JP2014165598A - 携帯情報端末機器の簡易スタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】紙等のブランクシートを用いて構成できる携帯情報端末用の簡易スタンドの開発を技術課題とした。
【解決手段】帯状のブランクシートBに、支承板1と、前立ち上げ板2と、底板3と、背面ブレース板4と、背もたれ板5とが、平行する折線を介して連接状態に区画形成されて成り、前立ち上げ板2と支承板5と底板3とにより側面視三角形状の支承部組立体S1を構成し、更に背面ブレース板4と背もたれ板5と支承板1の一部とによって、側面視三角形状に立ち上がった背もたれ組立体S2を形成し、前記支承板1の手前側寄り部位と背もたれ板5とにより前面が開放された載置部S0を形成するように構成した。
【選択図】図1
【解決手段】帯状のブランクシートBに、支承板1と、前立ち上げ板2と、底板3と、背面ブレース板4と、背もたれ板5とが、平行する折線を介して連接状態に区画形成されて成り、前立ち上げ板2と支承板5と底板3とにより側面視三角形状の支承部組立体S1を構成し、更に背面ブレース板4と背もたれ板5と支承板1の一部とによって、側面視三角形状に立ち上がった背もたれ組立体S2を形成し、前記支承板1の手前側寄り部位と背もたれ板5とにより前面が開放された載置部S0を形成するように構成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば板紙製のブランクシートを用いて組立形成できるようにした、携帯情報端末機器の簡易スタンドに関するものである。
携帯電話やいわゆるスマートフォン等の携帯情報端末機器が普及している。これらは移動時には使用者が身に着けて携行するが、例えば室内業務等の際には、携帯電話等を机上や書類棚、本棚等において作業することがしばしば行われる。このような場合、充電作業を兼ねて手元に配した充電スタンドに携帯電話等を立てかけて着信等の待機を行うこともあるが、そのような使い方以外は多くは常時習慣的に定置場所となっている位置に伏せ置くような取り扱いがほとんどである。また常時立てかける習慣がある利用者の場合、自身の業務場所では問題ないものの、出先でのこのような立てかけて待機させるような扱い方はほとんどできない。もちろん従来このようなことから携帯電話等のスタンドが提案されているが、構成のシンプルさや扱い易さ、更には必要な強度、携行の便等を総合的に考慮すると必ずしも充分ではない。
本発明はこのような背景を考慮してなされたものであって、例えば紙等のブランクシートを用いて構成できる携帯情報端末用の簡易スタンドの開発を技術課題とした。特に簡易な構成並びに組立形態であるにもかかわらず充分な保持強度を発揮できる構成や、平板状に折り畳んで携行にも便利な構成を具えた簡易スタンドを提案するものである。
まず請求項1記載の携帯情報端末機器の簡易スタンドは、帯状のブランクシートに、支承板と、前立ち上げ板と、底板と、背面ブレース板と、背もたれ板とが、平行する折線を介して連接状態に区画形成されて成り、前記前立ち上げ板と支承板とを底板上面を基準に谷折り状態に折り曲げ形成するとともに、支承板自由端側を掛止構造により底板奥部寄りの部位に掛止し、側面視三角形状の支承部組立体を構成し、一方、前記背面ブレース板と背もたれ板とを底板上面を基準に谷折り状態に順次折り曲げ形成するとともに、背もたれ板の自由端側を掛止構造により支承板の手前寄り部位に掛止し、背面ブレース板と背もたれ板と支承板の一部とによって、側面視三角形状に立ち上がった背もたれ組立体を形成し、前記支承板の手前側寄り部位と背もたれ板とにより前面が開放された載置部を形成するように構成されていることを特徴として成るものである。
また請求項2記載の携帯情報端末機器の簡易スタンドは、前記請求項1記載の要件に加え、前記支承部組立体及び背もたれ組立体を形成するための掛止構造については、要掛止部材の保持孔とフラップとの嵌め合い構造であることを特徴として成るものである。
また請求項3記載の携帯情報端末機器の簡易スタンドは、前記請求項2記載の要件に加え、前記支承部組立体及び背もたれ組立体を形成するための掛止構造については、ロック片とロック孔とから成るロック構造を具えていることを特徴として成るものである。
また請求項4記載の携帯情報端末機器の簡易スタンドは、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記支承板における支承面手前側には、前立ち上げ板と同一面を構成するずれ止めフラップが、支承面より上方に立ち上がるように設けられていることを特徴として成るものである。
また請求項5記載の携帯情報端末機器の簡易スタンドは、前記請求項1、2、3または4記載の要件に加え、前記支承部組立体の組立状態を解除し、支承板を前立ち上げ板との境の支承部形成折線において更に折り曲げ、底板と前立ち上げ板とに折り重ね状態とした場合において、支承板組立フラップが、このものが掛止する支承板保持孔から抜け出さない状態に寸法設定されていることを特徴として成るものである。
また請求項6記載の携帯情報端末機器の簡易スタンドは、前記請求項1、2、3、4または5記載の要件に加え、前記背もたれ組立体の組立状態を解除し、背もたれ板と背面ブレース板とを平板状に折り畳むにあたっては、支承板が折り重ねられた上に更にこれらを折り重ね、背面ブレース板から延長される折り畳み保持フラップを支承板に形成される背もたれ保持孔に差し込み、折り畳み状態を保持することを特徴として成るものである。
また請求項7記載の携帯情報端末機器の簡易スタンドは、前記請求項1、2、3、4、5または6記載の要件に加え、前記ブランクシートは板紙製であることを特徴として成るものである。
まず請求項1記載の発明によれば、帯状の比較的シンプルなブランクシート等を折り曲げ形成し、側面視で三角形状の支承部組立体を形成するとともに、その背面には背面ブレース板と背もたれ板と支承板の一部とによって、側面視三角形状に立ち上がった背もたれ組立体を形成するものであり、それぞれが三角形状であることに因み比較的シンプルな帯状ブランクシートを出発素材としながらも充分な強度を具えた簡易スタンドが得られたものである。
また請求項2記載の発明によれば、側面視いずれも三角形状の支承部組立体と背もたれ組立体とを形成するにあたっての掛止構造は、保持孔とフラップとの噛み合い構造であり、極めてシンプルで組立操作も行い易い形態である。
また請求項3記載の発明によれば、掛止構造にはロック片とロック孔とから成るロック構造を具えており、その形状維持が接着剤等を用いることなく、簡単に行い得る。
また請求項4記載の発明によれば、携帯情報端末機器を下方から支承する支承面の前方には、ずれ止めフラップが設けられており、携帯電話等を確実にもたれかけさせて保持することができる。
また請求項5記載の発明によれば、支承部組立体の部位において、これらの構成部材を平板状に折り畳んだ場合、支承板の設けられている支承板組立フラップは半ば支承板保持孔から抜け出さない状態に寸法設定されており、結果的に次に組み立てる場合であっても単に前立ち上げ板を曲げ起こすような操作で支承部組立体の再構成が可能であり、極めて簡単な操作の下で、折り畳み、組み立てが行い得る。
また請求項6記載の発明によれば、背もたれ組立体の組立状態を解除してこれらの構成部材を平板状に折り畳むにあたっては、支承板が折り重ねられた上にこれらを折り重ねるとともに、背面ブレース板から延長される折り畳み保持フラップを支承板に形成される背もたれ保持孔に差し込めば、全ブランクシートの長さ寸法のほぼ1/4程度の範囲の寸法に平板状に折り畳むことができ、携行するにあたってのスペースがほぼ名刺カード状のスペースで済み、携行が行い易い。
また請求項7記載の発明によれば、ブランクシートは板紙製であり、低コストで且つ組み立てにあたっての操作が極めて行い易い。
本発明を実施するための形態は、以下に述べる実施例をその一つとするものであり、更にこれらの技術思想の下で改変される種々の形態を含むものである。
以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明する。まず本発明たる携帯情報端末機器の簡易スタンドS(以下簡易スタンドSと記す)の使用形態等を図1において示す。この簡易スタンドSは組立状態において側面視三角形状の支承部組立体S1と、その後方(奥部寄り)に立ち上げ状態に側面視三角状態の背もたれ組立体S2を具える。この背もたれ組立体S2の前面と、支承部組立体S1の手前側部位の空間を携帯情報端末機器Mの載置部S0とする。そしてこの簡易スタンドSは、例えば利用者の机、書類棚、本棚等に適宜置かれて、携帯情報端末機器Mを載置部S0に立てかけて用いる。
以下この簡易スタンドSに付いて具体的に説明する。まずこのものの構成部材であるブランクシートBについて説明する。このブランクシートBは図2に示すように全体として帯状を成すものであり、順次支承板1、前立ち上げ板2、底板3、背面部ブレース板4、背もたれ板5とがそれぞれ平行する折線により区画され、連接状態に形成されている。なおこのブランクシートBの素材については、板紙が好適な材料の一例として挙げられるが、同様の目的、作用効果を得られるものであれば、他の材料であってももとより差し支えない。例えば、紙素材のものであれば、いわゆるFフルート、Gフルート等の微細なフルートを用いた「F段」、「G段」等と称される段ボールを含めた段ボール素材を用いることもできるし、更には目的が達成できる程度のいわゆる「コシ」をもった樹脂シートを適用することもできる。加えて、素材としては単一素材ではなく、樹脂と紙との積層、ラミネート処理をした複合材料や、更には織布や天然素材としての突板、アルミ箔等の金属箔等をこれらに複合させたもの等が適用できる。
まずこれら各部材について説明する。支承板1はブランクシートBの一端にほぼ矩形状に形成されたものであり、自由端側を一方の端部とすると他端側は支承部形成折線L1並びにずれ止めフラップ切り込みC1を境として形成されている。そして支承部形成折線L1側に寄った位置に横長状の背もたれ保持孔11が形成されるものであり、この背もたれ保持孔11と支承部形成折線L1の範囲が携帯情報端末機器Mの底部を支持する支承部10となる。そしてこの背もたれ保持孔11には前立ち上げ板2側から同一面に突出している背もたれロック片12が舌片状に構成される。更に支承板1の自由端側にはこれと一体に支承部組立フラップ13が延長形成される。支承板組立フラップ13はその幅寸法を支承板1の幅寸法より狭くするとともに、その基部側に偏平な矩形状のほぼスリットに近い形態の支承板ロック孔14を開口させる。なお支承板1の範囲において支承部10以外の部位、すなわち背もたれ保持孔11と自由端側の範囲を支承板奥部15とする。
次にこの支承板1に連接される前立ち上げ板2について説明する。前立ち上げ板2は、前記支承板1と支承部形成折線L1及びずれ止めフラップ切り込みC1を一方の境とし、他方底板側の立ち上げ折線L2を他の境界として区画された、偏平な矩形状部材である。そして前記ずれ止めフラップ切り込みC1により、前立ち上げ板2はその面と共通したずれ止めフラップ21を具える。次に底板3について説明する。この底板3は前記立ち上げ折線L2と背面形成折線L3との間に区画される矩形状部材であり、背面形成折線L3にほぼ沿うように底板3側が切り込まれて支承板保持孔31が形成される。そして隣接する背面ブレース板4側から延長される支承板ロック片32が底板3側に、向かって突出した形状となっている。
次に背面ブレース板4について説明すると、このものは背面形成折線L3と背もたれ形成折線L4との間に区画される矩形状部材であり、隣接する背もたれ板5側に延長するように折り畳み保持フラップ切り込みC2により折り畳み保持フラップ41が突出するように形成されている。更に背面ブレース板4に隣接する背もたれ板5について説明する。このものはほぼ矩形状を有するものであり、自由端側に背もたれ組立フラップ51を幅狭に突出状態に形成するとともに、そのものの基部中央部に偏平な横長の背もたれロック孔52を具える。
次にこれら各支承板1、前立ち上げ板2、底板3、背面ブレース板4、背もたれ板5に関しての寸法について説明する。まず前記支承板組立フラップ13の長さ寸法、すなわち帯状のブランクシートBの長手方向に見た寸法を、支承板組立フラップ寸法A1とし、支承板1の長さ寸法を支承板寸法A2とする。そして支承板1については、前記支承板奥部15の長さ寸法を支承板奥部寸法A3とし、支承部10の寸法を支承板支承部寸法A4とする。更に前立ち上げ板2の寸法は、前立ち上げ寸法A5とし、これに続く底板にあっては底板寸法A6とし、更に背面ブレース板の寸法は背面ブレース板寸法A7とし、背もたれ板5については、背もたれ板の寸法を背もたれ板寸法A8、更に背もたれ組立フラップ51については背もたれ組立フラップ寸法A9とする。なおこれらの寸法関係については必要に応じて組立作業あるいは折り畳み態様を説明するにあたって適宜言及する。
このような形状のブランクシートBを出発素材として本発明の簡易スタンドSが構成される。
(1)始発状態
始発状態は前述したブランクシートBが展開した状態とする。
(2)支承部組立体の形成(図3)
支承部組立体S1を形成するにあたっては、図3に示すようにまず底板3を定置状態として前立ち上げ板2、支承板1をそれぞれ立ち上げ折線L2及び支承部形成折線L1においてほぼ90°ほど谷折り状態に屈曲させる。なおこのブランクシートBの面については底板3を基準としてみると、図示されている面を上面とするものであり、従ってこの状態における折り曲げ形態を谷折りと言う。このような折り曲げがされながら図3(b)に示すように実際の作業では、ブランクシートBの撓み等を利用して支承板1における支承板組立フラップ13を底板3と背面ブレース板4との境界部近く、具体的には底板3と背面ブレース板4との境に形成した支承板保持孔31に上面から裏面に回り込むように差し込む。このような差し込みを進めると前立ち上げ板2は更に底板3に対しほぼ90°立ち上がるようになるとともに、ほぼそのタイミングで前記支承板組立フラップ13における支承板ロック孔14が背面ブレース板4から延びた支承板ロック片32の位置に至り、このものと係合してその掛止状態を維持する。もちろんこのような作業は実際には底板3に対し背面ブレース板4が幾分かすでに立ち上がるような状態に屈曲されていることが前提となる。このようにして支承板組立フラップ13を支承板保持孔31に充分に挿入した段階では底板3と前立ち上げ板2及び支承板1の寸法関係から、側面視で支承板1が奥下がり状態となった扁平なほぼ直角三角形となるような形態を出現させる。なおこのような条件としては前記支承板寸法A2と底板寸法A6との関係はA2>A6の関係を具えることとなる。
(1)始発状態
始発状態は前述したブランクシートBが展開した状態とする。
(2)支承部組立体の形成(図3)
支承部組立体S1を形成するにあたっては、図3に示すようにまず底板3を定置状態として前立ち上げ板2、支承板1をそれぞれ立ち上げ折線L2及び支承部形成折線L1においてほぼ90°ほど谷折り状態に屈曲させる。なおこのブランクシートBの面については底板3を基準としてみると、図示されている面を上面とするものであり、従ってこの状態における折り曲げ形態を谷折りと言う。このような折り曲げがされながら図3(b)に示すように実際の作業では、ブランクシートBの撓み等を利用して支承板1における支承板組立フラップ13を底板3と背面ブレース板4との境界部近く、具体的には底板3と背面ブレース板4との境に形成した支承板保持孔31に上面から裏面に回り込むように差し込む。このような差し込みを進めると前立ち上げ板2は更に底板3に対しほぼ90°立ち上がるようになるとともに、ほぼそのタイミングで前記支承板組立フラップ13における支承板ロック孔14が背面ブレース板4から延びた支承板ロック片32の位置に至り、このものと係合してその掛止状態を維持する。もちろんこのような作業は実際には底板3に対し背面ブレース板4が幾分かすでに立ち上がるような状態に屈曲されていることが前提となる。このようにして支承板組立フラップ13を支承板保持孔31に充分に挿入した段階では底板3と前立ち上げ板2及び支承板1の寸法関係から、側面視で支承板1が奥下がり状態となった扁平なほぼ直角三角形となるような形態を出現させる。なおこのような条件としては前記支承板寸法A2と底板寸法A6との関係はA2>A6の関係を具えることとなる。
(3)背もたれ組立体の形成(図4)
このような状態で更に背もたれブレース板4と背もたれ板5とをそれぞれ背面形成折線L3と背もたれ形成折線L4でそれぞれ谷折りする。そして前記背もたれ板5における背もたれ組立フラップ51を支承板1における背もたれ保持孔11に差し込んでゆく。そしてこれを進めると、前記背もたれロック片12の位置に背もたれ板5における背もたれロック孔52が至り、背もたれ板5の折り曲げ方向と反対方向への復帰傾向に伴い両者が噛み合うような形態をとる。これによって背面ブレース板4、背もたれ板5、支承板1における支承板奥部15との間で、側面視三角形状の背もたれ組立体S2が構成される。なおこのとき前記折り畳み保持フラップ41は折り畳み保持フラップ切り込みC2により背もたれ板5とは独立しているから、背面ブレース板4と同一面を維持しながら上方に突出するような形態となる。このような状態で前記支承部10と背もたれ板5とにより空間が構成され、このものが載置部S0となるのである。このようにして形成された載置部S0に携帯電話等の携帯情報端末機器Mを立てかけるようにして用いる。
このような状態で更に背もたれブレース板4と背もたれ板5とをそれぞれ背面形成折線L3と背もたれ形成折線L4でそれぞれ谷折りする。そして前記背もたれ板5における背もたれ組立フラップ51を支承板1における背もたれ保持孔11に差し込んでゆく。そしてこれを進めると、前記背もたれロック片12の位置に背もたれ板5における背もたれロック孔52が至り、背もたれ板5の折り曲げ方向と反対方向への復帰傾向に伴い両者が噛み合うような形態をとる。これによって背面ブレース板4、背もたれ板5、支承板1における支承板奥部15との間で、側面視三角形状の背もたれ組立体S2が構成される。なおこのとき前記折り畳み保持フラップ41は折り畳み保持フラップ切り込みC2により背もたれ板5とは独立しているから、背面ブレース板4と同一面を維持しながら上方に突出するような形態となる。このような状態で前記支承部10と背もたれ板5とにより空間が構成され、このものが載置部S0となるのである。このようにして形成された載置部S0に携帯電話等の携帯情報端末機器Mを立てかけるようにして用いる。
(4)携行時での折り畳み
次にこのような組立状態を解除して携行に便利なように平板に折り畳む場合について説明する。まずその際には最後に組み立てた背もたれ組立体S2をまず平板状に戻す。すなわちこの作業は、組立作業と逆に背もたれ板5における背もたれ組立フラップ51を背もたれ保持孔11から抜き出すようにする。一方、支承板1については、このものにおける支承板組立フラップ13を支承板保持孔31から半ば抜き出すような操作を行う。すなわち支承板ロック孔14と支承板ロック片32との係合を外して半ば引き抜き状態とする。このとき図5(b)に示すように底板寸法A6と前立ち上げ板寸法A5との和に対して、前記支承板寸法A2と支承板組立フラップ寸法A1との寸法関係は、それぞれA2+A1>A5+A6の関係となるので、前記支承板組立フラップ13は支承板保持孔31から完全に抜き出ることがなく、半ば嵌まり合った状態となりながらも平板状に折り畳まれた状態を維持する。因みにこのような構成であるから例えば次に組み立てを行う場合には、支承板組立フラップ13と支承板保持孔31との嵌め込み作業を要せず単に前立ち上げ板2を立ち上げるような操作を行えば、再び支承板組立フラップ13が支承板保持孔31に充分入り込み、支承板ロック孔14と支承板ロック片32との噛み合いがなされて再び側面視三角形状の支承部組立体S1が構成できる。
次にこのような組立状態を解除して携行に便利なように平板に折り畳む場合について説明する。まずその際には最後に組み立てた背もたれ組立体S2をまず平板状に戻す。すなわちこの作業は、組立作業と逆に背もたれ板5における背もたれ組立フラップ51を背もたれ保持孔11から抜き出すようにする。一方、支承板1については、このものにおける支承板組立フラップ13を支承板保持孔31から半ば抜き出すような操作を行う。すなわち支承板ロック孔14と支承板ロック片32との係合を外して半ば引き抜き状態とする。このとき図5(b)に示すように底板寸法A6と前立ち上げ板寸法A5との和に対して、前記支承板寸法A2と支承板組立フラップ寸法A1との寸法関係は、それぞれA2+A1>A5+A6の関係となるので、前記支承板組立フラップ13は支承板保持孔31から完全に抜き出ることがなく、半ば嵌まり合った状態となりながらも平板状に折り畳まれた状態を維持する。因みにこのような構成であるから例えば次に組み立てを行う場合には、支承板組立フラップ13と支承板保持孔31との嵌め込み作業を要せず単に前立ち上げ板2を立ち上げるような操作を行えば、再び支承板組立フラップ13が支承板保持孔31に充分入り込み、支承板ロック孔14と支承板ロック片32との噛み合いがなされて再び側面視三角形状の支承部組立体S1が構成できる。
更に背もたれ組立体S2の折り畳みについて説明する。まず支承部組立体S1の平板状への折り畳みが完了した後、図5(c)(d)に示すように背もたれ板5を背面ブレース板4に折り重なるように充分に折り曲げ、次いで背面形成折線L3を中心に背面ブレース板4と背もたれ板5とを支承板1の外面に折り重ねるように折り曲げる。なおこのとき、背もたれ組立フラップ51が幾分か背面ブレース板4の基部側(背面形成折線L3側)より長い場合であっても、例えば紙製のブランクシートBであれば適宜の撓みにより折り込みは可能である。なおこのときの寸法設定について述べると、背もたれ板寸法A8と背もたれ組立フラップ寸法A9の和は、ほぼ背面ブレース板寸法A7に等しいか、やや大きな寸法となっている。すなわちA8+A9≒A7の関係となる。そして更に背もたれ板5と背面ブレース板4とを折り重ねた状態で、これを折り畳まれた支承板1の上に折り重ねると、前記背面ブレース板寸法A7の寸法は、支承板寸法A2と支承板組立フラップ寸法A1よりやや寸法が短い設定とされていることから、折り畳み保持フラップ41が背もたれ保持孔11に臨む位置となっている。従ってこれら背面ブレース板4、背もたれ板5を折り重ねた状態のまま折り畳み保持フラップ41を背もたれ保持孔11に差し込めば、その折り畳み状態が維持される。すなわち全体としてほぼ平板状の折り畳み状態を得るものであり、実質的にはブランクシートBの展開状態の長さ寸法に対しほぼ1/3ないしは1/4程度の長さ寸法に折り畳まれる。因みにこのサイズは、ほぼ名刺サイズに近く、このため図5(d)に示すように、例えば背面ブレース板4の外側面等を利用して、ここに社名、個人名、住所等を表記し、この簡易スタンドSを変形名刺として活用することも可能である。
本発明の好ましい実施例は以上述べたような形態を採るものであるが、これらの技術思想に基づいて種々の改変が可能である。まず全体形態としての基本的な実施例は、1基の携帯情報端末機器Mを支持するようにしたものであるが、これを充分に幅広のものとして図9に示すように2基保持できるような形態とすることも可能である。また例えば支承部組立体S1はより安定を求められるため、底板3と前立ち上げ板2、支承板1についてのみ図8に示すように背面ブレース板4と背もたれ板5の幅寸法より広めに寸法設定することも可能である。また基本的な実施例ではブランクシートBに区画した各部材はほぼ矩形状を呈しているが、例えば図8に示すように背もたれ板5についてはその側方に種々の販促デザイン5D等を施すような形態とすることも可能である。
更に本発明は支承部組立体S1及び背もたれ組立体S2を構成するため、フラップと保持孔との差し込み形態を採っており、またその掛止保持もロック孔とロック片との噛み合いによって行っているが、他の形態であってもよい。例えばこれらについては両面接着テープ等を用いた接着保持等の手段であってももとより差し支えない。
更にまた差し込み組み立てにあたっては、図6に示すように例えば支承板1と背もたれ板5との間を例示すると次のような組立構造を採ってもよい。すなわち背もたれ組立フラップ51の基部に適宜の切り欠き51Aを形成しておき、一方支背もたれ保持孔11については、これをブランクシートBの中心から一部偏らせて設けておく。そしてブランクシートBの素材そのものの撓みを利用して偏向させて背もたれ組立フラップ51を挿入し、挿入完了時点でブランクシートBを元の自然状態に戻せば、前記切り欠き51Aが背もたれ保持孔11の端縁を噛み込むような状態となり、これによるロック等が可能となる。要はロック形態、差し込み形態等は公知の種々の形態が他の係合個所においても採り得る。
また更にこの簡易スタンドSが立体組み立てされていることを利用して、例えば図7に示すように背面ブレース板4と支承板1における支承板奥部15とにそれぞれペン立て孔4H、15Hを設けておけば、それらを利用してペン等の筆記具Pを差し込むような利用形態が採り得る。因みにこの図7に示す実施例にあっては、背もたれ保持孔11の部位を見ると、背もたれロック片12が先の実施例と異なり、支承板1における支承板奥部15側から突出形成されている。このように構成したとしても目的とする作用は得られるものである。
1 支承板
10 支承部
11 背もたれ保持孔
12 背もたれロック片
13 支承板組立フラップ
13A 切り欠き
14 支承板ロック孔
15 支承板奥部
15H ペン立て孔
2 前立ち上げ板
21 ずれ止めフラップ
3 底板
31 支承板保持孔
32 支承板ロック片
4 背面ブレース板
4H ペン立て孔
41 折り畳み保持フラップ
5 背もたれ板
5D 販促デザイン
51 背もたれ組立フラップ
51A 切り欠き
52 背もたれロック孔
A1 支承板組立フラップ寸法
A2 支承板寸法
A3 支承板奥部寸法
A4 支承板支承部寸法
A5 前立ち上げ板寸法
A6 底板寸法
A7 背面ブレース板寸法
A8 背もたれ板寸法
A9 背もたれ組立フラップ寸法
B ブランクシート
C1 ずれ止めフラップ切り込み
C2 折り畳み保持フラップ切り込み
L1 支承部形成折線
L2 立ち上げ折線
L3 背面形成折線
L4 背もたれ形成折線
M 携帯情報端末機器
P 筆記具
S 簡易スタンド
S0 載置部
S1 支承部組立体
S2 背もたれ組立体
10 支承部
11 背もたれ保持孔
12 背もたれロック片
13 支承板組立フラップ
13A 切り欠き
14 支承板ロック孔
15 支承板奥部
15H ペン立て孔
2 前立ち上げ板
21 ずれ止めフラップ
3 底板
31 支承板保持孔
32 支承板ロック片
4 背面ブレース板
4H ペン立て孔
41 折り畳み保持フラップ
5 背もたれ板
5D 販促デザイン
51 背もたれ組立フラップ
51A 切り欠き
52 背もたれロック孔
A1 支承板組立フラップ寸法
A2 支承板寸法
A3 支承板奥部寸法
A4 支承板支承部寸法
A5 前立ち上げ板寸法
A6 底板寸法
A7 背面ブレース板寸法
A8 背もたれ板寸法
A9 背もたれ組立フラップ寸法
B ブランクシート
C1 ずれ止めフラップ切り込み
C2 折り畳み保持フラップ切り込み
L1 支承部形成折線
L2 立ち上げ折線
L3 背面形成折線
L4 背もたれ形成折線
M 携帯情報端末機器
P 筆記具
S 簡易スタンド
S0 載置部
S1 支承部組立体
S2 背もたれ組立体
Claims (7)
- 帯状のブランクシートに、支承板と、前立ち上げ板と、底板と、背面ブレース板と、背もたれ板とが、平行する折線を介して連接状態に区画形成されて成り、前記前立ち上げ板と支承板とを底板上面を基準に谷折り状態に折り曲げ形成するとともに、支承板自由端側を掛止構造により底板奥部寄りの部位に掛止し、側面視三角形状の支承部組立体を構成し、一方、前記背面ブレース板と背もたれ板とを底板上面を基準に谷折り状態に順次折り曲げ形成するとともに、背もたれ板の自由端側を掛止構造により支承板の手前寄り部位に掛止し、背面ブレース板と背もたれ板と支承板の一部とによって、側面視三角形状に立ち上がった背もたれ組立体を形成し、前記支承板の手前側寄り部位と背もたれ板とにより前面が開放された載置部を形成するように構成されていることを特徴とする携帯情報端末機器の簡易スタンド。
- 前記支承部組立体及び背もたれ組立体を形成するための掛止構造は、要掛止部材の保持孔とフラップとの嵌め合い構造であることを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末機器の簡易スタンド。
- 前記支承部組立体及び背もたれ組立体を形成するための掛止構造は、ロック片とロック孔とから成るロック構造を具えていることを特徴とする請求項2記載の携帯情報端末機器の簡易スタンド。
- 前記支承板における支承面手前側には、前立ち上げ板と同一面を構成するずれ止めフラップが、支承面より上方に立ち上がるように設けられていることを特徴とする請求項1、2または3記載の携帯情報端末機器の簡易スタンド。
- 前記支承部組立体の組立状態を解除し、支承板を前立ち上げ板との境の支承部形成折線において更に折り曲げ、底板と前立ち上げ板とに折り重ね状態とした場合において、支承板組立フラップが、このものが掛止する支承板保持孔から抜け出さない状態に寸法設定されていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の携帯情報端末機器の簡易スタンド。
- 前記背もたれ組立体の組立状態を解除し、背もたれ板と背面ブレース板とを平板状に折り畳むにあたっては、支承板が折り重ねられた上に更にこれらを折り重ね、背面ブレース板から延長される折り畳み保持フラップを支承板に形成される背もたれ保持孔に差し込み、折り畳み状態を保持することを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の携帯情報端末機器の簡易スタンド。
- 前記ブランクシートは板紙製であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の携帯情報端末機器の簡易スタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013033477A JP2014165598A (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | 携帯情報端末機器の簡易スタンド |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013033477A JP2014165598A (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | 携帯情報端末機器の簡易スタンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014165598A true JP2014165598A (ja) | 2014-09-08 |
Family
ID=51615857
Family Applications (1)
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JP2013033477A Pending JP2014165598A (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | 携帯情報端末機器の簡易スタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014165598A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101842783B1 (ko) | 2016-08-22 | 2018-03-28 | 이준규 | 접이식 휴대용 단말기 거치대 |
JP2018113634A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 株式会社一九堂印刷所 | スマートデバイス用スタンド |
KR20180003607U (ko) * | 2017-06-14 | 2018-12-24 | (주)신영목재 | 노트북 거치대 |
KR101989413B1 (ko) * | 2019-02-27 | 2019-06-14 | (주)우리포장산업 | 스마트폰 거치대 |
KR102113092B1 (ko) * | 2019-04-26 | 2020-05-20 | (주)우리포장산업 | 각도조절 가능한 스마트폰 거치대 |
KR20210001638U (ko) * | 2020-01-06 | 2021-07-15 | 동관 솔루션 33 일렉트로닉 테크놀로지 씨오 엘티디 | 접이식 거치대 |
-
2013
- 2013-02-22 JP JP2013033477A patent/JP2014165598A/ja active Pending
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