JP3183829U - スタンドホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を減らし簡単に製造することができ、また組立が容易であるばかりか持ち運びと保管にも優れたスタンドホルダを提供する。
【解決手段】起立及び折り畳み可能な正面部5、台座部4、支え部3、底部、背面部6を持つスタンドホルダであって、正面部5の下端部分である正面下端部56には係合突起部51が設けられており、底部には係合突起部51と係合する係合部が設けられ、係合部は係合突起部51に設けられている係合孔と係合する係合爪と係合突起部51と係合する係合凸部とを有しており、一枚板状の展開体が折り返されてなることとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばスマートフォンやタブレット型端末等を立て掛けて保持するのに好適であり、かつ、持ち運びに優れたスタンドホルダに関するものである。
店頭やショールーム等のショーウインドやショーケース、ディスプレイカウンタに展示品をディスプレイする場合、展示品の形状に合わせた多種多様なディスプレイ製品が提案されている。特に近年においては、スマートフォンの急激な普及により、スマートフォンをディスプレイする際のスタンドホルダも多種多様に提案されている。また、個人のスマートフォンを自宅の机上に置く際のスタンドホルダとしても数多く提案されている。
その一例として、底板と、粘着材を塗布した粘着マットを固定した前板と、後ろ板及び接着板を折り目によって関節した板、若しくは各板の端部に溝と溝に嵌合するカム軸とを形成して、相互に任意の角度に折り曲げ可能に構成し、必要により底板、前板、後ろ板の組立時に外表面側となる側を広告・ディスプレイ用表示面とし、組立前は接着板に塗布した接着剤に保護紙を貼付した状態で折畳み、若しくは重ねることによりコンパクトに包装可能とし、使用時には、各板を三角形として折り曲げた状態で接着板の両面接着剤などにより固定して三角形状に組立て可能としたディスプレイスタンドがある(例えば特許文献1)。
また、折り畳む前は平板状であって、後面部、前面部、底面部からなり、前面部と後面部の間に跨ってスマートフォンを挿入する開口部をもち、後面部には前面部とは異なる端部に引掛け雄部を持ち、底面部には前面部とは異なる側に引掛け雌部を備え、引掛け雄部を引掛け雌部に挿入して嵌め込むことにより三角形状に組み立てるスマートフォンスタンドがある(例えば特許文献2)。
上記の特許文献1及び2は構成が比較的単純であるものの、特許文献1では、展示品貼付用の粘着マットと、接着剤を塗布した接着板かもしくはカム軸とカム溝との組み合わせのどちらかが必要であり、部品点数とコスト面とでより改善が望まれる。特許文献2では、展開体の形状が複雑であり、ある程度の大きさが必要となるため、より持ち運びに優れるためには更なる小型化・単純化が求められる。また、折り曲げ部分である下部溝は曲げ易くするため、他の部分より厚さが薄い。したがって、持ち運び時にはこの折り曲げ部分である下部溝が破損しやすいという問題点も存在する。
実用新案登録第3072381号公報 実用新案登録第3174433号公報
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、部品点数を減らし簡単に製造することができ、また組立が容易であるばかりか持ち運びと保管にも優れたスタンドホルダを提供することにある。
上記課題を解決する本考案のスタンドホルダは、起立及び折り畳み可能なスタンドホルダであって、起立時に上端となる正面上端部及び下端となる正面下端部を持ち、前記正面下端部の中央部に係合突起部を持つ正面部と、前記係合突起部を除く前記正面下端部と一体に形成され、前記正面部との境界部分に第1屈曲部が設けられ、前記第1屈曲部を谷折り状に折り返してなる台座部と、前記台座部における前記第1屈曲部とは反対側の端部と一体に形成され、前記台座部との境界部分に第2屈曲部が設けられ、前記第2屈曲部を山折り状に折り返してなる支え部と、前記支え部における前記第2屈曲部とは反対側の端部と一体に形成され、前記支え部との境界部分に第3屈曲部が設けられ、前記第3屈曲部を山折り状に折り返してなる底部と、前記底部における前記第3屈曲部とは反対側の端部と一体に形成され、前記底部との境界部分に第4屈曲部が設けられ、前記第4屈曲部を山折り状に折り返してなる背面部と、を持ち、さらに前記背面部における前記第4屈曲部とは反対側の端部と前記正面上端部とが一体に形成され、前記背面部と前記正面部との境界部分に第5屈曲部を設け、前記第5屈曲部を山折り状に折り返してなり、前記支え部の前記第2屈曲部側の端部中央部には支え突起部が設けられ、前記台座部の前記第1屈曲部側の端部中央部には折り畳み時に前記係合突起部を収める第1切り欠き部及び前記台座部の前記第2屈曲部側の端部中央部は折り畳み時に前記支え突起部を収める前記第2切り欠き部が設けられ、前記底部には前記係合突起部と係合する係合部が設けられ、前記係合部は前記係合突起部に設けられている係合孔と係合する係合爪と、前記係合突起部と係合する係合凸部とを有しており、一枚板状の展開体が折り返されてなることを特徴とする。
本考案のスタンドホルダは、下記の(1)〜(3)の何れかを備えるのが好ましく、(1)〜(3)の複数を備えるのがより好ましい。
(1)前記底部は、第3屈曲部側から順に第2底部、第1底部及び第3底部に区画され、前記第2底部と前記第1底部は一体に形成され、第2底部と第1底部との境界部分に第6屈曲部が設けられ、折り畳み時において、前記第1〜3屈曲部が屈曲されていない状態で、前記第2底部、前記支え部、前記台座部及び前記正面部は面一の平板状である第1平面部と、前記第4屈曲部が屈曲されていない状態で、前記第1底部、前記第3底部及び前記背面部は面一の平板状である第2平面部とが、前記第5及び前記第6屈曲部が山折り状に折り返されることによって一体的に形成され平板状となる。
(2)前記第1平面部及び前記第2平面部の一方の側端部は側壁を持ち、他方の側端部は前記側壁に覆われる側面を持つ形状であって、前記側壁は係止孔を持ち、前記側面は前記係止孔と係止する係止爪を持つ。
(3)前記背面部は厚み方向に貫通する貫通孔を持つ。
本考案のスタンドホルダは、一枚板状の展開体を折り返して形成することができるため、容易に起立状態とすることができる。また、展開体も形状が容易であり、例えば射出成形によって作ることができるため製造コストを抑えることができる。
さらに、本考案は(1)の構成を備えることにより、コンパクトに折り畳むことができる。したがって、持ち運びに優れる。特に、本考案のように2つの平面部を一体化して平板状とすることで、他の部分に比較して強度の劣る屈曲部分を固定できる。すなわち、持ち運び時に起きてしまう屈曲部の破損を防ぐこともできる。
さらに、本考案は(2)の構成を備えることにより、例えば射出成形される場合によって作られるパーティングラインを折り畳み時に隠すことができる。一般にこのパーティングラインは触った感触が良くない。時にはこのパーティングラインによって怪我をする場合もある。したがって、本考案によれば、折り畳み時に側面を触ることの不都合を解消することができる。また、本考案(2)は、折り畳み時に係止する係止孔と係止爪を持つため、2つの平面部をより強固に一体化できる。すなわち、持ち運び時に2つの平面部が容易に展開してしまうことが無く、持ち運び時に起きる破損を防ぐことができる。なお、係止孔と係止爪とを係止する際に起こる音や感触は、使用者に対して、2つの平面部を確実に一体化できたことの安心感を与えるものである。
本考案は(3)の構成を備えることにより、折り畳み状態から起立状態に変形する際、使用者が貫通孔に指を入れ正面部を押すことができ、折り畳み状態から起立状態に容易に形成することが可能となる。
実施例1のスタンドホルダを示す模式的な正面からの斜視図である。 実施例1のスタンドホルダを示す模式的な背面からの斜視図である。 実施例2のスタンドホルダを示す第1平面部側の斜視図である。 実施例2のスタンドホルダを示す第2平面部側の斜視図である。 本考案のスタンドホルダの展開図である。
本考案のスタンドホルダは、上述したように、スマートフォンやタブレット型端末等を立て掛けて保持するのに好適であり、かつ、持ち運びに優れたスタンドホルダとして使用できる。スマートフォンやタブレット型端末の大きさ等は特に限定されず、本考案のスタンドホルダは保持する大きさに応じた種々の形状をとり得る。
本考案のスタンドホルダの材料としては、紙、樹脂、金属等の種々の材料を用いることができる。
本考案のスタンドホルダは、展開体の状態(すなわち、折り返されていない状態)で一枚板状であり、折り返されて起立状態に形成されている。このため、本考案のスタンドホルダは、多数の部品を必要とせず、容易かつ安価に製造できる。この展開体は射出成形により製造されることが望ましいが、特にこれに限定されるものではない。本考案のスタンドホルダは、展開体の状態において一枚板状であれば良く、折り返した状態で固着しても良いし、折り返した状態から、再度、展開体にまで展開できても良い。折り返した状態から、再度、展開体にまで展開できる場合には、スタンドホルダの製造時に接着等の固着工程を必要とせず、スタンドホルダをより容易かつ安価に製造できる利点がある。なお、本明細書でいう板状とは、折り返し可能な程度の厚さをもつ形状を指し、例えば、シート状やフィルム状、紙状等を含む概念である。また、展開体の肉厚は、略一定であっても良いし、部分的に厚肉および/または薄肉であっても良い。また、本明細書でいう一枚板状とは、切断等しないそのままの状態で分離しない一枚の板状をなすことを指し、その外形は特に問わない。例えば、展開体には切り目や切り欠き等が形成されていても良い。また、本明細書でいう起立時(起立状態)とは、スマートフォン等の対象物を保持できる状態のことであり、スタンドホルダとして機能する組み立てた状態のことである。これに対して折り畳み時(折り畳み状態)とは、展開体を折り畳み一枚の平板状にした状態のことをいう。また、本明細書でいう山折り状とは角が外側になるように折り曲げることであり、谷折り状とは角が内側になるように折り曲げることである。
本考案のスタンドホルダは、正面部、台座部、支え部、底部、背面部、を持つ。正面部は台座部と共に直接的または間接的にスマートフォン等を保持する部分である。支え部、底部及び背面部は起立時において保持部(正面部と台座部)を支える部分である。正面部は、起立時において上側に配置される部分(正面上端部)と下側に配置される部分(正面下端部)とを持つ。正面下端部には正面部の面方向に係合突起部が延設されている。正面部は、係合突起部が底部に設けられる係合部と係合することにより固定される。さらに正面部は、背面部と正面上端部を介して一体に形成されている。つまり、正面部は背面部によっても支えられて固定される。
台座部は、正面部及び支え部と一体に形成されている。台座部には2つの切り欠き部が設けられている。1つの切り欠き部は、台座部が正面部と一体となる境界部分にあり、もう1つの切り欠き部は、台座部が支え部と一体となる境界部分にある。上記したように、正面部の正面下端部には係合突起部が設けられている。また、後述するように、支え部には台座部と一体となる境界部分に支え突起部が設けられている。すなわち、台座部に設けられる2つの切り欠き部は、これら二つの突起部を折り畳み時に収めるものである。したがって、2つの切り欠き部の形状は、それぞれの突起部の形状を収めることができる形状であることが望ましい。
支え部は、台座部及び底部と一体に形成されている。支え部は、起立時において上側に配置される部分(支え上端部)と下側に配置される部分(支え下端部)とを持つ。支え上端部中央部分には、支え突起部が支え部面方向に延設されている。支え部は、起立時において正面部と平行もしくは正面部に向かう方向に起立することが望ましい。具体的には、起立時において支え部と底部が作る内角と正面部と底部が作る内角が等しい、又は、正面部と底部が作る内角の方が大きい状態のことである。これにより、支え突起部も正面部と平行もしくは正面部に向かう方向に起立する。したがって、スマートフォン等を保持する際、支え突起部がスマートフォン等を支持する役割を果たす。
底部は、支え部と背面部と一体に形成されている。底部は、起立時において机上面等と接する部位である。底部は、正面部の係合突起部と係合する係合部を持つ。係合部には係合爪を持つことが望ましい。このとき、係合突起部にこの係合爪と係合する係合孔を設けることで、組み付きが強固となる。さらに、係合部には係合爪と対向する係合凸部を設けることが望ましい。このような構成とすることで、係合突起部が係合爪から不本意に離脱してしまうことを防止できる。また、底部はいくつかに区画されていることが望ましい。
背面部は、底部と正面部と一体に形成されている。起立時において背面部は、正面部の正面上端部と接合して正面部を支持する。背面部は背面貫通孔と背面側壁部を持つことが望ましい。この背面貫通孔と背面側壁部は折り畳み時から起立時の状態にするときに使用される。
背面貫通孔は、背面部中央部分に設けられる厚さ方向に貫通した孔である。後述するが、使用者が折り畳み時から起立時に展開する際、この背面貫通孔に指を挿入することで折り畳み時に背面部と一体的に接合している正面部を押すことができる。したがって、折り畳み時の状態を容易に解除することができ、手間なく起立時の状態にすることができる。形状は円形が望ましいが、指を挿入できる形状であれば良く、特に限定されない。
背面側壁部は、背面部の側端部分に設けられる側壁である。背面部の側端部分の全てに設けられても良いが、一部分であることがより望ましい。背面側壁部と背面貫通孔は使用者によって次のように用いられる。折り畳み時を解除する際、すなわち背面部と一体となっている正面部を背面部から引き離す際、使用者は背面側壁部を持ちながら、背面貫通孔に指を挿入し、正面部を押すことによって折り畳み状態を解除する。したがって、使用者はこの背面貫通孔と背面側壁部を用いることにより片手で折り畳み状態を解除でき、容易に起立時の状態に変更できる。
本考案のスタンドホルダにおいて、正面部と台座部、台座部と支え部、支え部と底部、底部と背面部及び背面部と正面部との境界部分には屈曲部が設けられる。この屈曲部は、曲げ伸ばし可能な程度の強度が要求される。また、正面部及び台座部には起立時においてスマートフォン等を保持できる程度の強度が要求される。支え部、底部及び背面部には起立時において正面部及び台座部を保持できる程度の強度が要求される。これらを考慮すると、本発明のカードホルダの材料としては、比較的強度に優れ、かつ、疲労破壊し難い材料を選択するのが好ましく、具体的には、樹脂、金属等である。
以下、本考案の実施例について、図面に基づいて説明する。なお、各図面において同一箇所は同一符号を用いて説明する。
図1及び2は実施例1に係る起立時のスタンドホルダの斜視図を模式的に表したものである。図3及び4は実施例2に係る折り畳み時のスタンドホルダを模式的に表したものである。図5は本考案に係るスタンドホルダを展開した図である。
(実施例1)
実施例1に係るスタンドホルダAにおいて、図1、図2及び図5を参照して説明する。実施例1に係るスタンドホルダAは起立時の状態、すなわちスマートフォン等の対象物を保持するスタンドホルダ本来の機能を発揮する状態を示す。
実施例1のスタンドホルダAは、厚さ1mmのポリプロピレン製であり、図5に示す一枚板状の展開体Cが折り返されてなる。展開体Cにおける各部分の厚さは略均一である。実施例1のスタンドホルダAは、正面部5、台座部4、支え部3、底部(第1底部1、第2底部2、第3底部7)及び背面部6を持つ。
正面部5は、略矩形の係合突起部51を持つ略矩形の板状をなす。正面部5は、起立時において上側に位置する正面上端部55と下側に位置する正面下端部56を持つ。また、正面部5は正面上端部55と正面下端部56以外の左右周縁部に正面側壁部57を持つ。正面側壁部57は正面部5の厚み方向に2mmの長さで設けられている。正面側壁部57は正面部5の左右周縁部の全てに設けられなく、図1に示すように一部分欠けている。正面側壁部57は左右の周縁部に対称的に設けられている。また、正面側壁部57は第3係止孔53を持つ。係合突起部51は、正面下端部56の中央部分に正面部5の面方向に延設されている。係合突起部51は中央部分に略短冊状の係合孔52を持つ。係合孔52は厚さ方向に貫通する貫通孔である。
台座部4は、略矩形状の2つの切り欠き部を持つ略矩形の板状をなす。台座部4は正面部5の正面下端部56と接合して一体に形成される。この接合部分である第1屈曲部94は、台座部4と正面部5の境界部分である。また、第1屈曲部94は、正面部5の正面下端部56のうち係合突起部51を除いた部分と台座部4の一端とが接合した部分である。第1屈曲部94は曲げ伸ばし可能であり、起立時において台座部4は正面部5に対して第1屈曲部94により谷折り状に折り返されている。台座部4は第1屈曲部94側の端部中央部分に第1切り欠き部41と、対向する端部中央部に第2切り欠き部42を持つ。第1切り欠き部41は略矩形状であり、折り畳み時に正面部5の係合突起部51が収まる空間である。第2切り欠き部42は略矩形状であり、折り畳み時に後述する支え突起部31が収まる空間である。台座部4は、第1切り欠き部41及び第2切り欠き部42が設けられていない左右周縁部に側壁部を持つ。
支え部3は、支え突起部31を持つ凸状形の板状をなす。支え部3は、起立時において上側に位置する支え上端部32と下側に位置する支え下端部33を持つ。支え突起部31は、支え上端部32の中央部分に面方向に延設された略矩形状の突起である。支え部3は、第1屈曲部94と反対側の台座部4端部と支え上端部32のうち支え突起部31を除いた部分で接合して一体に形成される。この接合部分である第2屈曲部93は、支え部3と台座部4との境界部分であり、曲げ伸ばし可能である。起立時において、支え部3は台座部4に対して第2屈曲部93により山折り状に折り返されている。支え部3には、支え上端部32と支え下端部33以外の左右周縁部に側壁部を持つ。
底部は3つに区画されており、支え部3側から背面部6側に向かって第2底部2、第1底部1、第3底部7の順に面一に並んでいる。第2底部は係合部8の一部を有する略矩形の板状をなす。第2底部2はその端部と支え部3の支え下端部33とが接合して一体に形成されている。この接合部分である第3屈曲部92は、支え部3と第2底部2との境界部分であり、曲げ伸ばし可能である。起立時において、第2底部2は支え部3に対して第3屈曲部92により山折り状に折り返されている。第2底部2は、第3屈曲部92と反対側の端部に係合部8の一部を有する。具体的には係合部8の係合爪82を有する。また、第2底部2は第3屈曲部92側とこれと対向する側以外の左右周縁部に側壁部を持つ。この側壁部には第2係止孔21が設けられている。
第1底部1は係合部8の一部を有する略矩形の板状をなす。第1底部1の一端部は、第2底部2における第3屈曲部側と反対側の端部と接合して一体に形成されている。この接合部分であり第2底部2と第1底部2との境界部分である第6屈曲部91は曲げ伸ばし可能であり、起立時においては、伸びた状態で第1底部1と第2底部2とを面一に形成する。第1底部1における第6屈曲部91とは反対側の端部は、等間隔に並んだ3つの第1係止凸部12とその間に配置される2つの第1係止爪11を持つ。第1係止凸部12は端部側面に設けられる突起である。第1係止爪11は、先端が台形状で段差が設けられた爪である。係合部8は、第2底部2と第1底部1との境界部分である第6屈曲部91の中央部分に設けられる。
係合部8は、矩形状の貫通穴であり第2底部2側に係合爪82を持ち、第1底部1側に2つの係合凸部81を持つ。係合部8では、正面部5に設けられた係合突起部51の係合孔52と係合爪82とが係合する。これにより、正面部5が底部と組み付き固定される。さらに、係合部8は係合爪82と対向する側に2つの係合凸部81を持つ。この2つの係合凸部81は、係合突起部51の係合孔52と係合爪82との係合を外れ難くする役割を果たす。具体的には、係合爪82と係合する係合突起部51を係合爪82と対向する側から係合する。したがって、起立時のスタンドホルダの安定的な形状維持に効果的である。
第3底部7は略矩形の板状である。第3底部7の第1底部1側の端部には、等間隔に並んだ3つの第1係止凹部73とその間に配置される2つの第1係止孔71を持つ。第1係止凹部73は端部側面に設けられる。第1係止孔71は略台形状の厚み方向に貫通した貫通孔である。第1底部1と第3底部7は、第1底部1の2つの第1係止爪11が第3底部7の2つの第1係止孔と係止する。さらに、3つの第1底部1の第1係止凸部12が第3底部7の3つの第1係止凹部73と係止する。これにより、第1底部1と第3底部7が面一に接合される。このような構造を持つため、第1底部と第3底部とは非常に強固に結着され、底部を面一な状態に保つことができる。したがって、本考案のスタンドホルダは安定性に優れる。また、第3底部7は左右周縁部の対称位置に第2係止爪72を持つ。
背面部6は略矩形の板状である。背面部6の一端は、第3底部7の第1係止孔71と第1係止凹部73を持つ端部とは反対側の端部と接合して一体に形成されてなる。この接合部分であり第3底部7と背面部6との境界部分である第4屈曲部96は、曲げ伸ばし可能である。起立時において、背面部6は第3底部7に対して第4屈曲部96により山折り状に折り返されている。また、背面部6は正面部5との境界部分である第5屈曲部95を持つ。第5屈曲部95は、曲げ伸ばし可能である。起立時において、背面部6は正面部5に対して第5屈曲部95により山折り状に折り返されている。背面部6は中央部分に背面貫通孔61を持つ。背面貫通孔61は厚み方向に貫通した円形の孔である。また、背面部6は第4屈曲部96と第5屈曲部95以外の左右周縁部の対称位置に背面側壁部62を持つ。
実施例1のスタンドホルダAは、図5に示す一枚板状の展開体Cが折り返されて形成される。台座部4は第1屈曲部94により正面部5に対して谷折りされている。支え部3は第2屈曲部93により台座部4に対して山折りされている。第2底部2は第3屈曲部92により支え部3に対して山折りされている。第1底部1は、第6屈曲部91が伸びた状態であることにより第2底部2と面一となっている。第3底部7は第1底部1と係止されている。背面部6は第4屈曲部96により第3底部7に対して山折りされ、立ち上っている。そして、背面部6と正面部5は第5屈曲部95が山折り状となることで実施例1のスタンドホルダAの頂角を作る。
以上のように、正面部5、台座部4、支え部3、底部、背面部6が接合して1つのループ状となり、第1屈曲部94から第6屈曲部91の曲げ伸ばしと、係合突起部51と係合部8との係合によって実施例1のスタンドホルダの起立状態が形成される。なお、図示しないが、正面部5や支え部3に図略の意匠(企業名、標章、住所、電話番号等)が印刷されている。
実施例1のスタンドホルダAは、各屈曲部の曲げ伸ばしや突起部の係合により組み付けられるため、使用者は容易に展開体から起立状態に形成することができる。また、接着剤等を使用していないため、後述する実施例2の折り畳み状態に変形することも容易である。
また、実施例1のスタンドホルダAの展開体Cは、射出成形により製造されることが望ましい。これにより製造コストも抑えることができる。さらに、実施例1のスタンドホルダAをノベルティ用として使用する場合にも、支え部3に意匠を印刷することでスマートフォン等を保持した状態でも常に意匠が目に付く状態となる。したがって、宣伝効果を高めることもできる。
(実施例2)
実施例2に係るスタンドホルダBにおいて、図3、図4及び図5を参照して説明する。実施例2に係るスタンドホルダBは折り畳み時の状態、すなわち本考案のスタンドホルダを持ち運びする状態あるいは使用前状態を示す。図3は第1平面部100側の模式図であり、図4は第2平面部200側の模式図であり、第1平面部100と第2平面部200は表裏一体の関係である。なお、実施例2において実施例1と同一箇所は同一符号を用い、同一箇所の説明は省略する。
第1平面部100は、第2底部2、支え部3、台座部4、正面部5が面一となっている。第2平面部200は、背面部6、第3底部7、第1底部1が面一になっている。実施例2のスタンドホルダBは、第2底部2と第1底部1との境界部分である第6屈曲部91と、正面部5と背面部6の境界部分である第5屈曲部95が山折り状に折り返され、第1〜4屈曲部は伸びた状態によって、第1平面部100と第2平面部200が一体となった厚み2mmの平板状である。第1平面部100と第2平面部200の表面は、通常使用者の手に触れる部分であるため、感触の良い表面加工が施されることが良い。
第1平面部100は、屈曲部側でない長辺側の周縁部に側壁部を有する。この側壁部は、折り畳み時において第2平面部200の側面を覆う形状である。側壁部も第1平面部100と第2表面部200と同じ表面加工が施される。このような構成を取ることで、第2平面部200の側面に存在するパーティングラインを第1平面部100の側壁部によって隠すことができる。したがって、実施例2のスタンドホルダBを持ち運ぶ際、使用者は不快な感触を得ずに済む。
第1平面部100と第2平面部200が一体となるとき、正面側壁部57に設けられた2つの第3係止孔53と背面側面部64に設けられた2つの第3係止爪63が係止する。また、同様に第2底部2の側壁部に設けられた2つの第2係止孔21と第3底部7の側面に設けられた2つの第2係止爪72が係止する。この構成を取ることで、より第1平面部100と第2平面部200の一体化が強固となる。特に持ち運び時においては、他の部分と比較すると強度が劣る屈曲部の破損が起こり易くなる。実施例2のスタンドホルダBのように第1平面部100と第2平面部200を合わせて一体化することで各屈曲部を固定できる。さらに上記の係止孔と係止爪によってより強固に一体化できれば、各屈曲部もまた一段と強固に固定できる。したがって、本考案のスタンドホルダを破損から守ることができる。
実施例2のスタンドホルダBは、図4及び5に示すように、背面部6に厚さ方向に貫通した背面貫通孔61と背面側壁部62を持つ。背面側壁部62は、正面部5の一部分の正面側壁部57が背面側壁部62に換わり設けられている。言い換えると、この部分だけ側壁部と側面部との逆転が起きている状態である。したがって、第1平面部100と第2平面部200とが一体化となるときに背面側壁部62と合わさる正面部5の部分は、正面側壁部57が切り欠けており正面側面部54となる。
実施例2のスタンドホルダBは上述のように、第1平面部100と第2平面部200は強固に一体化となっている。そこで、使用者は、折り畳み状態から起立状態に変形させるとき、この背面貫通孔61と背面側壁部62を利用することで容易に起立時のスタンドホルダへと形成できる。具体的には、左右対称に設けられている背面側壁部62を親指と中指で支持し、その状態で人差し指を背面貫通孔61に挿入し、正面部5を押す。よって、容易に折り畳み状態を解除でき、起立状態のスタンドホルダAへと形成できる。
なお、ノベルティ用品として用いられる場合、第1平面部100や第2平面部200に意匠を印刷することも望ましい。このようにすることで、印刷された意匠が人目に付きやすくなり、宣伝効果が高まる。
本考案のスタンドホルダは、卓上型のスマートフォン立てや、タブレット端末等をディスプレイするもの、またはノベルティ用品としても特に好ましく使用できる。
1:第1底部 11:第1係止爪 12:第1係止凸部
2:第2底部 21:第2係止孔
3:支え部 31:支え突起部 32:支え上端部 33:支え下端部
4:台座部 41:第1切り欠き部 42:第2切り欠き部
5:正面部 51:係合突起部 52:係合孔 53:第3係止孔
54:正面側面部 55:正面上端部 56:正面下端部 57:正面側壁部
6:背面部 61:背面貫通孔 62:背面側壁部 63:第3係止爪
64:背面側面部
7:第3底部 71:第1係止孔 72:第2係止爪 73:第1係止凹部
8:係合部 81:係合凸部 82:係合爪
91:第6屈曲部 92:第3屈曲部 93:第2屈曲部 94:第1屈曲部
95:第5屈曲部 96:第4屈曲部
100:第1平面部 200:第2平面部
A:スタンドホルダ(起立時) B:スタンドホルダ(折り畳み時) C:展開体

Claims (4)

  1. 起立及び折り畳み可能なスタンドホルダであって、
    起立時に上端となる正面上端部及び下端となる正面下端部を持ち、前記正面下端部の中央部に係合突起部を持つ正面部と、
    前記係合突起部を除く前記正面下端部と一体に形成され、前記正面部との境界部分に第1屈曲部が設けられ、前記第1屈曲部を谷折り状に折り返してなる台座部と、
    前記台座部における前記第1屈曲部とは反対側の端部と一体に形成され、前記台座部との境界部分に第2屈曲部が設けられ、前記第2屈曲部を山折り状に折り返してなる支え部と、
    前記支え部における前記第2屈曲部とは反対側の端部と一体に形成され、前記支え部との境界部分に第3屈曲部が設けられ、前記第3屈曲部を山折り状に折り返してなる底部と、
    前記底部における前記第3屈曲部とは反対側の端部と一体に形成され、前記底部との境界部分に第4屈曲部が設けられ、前記第4屈曲部を山折り状に折り返してなる背面部と、を持ち、
    さらに前記背面部における前記第4屈曲部とは反対側の端部と前記正面上端部とが一体に形成され、前記背面部と前記正面部との境界部分に第5屈曲部を設け、前記第5屈曲部を山折り状に折り返してなり、
    前記支え部の前記第2屈曲部側の端部中央部には支え突起部が設けられ、
    前記台座部の前記第1屈曲部側の端部中央部には折り畳み時に前記係合突起部を収める第1切り欠き部及び前記台座部の前記第2屈曲部側の端部中央部は折り畳み時に前記支え突起部を収める前記第2切り欠き部が設けられ、
    前記底部には前記係合突起部と係合する係合部が設けられ、前記係合部は前記係合突起部に設けられている係合孔と係合する係合爪と、前記係合突起部と係合する係合凸部とを有しており、
    一枚板状の展開体が折り返されてなることを特徴とするスタンドホルダ。
  2. 前記底部は、第3屈曲部側から順に第2底部、第1底部及び第3底部に区画され、
    前記第2底部と前記第1底部は一体に形成され、第2底部と第1底部との境界部分に第6屈曲部が設けられ、
    折り畳み時において、前記第1〜3屈曲部が屈曲されていない状態で、前記第2底部、前記支え部、前記台座部及び前記正面部は面一の平板状である第1平面部と、前記第4屈曲部が屈曲されていない状態で、前記第1底部、前記第3底部及び前記背面部は面一の平板状である第2平面部とが、前記第5及び前記第6屈曲部が山折り状に折り返されることによって一体的に形成され平板状となる請求項1に記載のスタンドホルダ。
  3. 前記第1平面部及び前記第2平面部の一方の側端部は側壁を持ち、他方の側端部は前記側壁に覆われる側面を持つ形状であって、
    前記側壁は係止孔を持ち、前記側面は前記係止孔と係止する係止爪を持つ請求項1又は2に記載のスタンドホルダ。
  4. 前記背面部は厚み方向に貫通する貫通孔を持つ請求項1〜3の何れか一項に記載のスタンドホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101582465B1 (ko) * 2014-08-26 2016-01-05 김효상 조립식 휴대폰 거치장치
JP2018113634A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 株式会社一九堂印刷所 スマートデバイス用スタンド
KR101989413B1 (ko) * 2019-02-27 2019-06-14 (주)우리포장산업 스마트폰 거치대
JP2020057996A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 株式会社シーシーエス 携帯情報端末用折り畳み式スタンド

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