JP3189659U - 止具、スライドファスナー、飾りファスナー - Google Patents

止具、スライドファスナー、飾りファスナー Download PDF

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Abstract

【課題】外形が円形の雄部材と雌部材を含む止具で、一対のファスナーテープの左右に対向する側縁部に対して容易に取り付けられる止具を提供する。【解決手段】一対のファスナーテープ2a,2aの対向する側縁部に沿って固定された一対のエレメント列の延長方向において一対のファスナーテープを連結する止具4であって、一対のファスナーテープをその厚み方向の両側から挟む雄部材と雌部材であって外形が円形の雄部材と雌部材とを備える。雄部材は、円盤形状の雄基部51と、雄基部から同心状に突出する挿込雄部52とを備える。雌部材は、円盤形状の雌基部61と、雌基部に対して同心状に形成される収容雌部62とを備える。雄基部と雌基部のうち少なくとも一方の対向面には突部群を備え、突部群は、前記各ファスナーテープに少なくとも接触するように突出する複数の突部を対向面の円周方向の全周に亘って所定角度離れて配置する。【選択図】図2

Description

本発明は、スライドファスナーに用いられる止具、並びにその止具を使用したスライドファスナー、及び飾りファスナーに関する。
スライドファスナーは、前後に延長する一対のファスナーテープの左右に対向する側縁部には芯部と称される肉厚の厚い部分を備え、これら一対の芯部に一対のエレメント列を固定してある。またスライドファスナーの一つとして、一対のファスナーテープを連結する止具を一対のエレメント列に対してその延長方向に備えるものが存在する。
そのような従来の止具の一例として、下止め部材と称される雄部材と、ナットと称される雌部材とを備え、雄部材と雌部材との嵌合によって一対のファスナーテープを一対の芯部において上下から挟んで固定するものが存在する(特許文献1)。
この雄部材は、円盤形状の基部と、基部の表裏面のうち片面から突出する軸と称される挿込雄部とを備え、基部における挿込雄部側の片面(雌部材に対する対向面)には一対の芯部における表裏面のうち片面側を通す切欠き溝を備えている。より詳しく言えば、切欠き溝は基部の円形の中心部を通過するように一直線に形成されている。
実開昭49−105307号公報
ところで雄部材を一対のファスナーテープに対して取り付けるには、切欠き溝が一対の芯部における表裏面の片面側に嵌合するように一対のファスナーテープに対して雄部材を位置決めしなければならない。
しかしながら、この位置決め作業は容易とは言い難い作業であった。なぜなら、雄部材の基部の外形は円形であり、円形は、位置決めの際に通常用いられる角張った部分や、楕円形状のような回動を抑制する形状を有しない為、位置決めに不向きな形状だからである。なおスライドファスナーの一つとしては、一対の芯部を備えていないものも存在しており、このようなスライドファスナーに対しても、外形が円形の雄部材と雌部材とを含む止具を取り付けようとすれば、位置決め作業には同様のことが言える。
本考案は、上記実情を考慮したもので、外形が円形の雄部材と雌部材を含む止具を、一対のファスナーテープの左右に対向する側縁部に対して容易に取り付けられるようにすることを目的とする。
本考案は、前後に延長する一対のファスナーテープの左右に対向する側縁部に沿って固定された一対のエレメント列の延長方向において一対のファスナーテープを連結する止具を前提とする。そして本考案の止具は、一対のファスナーテープをその厚み方向である上下方向の両側から挟む雄部材と雌部材であって、外形が円形の雄部材と雌部材とを備えるものとする。雄部材は、円盤形状の雄基部と、雌部材に差し込む為に前記雄基部から同心状に突出する挿込雄部とを備えるものである。雌部材は、円盤形状の雌基部と、前記挿込雄部の先部を収容して連結する為に前記雌基部に対して同心状に配置される収容雌部とを備えるものである。そして雄基部と雌基部のうち少なくとも一方の対向面には突出する突部群を備えるものとする。この突部群は、各ファスナーテープに少なくとも接触するように突出する複数の突部を前記対向面の円周方向の全周に亘って所定角度離れて配置してある。
また雄部材は、挿込雄部と突部群を、同一物または別物とするものであっても良い。別物とする場合は、次のようなものが望ましい。
すなわち収容雌部は、雌基部の中心部に形成されたものであり、挿込雄部は、突部群とは別物であって、前記雄基部の中心部に形成されると共に、一対の前記芯部の間に形成される隙間を貫通した状態で前記収容雌部に連結されるものである。そして突部は、前記対向面において挿込雄部よりも半径方向外側に配置されるものである。
突部群を構成する突部は、各ファスナーテープに少なくとも接触するものであるので、各突部の突出長は一対のファスナーテープを窪ませるものであっても良いし、一対のファスナーテープを貫通するものであっても良い。
また挿込雄部と突部群とが同一物である場合には、この同一物が一対のファスナーテープを貫通することになり、貫通によって損傷した一対のファスナーテープはその耐久性を低下させることになる。一対のファスナーテープの耐久性をできるだけ低下しないようにするには次のようにすることが望ましい。
すなわち、止具は、左右に対向する側縁部が互いの側方の隣接部よりも肉厚の厚い芯部である一対のファスナーテープを連結するものとする。その上で挿込雄部とは別物の突部群を構成する突部は、芯部を窪ませる突出長とする。
突起群を構成する全数の突部は、少なくとも1つの突部が各芯部を窪ませるように配置してあれば良いが、より強固に止具を一対のファスナーテープに連結するには、次のようにすることが望ましい。
すなわち、各芯部を2か所以上で窪ませるように、前記対向面の円周方向の半周毎の範囲に2つ以上の突部を所定角度離れて配置してあることである。
また突部群を構成する全数の突部は、一対のファスナーテープにおける対向する左右の各側縁部に突部を少なくとも接触させることができれば、対向面の円周方向の全周に亘ってどのように配置されていても良い。しかし例えば全数の突部のうち1個以外を対向面の円周方向の全周に亘って等角度毎に離れて配置し、残り1個をその等角度とは異なる角度で離れて配置した場合には、その残りの1個の突部が対向する側縁部に対してどのように配置されるか、つまり一対のファスナーテープに対して止具がその円周方向に関してどのように配置されるかによって、一対のファスナーテープに対する止具の固定強度に影響を生じさせ易い。そのような影響をできるだけ無くすには次のようにすることが望ましい。
すなわち、複数の突部は、前記対向面の円周方向の全周に亘って等角度毎に離れて配置されていることである。
ちなみに対向面の円周方向の全周に亘って等角度毎に離れて配置されている突部の数量は、具体的な一例としては、8以上で32以下の正数である。
また突部群を構成する複数の突部は、対向面の中心を中心とする一つの円周上に配置されるか否かは問わない。しかし対向面の中心を中心とする半径方向の異なる位置において各芯部を窪ませるようにして、止具から芯部を左右方向に外れ難くするには次のようにすることが望ましい。
すなわち複数の突部は、複数の同心円状に配置されていることである。
また雄部材と雌部材の対向面には挿込雄部、収容雌部及び突部群だけを備えるもので当ても良いが、止具を一対の芯部から外れ難くするには、次のようにすることが望ましい。
すなわち雄部材と雌部材の少なくとも一方の対向面には、その外周縁部の全周に亘って突出すると共に一対の芯部に接触する外リングを備えることである。
また突部群は対向面の中心を中心とする半径方向のどの位置に配置されていても良いが、挿込雄部が一対の対向する左右の側縁部の隙間でがたつかないようにして、止具を一対の芯部から外れ難くするには、次のようにすることが望ましい。
すなわち突部群は、対向面の半径方向に関して、外リングよりも挿込雄部に接近して配置されていることである。
そして、このような止具を用いるものとしては、次のようなスライドファスナーと、飾りファスナーとがある。
すなわちスライドファスナーは、止具と、前後に延長すると共に左右に並べた一対のファスナーテープと、一対のファスナーテープの左右に対向する側縁部に沿って固定された一対のエレメント列と、一対のエレメント列に沿って移動すると共に一対のエレメント列を噛合及び分離するスライダーとを備えるものである。
また飾りファスナーは、止具と、前後に延長すると共に左右に並べた一対のファスナーテープと、一対のファスナーテープの左右に対向する側縁部に沿って固定された一対のエレメント列であって互いに噛合された前記一対のエレメント列とを備えるものである。
本考案の止具によれば、雄部材と雌部材の少なくとも一方の対向面における円周方向の全周に亘って複数の突部を所定角度離れて配置してあるので、外形が円形の雄部材と雌部材を位置決めすることなしに一対のファスナーテープに連結することができる。なお左右の側縁部が雄部材と雌部材とによって挟まれ、しかも対向面から突出する突部群によって止具は強固に一対のファスナーテープに連結される。
また左右に対向する側縁部が互いの側方の隣接部よりも肉厚の厚い芯部である一対のファスナーテープを連結する止具によれば、各芯部を突部が窪ませるようになるので、一対のファスナーテープの耐久性の低下をできるだけ阻止することができる。
また対向面の円周方向の半周毎の範囲に2つ以上の突部を所定角度離れて配置してある止具によれば、各芯部を2か所以上で窪ませたときに、一対のファスナーテープにより強固に連結できる。
さらに複数の突部を対向面の円周方向の全周に亘って等角度毎に離れて配置してある止具によれば、一対のファスナーテープに対して止具がその円周方向に関してどのように配置されても、一対のファスナーテープに対する止具の固定強度に影響が生じ難く、所望の固定強度を得ることができる。
また複数の突部を複数の同心円状に配置してある止具によれば、対向面の中心を中心とする半径方向の異なる位置において各芯部を複数の突部で窪ませるようにできるので、各芯部に強固に連結できる(各芯部から止具を外れ難くできる)。
さらに雄部材と雌部材の少なくとも一方の対向面には、その外周縁部の全周に亘って突出すると共に一対の芯部に接触する外リングを備えるようにした止具によれば、突部と外リングによって各芯部を窪ませるようにできるので、止具から各芯部を外れ難くできる。
また突部群を、対向面の半径方向に関して、外リングよりも挿込雄部に接近して配置してある止具によれば、挿込雄部が一対の対向する左右の側縁部の隙間でがたつき難くなり、止具から各芯部を外れ難くできる。
本考案の第1実施形態の止具を適用したスライドファスナーの一例を示す平面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 (a)、(b)図は、第1実施形態の止具の雄部材についての突部群を示す説明図である。 (a)、(b)図は、第1実施形態の止具の雄部材についての斜視図、一部を拡大した図を含む断面図である。 (a)、(b)図は、第1実施形態の止具の雌部材についての斜視図、断面図である。 (a)、(b)、(c)図は、第1実施形態の止具についての組み立て手順を示す説明図である。 第1実施形態の止具に用いる雄部材の第1の変形例を示す図面であって、(a)図は突部の配置関係を示し、(b)図は突部の形状を示す雄部材の断面図である。 第1実施形態の止具に用いる雄部材の第2の変形例を示す図面であって、(a)図は斜視図、(b)図は断面図である。 第1実施形態の止具に用いる雌部材の変形例を示す断面図である。 第1実施形態の止具に用いる雌部材の別の変形例を示す断面図である。 (a)、(b)図は、本考案の第2実施形態の止具についての組み立て手順を示す説明図である。 (a)、(b)図は、本考案の第1、第2実施形態の止具についての変形例を示す斜視図、断面図である。 本考案の第3実施形態の止具を示す断面図である。 本考案の第1〜第3実施形態の止具に用いる雄部材の変形例を示す断面図である。 (a)、(b)図は、本考案の第4実施形態の止具についての組み立て手順を示す説明図である。 本考案の止具を適用した飾りファスナーを示す平面図である。
本考案の第1実施形態の止具4を適用したスライドファスナー1の一例は、図1に示すように、前後に延長すると共に左右に並べる一対のファスナーストリンガー2,2と、一対のファスナーストリンガー2,2の対向する左右の側縁部に沿って前後に移動可能なスライダー3と、スライダー3の移動範囲に対する延長方向のうち一方(図では後方)に隣接する位置において一対のファスナーストリンガー2,2を連結すると共にスライダー3の移動範囲の一端を定める止具4とを備える。なおこのスライドファスナー1の一例は、スライダー3の移動範囲に対する延長方向のうち止具4とは反対側に隣接する位置において各ファスナーストリンガー2にはスライダー3の移動範囲の他端を定める止部材(図示略)を固定してあるものとする。そしてスライダー3を前後方向に移動させることによって、一対のファスナーストリンガー2,2を開閉することができる。また、スライダー3は、その移動範囲の後退限界位置に達すると、止具4に衝突し、その移動範囲の前進限界位置に達すると、一対の止部材に衝突する。以後の方向性を説明するに際して、前側とは、図1の上側であって、スライダー3が一対のファスナーストリンガー2,2を閉じる方向であって、後側とは、図1の下側であって、スライダー3が一対のファスナーストリンガー2,2を開く方向である。また、前後方向と直交し且つ一対のファスナーストリンガー2,2を並べる方向を左右方向(幅方向)、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向(厚み方向)とする。左側とは、図1の左側であって、右側とは、図1の右側である。上側とは、図1の紙面に対して直交する方向、すなわち前後方向及び左右方向に直交する方向のうち手前側であって、下側とは、図1の紙面に対して直交する方向のうち奥側である。
一対のファスナーストリンガー2,2は、前後に延長すると共に左右に平行に並べる一対のファスナーテープ2a,2aと、一対のファスナーテープ2a,2aにおける対向する左右の側縁部に沿って固定された一対のエレメント列2u,2uとを備えている。
各ファスナーテープ2aは、前後に長い帯状であって、その肉厚の方向は上下方向となる。そして各ファスナーテープ2aは、図2に示すように、左右の側縁部のうちエレメント列2uを固定する方を芯部2bと称し、芯部2bに対する側方の隣接部2cの肉厚に比べて芯部2bの肉厚を厚く且つ上方及び下方に突出するように形成してある。本例では、芯部2bはファスナーテープ2aと一体に形成されているが、ファスナーテープ2bに対して別部材を縫付などで取付けることによって形成されたものでも良い。
各エレメント列2uは、ファスナーテープ2aの対向する側縁部に沿って前後に間隔をあけて配列された多数のエレメント2vによって形成される。本実施形態では多数のエレメント2vは、それぞれ独立しており、各エレメント2vは、芯部2bに対して固定されている。一対のファスナーストリンガー2,2を閉じる為にスライダー3を前方へ移動させると、一対のエレメント列2u,2uのエレメント2v同士が噛合し、スライダー3が止部材に衝突することによって、スライダー3の更なる前方への移動が阻止される。また一対のファスナーストリンガー2,2を開く為にスライダー3を後方へ移動させると、一対のエレメント列2u,2uのエレメント2v同士が左右に分離し、スライダー3が止具4に衝突することによって、スライダー3の更なる後方への移動が阻止される。
一対のファスナーテープ2a,2aの対向する左右の側縁部の間には、一対のエレメント列2u,2uの延長方向において、隙間Sが形成されている。この隙間Sの左右方向の寸法は、噛合状態にある一対のエレメント列2u,2uにおける噛合部分の左右方向の寸法である。
スライダー3は、一対のエレメント列2u,2uに係合すると共に前後に移動可能なスライダー胴体3aと、スライダー胴体3aに対して揺動可能に支持される引手3bとを備える。スライダー胴体3aは、図示しないが、前後方向に貫通するエレメント通路(図示略)と、エレメント通路に連通すると共に左右に開口するテープ溝が形成され、エレメント通路には一対のエレメント列2u,2uが通され、各テープ溝には対応する側のファスナーテープ2aが通される。またスライダー胴体3aにはその一部として引手取付部3cが設けられ、図示の例では引手取付部3cは、一対のエレメントの上方を案内する上翼板3dの上面から上方に突出するように設けられ、左右方向に貫通する貫通穴(図示略)が形成されている。そしてこの貫通穴に引手3bの一部を挿通することにより、引手3bはスライダー胴体3aに揺動可能に支持される。
本考案の第1実施形態の止具4は、一対のファスナーテープ2a,2aの左右に対向する側縁部を、その厚み方向である上下方向の両側から挟む雄部材5及び雌部材6を備える。ちなみにこれら雄部材5及び雌部材6は、例えば金属製である。
雄部材5は、図2〜図5に示すように、上方から視て外形が円形であり、円盤形状の雄基部51と、雄基部51の上下面である2つの円形面のうち雌部材6に対向する対向面の中心部から当該対向面に対して同心状に突出する挿込雄部52と、雄基部51の対向面における挿込雄部52よりも外周側から複数の同心円状に突出する突部群7と、雄基部51の対向面における外周縁部からその全周に亘って突出する外リング8とを備える。
「同心状」とは、中心を同じくする状態であり、ここでは、挿込雄部52の中心と雄基部51の対向面の中心とを同じくする状態を意味する。また「同心円状」とは、半径の異なる2つ以上の円が互いの中心を共有する状態で配置されている状態であり、ここでは突部群7を構成する後述の多数の突部71が2つ以上の円周上に配置されている状態を意味する。
雄基部51の直径は、一対の芯部2b,2bの間に形成される隙間Sの左右方向の寸法と、その隙間Sの両側に配置される2つの芯部2bの横幅寸法との合計値よりも大きいものとしてある。
挿込雄部52は、突部群7とは別物である。また挿込雄部52は、円柱状である。より詳しく言えば、挿込雄部52は、先端部に向かって徐々に細くなっており、その突出方向に沿ってテーパの傾斜角度が変化し、雄基部51に連続している部分から先部の後端に向かって緩やかな傾斜角度で徐々に細くなる円柱形の部分と、先部の後端から先端部に向かって急激な傾斜角度で徐々に細くなる円錐形の部分を備えている。ちなみに挿込雄部52は、一対のファスナーテープ2a,2aの対向する左右の側縁部の間に形成される隙間Sに対して配置される部分を備えており、その配置される部分の直径は、隙間Sの左右方向の寸法以下に形成されていることが好ましい。
各突部71は、同じ形状をしている。また各突部71は、その先端を水平面とし、先端の外周に向かって徐々に細くなる円柱状に形成されている。また突部71は、雄部材5と雌部材6とで各ファスナーテープ2aを挟んだ状態において、雄基部51から突出する長さ即ち突出長L1がファスナーテープ2aの芯部2bを窪ませる長さ寸法となっている。
突部群7は、図4に示すように、雄基部51の対向面に二重の同心円状に配置される第1、第2突部群7a、7bから構成されている。第1突部群7aは、二重の同心円状のうち内周側に配置され、第2突部群7bは、二重の同心円状のうち外周側に配置されるものである。しかも第1突部群7aは、対向面の半径方向に関して、外リング8の方よりも挿込雄部52の方に接近して配置されている。
第1、第2突部群7a、7bは、それぞれ8個の突部71により構成されている。また第1突部群7aは、雄基部51の中心を中心とする1つの円周上に等角度として45度毎に突部71を配置したものである。第2突部群7bは、雄基部51の中心を中心とする別の円周上(第1突部群7aが配置される円周よりも直径が大きな円周上)に45度毎に突部71を配置したものである。従って第1、第2突部群7a、7bを構成する突部71は、等角度として45度毎に各々の円周上に配置されている。そして第1、第2突部群7a、7bの各々は、円周全周のうち半周毎に2個以上(4個)の突部71が配置されたものである。また第1突部群7aを構成する全数の突部71は、各突部71の中心が1つの円周上であって、芯部2bの左右方向における中間に相当する位置に配置され、第2突部群7bを構成する全数の突部71は、各突部71の中心が別の円周上であって、芯部2bの左右側端のうち隙間Sから遠いほうの側端に配置されている。なお第1突部群7aを構成する全数の突部71の先端面は円形面であるので、このような円形面を結んで形成される軌跡である円周は、半径方向に幅のあるものとなる。また第2突部群7bを構成する全数の突部71の先端面も同様に円形面であるので、このような円形面を結んで形成される軌跡である円周は、半径方向に幅のあるものとなる。そして半径方向に幅のある2つの円周は、半径方向に異なる位置に重なり合うことなく配置されている。
また第1突部群7aを構成する突部71に対して、雄基部51の中心を中心とする円周方向に45度の1/2である22.5度移動した位置に、第2突部群7bを構成する突部71は配置されている。従って第1、第2突部群7a、7bから構成される突部群7は、雄基部51の中心を中心とする円周方向に22.5度毎に突部71を配置してある。つまり突部群7は、正数m=16により、円周角度の値である360を除算した値の22.5度毎に、突部71を配置したものである。
なお第1突部群7aを構成する各突部71の先端と挿込雄部52の側面との距離(雄基部51の中心から半径方向に離れる距離)W2は、芯部2bの幅W1以下、つまりW2≦W1の関係となるように設計されることが望ましい。なおここでの突部71の先端は、水平な円形面となっており、この円形面の中心から円柱状の挿込雄部52の中心へ向かって水平線を引いた場合に、この水平線が、当該円形面の外形を構成する円に交差した点と、挿込雄部52の外周面に交差した点とを結んだ2点間の距離が、ここでの距離W2となる。
外リング8は、雄基部51の対向面から突部群7の各突部71よりも突出しており、その先端面を水平面である帯状の円弧面としてある。また外リング8は、雄部材5と雌部材6とで各ファスナーテープ2aを挟んだ状態において、雄基部51から突出する長さ即ち突出長L2が、ファスナーテープ2aの芯部2bを窪ませる長さ寸法であって、挿込雄部52の突出長L1よりも長くなっている。従って外リング8は芯部2bに面する部分においては、芯部2bを窪ませるが、芯部2bに対する隣接部2cに面する部分では、当該隣接部2cに近接するものとなる。
雌部材6は、図2、図3、図6に示すように、下方から視て外形が円形であり、円盤形状の雌基部61と、雌基部61の2つの円形面のうち雄部材5に対向する対向面に対して同心状に形成された収容雌部62と、雌基部61の対向面から雌基部61の外周側において複数の同心円状に突出する複数の突部71より構成される突部群7と、雌基部61の対向面からその外周縁部の全周に亘って突出する外リング8とを備える。
収容雌部62は、雌基部61の中心部に形成された穴状(より詳しく言えば貫通穴)であり、この貫通穴は対向面とは反対側の面から対向面側に向かって徐々に小径となるテーパが付いた円筒面に形成されている。なお雌部材6の突部群7の構成は、雄部材5の突部群7の構成と同じであり、雌部材6の外リング8の構成は、雄部材5の外リング8の構成と同じであるので、その詳細な構成についての説明は省略する。
上記した第1実施形態の止具4は、以下(1)〜(3)に示す手順で組み立てられる。
(1)一対のエレメント列2u,2uを噛合させて一対のファスナーテープ2a,2aを閉じた状態にすると、図7(a)に示すように、一対の芯部2b,2bの間に隙間Sが形成される。この隙間Sに挿込雄部52を通すように一対のファスナーテープ2a,2aの上方には雄部材5を配置し、挿込雄部52に収容雌部62が対向するようにして一対のファスナーテープ2a,2aの下方には雌部材6を配置する。
(2)そして図7(b)に示すように雄部材5を一対のファスナーテープ2a,2aの上面に、雌部材6を一対のファスナーテープ2a,2aの下面にそれぞれ押し付ける。
(3)最後に図7(c)に示すように収容雌部62から突出する挿込雄部52の先部をかしめて変形させ、収容雌部62である貫通穴に、挿込雄部52の変形させた先部を嵌合させる。挿込雄部52の変形させた先部は貫通穴の形状に一致するものとなり、貫通穴が対向面側に向かって小径となるテーパが付いた円筒面であるから、挿込雄部52は収容雌部62から抜け外れないものとなり、雄部材5と雌部材6は連結された状態になる。
この連結された状態の止具4は、雄部材5と雌部材6とによって各芯部2bの上下を突部71と外リング8によって挟んでいる。外リング8に関しては、雄部材5及び雌部材6の各外リング8は図3に示すように各芯部2bを前後の2か所で押し潰して窪ませている。各芯部2bは、突部71の突出長L1よりも突出長L2が長い2つの外リング8,8によって、上下から挟まれている。また突部71に関しては、図4に示すように、雄部材5及び雌部材6の各突部群7を構成する全数の突部71のうち複数の突部71が各芯部2bを上面及び下面から押し潰して窪ませている。
より詳しく言えば雄部材5及び雌部材6のいずれについても、第1、第2突部群7a、7bは、各々を構成する全数の突部71のうち複数の突部71が各芯部2bを上面及び下面から窪ませている。ちなみに図4では雄部材5の第1突部群7aを構成する8つの突部71のうち2個の突部71が一対の芯部2b,2bの間の隙間Sに配置され、残りの6個のうち3個ずつの突部71が一方及び他方の芯部2bを窪ませるように配置されているが、雄部材5の円周方向に関する配置によっては、隙間Sに第1突部群7aを構成する8つの突部71のうち4個の突部71が隙間Sに配置され、残りの4個のうち2個ずつの突部71が芯部2bを窪ませるように配置されることもある。
本考案の第1実施形態の止具4は図1〜図7示す例では、対向面を基準として、突部71の突出長L1を外リング8の突出長L2よりも短くしているが、図8に示すように突部71の突出長L1と外リング8の突出長L2を同じにしても良い。また本考案の第1実施形態の止具4は図1〜図7示す例では、突部71の先端を水平面としていたが、図8に示すように突部71の先端を鋭利な形状、例えば角錐形状としていても良い。この場合、突部の先端が1点となるので、突部71の先端と挿込雄部52の側面との距離W2とは、この1点と挿込雄部52の中心を結んだ水平な直線上における、当該1点と挿込雄部52の外周面との距離W2である。そしてこの距離W2が、前述した芯部2bの幅W1以下の関係となるように形成されることが望ましい。
本考案の第1実施形態の止具4は、雌部材6が突部群7を備える態様であるので、このような態様の場合には雄部材5は、必ずしも突部群7を有するものでなくても良く、少なくとも雄基部51と挿込雄部52とを備えていれば良い。例えば図9示すように、雄部材5は、雄基部51と挿込雄部52と外リング8とを備えるものであっても良い。
本考案の第1実施形態の止具4は図1〜図7に示す例では、雄部材5及び雌部材6の各対向面に突部群7を備えているが、雄部材5の対向面に突部群7を備えていれば、雌部材6(雌基部61)の対向面については、図10に示すように突部群7及び外リング8の双方を備えていない水平面とするものであっても良いし、図11に示すように雌基部61の対向面に外リング8のみを備えるものであっても良い。
本考案の第2実施形態の止具4は、図12に示すように雌部材6の収容雌部62を第1実施形態の止具4に用いる雌部材6の収容雌部62と相違させている。
雌部材6は、円い輪形の円盤状の雌基部61と、雌部材6の2つの円い輪形面のうち対向面の内周側から雄部材5から離隔する方へ突出する底のある円筒状の収容雌部62とを備えるものである。より詳しく言えば、収容雌部62は、円筒状であると共にその一端部を雌基部61の内周側に連続させる胴部62aと、胴部62aの他端部を塞ぐ円形の底部62eとを備えている。胴部62aは、その内周面が雄部材5から離隔するにつれて大径となるテーパが付いた円筒面となっているものである。ちなみに胴部62aの一端部は、半径方向の肉厚を二重としたものであり、半径方向における外壁部62bと内壁部62cとを備えており、外壁部62bと内壁部62cとの連続部分が雌基部61よりも雄基部51側に突出する。外壁部62bの先端は、雌基部61の内周側に連続している。但し、胴部62aの一端部が雄部材5側に突出する突出長L3は、雌基部61の肉厚寸法以下である。
上記した第2実施形態の止具4は以下(1)、(2)の手順によって一対のファスナーストリンガー2,2に対し取り付けられる。
(1)まず図12(a)に示すように、一対の芯部2b,2bの間に形成される隙間Sに挿込雄部52を通すように一対のファスナーテープ2a,2aの下方には雄部材5を配置し、挿込雄部52の上方に収容雌部62が位置するようにして一対のファスナーテープ2a,2aの上方には雌部材6を配置する。
(2)次に図12(b)に示すように、雄部材5を一対のファスナーテープ2a,2aの下面に、雌部材6を一対のファスナーテープ2a,2aの上面にそれぞれ押し付けながら、雌部材6の収容雌部62の底部62eに雄部材5の挿込雄部52の先部を押し付けて変形させ、収容雌部62に挿込雄部52をかしめる。
挿込雄部52の変形させた先部は胴部62aの内周面の形状に一致するものとなり、胴部62aの内周面が雄部材5から離隔するにつれて大径となるテーパが付いた円筒面であるから、挿込雄部52は収容雌部62から抜け外れないものとなり、雄部材5と雌部材6は連結された状態になる。また、収容雌部62が上面側に配置されていることから、スライドファスナー1の外観の一部を構成する止具4の外観は、雌基部61に対して収容雌部62が突出するものとなる。
本考案の第1、第2実施形態の止具4に用いる雄部材5は、図1〜図7に示すように外リング8を備えるものであったが、図13に示すように外リング8を備えないもの、即ち雄基部51と挿込雄部52と突部群7とを備えるものであっても良い。ちなみに図13の雄部材5の突部群7は、8個の突部より構成され、1つの円の円周方向に等角度(45度)毎に突部71を配置してある。
本考案の第3実施形態の止具4は、図14に示すように、雄部材5の挿込雄部52と雌部材6の収容雌部62との連結構造について、第1実施形態の止具4と相違する。
挿込雄部52は、その先部をオネジとしてある。収容雌部62は雌基部61の中心部に貫通するメネジである。これらオネジとメネジとが螺合することによって、雄部材5と雌部材6とが連結され、雄部材5と雌部材6との間には一対の芯部2b,2bが挟まれる。
本考案の第1〜第3実施形態の止具4に用いる雄部材5は、図1〜図7で示したような突部71の突出長L1を外リング8の突出長L2よりも短くしたものや、図8で示したような突部71の突出長L1を外リング8の突出長L2と同じにしたものに限らず、図15に示すように、突部71の突出長L1を外リング8の突出長L2よりも長くしたものであってもよい。
本考案の第4実施形態の止具4は、図16に示すように、雄部材5が挿込雄部52と突部群7とを同一物とし、同一物である挿込雄部52と突部群7(以下、この実施形態では「突部群」と称する。)に対応させて雌部材6の雌基部61及び収容雌部62を形成した点、雄部材5と雌部材6の他に雌部材6に着脱可能な装飾部材9を備える点において、第1実施形態の止具4と相違する。そしてこの第4実施形態の止具4を適用するスライドファスナー1が芯部2bのないもの、即ち一対のファスナーテープ2a,2aにおける上下の厚みが幅方向において一定寸法としたことが、第1実施形態の止具4を適用したスライドファナスーと相違する。
より詳しく言えば、突部群7は、円盤状の雄部材5に対して同心状に形成されている。また突部群7は、5個の突部71により構成され、雄基部51の対向面における中心を中心とする1つの円周上に等角度として72度毎に突部71を配置したものである。従ってこの場合も全数の突部71は、雄部材5に対して同心円状に配置されていることになる。また全数の突部71をその集合体である1つの突部群7として把握すれば、突部群7は雄部材5に対して同心状に形成されていることになる。
各突部71は、三角形の板、より詳しく言えば二等辺三角形の板である。二等辺三角形であるため各突部71は、2つの等辺と1つの底辺を含んでいる。そして底辺の両端に位置する2つの頂点が雄基部51の対向面における中心を中心とする1つの円周上に配置されている。
各突部71の突出長L1は、ファスナーテープ2aの厚みよりも十分に長く、それゆえ雄部材5と雌部材6とでファスナーテープ2aを挟んだ場合には、突部71はファスナーテープ2aを貫通する。
雌部材6は、雄部材5の突部群7よりも半径が短い雌基部61と、雌基部61に対してその半径方向外側に同心状(より詳しく言えば同心円状)に突出すると共に雄基部51を向く面側を窪ませた収容雌部62と、雌基部61の対向面とは反対面側(上面側)に突出すると共に装飾部材9を取り付ける為の被取付部63とを備えるものである。なお雌部材6の外形は、収容雌部62の外形である円形となっている。
収容雌部62は、穴状(より詳しく言えば円形の環状溝)であって、環状溝は、その入口側となる雄部材5側の溝幅(半径方向の溝幅寸法)を、その奥側となる雄部材5から離れた側の溝幅よりも狭く形成し、しかも入口側の溝幅に対して奥側の溝幅が半径方向外側に広くなるようにしたものである。より具体的には、雌基部61の外周縁部の全周から雌基部61の対向面とは反対面側(上方)に突出する環状の離隔部62hと、離隔部62hの先端部の全周から半径方向外側に突出するフランジ部62iと、フランジ部62iの半径方向外周の全周から雌基部61側へ向かう接近部62mと、接近部62mの先端の全周から半径方向内側であって離隔部62hの外周面側へ向かう内向部62nを備えている。また雄基部51の外周面及び離隔部62hの半径方向における外周面は、雌部材6の対向面から離れるにつれて半径方向の寸法が徐々に広がるテーパが付いた円筒面となっている。
被取付部63は、収容雌部62の離隔部62hと、離隔部62hの先端(上端)から上方に突出する円筒状の周壁部63aと、周壁部63aの先端部(上端部)から半径方向内側に突出する環状の内向膨大部63bとを備えている。
装飾部材9は、雌部材6の上面を覆う装飾本体部91と、装飾本体部91のうち雌部材6を向く面からから突出すると共に被取付部63に取り付ける為の取付部92とを備えている。取付部92は、周壁部63aの内側に収容されるように周壁部63aよりも半径が小さな円筒部92aと、円筒部92aの先端部からその半径方向全周に亘って外側に突出する環状の外向膨大部92bとを備えている。ちなみに装飾部材9は、金属製又は軟質な合成樹脂製(例えばシリコン製又はウレタン製)である。装飾本体部91は、対向面とは反対面側に文字、模様などを付しても良い。
前記した第4実施形態の止具4は、以下(1)、(2)の手順によって一対のファスナーストリンガー2,2に対し取り付けられる。
(1)まず図16(a)に示すように、一対のファスナーテープ2a,2aの対向する左右の側縁部に対して下方に雄部材5を配置し、左右の側縁部に雄部材5の突部群7を構成する突部71を突き刺す。そして同心円状に配置された全数の突部71が環状溝である収容雌部62に嵌るように、一対のファスナーテープ2a,2aの上側に雌部材6を配置する。
(2)次に図16(b)に示すように、雄部材5を一対のファスナーテープ2a,2aの下面に、雌部材6を一対のファスナーテープ2a,2aの上面にそれぞれ押し付けると、雄部材5と雌部材6の互いの中心が少々ずれていても、突部群7を構成する幾つかの突部71が収容雌部62のテーパがついた円筒面に衝突して、雄部材5と雌部材6の互いの中心が一致する状態になり、その後、収容雌部62のフランジ部62iに突部71の先部が衝突して変形し、突部71の先部が半径方向外側に向かって押し出されていきながら、収容雌部62に各突部71がかしめられる。
(3)最後に雌部材6の被取付部63の内側に装飾部材9の取付部92を挿し込むと、被取付部63の内向膨大部63bの下側に取付部92の外向膨大部92bがスナップ式に嵌り込んで、雌部材6に装飾部材9が取り付けられる。
本考案の止具4は、図1に示したようなスライドファスナー1に限らず、図17に示すような飾りファスナー1aに使用することもできる。飾りファスナー1aは、スライダー3が無いことと、一対のエレメント列2u,2uが噛合していることが、スライドファスナー1と相違する。より詳しく言えば、飾りファスナー1aは、噛合している一対のエレメント列2u,2uの延長方向両側であって当該一対のエレメント列2u,2uに隣接する位置において、各止具4がそれぞれ一対の芯部2b、2bに固定されている。なおこの飾りファスナー1aには、本考案の第2実施形態の止具4が使用されている。
本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、第1実施形態の止具4における雄部材5は、突部群7が2つの同心円状に突部71を配置したものであったが、これに限らず本発明は3つ以上の同心円状に突部71を配置するものであっても良い。また第1実施形態の止具4における雄部材5は、雄基部51の中心を中心とする円周方向に等角度(22.5度)毎に突部71を配置したものであったが、これに限らず、本発明は、当該円周方向に不等角度に突部71を配置したものであっても良く、より具体的に言えば、例えば1つや2つ或は全数の突部を異なる角度に配置するものであっても良い。つまり、当該円周方向の全周に亘って突部71を所定角度離れて配置してあればよい。但し、この場合、45度の範囲に少なくとも1つの突部71が配置されていることが望ましい。従って突部群7を構成する突部71の数量の下限値は、8個が望ましい。
また当該円周方向の全周に亘って突部71を配置してあれば、突部群7を構成する突部71の数量は問わず、例えば第1実施形態で用いられた数量16個よりも多くても良い。かといって突部群7を構成する数量が多すぎると、製造が困難になるため、第1実施形態で用いられた数量の2倍程度(32個)が、突部群7を構成する数量の上限値としては望ましい。この場合、突部群7を32個の突部71より構成すると共に、当該円周方向に11.25度毎に突部71を配置したものが望ましい。従って突部群7を構成する全数の突部71の数量は、8個以上で32個以下の正数であることが望ましい。
なおここでは雄部材5の突部群7に対して数量や配置の仕方を述べたが、雌部材6の突部群7に対しても同様の数量や配置であっても良い。
また前記した各実施形態の止具4は、突部群7を構成する全数の突起71が円周方向全周に亘って規則的に(例えば同一円周上に、或は同心円状に)配置されていたが、これに限らず、本発明は、突部群7を構成する全数の突起71のうち一部のものが規則的に配置されていれば、他の一部のものが不規則に配置されていても良い。従って突部群7を構成する複数の突部71が規則的に配置されているとは、突部群7を構成する全数の突部71が規則的に配置されている場合と、突部群7を構成する全数の突部のうちの一部が規則的に配置され、他の一部が不規則的に配置されている場合とを含む。
1 スライドファスナー
1a 飾りファスナー
2 ファスナーストリンガー
2a ファスナーテープ
2b 芯部
W1 芯部の幅
2c 隣接部
S 隙間
2u エレメント列
2v エレメント
3 スライダー
3a スライダー胴体
3b 引手
3c 引手取付部
3d 上翼板
4 止具
5 雄部材
51 雄基部
52 挿込雄部
6 雌部材
61 雌基部
62 収容雌部
62a胴部
L3 突出長
62b外壁部
62c内壁部
62e底部
62h離隔部
62iフランジ部
62m接近部
62n内向部
63 被取付部
63a周壁部
63b内向膨大部
7 突部群
7a 第1突部群
7b 第2突部群
71 突部
L1 突出長
W2 突部の先端と挿込雄部の側面との距離
8 外リング
L2 突出長
9 装飾部材
91 装飾本体部
92 取付部
92a円筒部
92b外向膨大部
また雄部材は、挿込雄部と突部群を、同一物または別物とするものであっても良い。別物とする場合は、次のようなものが望ましい。
すなわち収容雌部は、雌基部の中心部に形成されたものであり、挿込雄部は、突部群とは別物であって、前記雄基部の中心部に形成されると共に、一対の前記ファスナーテープの左右に対向する側縁部の間に形成される隙間を貫通した状態で前記収容雌部に連結されるものである。そして突部は、前記対向面において挿込雄部よりも半径方向外側に配置されるものである。

Claims (11)

  1. 前後に延長する一対のファスナーテープ(2a,2a)の左右に対向する側縁部に沿って固定された一対のエレメント列(2u,2u)の延長方向において前記一対のファスナーテープ(2a,2a)を連結する止具(4)であって、
    前記一対のファスナーテープ(2a,2a)の左右に対向する側縁部をその厚み方向である上下方向の両側から挟む雄部材(5)と雌部材(6)であって外形が円形の前記雄部材(5)と前記雌部材(6)とを備え、
    前記雄部材(5)は、円盤形状の雄基部(51)と、前記雌部材(6)に差し込む為に前記雄基部(51)から同心状に突出する挿込雄部(52)とを備え、
    前記雌部材(6)は、円盤形状の雌基部(61)と、前記挿込雄部(52)の少なくとも一部を収容して連結する為に前記雌基部(61)に対して同心状に形成される収容雌部(62)とを備え、
    前記雄基部(51)と前記雌基部(61)のうち少なくとも一方の対向面には突出する突部群(7)を備え、
    前記突部群(7)は、前記各ファスナーテープ(2a)に少なくとも接触するように突出する複数の突部(71)を前記対向面の円周方向の全周に亘って所定角度離れて配置してあることを特徴とする止具。
  2. 前記収容雌部(62)は、前記雌基部(61)の中心部に形成されたものであり、
    前記挿込雄部(52)は、前記突部群(7)とは別物であって、前記雄基部(51)の中心部に形成されると共に、一対の前記芯部(2b,2b)の間に形成される隙間(S)を貫通した状態で前記収容雌部(62)に連結され、
    前記突部(71)は、前記対向面において前記挿込雄部(52)よりも半径方向外側に配置されるものであることを特徴とする請求項1記載の止具。
  3. 左右に対向する側縁部が互いの側方の隣接部(2c,2c)よりも肉厚の厚い芯部(2b,2b)である前記一対のファスナーテープ(2a,2a)を連結する前記止具(4)であって、
    前記突部(71)は、前記芯部(2b)を窪ませる突出長(L1)であることを特徴とする請求項2記載の止具。
  4. 前記各芯部(2b,2b)を2か所以上で窪ませるように、前記対向面の円周方向の半周毎の範囲に2つ以上の前記突部(71)を所定角度離れて配置してあることを特徴とする請求項2又は3記載の止具。
  5. 複数の前記突部(71)は、前記対向面の円周方向の全周に亘って等角度毎に離れて配置されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の止具。
  6. 前記対向面の円周方向の全周に亘って等角度毎に離れて配置されている前記突部(71)の数量は、8以上で32以下の正数であることを特徴とする請求項5記載の止具。
  7. 複数の前記突部(71)は、複数の同心円状に配置されていることを特徴とする請求項2、3、4、5又は6記載の止具。
  8. 前記雄部材(5)と前記雌部材(6)の少なくとも一方の対向面には、その外周縁部の全周に亘って突出すると共に前記一対の芯部(2b,2b)に接触する外リング(8)を備えることを特徴とする請求項2、3、4、5、6又は7記載の止具。
  9. 前記突部群(7)は、前記対向面の半径方向に関して、前記外リング(8)よりも前記挿込雄部(52)に接近して配置されていることを特徴とする請求項8記載の止具。
  10. 請求項1〜9のうち何れか1項に記載の止具(4)と、
    前後に延長すると共に左右に並べた一対のファスナーテープ(2a,2a)と、
    前記一対のファスナーテープ(2a,2a)の左右に対向する側縁部に沿って固定された一対のエレメント列(2u,2u)と、
    前記一対のエレメント列(2u,2u)に沿って移動すると共に前記一対のエレメント列(2u,2u)を噛合及び分離するスライダー(3)とを備えることを特徴とするスライドファスナー。
  11. 請求項1〜9のうち何れか1項に記載の止具(4)と、
    前後に延長すると共に左右に並べた一対のファスナーテープ(2a,2a)と、
    前記一対のファスナーテープ(2a,2a)の左右に対向する側縁部に沿って固定された一対のエレメント列(2u,2u)であって互いに噛合された前記一対のエレメント列(2u,2u)とを備えることを特徴とする飾りファスナー。
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