JP3183840B2 - 分割輸送形3相変圧器 - Google Patents

分割輸送形3相変圧器

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JP3183840B2
JP3183840B2 JP02792197A JP2792197A JP3183840B2 JP 3183840 B2 JP3183840 B2 JP 3183840B2 JP 02792197 A JP02792197 A JP 02792197A JP 2792197 A JP2792197 A JP 2792197A JP 3183840 B2 JP3183840 B2 JP 3183840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、据付地点までの
輸送ルートの条件の悪い発電所、変電所等に据付られる
変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力需要の増大に伴うピーク負荷に対応
して、大容量の揚水発電所が多く建設されているが、揚
水発電所の建設地点は、山間僻地であることが多く、ピ
ーク負荷に対応するものであるから極力大容量のものが
必要とされる。建設に当たっては、必要容量の機器
送できる輸送ルート確保できることを前提として検討
されるが、必要容量のものが輸送できない場合は、輸送
可能な範囲で製作され、製作台数を増すことで対応する
場合もある。従って、機器容量として輸送ルートの条件
により決まることが多い。また、幹線道路から据付地点
までの輸送道路を確保する場合は、据付機器の最大輸送
条件を勘案してその規模が決定され、大容量機器であっ
ても最大輸送重量または最大輸送寸法を小さく設計する
ことは輸送道路の建設費を安くする利点がある。揚水発
電所の機器の輸送重量が最大となる機器は変圧器である
ことが多い。このようなことから、変圧器の輸送単位重
量を小さくした大容量変圧器ができれば輸送ルートの確
保に多額の費用を投入することなく、必要とする大容量
の変圧器を据え付けることが可能となる。
【0003】このようなことから揚水発電所に使用され
る変圧器は輸送単位重量を軽減することが古くから研究
されている。大容量の油入変圧器は、工場で完成状態ま
で仕上げて必要な試験を行って、品質を確認し、輸送単
位に分解して輸送されるが、この輸送単位は一般的に品
質確保の観点から、鉄芯、コイル、タンクの主要部が一
体となった状態で輸送され、その輸送重量は数百トンに
及ぶことがある。通常はこの重量、寸法を輸送すること
を前提として輸送ルートが確保されるので、輸送ルート
の確保に多額の費用が費やされる。従って変圧器の輸送
単位の重量を軽減することは、据え付けられる機器容量
の制限を解消するとともに、輸送ルートの建設費が大幅
に軽減できるメリットを生じることになる。
【0004】このような状況から、揚水発電所または山
間僻地に据え付けられる油入変圧器は、コイル群、鉄芯
部分は単相器として構成し、主要部分は単相の構成で輸
送し、この単相の構成を3台並べて上部に3台共通の上
部タンクを取り付けこの部分で3相結線して3相変圧器
を構成する方法がとられている。しかしこの方法による
構成の輸送できる最大容量でも不足する場合がある。こ
の場合は、必要とする容量の変圧器を3相器として設計
し、工場にて完成させて品質確認試験を実施し、工場に
て鉄芯まで分解し、輸送単位は、品質管理上最も厳しい
コイルグループについて密閉容器に収納し、鉄芯につい
ても積層されたブロックに分解して、コイルグループ、
鉄芯ブロック、分割されたタンクなどの輸送単位を小さ
くして輸送し、現地にて組み立てる分解輸送形変圧器が
実用されている。
【0005】この分割輸送形変圧器は、工場において確
保した品質が変化しないように、工場における分解時
コイルグループの状態で、吸湿、塵埃汚損がないように
完全に密閉して輸送し、現地では周囲に鉄芯ブロックを
組み付け、タンクを被せて組み立てるものであり、コイ
ルグループは鉄芯積み完了まで密封状態を保持し、吸
湿、塵埃付着を回避して品質を確保するものである。
【0006】図5に外鉄形変圧器の分割輸送形変圧器の
一部破断鳥瞰図を示す。図5において、1a、1b、1
cは3相の各相のコイルグループ(以下3相一括で総称
するときは1と呼称する)、2はコイルグループ1に鎖
交するように積層された鉄芯、3a、3b、3cは3相
の各相の下部タンク(3相一括して総称するときは3と
呼称する)、4は中部タンク、5は鉄芯押さえ、6は上
部タンクである。この構成は、コイルグループ1は中心
部に鉄芯積層される開口部があり、垂直方向に配置さ
れて下方は下部タンクに挿入されている。下部タンク
3の上面は、鉄芯が積層されるフランジがついてい
る。3相の下部タンク3a、3b、3cを並べて配置
し、それぞれの下部タンク3a、3b、3cに3相のコ
イルグループ1a、1b、1cを垂直方向に挿入し、コ
イルグループ1a、1b、1cの中心窓部分に鉄芯2を
積層し、鉄芯2の外周を包囲するように中部タンク4を
はめこみ、中部タンク4の下部のフランジと下部タンク
3の上部フランジをクランプして固定し、中部タンク
4の上面に鉄芯押さえ5を載置して固定し、つぎに上部
タンクを被せて固定することによりタンク部分が組み立
てられる。タンク部分が組み立てられると、タンク内部
においてコイルグループ1の相間接続を行ったのち、絶
縁油を充填して組み立て作業が完了する。組立が完了す
ると一定時間靜置して各種の試験が行われて品質が確認
される。
【0007】試験が完了すると、絶縁油を抜き取り、上
部タンク6、鉄芯押さえ5、中部タンク4を取り外し
て、コイルグループ1は吸湿しないように防湿シートで
包囲し、鉄芯をブロックの状態で取り外し、下部タンク
部分はコイルグループ1が挿入された状態で防湿カ
バー8を取り付け、その外周に輸送カバー9を取り付け
て密閉し、相毎に分割して梱包する。鉄芯2、上部タン
ク6、中部タンク4、及びその他の部品類をそれぞれ梱
包して現地に輸送する。
【0008】この構成の輸送単位の大きなものは、図5
のコイルグループ1、図6の鉄芯押さえ5と一体に接合
した中部タンク4、上部タンク6であり、据付地点まで
の輸送道路の条件が小さな曲がり部分がない状況であれ
ば、重量的には輸送制限を越えるものがなくなり、必
容量のものが3相変圧器として据付可能になるが、据
場所が山間僻地であり、カーブのきびしい道路の場合
は、上部タンク6、中部タンク4が制限を越えることが
ある。据付可能な容量の大きさが制限されることがあ
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、輸送ル
ートの厳しい条件の地点に据え付けられる変圧器であっ
ても、上記の分解輸送形3相変圧器を採用することによ
り、輸送ルートの重量制限を越えることなく必要容量の
変圧器を適用することができる。しかしながら、必要容
量の大きさによっては、上部タンク、中部タンクの長さ
が長くなり、屈曲の厳しい輸送道路の場合は、上部タン
ク、中部タンクの寸法が輸送制限を越えて必要容量の変
圧器が据付られなくなるという問題点があった。
【0010】この発明は、輸送道路の屈曲の厳しい条件
においても輸送可能な分割輸送形3相変圧器を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る分割輸送形3相変圧器は、3相のコイルグループ、3
相のコイルグループに鎖交して磁路を形成する鉄芯、3
相のそれぞれのコイルグループの下部が収容され、上縁
のフランジ上に鉄芯が積層載置される下部タンク、鉄芯
を包囲するように配置された中部タンク、鉄芯押さえ、
上部タンクで構成され、据付場所へは分割して輸送され
3相変圧器であって、中部タンクと鉄 芯押さえ及び上
部タンクは一体に接合して相毎に分割可能に構成しした
ものである。
【0012】この発明の請求項2に係る分割輸送形3相
変圧器は、3相のコイルグループ、3相のコイルグルー
プに鎖交して磁路を形成する鉄芯、3相のそれぞれのコ
イルグループの下部が収容され、上縁のフランジ上に鉄
芯が積層載置される下部タンク、鉄芯を包囲するように
配置された中部タンク、鉄芯押さえ、上部タンクで構成
され、据付場所へは分割して輸送される3相変圧器であ
って、中部タンクと鉄芯押さえは一体に接合して相毎に
分割可能に構成ししたものである。
【0013】この発明の請求項3に係る分割輸送形3相
変圧器は、3相のコイルグループ、3相のコイルグルー
プに鎖交して磁路を形成する鉄芯、3相のそれぞれのコ
イルグループの下部が収容され、上縁のフランジ上に鉄
芯が積層載置される下部タンク、鉄芯を包囲するように
配置された中部タンク、鉄芯押さえ、上部タンク、各コ
イルのタップとタップ切換器の間の接続リードを収容す
る接続ダクトで構成され、据付場所へは分割して輸送さ
れる3相変圧器であって、上部タンクと中部タンクおよ
び鉄芯押さえは一体に接合して相毎に分割可能に構成し
たものである。
【0014】この発明の請求項4に係る分割輸送形3相
変圧器は、3相のコイルグループ、3相のコイルグルー
プに鎖交して磁路を形成する鉄芯、3相のそれぞれのコ
イルグループの下部が収容され、上縁のフランジ上に鉄
芯が積層載置される下部タンク、鉄芯を包囲するように
配置される中部タンク、鉄芯押さえ、上部タンク、
イルグループのタップとタップ切換器との間の接続リー
ドを収容する接続ダクトで構成され、据付場所へは分割
して輸送される3相変圧器であって、上部タンクと鉄芯
押さえは接合して3相一体に構成し、中部タンク及び接
続ダクトはそれぞれ3相一体に構成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 変圧器の構成は、図5に示す構成であり、コイルグルー
プ1、下部タンク3、鉄芯2は従来の構成と同様に構成
である。輸送も同様にして行われる。この実施の形態1
は、中部タンク、鉄芯押さえおよび上部タンクを図1に
示すように構成したものである。図において、14a、
14b、14cは部タンク部分(3相分一括して呼
称するときは14と呼称する)、15a、15b、15
cは鉄芯押さえ部分(3相分一括して呼称するときは
15と呼称する)、16a、16b、16cは上部タン
部分(3相分一括して呼称するときは16と呼称す
る)であり、中部タンク14、鉄芯押さえ15、上部タ
ンク16の部分を接合して、相毎に分割可能に構成した
ものである。輸送時には、鉄芯2は分解して梱包し、乾
燥処理された3相のコイルグループ1は防湿カバーを被
せて密閉包装し、中部タンク14と鉄芯押さえ15及び
上部タンク16は相毎に分割して梱包し、それぞれ梱包
した各部分は個別に輸送し、現地にて3相分を一体に結
合して3相変圧器に組み立てられる。
【0016】このように、中部タンク14、鉄芯押さえ
部分15、部タンク部分16を接合して相毎に分割可
能に構成したことにより道路の巾が屈曲の厳しい
条件であっても制限されることなく輸送可能となる。
た、建設地点までの搬入道路も建設する場合は、輸送品
の最大寸法、最大重量が小さくなっているので、輸送道
路の建設費が低減できる効果ある。
【0017】実施の形態2. この実施の形態2は、実施の形態1と同様にコイルグル
ープ1、鉄芯2、下部タンク3は従来の図5に示すもの
と同であり、中部タンク、鉄芯押さえ、上部タンク
2に示す構成としたものである。図2において、24
a、24b、24cは部タンク(3相分一括して呼称
するときは24と呼称する)、25a、25b、25c
鉄芯押さえ(3相分一括して呼称するときは25と呼
称する)、26a、26b、26cは上部タンク(3相
分一括して呼称するときは26と呼称する)であり、中
部タンク24と鉄芯押さえ25は一体に接合して相毎に
分割可能に構成し、上部タンク26は相毎に分割可能に
構成し、輸送時には、鉄芯 2は分解して梱包し、乾燥処
理されたコイルグループ1は防湿カバーを被せて密閉包
装し、中部タンク24と鉄芯押さえ25は相毎に分割し
て梱包し、上部タンク26は相毎に分割して梱包し、そ
れぞれ梱包した各部分は個別に輸送し、現地にて3相分
一体に結合して3相変圧器に組み立てられる。
【0018】このように構成すると、実施の形態1.の
場合よりもさらに輸送寸法が小さくなり、輸送ルートが
より厳しい条件においても輸送可能であり、輸送用道路
の建設費をより低く抑えることができる。
【0019】実施の形態3. この実施の形態3.は、図5に示した分割輸送形3相変
圧器の上部タンク部分をコイルグループの相間を接続す
接続リードのみを収容する空間を確保した寸法とし、
各コイルグループのタップとタップ切換器接続する接
続リードは上部タンクの上部に接続ダクトを設けた構成
である。その構成を図3に示す。図3において、34
a、34b、34cは中部タンク(3相分一括して呼称
するときは34と呼称する)35a、35b、35c
は鉄芯押さえ(3相分一括して呼称するときは35と呼
称する)、36a、36b、36cはコイルグループ1
の相間接続リードを収容するスペースを確保した上部タ
ンク(3相分一括して呼称するときは36と呼称す
る)、37a、37b、37cは後述(38)のタップ
切換器接続ダクトを接続するフランジ(3相分一括して
呼称するときは37と呼称する)、38はコイルのタッ
プとタップ切換器の間の接続リードを収容するタップ切
換器接続ダクトであり、上部タンク36と中部タンク3
4および鉄芯押さえ35は一体に接合して相毎に分割可
能に構成し、輸送時には、鉄芯は分解して梱包し、乾燥
処理されたコイルグループ1は防湿、防塵シートを被せ
て密閉包装し、上部タンク36と中部タンク34および
鉄芯押さえ35は、相毎に分割して梱包し、接続ダクト
38は個別に梱包し、それぞれ梱包した各部分は個別に
輸送し、現地にて3相分を一体に結合して組み立てられ
【0020】この構成では、タップ切換器接続ダクト3
8を別に設けたことにより、上部タ ンク34の高さが低
くなって上部タンク34の内容積が小さくなり本体の
絶縁油量が少なくなって本体重量の軽量化がはかれる。
また、上部タンク34、鉄芯押さえ35、中部タンク3
6を一体にした状態でも輸送寸法が小さくなって輸送条
件がよくなり、実施の形態1の場合よりもさらに厳しい
条件においても輸送可能となり、輸送用道路の建設費を
より低く押さえることができる。さらに、タップ切換器
接続ダクト38を別に設けたことにより、接続リードは
接続ダクト38内に収納したまま輸送できる効果も得ら
れる。
【0021】実施の形態4. 実施の形態4.は、図5に示した分割輸送形3相変圧器
の、中部タンク、鉄芯押さえ、上部タンクを相毎に分割
しないで、上部タンクは、コイルグループの相間接続す
る接続リードのみを収容するスペースとし、タップ切換
器に接続する接続リードは上部タンクの上部に別に接続
ダクトを設けた構成としたものである。図4にその構成
を示す。図4において、44は中部タンク、45は鉄芯
押さえ、46は上部タンク、47a、47b、47cは
接続ダクトフランジ、48はタップ切換器接続ダクトで
あり、上部タンク46と鉄芯押さえ45は接合して3相
一体に構成し、中部タンク44及び接続ダクト48はそ
れぞれ3相一体に構成し、輸送時には、鉄芯2は分解し
て梱包し、乾燥処理されたコイルグループ1は防湿、防
塵シートを被せて密閉包装し、上部タンク46と鉄芯押
さえ45は接合して3相一体に梱包し、中部タンク44
及び接続ダクト48はそれぞれ3相一体で梱包し、それ
ぞれ梱包した各部分は個別に輸送し、現地にて3相分を
一体に結合して3相変圧器に組み立てられる。
【0022】このように構成すると、必要容量が実施の
形態1、実施の形態2の場合よりも必要容量が小さい場
合に、中部タンク44、上部タンク46を一体としても
輸送可能な時に輸送点数を少なくする効果がある。この
場合においても、接続リードは接続ダクト48に収納し
たままで輸送することができる効果もある。
【0023】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る分割輸送形3
相変圧器は、3相のコイルグループ、鉄芯、下部タン
ク、中部タンク、鉄芯押さえ、上部タンクで構成され、
据付場所へは分割して輸送される3相変圧器であって、
中部タンクと鉄芯押さえ及び上部タンクは一体に接合し
て相毎に分割分割可能に構成したので、道路の巾が狭く
屈曲の厳しい条件であっても制限されることなく輸送可
能となる。また、建設地点までの搬入道路も建設する場
合は、輸送品の最大寸法、最大重量が小さくなっている
ので、輸送道路の建設費を低減することができる。
【0024】この発明の請求項2に係る分割輸送形3相
変圧器は、3相のコイルグループ、鉄芯、下部タンク、
中部タンク、鉄芯押さえ、上部タンクで構成され、据付
場所へは分割して輸送される3相変圧器であって、中部
タンクと鉄芯押さえは一体に接合して相毎に分割可能に
構成したので、請求項1の場合よりもさらに輸送寸法が
小さくなり、輸送ルートがより厳しい条件においても輸
送可能であり、輸送用道路の建設費をより低く抑えるこ
とができる。
【0025】この発明の請求項3に係る分割輸送形3相
変圧器は、3相のコイルグループ、鉄芯、下部タンク、
中部タンク、鉄芯押さえ、上部タンク、各コイルグルー
プのタップとタップ切換器との間の接続リードを収容す
る接続ダクトで構成され、据付場所へは分割して輸送さ
れる3相変圧器であって、上部タンクと中部タンクおよ
び鉄芯押さえは、一体に接合して相毎に分割可能に構成
し、接続ダクトは3相一体に構成したので、上部タンク
の高さが低くなって内容積が小さくなり、本体の絶縁油
量が少なくなって本体重量の軽量化がはかれるととも
に、請求項1または請求項2の場合よりも、さらに厳し
い輸送ルートの条件においても輸送可能となり、輸送用
道路の建設費をより低く押さえることができ、さらに、
コイルグループのタップとタップ切換器の間の接続リー
ドを接続ダクト内に収納したまま輸送することができ
る。
【0026】この発明の請求項4に係る分割輸送形3相
変圧器は、3相のコイルグループ、鉄芯、下部タンク、
中部タンク、鉄芯押さえ、上部タンク、各コイルグルー
プの タップとタップ切換器との間の接続リードを収容す
る接続ダクトで構成され、据付場所へは分割して輸送さ
れる3相変圧器であって、上部タンクと鉄芯押さえは接
合して3相一体に構成し、中部タンク及び接続ダクトは
それぞれ3相一体に構成したので、必要容量が小さい場
合に適用すると、中部タンク、上部タンクを3相一体と
しても輸送可能な時に輸送点数が少なくなる効果があ
り、請求項3と同様に、タップ切換器に接続する接続リ
ード収納したままで輸送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のタンクの構成図である。
【図2】 実施の形態2のタンクの構成図である。
【図3】 実施の形態3のタンクの構成図である。
【図4】 実施の形態4タンクの構成図である。
【図5】 従来の分割輸送形3相変圧器の構成を示す鳥
瞰図である。
【図6】 従来の分割輸送形3相変圧器のタンクの構成
図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c コイルグループ、2 鉄芯、 3a,3b,3c 下部タンク、4 中部タンク、5
鉄芯押さえ、 6 上部タンク、7 コイル輸送芯部材、8 防湿カバ
、9 輸送カバー、 14a,14b,14c 中部タンク、15a,15
b,15c 鉄芯押さえ、 16a,16b,16c 上部タンク、24a,24
b,24c 中部タンク、 25a,25b,25c 鉄芯押さえ、26a,26
b,26c 上部タンク、 34a,34b,34c 中部タンク、35a,35
b,35c 鉄芯押さえ、 36a,36b,36c 上部タンク、 37a,37b,37c 接続ダクトフランジ、 38 タップ切換器接続ダクト、44 中部タンク、4
5 鉄芯押さえ、 46 上部タンク、47a,47b,47c 接続ダク
トフランジ、 48 タップ切換器接続ダクト。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3相のコイルグループと、この3相のコ
    イルグループのそれぞれに鎖交して磁路を形成する鉄芯
    と、3相のそれぞれのコイルグループの下部が収容さ
    れ、上縁にフランジが設けられ、このフランジ上に上記
    鉄芯が積層載置される下部タンクと、この下部タンクの
    上部に鉄芯を包囲するように配置された中部タンクと、
    この中部タンクの上部に配置された鉄芯押さえと、この
    鉄心押さえの上部に配置され、上記3相のコイルグルー
    プ間を接続する接続リードと上記3相のコイルグループ
    の各タップとタップ切換器との間を接続するタップ接続
    リードが配置された上部タンクとからなり、据付場所へ
    は分割して輸送される分割輸送形3相変圧器において
    上記中部タンクと上記鉄芯押さえと上記上部タンクは一
    体に接合して相毎に分割可能に構成したことを特徴とす
    る分割輸送形3相変圧器。
  2. 【請求項2】 3相のコイルグループと、この3相のコ
    イルグループのそれぞれに鎖交して磁路を形成する鉄芯
    と、3相のコイルグループのそれぞれの下部が収容さ
    れ、上縁にフランジが設けられ、このフランジ上に上記
    鉄芯が積層載置される下部タンクと、この下部タンクの
    上部に鉄芯を包囲するように配置された中部タンクと、
    この中部タンクの上部に配置された鉄芯押さえと、この
    鉄心押さえの上部に配置され、上記3相のコイルグルー
    プ間を接続する接続リードと上記3相のコイルグループ
    の各タップとタップ切換器との間を接続するタップ接続
    リードが配置された上部タンクとからなり、据付場所へ
    は分割して輸送される分割輸送形3相変圧器において、
    上記中部タンクと上記鉄芯押さえは一体に接合して相毎
    に分割可能に構成し、上記上部タンクは相毎に分割可能
    に構成したことを特徴とする分割輸送形3相変圧器。
  3. 【請求項3】 3相のコイルグループと、この3相のコ
    イルグループのそれぞれに鎖交して磁路を形成する鉄芯
    と、3相のコイルグループのそれぞれの下部が収容さ
    れ、上縁にフランジが設けられ、このフランジ上に上記
    鉄芯が積層載置される下部タンクと、この下部タンクの
    上部に鉄芯を包囲するように配置された中部タンクと、
    この中部タンクの上部に配置された鉄芯押さえと、この
    鉄芯押さえの上部に配置され、上記3相のコイルグルー
    相互間を接続する接続リード配置された上部タンク
    上記3相のコイルグループの各タップとタップ切換
    器との間接続る接続リード絶縁距離を保って収容
    する接続ダクトが上記上部タンクの上部に配置され、据
    付場所へは分割して輸送される分割輸送形3相変圧器
    おいて、上記上部タンクと上記中部タンクと上記鉄芯押
    さえは一体に接合して相毎に分割可能に構成したことを
    特徴とする分割輸送形3相変圧器。
  4. 【請求項4】 3相のコイルグループと、この3相のコ
    イルグループのそれぞれに鎖交して磁路を形成する鉄芯
    と、3相のそれぞれのコイルの下部が収容され、上縁に
    フランジが設けられ、このフランジ上に上記鉄芯が積層
    載置される下部タンクと、この下部タンクの上部に鉄芯
    を包囲するように配置される中部タンクと、この中部タ
    ンクの上部に配置された鉄芯押さえと、この鉄芯押さえ
    の上部に配置され、上記3相のコイル相互間を接続する
    接続リード配置された上部タンク上記3相のコイ
    グループの各タップとタップ切換器との間接続
    接続リード絶縁距離を保って収容する接続ダクトが上
    記上部タンクの上部に配置され、据付場所へは分割して
    輸送される分割輸送形3相変圧器において上記上部タ
    ンクと上記鉄芯押さえは接合して一体に構成し、上記中
    部タンク及び上記接続ダクトはそれぞれ一体に構成した
    ことを特徴とする分割輸送形3相変圧器。
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