
更に、端子10によると、保持軸部13に環状スプリング12の抜けを抑制するフランジ部13Bが設けられているので、保持軸部13から環状スプリング12が抜けてしまうことを抑制することができる。
更に、端子10によると、保持軸部13は樹脂製である。従来は筒部と小径部とによって環状スプリング12を圧縮していたので小径部が導電体である必要があったが、本実施形態に係る端子10は本体部11Aと相手側端子50とで環状スプリング12を圧縮するので保持軸部13を金属製にする必要がない。一般に樹脂部材は金属部材に比べて低コストであるので、保持軸部13を樹脂製にすると金属製の場合に比べて端子10の製造コストを低減することができる。
また、実施形態1に係るコネクタ1によると、端子10と相手側端子50との間に環状スプリング12を介して電気接触するコネクタ1の構造を簡素にすることができる。これによりコネクタ1の製造コストを低減することができる。
更に、コネクタ1によると、相手側端子50に、本体部11Aと相手側本体部50Aとによって環状スプリング12を短軸方向に圧縮するときに保持軸部13を逃がす逃がし穴50Dが設けられているので、本体部11Aと相手側本体部50Aとによって環状スプリング12を短軸方向に圧縮するときに保持軸部13が相手側端子50に当接しない。これにより、本体部11Aと相手側本体部50Aとによって環状スプリング12を短軸方向に圧縮するときに保持軸部13の下端部が相手側本体部50Aに当接して環状スプリング12の圧縮が阻害されてしまうことを防止することができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図7によって説明する。図7に示すように、実施形態2に係る端子60の保持軸部は所謂樹脂リベット70である。樹脂リベット70は樹脂製の円柱部70Aの一端部に外径が貫通穴11Eの内径より大きい略半球状の部分70Bを有しており、上から下に向かってV字状の溝70Cが形成されている。
次に、実施形態2を図7によって説明する。図7に示すように、実施形態2に係る端子60の保持軸部は所謂樹脂リベット70である。樹脂リベット70は樹脂製の円柱部70Aの一端部に外径が貫通穴11Eの内径より大きい略半球状の部分70Bを有しており、上から下に向かってV字状の溝70Cが形成されている。
樹脂リベット70を本体部11Aに取り付けるときは、樹脂リベット70が下から貫通穴11Eに押し込まれる。樹脂リベット70が貫通穴11Eに押し込まれるとV字状の溝70Cの両側の部分が互いに近づくように弾性変形することにより、略半球状の部分70Bが貫通穴11Eを通過する。略半球状の部分70Bが貫通穴11Eを通過すると当該両側の部分が弾性復帰して広がることにより、樹脂リベット70が本体部11Aに取り付けられる。
以上説明した実施形態2に係る端子60によると、保持軸部が樹脂リベット70であるので、保持軸部の取り付け作業が容易になる。
実施形態2はその他の点において実施形態1と実質的に同一である。
実施形態2はその他の点において実施形態1と実質的に同一である。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では保持軸部13が樹脂製であり、保持軸部13を貫通穴11Eに通した後に熱変形させてフランジ部13Bを形成することによって保持軸部13を本体部11Aに取り付ける場合を例に説明した。これに対し、保持軸部13は貫通穴11Eに圧入されてもよい。
(2)上記実施形態では保持軸部13が樹脂製である場合を例に説明したが、保持軸部13は金属製であってもよい。その場合、保持軸部13は貫通穴11Eに圧入されてもよいし、かしめ固定されてもよい。
(3)上記実施形態では相手側本体部50Aに逃がし穴50Dが設けられている場合を例に説明した。これに対し、保持軸部13が本体部11Aから上に飛び出すように移動可能な場合は、相手側本体部50Aに逃がし穴50Dを設けるのではなく、保持軸部13を本体部11Aから上に飛び出させることによって逃がしてもよい。
(4)上記実施形態では斜め巻きコイルスプリング14の一端部と他端部とを溶接によって接合する場合を例に説明したが、一端部と他端部との接合は溶接に限定されるものではなく、適宜の方法で接合することができる。例えば一端部と他端部とを巻きつけることによって接合してもよい。
1…コネクタ、10…端子、11…導電体、11D…対向面、12…環状スプリング、13…保持軸部、13B…フランジ部(抜け止め部の一例)、14…斜め巻きコイルスプリング、15…巻回軸、50…相手側端子、50C…接触面、50D…逃がし穴、60…端子、70…樹脂リベット(保持軸部の一例)
Claims (6)
- 接触面を有する相手側端子が接続される端子であって、
前記接触面に対向する対向面を有する導電体と、
導電性線材を巻回軸に対して傾斜させて螺旋状に巻回した斜め巻きコイルスプリングであって前記巻回軸方向から見て楕円形の斜め巻きコイルスプリングが当該楕円形の短軸方向に平行な直線周りに環状に曲げられて両端部が接合された環状スプリングと、
前記環状スプリングを保持する保持軸部であって、前記対向面から略垂直に延びるように前記導電体に取り付けられており、前記環状スプリングによって環状に囲まれている空間に挿入されている保持軸部と、
を備える、端子。 - 前記保持軸部に前記環状スプリングの抜けを抑制する抜け止め部が設けられている、請求項1に記載の端子。
- 前記保持軸部は樹脂製である、請求項1又は請求項2に記載の端子。
- 前記保持軸部はリベットである、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の端子。
- 接触面を有する相手側端子と、
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の端子と、
を備え、前記導電体と前記相手側端子とによって前記環状スプリングを前記短軸方向から圧縮した状態で前記相手側端子と前記端子とが接続されるコネクタ。 - 前記相手側端子に、前記導電体と前記相手側端子とによって前記環状スプリングを前記短軸方向に圧縮するときに前記保持軸部を逃がす逃がし穴が設けられている、請求項5に記載のコネクタ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110667647A (zh) * | 2019-09-14 | 2020-01-10 | 冯宏涛 | 一种静接点组 |
CN114597689A (zh) * | 2020-12-04 | 2022-06-07 | 矢崎总业株式会社 | 端子和连接器 |
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