JP3237783U - 収納機能付きステッカー - Google Patents

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JP3237783U
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Abstract

Figure 0003237783000001
【課題】2層シートで貼り合わせて収納スペースを形成する収納機能付きステッカーを提供する。
【解決手段】収納機能付きステッカーは、複数枚のシート10、20を含み、その中、複数枚のシートは互いに貼り合うとともに、両シートの間に収納スペースが形成され、下層のシートは壁面に貼られることができ、2枚または複数枚のシートの接着層が異なる対向位置に設置することで、異なる大きさの収納スペースを得ることによって、写真などのシート状物品を挟むことができる以外に、例えば文房具または鉢植えなど体積が比較的に大きい物品を置くこともできる。
【選択図】図1

Description

本考案は、物品収納の技術分野に係り、特に、2層シートで貼り合わせて収納スペースを
形成する収納機能付きステッカーに関する。
写真や、賞状、証書などの重要書類の収納には、額縁を使う以外に、壁面に貼ることが可
能である簡易型コーナーステッカーが開発され、写真やシート状物品の角部を簡易型コー
ナーステッカーの収納部に挿入することで、重い額縁を使わなくても壁面にシート状物品
を貼り付けることができる。
しかし、従来の簡易型コーナーステッカーは、1層のシートで壁面に貼り付けるため、そ
の収納部のスペースはかなり限られ、シート状物品のコーナー部しか収納できない。壁面
によく吊られる物品は、写真などのシート状物品だけではなく、例えばペンやはさみなど
その他の様々な文房具があり、さらには小型の鉢植えなどまでは、人々が常に壁に掛けよ
うと思っている物品であり、従来の簡易型コーナーステッカーは、収納スペースが限られ
ているため、様々な物品を掛ける需要を満たすことができない。
これに鑑みて、本考案の目的は、複数枚のシートを含む収納機能付きステッカーを提供す
ることにある。その中、複数枚のシートは互いに貼り合うとともに、両シートの間に収納
スペースが形成され、下層のシートは壁面に貼られることができ、2枚または複数枚のシ
ートの接着層が異なる対向位置に設置することで、異なる大きさの収納スペースを得るこ
とによって、写真などのシート状物品を挟むことができる以外に、例えば文房具または鉢
植えなど体積が比較的に大きい物品を置くこともできる。
本考案に係る収納機能付きステッカーの一実施形態は、第1のシートと第2のシートとを
含む。第1のシートは、第1の表面と第2の表面と第1の接着層とを含み、前記第1の表
面と前記第2の表面とは互いに向かい合って設置され、前記第1の表面には第1の粘性部
および第1の非粘性部を有するように、前記第1の接着層が前記第1の表面の一部に配置
される。第2のシートは、第3の表面と第4の表面と第2の接着層とを含み、前記第3の
表面と前記第4の表面とは互いに向かい合って設置され、前記第2の接着層が前記第3の
表面に配置される。前記第1の接着層が前記第4の表面に貼られ、前記第2の接着層が前
記第1の貼付け面に貼られ、前記第1の粘性部の面積は、前記第1の非粘性部の面積より
小さい。
他の実施形態では、前記第1の粘性部は、少なくとも前記第1の表面の第1のエッジに隣
接して配置され、前記第1のエッジは曲線または折れ線を呈し、前記第1の粘性部は、前
記第1の非粘性部に隣接して前記第1の非粘性部を部分的に取り囲んで設置され、前記第
1の表面の前記第1の非粘性部と前記第4の表面との間に第1の収納スペースが形成され
、前記第2のエッジには前記第1の収納スペースの第1の開口が形成されるように、前記
第1の非粘性部は前記第1の表面の第2のエッジに隣接する。
他の実施形態では、前記第2の接着層は、前記第3の表面全体に配置される。
他の実施形態では、前記第2の接着層は、前記第3の表面には第2の粘性部および第2の
非粘性部を有するように前記第3の表面の一部に配置され、前記第2の粘性部は、前記第
2の非粘性部に隣接する。
他の実施形態では、前記第2のシートが前記第2の粘性部と前記第2の非粘性部の境界に
前記貼付け面から離れる方向へ折られるように、前記第2の粘性部の位置は、前記第1の
非粘性部の位置に対応し、前記第2の非粘性部の位置は、前記第2の粘性部の位置に対応
する。
他の実施形態では、前記第2の粘性部の位置は、前記第1の粘性部の位置に対応し、前記
第2の非粘性部の位置は前記第1の非粘性部の位置に対応する。
他の実施形態では、前記第2のシートは、前記第2のシートのエッジに設置され、第2の
非粘性部に対応する複数の環状体をさらに含む。
他の実施形態では、本考案に係る収納機能付きステッカーは、さらに第3のシートを含む
。前記第3のシートは、第3の表面と第4の表面と第3の接着層とを有する。前記第3の
接着層は、第3の粘性部および第3の非粘性部を前記第5の表面に有するように、前記第
5の表面の一部に配置される。
前記第3の粘性部は前記第3の非粘性部に隣接し、前記第3の接着層は前記第4の表面に
貼られ、前記第3の粘性部は、少なくとも前記第5の表面の第3のエッジに隣接して配置
され、前記第3のエッジは曲線または折れ線を呈する。前記第3の粘性部は、前記第3の
非粘性部に隣接して前記第3の非粘性部を部分的に取り囲んで設置され、前記第5の表面
の前記第3の非粘性部と前記第4の表面の間には第2の収納スペースが形成される。前記
第4のエッジに前記第2の収納スペースの第2の開口が形成されるように、前記第3の非
粘性部は前記第5の表面の第4のエッジに隣接する。
他の実施形態では、前記第3のシートは、前記第1の収納スペースに位置し、前記第2の
開口が前記第1の開口と同方向に設置される。
他の実施形態では、前記第3のシートは、前記第1の収納スペースの外に位置され、前記
第2の開口が前記第1の開口と同方向或は逆方向に設置される。
他の実施形態では、前記第3のシートは、前記第1の収納スペースの外に位置され、前記
第3のシートは、前記第1のシートに隣接する。
本考案に係る収納機能付きステッカーは、2層のシートを設置し、下層のシートは壁面な
どの貼付け面に貼ることができ、上層のシートは下層のシートに接着され、上層シートと
下層シートとの間に収納スペースが形成されることによって、物品を収納することができ
る。上層シートの粘性部および非粘性部と下層シートの粘性部および非粘性部との間に異
なる対向位置を有することによって、シート状物品を収納することができる以外に、文房
具または鉢植えなど、厚さを有しかつ体積が大きい物品を収納することができる。
本考案の収納機能付きステッカーの第1の実施形態の模式図である。 図1の収納機能付きステッカーによる物品収納の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの第2の実施形態の模式図である。 図3Aの収納機能付きステッカーによる物品収納の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの第3の実施形態の模式図である。 図4Aの収納機能付きステッカーによる物品収納の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの第4の実施形態の模式図である。 図5Aの収納機能付きステッカーによる物品収納の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの第5の実施形態の模式図である。 図6Aの収納機能付きステッカーの斜視図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの第6の実施形態の模式図である。 図7Aの収納機能付きステッカーの斜視図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの第7の実施形態の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である 本考案に係る収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る複数の収納スペースを有する収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る複数の収納スペースを有する収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る複数の収納スペースを有する収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る複数の収納スペースを有する収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る複数の収納スペースを有する収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る複数の収納スペースを有する収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る複数の収納スペースを有する収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る複数の収納スペースを有する収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係る複数の収納スペースを有する収納機能付きステッカーの異なる態様の模式図である。 本考案に係るリング状を有し吊り下げることができる収納機能付きステッカーの模式図である。 本考案に係るリング状を有し吊り下げることができる収納機能付きステッカーの模式図である。
図1および図2は、本考案に係る収納機能付きステッカーの第1の実施形態を示す図であ
る。図1および図2を参照すると、本考案に係る収納機能付きステッカーは、第1のシー
ト10と第2のシート20とを含み、第1のシート10は、第1の表面11と第2の表面
12と第1の接着層13とを有する。第1の表面11と第2の表面12とは互いに向かい
合って設置され、第1の表面11には第1の粘性部11aおよび第1の非粘性部11bを
有するように、第1の接着層13が第1の表面11の一部に配置されている。本実施形態
では、第1のシート10はハート型を呈し、第1の粘性部11aが少なくとも第1の表面
11の第1のエッジ111に隣接して配置され、第1のエッジ111は、曲線または折れ
線を呈し、本実施形態では、第1のエッジ111がV字状の折れ線であり、第1の粘性部
11aが第1の非粘性部11bに隣接し、第1の非粘性部11bを部分的に取り囲んで配
置されている。本実施形態では、第1の表面11の第1の非粘性部11bと第4の表面2
2との間に第1の収納スペースS1が形成され、第2のエッジ112に第1の収納スペー
スの第1の開口O1を形成するように、第1の非粘性部11bが第1の表面11の第2の
エッジ112に隣接する。本実施形態では、第2のエッジ112は、ハート型の上端の円
弧部分である。
第2のシート20は、第3の表面21と第4の表面22と第2の接着層23とを有し、第
3の表面21と第4の表面22とは互いに向かい合って設置され、第2の接着層23は第
3の表面21に配置されている。本実施形態では、第2のシート20がハート型の下半分
であり、第2の接着層23が第3の表面21全体に塗布されている。従って、本実施形態
は、上述した第2の接着剤除去ステップを必要としない。第1の非粘性部11bと第4の
表面22との間に第1の収納スペースS1が形成されるように、第2のシート20が第2
の接着層23によって貼付け面に貼られ、第1の粘性部11aが第4の表面22に貼られ
る。第1の開口O1はハート型の上方に位置し、物品は第1の開口O1から第1の収納ス
ペースS1に入れることができ、第1のシート10の第1の表面11と第2のシート20
の第4の表面22の接合箇所に、第1の収納スペースS1に置く物品を支える第1の収納
スペースS1の底部が形成されている。
図2に示すように、第1の収納スペースS1は、互いに重なり合って形成された第1のシ
ート10と第2のシート20との間に形成されているため、第1の収納スペースS1が狭
く、写真または名刺しか入れられない。
図3Aおよび図3Bは、本考案に係る収納機能付きステッカーの第2の実施形態を示す図
である。図3Aおよび図3Bを参照すると、本実施形態は、第1の実施形態と部分的に同
様であるため、同一の構成要素には同一の符号を付与し、その説明は省略する。
本実施形態が第1の実施形態との差異点は、本実施形態の第1のシート10が接着剤を除
去した後に第1の粘性部11aと第1の非粘性部11bの境界にインデントを形成するこ
と、および本実施形態の第2のシート20が第2の接着剤除去ステップを実施する必要が
あり、第3の表面21に第2の粘性部21aと第2の非粘性部21bとが形成されること
である。
本実施形態では、第2の粘性部21aの位置が第1の粘性部11aの位置に対応し、第2
の非粘性部21bの位置が第1の非粘性部11bの位置に対応する。本実施形態では、第
1のシート10がハート型、第2のシート20が三角形であり、第2のシート20の面積
が第1のシート10の面積よりも小さい。第2のシート20は、壁面等の貼付け面に貼ら
れて、第1のシート10は第2のシート20に接着され、第1のシート10はインデント
を有するため、第1のシート10が第2のシート20に貼られると、第1の非粘性部11
bの位置する第1のシート10の一部は第2のシート20の第4の表面22から離れる方
向へ突起し、第1の収納スペースS1が相当な高さを有し、一定の厚さを有する物品を収
納できるようになる。また、第2のシート20は、第2の非粘性部21bを有するため、
第2の非粘性部21bと貼付け面との間にもう一つの収納スペースが形成され、写真、名
刺等のシート状物を置くために用いられる。
図3Bに示すように、本考案に係る収納機能付きステッカーの第2の実施形態は、ペン等
の文具を収納することができる。
図4Aおよび図4Bは、本考案に係る収納機能付きステッカーの第3の実施形態を示す図
である。図4Aおよび図4Bを参照すると、本実施形態は、第2の実施形態と部分的に同
様であるため、同一の構成要素には同一の符号を付与し、その説明は省略する。本実施形
態が第2の実施形態との差異点は、本実施形態の第1のシート10の第1のエッジ111
に2つの環状体113が設けられることである。
図4Bに示すように、本実施形態の第1の収納スペースS1は、小型植物や少量の土壌を
収納することができ、1本のロープRを2つの環状体113に交互に貫通すると、本実施
形態の収納機能付きステッカーを木または門柱に縛ることができる。
図5Aおよび図5Bは、本考案に係る収納機能付きステッカーの第4の実施形態を示す図
である。図5Aおよび図5Bを参照すると、本実施形態は、第2の実施形態と部分的に同
様であるため、同一の構成要素には同一の符号を付与し、その説明は省略する。
本実施形態が第2の実施形態との差異点は、本実施形態では、さらに第3のシート30を
含むことである。第3のシート30は、第5の表面31と第6の表面32と第3の接着層
33とを有し、第5の表面31には第3の粘性部31aおよび第3の非粘性部31bを有
するように、第3の接着層33が第5の表面31の一部に配置されている。第3の粘性部
31aは第3の非粘性部31bに隣接し、第3の粘性部31aが貼付け面に接着し、前記
第3の非粘性部31bは、少なくとも第5の表面31の第3のエッジ311に隣接して配
置される。第3のエッジ311は、曲線または折れ線を呈する。
第5の表面31の第3の非粘性部31bと貼付け面との間に第2の収納スペースS2が形
成され、第4のエッジ312に第2の収納スペースS2の第2の開口O2を形成するよう
に、第3の粘性部31aは、第3の非粘性部31bに隣接して第3の非粘性部31bを部
分的に取り囲んで設置され、第3の非粘性部31bは第5の表面31の第4のエッジ31
2に隣接する。本実施形態では、第3のシート30が三角形である。第3のシート30と
第2のシート20とはともに貼付け面に貼られ、第1のシート10は、第2のシート20
の第4の表面22に接着され、第3のシート30には第1のシート10の第1の非粘性部
11bがカバーする。
図5Bに示すように、第1のシート10と第2のシート20との間の第1の収納スペース
S1には小型植物および少量の土壌を収納し、第3のシート30と貼付け面との間の第2
の収納スペースS2には少量の水を注入することができ、第3のシート30には穴を開け
て第2の収納スペースS2から水を流出させることができ、小型の鉢植えシステムが形成
される。
図6Aおよび図6Bは、本考案に係る収納機能付きステッカーの第5の実施形態を示す図
である。図6Aおよび図6Bを参照すると、本実施形態は、第2の実施形態と部分的に同
様であるため、同一の構成要素には同一の符号を付与し、その説明は省略する。
本実施形態が第2の実施形態との差異点は、第2のシート20の第2の粘性部21aが第
1のシート10の第1の非粘性部11bに対応し、第2のシート20の第2の非粘性部2
1bが第1のシート10の第1の粘性部11aに対応することである。
図6Aに示すように、第1のシート10の第1の粘性部11aはU字状を呈し、第2のシ
ート20の第2の非粘性部21bは向か合い両側に設置され、第2の粘性部21aは、第
2の非粘性部21bの間に位置するので、第2のシート20が貼付け面に貼られると、第
2の粘性部21aは貼付け面に貼られ、第2の非粘性部21bは第2の粘性部21aに対
し折り曲げることができ、第1のシート10が第2のシート20と貼られた後に、既存の
インデントが第1の収納スペースS1を一定の高さに生成させる以外に、第2の非粘性部
21bを第2の粘性部21aに対し折り曲げることによって第1の収納スペースS1の高
さをさらに高くさせ、第1の収納スペースS1により大きな体積を有する物品を収納する
ことができる。
図6Bに示すように、第1の収納スペースS1の底部にある第1のシート10と第2のシ
ート20にはインデントや非粘性部を設けていないため、第1の開口O1において第1の
シート10が第2のシート20に対して比較的高い高さを有し、底部がほぼぴったり貼り
付けした平坦状となるため、第1の収納スペースS1は上が広く下が狭い状態となり、上
の垂直幅が比較的に広く下が狭い状態となる。
図7Aおよび図7Bは、本考案に係る収納機能付きステッカーの第6実施形態を示す図で
ある。図7Aおよび図7Bを参照すると、本実施形態は、第5の実施形態と部分的に同様
であるため、同一の構成要素には同一の符号を付与し、その説明は省略する。本実施形態
が第5の実施形態との差異点は、第1の粘性部11aのU字状は上が広く下が狭い形状を
呈するのに対し、第2の非粘性部21bは2つの平行に排列する矩形となることである。
第1のシート10が第2のシート20に貼られた後、第1のシート10のインデントおよ
び第2のシート20の第2の非粘性部21bを上へ折り曲げることで、第1の収納スペー
スS1を上が広く下が狭く、即ち、上の水平幅が大きく、下が狭い状態を呈する。
図8は、本考案に係る収納機能付きステッカーの第7の実施形態を示す図である。図8を
参照すると、本実施形態は、第4の実施形態と部分的に同様であるため、同一の構成要素
には同一の符号を付与し、その説明は省略する。
本実施形態が第4の実施形態との差異点は、第3のシート30が第2のシート20に貼ら
れて第1のシート10の外部に位置することである。第2のシート体20の第2の粘性部
21aおよび第2の非粘性部21bの配置は、第6の実施形態と同様である。第3のシー
ト30と第1のシート10とは、第2のシート20上に平行に配列されており、第1の収
納スペースS1の第1の開口O1と第2の収納スペースS2の第2の開口O2とが同一方
向を向いている。本実施形態では、第2のシート20に第1のシート10および第3のシ
ート30が貼られているが、本考案はそれに限らず、第2のシート20に3枚以上のシー
トを貼り付けて複数の収納スペースを形成してもよい。
図9A~図9Jは、第5のおよび第6実施形態と同様の構造を有するが、異なる態様を有
する実施形態を示す図である。たとえば、三角形や弧形の組合せや、矩形、矩形および弧
形の組合せまたは動植物の造形やその他の幾何形状の組合せである。
図10A~図10Iは、本考案に係る複数の収納スペースを有する異なる態様の収納機能
付きステッカーを示す図である。図10A~図10Iを参照すると、第1の収納スペース
S1の第1の開口O1と第2の収納スペースS2の第2の開口O2とは、同一方向または
互いに向かい合って設けたり、第2のシート20の2つの隣接する角部または4つの角部
に収納スペースを設けたりすることができる。複数の収納スペースは、上下に配置しても
、左右に隣接して配置してもよい。
図11Aおよび11Bは、本考案に係る収納機能付きステッカーを示す図である。図11
Aおよび11Bを参照すると、第1のシート10のエッジに吊り下げ可能である環状体1
13が設けられている。図11Aは、1つの環状体113を備える収納機能付きステッカ
ーを示し、図11Bは、2つの環状体113を備える収納機能付きステッカーを示す。
本考案に係る収納機能付きステッカーは、2層のシートを設置し、下層のシートは壁面な
どの貼付け面に貼られ、上層のシートは下層のシートに貼られ、上層シートと下層シート
との間に収納スペースが形成されることで、物品を収納することができる。上層シートの
粘性部および非粘性部と下層シートの粘性部および非粘性部の間に異なる対向位置を有す
ることによって、シート状物品を収納することができる以外に、文房具または鉢植えなど
、厚さを有しかつ体積が大きい物品を収納することができる。
本考案に係る収納機能付きステッカーは、使用しない時に第1のシートが第2のシートに
折り畳むことができ、使用する時に第1のシートを第2のシートから離れる方向に開けて
使用することができるため、収納した後の占用空間が最小であり、その折り畳んで貼り合
う構造によって、大量に快速に生産し、大量に積層、運送でき、製造コストが低い且つ競
争力が強い。
本考案に係る収納機能付きステッカーは、例えばブリキ表面、窓ガラス、鏡など、硬い物
品の表面に貼ることができるし、家具の木目または事務室の壁面、或はプラスチック表面
、タイルなどに貼ることができ、事務室、客間、台所或は店先などの場所に置くことがで
きる。本考案に係る収納機能付きステッカーは、例えばカバン、服または本など、柔らか
い物品の表面に貼ることもできる。収納できる物品は、名刺やカード等の片状物、ペン、
アートナイフ等の文房具、携帯電話やリモコン等の電子用品、ネックレス、指輪等のアク
セサリーまたは鍵、眼鏡等の個人物品を含む。
以上、上述したような実施形態を例にして本考案の内容を詳細に説明したが、本考案は、
これらの実施形態に限定されるものではない。本考案の属する技術分野における通常の知
識を有する者は、本考案の精神と範囲を逸脱しない範囲で、種々の変更や修飾が可能であ
ることを明らかにし理解できるものとする。例えば、上述した実施形態に例示された各技
術的な内容を組み合わせたり、変更したりして新たな実施形態となるが、このような実施
形態も当然本考案の所属するものとみなされる。従って、本願が保護しようとする範囲に
は、後述する特許請求の範囲およびその主張範囲も含まれる。
10 第1のシート
11 第1の表面
11a 第1の粘性部
11b 第1の非粘性部
12 第2の表面
13 第1の接着層
20 第2のシート
21 第3の表面
21a 第2の粘性部
21b 第2の非粘性部
22 第4の表面
23 第2の接着層
30 第3のシート
31 第5の表面
31a 第3の粘性部
31b 第3の非粘性部
32 第6の表面
33 第3の接着層
111 第1のエッジ
112 第2のエッジ
113 環状体
311 第3のエッジ
312 第4のエッジ
O1 第1の開口
O2 第2の開口
S1 第1の収納スペース
S2 第2の収納スペース

Claims (10)

  1. 第1の表面と第2の表面と第1の接着層とを有し、前記第1の表面と前記第2の表面とは
    互いに向かい合って設置される第1のシートと、
    第3の表面と第4の表面と第2の接着層とを有し、前記第3の表面と前記第4の表面とは
    互いに向かい合って設置される第2のシートとを、
    含む収納機能付きステッカーであって、
    前記第1の接着層は、第1の粘性部および第1の非粘性部を前記第1の表面に有するよう
    に、前記第1の表面の一部に配置され、
    前記第2の接着層は、前記第3の表面に配置され、
    前記第1の接着層は、前記第4の表面に貼られ、前記第2の接着層は前記第1の貼付け面
    に貼られ、
    前記第1の粘性部の面積は、前記第1の非粘性部の面積より小さい、
    ことを特徴とする、収納機能付きステッカー。
  2. 前記第1の粘性部は、少なくとも前記第1の表面の第1のエッジに隣接して配置され、
    前記第1のエッジは曲線または折れ線を呈し、
    前記第1の粘性部は、前記第1の非粘性部に隣接して前記第1の非粘性部を部分的に取り
    囲んで設置され、
    前記第1の表面の前記第1の非粘性部と前記第4の表面との間に第1の収納スペースが形
    成され、前記第2のエッジには前記第1の収納スペースの第1の開口が形成されるように
    、前記第1の非粘性部は前記第1の表面の第2のエッジに隣接する、ことを特徴とする請
    求項1に記載の収納機能付きステッカー。
  3. 前記第2の接着層は、前記第3の表面全体に配置される、ことを特徴とする請求項2に記
    載の収納機能付きステッカー。
  4. 前記第2の接着層は、前記第3の表面には第2の粘性部および第2の非粘性部を有するよ
    うに前記第3の表面の一部に配置され、
    前記第2の粘性部は、前記第2の非粘性部に隣接する、ことを特徴とする請求項2に記載
    の収納機能付きステッカー。
  5. 前記第2のシートが前記第2の粘性部と前記第2の非粘性部の境界に前記貼付け面から離
    れる方向へ折られるように、前記第2の粘性部の位置は、前記第1の非粘性部の位置に対
    応し、
    前記第2の非粘性部の位置は、前記第2の粘性部の位置に対応する、ことを特徴とする請
    求項4に記載の収納機能付きステッカー。
  6. 前記第2のシートは、前記第2のシートのエッジに設置され、第2の非粘性部に対応する
    複数の環状体をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の収納機能付きステッカー。
  7. 前記第2の粘性部の位置は、前記第1の粘性部の位置に対応し、
    前記第2の非粘性部の位置は前記第1の非粘性部の位置に対応する、ことを特徴とする請
    求項4に記載の収納機能付きステッカー。
  8. 第3の表面と第4の表面と第3の接着層とを有する第3のシートをさらに含み、
    前記第3の接着層は、第3の粘性部および第3の非粘性部を前記第5の表面に有するよう
    に、前記第5の表面の一部に配置され、
    前記第3の粘性部は前記第3の非粘性部に隣接し、
    前記第3の接着層は前記第4の表面に貼られ、
    前記第3の粘性部は、少なくとも前記第5の表面の第3のエッジに隣接して配置され、
    前記第3のエッジは曲線または折れ線を呈し、
    前記第3の粘性部は、前記第3の非粘性部に隣接して前記第3の非粘性部を部分的に取り
    囲んで設置され、
    前記第5の表面の前記第3の非粘性部と前記第4の表面の間に第2の収納スペースが形成
    され、前記第4のエッジに前記第2の収納スペースの第2の開口が形成されるように、前
    記第3の非粘性部は前記第5の表面の第4のエッジに隣接する、ことを特徴とする請求項
    7に記載の収納機能付きステッカー。
  9. 前記第3のシートは、前記第1の収納スペースに位置し、前記第2の開口は前記第1の開
    口と同方向に設置され、あるいは、
    前記第3のシートは、前記第1の収納スペースの外に位置され、前記第2の開口が前記第
    1の開口と同方向或は逆方向に設置される、ことを特徴とする請求項8に記載の収納機能
    付きステッカー。
  10. 前記第1のシートは複数のインデントを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の収納
    機能付きステッカー。
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