JP3189598U - 小物入れ - Google Patents
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Abstract
【課題】枕元などに置いて、メガネなどの小物を収容できるとともに、書籍を開いた状態で置いておくことができる小物入れを提供すること。
【解決手段】平面視が矩形状の底面部10と、底面部10の4辺から立上がる側壁部とを有し、側壁部11,12は、底面部10の対向する2辺から立上がり、上部が水平状に形成された矩形側壁の前後側壁部11と、底面部10の他の対向する2辺から立上がり、上部の中央部分が上方に尖った山形側壁の左右側壁部12とを有している。
【選択図】 図1
【解決手段】平面視が矩形状の底面部10と、底面部10の4辺から立上がる側壁部とを有し、側壁部11,12は、底面部10の対向する2辺から立上がり、上部が水平状に形成された矩形側壁の前後側壁部11と、底面部10の他の対向する2辺から立上がり、上部の中央部分が上方に尖った山形側壁の左右側壁部12とを有している。
【選択図】 図1
Description
本考案は、寝室やリビングなどに置いて、書籍を所定ページを開いた状態で保持できる小物入れに関する。
従来、メガネなどの小物を小物入れに入れておく場合がある。例えば、寝室で書籍(文庫本、単行本、雑誌など、種々の書籍を含む)を読む場合など、書籍の読みかけの頁にしおり等を挟んで枕元に置き、メガネを小物入れに入れて寝ることがある。また、しおりが無い場合には、書籍の読みかけの頁を開いた状態で枕元に置いて寝る場合もある。
しかし、上記したように、枕元に読みかけの書籍を置いて寝た場合、起きたときに踏むおそれがあり、また、読みかけの書籍を開いて枕元に置いて寝ると、枕元が散らかった状態となり片付かない。そのため、枕元に小物入れを置き、その小物入れにメガネや書籍を入れて寝る人もいる。
この種の先行技術として、例えば、ベッドの手摺り等に掛け、メガネや雑誌を入れておく小物入れがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記先行技術の場合、ベッドのように手摺りがある場合は掛けて使用できるが、布団のような場合には枕元に広げて置くことになり、枕元が片付かない。また、旅行に行って布団で寝る場合など、読みかけの書籍を開いた状態で置いておきたい場合もあるが、枕元に開いた状態の書籍を置いて寝ると枕元が散らかった状態となる。
そこで、本考案は、枕元などに置いて、メガネなどの小物を収容できるとともに、書籍を開いた状態で置いておくことができる小物入れを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、平面視が矩形状の底面部と、前記底面部の4辺から立上がる側壁部と、を備え、前記側壁部は、前記底面部の対向する2辺から立上がり、上部が水平状に形成された矩形側壁の前後側壁部と、前記底面部の他の対向する2辺から立上がり、上部の中央部分が上方に尖った山形側壁の左右側壁部と、を有している。
この構成により、底面部と、この底面部の4辺から立上がった側壁部とによって立体形状の小物入れを形成することができ、中にメガネなどの小物を収容できる小物入れとして使用することができる。しかも、山形に尖った左右側壁部により、書籍を所定頁で開いたままで置いておくことができる。さらに、開いた状態で山形側壁の左右側壁部上に置いた書籍により、小物入れと書籍とによって屋根のある住宅のような形態になるので、装飾的な効果もある。このように、就寝前の読書のときに、枕元に置いておくと重宝する小物入れを構成することができる。
また、前記前後側壁部と前記左右側壁部とは、前記底面部と同一面に展開可能に構成され、前記前後側壁部と左右側壁部とは、該前後側壁部と左右側壁部とを立上げて連結する連結具を有していてもよい。このように構成すれば、底面部と側壁部とが同一面となるように平面展開することが可能となり、平面展開した状態または折り畳んだ状態とすれば、郵送しやすく、また鞄などに入れて携帯しやすい。そして、前後側壁部と左右側壁部とを立上げて連結具で連結すれば、容易に小物入れを組立てることができる。
また、前記連結具は、凸部材と凹部材とを有するホックで構成されていてもよい。このように構成すれば、着脱が容易なホックにより、必要に応じて展開した状態と組立てた状態とに変化させることが容易にできる。
また、前記底面部及び側壁部は布材で形成され、前記前後側壁部及び左右側壁部は、2重構造の布材で形成され、内部に型材を有していてもよい。このように構成すれば、柔軟な布材で形成された軽量の小物入れを構成することができる。また、組立てた状態では、側壁部の型材で立体形状を保つことができ、上部に置いた書籍を安定して保持することができる。
本考案によれば、枕元などに置いて、メガネなどの小物を収容できるとともに、書籍を開いた状態で置いておくことができる小物入れを提供することが可能となる。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、平面状に展開できる一実施形態を説明する。
図1に示すように、この実施形態の小物入れ1は、平面視が矩形状の底面部10と、その底面部10の4辺から立上がる側壁部11,12とを有している。この側壁部11,12は、底面部10の対向する2辺から立上がり、上部が水平状に形成された矩形側壁の前後側壁部11と、底面部10の他の対向する2辺から立上がり、上部の中央部分が上方に尖った山形側壁の左右側壁部12とを有している。
また、この実施形態の小物入れ1は、上記矩形側壁の前後側壁部11の一方に窓部15が設けられている。この実施形態の窓部15は、開口した窓部15としているが、例えば、模様として描かれた窓部や、半透明の窓部などとしてもよい。
この小物入れ1は、布材、樹脂材及び段ボール材など、図示するような形態が形成できる材料が用いられる。この実施形態では、樹脂繊維の布材によって形成され、側壁部11,12は2重構造となっており、内部に薄い樹脂製の型材が入れられている。型材を入れることで、後述するように組立てた状態で書籍を安定して保持できるようにしている。
なお、小物入れ1を段ボール材等で形成する場合も、後述するように組立てた状態で書籍を安定して保持できる強度を持たせればよい。
図2は、上記小物入れ1を展開した状態を示しており、展開して内側を上向きにした状態の斜視図である。図示するように、この実施形態の小物入れ1は、平面状に展開することが可能なように構成されている。底面部10の4辺には側壁部11,12が設けられている。そして、この実施形態では、これら側壁部11,12の縦辺部分が角部13によって接続されている。角部13は、側壁部11,12と同じ高さで形成され、中央部分を縦方向に折曲げることが容易にできる柔軟な布材が用いられている。図示する細い実線で示す横線aは、底面部10の周囲と側壁部11,12との間の折曲げ線(谷折り)である。図示する一点鎖線で示す縦線bは、側壁部11,12の角になる折曲げ線(谷折り)である。図示する角部13に二点鎖線で示す斜め線cは、角部13の折曲げ線(山折り)である。各折曲げ線の曲げ方は後述する。
そして、上記角部13の側壁部11,12と近接した位置の外側(下側)に連結具20が設けられている。この実施形態では、連結具20としてホック20が用いられている。ホック20は、凸部材21と凹部材22とでセットになっており、各角部13の側壁部11,12に近接する上部に設けられている。連結具20をホック20とすることで、必要に応じて展開した状態と組立てた状態とに変化させる連結が容易にできる。
図3に示すように、展開させた小物入れ1によれば、上記ホック20の部分以外を平面状に形成することができる。従って、旅行などに持ち歩く場合には、平面状に展開して鞄の中に入れて容易に運ぶことができる。また、必要に応じて、底面部10の周囲の横線aで折曲げて小さく畳むこともできる。
図4に示すように、上記図2に示すように展開した状態の小物入れ1は、側壁部11,12を上向きに折曲げながら角部13を内向きに折曲げて上端のホック20を止めれば、立体的な屋根のない家の形状をした小物入れ1を容易に組立てることができる。
図5は小物入れ1の前後側壁部11と左右側壁部12とをホック20で連結する状態を示した斜視図である。図示するように、角部13を斜め線cに沿って内向きに折曲げ、ホック20の一方である凸部材21を他方の凹部材22に挿入して固定するようになっている。この連結具20は一例であり、連結具20は他の構成としてもよい。
図6,7は、上記図1に示す小物入れの使用状態を示す図面である。図6は、上記小物入れ1の上部に、書籍30の読みかけの頁を開いた状態で置いた図である。例えば、夜に小説を途中まで読んで寝る場合、小物入れ1の中に、メガネMや携帯電話Tなどを入れて、上部に読みかけの頁を開いた小説を置いて寝ることができる。
このように、小物入れ1の上部に読みかけの書籍30を開いた状態で置くことで、その書籍30が屋根のようになり、装飾的な効果を奏することができる。しかも、翌朝、小物入れ1から書籍30を持上げれば読みかけの頁を開いた状態で持つことができ、迅速に続きを読むことができる。
なお、小物入れ1の上部には、読みかけの書籍30の他、日記帳、手帳、メモ用紙、卓上サイズのカレンダーなど、側壁部11,12の上部に置いておける印刷物などを置いて活用してもよい。
また、図7に示すように、前後側壁部11(左右側壁部12でもよい)に窓部15を設けておけば、小物入れ1の上部に置かれた書籍30で家のような形態となった状態で、内部の小物の状態を確認することができる。例えば、携帯電話Tを入れている場合、その着信を目視で確認することができる。
さらに、上記実施形態の小物入れ1において、例えば、表裏の色を異なる色とし、4辺の側壁部11,12を逆向きに折曲げても小物入れが形成できるようにしてもよい。このようにすれば、異なる色の小物入れに形成できるリバーシブル構成とすることができる。
なお、上記実施形態の小物入れ1は、平面状に展開できる例で、展開した状態から4辺の側壁部11,12を底面部10に向けて折曲げる例を説明したが、折曲げ方の異なる物や、屋根の無い状態の立体的な小屋状に組立てられた物であってもよく、小物入れ1の形態は上記実施形態に限定されるものではない。
また、小物入れ1の大きさは、小説、単行本、雑誌など、書籍30に合せた大きさで製作することが可能であり、深さも異なるものを製作することは可能であり、小物入れ1の大きさなどは上記実施形態に限定されるものではない。
さらに、上記実施形態は一例を示しており、本考案の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。
本考案に係る小物入れは、枕元に読みかけの書籍を開いた状態で置いておきたい場合や、旅行などに持って行って枕元に書籍や小物を置いておきたい場合などに利用できる。
1 小物入れ
10 底面部
11 側壁部(矩形側壁)
12 側壁部(山形側壁)
13 角部
15 窓部
20 連結具
20 ホック
21 凸部材
22 凹部材
30 書籍
a 横線
b 縦線
c 斜め線
10 底面部
11 側壁部(矩形側壁)
12 側壁部(山形側壁)
13 角部
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20 連結具
20 ホック
21 凸部材
22 凹部材
30 書籍
a 横線
b 縦線
c 斜め線
Claims (4)
- 平面視が矩形状の底面部と、
前記底面部の4辺から立上がる側壁部と、を備え、
前記側壁部は、前記底面部の対向する2辺から立上がり、上部が水平状に形成された矩形側壁の前後側壁部と、前記底面部の他の対向する2辺から立上がり、上部の中央部分が上方に尖った山形側壁の左右側壁部と、を有していることを特徴とする小物入れ。 - 前記前後側壁部と前記左右側壁部とは、前記底面部と同一面に展開可能に構成され、
前記前後側壁部と左右側壁部とは、該前後側壁部と左右側壁部とを立上げて連結する連結具を有している請求項1に記載の小物入れ。 - 前記連結具は、凸部材と凹部材とを有するホックで構成されている請求項2に記載の小物入れ。
- 前記底面部及び側壁部は布材で形成され、
前記前後側壁部及び左右側壁部は、2重構造の布材で形成され、内部に型材を有している請求項1〜3のいずれか1項に記載の小物入れ。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3189598U true JP3189598U (ja) | 2014-03-20 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106617438A (zh) * | 2016-12-06 | 2017-05-10 | 马松强 | 一种用于服装吊挂系统的挂袋 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106617438A (zh) * | 2016-12-06 | 2017-05-10 | 马松强 | 一种用于服装吊挂系统的挂袋 |
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