JP3121406U - 卓上カレンダー - Google Patents
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Abstract
【課題】装飾用としての機能も発揮することができる利便性に優れた組立式の卓上カレンダーを提供すること。
【解決手段】複数枚のカレンダー用紙Sを一辺で回動可能に綴じ合わせてなるカレンダー本体10と、そのカレンダー本体10を使用状態で保持するための厚紙製の卓上部材20とを備える。底板21の先端部にある溝28に前面板23の先端を係止させることで卓上部材20を屋根状に組み立て、一番上にあるカレンダー用紙Sを表に出した状態でカレンダー本体10を前面板23のポケット29に差し込んでたてかける。絵柄や写真の付いた大判のカレンダーを用いてその紙面全体が見える状態で立てかけることができ、日付の確認という基本的な機能を発揮するのに加え、装飾用としての機能を発揮させた状態で使用することができる。
【選択図】図2
【解決手段】複数枚のカレンダー用紙Sを一辺で回動可能に綴じ合わせてなるカレンダー本体10と、そのカレンダー本体10を使用状態で保持するための厚紙製の卓上部材20とを備える。底板21の先端部にある溝28に前面板23の先端を係止させることで卓上部材20を屋根状に組み立て、一番上にあるカレンダー用紙Sを表に出した状態でカレンダー本体10を前面板23のポケット29に差し込んでたてかける。絵柄や写真の付いた大判のカレンダーを用いてその紙面全体が見える状態で立てかけることができ、日付の確認という基本的な機能を発揮するのに加え、装飾用としての機能を発揮させた状態で使用することができる。
【選択図】図2
Description
本考案は、机や家具などの上に置いて使用される卓上カレンダーの技術分野に属し、詳しくは、組立式の卓上カレンダーに関する。
従来、この種の卓上カレンダーとして、暦欄を印刷したカレンダー紙葉と表紙などの複数枚のカレンダー用紙と、それらを収納して保持するプラスチック製等の卓上部材とから構成されるタイプのものが広く利用されている。そして、通常、このような卓上カレンダーは、折畳み式の脚部を設けてあり、使用時にはこの折畳み式の脚部を起こして机や家具などの上に立てるようになっている。
実公昭4−50142号公報
実開平4−11672号公報
上記した従来の卓上カレンダーは、該当する月や週に対応したカレンダー紙葉を最表面にして使用するが、あくまでも卓上式ということから、暦欄のみを表示した小サイズのものが殆どである。すなわち、絵柄や写真などを載せた大判のカレンダーを対象としたものは見当たらない。したがって、日付の確認という基本的な機能を発揮する上では特に問題はないが、壁掛けカレンダーのように、カレンダー用紙の絵柄や写真を活かして装飾用としての機能も発揮させることができるという利便性に欠ける。
本考案は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、日付の確認という基本的な機能を発揮するのはもちろん、装飾用としての機能も発揮することができる利便性に優れた組立式の卓上カレンダーを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本考案の卓上カレンダーは、複数枚のカレンダー用紙を一辺で回動可能に綴じ合わせてなるカレンダー本体と、そのカレンダー本体を使用状態で保持するための厚紙製の卓上部材とを備え、卓上部材はそれぞれがカレンダー本体よりも小さくかつ略同じサイズの底板、背面板、前面板の3枚を折畳み可能な状態で連設したもので、底板はその先端部に前面板の端縁を係止可能な溝を有し、前面板はその前面にカレンダー本体の一部を収納可能な偏平状のポケットを有していることを特徴とする。
本考案の卓上カレンダーは、底板の先端部にある溝に前面板の先端を係止させることで卓上部材を屋根状に組み立て、一番上にあるカレンダー用紙を表に出した状態でカレンダー本体を前面板のポケットに差し込んでたてかけることにより、所定のカレンダー用紙の絵柄や写真が見える状態で設置することができるので、絵柄や写真の付いた大判のカレンダーを用いてその紙面全体が見える状態で立てかけることができることから、日付の確認という基本的な機能を発揮するのに加え、装飾用としての機能を発揮させた状態で使用することができる。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。
図1は本考案に係る卓上カレンダーを構成する部材を示す説明図であり、この図面から分かるように、卓上カレンダーは、複数枚のカレンダー用紙Sを一辺で回動可能に綴じ合わせてなるカレンダー本体10と、そのカレンダー本体10を立てかけるための厚紙製の卓上部材20とからなる。
カレンダー本体10は、暦欄と絵柄等を印刷したカレンダー紙葉と表紙などの複数枚のカレンダー用紙Sを回動可能に綴じ合わせたもので、通常の壁掛けカレンダーと同等のものである。ここでは、細い針金でリング11を形成して複数のカレンダー用紙Sを上辺で回動可能に綴じ合わせ、さらにリング11の中に棒状の太い針金を通し、その針金の中央を湾曲させてフック12としたタイプの壁掛けカレンダーを用いている。また、カレンダー用紙SのサイズはA4サイズである。
卓上部材20は、それぞれがカレンダー本体10よりも小さくかつ略同じサイズの底板21、背面板22、前面板23の3枚を折畳み可能な状態で連設したものである。すなわち、底板21と背面板22は広幅の連結部24を介して繋がるとともに、背面板22と前面板23は狭幅の連結部25を介して繋がっており、これによって卓上部材20は三つ折り可能となっている。この卓上部材20は、上製本で使用される継ぎ表紙を応用したものが好適である。
そして、卓上部材20における底板21の先端には所定の幅で折り返して接着した折返し部分26が形成されるとともに、その折返し部分26と隙間を置いて帯状紙片27が平行に貼り合わせられており、この両者によって底板21の先端部には前面板23の端縁が係止するための溝28が設けられている。また、前面板23はその前面にカレンダー本体10の一部を収納可能な偏平状のポケット29を有している。このポケット29は、板紙からなり一辺に開口29aを有する箱を前面板23の前面に貼り付けることで形成されるが、図示のように、前面板23の先端付近にポケット29の底がくるように、また前面板23の背面板22側に広い間隔ができる状態で設置する。すなわち、前面板23の先端部分が溝28に嵌まるようにするため、前面板23の先端から少し間隔を置いてポケット29を貼り付ける。
この卓上カレンダーは、背面板22の上にカレンダー本体10を載せ、必要に応じてその他の付録等を一緒にし、その上から前面板23と底板21を順に重ねるようにして卓上部材20を三つ折り状態で折り畳み、しかる後に全体をシュリンク包装する。そして、このシュリンク包装した状態で出荷する。このように折り畳んだ状態では、背面板22と前面板23の間にカレンダー本体10が入り、前面板23と底板21の間ではポケット29のないところに折返し部分26と帯状紙片27が位置するので、全体がほぼ広幅の連結部24の厚みの偏平状になり、あたかも写真集のような本の形態となる。
この卓上カレンダーを使用するに際しては、図2に示すように、卓上部材20を組み立ててスタンドとし、その前面板23のポケット29にカレンダー本体10を差し込む。すなわち、底板21の先端部にある溝28に前面板の先端を係止させることで卓上部材20を屋根状に組み立て、一番上にあるカレンダー用紙Sを表に出した状態でカレンダー本体10を前面板23のポケット29に差し込んでたてかける。
図3に卓上カレンダーの使用状態を示す。このように、一番上のカレンダー用紙Sが外に出た状態となるので、絵柄や写真の付いたA4サイズのカレンダー用紙Sの全体が見える状態で設置することができる。したがって、日付の確認という基本的な機能を発揮するのに加え、装飾用としての機能を発揮させた状態で使用することができる。
また、上記の卓上カレンダーは、カレンダー本体10をそのリング11についているフック12を利用して壁にかけることもでき、スタンド状に組み立てた卓上部材20のポケットに好きなものを立てることもできる。また、図4に示すように、卓上部材20の中面を屏風にみたてて立てるなど、自由に使うことができる。
なお、カレンダー本体10を週めくりにするか月めくりにするか、絵柄や写真の配置をどうするか、サイズをどうするか、などについては必要に応じて適宜決めればよい。
以上、本考案の実施の形態について詳細に説明してきたが、本考案による卓上カレンダーは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
S カレンダー用紙
10 カレンダー本体
11 リング
12 フック
20 卓上部材
21 底板
22 背面板
23 前面板
24,25 連結部
26 折返し部分
27 帯状紙片
28 溝
29 ポケット
10 カレンダー本体
11 リング
12 フック
20 卓上部材
21 底板
22 背面板
23 前面板
24,25 連結部
26 折返し部分
27 帯状紙片
28 溝
29 ポケット
Claims (1)
- 複数枚のカレンダー用紙を一辺で回動可能に綴じ合わせてなるカレンダー本体と、そのカレンダー本体を使用状態で保持するための厚紙製の卓上部材とを備え、卓上部材はそれぞれがカレンダー本体よりも小さくかつ略同じサイズの底板、背面板、前面板の3枚を折畳み可能な状態で連設したもので、底板はその先端部に前面板の端縁を係止可能な溝を有し、前面板はその前面にカレンダー本体の一部を収納可能な偏平状のポケットを有していることを特徴とする卓上カレンダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006001192U JP3121406U (ja) | 2006-02-22 | 2006-02-22 | 卓上カレンダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006001192U JP3121406U (ja) | 2006-02-22 | 2006-02-22 | 卓上カレンダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3121406U true JP3121406U (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=43471512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006001192U Expired - Fee Related JP3121406U (ja) | 2006-02-22 | 2006-02-22 | 卓上カレンダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3121406U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05289736A (ja) * | 1992-04-15 | 1993-11-05 | Matsushita Electric Works Ltd | ロボットのオフライン教示方法 |
-
2006
- 2006-02-22 JP JP2006001192U patent/JP3121406U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05289736A (ja) * | 1992-04-15 | 1993-11-05 | Matsushita Electric Works Ltd | ロボットのオフライン教示方法 |
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