JP6297382B2 - スライドファスナーの引手 - Google Patents
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Description
なお把持部材は折り返して二枚に重ね合わせた部分をその厚み方向の両側から挟まれるので、この挟まれた部分を含む全体の厚みが厚くなりがちで、引手を薄くすることによる外観の向上を図りづらいものであった。
すなわち、連結部材は、把持部材側の面について、連結部よりも第2対向部を窪ませて形成してあることである。
すなわち、前記長さ方向に関して、固定部材の第1対向部の周縁は、連結部材の前記第2対向部の周縁と同じ位置かそれよりも内側に配置されていることである。
すなわち、連結部材は、第2対向部における前記長さ方向の他端側を円弧状に膨らむ形状としてあることである。
すなわち、雌部は、雄部の先部がかしめられる貫通穴部であり、その深さ方向の把持部材側には、把持部材から離れるにつれて小径となる縮径部を備えると共に、その深さ方向の反把持部材側には、縮径部の最小径部分よりも大径の拡径部を備えることである。
固定部材の第1対向部と連結部材の第2対向部との少なくとも一方に、把持部材を押圧する複数の突部から構成される突部群を備えるものとし、その上で突部群は、雄部を中心とする円周方向に間隔をあけて突部を配置したものとする。
箱15bは、前後に延長する蝶棒15aの前部に対して平行に並べられる箱棒15cと、蝶棒15aの後部が挿入される蝶棒穴(図示略)を備える箱体15dとを備える。そして箱体15dの前面であって左右方向のうち前記一方向とは反対側の方向(図では左側)の部分には蝶棒穴(図示略)が形成され、同じく箱体15dの前面であって左右方向のうち前記一方向側の部分に箱棒15cが前方に突出する状態で接合されている。この箱15bがスライダー13の後面に衝突するようになっている。
また連結部材3は、把持部材側の面について、連結部31よりも第2対向部35を窪ませて形成してある。より詳しく言えば把持部材側の面について、連結部31は、第2対向部35から前方(長さ方向の一方)に向かうにつれて上方へ向かって急な傾斜角度で高くなってから緩やかな傾斜角度で低くなる形状になっており、第2対向部35は水平面になっている。このように把持部材側の面について連結部31には第2対向部35よりも高い部分を有していることから、把持部材側の面について、連結部材3は連結部31よりも第2対向部35を窪ませて形成してあると言える。一方連結部材3は、把持部材2とは反対側の面(反把持部材側の面)については略面一に形成してある。より詳しく言えば、反把持部材側の面について、第2対向部35は水平面になっており、連結部31は前方(長さ方向の一方)に向かうにつれて上方に向かってゆるやかに高くなる形状になっている。
連結部材3の厚みは、連結部31の厚みt1を第2対向部35の厚みt2よりも厚く形成してあり、ちなみに連結部31の厚みt1は、その前後方向(長さ方向)のうち最も厚みの厚い部分の寸法としても良いが、図示の例では引手取付部13bに挿通する部分、いわば前端部の厚みとしてある。また第2対向部35の厚みt2は、前後方向(長さ方向)の全域に亘って厚みが略均一であるので、最も厚い部分の寸法としてある。
(1)連結部31と第2対向部35とを1部品の連結部材3としてあるので、軟質な把持部材2を、硬質な連結部材3と固定部材4との2部品によって挟むように固定できる。つまり、把持部材2を連結部材3に取り付ける為に必要な部品は、固定部材4だけとなり、引手1の一体性を向上できる。また把持部材2を連結部材3に取り付ける為に従来のような大きな孔を連結部材3に必要としないことや、従来のようなU字状に折り返す必要がないこともあって、引手1の一体性をより向上できる。
(2)連結部材3の第2対向部35と固定部材4の第1対向部41との間に把持部材2をその厚み方向に移動不能に挟むので、把持部材2の厚み方向の両面を面状に挟むことになり、従来のような折り返し部分の内面が線状に接するものに比べれば、取付強度が向上するものと言える。しかも把持部材2は、雄部5が貫通した部分から破損しづらくなり、耐久性の高いものとなる。
(3)把持部材側の面について連結部材3は、連結部31よりも第2対向部35を窪ませて形成してあるので、窪ませた分だけ第2対向部35の厚みを薄くでき、把持部材2を固定する部分の厚みを薄くすることができ、引手1の外観を向上できる。
(4)前後方向(長さ方向)に関して、固定部材4の第1対向部41の周縁を、連結部材3の第2対向部35の周縁と同じかそれよりも内側に配置してあるので、引手1全体の厚みを薄くすることができ、引手1の外観を向上できる。
(5)連結部材3の第2対向部35における後端部を円弧状に膨らむ形状とし、この後端部に対応する固定部材4の第1対向部41の後部も円弧状に膨らむ形状であるので、把持部材2を指で摘まんで引手1を操作したときに、把持部材2が連結部材3の後端部や固定部材4の後部によって摩耗するのを抑制できる。
(6)雌部6の反把持部材側には、把持部材2から離れるにつれて大径となる拡径部62を備えるので、雄部5の先部がかしめられると雌部6から抜けにくくなるので、把持部材2の取付強度が向上する。しかも、かしめられた雄部5の先端は、雌部6の拡径部62に収容されている、言い換えれば連結部材3の反把持部材側の面(把持部材2とは反対側の面)から雄部5は突出していないので、固定部材4の上面及び連結部材3の第2対向部35の下面を把持して引手1を操作する場合でも、把持しやすい。
例えば、各実施形態では連結部材3の第2対向部35と固定部材4の第1対向部41との間に把持部材2を挟持し、把持部材2をその厚み方向に移動不能に規制する構成であったが、これに限らず、連結部材3の第2対向部35と固定部材4の第1対向部41との間に把持部材2を隙間を介して挟むようにし、把持部材2の貫通穴部21に挿通した雄部5に沿って把持部材2をその厚み方向に隙間の分だけ移動可能とし、把持部材2の両側に位置する第2対向部35と第1対向部41で把持部材2の厚み方向への移動範囲を規制する構成であっても良い。なお把持部材2は、前後方向に延長する帯状であったが、前後方向に延びる部分を有していれば、左右方向に広がる部分を有していても良く、円形等の他形状であっても良い。
2 把持部材
21貫通穴部
3 連結部材
31連結部
32貫通穴部
35第2対向部
4 固定部材
41第1対向部
5 雄部
6 雌部
61縮径部
62拡径部
63空間部
65胴部
65a外壁部
65b内壁部
66底部
7 突部群
71突部
8 外リング
11 スライドファスナー
12 ファスナーストリンガー
12aテープ
12b芯部
12cエレメント列
12dエレメント
13スライダー
13aスライダー胴体
13b引手取付部
13c上翼板
14止具
15止具
15a蝶棒
15b箱
15c箱棒
15d箱体
S1寸法
S2寸法
t1連結部の厚み
t2第2対向部の厚み
t3引手の厚み
t4第1対向部の厚み
Claims (6)
- 硬質な連結部材(3)と、指で把持する軟質な板状の把持部材(2)と、前記連結部材(3)との協同により前記把持部材(2)をその厚み方向への移動を規制すると共に前記連結部材(3)に固定する硬質な固定部材(4)とを備え、
前記固定部材(4)は、前記把持部材(2)の厚み方向の一面側に対向する第1対向部(41)を備え、
前記連結部材(3)は、長さ方向の一方にはスライダー胴体(13a)に連結する連結部(31)を備えると共に、長さ方向の他方には前記把持部材(2)の厚み方向の他面側に対向する第2対向部(35)を備え、
前記固定部材(4)の前記第1対向部(41)と前記連結部材(3)の前記第2対向部(35)のうち一方には前記把持部材(2)を貫通するまで突出する雄部(5)が形成され、他方には前記雄部(5)の先部を収容して連結する雌部(6)が形成されることを特徴とするスライドファスナーの引手。 - 前記連結部材(3)は、把持部材側の面について、前記連結部(31)よりも前記第2対向部(35)を窪ませて形成してあることを特徴とする請求項1記載のスライドファスナーの引手。
- 前記長さ方向に関して、前記固定部材(4)の前記第1対向部(41)の周縁は、前記連結部材(3)の前記第2対向部(35)の周縁と同じ位置かそれよりも内側に配置されていることを特徴とする請求項2記載のスライドファスナーの引手。
- 前記連結部材(3)は、前記第2対向部(35)における前記長さ方向の他端側を円弧状に膨らむ形状としてあることを特徴とする請求項1〜3のうち何れかに記載のスライドファスナーの引手。
- 前記雌部(6)は、前記雄部(5)の先部がかしめられる貫通穴部であり、その深さ方向の把持部材側には、前記把持部材(2)から離れるにつれて小径となる縮径部(61)を備えると共に、その深さ方向の反把持部材側には、前記縮径部(61)の最小径部分よりも大径の拡径部(62)を備えることを特徴とする請求項1〜4のうち何れかに記載のスライドファスナーの引手。
- 前記固定部材(4)の前記第1対向部(41)と前記連結部材(3)の前記第2対向部(35)との少なくとも一方に、前記把持部材(2)を押圧する複数の突部(71)から構成される突部群(7)を備え、
前記突部群(7)は、前記雄部(5)を中心とする円周方向に間隔をあけて前記突部(71)を配置したものであることを特徴とする請求項1〜5のうち何れかに記載のスライドファスナーの引手。
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